人狼議事


10 冷たい校舎村9

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視点:


きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。


どうやらこの中には、村人が9人、人狼が1人いるようだ。


【人】 九未知会 トシミ

……本来なら我等は秘中の秘。斯様な些事で徒らに六道を費やさず、わたし一人で済ませられそうですね。

もしもし、トシミです。やっぱり早く帰れそうだし晩御飯、わたし作るね。九味粥の残りつかっちゃいます。 ピッ

さて、夕餉までに済ませないと――

(0) 2021/06/06(Sun) 00時頃

次元X式コンピューター (村建て人)


キーンコーンカーンコーン…………
 

(#0) 2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)

──午前8時50分

教室の前方にかけられた時計の針が、
きっかり8時50分を指した時のことだった。
君達は全員、その場所にいた。

凍えた校舎に響き渡るのは、チャイムの音。
聞き慣れた始業の合図が静かな空気を揺らしていく。

聴覚から感じる日常があるなら、
次にやってくるのは、鼻腔をくすぐる非日常。

閉じられた扉の向こう、廊下の方から漂ってくる、
甘い、辛い、香ばしい。雑然とした食べ物の香り。

目を凝らせば、廊下に面した磨りガラスの向こう、
チカチカと瞬くカラフルな光にも気付けたかもしれない。
 

(#1) 2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


──その先で、君達は目にするだろう。

高校3年。最後の文化祭。
君達の記憶通りの、あの日の校舎。

時間が凍りついてしまったように、
あの日の光景がそこに広がっている。
君達のいる教室だけが、日常に取り残されたまま。

そのことに気がついたとき、
通じなかったはずの携帯電話が一斉に鳴り出す。
君達全員が受け取るのは、誰かの喪失を仄めかすメッセージ。
 

(#2) 2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


ようこそ。冷たい校舎へ。
あの日に取り残された世界を、
君のためにつくられた世界を、どうか楽しんで。
 

(#3) 2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


 ──冷たい校舎の時は止まる 
 

(#4) 2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

From:■■■■■■
To:3-9のみんな

―――――――― 

 ごめんなさい。
 もう限界でした。
 もう耐えきれなかったです。
 せめて引導を渡すのは、自分自身でありたいです。

 文化祭、楽しかった。
 持っていたいのは、その思い出だけです。
 
――――――――

(1) 2021/06/06(Sun) 00時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 華やかな文化祭にそぐわない。

 ぽつんぽつんと、
 廊下にカッターナイフが落ちている* ]

(2) 2021/06/06(Sun) 00時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時頃


樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 00時半頃


【人】 店番 ソフィア

[>>0:1170黒板に書かれた状況共有をふむふむと眺めていたら、
選ばれし者たちが教室に集ってきただろうか。

>>#0耳に馴染むチャイムの音が響く。
8時50分。こんな日でも始業は告げられる。]

 ……で、どうしよう?
 先生はやっぱ来ない?

[そう口にしたのと同時。
再起動してもうんともすんともしなかった、圏外のスマホが、
音を立てて着信を知らせてくれる。>>1]

(3) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

[親からの連絡かなって思った。
けど、開いてみたらそこに書いてあった文面は。]

 ……は?

[謝罪と、何かを仄めかすようなメッセージ。
それの意味が飲み込めなくて、固まった。
烏龍茶の味が苦く、舌に残る。]

(4) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

[思い立って弾かれたように、電話をかける。
家にいる母親へ。

ツー、ツー、ツー……。

しかし呼び出し音は電子音になり、繋がることはない。
画面の「圏外」の文字は揺らがなかった。]

 ……こわ。

[マジな低い声色で、呟く。*]

(5) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 黒板に文字を残し、
 指についたチョークの粉を払いながら、
 自分の席の椅子に腰をかけた時だった。

 悪夢のような鐘の音が、
 校舎中に鳴り響いたのは。>>#4

 ─── それと同時刻。
 これまで圏外だったスマホが、振動する。 ]
 

(6) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ やはり、大雪による一時的な不調で、
 ようやく復旧したのだろう。
 ……そう、思いたかった、だけだった。

 新着メールが一件。
 それを開いて見た時、
 豆鉄砲でも食らったかのような顔をしただろう。

 ああ、いや。冷静に考えれば、
 ただの迷惑メールでしかない。
 その筈なのに、妙に脳裏にこびりつく。 ]
 

(7) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ いいや、冷静に考えろ。
 件名に『3-9のみんな』と書いてある。
 迷惑メールだとしても、
 ヨーコ先生含めたクラスメイトの
 誰かの悪戯の可能性が浮上する。

 まばらな登校済みメンバー、
 オカルト仕立ての屋台を思い起こせば、
 オカルト的悪戯を誰かが仕組んだ可能性、

 ああ、いや、でも、 ]
 

(8) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 受話器越しのはずの番代のスマホの不通音が、>>5
 やたら大きく耳に届く気がする。 ]
 

(9) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ─── それじゃあ、この匂いはなんだ? **]
 

(10) 2021/06/06(Sun) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ チャイム、鳴っちゃったな。
 わあわあ騒ぎ立てながら、慎一は思う。]
 

(11) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 8時50分・教室 ──

[ まだこんなに人が少ないのにね。
 慎一は自分の席に座ってそのときを迎える。

 鳴り響くチャイム。
 8時50分、始業の合図。
 毎日規則正しく鳴り響く音。

 そのときはまだ辛うじて、
 やっぱり休校なのかなって思っていられた。]
 

(12) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 圏外だったはずのスマホが鳴る。

 それも、慎一のポケットの中からだけじゃなく、
 教室のあちらこちらから。一斉に。騒がしく。
 急なことに、慎一はちょっとビクッとする。

 それから、スマホの中身を見るより先に、
 慎一はすんすんと鼻を鳴らした。
 奇妙なにおいがした気がしたせいだ。>>#1
 慎一は耳だけじゃなく、鼻もけっこう利く。

 出所を探すように廊下のほうを見た。
 ちかちか。明るいだけじゃない光が、
 どういうわけだか瞬いている。気がする。]
 

(13) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 気がするだけならよかったんだけど、
 慎一は「なんで?」って思って立ち上がった。

 教室の扉まで歩いてって、
 扉にそっと手をかけて、力をこめて引く。

 だから、教室の前のほうにいた人なら、
 慎一以外にも外の様子が見えたはずだ。

 どうだろう。さっきと様子の違う廊下が、
 扉の向こうから顔を覗かせてるよ。]
 

(14) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 見なきゃよかった。

 ──と思考する余裕さえもなく、
 慎一はその瞬間、その場に立ち尽くしている。]
 

(15) 2021/06/06(Sun) 01時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時頃


【人】 真向一気 シンイチ


  なんで。

[ って、何かの癖みたいに呟いたのは無意識だった。*]
  

(16) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ チャイムがひとつ。そこまでだった。]


── 教室 ──

[ 空気がガラッと変わった気がした。

  あれだけ静かだったのが賑やかに。
  いつかの暖かな空気を纏って、>>#1
  祭りの陽気を引き連れて、校舎に漂っている。

  冷たい空気は何処へやら。]


   …… ?


[ 嗅覚が敏感であったのは、調理部が所以か。
  それはいい、それは良いが。]

(17) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 響く新着メールに、
  その内容に眉根を顰めて。]


  …… 意味わかんない。


[ 構ってちゃんかよ。そう思う。
  どこかで誰かがため息を吐いた気がした。
  自分の心を見透かされたようなタイミングに、
  少し背筋が冷えるような気がして。

  無言で席を立ち、廊下に出ようとする。
  話しかけられなければそのまま、2階の調理室の方に
  すたすた歩いて行こうとするだろう。]
 

(18) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 入り口付近。
  立ち止まった彼>>14のその様子に
  少し不思議に思って。]


   …… なんかあった?


[ どいて、と言う前にこの言葉が出たのは
  せめてもの優しさだと思って欲しい。

  ちら、と 廊下の外の様子を見て。
  私もまた、息を呑んだ]**
 

(19) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:選べない親の話 ――

[ 結局のところ、私は自分に自信がないのだ。
 何の自信かっていうと、話を聞いて、力になる自信。
 空気を切り替えた鳩羽君の行動を無視して、>>0:1118
 話を巻き戻して、
 鳩羽君の抱えるものを聞き出したとして、
 何の力にもなれなかったら、それは単なる野次馬だ。
 だから、私にできるのは、
 せいぜい飲み物の差し入れをすることくらい ]

 学校で会えたら奢ってあげる。

[ ほうじ茶へのクレームにふふんと笑った。>>0:1119
 ココアのリクエスト。
 ほしければ学校に来なさいって飲み物で釣ってみる。
 善処するってすごく信用ならない言葉よね ]

(20) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ じゃあねって潔く私は予備校に向かう。
 実際、その判断は正しかったのだろう。
 自分のことすらどうにもできない私が、
 誰かの力になれるなんて、
 そんなわけなかったんだ* ]

(21) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 回想:帰宅部の心理テスト? —

[ひとみちゃんが早く帰る理由>>713は知っていたけれど、
 今回の騒動はわたしのイメージを越えていた。
 噂だから多少誇張があったかもしれない。それでもだ。

 ひとみちゃん>>0:1182が昨日の話をしてくれた。
 わたしは手伝えなかったことを謝ってから、
 文化祭に参加できることによかったねって伝える。
 たぶんその日だけは、帰宅する歩調が少し速くなった。

 3年かけて気づいた嘘。ひとみちゃんのご両親のこと。
 ひとみちゃんに何かあるって気づくのに
 必要なものはもう、何もない。]*

(22) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんなこともあったけれど、ひとみちゃんは
 ちゃんと約束を守って文化祭の準備に勤しんでいる。
 誰も思い浮かばなかったわたしが、
 誰かいるように装ったへらへらの答え。
 ひとみちゃん>>0:1183の反応は芳しくない。]

  ……わたし、どうだった?

[これ、心理テストじゃないな。
 わたしがすぐ気づけたのは積み重ねがあったから。
 たぶんひとみちゃんが隠していることに関係している。
 でも一応、もしかしたら。
 わたしは予防線を張って、心理テストの答えを尋ねた。]

[聞き返したら、きょとんとした顔。
 予防線なんて意味なかったかも。
 わたしは話題が流れる前に口を開く。]

(23) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  うーん……忘れられる側なら、理由聞くけど。
  そもそも、伝える必要あるの?

[ひとみちゃんの答え>>0:1184はふわふわで、
 地に足がついていないみたい。
 前提も曖昧だから、わたしには上手く想像できない。]

  忘れられる側が忘れる側を一番好きだとして、
  忘れる側は、忘れられる側のことが好きなの?
  忘れたいのに?

[主導権は忘れる側にあるんじゃないの。
 わたしはそう思って、ひとみちゃんに尋ねた。]*

(24) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:ため息の話 ――

[ いつも、にわか雨みたいに私は芽衣に話してた。
 今日は、芽衣の言葉が雨粒みたいに私に染みていく。
 ちゃんと聞くよって、
 投げていいよって、
 芽衣の言葉はどこまでも優しくて、
 つまりそれだけ私が弱って見えているということだろう。
 実際、泣いてこそいないけど、
 私の今の姿は情けないの極致だと思う ]

(25) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 情けない姿を晒すなんて、恥だ。
 だから芽衣とのその時間は、どこまでも優しくて、
 だけど自分のふがいなさに苛まれる。
 私はこんな人間でいてはいけないのに。
 優秀な、出来のいい人間のふりを
 完璧にこなさなければいけないのに。

 だからね、芽衣に具体的なことは何も言わなかった。
 信用してないとかそんなんじゃない。
 自分がそんな人間だって、
 誰にも知られるわけにはいかなかった。

 ちょっと疲れたね。
 冗談めかしてそんな弱音を吐くのが精一杯だった。
 でも、そんな時間だって私には特別で、
 感謝してたんだよ?* ]

(26) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・3年9組教室 ──

[ なにか、も何も。>>19

 目前に広がる光景を見つめて、
 少しの間フリーズしていた慎一は、
 その言葉で現実に引き戻されはした。

 けど、なんていうか、ダメだった。
 やっぱり今日は最悪な一日で、
 順調にいくことなんかひとつもなくて、
 慎一の頭には「なんで?」ばかりが、
 たくさんたくさん渦巻いている。]
 

(27) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……わ、


[ わかんない。と言おうとしたのか、
 綿見。と名前を呼ぼうとしたのか、
 どっちだったかさえ定かじゃない。

 ただ、声のしたほうを振り向いて、
 そしたら綿見の黒い髪と目があって、
 その向こうにいつもどおりの教室と、
 あまりたくさんじゃない級友がいて、

 「わ」の続きを紡ごうとしたら、
 言葉じゃないものが溢れそうだった。]
 

(28) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから、慎一はもうダメだった。
 
 何があったかを説明するなんて無理。
 みんな、自分の目で見ればいいと思う。

 慎一にそれ以上何も言わせないでほしい。
 だって、無理。声を発したら涙も出ちゃう。

 扉を開けた瞬間から、
 ぶわあっとなってた頭の中が、
 真っ白から、いろんなもので綯交ぜになって、
 目の前の光景もぐにゃぐにゃ歪みはじめてて、

 だから、気が付いたときには、
 慎一は逃げるみたいに教室を飛び出してる。

 行き先なんか考えてなかったけど、
 たぶん、もう帰ろうって下に向かって。**]
 

(29) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

— AM8:50:3年9組の教室で —

[わたしは靴下を履き終わって、
 炭蔵くん>>0:1170が書いた文字を眺めていた。

 職員室にも先生たちがいないってさすがにおかしい。
 乃絵ちゃんやひとみちゃんから聞いたメンバーも
 教室に全員揃っていて、わたしはぽそりと呟いた。]

  ……取り残されたみたい。

[チャイムが鳴って、あちこちから着信音がなった。
 当然わたしの鞄からも。
 そういえば、マナーモードにするのを忘れていた。
 休校の一斉連絡かな、なんて軽い気持ちで画面を開く。]

(30) 2021/06/06(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ——。

[わたしは動きを止めた。
 『これ』は、なんだろう。

 頭に浮かぶ二文字がどうにも拭えなくて、
 送り先を見ようとするけど、誰からのものか分からない。

 周囲を見渡すとみんな似たような反応をしていて、
 わたしは画面を開いたまま、スマホを机に置く。

 ひとみちゃん>>5の呟きが現状を示すようだった。]*

(31) 2021/06/06(Sun) 01時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時頃


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時頃


【人】 店番 ソフィア

[そのまま黙って烏龍茶を味わっていたのは、
やけに喉が渇くからだ。

緊張? 恐怖?
得体の知れないメールを見たことによる、何かの感情のバグ。

ちょっと綺麗な空気を吸いたいなって、思って、
教室の前のほうでわちゃわちゃしている数人を見れば、
>>14>>19廊下の様子が何かおかしくなっていることは察することができて。]

(32) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[恐る恐る近付いて、自分の目で廊下を見る。
>>#1匂い。音。光。そして装飾。
なんだろう、これ、なんだろう。]

 あの日みたい。

[そう呟くしか無かった。
記憶の中にある楽しかった数日間の、その光景を、
こんなの、嫌でも思い出してしまう。]

(33) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[ぼうっとしていたら、向井くんが飛び出していく。>>29
混乱するのは分かる。けど、逃げるみたいに。
追いかけようにも見失って、それで、]

 ……やっぱり、誰かいないか探してくる!

[自分の目で見ていない場所はたくさんあるから、
そこに誰かがいるかもしれなかったから。
誰かを探すという口実をクラスメートに伝えて、廊下を歩いて行く。

息を吸いたい。

暗い箱の中に閉じ込められて、それで——

ああ、早く、息を吸いたい。
私はもう平気なはずだから。*]

(34) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時半頃


【人】 夜笑国 メイ

[私の席は廊下から遠くて、特別鼻が効く訳でもない
 わたしは、廊下から漂う匂い>>#1に気づくのが遅れた。

 向井くん>>14が扉を開いて、綿見さん>>19が尋ねる。
 わたしも自然と向井くんの方を向いたら、
 教室の外がさっきより鮮やかに見えた。

 重い曇天と白い雪。廊下はしんと冷えていたはずなのに。
 そこでようやく、場違いな匂いがわたしにも届く。]

  え……。

[この匂いを、わたしはまだ覚えている。
 向井くんが飛び出した扉の向こう、
 あの楽しかった一日が広がっていて。]

(35) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ


 [あぁ。]

 [石橋、なくなっちゃったね。]
 

(36) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[自分より混乱した人を見ると落ち着くって本当なのかも。
 わたしはスマホの画面を暗くして手ぶらで扉へ向かう。

 立ち止まっていた綿見さんはどうしていただろう。
 わたしは横から外を覗き込もうとして、
 ひとみちゃん>>34の方が先に教室を出て行った。

 足取りは向井くんよりずっとゆっくりだったけど、
 声音はそうでもないような気がした。]

  探しに行こ。

[それが向井くんなのか、ひとみちゃんなのか、
 先生たちなのか、他のクラスの人たちなのか、
 それともXXでしかないメールを送ってきた誰かなのか、
 何もかも分かんないけど。]

(37) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  いい?

[深呼吸をして、わたしは炭蔵くんに尋ねた。
 わたしから話すことはあんまりないから新鮮な気分。

 こういう時まで委員長に判断を任せるかは別として、
 わたしは炭蔵くんに、尋ねた。]

(38) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[返事を待つ間に、わたしは一歩だけ廊下に出る。
 あの日の光景と、]

  ……危ない、なぁ。

[ぽつんと落ちる、カッターナイフ>>2を見下ろした。]**

(39) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:3年9組教室 ――

[ 黒板には休校って書いてあった。>>0:1170
 ですよね、やっぱりね、そんな気持ちで眺める。
 謝罪の言葉も書いてあるけど、
 連絡がなかったんなら仕方ない。
 炭蔵君の落ち度ではないと思う。

 それなら、どうしよう。
 芽衣は雪が止むまで待機って言ってたけど、
 そもそも雪止むのかな。
 天気予報……スマホ、圏外だった ]

(40) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ チャイムが鳴っても先生は来ない。
 うん、知ってた。
 そんなことを考えてたら、スマホが鳴る。>>#2

 私は窓際の席だったから、
 廊下側の異変には気づかなかった。
 だから、みんなのスマホが一斉に鳴ったのに、
 ああ、電波が復旧して、
 今頃休校の連絡が来たんだと思った。
 遅い。遅すぎる。
 電波が不通だったのが原因じゃないよね。
 だって、学校にたどり着くまでは電波生きてたもん。
 どっちにしたって遅い。
 脳内で盛大に苦情を申し立てながら、
 メールを開いて ]

(41) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……あれ?

[ それは、休校の連絡じゃなかった。
 ついでに、スマホの電波、復旧してなかった。
 電波不安定なのに届いたから、
 送信者名バグってるのかな。
 いや、そんな話聞いたことないけど。

 教室の扉を開ける音がする。>>14
 何の気なしにそちらに顔を向けて
 ううん、スマホから目を背けたかっただけだったかも、
 とにかく、私はそっちを見て、
 思わず瞬きをした ]

(42) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 電飾に空気を読めっていうのもおかしな話だけど、
 それでもさ、チカチカ楽し気に瞬いてるの、
 あまりにも場違いだと思う** ]

(43) 2021/06/06(Sun) 01時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時半頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 01時半頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:オカルトな時間 —

[>>0:1013プラカードを茉奈ちゃんに見てもらうと、
けっこうな好感触だったので、嬉しい。
なんか間違ってた気がするのは気のせいだったんだね。]

 ちょっと自信なくてさー。
 でも良いならこれでいこっか。

[……後日、別の人のチェックが入って、
冒涜的なプラカードが修正されたかどうかは、また別の話になりまして。]

(44) 2021/06/06(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア


 そうなんだよ。
 見間違いにも思えないんだ、だってそこに“いる”から。

 憑かれてるのかなぁ。
 利美ちゃんに貰ったおふだね、
 教えてもらった場所に貼ったけど、変化なし。

[>>0:1016いろいろ話しても解決には至らなかったけど、
真っ当に相談に乗ってくれて、とてもありがたくはあった。
どうにかして「ぼたん」を彼女に会わせることができたなら。
そんなことを思うけど、無理なものは無理な話だったので。

幽霊。守護霊。そういう解釈をするのが自然なのかもしれない。
あの子はそういう存在だ、と心の底から思えたのなら。]

(45) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[私の話は、どこまでを話して、どこまでを離さないかが難しい。
半端なことを言えば、頭のおかしい奴だと思われて終わる。
そうなるくらいなら隠し通したほうがマシなのだけど、
茉奈ちゃんや利美ちゃんは真っ当に話を聞いてくれる。
理解のある人って強いな。]

 ……?
 なんか言った?

[>>0:1017彼女は何かを呟いた気がしたけど、
それはよく聞き取れなかったから、一度だけ聞き返す。

困るよね、って言った気がしたけど、気のせいかな。]

(46) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[そんなこんなで、茉奈ちゃんは独特な話題の話し相手として認定している。
こういう話をしても他の誰かに言いふらすようなことはしない、と信じている。

彼女から、>>0:191「うるさい」とか、>>0:401「虚しいね」とか、
突然そういう独り言が近くで発せられても、私は気にしないので、居心地が悪いわけでもない。

だって、そういうのは慣れているもの。*]

(47) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[5歳の頃、押し込められた暗くて狭い箱の中。

何も見えなくて、何もできなくて、おなかが減る。
近くで物音だけが響いている。
ひどいにおいが漂ってくる。

時々、箱が開けられて、
知らない男の顔が見える。

めそめそ泣いてたら、あの子が殴られた。
黙るまでずっと、あの子が殴られていた。

あの子は気丈に、男を睨み付けている。
私はずっと、怖くて泣いていた。]

(48) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[箱の中には、わたしとあの子がふたり。

ずっと手を繋いで、言葉をかけ合った。
ここから出られたら一緒に遊ぼうね、って。
お母さんに作ってもらったごはんをいっぱい食べようね、って。

どんなに暗い闇の中も、きみと一緒だから乗り越えられると思った。]

(49) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[おなかが減って、意識が朦朧とする。

どれくらい時間が経っただろう。
このまま死んじゃうのかなって、何度も思った。
流した涙でいっぱいの箱の中。
溺れて息苦しくなって、死んでしまう。

男が箱を開けてくれなくなった。
物音もしなくなった。
ひどいにおいだけが立ち込めている。
息ができなくなりそうだった。

次に箱が開けられた時、見えたのは男の顔じゃなくて、
今度は知らないお姉さんの顔だった。]

(50) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア


「よかった、本当によかった。
 よくがんばったね。」

[お姉さんは優しく私を抱き締めてくれる。
その感触にひどく安心して、また涙があふれた。

一緒に閉じ込められていたあの子の顔が見えた。
暗くてよく分からなかったけど、私はこの顔を知っている。
私と同じ背丈の、大人しくて可愛い女の子。

お姉さん、あの子も同じように抱きしめてあげて。
ふたりでがんばったの。だから、お願い。]

(51) 2021/06/06(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア




「ひとみちゃん。ひとりで、よくがんばったね。」**



(52) 2021/06/06(Sun) 04時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 04時頃


【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──

[始業のチャイム。スマホが一斉に鳴動する。
お、遂に復活か。なんてスマホに気を取られてたから
ぶっちゃけ外の変化に気づくのは後回しになっちまう。]


 ………は?


[スマホにかかれていた文面は ──── >>1
なんだこれ。知らないアドレスからのメール。
3年9組宛のメール。

「引導」ってなんだよ、って一瞬思って、
具体的な単語の意味は、判んなかったけど
でも、なにか良くないメールなんだ、ってのは察した
顔を上げれば同じような顔のクラスメイトが何人も。]
 

(53) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[…………で。また圏外だ。
何?なんなの?こわ。
奇しくもそれは、ひとみと同じ感想をひとつ>>5]


 つか、なんか良い匂いしねえ?


[って言ったときにはさ、
シンとかが部屋を飛び出してったから
別に追いかけやしなかったんだけどさ。

俺の席?そう、教室の窓際。>>0:94
席替えくらいしただろって?したよ!
したけどまた教室の窓際なのいいだろ!!

だからさ、廊下よりも先に、なんとなく外見たわけ]
 

(54) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 ………は?

(55) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[なんかおかしい。
雪がすげぇから?いやいやなんかおかしい
だって窓の外、こんなに地面まで遠かったか??
ここ、2階のはずなんだけど………

だから、窓を開いて、
ちょっと下を覗き込もうとしたわけ。
冷たい空気がさ、窓から入ってくんの。
それだけで、まあ、窓を閉めたい理由にはなるんだけど… ]
 

(56) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 


 むりむりむりむりむり
 はあああ??なにこれ。


[窓をバタンと閉めて騒ぎ立てる。
教室に誰か残ってんなら、むりむりむりむりむり
なんかすげえ地面が遠いの!!なんで!???って
いつもの鳩羽憐は、いつものように大騒ぎ。

ノエとか、近くにいたかな >>41
近くにいたら、外見ないほうがいい、って
忠告だけは!したからな!!


 ……… なんなの????ちょうこわ。 ]*
 

(57) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

── 家出の日・ユキ ──


 すげーの?


