人狼議事


17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から

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視点:


調律師 ミケは、メモを貼った。

2022/03/07(Mon) 20時頃


【人】 調律師 ミケ

 

[ 目の前の人と話しながら >>1:174
  もしもここに万年筆があったら
  先程の手紙には何とお返事するのだろうな、
  私はそんなふうに考える。

  私の世界では、
  文字は万年筆で書くものではなかった
  専用の装置を身につければ
  頭に浮かんだ文字を、手紙として書くことができた

  それでも大切な手紙を書く時には、
  万年筆を使って腰を据えて書くのが常だ。 ]

 

(75) 2022/03/08(Tue) 09時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

[ お気に入りの色があった。
  枯れること無い深い、深い、常緑。
  私は、今もあの緑を夢見て、
  この世界で、漂い続けている。 **]

 

(76) 2022/03/08(Tue) 09時半頃

調律師 ミケは、メモを貼った。

2022/03/08(Tue) 09時半頃


【人】 調律師 ミケ

 

[ 私は目の前のひとの、
  心の内側には気づけないから。
  だからその違和感の理由にもきづけない。

  そのひとはおれ≠ニ言った >>161
  そのひとはきみ≠ニ言った

  だけど

  このひとは僕≠ニ言う >>87
  このひとはあなた≠ニ言う

  きみの想うかっこいい口調はともかくとして
  きみの口調は数秒で、ほら。変わった。 ]

 

(96) 2022/03/08(Tue) 15時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

[ どうしてなんだ?と聞くより先に、
  きみは、きみの中で結論を出して>>91
  正反対の言葉を紡いで、去ろうとしている>>93 ]

 

(97) 2022/03/08(Tue) 15時半頃

【人】 調律師 ミケ

 


 待って、


[ 呼び止めてしまって、
  だけど、続く言葉はすぐに出てこないから
  だからその数秒の間に、また。
  きみが結論を出して、去ってしまうなら
  今度こそ、引き止められない。

  だけど、きみが、
  ………いいや、きみの言葉に倣うなら、

         
       そうあなた≠ェ、
       そこにいて、くれるなら。 ]
 

(98) 2022/03/08(Tue) 15時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

 あなた≠フ。
  好きな宙の色は、何色だった?

  ………きみ≠フ。
  好きな宙の色は、何色だった?


[ 重ねて聞いたこと、
  変に思われるなら、それでいいんだ。
  だけど何かが響いて、また。
  あなたに、きみに、その声が届くなら。

  違和感の理由に、触れたい、って
  どこかで思ってしまったのは。
  私が他ならぬお節介で、
  掌の中にこんなに温かい手紙が、あったから。 **]
 

(99) 2022/03/08(Tue) 15時半頃

調律師 ミケは、メモを貼った。

2022/03/08(Tue) 15時半頃


調律師 ミケは、メモを貼った。

2022/03/08(Tue) 16時頃


【人】 調律師 ミケ

 
[ お節介が重ねたふたり分の言葉に、
  真摯に向き合うあなた≠ゥら、
  ひとり分の返事が、返ってくる。>>136

  夕焼けの色、星の宙になる前の
  真っ赤な空の色。
  誰かの笑う顔に似たような色。

  ─── それは、
  きっと太陽を知っている人の色。
  繰り返す朝と夜を、知っている人の色。 ]
 

(166) 2022/03/08(Tue) 23時頃

【人】 調律師 ミケ

 

 素敵ないろで、笑うんだな。


[ そう呟いた声は、
  言葉と言葉の間に挟むことはできたか。
  もしできなくても、まあ、構わない。 ]
 

(167) 2022/03/08(Tue) 23時頃

【人】 調律師 ミケ

 
[ そして 私は、聞く。
  これは、まだ見ぬ未来のことを。
  訪れるかもわからない、いつかのことを。
  あなたと、交わしておく約束。>>138 ]


 ああ。必ず。
 必ず手紙を書くよ。


[ それはさよならなんかよりも
  ずっと、ずっと、力強く。
  あなたの目を、あなたの奥にある誰かの目を。
  私は、見つめて、告げるんだ。 ]
 

(168) 2022/03/08(Tue) 23時頃

【人】 調律師 ミケ

 

[ 例えばあなたと同じドアをくぐれたら。
  私は誰か≠ノそれを聞くのは容易かっただろう
  あなたが寝起きするのを見守って、
  いつか誰かが目覚める日を、心待ちにして。

