23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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―― カフェ『BLOSSOM』 ――
[お疲れ様の掛け声とともに、 プラスチックカップとグラスとが音を立てた。 全員タピオカミルクティーが始めてって、 現代ではちょっと、だいぶ 珍しいことなのじゃないかしら?と思いつつ、 わたしも吸い出すのに苦労したりしつつ]
本当に良かった…… 沙羅のことも、ニジノのことも。 ……みんなのおかげ、だね。
[参加者全員のことを思い浮かべて]
(247) azure_blue 2023/05/04(Thu) 01時頃
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ところで、ニジノと沙羅の制服姿とっても可愛い…! VRでもわたしたちは制服だったけれど、 ニジノは違ったから、新鮮、ね。
[わたしの制服は、然程VRのアバターと変わりがない。 オレンジのパーカーを除けば、 グレーのブレザーにチェックのスカート。 制服で集まろうという提案をしてくれたニジノと沙羅は とてもGJだと思っている *]
(248) azure_blue 2023/05/04(Thu) 01時頃
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―― カフェ『BLOSSOM』 ――
沙羅はそのままって言ってたけど、 VRの頃よりは、ちょっと肌艶がいい気がする?
最終日まで頑張ってくれてね、 モニタで見てたけど、小さいのに すごく強くて格好良かったよー。
[可愛いは言わずもがな。一時は命の心配もあっただけに、ふへへ、と気の抜けた笑いが漏れる。こうして三人また笑い合える時間がくるとは思えなくて、不安で、待受け画像を持ち出す方法を模索したりもした。]
願いごとが、ほとんど叶っちゃったな。
野々花は、最後モニタでちらっと見たけど、 ……やっぱりアバターとあまり印象は変わらないかも。
[人見知りを告白し合った同士。壁からお互い窺い合って、こうして衒い無く話せることが嬉しくて仕方ない。]
(249) りしあ 2023/05/04(Thu) 01時頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
けほっ。 けふっ……!
[頑張って吸ったら、勢いよくタピオカを吸い込んでしまい、咽た。]
……うん。野々花もニジノも、 心配してくれてありがとう。
[そうして、制服の話>>248には。]
うん。ニジノの制服、新鮮。 とっても可愛いし、ポニテも似合ってる。 野々花はVRとあまり変わらないけれど、 変わらず可愛い。
(250) doubt 2023/05/04(Thu) 01時頃
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……そういえば。
[ニジノの胸元に視線を向け。*]
――……本当に、削っていたのね。
(251) doubt 2023/05/04(Thu) 01時頃
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そういえば、制服着たの、実はほぼ初めてかも。 入学式以降ずっと練習着だし、怪我してからは 通学できてないし……。沙羅もそんな感じ?
これからも多分着ないから、 今日限りの貴重スナップかもねー。
……思ったより胸が窮屈。
[胸元にある校章の刺繍が、大分撓んで原型を留めていない。]
(252) りしあ 2023/05/04(Thu) 01時頃
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ニジノは、サラに、また触って確かめてみる? と首を傾げた。
りしあ 2023/05/04(Thu) 01時頃
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[拡げた両手の中に、サラが収まって来る。 VRの時よりもこちらの背が少し高いので、 少し屈んでも彼女の顔が遠く感じる。 後ろ髪を撫でながら、ぽつりと話した。]
またここで一緒に過ごせる日が来るとは 思わなかったな…。
……覚えてる?
ここで、ほら、
[え? と彼女が真っ赤な顔をあげたら、 そのまま顎を上に向かせて、 返事を塞ぐように唇を落とした。]*
(253) steel 2023/05/04(Thu) 01時頃
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―― カフェ『BLOSSOM』 ――
[VR内での命の危険や、リアルの身の危険から逃れ 3人で過ごせる穏やかな時間を享受している。 印象は変わらないと言われて>>249少し照れたり、 沙羅の言葉に、沙羅もかわいいわって返したり。>>250 そして、]
…――そう。それ……っ!!
[「本当に削っていたのね」に、とてもとても頷く。>>251]
運動とかプロテインで 少し、補強されたりするのかしら…? …そういう問題じゃない……?
