14 冷たい校舎村10
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[ 星が綺麗だった。 今ならば誰も己を知らない場所に行けそうだと思った ]
(*0) 2021/11/07(Sun) 00時頃
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私は、 この世界に立ち続けることに疲れてしまいました。
せめて何も壊さないように生きる。 それだけでよかったのに、それもきっと叶わない。
ひとつだけ、文化祭をちゃんとやれたことの思い出さえあれば、 飛んでいけると思います。
ごめんなさい、それから、ありがとう
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(1) 2021/11/07(Sun) 00時頃
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[そんなメールが一斉に届くのは、 ほら、きっと、もうすぐ*]
(2) 2021/11/07(Sun) 00時頃
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── 午前8時50分の教室/非日常への遷移 ――
[チャイムが鳴る。 そりゃあそうだ。もうそういう時間なのだから。 古香路子との職員室での話し合いをやめたのも、>>0:601 彼女が時計を見てそういう時間が近いと判断したから。
どのみち教室に行くのは確定事項だったけどね。 みんなに説明する必要はあると頷いてたから。
……ともかく緊急事態だ。 普通の日常であれば、 チャイムの音を区切りにして、 どんな話題が飛び交っていようとまずは席に着くように促すのが河合和歌奈ではあったけれど、 ……鳴り響くチャイムの音を前に、 とっさにどうしようと思っていた]
(136) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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[なぜなら、そう。 チャイムの音なんて放っておいて帰ろうなんて、 この場の雰囲気をざっくりと壊すことなんて、できない。 できるはずがない。
……何でこんなことを考えてるんだろう。 頭の痛い話だ]
(137) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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[それからしばらくして、自分の席に腰掛けたまま。 肘を机についた片手で頭を押さえているのが和歌奈の現状であった。
圏外であったはずのスマホを震わせて届いたメッセージ、 明確に五感を震わせてくる非日常。 これまで体験してきたものにさらに上乗せをされた形。
現実感がない、まったくその通りだ。>>48]
これ……のことは、 いたずらだったらいいけど……。
[ちらりとスマホを見た。 届いたばかりのメッセージ。 どことなくほの暗いその文面に対し、 周りが見せた反応は様々だったことを思い浮かべる]
(138) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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…………。
[ふと、思い出すことがあった。 いつぞやの不知火真梛行方不明事件のことだ。 探しに行く女子たちとは別に、和歌奈はというと、 もしかしたら入れ違いで戻ってくることがあるかもしれないから、と、 準備を進めていた教室に残ることを選んでいた。
そうして、そわそわしながら待っていた。
普通にクラスメイトを案じる行為のひとつとしてそれは妥当であると思っていた。 車椅子の少女というカテゴリー分けのない、ただの不知火真梛を。
あの時はなりふり構わず探しに行くという選択肢が浮かんでいなかった。 今も……そうだね、河合和歌奈は落ち着いている]
(139) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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[だから落ち着いて、教室を出ていく面々を見送るままになっていたし]
それがいいと思う。 何か見つけたらさ、夏見ちゃんみたいに黒板に書いておけば、>>110 わかりやすいしみんな見てくれると思う。
[手分けして処理することを提案し、 彼なりの宛てを求めて、 教室を出ていく墨鳥>>122>>123にも前向きな言葉を返したつもりだ。 前向きすなわち肯定、という、それだけのことだが]
(140) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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…………私はここにいる。 みんなもここにいるよ。 固い殻の中に閉じこもっちゃえば、みんな一緒だ。
(*1) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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…………。
[そうして粗方の面々が出ていった教室で、 密やかにため息をついた。 正直に言うと、こどもじみた好奇心に踊らされて、 今にも飛びだしたいという気持ちはある。 文化祭は楽しかったからね。
ところで残っている面子のひとりであるところの日食虎次郎はというと、 窓にぴったりと手をついて外を見ている。 かと思えば助けを求めるようにガラスを叩いている。 それから鍵を回そうとして――ん?
教室の窓、夏頃から立て付けが悪くなって開かなくなったとはいえ、>>0:478 鍵くらいは動くはずだったのに。 今はぴくりとも動かない。 和歌奈が触れてみてもそうだった。 見えない力に押さえられているみたい――というのは考えすぎか]
(141) 2021/11/07(Sun) 18時頃
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……ふうん。 石頭くんよ、これについてどう思うかな?
