23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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か、貸し借りはなくなりました。 モウイイデス。
[別の意味でまともに顔を見れなくなってしまった。 両手でボールを持って顔を隠す。斜め下に向かって、吐き捨てるように。]
ちゃ、ちゃんとお礼言おうと思ってたのに!
(329) りしあ 2023/05/04(Thu) 23時半頃
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[もう、あの踊り場に行かなくても、少しずつ症状は軽くなっていくだろう。 送ろうかと問われれば頷いて、やっぱり顔は直視できなかったから、数歩後からその大きな背中に言葉を連ねる。]
ありがとう。 みんなや鮫島のおかげで、 私スケートやめなくて済みそうなんだ。 だから、死んだりしないよ。
まだ問題は山積みだけど、 そっちは"お願い"じゃなくて 自分で越えていかないと――、
[モニタの向こうでちらっと聞こえてきた、鮫島の事情と自分の類似。敢えて口にせずとも、ネットでその一端を垣間見るかも知れないし、一生知られなくてもいい。]
鮫島は、バスケが続けたいわけじゃなかったの? どっちにしろ、無事に終えられて 良かったね、お互い。
(330) りしあ 2023/05/04(Thu) 23時半頃
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そっか。 まあ、運動神経抜群の虹乃様はともかく、 沙羅にも負けてたし……?
[不調なのか練習不足か、無意識のトラウマがあるのか。 問うたところで仕方ないし、深入りはしない。]
バスケ以外にも、きっと 鮫島に向いてるもの、あるはず。
あのゲームを勝ち抜いて、 私や沙羅にとっては恩人だし、 …………。
[良かった、の言葉に篭った切実な響きを感じて、]
ありがとう。
[門前で、演技後と同じ丁寧な一礼を。 後は、別の方向に向かって走り出した。彼に貰った左脚は、VRの中と同じ速さで駆け上がる。**]
(335) りしあ 2023/05/05(Fri) 00時頃
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―― GW/桜森高校/玄関 ―― >>285
私は今日の写真、待受けにしよーっと。
[制服の三人が、前の写真ではどこかぎこちなさを残した三人が、まるで長年の親友か往年の戦友のように、曇りない笑顔で写っている。現実では、たった三時間の出来事。出遇って一か月しか経っていないはずなのに。 恐怖を煽るディティールが追加されていない分、変わらぬ廃校の壁でも加工は不要そうだ。 大事な宝物が、上書きされた。これからも、三人の写真も増えていくのだろう。]
あ、野々花と沙羅は無理にしなくてもいいよ? 好きな人の写真、待受けにしたいでしょ。
[野々花のスクショ癖は知らないし、ワカナの壁紙の件も露知らず。 何枚も撮った中で、あの時と同じようにうきうきと加筆もした。「ズッ友だよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡」とかは書かずとも、心では。鷹には翼、なんて言ってた沙羅に、VRで見た光の翼を背負わせたり。 ソロ写真ももう躊躇わない。Y字バランスから、ビールマンポジションまでサービスしてしまう(スカートだと危険がアブナイ)。 加工済を送りつけついでに、VRの中での写真も、差し障りないものは貰えるかな?]
(346) りしあ 2023/05/05(Fri) 10時半頃
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[二人と別れて、人狼に追われる脅威と絶望から、命辛々必死に逃げ出して、]
――は、 ああぁ、 はぁっ、……っ、たす、け、
[沙羅が残っていてくれたなら、>>297誰にも助けて貰えなかった手は、今度は彼女に届いただろう。恐慌と混迷のさなか、一縷の光となって。**]
―― 了 ――
(347) りしあ 2023/05/05(Fri) 10時半頃
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――11月XX日/新横浜スケート会場 選手控室――
わざわざごめんね、急な日程で。
[出場選手でごった返す一室、鏡の中の自分を確かめながら、傍らの幼馴染に詫びる。 彼女は昨晩の帰国直後から、この日のためにデザインした衣装のサイズ合わせをしてくれていた。 前シーズンと似たシルエットの衣装は、椿と情熱をイメージした華やかな花紅色。首元のチョーカーには、クルーエル社からの大粒のタンザナイト。少し伸びた髪はまた頭頂部で小さなお団子にして、半日後には枯れるだろう紅の椿の生花を飾って。]
〜〜〜〜試合じゃないのに、 めっちゃ緊張するぅ。
[足踏みしながら両頬をぺちぺち叩いては、化粧が崩れると窘められる。 何度も靴紐を結び直し、タイツに隠れた鷹羽と桜のタトゥーを押さえてスケートの神様に願掛けを。舞台用のくっきりしたルージュを小指でなぞって、準備は万端だ。]
(350) りしあ 2023/05/05(Fri) 13時半頃
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[連盟主催の公式試合ではなく、参加費を払って滑らせて貰う形式の小さな会場。観覧席も千円程度で、大抵は選手の家族や友達ばかり。応援のバナーなんて恥ずかしい規模だけれど、その分リンクから客席の顔も判別できる。]
「選手のみなさんは、練習を始めてください――」
[会場のアナウンスで、まずは六人六分間の練習。フェンスを越える瞬間、また足元から恐怖と緊張が迫り上がってくるけれど。客席に見知った顔を認めたなら、誇らしく堂々と煌めく銀刃で踏み出せる。 ――ワカナさんはちょっと、アイドルのライヴと勘違いした風体をしている。スケート観戦の定番はサイリウムでなくカイロと国旗。タオルや団扇はまあ許容範囲かな。**]
(352) りしあ 2023/05/05(Fri) 13時半頃
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――11月XX日/新横浜スケート会場――
[練習中に跳んだジャンプは、10回中10回が決まった。 自分の滑走順を待つ間、ちらちらと客席を窺って。大丈夫、と言い聞かせる。未だ全盛期には及ばずとも、彼らを魅せてその恩に報いたい。]
「プログラム3番 鷹羽虹乃 『花から花へ』――」
[コールとともに単身リンクへ飛び出して行く。嗚呼、再びこの真白い舞台の中央に立てる幸せときたら! 浴びる視線に好奇や侮蔑が混じれど、そうでない彼らの暖かな激励だけ、感じていればいい。]
(397) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[演目は勿論、『È strano Sempre libera』
スローなヴィオレッタの独唱は試合向けのプログラムではない。ただ決められたエレメンツを完璧にこなすだけだった去年よりは、ゆったりと情感たっぷりに滑りあげる。
――本当の愛は、私に不幸を齎すものなの? ――悩める心よ、どう解決すれば?
