人狼議事


23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。

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【人】 超心理学会 ヒイラギ

  ―カプセル内ー

[>>#0 何度目かのチャイムはモニタ越しに聞いた。

勝利者が願いを伝える声。>>0>>1>>2
無慈悲な機械音に、>>#10
失敗した……? 思わず目を細めたが

>>#13 旧世紀のRPGを彷彿させる場違いなジングルと。]


  ……っ


[小指の先に走る痛みで、
願いが成されたことを知る。]

(47) yunamagi 2023/04/30(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


  
  運、て、また随分曖昧な……、
    でも、上手くいったんだね
      …………皆、お疲れ様。


[幾らかの運を失った玲に、今度アイスでも奢ろう
なぜかそんな気分を抱きながら

安心したように微笑んで、再び目を閉じた。*]
 

(48) yunamagi 2023/04/30(Sun) 23時半頃

ヒイラギは、どこかに向けて手を振った

yunamagi 2023/05/01(Mon) 00時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―外の世界―

[黒塗りの車で連れていかれた先の病院は、
組織の息のかかった場所だったのだろう。
不調の理由を問われることも
保険証の提出すら求められることもなく、
一通りの検査が行われて。

翌日には、退院した。
空を見上げる。]


  ……特に感動はないなあ。


[時間にすればわずか一日ぶりに見る本物の空は、
VRのものと、さほど出来栄えに
差があるように思えなかった。]
  

(80) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …………。


[交換した連絡先を自前のスマホに登録して
メッセージ入力画面を開いた。
もう自由に出現/消失することもかなわない。
仮想の数日間ですっかり慣れてしまったから
不便に感じる。

けれど、すぐにこの現実にも慣れるのだろう。]
 

(81) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




     『 🐈 』


 

(82) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
[反対向きのものがあればいいのに。
思いながらスタンプをひとつと。]


  『 皆、元気だった? 』

  『 僕は病院で調べてもらったけど
      何ともなかったよ 』

  『 野々花が落ち着いたら会おう 』


            [―――――― それから。]
 

(83) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  『 大事なことをいいそびれていて、 』

  『 写真とか、出掛けたりとかは
       勿論一緒にしたいんだけど 』


[迷う指先は、今になって躊躇う心が
あったのでなくて、]


   『 えぇと…… 』
   
      『 僕とつきあってください 』


[直接会っていうべきなのでは? 
と逡巡したからだ。]
 

(84) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[――――送信。
肩掛けバッグをかけ直して
まだ春の気配が残る街並みに向けて歩き出す。

自身の奥底に沈む痛みの記憶は
きっと、これから何度となくぶり返すだろうけど。

道すがら街角のゴミ箱に、
受付でもらった琥珀のルースとパンフを放り投げて、
進む足取りに迷いはない。
それから、新しいスマホを手に入れるために
真っ直ぐ店の中へ入った。**]
 
 

(85) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[とにかくカメラ性能の高い機種を。
告げて、機種変更の間、店内を見るともなく眺める。

少し落ち着かない様子なのは、
店に入る前の着信が原因だ。>>91]


  『 勿論。 』


[幸い、今いる所と野々花の自宅はそう遠くなかった。
待ち合わせ場所に近くの駅、時間は二時間後を指定して。
逸る気持ちと微かな緊張で、時間の流れが
早いのか遅いのかすら判別がつかない。]
 

(104) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[キャリアショップを出てからも暫く間があった。
近くの店を幾つか見て廻り、時間を潰す。
ショーウインドウに映る姿は、あちらに居た時とは
髪色と眸の色の彩度が少々落ちる。
その程度の差異だ。]


  …………。


[自身を通し"彼女"の姿を覗く。消えることのない"彼女"。
不思議と、胸が痛むことはなかった。
現実ではたった数時間の出来事を経ただけで。
"―――― 僕の全てだったのに。"

痛まない心臓 は、
しかし喜ぶべきことなんだろう。]
 

(105) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  でも、少し寂しいね。


[青空を仰ぐ。作り物ではない空。
早く野々花と会いたかった。]
 

(106) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[約束の時間が近づいてくる。
何度目かの、到着のアナウンス。
この電車に彼女は乗っているだろうか。
それとも次の?

ホームを慌てて降りてはいないだろうか。
階段を駆ける足、転ばないように気をつけて欲しい。

呼吸。
息を弾ませる彼女を想像して。
改札を出てくる野々花を待ち受ける。

あともう少し。―――― あと。]
 

(107) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ―――――― 野々花。



[そうしたら、二人で空を見よう。
仮想世界で見た青空があんなに美しく映ったのは
彼女が傍にいたからだということを
"僕は既に知っていた。"**]
 

(108) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

ヒイラギは、ゆっくりで大丈夫だよ**

yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  え、あ、わ ……っ、


[>>119 筋力には自信がない。
しかし、飛び込むような勢いで駆け寄る野々花を
抱きとめることはできた。少しよろけてしまったが。

踏みとどまって、見上げる彼女の眸と目を合わせる。
本物の彼女。
滲んだ、空き込まれそうな眸。
こんなに綺麗な目をしていたんだ。
みるみるうちに、溢れる涙。]
 

(123) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[涙の意味はわかっている。
自分も同じ気持ちだったから。

しかし、喜びのものとはわかっても、
しとど濡れる紅潮した頬に。
涙雑じり、途切れ途切れの声に。
嬉しさを唱え、自分の名を呼ぶ。彼女の―――― 。

逸る。気づけば強く抱きしめていた。]
 

(124) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ――――――――――――……。



[行き交う人の合間。
彼女を抱きしめたまま、
零れる涙の筋を辿るように唇を寄せた。

頬を流れる雫は彼女の唇をも濡らすから、
これ以上、零れ落ちてしまわないように。

掬う。温かい湿り。]
 