[すげーね、なんて言うから。>>0:1190
俺、その言葉がなんか意外で鸚鵡返しした。

心ん中、見えてたらさ、
それ俺も一緒だよって、言いたかった。

完全に棄てる度胸は俺にもねーよ。
結局最後は家に帰るしかねーって判ってるから
明日高校行くかもしんねー。なんて、
中途半端な報告を、クラスメイトにしちゃうんだ。]
 

(58) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 悪くはなかった、なあ


[昨日までは。悪くはなかった。
だから過去形。

悪くしたいわけでもなかった。
だからこそ、親父のどーしよーもなさに、
呆れてっし、憎みきれないし、
俺がこーやって家出することで、
なんとか改心してくれねーかなって期待してる

だから、喧嘩か反抗期か、で言えば>>0:1193]
 

(59) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 どっちかっつーと、反抗期。
 不甲斐ねー父親に、
 少年なりの反抗を見せてるところー


[ほらほら親父、心配したまえよ。なんて。
乾いた笑いと一緒におどけてみせる
煌々とした灯りで俺らを照らしながら
時折ヴイーン、と自販機が鳴いた。]
 

(60) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……俺さ


[……ユキには、今なら話せそうな気がする
ユキだからこそ、話したい気がする。
いつか話した、あの日の続き。>>0:541 ]
 

(61) 2021/06/06(Sun) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 恋愛とか、やっぱしたくねーよ
 感情ひとつで、家庭めちゃくちゃになって
 感情ひとつで、家庭めちゃくちゃにして

 俺。今、なんも信じらんねえ。
 

[勢い任せに吐き出した言葉と、
ぽつりと呟いた捨て台詞のせいで、
どうやら本当の反抗期のガキみたいな
拗ねてるガキ、………みたいな、さ。

そんなふうに見えちまったかもしれないけれど。]*
 

(62) 2021/06/06(Sun) 08時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 08時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 8:50 教室 ──

[ 一斉に連絡通知音が鳴ったのは、
 電波復旧のせいではないらしかった。

 恐らくメッセージを見た面々の反応は一様で、
 しかし、心当たりあるか?>>18>>31>>53
 みんな、なさそうに見えるんだが。
 やはり学校に来ていない誰かの悪戯か? ]
 

(63) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、この匂いの原因だ。
 何か言うより先に、向井や綿見が動き出す。>>16>>19

 あの日みたい>>33

 という言葉に、まだ教室の外を見ていない
 炭蔵の頭には疑問符が浮かぶ。 ]


  どうし、─── おい、向井!


[ だから炭蔵も、席から立ち上がる。
 立ち上がって、扉の方へと
 近づこうとしたんだが。 ]
 

(64) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ あの日みたい≠ノ向井が走り出す。>>29
 向井が隠したくて堪らない小学生の黒歴史。
 此れ迄、ちゃんとして、えらいと思っていたのに
 余りの勢いに、炭蔵は状況整理が追いつかなかった。

 あっという間に見えなくなった背中へ
 眉根を潜めているうちに、
 番代まで教室の扉の向こう側へと
 まるで攫われるように歩き出す。>>34 ]
 

(65) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ─── 噫、その間にも、
 続々と人は出て行ってしまっただろうか?

 炭蔵が扉に到達した頃には、
 暮石の声が聞こえる。>>37
 炭蔵祐駕という委員長への確認だった。 ]


  俺も、行こう


[ 探しに行く許可なんて必要ないのに。
 律儀な暮石にそう返事をする。

 誰を探しに行くのか?向井なのか、番代なのか。
 はたまた、先生たちなのか。

 そんなもの炭蔵にも分かっていない。 ]
 

(66) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 教室の扉とは真反対。
 窓際の大騒ぎする声も聞こえるが、>>57
 結局何がむりなのか全く伝わって来なかった。

 そうして、教室内に残ってる人に言う。 ]


  教室の外を見て来ようと思う
  …… もしも、ほかに出る人がいるなら、
  足元には気をつけるように。


[ ちら、と落ちているカッターナイフを
 視界に入れていた。>>2 ]
 

(67) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、出ていった人の後を追うように
 廊下へと足を踏み出していった。

 暮石とは一緒に行動したのか、別行動だったのか、
 どちらにせよ、炭蔵は誰かを探す。

 過去の滲みを消すことができるとは思わないが、
 少しでも自己満足の足しになるように。 **]
 

(68) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 09時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在・教室 ―

[首を傾げられてしまった。>>1160
向井の頑固さは時折会話の端々から覗く程度だけど
炭蔵の融通の利かなさは隠す気が無い。

多分悪気はないっぽいんだけど、
冗談が通じなくてちょっと面食らうことも多々。
どうも2人は昔からの付き合いらしくて、
類友ってやつだなって俺は勝手に思ってる。

ともあれ、かくしかを受けつつ。>>1168]

(69) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

おはおは、さっきぶり。
そんな選ばれ方はしたくなかったなあ〜。

[次に教室にやってきたのは番代>>1145
冗談っぽい口調にうえーと顔を顰めつつ
暫しその場で待っていれば
続々とやって来るクラスの顔ぶれ。

暮石、黒沢、向井、綿見……
集まってきた顔ぶれの数を
ひいふうみい、と数えてみれば
俺を入れて10人にも満たない。]

……え、少なくない?]

(70) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

は〜〜〜〜〜???
他の連中みんなサボりかよっ。

[真面目に来た俺が馬鹿みたいじゃん!
とはかろうじて口に出しませんでしたけどね!

それにしてもなーんか馴染みのある
メンバーだなって思ったら
文化祭の時によく話した面々だった。

ふと見れば、炭蔵が黒板に何か文字を書いていた>>1170
どうやら職員室も蛻の殻だったようだ。

向井たち先生見つけられたかなあ、と想いを馳せる。
あまり良い結果は期待できそうにないかもしれない。

――――始業のベルが鳴り響いたのは、そんな頃。]

(71) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[8時50分。
やっぱりっていうか、授業が始まる気配はない。
先生いないんだから当たり前なんだけど。]

……?なんかいー匂いしない?

[そんな中、すん、と鼻を鳴らした。
どこからか香ばしい匂いが漂って来る。
焼肉食べたいなんて思ってたからかな。

でもそれにしては甘い……?
ううん、ソースかな?
お祭りとかで良く嗅ぐタイプの匂い。

それが何なのか、ちゃんと確認する前に
スマホが着信を知らせる。>>#2]

(72) 2021/06/06(Sun) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[自分だけじゃなく皆一斉に鳴ったから
流石にちょっとびっくりしつつも
電波復旧したのなかなって画面を見て、

―――そしたら。>>1]

………え。なにこれ。
スパムかなんか?

[それにしても3-9の皆へ、って何だ。

ぱっと顔を上げれば皆苦かったり
怪訝な顔だったりをしていて
同じような内容が届いたことが窺えた。

ぽつっと呟かれた声>>5が耳に入ったが
俺も全く同じ感想だ。
え、なに、ホラーですか?]

(73) 2021/06/06(Sun) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[呆然としている間に、最初に動いたのは誰だったか。

向井が走っていって>>29、綿見や番代が出ていく。>>19>>34
けたたましいレンの声が辺りに響いて>>57
暮石と炭蔵も出ていったか>>68

ひとり、ふたり、いなくなって
今残っているのは誰だろう。

開け放たれた扉の向こう側。
さっきまでの冬の寒さなんて嘘だったかのような
鮮やかな喧騒がそこには広がっていた。

俺はと言うと今の状況が追いついていなくて
ひきつった薄笑いを浮かべてその場に立っていた。]

(74) 2021/06/06(Sun) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



…………文化祭?

そっか、文化祭じゃん。

[唐突に脳裏に過る、届いたメールの一文。
そうだ、これは文化祭の光景だ。
そう直感的に理解して、呆然と口から零れた。

楽しい楽しい文化祭。
プラカード持って客引きして、
みんなで頑張った文化祭。

3年生最後の記念すべき思い出―――]

(75) 2021/06/06(Sun) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ……………う、



           [ぐらり、と眩暈を覚えた。]

(76) 2021/06/06(Sun) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


あっ、あ〜〜〜〜わかった。
これ夢でしょ。夢オチなんだ。


[思わずその場で蹈鞴を踏んだものの
何とか座り込んでしまうのは堪えた俺は
現在若干思考停止。

朝起きて登校してくるとこまで壮大な前振りで、
ハッと気づいたらベッドの上にいるんだ。そうでしょ?

まだ誰か教室に残っていたのなら
俺のこと思いっきりつねってみてくんない?って
若干蒼褪めた顔で頼んでみたけど、聞いては貰えたかな**]

(77) 2021/06/06(Sun) 10時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 10時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・昇降口へ ──

[ 走っても走っても匂いは消えない。
 視界に瞬くカラフルな光がうるさい。

 だから逃げ場がないようで、
 慎一はちっとも立ち止まれない。

 途中、何かを踏んづけて、蹴飛ばして、
 足元を見て、何かがカッターナイフだと知る。

 だからなんなの。
 余計に意味がわからないだけだった。

 慎一は泣きたい。
 今すぐ「わああ」とか声に出して、
 ダンダンと足を踏み鳴らしたり、
 うずくまって床に拳を打ち付けたりしたい。]
 

(78) 2021/06/06(Sun) 11時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でも、18歳のそれは奇行でしかないから、
 とにかく今はこの場から逃げ出して、
 平穏で平坦で静かなところに行きたかった。

 名前を呼ばれた気がしたけれど、>>64
 というか、だからこそ逃げなくちゃ。
 だって今、慎一は絶対にちゃんとできない。

 通り過ぎた教室に「おばけやしき」とあって、
 また別の教室には「休憩所」とあって、

 やっとたどり着いた出口の近くにも、
 「豊町高校 第XX回 文化祭」ってあるから、
 そんなわけないじゃん。って慎一は思う。]
 

(79) 2021/06/06(Sun) 11時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 校舎の中はどこも異様な様相で、
 だから慎一はもう帰りたいって思う。

 自分の家が当たり前に逃げ込める場所で、
 慎一は運がいいんだけど、その自覚もない。

 まっすぐ下駄箱の前までいって、
 裸足のまま濡れたスニーカーに足を突っ込む。
 左足。左足。左足って頭の中で唱えてたから、
 今度はちゃんと順番に靴を履くことができる。

 昇降口の冷えたドアノブを握った。
 いつもと同じ感触のそれを捻って、押す。]
 

(80) 2021/06/06(Sun) 11時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ …………開かない。

 扉はうんともすんとも言わない。
 別に慎一は非力じゃないし鍵はかかってない。
 開かない理由がひとつも見当たらないのに、
 思い切り押しても引いてもビクともしない。]


  …………。


[ 両手を使って力を込めても、
 もっと荒っぽくしても、何度試しても、
 扉が動くことはなくて、慎一には逃げ場がない。

 察しの悪い慎一も不思議と理解する。
 たぶん、というか絶対、この扉は開かない。]
 

(81) 2021/06/06(Sun) 11時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  …………。


[ ドアノブを握りしめたままの両手に、
 ぽた ぽた と温い水滴が降ってきて、
 その出所は間違いなく自分の両目だった。

 慎一は真下に俯いたまま、
 頬の内側をぎいっと噛みしめて考えてる。

 窓の外の大雪。ひとけのない通学路。
 ずぶ濡れの右足の靴下。圏外のスマホ。
 廊下を彩るカラフルな光。食べ物の匂い。

 頭の中をばらばらといろんなものが漂って、
 慎一は考えてる。どうしたらいいんだろう。]
 

(82) 2021/06/06(Sun) 11時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ とにかく涙を止めて、落ち着いて、
 頭の中の雑然とした状況を、
 もう少しマシなものにしたかった。

 扉が開かなかったことを知らせなきゃ。
 とは、そのときの慎一には浮かばなくて、

 そうだ。
 昼飯を買い忘れてた。って慎一は思う。*]
 

(83) 2021/06/06(Sun) 11時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 11時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 回想・夜遊びと反抗期 ―

うん、すげー。

[尋ね返してくる鳩羽に理由は言わずに鸚鵡返して。>>58

返って来る言葉は過去形だ。>>59
…つまり、今は悪くなってしまったのか。
恐らくそれが遅れてきた反抗期の理由>>60

ぽつぽつと、どこか拗ねたように
吐き出す彼に一度視線を遣って、また遠くを見た。

父親との喧嘩。恋愛で家庭がめちゃくちゃになった。
何があったのか全貌を知ることこそ出来ないけど
ヒントからぼんやりと輪郭を察することは出来る。]

(84) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



……そー、 だね。
恋愛って、こわい。って俺も思う。

嘘みたいにブレーキが効かなくなってさ。
今まで培ってきたもんとか、大事にしたいもんとか、
竜巻みたいにぶっ壊しちゃうの。

…………理不尽なもんだよね。


[鳩羽の言葉に鈍く胸の痛みを感じたのは
俺はどっちかと言うと加害者側の人間だって自覚もあるから。
めちゃくちゃにしてしまった、
めちゃくちゃにさせてしまった。
自分さえいなければきっとそうならなかった――なんて。

恋愛ごとを疎う彼に、どんな言葉をかければいいのか
こんなことを言う資格があるのか、少し迷って息を吐く。]

(85) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………俺、さあ。

昔一人だけ、すげー好きになった子がいたんだ。
でも、恋愛にはなんなかった。
その子は俺のことなんとも思ってなかったから。

[恋は一方だけでは完成しない。
それこそ"めちゃくちゃ"になって終わっただけ。]

もーほんと、全般的に俺が悪いんだけど。
ダメダメでさ。ちょっとしたトラウマっていうか。
そんでも希望を捨てられないし、諦めきれないんだ。

あーいや、んー、俺の話は今関係ないんだけど。
何が言いたいかって言うと………

[自分でもまとまらなくなってきて、軽く頭をかく]

(86) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

恋なんてすげー不安定なもんだから。
渦中の本人が案外一番戸惑ってたりするし。

何も信じらんないって言ったけど……
まだ完全にめちゃめちゃになってないなら、
もうちょい粘ってみてもいいかもよ。

色恋沙汰って、これがまたややこしいっていうか。
本人から話聞いてみないと
分かんねーことも結構あるからさー。


[今まで悪くは無かった、
そんな家族関係を築けていたのなら。
"めちゃくちゃ"になってしまうのは悲しいなって
それも俺の正直な気持ち。

―――羨ましいのかもしれないな。
だって、反抗期は信頼の裏返しだ。
ぶつける相手がいなければ成立しないのは、恋と同じ。]

(87) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ま、それでどーしてもどーにもなんなかったら
一泊くらいは泊めてあげるよ。家出少年。

[ただし、泊める先は実家じゃないかもしれない。

交友関係の謎さはこんな所でも健在。
ちょっと友人の不良度を上げてしまうかもしれないが、
補導よりはましでしょってにやりと笑うのだった。**]

(88) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 回想・文化祭当日 ──


  ぎゃははっ、
  なんつーカッコだお前!
  なんでカチューシャだよ。
  つか、情報量、多っ!

  レンだけなんかやべー。
  でも超おもしれー。

  え、客引き組でそのへん並べよ。
  黒沢、写真撮って広報アカに上げて!
  あと、俺にも送っといて。
  あ、黒沢も入って撮る? 撮ろっか。


[ 客寄せパンダ──もとい鳩羽の姿に、>>0:1056
 慎一はひっくり返りそうなくらい笑った。]
 

(89) 2021/06/06(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ プラカードもだけど、クラスTも。
 かわいいクレープの絵ならいいが、
 詰んだデザインが万が一どこかに残ってたら、
 慎一は本当に吐くんじゃないかってくらい笑った。

 せっかくなので記念写真を残そうとしながら、
 スイーツアクセ着用、明るく元気な客引きと、
 屋台のホラーテイストや、文字通りの目玉メニュー。
 割と温度差があって風邪引く人が出ないか心配。

 まあ、慎一が心配したって文化祭は始まって、
 想像以上の繁盛っぷりに接客に追われることになる。]
 

(90) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 暮石にボタン風対応集を見せられたとき>>0:1185も、
 慎一は「本気だったわけ?」ってゲラゲラ笑って、
 それを自慢のチャートの隣に貼りだしたはずだ。

 本当は自分以外の誰かがレジに入ったとき、
 トチるのを目ざとく見つけてやって、
 「販売係スイッチ、あ!」とか言いたかったけど、

 たとえば前からも横からも後ろからも、
 つまりお客さんや調理係やほかの人から、
 同時にあれこれと話しかけられたら、
 慎一はその情報量に溺れただろうから、

 案外そのスイッチに一番助けられたのは、
 当の慎一だったのかもしれない。]
 

(91) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でも、そのおかげでうまくいった。
 慎一は途中休憩ももらいながら、
 チャートと対応集をちらちら見つつ、
 最後まで機嫌よくレジに立っていたし、
 「これ、役に立ったなあ」なんて、
 対応集を指してしみじみと暮石に言ったりもした。

 クラスの出し物としての評判も上々。
 売上も計算する間もなく上々だろうなって、
 高校最後の文化祭を楽しく終えられそうだった。

 でも、なんでかなあ。
 いつも何かがうまくいかないんだよね。]
 

(92) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ その10円玉なら、慎一が持ってる。>>0:1187]
 

(93) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 売ったモノの数と、手元に残った金額。
 用意していた小銭の数との確認作業。
 もう暮石が数えたって知らなくて、
 ズレがないかをちゃんと数えようとして。

 その直前に慎一は、
 レジスペースの変なとこに挟まってた、
 10円硬貨を1枚見つけて小銭の山に混ぜた。

 何かの拍子に挟まったんだなって、
 深く考えることもなかった。

 それで数えたら、10円余っちゃった。
 なんで? って頭の中が真っ白になって、
 こっそりと震える手で数えなおしても合わない。]
 

(94) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 自分が関わってたら他人を責めなくて済む。

 慎一はそう思ってレジに立っていたけれど、
 本当に何かズレが生じてしまったときに、
 どうしたらいいかなんて考えてなかった。

 この10円をどうすればいいんだろう。
 どこからズレていたんだろう。
 返す相手なんてわかるはずないし、
 でも、計算はちゃんと合わなきゃいけない。

 10円くらいいいじゃん。って考えは、
 慎一の頭には一切浮かんでこなかった。

 でもどうしたらいいかわかんなくて、
 もう何も考えられなくて、息が詰まって、
 混乱したまま、慎一は10円玉を1枚抜いた。]
 

(95) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 会計の記録上の収支の辻褄は、
 最終的には合っているはずだ。]
 

(96) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ どうしたらいいかわかんなくて、
 自分の財布に混ぜることもできなくて、
 まだ持ったまんまの10円玉を見るたび、
 慎一は今も「なんで?」って思う。]
 

(97) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なんでいつもうまくいかないんだろう。
 
 いつも些細なことで息を詰めて、
 動揺して、泣きたくなる自分を、
 慎一は、「明日はうまくいくよ」って、
 明日はきっとかんぺきな1日になるよって、
 必死になだめすかして生きているのに、
 そんな日はちっともやってこない。

 あんなにかんぺきに思えた文化祭だって、
 最後の最後でこうなっちゃうんだもの。
 その事実にも、慎一はやっぱり泣きたくなる。]
 

(98) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だからこれは、慎一にとっては、
 楽しいばかりだった日、たったひとつの瑕の話。*]
 

(99) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 訊いた先には、取り繕えなくなった顔が>>28
  もう少しで溢れてしまいそうなその瞳が見えて。
  いっぱいいっぱいなんだろうな、と。

  飛び出していく姿を止める気にならなかったのは
  それだけが理由ではないけれど。

  賑やかで雑然とした文化祭の日の廊下。
  時間が戻ったように、あり得るわけがない光景が
  そこには広がっていて。]


   …… 文化祭の思い出は持っていきたい、って
   こういう、こと……?


[ 辺りを見回しつつ、一歩廊下に出る。]
 

(100) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 誰かを探してくるって言ったひとみに追い抜かれつ、
  調理室へと足を向けたのは、……何故だろう。

  文化祭の時に自分の根城だったとか、
  部活で使っていて馴染みがあったとか、
  多分、多分、……そんな理由。

  カッターナイフを蹴飛ばしつつ、
  夢遊病患者の様に無意識に行っていたのは、
  我ながら笑ってしまうけれどね。

  …… 外見では、わからないだろうけれど。
  私もきっと、焦って、慌てていたんだ。]
 

(101) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ どこもかしこも浮ついててお祭り騒ぎみたいで、
  みんなふわふわ楽しそうにしているのに、

  いつだってそれをじっと、
  暗い黒い瞳で見つめているのが私だった。]

 

(102) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ



     ──── 諦めたのはいつのことだっけ?

 

(103) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   …………。


[ 今だってそう。
  世界はきらきらカラフルなのに
  自分の居るところだけモノトーン。

  静かで落ち着いていて諦めて悟って。
  ぎりぎり残っていた調理部のルーティンに縋った。

  クレープの材料はきっとあると思ったから。]
 

(104) 2021/06/06(Sun) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ が、]


   あ、れ。
   …… 食堂行かないと、無い感じ?
   あっちのキッチン慣れてないんだけど……


[ はあ、とため息をひとつ。
  文化祭。文化祭ねえ。
  忙しくて何も考える余裕がなくて、
  それは楽しくて良かったな、と 思う。]*
 

(105) 2021/06/06(Sun) 13時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 13時半頃


【人】 架空惑星 レン

 
── 回想:夜遊びと反抗期 ──


[恋愛は理不尽だ、と語る、
ユキの言葉を聞いていた>>85
ユキから語られる過去からは、>>86
彼が「どちら側」なのかはわからない。

確かにユキの話は、
俺の話とは全然違ったかもしんないし
ユキが言う通り、関係なかったかもしんないけど

…… でも、ユキの本音の一端を聞けたこと
ちょっとだけ嬉しい、とさえ思っちまった。]
 

(106) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 希望を捨てられないし
 諦めらんないから、
 ……前。上手くできるきがしねーって
 俺に話したのってそういうこと?

[話の合間、思い出したのは
まだ俺の家庭が平和だったころの会話>>0:406

上手く行かなかった。
もう一度一歩踏み出すのが怖い。みたいな。
そういうニュアンスなのかな、って。
俺は頭ん中でさ、話を都合よく繋ぎ合わせる。

繋ぎ合わせたところでさ、
俺にできることなんて、きっとねーのに。]
 

(107) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[まあその話の結論がどうあれ、
ユキが俺の話に切り替えて、
んでもうちょい粘れ、って言うなら、
曖昧にさ。笑ったんだ。

……… 俺自身の恋愛の話とかならともかく
もういい年した父親とかの話だぜ?
正直若干きもちわりーとか思ってしまうのは
俺が多分当事者の息子って立場だからだと思う。

ユキに、羨ましいって思われてるなんて
そんなこと全く思いもよらなかった。]
 

(108) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……めちゃくちゃになんねー道があるならさ
 俺だって、それを望みてーよ

[母親の存在なんて、はじめからなかった。
そう思えるような、三人家族。
それでいーじゃねえかよ、クソ親父。
ずっと手に持っていたほうじ茶は、冷え切っている]
 

(109) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[大きくため息をつく。夜の冷たい風が
鼻から入って、肺をたっぷりと満たしていく。
それなのに。吐いたところで浄化されるわけでもなく
まだ身体の中を、どろどろと。どろどろと。
なんとも言えない空気が流れ続けていた ]


 息苦しいな。


[恋愛に振り回された側であれ。
恋愛で誰かを振り回してしまった側であれ。
人間の持つただの感情のひとつだ、
それが絶対悪とは言い切れねえからさ。

だからきっと息苦しい。どちら側であっても。]
 

(110) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……泊めてくれんの?
 なんなの?神様なの?

[でもこのへんは現金な男子高校生。
ユキが泊めてくれるっていうなら、
短く息を吐き出してから、へらっと笑う。

── 結果どこに泊められたのか。>>88
   その上で、翌日は学校に行けたのか。
   俺はきっと不良の階段を二、三段駆け上がった筈。]*
 

(111) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 意味がわからない廊下の光景から目をそらして、
 私は窓の方を見た。
 だってもう、こんなの、帰るしかないじゃない。
 今日は休校だし、ここは電波通じないし、
 廊下の妙な状況も、学校を出てしまえば関係ない。
 メールのことを調べるにしたって、
 圏外じゃどうにもならない。
 となると、問題はお天気だ。
 帰れないくらいの大雪だったら困る。
 そう思った私は、窓を開けてみようとして、
 そうしたら、同じことを考えたのか、
 鳩羽君が先に開けてた>>56 ]

 えっ?

[ 鳩羽君は開けた窓をものすごい勢いで閉めてしまった。
 確かに入り込む冷気はここまでばっちり届いたけど、
 そんなに吹雪いてたのかな? ]

(112) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だけど、鳩羽君はなんか地面?とか言ってる。>>57
 見ない方がいいってすごい勢いで忠告されたけど
 ここ2階だよ?
 鳩羽君って高所恐怖症だったっけ?
 首を傾げながら、私はそっと窓に手をかけた。

 鳩羽君のことを信じてないわけじゃない。
 でも、鳩羽君が賑やかなのはいつものことだし。
 ちょっと大袈裟に注意してくれたのかなって ]

(113) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 窓を開ける。雪が顔に吹き付ける。
 結構な降りだ。これ、帰れるかな?
 下校中に遭難なんてしたくない。

 顔に打ち付けてくる雪の粒に眉を寄せながら、
 私は地面とやらを確認しようとして―――― ]

(114) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ――――バタン!
 多分、鳩羽君と同じくらいの勢いで窓を閉めた ]

 なに、あれ。

[ え、ここ2階だよね。そのはずだった。
 でも、今見たあれは、そんな高さじゃなかった。
 見ただけでくらくらして、吸い込まれそうになる、
 地面ははるか遠くだった。
 うん、鳩羽君、忠告聞かなくてごめんなさい* ]

(115) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在・教室 ──


[で、今だけど。

あの時よりも数倍元気はあって、
あの時よりも数百倍混乱している俺は

悪友の頼み事を叶えるかのごとく>>77
そりゃあもう手加減せずに思い切り引っ張った
そのイケメンの顔が崩れてしまえ、と
世の男性の妬みを一手に引き受けるかのように。]


 痛え?やっぱ痛え??


[そう言ってから、俺も扉から廊下の様子を覗き込む]
 

(116) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 なんだよおお文化祭じゃねえかよ
 なんでだよ!!!!

[騒ぎ立てたところで、悪友は夢じゃねえって言ってるし
かといってありえない高さの窓を見てしまっているからさ
……ちょっと、現実とは思えないんだよな。]
 

(117) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そうしてる間にノエが窓から下を見ちまったらしく>>115
あちゃー、と大袈裟にジェスチャーしてから]

 
 だから!見るなって言ったろ!!


[言ったぞ。俺は忠告したぞ。俺は悪くない。

教室の入り口から叫ぶ。
夢だろうが、なんだろうが、
結局俺が大騒ぎ担当なのはきっと変わらない。]*
 

(118) 2021/06/06(Sun) 13時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 13時半頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 13時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 床にへたりこみそうになるのを必死に耐えた。
 そんなみっともない真似はできない。
 窓から数歩下がって、鳩羽君の方に振り返る。>>118
 うんうんと頷いた ]

 ハンセイシテマス。

[ でも鳩羽君も悪いと思う。
 今だって廊下を見ては叫び、私を見ては叫び、
 元気に叫びまくってるんだもの。
 いまいち緊張感に欠けるというか、
 深刻に考えるのが馬鹿馬鹿しくなってくるというか…… ]

 これだけ大きな声で叫ばれてたら、
 夢でも覚めそうなんだけど。

[ まだ目が覚める気配は、ない** ]

(119) 2021/06/06(Sun) 14時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:無断欠席の鳩羽 ──

[ 労うとか、一緒に騒ぐとか、
 そういったものは管轄外だ。>>0:1151

 そう、委員長様なので、
 クラスメイトの非行は寛容できない。 ]


  サボり、なぜだ?


