10 冷たい校舎村9
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[音に気づいたのは、その人が近くに来てからだ。 ひとみちゃん>>70の声にわたしは顔を上げる。]
ひとみ、ちゃ……。
[3年、一緒に帰ったけれど、 わたし、ひとみちゃんにこんな姿見せたことない。 こんな顔、見せたくなかった。 こんな弱々しい声、聞かせたくなかった。
だって、楽しいことだけでいいでしょう? 表面をなぞって、笑って、それだけで。
でも今のわたしに実行するだけの余裕はなくて、 そのままこちらを見るひとみちゃんと目を合わせた。 泣いてないことだけが救いだ。]
(184) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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うん、うん……分かってる、分かってるんだけど、ね。
[座った足のあちこちがちくちくする。 ちょっと切れちゃったところもあるかもしれない。 わたしは立ち上がろうとしたけれど、 地面に広がる刃物の多さに怯えて手を引っ込めた。]
こわく、なっちゃった。
[よく分からない場所に迷い込んで、 2階の窓の下が遠くて、渡り廊下から踏み出せなくて。 それでもわたしはまだ何とかなると思ってた。
九重さんの話を聞いていないから原因を知らないし、 解決策は何も浮かんでいないけれど、 それでも、いつか皆で元の世界に戻るんだと思ってた。]
(185) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[だってわたし、危険を知らない。 命を脅かされない世界で死人を気取ってた。
だからメールを送った人が無事ならいいなぁって どこか他人事で。 何かしよう>>1:597って炭蔵くんに言葉を重ねても わたしに何ができるのかなんて何にも分かってない。
王様>>35と同じ景色を見た気がしても、 結局わたしは埋もれる民衆に過ぎなかった。
わたしはぽっかり穴が空いた分余裕があるだけ。 みんな二本の腕しかないことすら気づかない。]
(186) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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ごめんね。 ひとみちゃんも平気じゃないよね。
[ひとみちゃんだって大丈夫そうには見えなかった。 わたしは両手を重ねて指を撫でるひとみちゃんを見る。]
……九重さん、ころされた、のかな。 ちゃんと、寝かせてあげないと、だよね。
[わたし、あれが人形だって気づいてない。 だってよく見る余裕がなかった。 だからわたしは躊躇する言葉を口にして、 音楽室の扉の縁に手をかけながらゆっくりと立ち上がる。
足元を見ると、白い靴下に赤い点がついていた。 すぐ血が止まるくらいの小さな傷だったのだろう。 痛みもない。]
(187) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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[犯人がいるのなら、一人でいるのは危険だ。 わたしはひとみちゃんに手を伸ばす。 未だ、カッターを拾うことはできないまま。]
わたしじゃ力不足かもしれないけど、
[わたしが思い浮かべたのは、ひとみちゃんが 忘れたくても忘れられない”人”>>1:342のこと。 疲れたんだ>>1:241って言ってた。 でも忘れられないくらい大きな存在なのかなって思う。]
一緒に、いよ。
[でもここにいるのはわたしとひとみちゃんだけ。 その”人”はいない。
だったら、 ひとみちゃんに手を差し出せるのはわたしだけだ。 わたしは未だ怯えを隠せない顔でへらりと笑った。 こんな時でも、わたしはやっぱり薄っぺらい。]*
(188) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 18時頃
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— 3F音楽室前 —
[見上げたひとみちゃん>>193の顔を汗が伝う。 それがわたしを追いかけてきたせいでないことくらいは、 わたしにだって分かった。 だって、きっと同じ気持ちだもの。 今のひとみちゃんの顔はわたしの鏡だ。]
え……にん、ぎょう?
