10 冷たい校舎村9
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──校舎からの帰還:お見舞い編──
おはよう、黒沢
[ あの日≠ゥら数日後。 俺は今、フルーツが山盛り入った籠を手にして、 黒沢の病室へ訪れていた。 あの校舎から出る直前に話していた、 一つ目の我儘を叶える為だった。>>5:259 三人で手を繋いで、共に昇降口を出てからは、 俺は自分のベッドで目が覚めた。 窓の外にはあの大雪の気配は残っていないし、 まるで夢のような出来事だったものの、 スマホに届いていた九重のメッセージから、 現実に起きていたことだったと悟る。 ]
(7) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃
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[ 家の中に父親はやはりいなくて、 あの日はタクシーで病院まで駆けつけていた。
病院に辿り着けば、あの校舎の中に招待された ほとんどのメンバーが集まっていた。 その中に相棒の姿を見つけたのなら、 片手を挙げて意思疎通を図ろうとした。
そして、俺が到着して少ししてからだろうか。 黒沢が一命をとりとめたことを知るのは。 けれど、その日の内に会える筈もなく、 俺たちは解散していったんだったか。 ]
(8) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃
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……どうだ、前髪似合うか?
[ 今は長かった前髪も、 目にかからない程度に切り揃えられ、 綺麗に斜めへと流されている。 これなら、子供っぽくはない筈だ。 前髪を弄りながら、校舎の中で問うたのと同じように 黒沢の評価を求めていた。 これは二度目のわがままだったろう?>>5:260 ]
(9) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃
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調子の方は? それから、他のわがままは何か思いついたか?
[ まだ、ベッドの上だろうか。 傍にある椅子に許可なく腰かけながら、 黒沢へ笑いかける表情がよく見えるだろう。 *]
(10) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃
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── お見舞い ──
退屈してるだろうと思ってな
[ あの時と同じ言葉で迎えるから、>>13 俺の眉毛はハの字を描いて垂れ下がる。 でも、ここは音楽室なんかじゃない。
綺麗な折り目のついた白いシーツに視線が移る。 黒沢の腕に繋がる傍らの点滴が、 ぽたぽたと時間の流れを告げていた。 ]
(137) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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[ 前髪のこと。 その質問に対しても同じ台詞を言う。>>15
実は俺、流行には疎いから、 これまでの前髪だって美容師チョイスで、 今回の流した前髪も美容師チョイスだ。 ……俺が注文したら、きっとあの校舎の中で 子供っぽい髪型になっていただろう。
でも、これで、 完璧を取り繕うための皮がひとつ剥がれてしまった。 案外、表情にでやすいんだ。俺は。 それにあんまり、見られることに慣れていない。 自分から尋ねた所為でもあるが、 そんな風に真っすぐにそう見られると、 気恥ずかしくなって視線を逸らしてしまう。 ]
(138) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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それはよかった
[ 淡々とした言葉。 けれど、照れていることはバレてしまうだろうな。 ]
(139) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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[ それから、俺の持つ籠に視線が釘付けの黒沢に>>16 何か間違っていたんだろうかと少しだけ不安になる。 もしかして、苦手なフルーツが入っていたとか? 見舞いの品としては間違っていない筈、だ。
しかし、それを尋ねる前に 俺から尋ねたことに黒沢は律儀に答えてくれる。>>17 ]
ぼーっとしているだけじゃあ、 痛みに集中してしまうだろ。 何か気を紛らわせるものでもあればいいが…──
(140) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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左手のリハビリには俺も付き合うよ 何がよさそうか調べておく
[ 長袖の制服に隠されていない、 包帯の巻かれた左手首が見える。>>17
自業自得と繰り返す黒沢の言葉には首を振って、 掴むことのできなかったその左手首の上へ 静かに、掌を重ねる。 ]
(141) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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フルーツが嫌いなのかと思ってしまっていたよ ……リハビリの為に、剝いてもいいんだぞ?
それで、話って?
[ 何でもわがままを聞いていたら、 いつかは黒沢が傲慢なお姫様にでもなってしまわないか 俺は少しだけ不安にもなる。
りんごを手に取り、ナイフに手を伸ばしたところで、 黒沢に渡すのにはやや躊躇いが生じて、 結局自分でりんごを剝き始めながら、話を聞こう。
話したいことがあれば、どんな内容でも、 何時間でも聞いてやるさ。** ]
(142) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃
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── 帰還後・病院 鳩羽と ──
[ 黒沢の意識が戻ったと、俺たちに知らされて 少ししてからのことだったと思う。
まだ解散となる前、待合室でのこと。 鳩羽に声をかけられて、伝えられる言葉。>>12 俺の前髪で隠されたまんまの眸は、 少し驚いたように丸みを帯びて、 それから薄く微笑むように変わっていた。
きっと、見えないだろうけど。 ]
(143) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃
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約束、果たせたと思うか?