          
 

(125) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



           [BGM代わりの騒めき は
               ひどく遠くて。

             心臓の音のほうがずっと
                  近く強く響く。]

 

(126) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[暫くして、ゆっくりと離れた。]



  ……前にも、泣かせちゃったよね。
  あの時、一人にして後悔した。


[あの廃校の、2年の教室で。
壁越しで過ごした夜のこと。]


     もう離れたくないと思った。  
       うん、これからよろしく。好きだよ。**


 

(127) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[赤く染まる彼女の目許。
原因が流した涙ではないと分かるから、
微笑んで見つめることができた。

背景と化していた世界に音が戻ってきても、
彼女の声はひときわ、柊の耳と心を打つ。]


  うん、時間なら大丈夫。
  じゃあ公園デートしよう。


[あの廃校でも手を引かれたことがあったな、
思い出しながら頷く。
控えめで、可愛らしいのに芯が強い、
そんな彼女に惹かれたのだと再発見する気持ちで。]
 

(140) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[公園。天気もよく、木々と緑をそよがせる風も心地よい。
桜は葉を残すのみだったが、ハナミズキは
仄かに色づいた花を咲かせている。]


  天気いいね。あ、そうだこれ。
  さっき野々花待ってる間、雑貨屋で買ったんだ。


[対になった猫のキーホルダーを取り出す。
それぞれ左右別を向いている猫の片方を差し出した。]


  ……ちょっと僕が使うには
  可愛らしすぎる気もしたけど。

 
[少しバツが悪そうに肩を竦めて。]
 

(141) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[それから、買ったばかりの携帯で写真撮影。

花咲く木の下で、花壇の前で、噴水の横で。
お互いを写したり、寄り添って一緒に取ったり
通り過ぎる人を呼び止めて撮ってもらったり。

少しはしゃぎ過ぎたかもしれない。]


  休もうか。


[買った飲み物を手渡して、ベンチに座った。]
 

(142) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  ………… 可愛いな。


[撮った写真を真剣な顔で確認しながら、
しみじみと感想を零す。隣にいる本人に目を向けて 
可愛い、ともう一度、真面目な顔で頷いた。]


  野々花はこれからどうするの?
  あ、今日の予定とかじゃなく……今後の話、

  学校に通う?


[卒業認定書はもらっても、彼女はまだ二年生だ。
現実に帰還した彼女の行き先を尋ねる。**]  
 

(143) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[柔らかな午後の日差しが彼女を照らす。
まるで絵画のようだ。
葉と木々のシルエットが描き出す複雑な陰影の中で。
彼女の揺れる髪を、はためく服を、
まろい輪郭を、
徐々に寛いでいく野々花を
目の眩むような思いで眺めていた。]


  うん、お揃い。
  喜んでくれてよかった。


[彼女のことだからきっと喜んでくれるだろう
そんな予感はあったが、想像以上の反応に

特に高価な品でもないのだ―― 少し気恥ずかしく、
しかしそれ以上に嬉しくなる。]
 

(152) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  あ、共有アルバム作ればいいね。
  あとでやっとく。
  ね、この表情、すごくかわいい。


[くすくすと笑いながらの、
紛れもない幸福な時間。

失ったと思っていたもの。]
 

(153) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[学校に通うという彼女の声に、
しばらく耳を傾けてから頷いた。]

  
  そっか、うん、それならよかった。
  ………… まだ辛いだろうけど、
  野々花ならきっと、乗り越えられると思う。

  何かあったら、なくても、
  いつでも僕を頼ってほしいな。
  新しくできた友人たちも。


[仮想世界で出来た友達。学校での友人。
"誰かの妹"ではない、真っ直ぐな強さを備えた
七瀬野々花なら。
いつの日か、乗り越えることができるという
予感があった。]
 

(154) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …… 僕は取り立てて
  やりたいことはないんだけど。
  

[今後を問う野々花に、首を少し傾けて
思案する顔になる。]


  でも、大学に進学はするつもり。
  来年に向けて予備校通おうと思って。

  玲とか勉強できそうだから
  教えてもらおうかな。


[最後は冗談めかして笑った。**]
 

(155) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―公園―

[>>171 頭良い上にピアノ弾けて、
好きな子の願いまで叶えてあげるって、
本当、凄い男なんだよな、
彼との約束を思い返しながら頷いて。]


  理系だったよ。
  興味持てそうな分野が理系の方が、
  多そうだったから、

  と、教師にはいったけど、
  コイントスして適当に決めた。


[正直に返答。
呆れられなけばよいが、ちらと野々花の様子を窺う。]
 

(196) yunamagi 2023/05/03(Wed) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  野々花は?
  

[学力にあまり差がなければ
同じ大学に通えるだろうか、そんな期待を抱きつつ
尋ねた。**]
 

(197) yunamagi 2023/05/03(Wed) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[>>198 本当に。
目を丸くする野々花に、]


  得意不得意な科目がないだけ。
  成績は特に優秀じゃなかったよ。


[真面目に勉強すれば
点数を取ることは可能だと思うが、
良い成績を取ることに興味が持てずにいた。

ずっと努力を続けてきた彼女を前にすると
若干心苦しくはある。]
 

(205) yunamagi 2023/05/03(Wed) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  あ、僕も、
  野々花と大学一緒だったらいいなって、今。
  希望学部は別になるだろうけど、
  僕は理学部か情報学部辺りで考えてるから……、

  一緒に通学して、歩いて、学食で食べたり……
  っと、同じこと言ってるね。ふふ。


[口にした自身の希望は、殆ど
野々花の言葉を繰り返す形になっていた。
おかしくて、笑い声を漏らす。]
 

(206) yunamagi 2023/05/03(Wed) 14時半頃

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