18 星間回遊オテル・デカダン
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アルクビエレは、低反発ハロ枕に顔を埋めて、すややか。*
jinro_coqua 2022/05/19(Thu) 00時半頃
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― 4日目・朝 ―
[連行されるアルクビエレは、落ち着いた様子だった。 抵抗も狼狽もせず、まるでわかっていたかのように淡々と歩き、無表情で示されたポッドを見た。
声はなかった。]
(*3) jinro_coqua 2022/05/20(Fri) 07時頃
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[何故この船を選んだのかと言えば、以前下見に来たからだ。 この船の金持ち達ごと取り込んでしまえば、教団の信者も資金も増やせる。こどもたちも、殖やすことができる。
そもそも、何故、船だったのかと言えば。
方舟、が欲しかったのかもしれなかった。 我々が乗ってもいい方舟が。
そうして最後に乗ることになったのが、この小さなポッドだ。 アメーバを凍え殺すための、死の舟だ。]
(*4) jinro_coqua 2022/05/20(Fri) 07時頃
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[一瞬、全身がぞくりと泡立つ感覚を覚えた。 念話を遮断しておいてよかった。 彼らに死の予感、なんてものを伝えたくはなかった。
エフは覚悟ができていたようだけれど、まだ若いミツボシは、本来なら守ってやらなければならなかった。血肉を分けたこどもたちでなくとも、同じ本能と衝動を持つ同胞として。
そうできなかったことは、心残りと言えばそうかもしれなかった。 頼まれた供養ができなかったことも。
けれど、後悔には至らない。 この身に先がないことをわかっているから。]
(*5) jinro_coqua 2022/05/20(Fri) 07時半頃
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[見続けた夢は、こどもたちに託された。
アルクビエレは結局、人に寄り添うことなどできてはいなかった。 彼の思う"救い"は他にとっての救いではなく、その傲慢と薄情のために、或いは単に危険生物と銘打たれた種であるが故に、その命は終わった。
彼のこどもたちとその家族がどんな運命を辿るのか。 その中のひとりでも、楽園へ辿り着けたのか。 彼に理解できなかったあらゆることを、 理解するに至る者が現れたのか。
それはこの先の、別の物語。 故にここで終わるのは、ただ一匹のアメーバの物語でしかない。**]
(*6) jinro_coqua 2022/05/20(Fri) 07時半頃
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