人狼議事


2 【R18】夢見る議事の村【RP半再演】

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視点:


【人】 露店巡り シーシャ



……冗談だっつの

[やめろよその顔。
昔みたいに誂えよ、お願いだから。]

(27) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



[積み上がった洗い物をどうにかしようと台所に向かった。
それでも一人分だから大した量では無いんだけど。

あの人は物も食べず、部屋も綺麗に扱ってくれている。
合鍵すら毎日同じ場所に同じように戻している。

掃除も億劫なくらいに疲れていることが多いからとても有り難く感じているけれど、俺の痕跡ばかりが部屋に蓄積するのが、なんとも。

帰ってしまえば本当に元通りなんだよな毎年。]

(28) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



[捻る蛇口から落ちる水が、上手く流れずシンクに留まる。
ああ、排水溝は暫く掃除してなかったかもしれない。

人間見えない部分は無いもののように思えてしまう。
有るものだけが本当みたいに、意識を向ける。

特に、疲れている時は。]

(29) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


[────風鈴の音が聞こえる。
うちにそんな可愛いものがあるわけが、無いのに。]

(30) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 営利政府 トレイル



 「きっと蝉みたいなものだよ」

 「聴いてる人にとっては意味なんか無い」

 「聞いたことがあっても忘れてる」

 「ただの風物詩とか、思い出みたいなもの」

 [手を止めたそのすぐ後ろから、予兆も無く。
 囁くように言葉は響いた。]

(31) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



[振り返る暇も、意味を問う時間も無く。
インターフォンが鳴り玄関へと向かうこととなる。

締め忘れた蛇口から、静かに水が流れ続けていた。
少しづつ、少しづつ。嵩を増してゆく。]

(32) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


[うちの安マンションはオートロックなんか無い。
部屋の前までなら誰だって来られてしまう、だから透世も毎年俺の帰りを待つことが出来ていた。

覗いた先には白井真由美が立っていた。
唇を噛み締め蒼白の面持ちで、何かを決意したように眼差しだけは真っ直ぐに。]

(33) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

***

「お願い、開けて。
 私一人なの。無理に上がりこんだりもしない。
 ────ただ、聞いてほしいだけなの。」

(34) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



[震える女の声を聞いている間も、風鈴は軽やかに響き続ける。**]

(35) 2020/11/21(Sat) 19時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


[チェーンを付けてドアを開いた。
白井はそれについて文句を言うことも無く、拒まなかったことに礼を言って話を始めた。
あの後も自分達は場所を変えて話を続けたこと、俺が連絡を無視してる間もやり取りをしていて部屋はメンバーから聞いたこと。
詳しくは語らずただ事実を述べるような言い方は、こちらを刺激しないようにしているようにも思える。

あの場の唯一の女だった、大人しい性格の白井。
きっと怖かったに違いない。そんな風に思える程度には、今は冷静だった。
中に入れる気は無いし、早く帰ってほしいことに変わりはないが。]

(36) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


「今も、入井さんはいるの?」

[ちゃんと食事はしているのか、何処か母親じみている質問が幾つかされた後にその問いが落ちる。
探るみたいに部屋の奥へ視線が動いたのを見逃さなかった。身体で塞ぐようによりドアに近くなる。]

いる。でももうすぐ、帰るんじゃねーかな
だからあいつらにも安心しろって言っとけよ

[何が気に入らないのか今でも分からないけど、つまり俺とあの人が離れたらそれでいいのだろうから。
だけどやっぱり何かが噛み合わなくて、白井の表情は暗くなるばかり。]

(37) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


「……そう、いるんだ。」

[────可哀想なものを見るみたいな目。
居酒屋で見せた上須の珍しい様子を思い出させられる。]

なんだよ……
あの人と俺が一緒にいるのは、そんなに駄目なのかよ

[青戸みたいにキレてくれたらこっちも同じように声を荒げられる。
メッセージはスマホを置けば無視できる。
だけど面と向かって、ただ静かに悲しまれるとどうしたらいいのか分からなくなってくる。
そもそも、話がひたすらに噛み合わない時点で解決出来ない問題だったのだろう。]