[ 今日は小テストがあった訳でもなければ、
 服装検査の日でもなかった。
 いや、そもそもそういう理由で休むような
 軟弱な男だとは思っていなかった。 ]
 

(120) 2021/06/06(Sun) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ その答えを聞いた時は、>>0:1152
 ほう、と瞳を細めていただろう。 ]


  親と喧嘩でもしたのか、


[ 因みに、炭蔵は親と喧嘩したことも、
 逆らおうと思ったことも一度もない。
 ただ、逆らいたくなるには理由があるだろうが、
 ひとつの推測として喧嘩≠あげてみる。 ]
 

(121) 2021/06/06(Sun) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  親に逆らうなとは言わないが、
  どんな理由であれ、無断欠席はよくない


[ そう、よくない。
 普段からムードメーカーで、
 怒っているところなど見たことのない鳩羽。
 彼が逆らいたくなるくらいなのだから、
 何がしかあったのだろうとは思う。

 但し、無断欠席はやはり良くない。 **]
 

(122) 2021/06/06(Sun) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 回想・反抗期と夜遊び ―

……うん、そう。かな。

レン、前にイケメンだけじゃない俺を
見てくれる人がいればいーって言ってくれたじゃん。

でも、顔と愛嬌で許して貰うって言うか
ずっとそ―ゆー風にやってきたからさあ、
他のやり方ってよくわかんねーの。だっさいよね。

[鳩羽の問いに頷く。>>107
もう一歩踏み出すのが怖い。大雑把に言えばまあそんな感じ。

もう少し補足するなら、
誰かを人間として大事に出来る自信がない。
人間として、受け入れて貰える自信がない。

レンが内心嬉しいと思ってくれてるのは有り難かったけど、まあ、でも、今この場で俺の話はやっぱり脇道だったから、程ほどな所で切り上げて苦笑したことだろう]

(123) 2021/06/06(Sun) 15時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 15時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[粘ってみれば、と言っては見たけれど
それを聞いた鳩羽は曖昧に笑うだけだった。>>108

彼の抱える問題の一端を聞いたところで
やっぱり俺ができることなんて大してない。

羨ましい、っていうのだって、
それも俺の勝手な気持ちだ。

ただ、>>109]

(124) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………………。


[めちゃくちゃにならない方法。
それについては生憎答えを持ち合わせていない。
もう、取り返しがつかないのか、
それすら聞いているだけの俺には分からない。

どうにもならない閉塞感の中に
囚われているようだ、なんて。

鳩羽が呟いた台詞>>110は、
ふと浮かんだ感情を代弁しているようだったから。

それな。

なんて短く同調して、もう一度息を吸った。]

(125) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そ。不良の神様。
ユキ大明神として崇めてくれてもいーよ。


[さて、そんな鳩羽は家出少年を続けるようで。

彼が宿を求めてついてくるのであれば
スマホでどこかに連絡を入れた後、
電車を乗り継いで小さなアパートに向かっただろう。

何を隠そうさっきまで
飯一緒に食ってたおねーさんは
夜のお仕事の人だったりして
「自分がいない間は好きに使っていいよ」って
合鍵渡して貰っちゃってるんだよね。

私物には勝手に触らないことと、
今度一日サービスしてあげることを条件に
友達を泊める許可を得た。]

(126) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ゴミ袋やら下着やらが散乱しているワンルーム、
若干女性に対する夢は壊れたかもしれないし
隣からは酔っ払いの騒ぐ声が聴こえたりしてきたけど、
ま、寝られればいいよね。

一応ホームレスのおっちゃんの
ダンボールハウスって選択肢もあったけど
流石にこの季節にそれは寒いよなって、俺なりの優しさ。**]

(127) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 回想:わたしにだけ降る雨の話 —

[たとえば、食堂とか、教室とか。
 乃絵ちゃんは、人の目がある場所じゃそういう話>>25
 しなかったと思う。

 話すのはいつも、わたしと乃絵ちゃんしかいない場所で、
 そうなると大抵が外のベンチに誘った日になって。
 だから、乃絵ちゃんが雨を降らす時は
 晴れや曇りの日が多かったんじゃないかな。

 もちろん、お昼以外にも乃絵ちゃんが話すことがあれば
 わたしはいつもみたいに聞いていたし、
 雨の日にぽつりと零れる話にも同じように応えた。]

(128) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

[雨粒が伝って、乃絵ちゃんの輪郭が見えてきても
 その中身がよく分からないのは、乃絵ちゃんの話が
 深い場所まで潜らなかったからだと思う。

 「ちょっと疲れたね」って言われたら、
 わたしはいつも「そうだねぇ」って返した。
 最初は毎回頭を撫でようとしたと思うけど、
 乃絵ちゃんが思い悩むような顔>>26をしているように
 見えたから、わたしが乃絵ちゃんを撫でる回数は減った。

 ひとみちゃんと同じように、乃絵ちゃんにも
 わたしのピアノを聞いてもらったことはない>>0:1132

 わたしたちは『ともだち』なのに、
 一番大事なところを晒せないまま日々を過ごす。]

(129) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ


[でも、それっていけないことなのかな。]
 

(130) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしと乃絵ちゃんは名前で呼び合うから『ともだち』。
 でも『ともだち』って、全部打ち明けなきゃいけないの?
 そうじゃなきゃ『ともだち』じゃないのかな。
 秘密があるのは、いけないことなのかな。

 わたしは乃絵ちゃんとゆっくり他愛もない話をしたり、
 乃絵ちゃんがいつも持ってくるお弁当>>0:848を見て
 パンと交換しよって持ちかけたり、
 そういう時間がちゃんと楽しいよ。これは、本当。

 だから。ちょっと雨が降るくらい、全然平気。

 わたしはただ、乃絵ちゃんが弱音を零したい時に
 話を聞くだけでいいんだから。]

(131) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ね。

 わたしはわたしの『ともだち』を、
 大事に大事にしていたでしょう。]*

(132) 2021/06/06(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:3年9組 —

[向井くんが飛び出して、ひとみちゃんが出て行って。
 綿見さん>>101もどこかへ歩いて行った。
 教室からは鳩羽くん>>57が騒いでいるのが聞こえる。

 あ、ちゃんと元気になったんだな。って
 わたしはひどく場違いなことを考えていた。
 だって教室に入ってからも、
 わたしは鳩羽くんと話をしていなかったから。
 大抵の人とそうなんだけど。わたしの日常そのままだ。

 普段なら意識もしないことを考えたのは、
 それくらい、朝別れる前の鳩羽くんの様子が
 いつもと違って見えたから>>0:683だと思う。

 鳩羽くんを苛むやべー運命ってやつを抑えてくれたのが
 この特異な光景なのが幸運なのかは分からないけど。

 わたしは廊下の外に広がる景色を見た。]

(133) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[背後から窓の閉まる音>>115が聞こえても、
 わたしは振り返ることはしなかった。
 たぶん鳩羽くんの声に誰かが反応して
 同じことをしたんだろう。
 窓の向こうには何かがあるらしいってことだけ覚えた。

 わたしは、廊下に落ちたカッターを見ている。]

  うん。

[炭蔵くん>>66の声で、ようやくわたしは顔を上げた。
 窓のの近くには乃絵ちゃん>>119がいて、音の主を知る。
 当の鳩羽くん>>118は入り口の方まで来て叫んでいた。]

(134) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  どこから手つけたらいいと思う?

[わたしは鳩羽くんと乃絵ちゃんの話に加わることはせず、
 全体に呼びかけた炭蔵くんに話しかけた。

 たとえば、3年9組の委員長が炭蔵くんじゃなくて
 ひとみちゃんだったなら、
 わたしは今の状況で判断を求めなかったと思う。

 別にひとみちゃんを軽んじている訳じゃなくて、
 炭蔵くんが炭蔵くんだからだ。
 わたしは炭蔵くんの長い前髪の先、目を見ようとした。]

(135) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くんが炭蔵くんはプロだって言ってた。
 ずっと委員長を務めてきたんだって。
 実際、彼が立候補した時、当然みたいな反応をする
 クラスメイトが多かった気がする。
 これまでもずっと人を率いてきたんだろう。

 わたしは、学校との関わりが薄いから。
 炭蔵くんのこと、よく分かっていない。

 ヨーコ先生が炭蔵くんに何でも任せちゃうのは、
 ヨーコ先生が人任せだからってだけ?
 炭蔵くんが炭蔵くんだからってことはないのかな。

 わたしは民衆の一人に過ぎない。
 大勢を退けてまで、
 そんな根拠のない疑問をわざわざ口にしたりしない。
 炭蔵くんが優秀なことは、わたしも理解しているしね。]

(136) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[グループチャットにわたしの発言が並ばないように、
 多くの声がある場所でわたしは自ら前に出たりしない。
 ひとつ声が足りないくらいで流れは変わらないんだから。

 何でもいいよって、見ている。
 ヨーコ先生に並ぶくらい人任せだ。

 でもここにはクラスの半分もいなくて、
 埋もれていられるだけの数が足りなかった。]

(137) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……持ってく?

[わたしは足元のカッターナイフを見ていた。
 何が起こったのか分からない以上、
 身を守る術はあった方がいいかもしれない。
 でも刃物は怖い。手を傷つけてしまいそうだから。

 炭蔵くん>>68が教室を出るなら、わたしも後に続こう。
 振り返ると、柊くん>>77が座り込んでいるのが見えた。

 わたしは一瞬だけその姿を見てから歩き出した。]*

(138) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 15時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

―― 現在・教室 ――

[――さて、話は変わって今現在]

い゛っっった!!!!!
いたいいたいいたいいたい

[ぐにいいいい、と擬音がつきそうな勢いで
思いっきり鳩羽が頬を抓る。>>116
なんか邪念籠ってない!?!?

手が離れた所で赤くなった頬を摩り、
痛い?と聞いて来るものだから
思わず軽く蹴りを入れる。]

いっってーーよ少しは手加減しろ!!

[ともあれ、リアルな痛覚があるのは証明されてしまった。
なんでだよって騒いでるけどそれは俺も聞きたい。]

(139) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

は?窓?まだなんかあんの?

[廊下の次は窓。>>115
黒沢となんかやり取りしてるけど
これ以上もう何が起こっても驚かないぞって気持ちで
教室の反対側まで態々歩き。
勢いよく窓を開けて下を覗き込んだ。]

はあ????????

[え、ここ天空に浮いてる??みたいな感じになってた。

思わず同じ勢いで窓を閉めて、
勢いあまって数歩下がれば何かを踏んづけた。
ばき、と何か折れるような音がする。]

(140) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


うわ、カッター??あっぶな。
なんでこんなとこにこんなもんあんの

[いやもうずっとなにこれ、って言ってる。

さすがにちょっと非現実すぎて、
いやもうずっと非現実なんだけど、
色々一気におこりすぎてそろそろ麻痺してきたな。
ふーーーと息を吐いて、手頃な椅子に座り込んだ。

淡々と出てった綿見とか蔵石だとか、
何でそんな冷静でいられるんだろう。
こういう時女の方が度胸座ってるって言うけどさ。
性別関係ないか、単に個人の性格?]

(141) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………どーしよ。

[ホラーとかパニック映画のセオリーで行くと、
こういう時あんまりバラバラにならない方がいいけど
もう時既に遅いっていうか、残ってる奴の方が少ない。
足りない頭をごねごねして、もう一回廊下の外に目を遣る]

なんか食べ物っぽい匂い…してんだけどさ。
人はいる…のかな……??

[居たら居たでこわいが、居なかったらそれはそれで不気味だ。立ちあがって恐る恐る、廊下を覗き込んでみたが、見える範囲に自分たち以外の人の姿はない。**]

(142) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 無断欠席の日:ユーガ ──


 …… そんなとこ。


[って答えたのは喧嘩?って聞かれたから。>>121
喧嘩が誰かとの意見の対立を指し、
誰かに怒っている状態、ならば
まあ広い意味では、喧嘩みたいなもんだ。し。

ちなみにおんなじ口で、数時間後には
俺は「反抗期」って、答えてる。>>60
それだけ割と今の俺は、ぶれていた。]
 

(143) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うん。…だね。
 無断欠席はよくない。

[それは、判ってる。
親との喧嘩を心配するわけではなく、
淡々と無断欠席を咎めるユーガがちょっと面白くて
ほんのすこし、微笑む。]
 

(144) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 心配かけるしなー
 無断欠席は、しないよーにする
 ごめんな、委員長。

[ちなみに無断欠席をしないだけであって
結果的にサボる可能性も往々にしてあるので
もうサボりません、とは言いませんでした、はい]
 

(145) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ユーガはなー
 無断欠席とか絶対無いもんな…
 無断欠席は、ともかく
 学校いきたくねーとか、
 悪いことしてみてー、とか。

 そういうことって、今までになかった?

[勝手につけたした質問。
これは、俺の単純な興味。]*
 

(146) 2021/06/06(Sun) 15時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 16時頃


【人】 架空惑星 レン

 ── 反抗期と夜遊びの話 ──

[サボってさ。自由が得られたところで
息苦しさは、ぜんぜん変わんなくて。

それを払拭するには、
意地でも笑ってみるよりほかにはなくて。
ユキ大明神!なんて無理やりテンション上げてさ、
んで全然知らない街に連れてかれてさ?>>126

それが「人ん家」だって知ったときには
ヒンコーホーセーでケンゼンな男子高校生、
いやいやいやいや、まじで???なんて
一度は遠慮してみせたりしてさ。

下着まで落ちてやがる部屋に
むりむりむりむり、ってなったけど
結局は見慣れない壁と天井と匂いに囲まれた部屋で
一晩、あんまり眠れねえ夜を過ごすことになるんだ。]
 

(147) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[正直、顔と愛嬌で許してもらうことだって、
別になんらだっさいことなんてないって思ったよ。>>123
俺だって、明るさとノリだけで生きてきたような人間だし
そこはたぶん、変わんねえし。

さっきユキと話した時には深掘りしなかった部分の話
妙にぐるぐると頭の中をめぐるんだ。

俺だって、他のやり方なんて、わかんねー。
だからしんみりしちゃいそうな空気のときは、
なんとか取り繕わなきゃって思っちまうし
そーゆー空気自体が似合わねーなって、思うし。]
 

(148) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 [ 人付き合いは浅くひろーーーーーーーーーーく。
  多分本質的なところに触れられることが、
  きっと俺は、怖いんだ。

  臆病で、小心者で。
  明るくてノリのいい鳩羽憐以外を、
  誰かに見られて幻滅されることが、不安なんだ。 ]*
 

(149) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 2階廊下 —

[カッターだけ、あるいは手ぶらで炭蔵くんの後に続く。
 炭蔵くんもどこへ行くか決めていないように見えた。]

  ここ、何が見える?

[だから、わたしは適当な教室を指差しながら話しかけた。
 入り口には「おばけやしき」>>79って書かれた文字。
 部屋の中は暗幕に阻まれてよく見えない。

 じゃあここは。次は。って、
 わたしは何度か炭蔵くんに尋ねた。]

  見えてるもの、同じだねぇ。

[わたしは最後にそう付け加えて、質問の意図を伝える。
 これはわたしだけが見ている夢ではないらしい。
 教室から柊くん>>139の悲鳴が聞こえてきたから、
 そうだろうとは思っていたけれど。]

(150) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは炭蔵くんを呼び止めて、廊下の窓を示す。]

  何かあるらしいよ。見てみる?

[鳩羽くんと乃絵ちゃんが見ていたもの。
 もし怪物でもいたならここじゃ見えない気もするけど、
 顔を出しただけで噛み殺されることはないみたいだし。
 わたしは冷たい窓の鍵に手をかけた。]

  ……わたしたちの屋台も、あるんだよね。

[3年9組のぶっ飛んだクレープ屋はどこにあるんだっけ。
 何もかもあの日みたいな校舎の中、
 どうしてこんなことになっているのかは分からないけど。

 わたしが思い浮かべるのは、
 ビニールテープで色付けされたプラスチックケースだ。]

(151) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが財布からこっそり入れた10円>>93を思う。

 打ち上げ前の最終確認、
 向井くん>>96の収支報告には1円のズレもなかった。

 朝からずっと笑っていた向井くん。
 客引きの衣装にも、紙の上に書かれたボタンにも
 ゲラゲラ笑っていたっけ。
 忙しかった時は少し大変そうだったけれど>>91
 終わってみれば満足しているように見えた>>92
 わたしは「良かったねぇ」って答えたと思う。

  準備期間に一度だけ乱しかけた平穏を、平坦を、
  今度はちゃんと保てたはずだ。

 もしここが文化祭を忠実に再現しているとするなら、
 あの10円はどうなっているんだろう。
 足りないまま? それとも嘘で補われている?
 わたしは迷子の10円>>94がいたことなんて知らない。]

(152) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[開けた窓の下、2階のはずなのに地面がずっと遠くて、
 わたしはそこで初めて息を飲む。]

  ……っ、なん、で。

[どうしてって言わないようにしてるのに。
 誰も答えてくれないのを分かっているのに。
 わたしの口からは、自然と子どもみたいな声が漏れた。

 どこからか、ため息が聞こえる気がする。]**

(153) 2021/06/06(Sun) 16時頃

【人】 店番 ソフィア



[誰かが溜め息を吐くような音が聞こえた。]

 

(154) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──

 
 夢だったらこんくらい抓らないと!


[なんて言い訳をしながらユキから離れた俺は>>139
心のどこかで、どんなにつねっても痛くない!なんて
そんな答えを期待しちゃってたんだと思う。

廊下を覗いて=文化祭であることを確認してみたり
ノエが窓の外覗いた事を咎めてみたり、
そんな大騒ぎの最中、メイの姿をみかけたら>>133
もし視線が合うことがあればへら、と笑ってみせただろう。

ひと握りの、罪悪感は未だ抱えたままで。]
 

(155) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア


 どうしたの、ぼたん。

[虚空にそう言い放つけど、返事は返ってこないから、
どうやらあの子ではないらしい。

あの子はこの学校の別クラスに通っている。
だからここにいる可能性はあって、いつ現れても不思議ではない。

……と、そういう認識をすることで、
私はあの子に居場所を与えていた。

あの子はいつでも、私が一人きりの時に現れて、
話し相手になってくれて、そしていつの間にかどこかへ去っていくだけ。]

(156) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[メイと俺がすれ違っていることは、
だぁれも気づいていないこと。

俺はメイに、親の話をさせちまったことを
いま、すげー後悔していたし、
メイは俺の声が下がっちまったこと、
選べねー運命のせいだって思ってる>>0:584

でもこの誤解は、案外解けなくても
今は、なんとかなるらしい

現に、メイは俺を見て「元気になってくれた」と
思ってくれたみてーだし >>133
俺はメイを見て、もう落ち込んでねーかな、って
いちおう再確認することができたわけ。

ま、ぶっちゃけ今それどころじゃあなかったんだ]
 

(157) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

[完全に“いない”という悪魔の証明が成されない限り、
「ぼたん」は、私にとっては“いる”女の子だ。

私の瞳には、あの子の姿が映る。]

(158) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

[かつん。足元で何かを蹴った。
見下ろすとカッターナイフがある。

点々と、一定の距離を保ちながら落ちている危ない刃物。
校舎の雰囲気はあの時の文化祭のままなのに、
これだけがどう見ても異物だった。]

 ……。

[蹴ってしまったカッターナイフを1つ拾い上げ、
なんとなくそれをポケットに納めて、廊下を歩き続ける。
無意識に階下へ、出口の方へ。]

(159) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だから結果的に
ひと握りの罪悪感は、未だ消えそうにない]
 

(160) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 1F:昇降口 —

[>>83昇降口に辿り着けば、先ほど見失ったはずの向井くんを見つけることができたか。
もうこの場から去っていくようであれば、その影がチラッと見えたかもしれない。]

 ……どうしたの?

[ほとんど呟くようにそれだけ言って、私は昇降口の扉のほうへ向かう。
みんなここを通ってきたのだし、曽我くんも帰って行ったのだし、
私は普通に開くと思っていたので、帰るかどうかはともかく一旦外の空気を吸おうと、
扉に手を伸ばそうとするだろう。*]

(161) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うええ、まじどうしよ
 外すげー雪だし、帰れっかな…
 つうかなんで文化祭…

[まだ帰れない事実に気づかない俺は
ぶつぶつと独り言を言いながら教室へと戻る]

 っつか窓の外注意!って
 みんなに言ったほうがいいよな…?

[こんな時圏外じゃなきゃなーって。
俺は渋々チョークを取って、
あんま綺麗とは言えねー字で黒板に書き足した。
ユーガの文字と並ぶと、若干なさけない>>0:1170]
 

(162) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 『 窓の外 見ちゃだめ ぜったい
   教室が ラピュタみたいになってる 』

[喩えはどうかと思ったけれど
通行人が例えば下の世界に見えてたら、
俺、きっと、言う言葉はただひとつしかない。

        ……… 言わねーけどな。 ]
 

(163) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[教室にはどれくらいのやつが残ってただろう。
もういろんなやつが外に出ていってしまった。]


 俺も。ちょっと見てくるわ。
 誰か行くやつ、いる?


[声、掛けてみるけど、
特に教室から出ていくやつがいなければ、
ひとりで状況を確認しにいくつもり。]*
 

(164) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭当日 ――

[ スイーツアクセは三つ作った。
 カチューシャにクレープをくっつけたものを二つ、
 クレープの裏にクリップをつけたもを一つ、
 自画自賛するのもどうかと思うけど、
 我ながらなかなかの出来だったと思う。
 少なくとも、向井君には大ウケだった>>89 ]

(165) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私はいいよ。むしろ向井君入る?

[ 文化祭当日ともなれば、
 私の写真の腕もそれなりになってたと思う。
 学校のカメラもなんだか使い慣れちゃった。

 カチューシャを付けた番代さん、
 服にクレープを付けた柊君、
 プラカードって看板に持ち手がついてるものの
 イメージだったんだけど、
 頭にカチューシャを付けた上に>>0:1056
 プラカードを首から下げてる鳩羽君は、
 腕には実行委員の腕章もつけてて、
 情報量が多すぎる ]

(166) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 はいっ、撮るよー!

[ 写真の腕、上がってたつもりなんだけど、
 私、笑いをこらえるのに必死で、
 危うく躍動感のある写真になっちゃうところだった ]

『この3人を見かけたら、チラシをもらってくださいね!
 3-9の屋台は体育館の渡り廊下です!
 お待ちしています!
 #豊高
 #豊高文化祭
 #豊高文化祭3-9
 #クレープ』

[ 3-9の屋台の場所は、体育館に通じる渡り廊下。
 体育館での出し物を見に行く人は必ず通る、
 絶好の場所だった。
 生徒会に残る過去のデータで、
 売り上げの良かった屋台の場所を調べたのは秘密 ]

(167) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 写真はもちろん広報アカだけじゃなくて、
 3-9グルチャにだって、向井君にだって送ったよ。
 こんなの拡散しないともったいないでしょ!

 ちなみに。
 こんなにウケたんなら
 無駄な出費ではなかったかな?って
 材料費のレシート、向井君にぴらっと提出してみたけど、
 受け取ってもらえたかな?** ]

(168) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 16時半頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 16時半頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 16時半頃


【人】 架空惑星 レン

 
── 閑話:文化祭の写真 ──

[プラカードさ、首から下げるタイプを
提案してくれたのノエだろ?>>0:243
あれさー実行委員でいろんな仕事があった俺には
めちゃめちゃ助かったんだよね。両手が空くし。

情報量の多い俺は >>166
全力でピースして写真に写る。
変顔でもしてやろうかっておもったけど
ノエの写真がこれ以上ぶれたら大問題だ。

ちなみに何枚か撮ってたら
確実に1枚は変な顔で写らせてもらったと思う。

俺も自分のSNSに乗っけたし、広報垢も拡散した。
写真は今でも大切にスマホに保存されたままな。]*
 

(169) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・昇降口 ──

[ 慎一が聞いたのは誰かのため息じゃなく、
 「どうしたの?」って鮮明な声だった。>>161

 そのとき慎一はもう涙をこぼしてはなくて、
 ただ、俯いてドアノブを握りしめたままでいる。

 慎一はこういうの、ちょっと詳しいんだけど、
 急ぎ気持ちを落ち着かせる必要があるときは、
 一定のリズムで単純な動作を繰り返したり、
 一定のリズムで動くものを見つめるといいよ。

 よかったらみんなも試してみてほしい。
 慎一は今、握ったドアノブの裏の凹みを、
 指先でひたすらなぞっていたところ。]
 

(170) 2021/06/06(Sun) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──なので、
 急な番代の登場に慎一は「わっ」と言って、
 慌ててドアノブから飛びのくように離れた。

 そうしたら番代がごく自然な流れで、
 扉に手を伸ばそうとするから、咄嗟に言う。]


  ──あ、開かねえから! それ。


[ 言ったところで信じてもらえたかどうか。
 別に自分で試してみてくれてもいいけど、
 絶対開かないし、慎一の体温で生温いし、
 なんなら手汗でべちょっとしてると思う。
 慎一としてはあんまりオススメできない。]
 

(171) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ とはいえ、行動の選択権は番代にある。

 後ろに飛びのいたまま、
 慎一はなんとなしに彼女の動きを眺めてて、]


  帰りたいの? 家……、


[ 実際に試したあとかどうか、
 扉が開かないということに納得してもらえたら、
 シンプルに浮かんだ疑問を投げたことだろう。*]
 

(172) 2021/06/06(Sun) 17時頃

次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 17時頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:夏の日の後のイケメンと —

[落とし物捜索の一件が終わった後、
その後の問題に疲弊したりもしたけど、
説明すべきところに説明が行き渡っていたのなら良かった。>>0:1143

一緒に帰ってくれるようになった柊くんにも、
誤解無きよう説明する必要はあったので。]

 ん。
 助かってるんだよ。

[現在進行形で買い食いして、タピオカココナッツミルクを啜りながら、
誘いに乗ってくれたイケメンくんに返事をした。]

(173) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 だって私から誘ったんだもん。
 無断で帰りが遅くなるのだけアウトだから、
 買い食いも寄り道も全然オッケー。

 一緒に帰るのはクラスメートだって説明したし、
 どこに寄ったかもできる限り説明できるようにしてるし。

[あの夏の日は、クラスメートに対する両親の誤解があったけど、
そうじゃないことはしっかり説明したから、
後は私がルールを守ってさえいれば、平和な学生生活のはず。]

 まさか軽率に変なところに連れてったりはしないでしょ?
 ねー。

[その頃はまだ、この柊くんが女の子を弄ぶような人だという噂を耳にしておらず、
安心感のある面倒見の良い人、という認識でいたので。*]

(174) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

[誘拐被害に遭ってしまった人は、
高校生らしい普通のデートをすることも許されないんですか?