[ なんて、校舎の中での約束を問う。>>4:316 どうだろうか、俺は少しでも役に立てたのだろうか?
連れて帰ることができたのは、 暮石の力が全面にあるような気がして、 そんなことを知るはずもない鳩羽に尋ねている。 ]
(144) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃
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[ 俺たちは全員で明日≠迎えることができる。 喜ばしくて、素晴らしいことでもある。
ただ、俺たちには共通の先延ばし案件があって、 これからはそれに向かわなければならないのだが、 ]
鳩羽は、解決策は見つかったか?
[ 何度も繰り返した問答だ。>>4:188 きっと詳細を語らなくてもわかるだろう?
もしも、少しでも答えに近づけたのなら ぜひ俺にも教えて欲しいと思う。** ]
(145) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃
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── 帰還後・病院 向井と ──
[ それとこれは、暫くみんなと過ごし 黒沢の帰還への喜びの余韻が抜けないまま さあ、解散だ。となる直前のこと。
場所は、病院の入口だった。 ルールを守りながらも此方へ近づく姿。>>51 名前を呼ばれて、振り返った。 ]
ああ、ただいま ……俺も、黒沢と共に帰って来れてよかったよ
(156) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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[ 確かに此処は家の中ではないが、 そんなに細かいことは気にしないさ。
人間ってやつはどうにも居場所を求めたがる。 けれど、居場所はひとつじゃなくてもいいよな。 俺もそう思うよ、向井。
例えばこの、向井の隣ってやつも、 ひとつの居場所、帰る場所ってこともある。 だから、この挨拶は間違ってなんかいなかった。 ]
(157) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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[ それから、俺が帰ってくるまでの間、 向井が過ごしていた時の話を聞いた。>>53 ]
……そうか、 俺は黒沢とたくさん話をしたよ それから、暮石のピアノも聞いたな ご期待に沿えていたようなら、それはよかった
[ 番代の名前が出れば、>>53 少しだけ俺の心残りのひとつが浮かび息を吐く。
けれど、俺も俺のことを伝えよう。 黒沢の悩みまでを話すことはしないが、 何を見て、何を聞いて、何を知ったのか。 ]
(158) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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[ それから、向井が真っすぐに俺を見詰めてくる。>>54 女子相手でもないので、照れて視線を逸らすなど することもなく、前髪の下から見つめ返していた。 ]
……これでいいのだろうかと、悩んだよ。 どれが答えなんだろうかと、迷いもした。
黒沢の作った世界の中で、 俺はずっと手探りで歩き続けていたように思う
これまでは自信をもって選べた答えも、 あの世界の中じゃ、 確信のないままに選択することになったよ
[ 向井が笑うから、俺も笑い返す。 ]
(159) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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どうやら俺も生きづらかったらしい
[ 炭蔵祐駕は人間だった。 だから、悩みも迷いも不安にもなる。
自分の中の規則通りに選択するだけが、 どうやら人生ではないみたいだ。 曖昧なまま進むことは、俺も苦手分野なんだ。 言葉にしてしまえば、認めてしまうものだろう。 けれど、認めてしまってもいいと思えるようになった ]
(160) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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[ 幅広い思考を持つようになると、 きっと俺の心はきっと弱くなるんだろうな。
誰かに期待されることも、 枠づけされることもすべて、 重荷に感じるようになってしまうかもしれない。
向井をラクさせるっていう約束も、>>3:419 いつかは俺の首を絞める行為になるかもしれない。 もしもそうなってしまった時は、 少しだけ弱音を吐かせてもらうことにするよ。
───…「俺にもラクをさせてくれ」ってな。 ]
(161) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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でも、黒沢の世界のおかげで、 俺も少しでも成長できたような気がするよ
[ 枠の中に囚われたままの完璧なこどもじゃなくて、 未来ある発展途上のこどもになれるだろうか?