[立ち上がって、ひとみちゃんと同じ目線の高さになって。 わたしは九重さん>>194の真実を知る。 ひとみちゃんはどこか自信がなさそうだったけれど、 その時、階下の方から声>>192が聞こえた。]
(225) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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そう、みたいだね。
[鳩羽くんだ。鳩羽くんが、九重さんを探している。 このタイミングで九重さんを呼ぶ人が、 3−10に広がる光景を知らないとは思えなかった。
いくら曇天を覗かせても、 やっぱりお日様みたいな人だと思う。 だって、確証のなかったことが彼の声のおかげで晴れた。
わたしは視線を声がした方へ向け、 改めてひとみちゃんを見つめる。]
(227) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[ひとみちゃん>>195はわたしを友達だって言う。
名前を呼び合ったらともだち? いつも一緒にいたらトモダチ? 友だちになるには、どんな条件が必要だろう。
わたしはよくそんなことを考えるんだけど、 どうしてか今のひとみちゃんの言葉はすんなり入った。]
うん……わたしも、心強いよ。
[たったひとつ、大切なものがあれば、 他には何もいらないと思っていた。 でもそれじゃいけないらしい。
だからわたしは普通であろうとして、 誤魔化して、失敗して、埋まらないものがあって。]
(228) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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ひとみちゃんがいて良かった。
[わたしは、友だちに手を差し出す。]
(229) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[ひとみちゃんの手より先に、 わたしの手のひらに何か>>197が乗った。]
お守り……?
[指の隙間から薄い青色が見える。 指を動かすと柔らかい肌触りと硬い感触。 小さくて、ちょっとデコボコで。]
ぼたん、かな。
[わたしは答え合わせみたいにひとみちゃんへ尋ねる。 ひとみちゃんだって怖いのに、 わたしが持ってていいのかなと思ったけれど、 わたしは頷いてひとみちゃんの手ごと握りしめた。]
(230) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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ありがとう。大切にするね。
[わたしはただ、そう約束した。 人形だと分かったとはいえ、九重さんの状況を見た後に 先の話をするのはまだちょっと怖かったから。 約束して、ひとみちゃんの手を引こうとする。 両手が離れた彼女の指>>70には傷が見えたはず。]
(231) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[わたしはひとみちゃんの手を引き、近くの水道へ向かう。 ひとみちゃんが嫌がらない限り、 ひとみちゃんの指先を流水に晒そうとする。 終わったら、今度はわたしがポケットに手を入れて、 ハンカチでひとみちゃんの指を包もうとした。]
使ってないやつだから、ちゃんと綺麗だよ。
[水分をとらなかったせいか、実感が薄かったからか、 使う機会がなかったのは幸運なのかも。 水で洗えたとしてもそうでなくても、 わたしは紺色のハンカチをひとみちゃんに渡す。]
お守りにはならないけど、お返し。 持ってて。
[あげる、とも、後で返して、とも言わない。]
(232) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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わたしたち、いつになっても約束しないねぇ。
[こんな時でさえ、 わたしとひとみちゃんの間に約束は生まれない。
いつもみたいにはできなかったけど、 わたしはほんの少しだけ笑うことができた。 改めて、釦と一緒にひとみちゃんの手を繋ごうとする。]
そうだねー。 今日は何の話、しよっか。
[ここは夕方の通学路じゃない。 夜の止まった校舎で、わたしたちは歩き出す。]*
(233) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[ともだちなら、名前を呼び合わなきゃいけなくて。 トモダチなら、何でも一緒にしなきゃいけなくて。
友だちにそういう決まりごとがたくさんあるなら、
ずっと、いらないって思ってた。]
(281) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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— 夜の止まった校舎で —
[わたしは隣を歩くひとみちゃんを見た。 廊下を並んで歩くことは初めてじゃなかったけれど、 こんなに遅い時間に一緒にいたことはない。
わたしは、ピアノのレッスンがあって。 ひとみちゃんは、ご両親が心配するから。
わたしたちは、違う理由でいつも早く校舎を離れた。]
痛くない?