[真剣な眼差し。 コンプレックスを抱くようなことは何もないけれど 女子としては色々と気になってしまう部位なので。*]
(254) azure_blue 2023/05/04(Thu) 01時頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
[ニジノ>>249には。]
やっぱり、アバターにも少し、 病気が反映されていたのかしら?
ありがとう。 でも、沢山頑張ってくれたのは、 火浦さん、鮫島さんと、玲だわ。
[玲、と名前を口にしたら、なんだか胸がほわっとして。 そんな事でも、嬉し気に眉が下がってしまうなんて。重症だわ。]
[ニジノの笑い声に、私もふふっと笑いを重ねて。]
うん。私もGW明けから復学する事になって、 この制服着たの、初めてなの。
(255) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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[そうして、ニジノの撓んだ校章の刺繍を見つめる。 触ってみる?とうながされたので、ふわっと触れてみて。*]
これが本物! でもVRの時と違いない! 凄いわねVR……!
(256) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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いやむしろこればっかりは、 本当にジャンプ跳ぶのに邪魔だから、 成長しなくていいんだけど、 なんでこうなったんだろ??
[筋肉質な手足とチグハグで、真剣に困った顔で胸元に手を当てる。]
もっと本気で鍛えれば 胸板みたいになるかもだけど、 ますます男子選手と間違われそう、 舞台映え的な問題が云々〜。
[>>3:+59たわわに実った魅惑の谷間は、あの頃より迫力を増していて。 キャーと擽ったそうな声を上げながらも、沙羅のされるがまま。触られたがりは変わらずだ。]
VRはすごかった。 脚が治るのもすごすぎた。 別の意味でクルーエル社ヤバイ。
(257) りしあ 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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─ 桜森高校リアル・音楽室 ─
[玲が両腕を広げて、私がその中へ飛び込み、優しく頭を撫でてもらう。 それはVRの中で、幾度も繰り返した事だけれど。 現実の身長差の分、VRの時よりも、少し顔の距離は遠く。]
[覚えてる?と問われて、え?と、顔をあげたら>>253。 上を向かされた顔。唇を塞がれて。
顔だけではなくて、全身が熱を持った様に感じる。 心臓が、酷く煩くて。 玲の学ランを、ぎゅって、握った。*]
(258) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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ちょっと、変な感じがする、から。
って、うわ。
[なんだこれ、ヤバ。 今まで感じたことない、こう、何かが引き絞られるようなのに、 つい、それで腰が動いた]
あや、ちょっと、ツラいけど、やめなくて、いいーーッ?
[いつのまにか自分ガン立ちじゃねぇか。 自身の下腹部確認して、 熱い息を吐く。
くっそ、これ。
我慢しようとすると、蘇って、 なお、いたたまれなくなると、**
(*91) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
[野々花>>254の同意も重なって、私と野々花の視線はニジノ(の胸元?)へ。]
そっか……。 たしかに、競技には邪魔よね。
でも胸がなくても、男子には間違われないわよ。 ニジノは綺麗だもの、身体の線も含めて。
[しゅっとしまっていて、でも女性らしい曲線があって。 ニジノもその身体も、とても綺麗だと思う。]
(259) doubt 2023/05/04(Thu) 02時頃
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ッ、 ────…………
[揺れる腰と、焦ったみたいな声に、瞬間煽られる。 止めていた指を何度か往復させてから引き抜いた。まだるっこしくて雑にずり下ろしただけのスウェットパンツから自身を取り出して、辛うじて残っていた理性でスキンの封を噛み破る。
掴んだ膝を強引に割って、真っ直ぐに宛てがう、先端が音を濡らす。]
キル、
[一言だけ掛けて、返事は待たずに圧し拓いた。]*
(*92) jps 2023/05/04(Thu) 02時頃
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[クルーエル社の話には。]
ね。神様の所業じゃないかしら。 どんな技術なんだろう……。
それにね、私も、余命僅かだったのが、 急に治ったら、騒がれると思ったのに。 何も起こらなくて。 病院にも手が回っているのかも。
クルーエル社、触るなキケン、ね。
(260) doubt 2023/05/04(Thu) 02時頃
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綺麗だなんて。照れる。ありがと。
[前までは躍起になって否定していただろう賛辞も、多少は素直に受け止められるように成長した。相手が女子ならまだ大丈夫。]
"願い"で、私の胸を3カップ分くらい 沙羅に移せば良かったのか……!?
