10 冷たい校舎村9
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― 音楽室 ―
[ころころと移り変わる音の洪水。 同じところを行ったり来たり、 かと思えば急に違う曲になったり。 多分人に聞かせるようなものじゃない感じ。 それでも俺は何も言わなかった。>>262
どれくらい聴いていたんだろう ピアノから両腕を話した暮石が こちらを向いて、目が合った。>>263
なんでそこに居るんだろう、とでも言いたげに まじまじとこちらを見つめる。 いつかを思わせるみたいな挨拶に ちょっとおかしくなって笑った。]
……どーも。
[だから俺もニヤリと笑って、いつかみたいに返す。]
(348) 2021/06/13(Sun) 13時頃
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そっちこそ。 放課後の30分はとっくに過ぎてるでしょ。 それに、来るなとは言われてないし。
[結局暮石の方から条件の撤回は無い。 俺が聞きたくならない限りは来てもいい、 そういう約束だった筈だ。 俺は壁に凭れかかったまま、彼女の方に視線を遣った。]
音、聞こえたから。 聞きたいなって思って。 ここに来ると落ち着くんだ。
[惑って逃げ出した文化祭の日、 咄嗟に音楽室に足を運ぶくらいには この時間は俺にとって静かな安堵だった。
暮石が何を思って突然弾き出したのか それは分からないけれど、―… 何も言わず寄り添ってくれる。それはずっと変わらない。]
(349) 2021/06/13(Sun) 13時頃
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俺。 暮石ちゃんのピアノが好きだから。
[ピアノを見て、彼女を見て、はじめて口に出してみる。
ずっとずっと思っていたのに、 こんなことすら今まで伝えたことがなかった。**]
(350) 2021/06/13(Sun) 13時頃
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ー 黒沢と ー
[俺も同じだよ。 死ぬなんて考えてなかったし、 痛い思いや苦しい思いしてまで 死ぬのが怖いから、騙し騙しで 消極的に生きてるだけだったよ。
でも、もしかして今まで俺が思ってたより この世界は悪いものじゃないのかもって。 もうちょっとだけ、その可能性を確かめてみたくなった。それだけ。
強い、なんて思われてること 俺には分からないけどさ。]
(354) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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[黒沢が首を横にふる。 それを見て俺はますます不思議そうな顔をした。 じゃあ帰りたいのかな、そんな風でもないなって。 ......なんていうかあんまり考えたくない、みたいな、そんな印象を受けた。
俺がその違和感を深く考える前に 手首のハンカチに気づかれてしまう。
ふざけてバカやったって知られたら 怒られるかなって思ったから 俺は悪戯した子供みたいに首を竦めて黒沢の様子を伺った。 ......こういう咄嗟にびくっとしちゃうとこは すぐに変われるもんでもないよね。]
(355) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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[でも黒沢から返ってきたのは、 ただただ心配そうな反応だった。 これはこれでちょっと申し訳ない。]
あー、平気平気。 そこまで痛いわけでもないんだー。 応急処置もしたし。
[正確にはして貰った、だけど。
笑ってひらひら手をふったけど、黒沢は半信半疑って感じだ。 かなしき日頃の行いである。 仕方ないので彼女の方に手を差し出して預け 納得するまで確認して貰うつもり。]
(356) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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ちょっと切っただけでもけっこー血って出るんだね。 リスカなんてやったことないからびっくりしちゃったよ。 死因は出血多量が多いんだとか...... 確かにこれで死ぬのは大変そうだもんな。
[黒沢が罪悪感を感じてるなんて微塵も思わず、そんなことを話したりして。**]
(357) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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― 深夜・鳩羽と ―
って、今更かよ!