トップスピードもジャンプの高さも難易度も、拙く劣ってしまっても。恋人を想い憂う表情が、空を抱く指先が、ヴィオレッタの苦悩と欣幸を描き出す。戯れの快楽の中に、たった一つの愛を信じて。
接がれた翼で氷を蹴る。丸く広がる裳裾は、まるで一瞬椿の花が咲いたように。]
(398) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[伸びやかなスケーティングの一足一足を、彼らに捧げよう。 ダブルアクセル、 いつもモニタの向こうから見守り、今も応援してくれているワカナさんへ。 得意の片手を上げたトリプルフリップ、 LINEで励まし寄り添ってくれた野々花と、隣で支える柊へ。 スパイラルステップシークェンスから、羽搏くイーグル、 儚くも強くて、自分より相手を大事にできる沙羅と、沢山世話を焼いてくれた桐野へ。 途中サルコゥの着氷が乱れて上体が傾いても、すぐに笑顔で持ち直す。 大きく三度脚を振り上げるフライングバタフライ、 滑れない心的外傷を払拭するキッカケをくれた鮫島へ。 キャメルスピンからドーナツポジションに、 帰還後暫しの共闘を経たキルへ。
――楽しむの、そう楽しめばいい。 ――快楽の渦の中で死んでいく。
打ち拉がれても、自由を求め心を飛ばすヴィオレッタ。 自身の経験だけでなく、見守ってきた諸々も多分に含まれていた。恋する姿はいつだって、キラキラ輝いて美しい。]
(399) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[その狂おしいほどの情愛で、 焦がれる心で、 リンクの氷をも溶かさんと。]
(400) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[最後のオイラーからの三回転ループが決まれば、ホッと安堵が浮かぶ。
――その愛の鼓動は世界をときめきで満たす。 ――神秘的で、誇り高く、心に苦しみと喜びを齎すもの。
拍手の聞こえる中、ラストは跪いて椿の髪飾りを手に、今は届かぬ彼の人へ捧ぐ――。
全力で滑りきったその瞬間、周囲の音が消えてしまったかのように錯覚する。二呼吸して、動悸と興奮、目眩と疲労がどっと押し寄せてきた。 ずっと諦めきれなかったこの場所に、還ってこれた。氷の上に、熱い滴がはたはたと落ちていく。]
(401) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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[今更慄く足を引きずって、万感の想いをこめた礼を。"願い"を見届けてくれた一人一人に感謝を。 フェンスに越しに幼馴染から花束を受け取って、客席に大きく手を振った。**]
(402) りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
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ニジノは、ワカナの元へ滑り行き、ぎゅーーーーっとハグした。
りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
ニジノは、ワカナにチークtoチークもサービスサービスぅ!
りしあ 2023/05/05(Fri) 21時頃
ニジノは、ワカナから紫の薔薇の花束を受け取った(確定描写!)
りしあ 2023/05/05(Fri) 23時半頃
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――11月XX日/新横浜スケート会場――
[キス&クライでコーチと並びながら、絶頂期を下回る点数を聞き届けて。 その間もずっとずっと涙は溢れ続けた。まだ滑れる、これからも滑り続ける。折角だから、客席で応援してくれた彼らに、もっと良い演技を見て貰いたい。
三日後にはまた米国へトンボ帰りだ。その間に、会いたい人に会って、ワクワクドキドキ料理教室も? 結婚の第一報は誰かな? LINE確認が捗る。]
――――……いない。
[逃げ回っているのは自分なのだから、当然なのに。観客席に彼の顔を探して、居ないことに安堵と落胆をして、半日限定の椿の花を持て余している。 衣装とスケート靴を詰めたスーツケースをガラガラと引きながら、冷えてきた空気に身を震わせると、会場近くのベンチにそっと紅花を残していった。**]
(429) りしあ 2023/05/06(Sat) 00時頃
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