[底の方に溜ってしまったタピオカを、スプーンで救出しながら。野々花も欲しい? 触る? なんて軽口を。 此方の主治医も、訝りつつも追及はしてこなかったので、裏で何があったやら――沙羅と顔を見合わせる。]
(261) りしあ 2023/05/04(Thu) 02時頃
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そうだーついでに私のカラダの秘密を聞いてよ。 アメリカに行くのもあるけどさ、 タトゥー刺れてみたんだよね。
[ちらりと膝丈のスカートを捲って見せる。 左の内腿、大分際どいところ――かつては傷と切開で赤い蚯蚓腫れがあった箇所に、小さく鷹の羽根と桜の絵。]
この脚はみんなからの 贈り物みたいなモンだからさ、 シルシが欲しかったんだよねー。
ジャンプを跳ぶたびに、 みんなに感謝するよ。
[だから試合は見に来てね、と満面の笑み。 色々盛り上がった後は、待受け写真を撮り直しに、桜森高校へ向かおう。**]
(262) りしあ 2023/05/04(Thu) 02時頃
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[>>258 サラの手が学ランの裾を握って来る。 彼女の心臓の音がはっきり聞こえる事に 今は安堵を覚えていた。生きてる。
……しばらく、今までの全部詰め込んだような 長い長いキスをしていた。
やっと唇を離すと、また髪を撫でて 潤んだ眼を見つめる。]
……ここで初めて君と出逢って、
色々あった、よね。
[もう一度軽く唇を重ねて、 今度はすぐに離して、 紅潮した彼女の頬を撫でた。]
(263) steel 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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[ここは初めてサラを抱いた場所だった。 彼女の様子からも、きっと思い出しているのだろう。
……今は、胸の中にいる彼女をまた抱きたい、と はっきり自覚していたが。 今は敢えて、身体を離して。 もう一度、優しく髪を梳くように撫でる。]
……実は結構、練習したんだ。 このピアノ、VRと同じで調律がいまいちだけど… 聴いてくれる?
[そう言うと、ピアノ椅子に座り鍵盤に向き直って。 以前よりも慣れた指先で弾き始めた。
───"孤独の中の神の祝福"。]*
(264) steel 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
3カップ……。 でもこの体型で胸だけ大きいと、 バランス悪いかも……? 残念だけど、諦めるわ……。
[底に残ってしまったタピオカを吸い上げたら、また失敗して咽た。 ニジノ>>261に倣って、スプーンで掬ってぱくり。]
(265) doubt 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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[それから、ニジノのカラダの秘密>>262、タトゥーを見て。]
わー! かっこいい! とても、素敵ね!!
[鷹の羽根と桜と共に、ジャンプを跳ぶニジノの姿を想像して。]
うん。絶対に観に行くわ!
[両手を合わせ、笑む。 そうして暫く会話を楽しんだ後、待ち受け写真を撮りに、桜森高校へ。*]
(266) doubt 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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―― カフェ『BLOSSOM』 ――
[クルーエル社の人知を超えた力については、 わたし自身の身に実感がないために、 二人の会話に口を挟まずに聞いていた。
神様の所業。その通りだと思う。 ただ、深入りしようとすれば危険だと 本能が警鐘を鳴らすから、 『触らぬ神に祟りなし』――かもしれない。 静かに、3種のベリーのパンケーキにナイフを入れる。 甘くて美味しい。
触る?>>261と問われたのには、 少し頬を染めて首を横に振ったけれど、 欲しい?との問いには、微かに頷いてしまった。]
(267) azure_blue 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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タトゥー?