いや、まだ先は遠い。 俺が目指すゴールにたどり着くには、 もう少し時間がかかりそうだ。** ]
(162) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃
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── 病院・鳩羽 ──
[ 鳩羽なら、そう言ってくれる気がしていた。>>163 ]
だな、……ありがとう
[ 12時間眠っていられるほど、神経図太くはないし たった一日で人格が変わるようなこと、 人間だったらそう簡単に起きやしない。
だから俺は、きっと鳩羽の中では 変わらない俺のままでいて、昨日も俺のままだった。
でも、俺がここに居られるのって 鳩羽と埃の中で誇り≠受け渡し合ったおかげだ。 黒沢と向き合えたのだって、そう。 お前の言葉があったから、頑張れたんだ。 だから、俺にもお礼を言わせてくれ。>>166 ]
(330) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃
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[ 校舎の中からは、確かに居なくなったけど、 俺の中にはちゃんと鳩羽が居た。……と思う。 ]
(331) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃
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[ それから、「解決策」の話。
鳩羽が教えてくれるソレは、>>168 お互いの事情を深く知りはしなくても、 俺たちふたりとも幸せな家族を取り戻したい、 そんな男子高校生の苦悩だってことが分かる。>>169
ただ、家庭の事情はまるっきり同じじゃなくて、 父親像も抱く思いも異なるから。>>170 この解決策が俺にも通用するかどうかは、>>172 やってみないと分からない。 ]
そうか、鳩羽は答えを出せたんだな 家族から離れる、か……
(332) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃
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[ 俺が信じてきた父親は、不倫なんてものをして これはどうしようもなく不誠実なことだ。 例え、父が誘惑された側だったとしても、 自宅であんな行為に及ぶのはもっての外だろ。
けれど、俺が納得いかないのは、 告発をした俺が何故責め立てられるのか、 ただそれに対する答えがやっぱり見つからない。
俺は母親のように見て見ぬふりはできないし、 せめて母が父に対して声をあげてくれていたら。 俺も少しは、受け入れられたんだろうか。 この、現状を。 ]
(333) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃
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[ どれだけ考えても、この問題へ答えはでない。 けれど、信じられなくなった父親から生まれた自分が あやふやになってしまっていたことに関しては、 少しだけ、認められるようになってきたと思う。
これは「昨日」までみんなと過ごしたおかげ。 地に爪先くらいはつけただろう。 ]
大丈夫だ、鳩羽の心が死ぬ前に 俺がお前の家の家事くらい手伝ってやるさ
[ 自宅で家事などをしている姿は想像しがたい。 俺は思いっきり笑いながら、鳩羽の肩を小突いた。** ]
(334) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃
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── 病院・向井 ──
[ そうだな、あと一歩遅ければ。>>196 俺が何でもないような当然の顔で、 タクシーに乗っている姿もみれただろうな。
──… けど、向井は間に合ったよ。ちゃんと。
お互いの話を伝えている中で、 「よかった」と言われても、>>197 俺には意味なんてやっぱり伝わらない。 深爪仲間にしか分かり合えない何かがあるんだろう。 とりあえず、ピアノの演奏を聴けた俺は ラッキーだったに違いない。 ]
(379) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[ 二度目の「よかった」は、>>198 どうやら俺にも意味の伝わる内容のようだ。 期待に沿えたようで、よかったよ。 ]
まだまだ問題は山積みだがな
[ なんて、溜息を吐いたりもする。
一番望んだ形で帰って来れたとしても、 黒沢の言っていたように、向き合うべきことがある。 死んでラクになる機会を失って、、 これから、息苦しくても生き続けなきゃいけない。 それが本当に正解だったのか。 引き止めたしまった責任として、 俺は、この目で確かめないといけない。 ───と、思っている。 ]
(380) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[ 悩みや、迷い。 俺の語る言葉を 向井はただ静かに聞いてくれている。>>199
ただ、「生きづらかった」と言えば、 さすがに意外だったんだろうか?>>200 でも、少しの間の後に紡がれる言葉たちは、 決して俺を否定するようなものではなかった。
俺だって決して余裕があるわけではなくて。>>201 それしかやることがない、とも言うか。
それでも、「取り返しのつかないこと」と語る向井が やっぱり発展途上で、右肩上がりに進む様子に、 どこか俺が嬉しくなってしまう。>>202 ]
(381) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[ なあ、向井はあの校舎の中で何を学んだ? まるで急成長でもしたのかと思うような、 俺に向けられた言葉の数々に、>>203 はっとさせられていたが──口が少し開いただけ。 向井からはそんなこと分からないだろうけど。
それから、受け売りのような言葉には、 ちょっとだけ口角があがる。>>204 ]
……そうか、心強いな。 必要になれば、向井に頼らせてもらおう
[ 頼ってみてもいいと思えるようになったのは、 それは相手が向井だったからだろう。 お互いにずっと見てきて、 同じ道を歩んできた者として。 ]
(382) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[ これは俺にとっては、 掴んでみてもいいと思える大事な一本の腕。>>205 あまりの重さに引きちぎられないようにだけ、 どうか気を付けてくれ。
そうだな、その前に、 一緒にだれかに助けを求められるようになりたい。 ]
(383) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃
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