私はねえ、まったくもって訳が分からないと思うけど。
[日食虎次郎は訊こうと思う間もなく駆け出して行ったため、 和歌奈は別のクラスメイトに話を振った。>>110 意味もなく触れてみる窓ガラスはやはり冷たい*]
(142) 2021/11/07(Sun) 18時半頃
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[ 忘れることなかれ、 己が壊してしまったものを。 その取り返しのつかなさを** ]
(143) 2021/11/07(Sun) 18時半頃
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―― 回想・文化祭当日 ――
うひゃー……。
[予想以上の賑わいに語彙を失くしてしまった。 いや、それ以前にもずいぶんと語彙を失くすことが多かった。 なぜなら可愛いが溢れてたからね。
我らが会計の後押しもあって全員猫耳(あるいみは猫の着ぐるみ)計画は実現したわけだが。 それはもう頬を緩ませながら男子も女子も撮影した。 需要はここにあった。まあお客さんのウケもよかったのではないだろうか。
喫茶店のメニューも、>>0:516 委員長のおねだりに応えて可愛くできた……と思う。 見やすさを大事にしながら商品の写真の周りをシールでデコったり。 そのメニューの一部をコピーしてチラシに流用して、 宣伝にゃんたちや広告塔には持たせた。和歌奈自身も配って回った]
(228) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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あっ、時間だ…… 部活の方行くからあとはよろしくにゃー!
[当日のお昼どき。 そんなことを言いながら教室を抜け出した。 エプロンは脱いだが猫耳はうっかりつけたままだったため、 天文部の面々には大いにツッコまれた]
(230) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[望月高校の2F、自習室と銘打たれた空き教室のひとつ。 そこが天文部に割り当てられた場所だった。 お昼のわずかな時間の間に、 ゆるーく皆既月食撮影の成果を発表するだけだった場所は、 適度に暗いロマンチックな場所に早変わり。 和歌奈はというとお客さんの案内を担当していた。
教室の後ろの方の扉の傍で「お帰りはこちらからどうぞー」などと言ってた時に。 古香路子が出てくるのを見た。明らかにひとりとわかる。 駆け寄る彼女に手を振った。>>0:584]
(232) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[無邪気な顔で綺麗だった、とプラネタリウムを褒める彼女を前に、>>0:585 和歌奈もへにゃりと笑った]
そう言ってくれるとやった甲斐があるってものよー、 って……、なんでもぉ?
[面食らった後ふいにへっへっへ、とあやしい笑い声をあげる]
じゃあ今度期間限定のフラペチーノ奢ってちょうだい、 って言っちゃうよ? もう言っちゃったけど。
[全身で嬉しさとありがたさを表現しようとしている彼女からのハグを、和歌奈は受け入れた。
それから、文化祭の日を境に、呼び方を改めた。 ただの委員長呼びから、「古香ちゃん」へと*]
(233) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[河合和歌奈は自分とみんなとの間に無意識のうちに線を引く。 それが呼び方にも現れる。 自分とみんなは違う生き物なのだから。
誰にも優しくはするけれど、 誰のことも本気で好きにならない。 私にはその資格はない。
だけどね、みんなのことは私なりに好きだった*]
(236) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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―― 現在・3-1教室 ――
[修理代という言葉がぽん、と浮いたように聞こえる。 現実味がない状況の中で、 それはあまりにもリアルな言葉だった。>>155
とはいえガラスは割れず窓はびくともしない。 河合和歌奈と石頭幣太郎、2名が確認済。>>156]
……意見は保留ってことか。>>157 別にいいよ。何せ情報が少なすぎる。
[あっけらかんとそう言って頷くと、>>157 他に意見がある人を探すかのように辺りを見回した。 見事に学級委員の代理めいたことをしている]
(251) 2021/11/08(Mon) 00時頃
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え、平塚ちゃん。 割ってみる、って、危なくない?