(38) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


[彼はどんな風にあなたの部屋に来たのか
どのように毎日を過ごしているのか
二人で何をしているのか
彼の様子は昔と比べてあなたにどう映るのか

白井の様子は俺に話し合いの必要性を理解させた。そして、怒りを忘れた俺は淡々と繰り返される質問にただ答え続けるしかなかった。
なんだか、医者に病状でも聞かれているみたいで気分はあまり良くなかったけど。
多分何処かで誰かに聞いてほしい部分が、あったのかもしれない。

透世が出てきて客人と対面したのなら、語れないものもそこにはあったけれど。廊下へ続くドアは固く閉ざされ開くことは無かった。]

(39) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


「分かった。話してくれて、ありがとう。
 最後に聞きたいことがあるの。」

……なんだよ?

[だから随分と落ち着いたものだった。
その言葉にも何気なく答え、聞こうとしたのに。]

「椎谷君は何も気づかないの?
 自分でおかしいと……思わないの?」

[そう言われた瞬間、心臓を鷲掴みにされたように衝撃が走った。]

(40) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


「9年前の今月、何があったのか覚えていないの?」

[目を見開いたまま固まっている。
何も答えないことが答えというように、白井の話は続いた。]

「私、椎谷君も辛いから刺激しないべきだって言った。
 そういうのは時間を掛けて治さなきゃいけないって。
 ずっと私が、そのことについて話すのを止めてたの。
 でも駄目だよ……今の椎谷君見てられない。」

[勝手なことばかり言うな、放っておいてくれ。
そう言いたかったけど声が出ない。
逃げ出したくても足が動かない。
小さい頃はいつも助けてくれたあの人が、来てくれない。]

(41) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



「聞いて。入井さんはもう────」

[  やめろ  ]

(42) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

「────死んでる。9年前に殺されちゃったの」

(43) 2020/11/21(Sat) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



[                  ]

(44) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ



「遠く……学に行って、一人………してたんだよね」

[風鈴が煩くてよく聴こえない。]

「………出会……女の人と、……き合いを…………」

[まるで耳元から聴こえているみたいだった。]

「でも女……は、入……んの他にも……がいて」

[一体どれだけ強い風が吹いているというのか?]

「それが………良く……男の………たみたいで」

[これは本当に風鈴なのか?]

(45) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ


「……さん、監…されて……もその人に……」

[煩い。止まれ、お前も黙れ。]

「私、姉……と両親と……にお……に行って」

[これは風鈴ではない。思い出したくない。]

「そこで椎谷君……会った……だよ?」

[香る。香水ではないこの匂いは、これは。]

(46) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ



[

       線香だ。      

                     ]

(47) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ



[口元を抑えて蹲る。堪え切れずに醜い音が響いた。]

(48) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ

帰ってくれ……帰れ!

[多分白井は心配した後に謝罪し、立ち去ったのだろうが
それは俺にはもう聞こえなかった。]

(49) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ



[音色に混じり、水が滴る音が聴こえる。]

(50) 2020/11/21(Sat) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル



 「…………。」


*** 

(51) 2020/11/21(Sat) 23時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2020/11/21(Sat) 23時半頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

[そういえば、あの日以来、一度も家に帰っていない。
 まぁ、とうに死んだことにされているのだから、今更戻っても仕方ないのだけれど。]

 なぁ、お前はさ……

[自分はともかく、として。
 ヘクターは、雇い主だった”お嬢”のところに、顔を出さなくていいのか。
 あのお嬢なら、己の生家と違い、現状も受け入れてくれるのではないか。
 寝そべったまま、戯れにタトゥーに指を這わせて訊いてみる。]

(52) 2020/11/21(Sat) 23時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 …………愚問、かぁ。

[まあそう返させるだろうなという予感はあった。
 少しだけ、嬉しげに口端を持ち上げて。
 胸元に顔をうずめる。

 二度寝か、と問われたので。
 そうだ、と答えておいた。]

(53) 2020/11/21(Sat) 23時半頃

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