そんな憤慨が心の隅っこにありまして。]

(175) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

[だけど、そんな呑気に考えられるほど、
あの暗闇がトラウマとして残っていないのは、何故なんだろう。

まるで、つらい記憶だけを誰かがごっそり持って行ってくれたような。*]

(176) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:正論とSOS ──

[ 確かに、自分が委員長としての仕事を果たす為に
 黒沢を連れ出したというのに
 何故、自分がこういったアドバイスを受けているのか
 ……それを考え始めたら、不思議には思う。>>0:1172

 しかし、黒沢が真に伝えたいことの過程で
 必要なことであるのだろう。 ]


  なるほど、それは一理あるな


[ 其れから、優秀な人材の出した答えに追従する。
 ─── これには、納得せざるを得なかった。 ]
 

(177) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ いや、追従するという言い方は違うか。>>0:1173
 考えた上でも、其れ以上の最善を
 見出せないと思ってしまう。
 これは、父と自分の関係にも当て嵌まると思った。

 父が「イエス」と言えば、「イエス」なのだ。
 父が「ノー」と言えば、「ノー」になる。

 疑いもしてこなかった事実を、
 黒沢に突きつけられたような気がして、
 お堅い炭蔵の思考が回転する。 ]


  責められている、と受け取るかは別だが、
  分からないでもない


[ 相手から受け取る言葉がねじ曲がりることが、
 炭蔵にとっては理解しがたかったが。 ]

(178) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 不意に笑う黒沢が分からない。>>0:1174
 ストレートと素直の違い、
 生き字引のように頭の中で思考するが、
 ピーマンの例えが、理解し易かった。>>0:1175 ]


  黒沢が今やってくれたように、
  相手に合わせて表現を変えると言うことか


[ 理解したとて、できるかどうかは
 本当に別の話ではある。
 何せ、柔らかい言い回しを
 炭蔵持ち合わせていない。 ]
 

(179) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ちなみに、お説教?とは思っていない。
 黒沢からの素直なメッセージだと受け取ろう。 ]
 

(180) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 噫、失望させてくれるなよ>>0:1176
 炭蔵は上から目線なのを気付かずに、
 そんな風に思っていたことだろう。

 さて、SOSを求めるということは、
 勿論助けるつもり、ということだ。
 それ以上でも、それ以下でもない。
 責任を感じているとはまた違う、
 ただ炭蔵がそうしたいだけだから、
 気にするな── と、伝えられていたら。 ]


  俺だって、信じれるものなら
  信じてやりたいんだよ


[ そして、これは本心だ。 ]
 

(181) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ さて、炭蔵がSOSを出す
 ─── そんな状況を、想像したことがない。

 だから、相手が居るか。
 そう問われてしまっては、返答に困っただろう。
 ……でも、そうだな。
 ひとりで解決できないことはない。
 この時の炭蔵は、頑なにそう信じてはいた。 ]
 

(182) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 家族を憎むことが、黒沢自身の問題と言う。>>0:1177
 例えばそれが、要求されているスペック
 という話と炭蔵が理解できたなら、
 自分に置き換えて考えることもあったろうか。 ]


  黒沢に問題があるようには見えないが
  あまり思い詰めるなよ


[ ただ、炭蔵から見える景色を、
 ただ告げることしかできなかった。 **]
 

(183) 2021/06/06(Sun) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

[私が昇降口のドアノブに近付こうとすると、
>>170>>171向井くんがそこを驚いて離れた。
何やってんのかな、と思いはするものの、
当たり前のような動作で私はそのまま空いたノブを握る。

お構いなく。
何故なら私の手も謎の手汗でびっしょりしていたので、
気持ちの悪さを感じることはなかったでしょう。

「開かないから」という言葉の通り、
ちょっと力を入れてもびくともしないし、
更に力を込めて、体重を入れてもどうにもならないことを確認した。]

(184) 2021/06/06(Sun) 17時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……カチンコチンだ。

[能天気にそう形容し、赤くなった手をぶんぶん振って冷気に当てる。
きっと向井くんも試すものは試したんだろうとは思う。]

 鍵がかかってる感触じゃないし、
 ドアが凍っちゃったのかなぁ。

[これ以上やるなら、後は男子に暴力的に殴る蹴るをしてもらうしかなさそう。
私には打つ手が無さそうで、それを実感すると眉尻が下がる。]

(185) 2021/06/06(Sun) 17時半頃

【人】 店番 ソフィア


 今すぐ帰りたいわけじゃないけど、
 電話も繋がらないし、いざと言う時に帰れないと困るかなって。
 あと、外の空気をちょっとだけ吸いたいし……。

[ここまでは冷静に言えた。
困惑してはいたけど、まだ、心のどこかでなんとかなると思っていて。
だけど自分の手で扉が開かない事実を確認してしまってから、
外の空気を無意識に求めてしまう自分に気付いて、少しずつ、言葉を失う。]

 ……あ……。
 まさか、ね……閉じ込められたってことは……。

[頬を汗が伝った気がした。寒いのに。
胸の前で握り締めた手の中も、ぐちゅりと不快な感触がする。*]

(186) 2021/06/06(Sun) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 回想・文化祭当日 ──


  えっ、いいの? 入る入る!


[ カメラマンがサマになってる黒沢に、
 「入る?」って聞かれたから、>>166
 それ以上黒沢に写真に入るよう言うこともなく、
 慎一は遠慮なく撮ってもらいにいった。
 だって、遠慮する理由なくない?
 っていうかこんなんみんな写りたいでしょ?

 だから、広報用じゃないオマケの写真。
 ついでに撮ってもらえたんじゃないかな。
 変顔でもいいので付き合ってください。お願い。

 材料費だって費用に計上しますとも。>>168
 ……客入りも上々だったから賄えたはずだ。]
 

(187) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一はわかりやすく楽しそうだっただろう。

 だって、慎一が今まで遠目から見て、
 いいなあって思ってた学校生活って、
 まさにこういう感じだったんだもの。

 でも、慎一は知らない。
 誰かの嘘で保たれるはずだった平坦。>>152

 そのときどちらか片方でも、
 都合の悪い事実を正直に伝えてれば、
 なんてことはない話だったんだろうけど。]
 

(188) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ まあでも慎一の高校生活って、
 ずっとそんな感じだったかもしれない。

 楽しい、愉快な高校生活だったけど、
 きれいで浅いところ、上澄みだけ掬って、
 沈殿したものは知らないまま、みたいな。

 でも慎一のそれはきっと、
 自分の深いところに触れられるのが怖い以前に、
 普通に気にならなかったり、億劫なせいだ。

 だから慎一は、
 みんなの家の話も、癖の話も、夢の話も。
 奥底に抱えるむなしさそのものの話も。
 ちゃんと聞いたことがなかったかもね。]
 

(189) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は黒沢の目指すものを知らないし、
 暮石の親が昨年死んだことも知らない。
 鳩羽の家に最近起こった事件のことも、
 番代の過去に何があったのかも、全部。]
 

(190) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから、今も。]
 

(191) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・昇降口 ──

[ 躊躇なく番代がドアノブを掴む。>>184
 慎一はちょっとそわそわしながら見てる。

 カチンコチンというカジュアルな言葉は、
 あの扉の違和感にやや相応しくないような。]


  凍っちゃった……んじゃないような……


[ とはいえ慎一もうまく表現できないから、
 ううんと首をかしげているばかり。

 暴力的なこと。慎一はしてない。
 良識的に扉を押し引きしただけだった。
 暴動とか言ってたくせ、その発想はなかったな。]
 

(192) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……そっかあ。


[ 今すぐ帰りたかった慎一は、
 番代の返事にあいまいな相槌を打つ。>>186

 なんだろう。女子にこう言われると、
 俺は今すぐ帰りたいようとは言いづらい。

 どうしたらいいんだろうって慎一は思って、
 でも、「外の空気が吸いたい」って、
 番代のその言葉なら叶えられるかもって思った。

 ドアが開かなくても、窓を開ければいいじゃん。
 というか、慎一はそこから帰ればいいし。]
 

(193) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ どうしたってドアが開かないこと、
 あれだけ奇妙に確信したばかりなのに、
 慎一はなぜか窓は開くって思いこんだ。
 逆に今までなんで思いつかなかったんだろう。

 名案! くらいの気持ちを持って、
 番代の隣をひょいと通って、
 ドアの傍らの大きな窓の錠を外す。

 番代は「閉じ込められた」とか、>>186
 物騒な可能性を口にしていたけれど、
 慎一はその瞬間だけは妙に楽観的だった。]
 

(194) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でも、]


  あ?
  …………窓も開かない。


[ ついでに言っておくと、
 さっきのドアと似た感触でした。

 慎一がめいっぱい力を込めているのは、
 きっと見ていてくれたらわかるだろう。
 番代の目の前で少しの間窓と格闘して、
 慎一はなんだかまた落ち着かなくなってくる。

 でも、今度はひとりじゃないから、
 いったん振り返って、共有してみよう。]
 

(195) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  閉じ込められてるのかもしんない。
  …………なんで?


[ わかんない。
 慎一はたぶん、途方に暮れた顔をしている。

 指先でクレセント錠をカタカタ揺らす。
 つまり、落ち着いていたいけど、無理そう。

 当たり前っていうとなんだけど、
 当然気を回して言葉を選ぶ余裕はなかった。

 ……というかそもそも、気を回そうにも、
 慎一は番代の過去なんて知らないんだけど。*]
 

(196) 2021/06/06(Sun) 18時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 18時頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:夏の日の複雑な事情 —

[>>0:1162事情をカミングアウトしてしまえば、
いろいろ思われるだろうから、居た堪れないわけですよ。
鳩羽くんに打ち明けたのも失敗だったかもしれないってぐるぐるしていて。]

 まあ、仕方ないんだよ。

[>>0:1163分かってくれたようなら、一言それだけ返す。
同情とかされようが、それが無責任だろうが、
きっと想像しているものは違うんだろうって決めつけて。]

(197) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 店番 ソフィア


 ……ううん。
 気にしてるっていうか……。

[>>0:1164そこまで言われてしまうと、なんだかなぁ。
ちょっとぐらい責めてくれてもいいのにな。
鳩羽くんがなんでこんなに優しくこっちを理解してくれるのか、
それが分からないから、こちらが勝手に気まずい。]

 普通の家庭だったならもっと自由だったのかなって、
 思っちゃうけど、そんなこと言ったらダメだよね。

[自分はそういうことがあったけど、家族に愛されているのは本当だ。
それは間違いないから、それだけを漏らす。

例えば私が無断で授業をサボって家出なんかしたら?
考えるだけで、両親の憔悴した顔が想像できてゾッとする。]

(198) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>1165頭にぽんと置かれる手の感触。
鳩羽くんとの身長差もあって、見上げる格好になる。]

 ちょっ、

[——その一瞬、知らない男の拳が振り上げられる、
そんな光景がフラッシュバックした気がして、身を引こうとしてしまう。

僅かにだけど後ずさって、でもそのまま撫でてくる手を受け入れた。
別に、平気だ。

だってあの時、殴られたのは、……。]

(199) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 店番 ソフィア


 …………。

 あの、いきなりそーゆーの良くないと思う!
 不意打ち反対!

[ふるふると全身を震わせて顔を赤くした。
人によってはセクハラだからね、と思ったので簡単に気を許したくないけど、
別に悪い気はしなかったので自分でもびっくりした。

さっきの一瞬は気のせい。どう考えても。*]

(200) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭打ち上げ ――

[ 文化祭で、私たちの屋台は高い評価を得た。
 コンセプトもよかったし、目玉メニューも人目を引いた。
 味だって間違いなかったし、
 客引きによる宣伝効果も上々。
 SNSでの宣伝も、そこそこ拡散されて、
 売上アップの効果はあったと思ってる。

 となると、当然打ち上げって流れになる。
 売れ残ったクレープもあったから、
 みんなで食べてしまえば万事解決。
 打ち上げの準備が整っていく中、
 私は樫樹君に声をかけた ]

(201) 2021/06/06(Sun) 18時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 樫樹君、ちょっといいかな。

[ 手招きをした私は、黒板の前にいる。
 そして黒板の前でやることなんて決まってる ]

 文化祭お疲れ様でした!って書いてくれないかな?
 樫樹君、字が綺麗だし。
 私、横に絵を描くから。

[ 書記の樫樹君は書道部だったはず。
 これ以上の適任はいないでしょう。
 そして僭越ながら3-9の絵心担当は私のようなので。
 色とりどりのチョークを駆使して、
 リアルなクレープの絵を添えるとしましょうか** ]

(202) 2021/06/06(Sun) 18時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 18時頃


【人】 綿津見教会 マナ


―― 回想/柊君と ――

[ ほどよく軽くほどほどに。
  自分の事を深く知られないように、
  あまり踏み込んでこられないように、――

  私の交友関係というか。
  人付き合いの在り方ってそういうもので。
  だから、自分の事を話すのは苦手だった。
  路傍の石。いくらでも代わりがある。
  その役割に収まっていたかったから。

  彼にぽろっと一片を話したのは何故だったかな。
  負い目があったからかもしれないし、
  誤魔化すのにちょうどよかったのかもしれない。

  ともかく珍しいことだったということ。]
 

(203) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 謝りに行った時に少しびくつかれたのは、>>0:1109
  また怒鳴ったりされるとでも思われたんだろうか。
  やっぱりやらかした。
  一度ついた印象を払拭するのは大変だから。

  内心でため息を吐きながら、
  へらへらとした返答が帰ってくれば>>0:1111
  そっか、と。肩から少し力は抜けて。]


   ……はは。
   場合によってはセクハラになるんじゃない?
   まあね、いろいろあるからね。


[ 次いで告げられた言葉には、少しの瞬き。]
 

(204) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   ああ、うん、……苦手、かも。
   うるさいのとか。ごめん。
   そこまで気を遣って貰わなくても、だけど、


[ 無意識に髪を掻き上げて、すこし。
  すこしだけ、誰も居ない虚空に目線が向く。
  いまだってあの子は侃々諤々と煩いし、
  私に対して偉そうなことを言ってくる。

  あの子に。反撃でもしたかったのかな。]
 

(205) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   いつも煩い家族が居るから。
   ちょっとその所為でね。


[ 誰も悪くは無いから。
  悪いのは私でありあの子だから。]* 
 

(206) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 回想/買い出し ――


[ いつの間にか屋台のコンセプトがオカルトで
  ハロウィンでどっきりな感じになっていたが、
  私はそう……そこまで関与はしてない、
  してない筈だ、きっと。

  ちょっと目玉商品の見た目が
  グロかったそれだけなのに。
  とはいえそういうホラーめいたものは
  好きではあったから、止めることは無かった。

  やりすぎたかもしれないとは思ったけど。]
 

(207) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   おばけクレープ?
   いやでもそれ、可愛いかも。
   クリームで白くてふわふわな感じにすれば、
   あながち出来なくもないんじゃないかな。


[ 白いホイップクリームでどうにかそれらしく、
  彼女の言うかわいいクレープが出来たりしないかな。
  頭の中でトッピングを考えつつ、
  今日の試作で試してみようか、なんて思う。

  甘いものだけがクレープではないし、
  おかず系の材料も考えれば、出来るトッピングも
  またバリエーションが増えていくし。]
 

(208) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   いいんだよ。
   やりすぎない範囲なら、だけど。
   多分これが、一番楽しいとこだから。


[ 今だけは学校生活の楽しいところに
  浸っていたかったような気持ちもある。

  難しいことや嫌なことをほっぽって、
  友達とどうでもいいことでげらげら笑って。
  夢が醒めたときに虚しいばかりにならないように。]

 

(209) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ だからそう、普通の高校生として。
  ちょっとの悪戯心と一緒に、メイちゃんと
  試作の為の色々なものを買っていった。

  彼女がクレープを作れるようになればいいなって、
  そう考えて、レシピも渡して。]


[ 見た目だけはグロいおいしいクレープの横、
  アンバランスなくらいに可愛いおばけクレープが
  当日、並んでいたりしたかもしれない。]*

 

(210) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 回想:夏の日・ひとみ ──


[自慢じゃないけど俺は案外空気を読む男だ
(※ただし読めたものに限る
(※読めるとは言ってない←最重要

……だし、ねーちゃんが居る家庭って
割とそうだと思うんだけど
案外弟は優しく育つんだぜ、これ豆な

なので別にひとみが勝手に気まずくなろうと>>198
俺的にはなんも特別なことじゃあなかったし

それに、誰かがさぁ
自分含む誰かのせいで弱ってんの見るの、
俺あんまり性に合わないだけなんだよね。
むしろ、たぶん気にしすぎてしまうんだと思う。]
 

(211) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だめかどーかは知らねーけど
 まあ… そのうちもーちょっと自由になれたらいいな

[普通の家庭だったら… なんて言うひとみに向けて。

そもそも普通の家庭ってなんだろう。
両親揃ってて、子供の心配をするような家庭は、
俺にとっては充分普通すぎる。

……両親片方が、離婚もしないまま、
行方をくらませて十数年、なんて、
よっぽど異常な家庭だなって、心の中で笑う。

でも、普通じゃねー家庭でも、
俺は自由だし、俺は幸せに生きてる。
なんてな。まだ夏の俺は、そんなふうに思ってた。]
 

(212) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ただ…… 頭を撫でるのはやりすぎたのかも知れない]
 

(213) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[一瞬ひとみの表情が強張った気がした。>>199
やべっ、って俺が一瞬思うくらいには。

理由はわかんねーし。気の所為かもしれねー。
だって次の瞬間には顔真っ赤にして怒ってたしさ!]


 おっと、スイマセン。スイマセン。
 もう不意打ちではしません。


[両手を挙げて降参のポーズ。
不意打ちではしないって言っただけで、
そうじゃなかったらするかもしんねーけど!!!
言葉の綾って難しいね!!

──おどけて、今の表情が気の所為だって思おうとした。]
 

(214) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ま。それ以降、
別にクラスメイトの頭を撫でてやる機会もなく
今までどおりの日々が続いていったんだけど。

ただ、ほんの少し時間が遅くなりそうな日とか
そーゆーときにはいつもよりかは、
ひとみの動向を気にするようになったっつーのは
ま、どーでもいいこっちの話。]*
 

(215) 2021/06/06(Sun) 18時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 19時頃


【人】 綿津見教会 マナ



―― 回想/オカルト話 ――

[ プラカードが一枚だけなんかおぞましくても、
  クラスの皆様方においては笑って許してほしい、
  ……まあ私が持って歩くわけではないけど。]

 

(216) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 見間違いでもなくて、そこに居て、>>45
  あと利美の札がいまいち効かなくて。

  そっか、と相槌を打ちながらも、
  彼女は"それ"と一緒に居ることが
  それ程苦痛では無いんだろうな、と見て取れて。

  奇妙な話に変に理解があった、というか、
  受け入れる力が妙に高かったというか。
  私はそういう類だったと思う。]
 

(217) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 適応力が高すぎるのもどうかと思うけどね。
  お化け屋敷に連れ込まれても、
  多分表情一つ変えなかったと思うし。]


   ……ぁ、
   ううん、気にしないで。


[ 無意識の呟きを拾われたならば>>46
  少し困ったように否定して。
  それでも。ちょっとだけ、聞いてみようかと。

  私が彼女の目にどう映っているか>>47
  ばっちり独り言を聞かれてたとか、……うん、
  ひとみは何もこちらに言ってこなかったし。]
 

(218) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   えっと、変なことを聞くけど。

   ひとみはさ、……その子、
   どういう風に思ってる?
   邪魔だとか、面倒とか、……思ったことある?


[ 彼女は私と同じとは思わなかった。
  けれど近しい部分はあるのかな、と考えて。]*
 

(219) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ


── 現在/2階廊下 ──


[ 調理室から出て、静かで賑やかな廊下を歩く。

  そういえば文化祭当日はてんやわんやだったから、
  あまり校舎内の装飾だとか、
  どんな風に飾り付けられていたかとか、
  まじまじ見られなかった気がする。

  文化祭の延長戦、
  後夜祭も打ち上げもとっくに終わったのに
  本当にどんな有様なんだろう、これは。]
 

(220) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ こんな非常事態に、どこか愉快な気分だった。
  普段の生活から切り離されて、
  どこにでもなく何もないところに辿り着いた。

  家に置いてある模試の結果を
  馬鹿らしいって一蹴するような、現実逃避。
  逃避した先の現実に自分が居る気がして。

  やっぱり 全部無駄だったんだなって。
  虚しいのも間違ってなかったんだなあって、
  自分事じゃないように思った。]
 

(221) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ



  ……あれ、利美?
  どこ行くの、────って、ちょっと。


[ ちらっと遠くに見かけた利美の影。
  聞こえなかったのか、私を無視して
  さっさと歩いて行ってしまったけれど。

  まあこんな事態に陥れば、
  誰でもパニックになるよねって。
  そう思いながら足元のカッターをひとつ蹴った。

  私の足は食堂の方へ。]**
 

(222) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ちらりと教室から出てくる影があったなら>>164
  声をかけられれば、足を止めたりもしただろう。]**
 

(223) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 店番 ソフィア

[閉じ込められたという判断をするにはまだ早い。
だって窓は確認してなかったんだもの。

>>194向井くんの行動でそれを思い出したので、
窓が開く様子をそのまま見守っていて、
>>195窓が開く様子を……
窓が開く……
開いて……?]

 あかない?

[冷や汗がぶわぁっと出る。
向井くんがしばらく格闘していたのをこの目で見たので、
疑うこともできず、現実を鵜呑みにするしかない。]

(224) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>196ああ、言っちゃった。
閉じ込められているのかもしれないと、言っちゃった。

途方に暮れた向井くんの指先が、クレセント錠をいじっている。
あっ、それずるい。私も欲しい。
気を紛らわすための何かが欲しい。
近くに何もなかったので、ひたすら胸の前で両手の指を重ねていじいじしている。]

 ……なんで??

[私にコメントを求められても、それしか言いようがない。
息ができなくなりそう。]

(225) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 店番 ソフィア

[とはいえ、なんで?と聞いても仕方がない。
答えが返ってこないものはいくらでもある。

幼い私をさらった男に、なんで?と聞いてたところで、
返ってくるのは苛ついた平手。

理不尽なものというのは、なるようにしかならないので、
明後日友達と遊ぶ予定を立てていても、
明日拐われてしまえば、それは容易く無かったことになる。

今が楽しいならそれで十分、と思いながら生きていた。]

(226) 2021/06/06(Sun) 19時頃

【人】 店番 ソフィア


 まだどっか開いてるかもしれないし、
 誰か隠れてるかもしれないし……。

[自分の目で確認したものは誤魔化しようがないから、
希望を見出すなら、まだ見ていないものを挙げるしかない。

冷や汗はもう隠し切れないほど滲み出ていて、
手の甲で拭おうとしてぬるりと滑った。

タオル、教室に置いてきちゃったな……。*]

(227) 2021/06/06(Sun) 19時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 19時頃


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 19時半頃


【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──

[華やかな装飾、壁にはられたポスター。
3-9の教室以外は、あの日の文化祭一色で
辺りには良い匂いが漂ってくる。

あの日、西に東に奔走した校舎内。
クラスの出し物も、後夜祭もステージも。
全部、全部、覚えてる。

一つだけ違ェのは、
こんなに床にカッターナイフが落ちてるなんてこと
さすがに文化祭当日にはなかったはずだし、
さっきから。さっきから。

なんか聞こえてくるため息みたいなのは何だ。
気のせいか?幽霊か?どっちにしろまじ怖い。]
 

(228) 2021/06/06(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[カッターナイフを廊下の脇に蹴飛ばしながら歩く。
ボールを蹴飛ばすのは得意だけれど、
カッターナイフはどうだろう?

こんな蹴飛ばしながら歩くこと、
ぶっちゃけ経験は、無い。]


 おう、マナ。
 

[廊下のどこかで、すれ違うのはマナの姿>>223
同じようにカッターナイフが蹴飛ばされる音で、
ぶっちゃけ最初気づいた、っつーか。]
 

(229) 2021/06/06(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 まじ意味わかんなくね?
 何なの?これ。

[いつも明るく元気な鳩羽君だって。
今日ばかりは割と嫌な顔を全面に押し出している

だから逆にマナが愉快な気分だったのなら>>221
なにか思うところもあったのかもしれねーけど。]
 

(230) 2021/06/06(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ、窓の外は見ちゃ駄目な。
 ガッコ、やべーことになってる。
 ………なんなの?やっぱ夢?