[教室に残っていたもうひとり、 平塚莉希が手荒い手段に出ることが予想できれば、>>176>>177 とっさに声が出た。――が、強く止めはしなかった。 和歌奈としても割れるか割れないかをこの目で見たかった、というのもある。 最大の味方は修理費の心配がないということ。>>189
かくして振り上げられた椅子は勢いよく窓に叩きつけられた。>>249 それでも窓はびくともしないものだから、 思わず目をみはった]
(254) 2021/11/08(Mon) 00時頃
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……、どうしたものかな。 他の教室の窓も割れるかひとつずつ確かめてみる……のは、 文字通り骨が折れかねないし。誰がやってもきっと。
[美味しそうな香りは絶えず鼻腔をくすぐっている。 そんな状況をバックに、窓を割るべく椅子を振り上げて回る己の姿を想像した。 ……ちっとも笑えなかった。
それよりもホラー的な対処方法を考えたらいいんだろうか。 うーむと呟いて腕を組む*]
(271) 2021/11/08(Mon) 00時半頃
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―― 回想・不知火ちゃんとの関係 ――
だいじょうぶ、このくらい負担にならないって。 目玉焼き以外はどこからでもかかってきなさいって話よ。
[卵料理の分担の話。>>49>>50>>51 確かにこの世には卵を潰して作る料理の方が圧倒的に多い。 スクランブルエッグにふわふわのオムライスもそうだ。 ……しかし卵が綺麗に割れないことを微妙にコンプレックスに感じているだけあって、 ドヤ顔はすぐに苦笑に変わった]
(304) 2021/11/08(Mon) 02時頃
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……不知火ちゃんは優しいなあ。
[“私なんかと違って” 浮かんだ言葉を試作メニューの一口ごと飲み込んだ。 確かに美味しかったけど、ざらりとした苦みが一瞬混ざってすぐ消える。
貴女が真っ直ぐ距離を詰めてくるものだから、 同じ分だけ心の距離を離すに離しきれなかったことを、 この世界の中で河合和歌奈だけが知っている]
(305) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[あの時の姿と同じくらいに記憶に焼き付いて離れないのが、 いつかの帰り道に見た、後ろ姿だった]
(306) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[和歌奈は不知火真梛が徒歩(と言うには語弊がある)で登下校するのを見たことがない。 いつも車で送り迎えをされている。 だから帰り道でたまたま、信号待ちをする姿を見かけた時は、 最初は「珍しい……」なんて思ってたのに、だんだんその後ろ姿が心もとないように見えてきて、 思わず声をかけていた>>263]
どうしたの? もう信号青になってるよ。
[その時和歌奈の手にはコンビニの袋がぶら下がっていた。 中身は季節限定のスイーツ。 空は清々しく晴れていた>>37]
初めてだねえ、こういうの。
[こういうの=帰り道で言葉を交わすこと。 何気ない呟きもからっとしたものだった。 それが不知火真梛にとっての“悪いこと”につながっているとは知らず*]
(309) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[後ろ姿が、今も記憶に焼き付いて離れない]
(310) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[二週間に一度、夕方にお洒落をして家を出て、 父が帰ってくる前にはさりげなく帰宅する。 そんな母の後ろ姿を、小学校四年生の河合和歌奈だけが見ていた。
「どこに行くの?」と訊ねれば、 「習い事。でもお父さんにはナイショね」と返ってきた。 和歌奈は典型的なお母さんっ子ではあったから、 それを律儀に守っていた。 そうしてだんだんしだいに、ナイショにしておかないと何かが壊れてしまう予感を、 胸の中で膨らませていた]
(311) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[何度も何度も母の後ろ姿を見送った末、 ナイショをやめて父に話してしまったのは、 ナイショは悪いことだからいけない、という、 ちゃちな正義感に動かされたわけではない。
ただ、試してみたかったのだ。 何かが壊れてしまう予感が、ほんものかどうか。
ナイショのことを知った父は母をナイショで調べ、 母が別の男の人のところにナイショで通っているのを知った。 その後テレビの向こう側みたいに家族は荒れて、まっぷたつになった]
(312) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[そうして母は、河合和歌奈の人生の物語から退場した。 最後に見たのはただ去り行く後ろ姿だった。
涙はこぼれなかった。 両親が争っている間じゅう、泣けはしないくせに、心は奇妙なかたちに揺れていた。 争いから目を背けて顔を覆いながらも、口元は奇妙に上がっていたのを、 この世界の中で河合和歌奈だけが知っていた。
大切なものを壊してしまったのに泣けないなんて。 私はおかしくなってしまったんだろうか?**]
(313) 2021/11/08(Mon) 02時半頃
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[ホラー確定の状況にはおあつらえ向きなことに、 窓の外はどんどんと暗くなっていく。 何せ12月の陽は短い。
分かりやすくフラグを立てている人は、 今のところいないようだけれど―――なんてね]
(345) 2021/11/08(Mon) 20時半頃
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―― 現在・3-1教室/可能性提示の時間 ――
んー、……お芝居の台本に似てるか。
[ホラーにしろミステリーにしろドラマチックな内容だったのかな、 と、平塚莉希の言葉を聞いて、腕組みのまま俯く。>>299 じゃあその詳しい内容がヒントになるんだろうか。 などと思っていると、ふいに、まったくちがうことが頭に浮かんできた]
……あ。 今の状況に似たお話、私も本で読んだことあったわ。 本は本でも、なんかオカルトっぽいやつだったけど。 部室にそういう雑誌があってさ。UFOの話も載ってる。
[何年前だよってくらい古い雑誌だ。 それでも今の部員にも需要があるのか、捨てられずに残っている。 けっこう面白かったから、記憶に残ってたわけだ]
(346) 2021/11/08(Mon) 20時半頃
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