[かなり前から遺書じゃね?って前提で話してたよ!>>258 ってツッコミはさておき。
鳩羽はさあ、 何だかんだ言っても面倒見良くてさ、 まあ茶化したりはするかもしれないけど、 人のマジな悩みを笑ったり嫌ったり するような奴じゃないってこと 俺、たぶんどっかで薄々分かってたよ。
分かってたけど、壁を作って線を引いた。 見て見ない振りをしてたんだ。全然強くなんかないよ。 だから今こいつが言うこと、すげーわかる。>>360]
(401) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[だから、]
それな。
[って短く相槌を打った。>>360 ああ、これもいつかの時みたいだな。]
(402) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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………… うん。
[にっと笑う鳩羽に、ありがとうの代わりに 静かに微笑んで、缶を掲げた。>>361
甘いココアとミルクティーは まだまだ子どもの味かもしれないけど 訣別の夜にはちょうどいい。]
レンっぽくないレンの話も聞かせてよ。 泣いたり怒ったりしながら、まじめな話をさ。
[俺はまたひとつ、未来の話をする。 痛くて苦しい泣きたいだけのことからも ビビって逃げ出さずに向き合えるように。
缶を傾ければ熱い液体が喉を通って 腹の奥に溜まっていく]
(403) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[そうしてもう少し幾つか、どうでもいいような話をして。 鳩羽が卒業後のことについて話す。 進路については既に聞いていたけれど、
家を出るつもり。>>364
それに少しだけ目を丸くした。 鳩羽家の親子喧嘩がどう帰着したのか、 俺は結局聞いていないんだけど、 鳩羽なりの決意なんだろうなって感じた。
良いと思うよ、距離を置いてみるのも。 実の家族だからこそ受け入れられないこととか、 離れてみてはじめて見えることだって、 きっと色々あるんだろうなって思うから。]
(404) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[ちなみに俺は親が県内の大学であれば 学費を出してくれるらしいから、 卒業後はそこに通う予定。 別にそんなんいーよ働くよって言ったんだけど 学校はちゃんと出ておけって…………
…――――親か。
反抗期で家出した鳩羽には もう少し粘ってみれば、なんて言ったけども。
自分のことについては考えたことなかったな。 もうとっくの昔に壊れてて 取り返しがつかないものだと思ってた。
でも、違ったんだろうか。分かんないや。]
(405) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[そんなことが頭に過ったのを 見透かしたように鳩羽が言うものだから。 温かく感じるのは多分ミルクティーのせいだけじゃなくて。]
あはは。頼もしいな。 その時はよろしく世話になるよ。 賑やかしは任せて。
俺、そういやちゃんとした反抗期って 迎えてない気するし。 ここらでやっとくのもありかもな。
[なんて、やっぱり調子を合わせた。 もし家出するようなことになったらさ、 今度は逆に鳩羽のことを拝む羽目になるのかね? レン大菩薩とか呼ばねば。なーんてね。*]
(406) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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ー 黒沢と ー
.....はーい。
[黒沢は怒ってないようだったけれど 柔らかく釘を刺されたような気もするので 大人しくいいこの返事をする。
手首を差し出して検分して貰えば 若干疑わしそうだった黒沢も 納得してくれたっぽかった。
俺が自分でやってたらダメ出しくらってそうだけどね! 改めて炭蔵様々である。]
(418) 2021/06/13(Sun) 18時頃
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うん、気を付けるよー。ごめんごめん。 そのへんは大丈夫、俺 そーゆータイプじゃないから。
[さっきはあんなこと言ったけど 基本的には痛いのも苦しいのも嫌だ。
こんな状況にならなかったらきっと 手首自分で切ろうと思うことなんて なかっただろうと断言できる。
なので、普通にそう返してへらへらしてたけど。 続いた言葉にはやっぱりちょっと違和感。]
(419) 2021/06/13(Sun) 18時半頃
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......そうなんだ?
[死ぬためにやるものじゃない、 かどうかなんて考えたことなかったよ。 それこそドラマで見る印象しかなかった。
黒沢の言い方はなんか、 まるで経験したことあるみたいな。]
死ぬためじゃないなら なんのためにやんの?リスカ。
[あくまで一般論として、って顔をして俺は尋ねる。**]
(420) 2021/06/13(Sun) 18時半頃
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― 音楽室 ―
[今まで言う機会がなかったのはさ。
最初にここで会ってピアノのことを聞いたとき、 暮石があんまり触れてほしくなさそうだったから。
なんであの日ピアノを弾いてたのか、 なんで隠れてピアノを弾いてるのか、 なんで少し間を開けて来た時ほっとような顔をしたのか、 なんで気紛れに声をかけてくれたのか、 俺は事情を何も知らない。
知る必要もないと思ってた。 なにか余計な言葉を差し込むことで 穏やかな空間が壊れてしまうことを恐れた。
それくらいには俺にとっても大事な時間だったんだよ。 追い返されないことにも安堵していた。 暮石はそれを知らないだろうけれど。>>376]
(448) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[今までたくさん、たくさん、 ひとにすかれるための「すきだよ」を振り撒いて 本当のことは隠す癖がついてた。
思ったことをそのまま伝えるの ずいぶん長いこと忘れてたんだ。
「すきだよ」と言って、 「 」と返して貰うこと、 それだけのことが俺にはひどく難しくて、だから。
その時の俺は柄にもなく緊張して、 手にじわっと汗をかいたりしながら、 でも視線をそらさずに暮石を見る。
音楽室に不揃いな音が鳴り響いたあと、>>378 彼女の顔がくしゃりと歪んで、泣くように笑った。>>379]