[わたしはひとみちゃんに尋ねる。 ひとみちゃんの手には紺色のハンカチが巻かれていた。 ひとみちゃんが平気なら、わたしが繋ぐのはこっちの手。
流水に触れてきっと冷たくなっているだろう。 わたしの人より大きな手で、 釦とハンカチごとひとみちゃんの手を包むつもり。]
(282) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[大したこないってひとみちゃん>>258が言ったから、 わたしは保健室に行こうとは言わなかった。
だからわたしたちに目的地はない。 なんとなく、3階の廊下をゆっくりと歩いていく。]
雰囲気あるねぇ。
[電灯をつけているとはいえ雪夜の校舎は暗くて、 ひとみちゃんが言ったお化け屋敷>>257を彷彿とさせる。 さっきの光景を忘れた訳じゃない。 だからわたしは、ひとみちゃんが渡してくれた釦と ひとみちゃんの手を決して話そうとはしなかった。]
うん。
[ひとみちゃん>>260が口を開いて、わたしは頷いた。 前と言われてわたしが思い浮かべるのはひとつだけ。 曲が転調する前みたいにひとみちゃんの声が止まる。 わたしは大人しく続きを待った。]
(283) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[語られる話>>261は、確かに信じ難いものだったと思う。 でもわたしはすんなり受け入れることができた。]
どんな人なのかなとは思ってたから、 なんかちょっとスッキリしたかも。
[だって、わたしの中には既に その人>>342の居場所ができていたんだから。
わたしたちは間違いなく3年間一緒にいたんだなって、 そう、思った。
思ったから、わたしはひとみちゃんに笑いかける。]
(284) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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知ってたよ。
ひとみちゃんが気にかける誰かがいることも、 ひとみちゃんがよくどこかを見ていたことも。
それが繋がっていることには気づけなかったし、 誰なのかも分かんなかったし、 その……聞こうとも、してなかったから。
[謝るひとみちゃん>>262にわたしは首を横に振った。 それから、わたしの懺悔を返す。]
(285) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……わたしには譲れないものがあって、 それだけあれば他はどうでもいいと思ってたの。
あ、ひとみちゃんを蔑ろにしてた訳じゃなくてね。 その……だから、分からなくて。
わたしが、みんなとどんな距離感でいればいいのか。 ひとみちゃんの悩みごとに、何て答えたらいいのか。
わたしなんかが、踏み込んでいいのかって。
[わたしは手を握りしめる力をほんの少しだけ強めて、 手のひらに触れる釦の感触を確かめようとする。]
(286) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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楽しいことは、楽しいでしょ。 でも内に秘めたものって楽しいだけじゃない。
だったら、触れないようにしようと思った。
踏み込んで傷つけるか、 踏み込まないで関わらないなら、 後者の方がずっとラクなんじゃないかって。
わたしは、どっちでもいいから。 相手がラクな方を選びたかったの。
[ため息を吐かれるのも平気。たぶん怒られたって大丈夫。 嘘をつくのもあんまり抵抗ない。 嫌われてもいいけれど、それは相手に申し訳ないな。
わたしは別にラクじゃなくていい。 それなら、相手が一番ラクな道を選びたかった。]
(287) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……全然、上手くできなかったけどね。 だから、謝るならわたしの方だよ。
ごめんね。気づいてたのに、何もできなくて。
[わたしは、ひとみちゃんがいつも見ていた辺りを向く。 一人の時に話しかけるなら、今はいないんだろうけど。]
はじめまして。やっと、会えたね。
[疲れてしまったひとみちゃん。 忘れた方がいいのかなって考えているひとみちゃん。
わたしはその答えを渡すことはできない。 だってひとみちゃんしか、その人を見てあげられない。
わたしは視線を戻して、ひとみちゃんを見る。 わたしにも見ることのできる、友達を見る。]
(288) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……あくまでわたしは、なんだけど。 大切なものって、そう簡単に忘れられないんだよ。
だからそれでもいいんじゃないかな。 できないことはできなくてもいいの、かも。 大丈夫になったら、自然とどうにかなるの、かも。
なんか無責任かな。ごめんね。
やっぱりわたしにできることは少ないけど……、 疲れた時は呼んで。一緒にいるよ。
[心強いと言ってくれた>>195から、 わたしは少しだけ勇気を出してひとみちゃんに伝えた。 隣にいるって伝えるように、もう一度手を強く握る。]*
(289) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 23時頃
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— 3F廊下 —
[ひとみちゃん>>311の抱えたものの重さとは裏腹に、 わたしの返答は軽いものだったと思う。 ひとみちゃんの納得したような様子を耳にしながら、 わたしはわたしの考えをひとみちゃんに伝えた。]
分かるの?