[窓の外。地面がとてつもなく遠いのを、
俺は、この目で確かめてるからさ。

俺の口からは、結局「なんなの」しか出てこない。]*
 

(231) 2021/06/06(Sun) 19時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 19時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・昇降口 ──

[ 開かないって慎一ははっきり言ったのに、
 返ってきた言葉には疑問符がついてた。>>224

 開かないんです。
 何度聞いてくれてもいいけど、
 慎一は毎回きっちり同じ返事をするだろう。

 ついでに、慎一の「なんで?」にも、
 答えらしい答えが返ってくることはない。>>225

 鸚鵡返しは慎一の心を落ち着けてはくれない。
 あまつさえ疑問符は増えているので、
 このままいくとふたりとも、
 頭の中が「?」でいっぱいになっちゃいそう。

 慎一は番代の指がいじいじ、いじいじ、
 単調な動きを繰り返すのを目で追っている。]
 

(232) 2021/06/06(Sun) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 答えの返ってこない問いなどごまんとあって、
 けど、慎一はいつまでもそれに順応できない。

 あきれた顔されることはあっても、
 引っ叩かれることなんてなかったからかも。

 まだ可能性はある。まだ大丈夫。
 とでも言いたげな番代の顔は、
 慎一でもわかりそうなくらい変だった。

 そのことが余計に慎一を不安にさせる。
 だから言葉を詰まらせながら慎一は言う。]
 

(233) 2021/06/06(Sun) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  わ、わ……割ろう、窓。
  割ったら出れるじゃん。外。


[ どこか開いてる? 誰か隠れてる?>>227
 そんなの探してらんないって慎一は思う。
 慎一は、今、今すぐにここから出たいの。

 震える声でそう言ったきり、
 慎一は口をぎゅっと結んで、
 また頬の内側を噛みしめる。

 壁に立てかけられていたモップを一本取って、
 そのまんま大きく振りかぶって、下ろす。]
 

(234) 2021/06/06(Sun) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ かぁんって、乾いた変な音が響いた。
 モップの柄だか掌だかがびりびりして、
 握ってたモップは手汗で滑って落っことした。

 今度はからんって軽い音がする。
 モップの柄が床にぶつかった音だ。

 それが床を打って少し跳ねる様子が、
 慎一にはスローモーションのように見えた。

 普通、モップで窓が割れるものなのか、
 慎一は試したこともないから知らないけど、
 少なくともこの窓は割れないんだなって。

 扉や窓が開かないのと同じ、気づいちゃった。]
 

(235) 2021/06/06(Sun) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  …………。


[ 今度はなんでって言わなかった。
 言ったらまた泣いちゃいそうだったし。

 次の動作をとれないまんまで、
 慎一は呆然と床に落ちたモップを見て、

 ……どうしよう。
 どうしようもなくべたついた掌を、
 行儀悪く制服のズボンで拭きながら、

 慎一はまた「昼飯買い忘れたな」って、
 気を紛らわせるように考えていた。*]
 

(236) 2021/06/06(Sun) 20時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 20時頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 20時頃


【人】 店番 ソフィア

[割るの? と聞き返す前に、向井くんはモップを手に取っていた。>>234
やはり困った時は暴力が解決してくれるのだろうか。
窓が割れることを心のどこかで期待して、手を握りしめる。]

 が、がんばれ男の子!

[少し裏返った応援の声。
>>235そして、モップの先端が窓にぶつかるその瞬間を見た。

軽い音。モップが落ちる。
窓には傷一つ無い。]

(237) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

[少しの間、向井くんと一緒に呆然としていたと思う。
たぶんここにいる2人にこれ以上この場をどうにかする能力は無い。

>>236落とされたままのモップを拾い上げて、
元あった壁に立てかけておいた。]

 ……えっと、

[励ましとか慰めの言葉とか、何も思い浮かばなかったけど、
もし思い浮かんでいたとして、向井くん、いる?

まごまごしながら汗だくの両手を下ろし、
この不快感をどうにかしたいと思ったので。]

 ちょっと顔洗って、出口さがす……。
 見つけたら教えるから。

[まず近くの水道へ向かおうとするだろう。*]

(238) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:ともだち ――

[ 優等生のふりをしている私は、
 実のところ友達の定義が良くわからない。
 辞書に書いてある意味は知っていても、
 それだけが友達のすべてかと思うと首を傾げてしまう。

 ただひとつわかっているのは、
 自分のすべてをさらけ出すことが友達なら、>>131
 私には一生友達はできないだろうってこと。

 むしろ、友達にはなおさらそんなことできないと思う。
 好ましく思っている人、仲良くしたい人に、
 私が優等生の皮をかぶったハリボテだなんて
 絶対知られたくない。
 中身のない私の本質を知って、
 それでも仲良くしてくれる人がいるとも思えない。
 大事な人程、私は見栄を張っていたかった。
 たとえそれが、どれだけつぎはぎだらけの
 危ういハリボテだったとしても* ]

(239) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 20時半頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:帰宅部の…… —

[心理テストを装うのなら、取り繕うための回答を用意しておくべきなのに。
なんだかやるせなくなって、全て吹っ飛んでしまった。
だから出題者の土台は、とても弱い。>>24

返ってきた答えに、黙ってしまう。
うまく言葉が探せない。

私にしか見えないあの子の話をしたいのに、
突拍子もない話にしかならないと思ったから、できない。
今回に限った話じゃないから、また失敗したなって感じた。]

(240) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……忘れる側だって、もう疲れたんだよ。
 と、思うよ。

[喉の奥からそれだけを絞り出して。]

 えっと、ね……。
 これ、彼氏の浮気を許せるか、っていう、
 そういうのがわかるやつだったんだけど、
 ごめん、答え忘れちゃって。

[明らかに様子がおかしいのは誤魔化し切れない。
ただ、もうこれ以上この話を続けられないなって、
願うように次の話題を持ち出す。

芽衣ちゃんとは、普段はスムーズに楽しい会話ができたはずなのに。
なんでだろう。私の親友の話は、どう切り出していいかわからない。]

(241) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

[忘れようとすればするほど忘れられなくなってしまうのは人間の自然な心理。

忘れてはいけないものから順番に、頭の中から零れ落ちていく。*]

(242) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 回想:オカルトな時間 —

[話を聞いてくれるだけで助かったので、
利美ちゃんのおふだの効果を軽く論ずるぐらいで切り上げることになったかもしれない、
茉奈ちゃんとのその日の会話。>>217

>>219質問には、少し考える。
一言では言い表せない気がした。]

 なんというか……。
 気付いたらいるから、当たり前のように。
 邪魔とかでも、面倒でもなくて。
 普通に話して、普通に一緒で、これってもう友達だよねって。

(243) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

[昔からずっとそういう認識だったし、それは変わらない。
何も変わることが無い。
変わらないのに、……。]

(244) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア


 もし幽霊とか守護霊とかだったら、
 自由にしてあげたほうがいいかもじゃん?

[半笑いでそんなことを言う。
本当にそういう類のものなら、それで良かったのかもしれない。

茉奈ちゃんからの質問は至極当然のものに思えたけど、
どうしてだろう、彼女にも心当たりがあるのかな、とはなんとなく思ってしまった。*]

(245) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

[私から見て邪魔ではないし、私から見て面倒でもない。
「ぼたん」という親友の存在に、すっかり慣れきっていた。

だからこそ。
可愛らしい声が聞こえてくるたびに、
私は、心が張り裂けそうなほど苦しい。**]

(246) 2021/06/06(Sun) 20時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 20時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 鳩羽君の忠告を聞かない人がもう一人。>>140
 柊君も窓を開けた。しかも勢いよく。
 いや、私も柊君も、鳩羽君のことを信用してないとか、
 そういうわけじゃないんだけど。
 なんというか、押すな押すなと言われたら
 押したくなる心理?
 怖いもの見たさ?
 そういうもの。
 忠告を聞かなかったことは悪かったと思ってるよ。
 でもね ]

 いや、鳩羽君、その書き方はあんまりじゃないかな……。

[ 黒板に書かれた鳩羽君による注意喚起。>>163
 これを読んで、窓の外を見ないでおこうと思う人が
 どれくらいいるんだろう。
 むしろ、ラピュタ?どういうこと?って
 確認したくなるのが人間心理じゃないのかな ]

(247) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、鳩羽君はどうやら大真面目に書いたようなので、
 私は消して書き直したりはしなかった。
 だからきっと、鳩羽君の警告を聞かずに窓を開ける人が
 これからも現れるだろう。仕方ない ]

 そうだね。
 状況を把握しておいた方がいいとは思うけど……。

[ 様子を見に行くという鳩羽君に頷いて、>>164
 私はどうしようかと思案する。
 この教室にいても、他にできそうなことは……
 ああでも ]

(248) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 戻ってくる人もいるかもしれないし、
 誰か残ってた方がいいかもしれない。
 一応、私はもうちょっと待機してるね。

[ 柊君も気になるなら行ってきてくれていいよ。
 留守番してるから。
 廊下の様子を窺ってる柊君にも、>>142
 そう言った* ]

(249) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── ちなみに。──

[ラピュタのくだりは、大真面目である>>248
だからその書き方は… と言われたら
「なんで?」って首傾げたし
ほかに表現のしようが無かった、と抗議する。

ちなみに俺はこんなことが黒板に書いてあったら
>>絶対見るね。間違いなく。<<

そんなノエは教室で待ってる、って言う。]

 うん、ちょっと見てきたら
 俺も戻るよ。
 つっか一刻も早く帰りてえ。怖ぇ。

[そんなこと言いながら、廊下に飛び出していっただろう]*
 

(250) 2021/06/06(Sun) 21時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 21時頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・昇降口 ──

[ あまりかけられたことのない類の声援。
 高い女の子の声が飛んでくる。>>237

 男の子にもがんばれないことは多々あるけど、
 というか慎一には頻繁にあるんだけど、
 その瞬間だけは男の子らしく暴力的に頑張った。

 結果、惨敗。間に流れるのは沈黙。

 少しの間立ち尽くしていたすえに、
 番代が出した結論はたぶん正しい。>>238

 「ダメだったわ」とか「へへ」とか、
 ありそうなセリフの一言も吐かずに、
 番代がモップをもとに戻すのを見た。]
 

(251) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 励ましの言葉。慰めの言葉。>>238
 もし思い浮かんでいたとして──、
 たぶん返事に困るだろうから、いいかな。

 どことなく微妙な空気の中で、
 番代の言葉に慎一も言葉少なに答える。]


  ああ、うん……。


[ 慎一は、慎一はとりあえず靴を履き替えるよ。
 去ってく番代を見送りながら、左の靴を脱いだ。*]
 

(252) 2021/06/06(Sun) 21時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 21時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭当日 ――

[ チラシを体に貼るとか言ってたから、
 せめて体裁を整えた方がいいって提案したつもりだった。
 まさか、ちゃんとプラカード作ったのに、
 首から下げるタイプを実装するとは予想外。
 両手が空いて助かったなら結果オーライということで。
 見た目のインパクトもあって、
 宣伝効果もばっちりでしょう。

 写真はもちろん複数枚撮った。>>169>>187
 客引き3人バージョンや、向井君の入っているもの。
 変顔バージョンは本当に、
 躍動感を出さないようにするの、大変だった ]

(253) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 広報アカで宣伝に使うもの、
 グルチャに流すもの、
 個人に送るもの、
 全部全部、私はデータを保存している。
 準備期間から文化祭当日まで撮りためてきたものすべて。
 撮影に失敗したものも、全部。
 広報班の特権としてもらっておいた。

 本当は、それで十分で、
 材料費なんて自腹でもよかったんだけど。
 いただけるというならありがたくもらっておこう* ]

(254) 2021/06/06(Sun) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 現在 ――


  鳩羽君。


[ や、と片手をあげて。
  廊下に散らばるカッターナイフたち、
  何でこんなにたくさんあるんだろうね、って
  同じように蹴っ飛ばす彼を見て。>>229]


  ほんと可笑しなことになってるよね。
  ……いつになく鳩羽君、
  暗い顔になってるよ?


[ それともそれを指摘してくすくす笑んでいる、
  私の方がおかしいのかも知れないけれど。]

(255) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  窓の外?
  ……そういわれると見たくなっちゃうけど。
  ええと……やばいんだね?
  気になっちゃうな…………。


[ 魑魅魍魎が跋扈してたりするんだろうか。
  まあ、彼がそう言うのならば>>231
  無理に見ようとはしないけれど、気になっちゃう。

  ちらっ、ちらっと窓を見つつ。]
 

(256) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  夢ならいいけれどね。
  集団で勉強の疲れでも出たかな。
  怪奇現象には、大体何かしらの原因だとか
  そう云うものがあると思うんだけど……


[ 怪談でもよくある。
  変な壺を買ったとか、お札を剝がしたとか、
  立ち入っちゃいけないとこに立ち入ったとか。]


  これにも原因があるかもしれないね。

  けど、こういう奇妙な状態、
  ちょっとなんだか面白くない?


[ 緊張感無いかな、って。くすくす笑う]*

(257) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──


 いやーまじ怖い
 俺案外ホラー苦手なんよね

[肩竦めて見せて、笑顔を作ってみるけど
まーーいつもどおり、というわけにはいかず。
怪奇現象、だと言うマナの言葉には>>257
うぇーって顔してみせた。うぇーって顔。]


 集団で見る夢、みたいなってこと?
 なにそれーー
 トシミが絶対好きなやつじゃん。


[あとで聞いてみよ、ってちょっと思う。]
 

(258) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 おもしろ… うん、まー…

 お化け屋敷みたいな
 ホラーな夢見させられるよりか
 文化祭、で良かったとは思うよな……
 どうせ雪すげーからすぐに帰れねーし。

[まだ、帰れると思っている俺は、そう言う。]
 

(259) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ。そういうこと?
 みんなで現実逃避しようぜっていう
 そういう夢ってこと??

[そんなに聡くない俺でも、ここまでたどり着いた
原因があるとしたら。みたいな話な。

………でも。そこまで言いかけて。]
 

(260) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ん。
 でもそしたら、さっきのメール、何なん?
 3-9のみんな、っていうやつ。
 なんか謝ってるやつ。

[みんなで現実逃避しよーぜ、にしては、
ちょっとあれだけ意味が不明かな、ってさ。]*
 

(261) 2021/06/06(Sun) 21時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 21時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在 ―

[まだじんじんする頬を摩り
鳩羽の方を振り向けば
何か黒板に書いているようだった。>>162

几帳面な印象を与える四角い文字の横に
緊張感に欠ける感じの注意喚起が記されて
やや脱力してしまった俺だ。

後ろから黒沢の台詞が聞こえてきて>>247
せやなって思ったけれど
かと言っていい文面が思いつくわけでもないのでそのまんま。

まじで人がごみのように見えてたら
一周して鳩羽とラピュタごっことかしてたかもしれないけど
幸か不幸か人影らしきものはない。]

(262) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

いってら。
足元にカッター落ちてるから気つけろよ。

[そんな鳩羽も外を探索しに行くと言う。
特に止める理由もないのでそのまま見送れば
また1人分のスペースが教室に空く。>>164

あと残されたのは黒沢と、>>248
他にも誰かいただろうか。…俺はどうしよう。
そんな逡巡を見透かしたように黒沢に促されて、
じゃあ、と素直にうなずいた。]

ん、じゃーちょっと見廻って来よっかな。
副会長も、もしなんかあったら大声で呼べよな。
ダッシュで駆けつけるし。

[つってもまだ痛覚がある夢って可能性も捨ててないけどさ。
それでもここで待っててもあんまり進展あるとは思えない。
じっとしてるよりは動いていたいタイプだし。]

(263) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:正解とSOS ――

[ 不意に、ああそうか、と思った。
 私が炭蔵君の物言いが嫌いでない理由、
 それなのに、こんなお説教じみたことをしている理由、
 それがわかった気がしたから ] 

 炭蔵君は、人の意見を尊重してくれる人なのに、
 誤解されるかもしれないのはもったいないと思って。

[ 炭蔵君は公平だった。
 自分の意見を伝えても、押し付けることはしない。
 人の意見に耳を傾けることもできる。
 今だってそう。
 優等生のふりをしてるだけの私が、
 本物の優等生にお説教じみたことをしてるのに、
 一理あるって炭蔵君は言うのだ>>177 ]

(264) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……「これが正解だ」って押し付ける人もいるから。
 「これが正解なのになぜやらない」
 「これが正解なのになぜできない」
 そんな風に強要する人も、いるから。
 そんな人と一緒にされたくないでしょ。

[ 私に必要なもの。不要なもの。
 それを決めるのは私じゃなかった。
 審判を下されたら不服申し立ては許されない。
 それが私に与えられた環境だった。

 表現を変えるという炭蔵君の言葉に頷く>>179 ]

 言い方を変えるだけで、
 炭蔵君の意図が正しく伝わるなら、
 そうする価値があると思うから。

[ できるかどうかはさておき? ]

(265) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 信じてやりたいという炭蔵君の言葉は、>>181
 素直に嬉しかった。
 その信用に足る人間でありたいと思ってる ]

 ……ありがとう。

[ 信じてやりたいと思ってくれたことも、
 SOSを要求してくれたことも。
 助けるつもりって思ってくれたこと、
 本当に嬉しかった。

 でも、出来のいい人間は
 誰かに助けを求めたりなんかしないよね。
 SOSを発信したら、
 私が出来のいい人間の紛い物だってバレてしまう ]

(266) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それでも、私はちゃんと約束したつもりだったし、
 その約束を破るつもりもなかった。

 でも……でもね、
 SOSってどうやって発信したらいいんだろう?
 大丈夫じゃないなんて甘えた言葉、
 どんな顔して伝えたらよかったんだろう? ]

(267) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私と家族の問題の話。>>183
 これにも私、ありがとうって言った。
 炭蔵君はただ告げることしかできなかったって
 思ったかもしれないけど、私嬉しかった。
 思いつめるなっていう励ましの言葉もだけど、
 それよりも、
 炭蔵君には私に問題がないように見えていたこと。
 それが、一番嬉しかったんだ* ]

(268) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 豊町高校文化祭 —

[人通りの多い絶好の立地>>167
 情報量過多>>0:1056な鳩羽くんをはじめとした
 ノリのいい宣伝部隊>>166
 広報のふたりが運営していたSNSには目を引く写真が
 いっぱい並んだ。

 その中には目玉商品>>207もあったかな。
 試作会>>0:1018でいいリアクション>>0:1032>>0:1099
 得たかもしれない作品の隣、もしかしたら綿見さんが
 一緒に考えたおばけクレープもあったかも>>208。]

(269) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[固めのホイップクリームにチョコチップで顔を描いて、
 フルーツはベリー系にしようか。
 当日はレジから離れる訳にはいかなかったけれど、
 準備中は少しずつお手伝いもできたと思う。

 そんな一番楽しいとこ>>209、いっぱい満喫して。
 文化祭が終わった後のわたしの手には、
 綿見さんがくれたクレープのレシピ>>210が残った。

 夢が夢じゃなかったって教えてくれるみたいに。
 まるでガラスの靴みたい、なんて。
 そう一瞬でも思ったら、触れたら壊れてしまいそうで、
 わたしはまだこのレシピを試したことがない。]

(270) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんな個性豊かな3年9組のクレープ屋さんは、
 楽しいだけじゃなく、結果>>201もしっかり残した。

 わたしは何をしていたかといえば、
 与えられた仕事を淡々とこなしていたくらい。
 もちろん笑顔で対応した。いつもみたいにへらへらって。
 わたしたちには安心と信頼のチャートがあったから。

 おまけで販売係スイッチね。
 こっちが役に立てたんだから、
 10円も同じようにできたってわたしは疑ってない。]

(271) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから、写真にうつったわたしはちゃんと笑ってたはず。
 個別に撮ってもらったものはなくて、
 わたしが輪に入ったのは全員の集合写真だけ。

 「お父さんに見せるから頂戴」ってデータを貰ったっけ。
 乃絵ちゃん>>254とは対照的にわたしの手元には1枚。

 たった1枚だけ。
 あの日の思い出が、残っている。]*

(272) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……ねー副会長。

さっき届いたメールって、
どういう意味だと思う?

[教室から出ていく間際、ふと気になって聞いてみた。

もしかしたら強がりなのかもしれないけど
黒沢もそこまでパニックに陥ってるようには見えなかった。
俺は彼女の冷静さや判断力を信用しているので
ちょっと意見を聞いてみたかったのだ。]

ただの悪戯かもしんないけど。
なんつーかこう、……遺書みたいだよね。

[自分で言って、穏やかじゃないなあ。なんて。*]

(273) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・購買 ──

[ 番代と別れて。

 慎一はさっき履き替えたばかりの靴を、
 また上履きへと履き替えなおした。

 頭の中が真っ白、というほどではなく、
 でもひどく頭が重くて、ぐらぐらして、
 ずいぶん気が滅入っている感じがする。

 もぐもぐと空っぽの口を動かしながら、
 慎一はポケットの中に手を突っ込む。

 財布とスマホは入れっぱなしだった。
 だから慎一はこれ幸いと購買に向かう。]
 

(274) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ その道中。はあ。って、
 慎一は一瞬、自分が言ったのかと思った。]
 

(275) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……とんだ勘違い。

 どこからともなく聞こえた音は、
 慎一を挙動不審にするには十分で、
 バッと振り返って周囲を見回したりする。

 ……誰もいないんだけどね。
 視界にはどこまでも楽し気な校舎と、
 点々とカッターナイフがあるばかり。

 慎一もため息つかれることはあったからね。
 結果、余計に落ち着かない気分で、
 シャツの袖の縁をしきりに指で撫でたりする。]
 

(276) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は帰りたい。

 それは間違いないんだけれど、
 気を抜くとずずっていいそうな鼻とか、
 味のないものを食み続ける口とか、
 そういうのをどうにかしたくて、
 ふらりふらりと購買に入り込んだ。

 まっすぐにいつもの棚の前まで行って、
 いつも当たり前にある商品を予定通り取る。

 いつものおばさんがいないことには、
 なんだかもう驚かなくなっていた。]
 

(277) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 鼻をぐずぐず言わせながら、
 暗記している合計額をきっちりレジに置く。

 ついでにレジにあったメモとペンを借りて、

 『あんドーナツ/おかかおにぎり/ミルクティー
              3年9組 向井慎一』

 念のため、几帳面な字で書き残しておいた。

 抱えた食べ物と飲み物は、
 ……うん。間違いなくいつもと同じ。
 それでようやく、慎一は一息つける気がする。]
 

(278) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 満足したかといえば、少しは。
 落ち着いたかというのも、まあ少し。

 今度はパンの袋の淵のギザギザを、
 なんとはなしに指先でなぞってみる。

 でも、なんでだろうなあ。
 そしたら今度はじんわり悲しくなってくる。
 別に、わあわあ泣くほどじゃないけどさ。

 少し重たい足取りでのろのろと、
 教室までの道のりをゆっくり歩いてく。
 さっきは走ってきた道を逆向きに。

 ……出口を探せって?
 だって慎一は疲れた。そんな余力ない。]
 

(279) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・3年9組教室 ──

[ かくして、しばらくの離脱ののちに、
 慎一はパンとおにぎりとミルクティーを抱え、
 黙って自分たちの教室に帰ってくる。

 そのときまだ、黒沢とか、
 ほかの誰かは教室に残っていたかな。

 ちらりと黒板を一瞥して──、ラピュタ。>>163
 なんだそれ。そう思ったけど、外は見ない。
 意味わからなさすぎて怖いんだもの。
 あと、今の慎一にはその元気はない。

 だから、黒沢の疑問にまずはひとり。
 窓の外を見ないやつ、ここにいるよ。>>247]
 

(280) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 自分の席に食料を置いたら、
 慎一はそのまんままっすぐ黒板に向かう。

 なんかテンション低いね。とかは、
 今から書く文字を見て納得してほしい。

 『 昇降口の扉 開かない
    〃  窓 開かない 割れない 』

 黒板に文字をまっすぐ書くのって難しいよね。
 斜めになるのがヤで何度か書き直しながら、
 これがラクってんだから樫樹はすごいなあとか、
 慎一は現実逃避めいたことを考えていた。]
 

(281) 2021/06/06(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それで、自分の書いた文字と、
 それからほかの人の書置きも、
 もう一度全部に目を通して──、]


  外、出れねえかもしんない……


[ 息を吐き、残っていた面々に一言。

 まだ何が起きてるのかちっともわからない。
 ただ、不可解な断片だけが集まってく。
 そのことが無性に居心地悪くて、
 昇降口についての報告としてはひどく手短になった。*]
 

(282) 2021/06/06(Sun) 22時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 22時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 少し前:3年9組 —

[教室を出る前、鳩羽くん>>155と目があった時、
 わたしはちゃんと笑えたと思う。

 ツイてるなんて言ったのにね>>0:346
 それともこれが、
 お茶目な神様が与えた運命>>0:384だったりするのかな。

 って。鳩羽くんの顔を見たらそんな気持ちになって、
 ちゃんと、笑えたと思う。

 でもどうやって話してたか>>0:665
 思い出せないままだったから、
 わたしは鳩羽くんと言葉を交わさずに離れた。
 今話したら、またへらへらが言葉に吸われちゃう。

 「今は、選べねー運命>>0:385よりマシ?」って聞く時、
 笑ってなかったらちょっと怖いでしょう。]

(283) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くん>>157が自分のことで黙ったと思うわたしと
 わたしがわたしのお母さんを気にしたと考えた鳩羽くん。

 わたしたちはすれ違ったまま別れて、8:50に迷い込んだ。

 お日様だと思っていた人の曇り空。
 その触れ方に、わたしはまだ戸惑ったままだから。

 鳩羽くん>>160が何を思うかなんて考えもつかない。]*

(284) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 現在 ――


[ ホラー苦手なの。彼の言葉に
  何だか意外だねってまた微笑んで。
  だって鳩羽君、何であれ基本的に飄々と楽し気に
  しているような印象があるものだから。

  うぇ―って顔してるところ見ると、
  本当に苦手なんだろうなって思うけれど。]


  利美も多分好きだろうね、こういうの。

  そうそう、外がゾンビパニックになってるよりは
  楽しい思い出の文化祭でまだ良いよ。

  …………カッターナイフはやたら有るけど。
 

(285) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ 一つ手に取って、カチカチ。
  確かに文化祭準備に使いはしただろうけれども、
  流石にこれだけたくさんあると気になるところ。]


  ただの現実逃避の夢なら良さそうだけどね……。
  皆そんなに受験が嫌だったかなあ。


[ 冗談、半分。
  受験以外にも嫌なことはいっぱいあるし。

  さっきのメールの事を聞けば、>>261
  そういえば、と再度文面を確認してみて。]
 

(286) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


  …… 謝ってたね。
  その割には引導を渡すのは自分でありたいって、
  強かな文章も一緒にあったけど。

  …………自分に引導、ねえ。


[ 耐えられない、とか、限界とか。
  終わらせたいというような文面と共に並んだ言葉。
  まるで自殺をほのめかす、ような。

  それと一緒に起こったこの異変。
  まあ、関係ないわけは無いだろうって思う。]
 

(287) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ いってらっしゃいと鳩羽君を見送って、>>250
 柊君はどうするのかを見れば、>>263
 見回って来るらしい ]

 わかった、そうする。
 柊君も気を付けてね。

[ 何かあれば大声で。
 頷きながら、カッターナイフ、
 私も拾っておいた方がいいのかななんて考えて、
 結局やめた。
 他の人に向かってそんなものを
 振り回せる気がしなかったから ]

(288) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そうして、教室を出てく……と思った柊君が、
 こちらに向かって振り向いた。>>273
 なにかまだあったかな?と思ったら、
 廊下のチカチカとか窓の衝撃で棚上げになっていた案件。
 ……棚上げというか、
 考えたくなくて後回しにしてたのかも ] 

 電波状態が悪くて送信者名がバグるなんてこと、
 あるのかな?