  だけど、そうはきっといかないから。
  あなたと私は、同じ世界へは帰れないから。 ]

 

(169) 2022/03/08(Tue) 23時頃

【人】 調律師 ミケ

 


 ……さよなら。
 どうか、元気で。


[ だからもう、呼び止めない。
  名前も交わさなかった、見知らぬ誰か。

  だけど、忘れない。
  私は、忘れないために、
  あなたの背中をただ、じっと見つめていただろう **]
 

(170) 2022/03/08(Tue) 23時頃

【人】 調律師 ミケ

 
[ エフェメラームにはもう、太陽はない。
  かつてそこにあったはずの巨大な天体は、
  星の軌道が変わって随分遠くへと行ってしまった。

  代わりに天に輝き続けるのは
  禍々しい、白くて無機質な光だけ。
  誰かが犯した罪の、残骸。

  そこに朝も昼も夜もなく、
  無機質な光は、光を与えてくれる代償に
  エフェメラームの生命を
  今もなお、吸い取り続けている。 ]
 

(189) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

[ だから、そうだな
  私は、空を′ゥていた。

  ドームの上の深く暗い宙の色ではなく、
  朝が訪れることを疑わない、陽を知る夜の色>>112
  私の手の中に残る、一通の手紙を、見ていた。 ]

 

(190) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 


[ 手紙を、書きたいと思った ]


 

(191) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 
[ 書きたい、と願えば現れるのがこの世界だ。
  ドームに突如出現したのは、
  私の部屋に残してきた、古い書き物机。

  それから、私がいくら探しても見つけられなかった
  あの時と同じ美しい緑のインク≠ニ万年筆だった
  私にとって、とても大切な色だった。 ]


 ああ…


[ これが、手元にあったなら。
  あの常緑の森に住む小さな友だちにも、
  きっと喜んでもらえる手紙が、書けたのに ]
 

(192) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

 前略、扉のこちら側から


 『 あなたの目には、何が見えていましたか 』

  そう、綴ってくれた、誰かへ。


 

(193) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  ずっと忘れていたことがあった。
  夜の次には朝が来ること。
  太陽の陽を浴びて、星は輝くこと。
  太陽が眠れば、暗い夜が訪れること。

  あなたのような美しい星空色が
  空に瞬き続けていること。

  そんな当たり前のことすら失われて
  私は、空を見ることも忘れていたんだ。

 

(194) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  私の目には、
  美しい空が、見えていたよ。

  朝が来て、昼が来て、夕方が来て、夜が来る
  そんな当たり前の空を見ていた。

  陽を遮るように枝葉を伸ばした緑が
  朝露に濡れ、きらきらと輝く様を見ていた。

 

(195) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  いつしか地面ばかり見るようになっていた
  空の色が変わらなくなったから

  空の色を見なかったふりをして、
  星を飛び出し、いろんな世界を飛び回った
  もちろん太陽がない星だってあったから
  いつしか、空の本当の色を忘れてしまった

 

(196) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  それでも思い出したんだ
  私の世界にも、美しい空があったこと
  それを、今日は思い出すことができた

  扉のこちら側で
  久しぶりに、ひとと話をしたんだ

  美しい空みたいに表情を変える女の子
  夕焼け空が好きだと言った男の子

  そして、あなたからの手紙を受け取って
  私は、思い出すことができたよ

  私は空を、見ることが好きだったということ
  だからあなたの手紙に答えるなら、こうだ

 

(197) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  『 私の目には美しい空が見えていたよ 』

 

(198) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

  だからどうか
  あなたにも美しい空が映っていますように。

  私は扉の向こう側へ、
  また、空を見に行こうと思うよ。


              フーデリア 拝


 

(199) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

【人】 調律師 ミケ

 

[ それに何かを見る目≠ェないなんて
  私は知るよしもないから。

  だけど、美しい緑色のインクで書いた手紙は
  乾く前のインクが朝露のように
  きらきら、きらきらと輝いた。

  そこには家の名前もなんにも関係ない、
  私だけの名前を、添えて。

 
      ─── そして、いまここにあった
      万年筆やインクとともに、
      跡形もなく、消えていくのだろう。 **]

 

(200) 2022/03/08(Tue) 23時半頃

調律師 ミケは、メモを貼った。

2022/03/08(Tue) 23時半頃


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