[わたしとひとみちゃんはそんなに似てないと思う。 だからこそ帰り道の話にはバリエーションがあったし、 わたしはそれを悪いことなんて微塵も思ってない。
だからわたしの考えにひとみちゃん>>312が 共感してくれた時、少しだけ意外そうな顔をした。]
(330) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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重い、かぁ。確かにそうだね。 1人じゃ抱えきれないものって重いんだ。
[重くて抱えきれないから、つらい。苦しい。 「聞いてくれただけで」とひとみちゃん>>314は言う。 だからその言葉が空元気じゃないって、わたしは ひとみちゃんの本当を素直に信じることができた。]
(331) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ひとみちゃんが笑って、わたしも笑う。]
ううん、こっちこそ、だよ。 ……ありがとう。
[繋いだ手はあたたかい。]
(332) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[唯一、ひとみちゃんが自分にとって大事なもの>>313に 触れた時だけ、あまり上手く笑えなかったけど、 さっきみたいにわたしの気持ちが塞ぐことはなかった。]
確かにちょっと空いてきたねぇ。
[何ならあんなに裏返ろうとしていた胃が 空腹を訴えてきたくらいだ。 わたしは驚きながらひとみちゃん>>315の意見に頷く。
あれが九重さんの人形だとしても、 九重さん本人の安全が保証された訳じゃない。
とはいっても探すためのヒントがあるはずもなく、 わたしはひとつ提案をした。]
(333) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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じゃあ、一回教室に戻らない? みんな戻ってきてるかもしれないし、 わたし、お財布鞄の中に入れたままなの。
[あの3−10の隣に戻るのはまだ少し怖いけど、 わたしたちが最初にいた場所はあそこにしかない。
教室なら情報も得られるかもしれないし、 泊まる準備に自分たちの荷物はあった方がいい。 食事を購買で賄うとしたら、お財布はやっぱり必須だ。]
ひとみちゃんはどうする?
[わたしは隣を歩くひとみちゃんを見た。 ひとみちゃんが抱えているものは何も解決していない。 それでもひとみちゃんはこうしてちゃんと立っている。
だから、だろうか。わたしは口を開いた。]
(334) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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……もし、もしさ。 ここからみんな戻れたら、また一緒に帰ろうね。
それ、で、その時、もしよかっ、たら、 、わたしの話……も、聞いてほしい、な。
[なんて不恰好だろう。 わたしのお願いする声はぐちゃぐちゃだった。
今、言えたらいいんだけど、ひとみちゃんみたいに 誰かに打ち明ける勇気がまだ持てない。
だから初めて、 わたしはひとみちゃんに約束を持ちかける。 ひとみちゃんが渡してくれたぼたんの代わりに、 何の変哲もないハンカチを差し出したみたいに。]
(335) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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もしもう平気になってたとしても、 笑い話みたいに聞いてね。
……わたしも、ね。 ひとみちゃんとの帰り道、すっごく楽しかったんだよ。
[だから、ね。って。 約束を無理強いするつもりはないから、 それ以上押すつもりはない。]
(336) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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[ため息が聞こえる。 カッターの数は増えて、ひとみちゃんがそうしたように、 小石よろしく蹴飛ばせそう。
これが何を意味するのかはっきりしないけど、 メールの誰かも抱えきれない重さに苦しんでいるのかな。
——まだ、何も解決してない。 わたしは気を引き締めて、階段へ向かおうとした。]*
(337) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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