[ 少なくとも私は聞いたことがなかったけど ]

(289) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 電波が復旧したら、誰から届いたのかわかるかな、とか
 考えてたけど。

[ 返事をしながら思った。
 柊君、こんなことが聞きたいんじゃないよね。
 誰から届いたのかも気になるけど、
 それよりも問題はこの内容だ ]

 遺書みたい、だね。

[ オウム返しに私は柊君の感想に同意した。
 送り主は相当追い詰められてたように読める ]

 メールの文面に文化祭があるのと、
 廊下のこの状況って、
 繋げて考えたくなっちゃうね。

[ これで全くの無関係だったりしたら、
 そっちの方がむしろびっくりかもしれない* ]

(290) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  このメールの送り主がこの状況について
  何かしら知ってるのは確かじゃないかな。
  何も関係ないとは思えないし。

  誰が送ったかさっぱりわかんないけど。
  私達巻き込んで遊びたいんなら、本当、迷惑な話。


[ 状況を楽しんでいる節はあるとは言え、
  厄介事に巻き込まれるのは御免だという考えもあって。

  本当に。なんだろうね、この状況。]*
 

(291) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

─ 少し前 : 教室 ─

[ 午前8時50分。
不意にチャイムが鳴ると同時に
圏外だった筈の携帯が着信>>1を告げた

迷惑メールかとも思ったが宛先には3年9組と、記載されている ]

 何かのドッキリ?

[ 思わず呟いた。

怪訝そうに辺りの様子を見たが
何か知ってそうな人は居なくてただ
困惑したような空気が返ってきただけだった

とはいえ。
今日は不思議な事が起こるなぁ、なんて。
ふわふわとした心持ちの中での認識なんて、そんなもの ]

(292) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ


  …変な夢。

[ 早々に教室を出てゆく者や追う者、
柊の頬を思いっきり抓る鳩羽(!!)の姿があったかも
しれないけれどもそれらの光景を
何処か他人事のように眺めていた。

今頃になって、じんわりと冷たさを感じる爪先とか。
鼻孔をくすぐるお祭り染みた匂いとか。
窓の空いた瞬間に流れ込む冷たい空気の動きとか。

…そんな事だけは何故かハッキリと感じていた。
けれども今見ている光景が現実だと思えなくて]

(293) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[ いや、違う。

これが"いつもの"光景だった

何処か現実離れした光景が、ではない。
クラスメイトを硝子一枚隔てた向こう側に
見ている自分の姿が、だ

林の中の一本の樹のようにひっそりと立ち
そしていつかひっそりと消えるのだろう。

教室の窓に映る自分の姿を見たくなくて  ]

(294) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ


  ちょっと校内の様子見てくるわ。

[ その時教室に居たメンバーに声を掛けて
文化祭の日の光景に彩られた校内へ
踏み出していった *]

(295) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:2F廊下のどこか —

[学校に来たら、一部のクラスメイト以外の姿がなくて、
 チャイムが鳴ったと思ったら廊下の外が文化祭になって。

 原因が分からないことは確かに不安だけど、
 わたしはそれでも割と楽観していた方だと思う。

 だって窓もあるし、扉もある。
 潜ってきたばかりだ。曽我くんだってさっき帰ってた。

 むしろ町から人がいなくなっていたらどうしようって、
 出た先のありもしない心配をしていたくらいだ。]

  ——。

[見当違いも甚だしい。]

(296) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[別に2階から飛び降りるつもりはなかったけど、
 飛び降りろと言われれば不可能じゃなかったと思う。
 わざわざやりたいとは思わないけど。

 わたしが開いた廊下の窓、底はどこまでも遠くて、
 身を乗り出してしまえば自然と足がすくむ。
 人間が持つ、根源的な恐怖ってやつかな。
 わたしは少しの間、言葉を失っていた。]

  ……?

[そんな時、ため息が聞こえたような気がした>>153
 炭蔵くんかな。わたしの近くにいるのは彼だけだ。
 確かめようにも、衝撃に固まった身体が動かない。
 だからわたしの頭の中だけがぐるぐる回る。]

(297) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[浮かんだのはため息が苦手なわたしの友だちのこと。

 明確な悩みを聞いたのは最初だけで、
 それからは極々小さなガス抜きみたいな言葉だけを
 降らせていた乃絵ちゃんのこと。

 わたしがいくらいいよって言ったって、
 乃絵ちゃん>>239はそれ以上を口にしなかった。

 だからわたしは降ってきたものだけを受け止める。
 乃絵ちゃんとわたしは一歩離れた場所で向き合っていた。

 もし今わたしに届いたため息が炭蔵くんじゃなかったら、
 乃絵ちゃんにもこの音が聞こえちゃうのかな。
 こんな不思議な場所だもん。
 それくらいあってもおかしくない。]

(298) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[それは、嫌だなぁって思った。
 乃絵ちゃんが受け止めなくていいんだよって。

 だってこれは、誰に向けられたものでもないでしょう。
 わたしの足を縛るのは、
 2階から見下ろした遠い遠い場所にある底だけだ。]*

(299) 2021/06/06(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 回想・文化祭当日の話 ―

[紆余曲折ありながら、
文化祭当日は無事に迎える運びとなった。

黒沢の特製スイーツアクセ付きの
カチューシャをつけた番代と
クリップを付けた俺と
1人だけごちゃごちゃしてる鳩羽。>>165

向井に言われるまま>>89
ノリ良く笑顔でピースサインをして
そんな写真も送って貰ってスマホに収めてある。]

ってゆーかせっかくだし皆で映ればいーじゃん。
撮って貰うのは先生とかに頼んでさー。

[って言ったけど、黒沢は結局入んなかったんだっけ。]

(300) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[コンセプトは結局ハロウィンで固まったのか。>>207

綿見と暮石が試作を重ねて完成した
おどろおどろしい目玉クレープと
可愛らしいおばけクレープと>>210
温度差はすごかったけれど
確かに見た目のインパクトはあって、
話題性を掴むのには成功していたと思う。

屋台の立地に恵まれたこともあり、
客足は上々で、いつもみたいに愛想を振りまきながら
黒沢と一緒に作ったチラシを配ってたんだ。
デザインなんてやったことないけどさ、
文字入れは自分的には丁寧な字で書いたんだよ。

『コワカワ!ゴーストクレープ!
目玉商品もあるよ!』なんて見出しもつけてさ。]

(301) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[楽しい楽しい一日に暗雲が差したのは、
もうだいぶ客足も落ち着いてきた頃
二度と会うはずがなかった顔を目にしたから。

―――なんで、

ばく、と心臓が嫌な音を立てて、思考が固まった。]

(302) 2021/06/06(Sun) 23時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[…ちょっと考えれば予想はついたことだ。
幾ら知り合いの居ない高校に入学したって言ったって、
豊高は10組近いクラスを抱えるマンモス校だ。
当然、文化祭の規模だってそれなりに大きい。

友達の友達の友達、くらいのツテで
"あの子"が来ることがあったって、
ちっとも、全然、全くもっておかしくない―――]

(303) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……… っ
ご、ごめ、 俺、ちょっと外す、
すぐ戻るから!

[その時はちょうど屋台の前で呼び込みをしていたから
その場に居た誰かにチラシを押し付けるようにして、
咄嗟にその場から逃げたんだ。

ちらちらと行きかう視線の中、
両手で蒼褪めた顔を隠すようにして。*]

(304) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

 向井君、おかえり。

[ 向井君が戻ってきた。>>280
 食べ物を抱えて、なんだか元気がない。
 形容するならとぼとぼって表現がふさわしいような、
 そんなテンションな気がする。

 そもそも……向井君、帰らないの?
 休校だし、校舎は変だし、
 いてもいいことないと思うんだけど。
 どうしてわざわざ食べ物調達してきたんだろう。
 その答えは向井君が黒板に書いた字で判明した>>281 ]

(305) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 開かない?

[ え、昇降口の扉、開けて入ってきたよね?
 向井君が開けてくれたじゃない。それが、開かない?
 鍵を紛失したってことでもないよね。
 確か、中から開けるには鍵はいらなかったと思う。
 窓も開かない。……割れない?
 向井君の腕力では太刀打ちできない
 超強化ガラスだったとか、そういう? ]

(306) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 頭を悩ませていた私に、向井君の声が届く>>282 ]

 ……閉じ込められたってこと?

[ 頭に浮かんだのは、さっき見下ろした窓からの景色。
 理解に苦しむけど、なんだかとんでもないことが
 起こってるっていうことはわかる。
 遠い地面、教室の外の文化祭、
 それなら昇降口から出られないのだって、
 物理的要因じゃなくて、何か別の理由じゃないかって
 そんな風に考えたっておかしくないでしょう?* ]

(307) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──

 嫌なこと、
 受験だけじゃねーのかもな

[思わずマナの意見に、声が出た>>286
むしろそれがマナの心の中の気持ちに
掠っていたとは、到底気づけない。]

 万が一みんなが
 嫌なこと忘れてーって思って
 こういう怪奇現象が起こるんだったら
 文化祭なのも、納得行くよ。

[だって超楽しかったし。なあ。]
 

(308) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ただ、まあひとつ言えんのは。
それにしちゃあ、カッターナイフは物騒だし
届いたメールは意味がわかんねーってこと。]


 インドー。インドー・・・


[引導。マナの言葉を借りながら、
何度も繰り返すものの「インドー」の響きに
馴染みのなさ過ぎる高校3年生は首をひねる。

鳩羽憐、18歳。
正直意味がわかってません。
引導って何?って聞いたら、マナから
そういうたぐいの言葉だって、聞けただろうか。]
 

(309) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 なにそれ、死ぬみたいじゃん

[だから少なくとも言えんのは
これ書いた奴は俺より頭がいいってこと。]
 

(310) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ………だなあ
 まあ、でもそっか。
 じゃあ、このメールの送り主を探せばいいんだな?
 
 3-9のみんな、って言うんだし
 …疑いたくねーけど、3-9の誰かなんだろ…

[えっ、ということはつまり???
3-9の誰かは魔法使いだったってこと???
引導の意味すら知らない俺の思考は、すぐ飛躍する。
もしかしたらそれは大量の疑問符とともに、
うっかり口から出ていたかもしれない。]*
 

(311) 2021/06/06(Sun) 23時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時頃


【人】 綿津見教会 マナ

―― 回想/オカルトよもやま話 ――

[ 当たり前にそこに居る。
  邪魔でもなく、面倒でもなく、普通に、
  まるで世の中に空気が満ちるのが当然なのと
  同じようなことの様に。>>243]


   ……ひとみがそう言うんなら、
   そう悪い子じゃない、のかな……?

   けれど、そうだね。
   幽霊とかそう云うものって本質的には
   私たちとは別のものだから。
   気を付けるんだよ。


[ なーんて。
  ちょこっとだけオカルトに詳しい友人からの忠告。]
 

(312) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ 仲が良いんだなぁ、いいなあ。
  あの子はそんな優しい言葉を私に掛けないから。

  私が生きてることに対する妬みに嫉み、
  それから呪詛に羨望と私の拒絶。
  もっと清く正しく在りなさいっていう怨恨。

  あの子の言うように私は上手く出来ない。
  あの子ならもっとそつなく綺麗に
  人生ってやつをやっていくんだろうな、と。
  そんな思いだけが募っていく。

  今世の綿見茉奈は諦めたんだ。
  言うようにできない苛立ちを飲み込めないまま。]

 

(313) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

─ 回想 : 文化祭 ─

[ 樫樹律は何かと間の悪い男だった

起こって欲しくない事は、得てして
一番起こって欲しくない時を狙って
訪れるものだ

そんな星回りなのだ、と半ば諦めていた。
諦めてはいたけれど ]

(314) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ


 …だからって。
 何でこうなるかなぁ。

[ そう呟いたのは文化祭の喧噪の中。
…ではなく保健室のベッドの上だった

何の事はない。
うっかり脚を踏み外して階段を転がり落ち
うっかり騒ぎになり保健室送りになっただけだ

怪我らしい怪我は一つもしていない。
けれども頭を打ってるから念の為、と。
あれよあれよと病院の予約が出来てしまったから
従う他無かった

結局。
最後の方には文化祭に戻れたものの
大多数の時間は賑やかに写真が入り乱れる
グループライン越しでの参加となった ]

(315) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ あんた生きてもいない癖に、――――って。
  生きてることだけが私が優れてる部分だから。
  それまで奪われたら何にも残んないんだけど、
  生き続けるって結構大変だよね。 ]
 
 

(316) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

─ 回想 : 打ち上げ ─

[ 個人的にはトラブルに見舞われた文化祭だったが
3年9組のクレープは高評価を受け何処かほっとしたように
打ち上げの席に居た ]

 ほんと、お疲れ様。
 良い写真だったね

[ 黒板の前に居た黒沢>>202に招かれ
ニコリ、笑ってさらさらと字を書く。

 『文化祭お疲れ様でした!』

数々の写真のおかげで参加してる気分になれた。
ありがとうって。
言うのは何となく恥ずかしかったから
余り物のクレープに舌鼓を打つ ]

(317) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ


 文化祭、楽しかった?

[ と口では訊きつつも
きっと楽しかったのだろう、と半ば答えを予想して。
当たり障りなく空気に混じるためだけの、そんな問い。

そういや自分のクラスの出し物なのに
ちゃんと食べたのはこれが初だな、とか。
余計な事を考えたら滅入りそうだから蓋をする。

楽しい文化祭だったんだ、と、そう思う **]

(318) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 少し前:教室 ――

 樫樹君も気を付けてね。
 いってらっしゃい。

[ 様子を見てくるという樫樹君を見送って>>295
 私は自分の席の椅子に座った。
 教室のドアから見える廊下は夏の日の文化祭なのに、  
 反対側に顔を向ければ、雪が降りしきる冬の景色。
 メールの送信者名じゃないけど、
 なんだか脳がバグを起こしそう。

 思わずため息をつきそうになったその時、
 誰かのため息が聞こえた ]

(319) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ひゅっと息を飲み込んでしまう。
 吐きそうになったため息はどこかへ行ってしまった。
 ばくんばくんと心臓が鳴る。
 背中に汗が噴き出したのがわかった。

 左の手首を押さえながら、ゆっくりと振り返る。
 誰もいなかった。誰も* ] 

(320) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:3-9→廊下へ ──

[ ひとり、ふたり、── と、
 教室から人が減っていくのが分かる。
 廊下の向こうには、綿見の背中が見えて>>101
 扉一枚隔てた、教室内では、
 鳩羽や柊がおおはしゃぎしている。>>77>>116
 その奥には、黒沢の姿が見えたか。>>119

 暮石の頭は、見下げる位置にあって、
 声をかければ、ようやく眸が合った。>>134 ]
 

(321) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ


  あはは。
  自由にしてあげたほうが良いかも、か。
  逆もあると思うんだよね。

  幽霊の方が一度捕まえれば離さないってさ、
  そういうケースもよくあるもの。


[ 何か困ったら言いなよ?って。告げて。
  ひとみにはあれだけ過保護なご両親が居るから、
  また何かあったら今度はどうなるだろうなって。

  本気で思っているわけでは、無いけどね。
  不思議なことなんてそうそう起きるわけないし]*
 

(322) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵にとって、大人しい女子だと認識していた。
 しかし、問題行動も大凡見当たらず、
 黒沢と親しくしているイメージがあり、
 悪い印象もひとつもない、── 噫、
 そういえば、ヨーコ先生って奴は口が柔らかい。
 委員長の仕事をしていた時にちらりと溢していた
 暮石からのお願い≠ヘ一体何だったのだろう?

 それに、目を合わせるしかできなかったが、
 文化祭の役決めの時に、
 手を挙げている姿も印象的だった。 ]


  そうだな、まずは状況を把握すること
  これが一番肝になるだろう


[ さて、疑問には無事答えられただろうか?>>135 ]
 

(323) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  しかし、暮石は思っていたよりも饒舌なんだな


[ もしも、王様が、
 民衆の声を拾い上げる能力に長けていたのなら、
 大勢を退ける必要もないくらい、
 自然に声を発せられるようにできたのだろうか。

 炭蔵がもしも、王様だったとしたらの話ではある。
 高校生活が終わる頃に気付いても仕方ないか。

 でも、今はこうして声を聞けている。>>137 ]
 

(324) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、カッターナイフを拾い上げた。
 護身用には悪くない。 ]


  暮石は、何かあったら
  逃げられる準備をしておいてくれ


[ 何かあったら?─── 何を想定してる?
 授業開始の鐘が鳴る前、鳩羽と話していた
 密室事件の空想を思い返していた。

 そして、拾い上げたカッターナイフを握り締める。 ]
 

(325) 2021/06/06(Sun) 23時頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時頃


【人】 泥炭採り ユンカー


[ 連想ゲーム、それは苦手ではない。

 しかし、炭蔵はまだ
 此処の空間を十二分に理解していなければ、
 メールを迷惑メールだと思っている儘だ。 ]
 

(326) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、暮石を先導しながら、
 明確な目的もなく歩き続けていた。

 右を見ても左を見ても、
 3-9以外はすべて文化祭の様相だ。
 暮石にひとつひとつ確認されながら、
 「見えているもの」を答えていく。
 当然、炭蔵は不思議なものは見えていない。
 故に、同じ景色を見ていて当然だった。 ]


  何かの心理テストかと思ったよ


[ 夢ではないかもしれない。
 じゃあ、目の前の暮石が夢の中の存在だったら?
 考え出したらキリがない。 ]
 

(327) 2021/06/06(Sun) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そうして、次は窓の外を示される。
 鳩羽が騒いでいたのは、
 其れのことだったのかと気づいた。 ]


  ……屋台は、ないんじゃないか?


[ 窓枠に手を添えながら、その頭を見下ろして言った。
 他のクラスはあの日≠フまんまなのに
 確かに、3-9だけがいつものまんま。
 しかし、亜空間でもなければ教室は増えない。

 そう、現実的な答えを出しながら、 ]
 

(328) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ─── 暮石?


[ 窓の外を先に見下ろした彼女の表情の色が変わる。 ]


  どうした?おい、


[ 呆然と立ち尽くす彼女の肩を掴み、
 軽く揺さぶるなどしただろう。>>297

 それから、一体何があったのだろうかと、
 窓の外へと視線を向ける。
 其処に広がっていたのは、深い深い闇だった。 *]
 

(329) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ 「おかえり」って言われた。>>305
 帰ってくるはずじゃなかったんだけどなあ。

 ちょっと捻くれたこと書いてみたけど、
 黒沢の声に慎一はふっと顔を上げて、
 もごもごと「ただいま」って言う。

 定型文的な挨拶くらいしか、
 返す言葉として思い浮かばなくって。]
 

(330) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一の書き記した文字に、
 黒沢は不思議そうな声を上げる。>>306

 そりゃそうだ。
 慎一と番代だって呆然とした。
 意味が分かんなくて、間を埋める言葉もなく、
 なんとなくあやふやに解散してきたのだ。]


  ……開かない。
  押しても引いてもビクともしない。
  鍵かかってないし、凍ってるんでもなさそ。


[ 並べ立ててみると、改めて理解不能だ。
 不思議そうな顔してるとこゴメンだけど、
 慎一にもそれ以上は本当にわからない。]
 

(331) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  窓も割ろうとしたけど、
  傷もつかない……、


[ ちょっと声が沈んでても、
 さすがに許されたいこの状況。

 お察しのとおり、試したの慎一だからね。
 非力じゃない元運動部の男の子。
 たぶん今いるメンバーの中じゃ、
 1番か2番くらいに適した人員じゃない?

 あと、公立高校の窓ガラスに、
 超強化ガラスを使うのはもったいないと思う。]
 

(332) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そうやって状況を整理していくと、
 どうしたってそこに行き着くらしい。>>307

 閉じ込められた。
 黒沢が発した言葉に、慎一は眉をひそめる。]


  ……番代もそう言ってたけど。
  状況的には、そんな感じだけど、
  でも、なんで? なんで俺たちなの?
  っていうか、現実的にむりじゃん?


[ だって、やっぱり、なんで?
 なんで慎一たちが閉じ込められることがある?
 どんな技術を使えば廊下が一瞬で様変わりする?
 疑問は尽きなくて、慎一はうまく笑えない。]
 

(333) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  俺、チャイム鳴るギリギリに来たけど、
  チャイム鳴るまで、廊下普通だったし。

  しかも、なんで文化祭……


[ 悪いね。慎一オカルトには明るくなくて。

 この状況に理由がつけられるような仮説、
 ひとつだって思い浮かびそうにないから、

 そうだなあ。
 場合によっては図書館で情報収集とか、
 あ。九重とかに聞いてみるべきかもしれない。*]
 

(334) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[>>252頑張った向井くんに、もっとこう、
気の利いた言葉をかけてあげようとするのが普段の私だけど、
たぶん私たちはどちらも心に余裕が無かったので。

これからどうする、とか、もっと建設的な提案ができることもなく。
言葉少ないまま別れて、廊下を歩く。

目線を上げれば文化祭の装飾。
目線を下げればカッターナイフ。

またひとつ蹴飛ばした。]

(335) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[近場の水道の水を出す。冷たい。
凍えるような低音だけど、ハンカチを浸して、汗まみれの顔を拭いていく。
朝、眠気と戦いながら頑張ったナチュラルメイクが無慈悲に剥がれていた。
後で軽くクリームだけでも塗り直そう……。

少し落ち着いた。
開かない扉と窓のことを思えばぞっとするけど、
まだ閉じ込められたと決まったわけじゃない。

仮に閉じ込められていたとしても、
……あの時よりはマシじゃないか。大丈夫。]

(336) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア


『ひとみ、平気?
 安心して。私がいるからね。』

[——閉鎖されたはずの校舎の中でも、当然のようにぼたんの声が聞こえた。]
 

(337) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[かつ、かつ、かつ……。
足音を鳴らし、カッターナイフを見かけたら脇に蹴り飛ばして、廊下を歩く。
ぼたんはとても心配そうな声で話しかけながら、追いかけてくる。]

『我慢できない時はいつでも手を握ってあげる。』

 うん、ありがと。

『今はクラスのみんなもいるもんね。
 甘えさせてもらいなよ。優しい人たちでしょう。』

 そうだね……。

『ひとみの両親は心配してるかも。
 きっとすぐ気付いて助けを呼んでくれるよ。』

 そうだったら、いいね。
 

(338) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[背後から無邪気な声がする。
一生懸命、笑わせてくれようとするような、子供の声。

私は返事をするけど、振り返らない。]

(339) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 1F:体育館への渡り廊下 —

[通って来た通路にある窓はどこも開かなかった。
途中の教室も入れるだけ入って、人の気配を探した。
やっぱり誰もいなくて、あの時の教室に揃っていた私たち以外にはいないのかもしれない。

かつん。
蹴飛ばしたカッターナイフが回転して、何かに当たる。

そこは体育館前の渡り廊下。]

 ……これも、あるんだ。

[>>167我がクラスが勝ち取った屋台の出店場所。
人通りが多い絶好の穴場。
そこに、あの日の姿の屋台が残っていた。

少し離れた場所で、足を止めてそれを見ていた。*]

(340) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 回想:ひとみちゃんの嘘 —

[予想通り、というほど考えて喋った訳じゃないけれど、
 ひとみちゃん>>240はわたしの話に黙りこんだ。]

  ……うん。

[普段の明るい声とは違う、ひとみちゃんの
 絞り出したような声>>241にわたしは本当を見る。

 でも、話題はすぐに逸らされた。
 これまでの何よりも明らかな嘘だ。
 わたしはひとみちゃんを見つめる。]

(341) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ひとみちゃんには忘れたい”人”がいる。
 それが虚空を見つめて喋る行為とどう繋がるのかは
 分からなかったけれど、その日わたしはようやく
 会ったことのない誰かの存在を認識したんだと思う。]

  仕方ないなぁ。
  また今度答え教えてね。

[わたしの視線にひとみちゃんがどういう反応をしても、
 わたしはそのままひとみちゃんの嘘に乗った。

 だってわたしみたいな人間が何を言えるんだろう。
 忘れようとするのに忘れられない”ひとみちゃん”に、
 XXXしかXせないわたしが。何も知らないわたしが。]

(342) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時半頃


【人】 夜笑国 メイ

[それから、わたしがひとみちゃんに
 「どうしたの」って聞くことはほとんどなくなった。
 答えを教えてもらうまた今度も、訪れてないと思う。]*

(343) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時半頃


泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/06(Sun) 23時半頃


【人】 綿津見教会 マナ


―― 現在 ――


[ 受験だけじゃないかも、>>308の言葉に
  ちょっとだけ表情を硬くして。

  言うように、私だけじゃなくクラス皆、
  嫌な事忘れて文化祭の楽しかった時に戻りたいって。
  そう願ったなら、こういうことも起こり得るのかな。

  引導がよくわかってない様子には
  少しだけ呆れたような視線を寄せたけど。>>309]


   …………死ぬみたい、うん。
   確かにそう、だね。


[ 多分メールの主は鳩羽君じゃなさそうだけど。]

(344) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   そうだね、この文面だと
   3-9の中の誰かが、皆を巻き込んだ、
   ……そう考えるのが自然なのかな。

   送り主なら、少なからずこの状況について
   私たちより分かっていると思うし。


[ さて、誰かな、とクラスメイトを数名、
  脳裏に思い浮かべてみて。
  ……話でも聞いて回るべきなんだろうか。]

(345) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ……元の現実に、いつもの日常に。
  戻る必要、ある? って。 少し思った。
  流石に口には出さないけれど。]


   魔法使いは流石に居ないと思うよ。
   こんな状況、だけど…………。


[ 疑問符と共にぽつっと出てきた言葉には>>311
  呆れ半分、苦笑半分。 
  いやでも、私たちの知らないところに
  魔法は存在したりするのかな?]
 