(449) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[―――………]
(450) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[暮石の声は震えていた。>>381>>383]
(451) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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―――そ、か。 そうなんだ。
[なにかずっと胸につかえていたものを 吐き出すかのように紡がれた言葉は 俺の鼓膜を震わせて、夜の空気に融ける。]
………いいね。素敵だね。
[慌ててピアノに向き直る暮石に、 ただ一言、そう零して。]
(452) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[そうして、ピアノが再び旋律を奏で始める。>>384
聞き覚えのあるメロディーは、 確か文化祭の後の月曜日、 膝を抱えて聞いたものだった。
これはきっと、俺の為に弾いてくれている曲。 そう理解したから、 音楽室の床に座り込んで、静かに耳を傾ける。
所々つっかえながら進む曲に、 ゆったりと身体でリズムを取りながら聞き入って。 曲が終わった後、ぱちぱちと手を叩いて立ち上がった。]
(453) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[良かったよ、っていつもみたいに言おうと思った。
でも、その前に暮石が話しだしたから。 俺はそれを黙って聞いて、 今度はさっきの暮石とは逆に 驚いて目を見開いた。>>385
どうして暮石のピアノが好きだったのか。 理屈じゃなくて、技術でもなくて。 からっぽな自分に嫌気がさした時 心を埋めて貰えるような気がしていた。
でも、それは俺が勝手に求めてるだけだから。 暮石が喜んでるだなんて 今まで考えたことは無くて……]
(454) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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[………そっか。
「嬉しい」と思ってくれるのか。 「俺で良かった」と言ってくれるのか。 俺の「すき」も、ちゃんと届くことがあるんだ。
その事実がただ胸の奥を揺らして、 今度は俺が泣きそうになってしまう。 眉を下げて、こくりと首を縦に振った。]
(455) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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……………うん。 俺も。好き。…だったよ、この時間が。
また来る。 また暮石ちゃんの演奏、聞かせて欲しい。 またこうして………
俺の為に、弾いてくれる?
[今じゃない、この先のどこかに。 もうひとつ、未来の約束を乗せる。*]
(456) 2021/06/13(Sun) 21時頃
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― 黒沢と ―
[あくまで一般論としてのリスカの話。>>422 黒沢の説明に俺はへえーって言いながら聞き入る。]
そーなんだ。なんかちょっと怖いな。 やらないと落ち着かなくなるとか、 そんな感じなのかな。
[歯止めが効かなくなる、って あながち間違いでもないのかもしれない。
睡眠薬がないと眠れなくなるとか、 アルコールがないと手が震えるとか そんな感じに近いんだろうか。 俺にはやっぱり想像するしかないんだけどさ]
(463) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
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……でも、 身体傷付けて安心するって、 やっぱあんまりいい状態じゃないよね。
世界の主も、そうやってすり減った心に 身体の方が耐えきれなくなっちゃったのかな。
[ある日限界を越えて死んでしまった。のか。
なんにせよ隠された黒沢の跡は俺には見えないから それ以上俺が不審に感じることは無かったと思う。 暫し会話をかわしたあとは、 別れてその場を後にしたことだろう。*]
(464) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
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― それから ―
[鳩羽と出て戻ってきた後は 毛布にくるまって比較的穏やかに時間を過ごしていた。
休憩室の炭蔵は起きていたのか 起こしてしまったのならごめんって謝って おやすみ〜って声をかけたりしただろう。>>447>>457
普段寝付きがいいはずの俺は 浅い眠りと覚醒を繰り返しながら 朝日が昇るまで毛布にくるまっていた。]
(506) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
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[はた、と目が覚めれば 同じ部屋で寝た筈の二人の姿はそこになかった。
目を擦って、コートを羽織って、休憩室の外に出る。 しんと静まり返った校舎。
ふと思いついて、 廊下に無数に貼り巡らされている写真から、 一枚剥がしてポケットに入れる。 最後に皆で撮った打ち上げの時のものだ。
静かな校舎内をぺたぺた歩いて、階段を上って3Fへ。 そこでふと、妙に寒いなってことに気付いた。 いつの間にか窓が開いていて、 外から雪が舞い込んでいる。]
(507) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
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[閉めようと窓に手をかけて、異変に気付く。 誰かが窓の外に立っている…いや、 浮いているのかなって最初は思ったんだけど。
気付けば一面雪景色みたいな 真っ白な空間の中に俺は立っていて。 すぐ近くに誰かの人影があった。
そこに居る筈なのに、よく顔は見えない。 くるくる姿形を変えるその影は 妙齢の女性のようにも、中年の男のようにも、 学生の女の子のようにも見えた。]
(508) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
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