[スカートを捲る仕草には少し、 同性ながらドキッとしたけれども。 ニジノの示す箇所に鷹の羽と桜をみとめれば]
わ、格好いい……! ……ニジノのジャンプの度に、 桜の中を鷹が跳び舞い上がるのね。素敵。 ……――見に行くわ、絶対。
[ニジノの綺麗な笑みに、微笑みを返す。 食事と談笑が一段落したら、 高校の方に連れ立って向かうのだろう**]
(268) azure_blue 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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ラプター ニジノは、メモを貼った。
りしあ 2023/05/04(Thu) 02時半頃
ノッカは、桐野先輩にまたハッシュタグ付いちゃう **
azure_blue 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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─ 桜森高校リアル・音楽室 ─
[長い長い、キスを受けて。 心臓の早鐘の音が煩くて、頭がじんじんして、涙が滲んだ。
唇が離れると、瞼を持ち上げて、見上げる様に見つめる。]
……っ。
[色々あった>>263、に返事をしようとしたけれど。 もう一度軽く重なる唇を受け。 頬を撫でてくれる、心地良い手は、瞼を閉じて受け止めて。]
(269) doubt 2023/05/04(Thu) 03時頃
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[ピアノの椅子に座った玲が、聴いてくれる?>>264と問うのには、聴きたい、と頷く。
曲は何だろう。 練習したという事は、出会った時に弾いていた、『エリーゼのために』ではないのだろうけど。]
[音が鳴り、奏でられた旋律は、『孤独の中の神の祝福』。]
――……ありがとう。
[ぽつりと呟くと。 瞼を閉じて、その旋律に耳を澄ませ。]
[やがて演奏が終わったなら、大好き、と。 それは演奏に対してか、玲に対してか、そう言って。 少し涙目で、貴方に抱き着く事でしょう。*]
(270) doubt 2023/05/04(Thu) 03時頃
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─ 夕暮れの帰り道・河原で ─
[しばらく桜森高校で過ごした後、 ふたたび自転車に2人乗りで、帰路についた。
夕陽が川の水面に反射してキラキラ光っている。 こうしていると、本当に サラと一緒の学校に通っているようで。 なんとも言えず嬉しくなった。]
……楽しかったねー。 ちょっと遠いけど、また来れたらいいな。
[後部席の彼女に話しかける。 しがみついて来る小さな手が愛しくて、 ずっとこのまま居られたらいいな、と、思った。]*
(271) steel 2023/05/04(Thu) 03時頃
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─ 夕暮れの帰り道・河原で ─
[再び自転車に二人乗りで、帰路につく。
廃校も、夕暮れの空も、VRの中でも見たけれど。 先程居た校舎も、夕陽の茜色も、水面に反射する煌めきも。 頬に、髪に感じる風も、今は全て、現実のもの。]
[そして、この背の温もりも。
VRの中では、幾度も交わしていたけれど。 ――……先程交わしたファーストキスも、現実のもので。]
[赤い頬、指先でそっと、自身の唇に触れ。]
……うん。また、いつか。
[また>>271に頷いて。 再びその背に、頭を、身を預けた。**]
(272) doubt 2023/05/04(Thu) 03時半頃
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─ 翌日・都内某所 ─
[昼過ぎだったか夕刻に差し掛かっていたか、立ち寄ったショップで型落ちのスマートフォンを契約する。キャリアは何処でも構わなかったが、ロゴカラーに気を引かれてアルファベット二文字のところを選んだ。
充電サービスのある珈琲スタンドでフリーのWi-Fiに繋ぐ。 何より真っ先に、ひとつの電話番号を登録した。指先で一度、そっとその表示をなぞる。]
…………。
[瞼を閉じれば、赤の名残。胸を刺す喪失感はこの先も消えはしないだろうけれど、薄れてはいくんだろう。きっと。
幾つかのアプリを落としたり削除したりして、落ち着いた頃に2件のLINEを送った。]
(273) jps 2023/05/04(Thu) 10時半頃
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・・・・ッ
[煽ったつもりなんか、なかったけれど、 ヤツの空気が明らかに変わったから、 背筋、冷たいものが走りつつも、 息を荒げて、その支度を見遣る。
それから、自分の腕で自分の目を塞いだ。 それくらい、許されるだろう?]
あ・・ぐ、ぅ
[名前呼ばれた後、ギチギチと宛てがわれ、鮫島の質量押し込められる。 息があがる。痛いというより、怖い。 なるべく腹の力を抜く。 息をゆっくりしようとしてたけど、 実際は哀れな喘ぎにしか聞こえないか]
(*93) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 11時頃
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