(346) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在 ―

うーん、どうかな。
あるのかもしれないけど、ちょっと気味わるいよね。

[俺も聞いたことない。>>289]

それにバグるんだったら
本文も一緒にバグるんじゃない?
送信者名だけって。

[まるで意図的にそこだけ隠してるみたいだ。
こんな文章を送りつけておいて、
いや、だからこそなのか?
自分のことは知られたくない、みたいな。
そんな印象を受ける。]

(347) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………だよねえ。
副会長もやっぱそ―思う?


[引導を渡すのは自分でありたい、
って、バトル漫画とかで聞くのはかっこいいけどさ、

限界、とか、耐えきれない、とか
前後の文脈からして
どうにも重々しい雰囲気だった。
追い詰められてるって印象。俺もそう思う。]

(348) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   ねえ、鳩羽くん。
   ……一応聞いておくけど。
   何か嫌な事とか、あったりした?

   ああいや、言いにくい事なら良いけど。
   無理には聞かない。
   

[ 念のため。念のためというやつでね。
  私にもそういうことのひとつやふたつはあるから、
  強制は流石にしない。できない。]*
 

(349) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そーだよね。やっぱ文化祭だよねえ、これ。
集まってんのも文化祭でよく働いてたメンバーだしさ。
3-9の誰かが盛大に仕込んだサプライズ……とか、ありえんのかなあ。

[廊下の向こうの風景をもう一度見て。
ドッキリにしては手が込みすぎてるし、
第一意味が分からなさ過ぎる。

文化祭の思い出。
楽しかったあの日をもう一度?
確かに辻褄はあってるかもしれないけど、
いやいや、誰が何の為に?

考えてもいまいちまとまらなかったので
むむ、と苦虫をかみつぶしたような顔をして。
はあ。―――どこからか聞こえた溜息は
俺のものじゃなかった。]

(350) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭打ち上げ ――

[ 黒板を彩ることを思いついたのは、
 もちろん打ち上げ会場らしくしたかった
 というのもあるけど、それだけじゃなかった。
 宣伝用アカの最後の投稿にどうかなって思ったからだ。
 黒板の画像を添えて、
 文化祭お疲れ様でしたの投稿。
 宣伝アカの締めくくりにふさわしいような気がした。
 それで、字といえば樫樹君!と
 思ったわけなんだけど―――― ]

 樫樹君は大丈夫だったの?

[ ほら、やっぱり私は詰めが甘い。
 樫樹君は頭を打って病院行きになったんじゃない!>>315
 怪我のせいであんまり文化祭に参加できなかった人に、
 こんなことやらせるってどうなの。
 無神経だったんじゃないかと今更気づく。
 とっさの思い付きで行動するとろくなことにならない ]

(351) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 良い写真だった、って笑いながら、
 リクエスト通り黒板に書いてくれる樫樹君に>>317
 申し訳なさが募る ]

 ありがとう。
 あの、急にこんなこと頼んでごめんね。

[ 謝ってから、樫樹君はこんなことで
 謝られたくないんじゃないかと気づいちゃうから、
 本当にもうどうしようもない。
 冷静の皮をかぶって、いつも私は迷いっぱなし ]

 楽しかったよ。
 目まぐるしくて、
 あっという間に終わっちゃった気がするけど。

[ だけど、ここで楽しくなかったとか、
 そんな返事をするのが違うことくらいは私でもわかる ]

(352) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 樫樹君がいなくて残念だった。
 打ち上げの時、全員集合写真撮ろうね。

[ いっぱい写真は撮ったけど、
 実は私が写った写真はあんまりない。
 客引きのみんなを撮った時も、>>300
 誘ってもらったけど私はいいよって撮り手に徹した。
 だけど、全員集合の写真だけは、
 一緒に写ろうね、樫樹君も、私も* ]

(353) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……ま、取りあえずは
ぐるっと回って来てみるよ。
もしなんか探してきてほしいもんとかあったら教えて。

[とだけ言い残して教室を立ち去る。

戻ってきた向井とは入れ違いになってしまったか。
何にせよカラフルな飾りつけや装飾品を眺めながら
あてもなく廊下を歩く。**]

(354) 2021/06/06(Sun) 23時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 鍵がかかっているわけでもなく、
 凍っているわけでもないのに開かない扉。>>331
 割ろうとしても傷もつかない窓。>>332

 向井君の説明は、非科学的極まりない、
 何かの不思議な力で閉じ込められた説を
 打ち消すどころか補強してくるみたいで。

 あ、窓を割ろうとしたのが向井君だって思ったのは、
 割れないって書いたのが向井君だからだっていう、
 それだけの理由。
 決して休校だったら暴動起こして窓割ろうとか
 そういう話をしたからってわけじゃないはず。
 そうでなかったら私がバイクに乗らなきゃいけなくなる ]

(355) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 現実的に無理でも、
 現実に起こってることだから、
 受け入れるしかない気がする。

[ こんなことあるわけない!
 って目を背けてもどうにもならない。
 ありえないことが起こってるって現実に、
 向き合っていかないとどうにもならないんじゃないかな。
 向き合ったらどうにかなるのかというと、
 それも疑問だったりするけど ]

(356) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 夢みたいなことが起こってるとしたら……、
 文化祭みたいなのは、メールの送り主が、
 文化祭に思い入れがあったから?

[ やだな、その理屈でいくと、
 メールの送り主は
 この校舎の中にいるってことになるじゃない。
 だって思い入れのある本人が、
 その場にいなくちゃ意味ないでしょう?* ]

(357) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:文化祭の打ち上げ ──

[ 怒涛の一日が終わった、という感想だった。
 打ち上げが行われる中、
 黒沢の描いたポスターの下、
 教室の壁に寄りかかり
 グルチャに送られてきた写真や、
 広告班の作ったSNSを眺めていた。

 揃いのTシャツを身に纏うクラスメイトたち
 どの写真も皆笑顔を浮かべている。
 カチューシャを付けた番代は愛らしかった。
 柊もかわいいアクセを付けても様になっている。
 ごちゃっとした鳩羽は、───…

 ゴホン。悪くはないんじゃないか? ]
 

(358) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 各々の意見を取り入れた結果、
 奇抜なコンセプトになったクレープ店だったが
 人気は上々。売り上げも上々。

 最終の会計報告にミスはなく、
 学年一位を獲得できていたのだろう。
 勿論、その裏に隠されていた一枚の硬貨について
 炭蔵は気付くことができなかった。
 やはり、全てを知っておこうなど奢りだったのだ ]
 

(359) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ しかし、大きなトラブルはほぼなく、
 調理に概ねいられたため
 炭蔵もいくつもクレープ作成に徹しられた。

 ふわふわのおばけクレープも、
 えぐいクレープも、
 炭蔵が作ったものは、
 どこか四角い堅物さが出ていたかもしれない。

 ─── しかし、だ
 改めて思い返すと炭蔵に回ってきたメニュー、
 装飾が多いものばかりじゃあないか?
 これが綿見の陰謀だったとは、
 誰が気づくだろうか?>>0:1065 ]
 

(360) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ─── あ、樫樹の食べてるやつは、>>317
 俺の作ったやつだと思うぞ。
 なんて、見かけた彼の姿に眸が細まる。

 トラブル、と言えばひとつ。
 樫樹が階段から転げ落ちたと聞いた時は、>>315
 保健委員と共に保健室へと連れて行った。

 無事、戻って来られたようでよかった。
 そう、炭蔵は安堵しながら、
 教室内の風景を眺めていたんだっけ。 *]
 

(361) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在 ──

[魔法なんて無い。だよなあー>>346

でもやっぱりこの現実味のない世界は、
魔法でしたー☆とでも言ってくれない限り
理解できそうになかったかな。

それか、今もまだ夢見てるってこと。
あまりにリアリティありすぎて、
これ本当に夢???とはなってるけど。]

 このガッコがどうなってるかは
 送り主に聞けば、いいのかー

[ちなみに話してる感じ、マナではなさそうだ。
…尤も。俺はまだこの世界のルールだとか、
そーゆーのを知らないから、簡単に言えんだけど。]
 

(362) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさ。
なんか嫌なことあった?って聞かれたら
ウッ、って詰まっちまった。

詰まっちまったけど、俺、
最初に出てきたのが弁解なんだよな] 


 もしかして俺、疑われてんの?!
 ッ、いやいや。いやいやいや。
 嫌なことくらい誰でも在るっしょ


[でもこっちを見てくるマナの視線が
みょ〜に痛くて、いつも以上に挙動は不審。]
 

(363) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 まずそもそもメールは送ってねえし。
 送信履歴見る?!!

 嫌なこと、無くはないけど
 無くは…… ない。

[最初は元気に反論してた。
だけど尻窄みになる言葉は、説得力はゼロだ。
そうしていつしか元気のライフは底をつく。]
 

(364) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……もし万が一。メールが実は関係なくてさ、
 最初にマナが言ってたみたいに
 嫌なことあった奴らみんなの夢の中とか
 そういうオカルト空間だったなら。

 俺も、心当たりは、あるかもなあ


[って、話した顔からは笑みは消えてた。
マナは?なんかあんの?そういう心当たり。って
聞かれたからには、やっぱり聞き返しておくな。

表情いつもよりもどんより曇り空のままで。]**
 

(365) 2021/06/07(Mon) 00時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 00時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 現在:2F廊下 —

[鳩羽くん>>163が黒板に文字を書いたのは
 わたしたちが教室を出た後で、
 窓の外に何かあるという情報だけを持ったわたしの手が
 止まる理由はどこにもなかった。

 当然向井くん>>281が付け加えた文字も、
 黒板が事実の寄せ書きみたいになっていることすら、
 わたしたちは知らない。]

(366) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[窓の外を覗くまで、わたしと炭蔵くんの道中は
 至って平穏なものだったと思う。

 炭蔵くん>>323の判断に頷き、わたしは教室を離れた。
 饒舌だなんて言われた時>>324は、
 「それは饒舌のハードルが低すぎ」なんて笑ってみたり。

 でも実際、炭蔵くんにとってはそんなものだろう。
 わたしの声を炭蔵くんが聞く機会は授業くらいのものだ。

 カッターを装備した炭蔵くん>>325と手ぶらのわたし。
 何かあったらなんて言う割には、
 炭蔵くん>>327はわたしの質問へ丁寧に答えてくれた。
 心理テストと言われると部活の子>>341が浮かぶけど、
 ここにひとみちゃんの姿はない。

 わたしたちは落ち着いて、あるいは淡々と廊下を歩き、
 教室が全部、今年の文化祭と同じになっていることと、
 中に誰もいないことを確かめた。]

(367) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……っ!

[炭蔵くん>>329の声と肩を揺さぶられる感触。
 足が竦んで硬直していたわたしは、軽い衝撃だったにも
 関わらず、一歩後ろに身体をよろけさせた。

 止めるより前に炭蔵くんが下を覗きこむ。
 わたしより高い位置にある後頭部が見えて、
 不自然に言葉が途切れたような気がした。]

  あぶないよ。

[今度はわたしが炭蔵くんの肩を揺さぶろうとする。
 さっきまでより声が小さくなってしまったけれど、
 手に上手く力が入らなかったけれど、それでも。
 階下から音>>235がしても上手く反応できずに。]

(368) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


  状況を把握すること、でしょ。

[様々なことに疎いわたしは、これが何なのか分からない。
 頭を緩く振って深呼吸。
 またため息が聞こえた。音の主は炭蔵くんじゃない。]

  次、どこに行ったらいいと思う?
  下かな……それとも、屋台がある渡り廊下とか。

[あぁ、財布を持ってくれば良かったなって。
 わたしは少しだけ後悔する。

 もし10円>>0:1187がなかったら、また足そうと思って。
 一度吐いた嘘なら、何度だって吐けるよ。

 でも総額なんてさすがに覚えてない。
 だったら触らない方がいいのかな……なんて、
 今必要ない考えごと。]

(369) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在・2階→1階 ―

[廊下を歩けば出来た看板や飾りつけ。
いろとりどりのポスターに
鮮やかな舞台衣装や着ぐるみ。
どこからか美味しそうな匂いは漂って来るのに
そこで料理をしている人はいなかった。

人はいるんだろうかって
ちょっとドキドキしていたけど、
そこまでは再現できないみたいで
知らず知らず胸をなでおろした。
このちぐはぐさはやっぱりどことなく夢っぽい。

ぽつぽつと落ちているカッターナイフを避けながら
廊下を歩き、階段を下りて1階へ。

ここまであの日の光景が再現されているのなら
俺達が作った屋台も変わらずそこにあるのだろうか。
そんな好奇心に駆られて足を運ぶ。]

(370) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……大丈夫?

[炭蔵くんはどうしていただろう。
 驚いたかな。動揺してるかな。
 それともいつもみたいに落ち着いてるかな。
 たとえば、ロボットみたいに。

 わたしは炭蔵くんを見上げ、行き先の答えを待つ。]*

(371) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[結論から言えばやはり屋台はそこにあった。
俺達の頑張りの結晶。
カラフルなクレープ屋の装飾がそこには広がっている。

少し離れた場所からそれを眺める女子>>340の姿を見掛け、ちょっとだけ躊躇った後に声をかけた]

………ひと、全然いないね。
こんだけ舞台装置はカンペキなのにさ。

[まるで撮影セットの中に取り残されたみたいだ。なんて。**]

(372) 2021/06/07(Mon) 00時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 00時頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:文化祭当日の看板娘 —

 3年9組、クレープのお店やってまーす!
 ぜひ来てくださぁーい!

[プラカードを持って声を張り上げる。
……否、プラカードを“振り回して”叫び続ける。

茉奈ちゃんも監修してくれた冒涜的なプラカードは、
その後どれだけの修正が入ったかは忘れたけど、
文字を見せるために掲げるというよりは、
目立たせるためのパフォーマンスの道具と化していた。

>>0:711乃絵ちゃんのデザインしてくれたクレープのカチューシャをつけて、
愛嬌たっぷり、可愛く振る舞って見せる。
ここには暗く狭い場所で怯えている小さな女の子はいない。
たった一回の青春の時間を全力で楽しむ女子高生がいる。]

(373) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>89客引きチームで撮影会なんかもしたりして。

客寄せを手伝ってくれたのは、柊くんと、
巻き込まれた鳩羽くんもいたっけ。
むしろそちらの男子ズのほうが目立つ格好をしていたような気がするので、
私は元気と気合いでひたすら叫び続け、会場を練り歩いた。

他校の女の子たちがカメラを向けてきたので、
それに応えるようにポーズを取ってから、
「こういうクレープ売ってまーす」ってチラシを渡したら、
キャーキャー悲鳴が聞こえた気がしたんだけど、なんでかな?

ハーメルンの笛吹きとまでは行かなかったかもしれないけど、
私の呼び込みでは女の子がよく来てくれた。
クレープだもんね。みんな大好き。]

(374) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


 ……あ。美沙さん!

[文化祭にやってきた人の海の中から、
知っているお姉さんの顔を見つけ出す。]

 今日はお休み貰えたの?
 よかったー! ね、クレープ食べに来てください!

[今日も疲れた顔をしている美沙さんの手を引いて、
3-9屋台のほうへご案内。

困ったように商品を眺めていたけど、
押しに押して、たくさん買ってもらっちゃった。]

(375) 2021/06/07(Mon) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


「それにしても良かったわ。
 ひとみちゃんが元気そうにお客さんの呼び込みしてて。」

[優しく美沙さんが笑う。
クレープを手にして、人の波の中に消えていくのを見送った。

美沙さんはベテランの女刑事さん。
私が5歳の頃の誘拐事件の時、狭くて暗い箱の中から助けてくれた人。
あれから何かと私のことを心配してくれているのか、いろんな場所で出会う。

顔馴染みの、恩人のお姉さん。
そして、わたしが最初に「ぼたん」の話をした相手。*]

(376) 2021/06/07(Mon) 00時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 00時頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ 言われてみれば慎一は有言実行してた。
 いつになく暴力的な振る舞いをしてさ。
 あれはほとんど暴動といっていいよね。>>355

 ちなみにもし黒沢が今この瞬間、
 黒いライダースーツに身を包み、
 なんかでっかいバイクに跨って、
 陽気な廊下を疾走してくれたら、

 こんなに落ち込んでいる慎一でも、
 元気いっぱい笑えると思うんだけど、ダメ?]
 

(377) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……冗談はそのへんにしておいて、
 黒沢が物わかりのいいことを言うから、
 慎一は反論できる気がせず苦い顔をする。>>356]


  ……そんなん言われても、
  はいそーですかとはなんねえよ。
  ヤなもんはヤだし、無理なもんは無理……


[ わかってる。これは黒沢が正しい。
 慎一の言い分は到底通らないだろう。

 だって現実に慎一は今ここにいて、
 どうにも夢を見てるわけではなさそうだし。]
 

(378) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でもさ、受け入れがたいことってないかな。
 慎一にはいっぱいある。毎日出くわす。
 なんでもお利口に受容できたらいいんだけど、
 慎一はどうもそういうふうにできてない。]
 

(379) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……まあ、さっきのは聞き流して。

 慎一はちょっと疲れていて、
 素直に「うん仕方ないね」って、
 へらへら笑って言える気分じゃなかった。

 それだけの話。

 それに、続く黒沢の言葉に、>>357
 慎一は一瞬きょとんとして、「あ!」となって、
 さっき一斉に鳴ってたスマホを思い出すから、
 たぶん、会話は問題なく前に進むはず。]
 

(380) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 会話の途中に失礼だけれども、
 慎一はその場でポケットからスマホを出す。

 みんなに遅れることしばらく、
 慎一にもちゃんと届いてたメールを見る。

 10行にも満たない短い文面。>>1
 国語が得意じゃなくてもわかる不穏な内容。
 幸か不幸か慎一は「引導を渡す」を知っていた。

 その文面を穴があくほど見つめる。
 慎一はなんだかまたドキドキしてくる。

 「文化祭、楽しかった」……ああ、だから。
 学校が急に文化祭仕様になっちゃったんだ。
 ……とは、到底すぐには受け入れられない。]
 

(381) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



   ……い、これ、遺書?


[ これは、返事を求めてない問い。
 答えなんて聞かなくてもそう見える。

 慎一はスマホの画面と、
 淡々とした口調の黒沢を数度見比べる。]


  こいつの望みで、
  学校がこんななってるってこと?


[ だとしたらメールの送り主、
 今ここにいるやつの誰かってこと?
 ──って、察しの悪い慎一も気づいた。>>357]
 

(382) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  なんで?


[ って、慎一はまた癖みたいに聞いてる。

 でも安心してほしい。
 何も慎一だって、この怪奇現象の種とか、
 メールの送り主の胸のうちとかを、
 黒沢に聞こうってんじゃなくて、
 純粋に黒沢のその反応が不思議で聞いてる。]
 

(383) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  なんでそんな落ち着いてられんの?
  これが遺書でも、黒沢は受け入れる?


[ 慎一はこんな状況に至る前、
 雪道を歩きながら会話したのを思い出す。

 おかしな会話をたくさんしたね。
 そのときも慎一と黒沢はなかなか、
 相互理解には至らなかった気がするけど。

 慎一はこの件、ヨーコ先生の職務怠慢と同じか、
 それ以上に、素直に受け入れられそうにない。**]
 

(384) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 少し前:教室 ――

[ 送信者名だけバグっているのは不自然。>>347
 柊君のその指摘はもっともで、
 私はそうよねって頷いた。
 確かにできすぎてるかも。
 送信者名は意図的にバグらせてあるのかも。
 そんなことできるのかは知らないけど ]

 そう思う……というか、違う意図があるとしたら、
 もっと意味がわからないっていうか……。

[ もちろん遺書じゃない方がいいに決まってるから、
 私は言葉を濁した。
 別の解釈があるならぜひ教えてほしい。
 引導を渡す、その対象が自分っていうのは
 ちっともかっこよくないと思う ]

(385) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 盛大に仕込んだサプライズ。>>350
 柊君のその説はとっても楽観的で、
 そうだったらどれだけいいだろうって私も思う。
 思うけど ]

 チャイムの鳴る一瞬で、
 校舎を文化祭仕様に変更するって、
 人間技じゃないと思う。

[ 人海戦術ならなんとかなる?とは思うけど、
 このひとけのない校舎に、そんな人数が潜んでるとも
 考えにくい ]

(386) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 探してほしいものがあったらって言われたけど、>>354
 その時私は、この校舎から出られないなんて
 まだ知らなかったし、
 そんなに長居をするつもりもなかった。
 だから ]

 ありがとう。大丈夫。
 気を付けて。

[ そんなありふれた言葉で見送った* ]

(387) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 00時半頃


【人】 店番 ソフィア

[>>372声をかけられて、少し待って振り返る。
男子の声だったので、あの子ではないと確信が持てる。
人気の少ない校舎は、ぼたんがいつ出てくるのか予測ができない。]

 そうだね……。

[柊くんの言動から、彼も人を全く見かけていないことが伺えて、
露骨にテンションが低下した声色で返事をした。

さっきの昇降口の件で冷や汗を滝のようにかいたせいで、
朝の通学路で顔を合わせた時に比べて、メイクがちょっと落ちているのもあり、
今の自分は目の前に再び現れたイケメンに気遅れしそうになってしまう。]

(388) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア


 あのねー、昇降口開かなくて。
 向井くんが窓割ろうとしたけど、できなくて。

[壁に寄りかかりながらさっき確認したことを呟き、
視線は屋台のほうに戻した。

あの中でみんな頑張って働いて、
クレープを作って、売り出して、お客さんを集めた。
その思い出は鮮明だけど、人がいないんじゃただの撮影セットだね。]

(389) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……いろいろあったけど。
 楽しかった? 文化祭。

 私は死ぬほど楽しんだなー……。

[メールの送り主も書いてたように、
楽しかった、と形容して何ら間違いないあの日。

嫌でも思い出してしまうから、
柊くんにも、ね?って同意を求めるように聞く。*]

(390) 2021/06/07(Mon) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 例えばの話、
 今ここにライダースーツとバイクがあったとしても、
 私にはエンジンをかけることすらできないと思うので、
 駄目です。残念でした。>>377

 私はバイクで疾走できなかったので、
 向井君は落ち込んだままで、苦い顔をしてる。>>378
 無理もないと思う。
 どうにもならないと思ったって、
 受け入れるしかないとわかってたって、
 頭ではわかっても感情はついていかない。
 それくらい、私だってわかる ]

(391) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……私だって、口では偉そうなこと言ってるけど、
 全然感情は追いついて来てないよ。

[ 自分の身に降りかかったことだとはどうにも思えなくて、
 まるで小説や映画みたいだなんて、
 他人事みたいに考えてる。
 感情が追い付いてくるのはきっとまだこれから ]

(392) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 向井君は、まだメールを見てなかったらしい。>>380
 文面を確認してる向井君をじっと見た。
 正確な文面は覚えてないけど、
 どんなことが書いてあったかは覚えてる。
 それくらい短い文面だった ]

 ……遺書、みたい、だね。

[ 柊君ともした会話を、向井君ともする。>>382
 やっぱり、それ以外の説が出てこない ]

 ……わからない、私も今、向井君と話してて、
 そうかなって思っただけで。

[ なんとなく、関係があるかなとは思ったけど、
 明確に結びついた気がしたのは、本当に、今で ]

(393) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ なんでって聞かれて、>>383
 私、この現象の理由を聞かれてるのかと思った。
 そんなことまでわからない。そう答えかけて、
 でも向井君の質問の意味はそうじゃなかった ]

 ……落ち着いてる?
 私、落ち着いて見える?

[ それは、いつもの私なら、喜ぶべきことだった。
 いつでも冷静沈着な優等生。
 それが私の目指すべき姿だったから。
 だけど今私が落ち着いて見えるとしたら、
 それはそんなに褒められた理由じゃない ]

(394) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 現実味がないから、かな。
 だってやっぱり私、
 まだ夢を見てるみたいな気持ちだもの。

[ 鳩羽君の叫び、抓られた柊君の悲鳴、
 開けた窓の風の冷たさ、
 その全部がこれは現実だって主張するのに、
 まだ私はこれが現実だと受け止めきれずにいる* ]

(395) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:2F廊下 ──

[ 文化祭当日は、それなりに忙しく、
 誰かと廊下をゆっくりと歩く機会はなかった。

 だから、これは炭蔵にとって、
 文化祭を改めて振り返る機会になり
 悪くない状況ではあった。
 ─── 怪奇現象云々は置いといて、だが。

 さて、隣の暮石は、
 音を奏でるように笑っている。>>367
 授業以外でも聴いておけば良かったと、
 今更後悔する炭蔵もいただろう。 ]
 

(396) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、互いに状況を確認しながら、
 淡々と、落ち着いて歩いて行った。

 魔法という類を想像する思考は持っておらず、
 今も、誰かのドッキリではないかと考えている。
 だから、冷静でいられたのかもしれない。


          ─── 窓の外を眺めるまでは、 ]
 

(397) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 暮石の指摘も聞かず、>>368
 覗き込んだ先に、頭がクラクラとする。
 物理的な距離感と、感じた深さが一致しない。 ]


  ─── っ!


[ 暮石の柔い揺さぶりと、
 遠くに響いた音で現実に帰る。>>235

 優秀な炭蔵でも、この状況を説明できない。
 今まで見てきた窓の外は、こんなに深くなかった。
 雪の所為、としても感覚が歪みすぎていた。 ]
 

(398) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 同じように、深呼吸する。>>369 ]


  大丈夫だ、確かに此れはどうかしてるな


[ 大騒ぎもするわけだ、と納得し、
 心配するような声かけに返答をした。>>371
 心の内では動揺しただろうが、
 炭蔵はあまり表に出ないため、
 きっと暮石視点では何時もの淡々とした
 炭蔵祐駕が見えていたことだろう。 ]
 

(399) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  気になるんだろ?屋台
  渡り廊下の方へ行ってみよう


[ 噫、あのメールには書いてあった。
 文化祭が楽しかった、と。
 件名を踏まえた犯人像は、3-9に関与する人物なので
 其処へ行けば何らかの手がかりが得られると思った。

 だから、次の行先は渡り廊下だ。 ]
 

(400) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── →渡り廊下 ──

[ 階下へ降り、やはり相変わらず
 ひとつひとつの部屋をお互いに確認・共有しながら、
 暮石と炭蔵は進んでいたように思う。

 そして、渡り廊下まで辿り着く。
 其処にはまだ、番代と柊の姿はあっただろうか?
 ふたりの姿を見つけたのなら、
 炭蔵はなぜだか、ホッとしていた。 ]
 

(401) 2021/06/07(Mon) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  屋台、あったな


[ あの日のまんま。
 変わらぬ姿で其処に在る舞台セットのような屋台。
 辺りには相変わらずカッターナイフが落ちていて、
 それだけは、あの日の光景とは違っていた。 **]
 

(402) 2021/06/07(Mon) 01時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 01時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 01時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭当日の話 ――

[ 柊君は本来私と同じ広報班で、
 それなのに、客引きも担当することになっていて、
 あれもこれもやってもらって申し訳ないとは思ってた。

 でも、適材適所ってあるよね。
 やっぱり華のある柊君は、客引き役としてばっちりで、
 可愛い番代さん、イロモノ鳩羽君と、>>374
 三者三様、お客さんを呼び込んでいた。>>301
 撮影担当と被写体担当でいいよね、なんて思いながら、
 私は宣伝に使えそうな写真のシャッターチャンスを探す。
 そろそろ客足も落ち着いてきて、>>302
 今なら空いてます!なんて投稿しようと時だった ]

(403) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっ!?
 ちょ……!ひいら、

[ 突然チラシを押し付けられて、>>304
 思わず受け取ってしまったものの、私は激しく戸惑った。
 客引きとかチラシ配りとか、
 私は適材適所の対極でしょう!?
 抗議の声を上げようとしたけど、
 名前の途中で飲み込んでしまう。
 柊君のあんな顔、初めて見たから* ]

(404) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア




[あの夏の日、私のために探し物を手伝ってくれたみんなには、
いつか謝らなきゃいけないことがあるんだよね。]


 

(405) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 回想:夏の日の後の、ひとり —

[どこかに失くした紫色の獏のポーチが見つからずに終わった、
あの日から数日後、迫る夏休み。

今日の放課後は誰とも合わなかったから、
一人での帰り道、いい天気だから寄り道をした。

脇道に逸れた先、土手を登ると川が見える。
小さな川だけど、夏の日差しが水面で反射してきらきら、気持ちいい。

転ばないように坂を降りて行って、水辺のほとりに座る。]

(406) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[川魚の影が水面の下に見えた。
このあたりはちょっと泥に塗れているけど、
まあ、これも自然ってやつで、少し汚れるくらいは別にいい。

少しのんびりしながら一人の時間を過ごしていたら、
案の定、ぼたんがやって来た。]

「ねえ、ねえ、ひとみ。あれを見て。」

[彼女が指を差す先、草むらの下に何かが落ちているのが見える。
泥だらけの、紫色の何か。]

(407) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 なんで?

[クラスの誰かさんじゃないけれど、そんなことを口にする。
泥にまみれた紫色を拾い上げ、表面にこびり付いたものを落とせば、
そこに眠くてたるそうな獏のキャラクターが見えた。

中を覗けば泥が詰まっていて、
私が愛用していたリップクリームが、辛うじて見える。

確証は無い。
けれどこの泥に塗れたものは、私が失くしていたポーチと同じ特徴を持っていた。]

(408) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


「クラスの誰かの仕業かも。」

 偶然かもしれないよ。

「私、こんなことする人を許さない。」

 ……いいよ、別に。
 きみが怒る必要なんてないよ。

「私はひとみの味方なんだよ。」
 

(409) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[……怒ればいいのか、よく分からなくなって。
ぼたんの声に応答していたら、なんだか、どうでもよくなってきた気がする。

こういう時、私よりも先に怒りを露わにしてくれるのがぼたんという女の子。
まるで私の感情の半分を吸い取っているかのように、
彼女が、何もかもを背負ってくれている気がした。]

(410) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[……自業自得なんだよなあ。これも。

柊くんと一緒に帰る、とかさ。
>>0:276見せつけるように、なんて言ったりして。

私が見せつけたい理由は自分のためであったのに、
それを目撃した誰かに嫉妬されたとしても、
そんなの、私の無用心さがいけないっていう話だ。]

(411) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[よくあることだ、こんなもの。
普通に生きていればきっと、よくあること。

私は、私を嫌いじゃない人たちと一緒にいられればそれでいい。

どこか斜め上にズレてる小動物。クラスの中ではそう思われていれば十分。
丸くて大きいひとみの瞳は、小動物らしいチャームポイント。
これを可愛いって思ってくれる人はどこにでもいる。

最初に可愛いよって褒めてくれたのはぼたん。
有りのままに振る舞えるようになった切っ掛けは、全部この子なんだよなあ。]

(412) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[足元に転がっていた石を拾って、川面に投げれば、
ぽちゃん、とそれだけの音がした。

泥まみれの紫色の失せ物はちゃんと回収して、
近くの公園のゴミ箱に捨て直しておきました。



夏の日に失くした私のポーチは、
ずーっと見つからない、ということになっている。*]

(413) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 現在 ―― 


[ クラスの皆には内緒だよ!ってな具合の
  魔法使いさんが居るのならお目にかかりたいような。
  けれども現状が理解不能なのは分かる。

  朝まで続いていた現実とこの在り様が
  地続きで存在するなんて誰が思うんだろう。]


   多分。突き止められればだけど。
   3-9以外の誰か、だったらお手上げ感すごいし。


[ そんな無理ゲーに放り込まれてないことを祈る。
  まあ、クリアしなくてもいいかな、と思っているとは
  別の話。]
 

(414) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 01時半頃


【人】 綿津見教会 マナ



  あはは。
  疑ってないけど、一応ね、一応。
  嫌なこと、誰にでもあるよね。うん。
  それは私にだってあるしわかるよ。


[ 慌ててされた弁解に、おやおや怪しいなあ、なんて
  わざとらしく挙動不審な鳩羽君を見て。

  疑ってないのは本当だけどね。>>364
  途中から尻すぼみになっていったから、少し。
  ちょっとだけ、こちらも真剣に。]
  

(415) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  無くはない、ね。
  なんやかんや正直だよね、鳩羽君。
  わかりやすくていいけれど。

  皆が嫌なことを持ってて、
  そういうのが集まってできちゃった空間、
  オカルトにしても可笑しな話だけれどさ。

  心当たりがあるんなら、そういう線もあるのかな。


[ 笑みが無い事にも大して意に介せず。
  私のほうを聞かれたならば、少し困ったように
  それでも黒々とした瞳を向けて。]
 

(416) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  ………… 嫌なこと。あるよ。
  ずっと嫌なことだらけ。困ったことにね。


[ こんな空間ですらあの子の声は頭に響くから。
  うっそりと微笑んでそんな事を私は言う。

  この空間にずっと居るのも悪くないんじゃないの、って
  そんなことすら思考の隅に存在するんだ。
  あはは。主犯か何かかな? ]
 

(417) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  だからと言ってあんなメールは送らないけどね。
  あんま悲嘆に暮れてもしょうがないよ。

  むしろこの状況、面白がった方が得じゃない?


[ そんな事まで無責任に言ってのけるから、
  もしも手遅れになっても関する気は何にもなくて。

  本当に無意味で無価値で無責任。
  だめだよこんな奴のいうこと聞いちゃ。]*
 

(418) 2021/06/07(Mon) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 回想:「ぼたん」という友達 —

[誘拐犯に閉じ込められていた場所から助け出されて、
少しずつ、日常を取り戻せるようになっていって。

両親の手厚い送迎と、学校側の協力、
そして美沙さんたち警察の方々の付近の見回りなどもあり、
私は小学校に通って、ごく普通に過ごしていた。
大人たちがどんな苦労をしていたのか、当時は知る由も無い。]

(419) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[ぼたんという女の子は、当たり前のように私の近くにいた。
私と一緒に誘拐されていた子だったはずなのに、
彼女については、大人は誰も知らないらしい。

私たちを助けてくれた美沙さんに話したら、
びっくりしていたみたいで、「どんな子なの?」って聞いてきたから、
私は教えてあげたけど、それでも見たこと無いって。

「きっと、ひとみちゃんにしか見えないお友達なのね」って、
微笑んで言ってくれたけど、そんなの信じられない。

両親にも、友達にも、先生にも、
ぼたんのことを教えてあげたのに、だーれも全然理解してくれない。

「あいつは嘘つきだ」って、言われて悔しくて、
ぼたんにみんなの輪に混ざるようにお願いしたのに、
あの子は人前に絶対に出てきてくれなかった。]

(420) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[ある日の夜、眠れなくてずっと起きてた日、
隣の部屋で両親がこそこそ話をしているのを聞いていた。]

「ひとみ、部屋でずっと一人で喋ってることがあって……」
「友達が来てるって言うけど、玄関に靴も無いのよ……」
「学校の先生からも、それで友達と喧嘩したって連絡が……」
「もう少し様子を見て、カウンセリングにでも……」
「いや、精神病院に……」
 

(421) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[聞いてたらだんだん悲しくなって。
ぼたんが見えないこの世界がおかしいんだってずっと思ってたのに、
おかしいのは私なんじゃないかって、つらくて泣けてきてしまって。

ぼたんはこんな私を見て、大丈夫、大丈夫、としか言わない。
あの子はどうして平気なのかなあ?
私としか話せないのに、つらくないのかなあ?]

(422) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[中学生になる頃にはもう割り切ることができていて、
人前でぼたんの話をすることはなくなった。
相変わらず、あの子は私にだけ話しかけてくる。

中学生になって成長期を迎えた私と、
相変わらず5歳の子供のままの、ぼたん。

あの子と話をするたびに、
幼いままの可愛い声を聞くたびに、
私はなんだか、世界が歪んで狂っているような感覚を味わっている。]

(423) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[ぼたんの居場所を用意できるのは私だけ。
私があの子を忘れてしまったら、あの子はどうなるのだろう。

考えるだけで恐ろしかったから、
話しかけてくれた時は返事をするのを欠かさない。]

(424) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[……それでも。
中学になって新しい友達ができて、
そのコミュニティの中で私が愛されていくのを感じるたびに、

ぼたんが話しかけて来れる一人きりの時間も、
どんどん減っていくのは避けられないことだった。

未来へ進んでいく私と、昔から変わらないぼたん。

そしてそのジレンマは、高校3年生になった今も続いている。]

(425) 2021/06/07(Mon) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[——イマジナリーフレンド。

目に見えない空想の友人を指す言葉。
主に子供に見られる現象で、実在していないのにも関わらず、
実在性を持って子供の心を支えるために出現する。

子供の発達過程においては正常な現象であり、
児童期の間に消失するため、害は無い。

ただし稀に青年期以降も持続するケースもあり、
本人はその友人の架空性を認識しているにも関わらず、持ち続けている。**]

(426) 2021/06/07(Mon) 03時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 03時頃


【人】 綿津見教会 マナ

―― 回想/楽し忙し文化祭 ――


[ 文化祭の調理係の思い出は、もう忙しかった。
  屋台で注文を受けてトッピングをしたり、
  足りない分の材料があれば取りに走ったり、
  余裕がある時に調理室の方であらかじめ
  生地だけストックとして焼いておいたり。

  あっちに行ったりこっちに行ったり。
  この時ばかりは余計なことを考える暇もなく
  指示を出しつつ忙しいなあって笑ってた。

  後ろで作ってるだけって言うならば
  受付したり接客したりが無くて、
  その辺りは楽だったかもしれないけどね。
  華やかなところは私には向いていないので。]
 

(427) 2021/06/07(Mon) 06時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[ 不安とか余計な思考とかは暇だから起こるんだそうで。
  だから、ずっと忙しく頭を働かせていたならば
  そんな事を考える間もなく楽しかったわけだ。
  あの子の声が響いたって、今はそれどころじゃないって
  どんどん無視することが出来ていたから。

  それは良いとして。
  販売係にオーダーを聞きつつ、エプロン姿の我々は
  手先をてきぱき動かしつつずうっと動き回ってた。

  ふにゃふにゃなクレープを四角四面な堅物にするとは>>360
  炭蔵くんむしろどうやってんのって思ってたけど。]


  あ、生クリームもう無くなりそう?
  解った、調理室に取りに行くから、――


[ そう、裏から出ようとした折。]

(428) 2021/06/07(Mon) 06時頃

【人】 綿津見教会 マナ



  …………?
  なんかあった?トラブル?


[ 急に去っていったような影は紛れもなく
  うちの客寄せの1人だったと思うけれど。>>304
  ひとみに全部投げてサボるおつもりか?

  後に残されていた黒沢さんの方をちら、と>>404
  呆然としたその様子を、怪訝そうに見て。

  私が調理室に向かう間に、その姿が見つかったなら
  一緒に調理室の方にドナドナしてやろうか。
  そうは思えど人混みだ、そう思った通りに行ったかは、さて。]**
 

(429) 2021/06/07(Mon) 06時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在:廊下・マナ ──


 それって褒めてるー?


[って聞いたのは、正直者って言われたから>>416
あんま褒められてる気がしねー。しねーなー。
高校3年生。大人になる前の多感な時期だ。
誰だって、きっと嫌なことのひとつやふたつあるだろ

だからマナが嫌なことだらけだっていっても
別に、俺は驚かねーし、>>417
それがなんなのか問いただすこともしない。けど、]
 

(430) 2021/06/07(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 そっか。
 嫌なこと、ちゃんと誰かに話せてる?
 吐き出したほうが、いいぜー


[なんて。ちょっといつも以上に踏み込んだのは
今の環境のせい、だってことにしておいてよ。]


 ま、あんなメール送らねーって
 言ってるならだいじょーぶだとは思うけどさ


[付け足した。]
 

(431) 2021/06/07(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あの死ぬみたいなメールがさ
 耐えられねーとか限界だーとか
 クラスの奴らALLで投げてるっつーのがさ

 なんでもっと限界迎えるまえに
 誰かに話せねーのかな、って
 ALLなんかじゃなくたって、
 誰かそーゆーさぁ なんつーの?
 信頼できるやつ、いなかったのかな、って

[いや、仮にあのメールが悪戯じゃなくて
誰か3-9のやつの本音だったら、の話だけどな。

………俺はさ。そう思っちゃうな、って言う。
だからマナは話せてんの?っていう、な。
別に疑ってるとかでは一ミリもなくて。]
 

(432) 2021/06/07(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でも、俺自身だって。
誰かに全部吐き出せたかっつうと、
全然きっとダメダメでさ。

……言ってて、胸がキリキリ痛むよ。

悩みなんかなさそーな明るく元気な鳩羽憐、で
未だ自分を塗り固めようとしてるところは大きくて
口から出るわ出るわ、綺麗事のオンパレードに

ま。どの口が言うんだよ、って
心の中はずっと突っ込み続けてた。

綺麗事だけど、本心で。
本心だけど、自分には出来ていないこと。
勿論マナには、聞こえてない心の声な。]
 

(433) 2021/06/07(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 面白が・・・
 うん、まあ、そうだなー・・
 ゼンショする。

[ゼンショする、っていう言葉は、覚えた。
使い方合ってんのかいまだわかんねーけど。

あれ、そういえばマナどこか行こうとしてたんじゃ?って
俺最後にちょっと聞いてみつつ、
窓の外を見る。(下じゃあない。)

雪はまだ、一向に止みそうになんてなかった ]**
 

(434) 2021/06/07(Mon) 08時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 08時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 現在:2F廊下 —

[炭蔵くん>>396とこうして二人で話したのは
 初めてじゃないかな。

 こんなことがなければきっと絶対なかった機会。
 わたしが一方的に黙っていたせいなんだけど。
 わたしは不思議な気持ちで隣を歩く炭蔵くんを見ていた。

 落ち着いた雰囲気>>397は元のイメージのまま。
 でも、思ったより人間らしい人なんだなと思った。
 真面目ではあるけど、無機質という程ではない。
 普通の高校生>>0:74に収まっている印象を覚える。

 それは教室を確かめる間も、
 窓の下を見る姿>>398からも感じられたことだ。]

(435) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから、深呼吸の後の表情>>399
 わたしは少しだけ目を見開いた。

 確かに元々表情の乏しい方だとは思うけれど、
 こうも温度が見えないものなんだろうか。

 箱みたいだな、とわたしは思った。
 中身は確かにあるのに、何にも見えない。

 わたしは炭蔵くんの顔から目を逸らすようにしゃがむ。
 足元には点々とカッターナイフが落ちていた。]

(436) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ここまで来ると、
  現実的な意見の方が非現実的になりそうだよね。

  実は仕掛け人のいる壮大なドッキリだとか、
  気づかない内にわたしたち全員が誘拐されたとか。
 
[わたしがひとみちゃんについて知っているのは、
 ご両親が心配して早く帰らなくちゃいけないこと、
 忘れたい誰かが存在していること、くらい。
 他にも他愛ないことは3年間たくさん話したけど、
 それはわたしたちだけの秘密だ。

 わたしはひとみちゃんの昔話を知らない。
 だから平然と誘拐なんて考えを口にできる。]

(437) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[カッターに手を伸ばして、そこまで。
 あと1cmで届くかというところでわたしは手を止めた。]

  あの人、死ぬのかな。

[文化祭に彩られた校舎に落ちるカッターナイフ。
 それだけなら準備期間の落とし物でしかないのに、
 足跡みたいな異常な数とあのメール>>1
 嫌が応にも別のものを連想させる。]

  死んじゃったの、かなぁ。

[わたしたちに宛てられた一通のメール。
 炭蔵くんのスマホを覗き込んだ訳じゃないけれど、
 同じ文面が全員に届いたであろうことは分かる。]

(438) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[しゃがんで見上げたら顔がずっと遠くて、
 スカートを払って立ち上がる。
 結局、わたしはカッターを拾わなかった。]

  ……死んだら、もう自分のこと守れないのにね。

[わたしは終始へらへら笑っていた。
 ともすれば軽薄とも取れる笑み、
 でもこの一言の間だけ、
 わたしの目はあんまり笑っていなかったと思う。。]

  誰だろうね。
  その人が、何かしたのかな。

[チャイムと同時に変わった校舎。
 チャイムと同時に届いたメール。
 これをただの偶然とする方が不自然だ。]

(439) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは非現実的な話をしながら歩き出す。
 状況を把握する目的で教室を離れたんだから、
 いつまでも窓の前で時間を浪費する訳にはいかない。

 わたしは窓を閉めることはなかった。
 だから炭蔵くん次第で、
 廊下には少しだけ冷風が残ることになるかも。]*

(440) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— →渡り廊下 —

[わたしが気になるんでしょって言い方をされると、
 嘘を確かめたいだけのわたしは何も言えなくなる。
 間違っていないんだけど。何だか後ろめたい。
 炭蔵くん>>400の提案に大人しく従ったわたしは、
 1階に降りてきていた。

 2階から見下ろした遠くにある底。
 階段を降りたくらいで変化しないと思っていたけれど、
 なぜか1階の外の景色は至って普通の高さだった。]

  屋台、あったね。

[わたしは炭蔵くん>>402に頷いた。
 ホラー×クレープの屋台。コワカワ!>>301だっけ。
 こんなの、わたしたちの店以外で見たことない。]

(441) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[他に誰か>>372>>388いたかな。
 もう去った後だったかも。

 もし誰かがいたなら手を振って、
 情報交換くらいはするつもりだけど、
 わたしは屋台より先に渡り廊下の外側を見つめる。

 ここから出たら帰れるんじゃないの。
 そう思うけど、阻まれるのか近づけないのか、
 ひとつ確かなことは、外に出られないってことだけ。]

  ……。

[わたしは空っぽの手を握りしめた。
 指を強く手のひらに食い込ませるくらい。
 それでもわたしの爪がわたしを傷つけることはない。]*

(442) 2021/06/07(Mon) 08時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 08時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ そう。ワガママを聞いてもらえず、
 慎一は苦い顔をして会話をしている。

 黒沢はやっぱり物わかりのいいふうに見える。
 この状況にも、慎一の幼稚な言い分にも。>>392

 そうされると慎一は、
 これ以上駄々をこねづらくなっちゃう。

 なんでなんでって思ってても、
 自分の足りなさを突き付けられてるみたいで。]
 

(443) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 感情がついてこない。>>392
 そんなこともあるんだなあって思う。
 慎一はいつも感情に置いてかれちゃうのに。

 でも、それって悪くないような気がする。
 少なくとも、人前でわあってなっちゃうよりは。]


  偉そうなこと言えるだけえらいよ。
  …………いいなあ。


[ だから、慎一はいつもみたく、
 みんなえらいなあって感覚で、
 黒沢はえらいよって言ったはずだった。

 ……ぽろっとついでにこぼれた言葉に、
 慎一は一瞬、自分でもついていけない。]
 

(444) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そーなん?

[それは番代との帰り路のある日。
クソ甘そうなタピオカジュースを啜りつつ語る彼女に、
タピオカアイスティーを片手に持ちながら首を傾げた。>>173]

あー成程なー、
門限だけ厳しい感じで他はそーでもないんだ。
うちはそのへん放任気味だからさ
イマイチ感覚がよくわかんなくって。

[それは男女の差もあるのだろうし、
番代の過去に起因するものでもあるのだろう。

そこまで心配されているのはやはり羨ましい反面
逐一説明しなければいけないのは少し窮屈そうだな、
という感情も同時に抱いた。
そこはやはり口にしなかったけれど。]

(445) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「えらい」は賛辞だけれど、
 「いいな」は羨望でしょう。

 慎一は今の生活を楽しんでいるし、
 毎日がんばっていてえらい。
 みんなも何かしらすごいしえらい。

 それだけでいいはずだった。
 慎一だってうまくやれてるんだから。]
 

(446) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……だから今のは、
 いったんなかったことにしよう。

 何事もなかったかのように、
 慎一はスマホの表面を撫でる。

 「遺書みたいだね」>>393
 得られてもうれしい同意ではないけど、
 今回はふたりの意見は速やかに合致した。]


  やっぱ、遺書かあ。
  …………かわいそう。


[ 咄嗟に浮かんだ言葉を吐く。
 辛くて悲しかったんだろうな。
 疲れたのかな。疲れちゃったんだろうな。]
 

(447) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

オッケーオッケー了解。

変なところ?
どこからどこまでが変なとこに入るのかな?

……なーんてうそ、ないない。
俺ってばこう見えて紳士だし。


[そう、女子の嫌がることはしない主義だからね。

この頃にはもう「おねーさん」らとの付き合いはあって、
品行方正とも言い難かったが
そんな話をしない程度には空気を読めていたし
実際クラスメイトの女子に
何かおかしなことをするつもりもなかった。

だからにこにこ笑って軽口を叩いて。
けどさ。ってふと疑問に思って口を開いた。]

(448) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 悲しいなあって慎一は思うから、
 感情の回路だけは今日も良好。

 元気がないままの慎一からすると、
 やっぱり黒沢は落ち着いて見える。
 いつもどおり、淡々として見える。>>394]


  うん。落ち着いて見える。
  ……頼むから、
  「何も言えないかな」とか言うなよ。


[ 後半部分はちょっとだけ冗談まじりに。
 もし本当に言われたら慎一はもう一度
 「黒沢、冷たい」ってこぼすからね。>>0:188]
 

(449) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


けどさ。俺らもう高3じゃん。
卒業して働く奴がいてもおかしくない歳じゃん。

番代ちゃんのこと心配なのは分かるけど、
社会人になったらそれこそ仕事で帰れなかったり
飲み会で遅くなったりすることも多分あるじゃん。

流石にそこまで管理できねーと思うんだけど
そしたらどーすんだろね。

[高校卒業と同時に親の規制から
解放されるケースもあるだろうが、
自分たちに向けてきた警戒の眼差しを見るに
あっさりそうなるとは考えづらかった。]

(450) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ まあでも、
 黒沢は感情が少しゆっくりなだけで、
 まだ現実味を感じられないというなら、]


  ……どっかつねろうか?


[ もうその下りはやっただなんて知らない。

 慎一は窓を打ったとき、
 手が痛かったから夢じゃないと思う。]
 

(451) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  夢じゃないとして、
  どうすりゃいいんだろなぁ。

  そもそも遺書だとして、
  幽霊でも混ざってんのかって。
  ……全員順番につねればいい?

  わかんなくない…………?


[ 言ってたらまた悲しくなるから、
 慎一の声はだんだん小さくなって、
 はあ。ってひとつ息を吐く。
 体内の「悲しい」を逃がすイメージ。

 このあとどうしよう、とか。
 思いつかないまま現状を嘆いた。**]
 

(452) 2021/06/07(Mon) 10時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 10時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そう、なんていうか。
まるで産まれたての我が子を外敵から守ろうとするような
そんな感じの反応だったからさ。

女の子は男と違って、身体が成長したところで
変なことしようとして近づいて来る輩が
子どもの頃から減るわけでもない。

いつか彼女の両親の庇護が届かなくなった時に
ぺろっと悪いやつに頂かれちゃうんじゃないか。
俺は彼女よりも夜の街を見てきてるだけに、
ちょっとだけ心配。なんてね。]

(453) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そう、悪意はどこにでもすぐそこに転がっている。

いくら気を付けていた所で
何が引き金を引くかなんてわからない。

なくしたポーチがあんな形で見つかること、>>411
もちろん当時の番代は思っていなかっただろうし、
当然、俺が知るところでもなかった。]

(454) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在・屋台前 ―

[そんな番代が今、目の前に居る。

声をかければ露骨にテンションが下がるのを感じて
咄嗟に少しザワッとしてしまったんだけど、>>388
いやでも今この状況は俺のせいじゃない。
俺のせいじゃないので、仕方がないことだ。

普段なら多分気付いて、
かつ見なかった振りをしているだろう
彼女のメイクが落ちていることも
気を払っている余裕がない程度には
俺にも余裕が無かった]

(455) 2021/06/07(Mon) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


うえ。まじかーー。
俺らだけ閉じ込められたってこと?
本格的にホラー染みて来たなあ。


[番代はこんな時に冗談を言ったりはしないだろうし
向井がやって出来なかったのだったら
力技で脱出できる可能性は低い。

彼女にとっての禁句。>>186
何気なく口にしてうんざりと表情を歪め
壁に寄りかかる番代を見た。

はあ。
また耳元で誰かのため息が聞こえて、
一瞬だけ振り向いたけど誰もいなかった
さっきから思ってたけど何だろうこの声。

内心を代弁してくれてる?とか?まさか。]

(456) 2021/06/07(Mon) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……うん?

[不意に聞かれて一旦番代に視線を遣り。
少しだけ間をあけて、頷く。]

うん、楽しかった………よ。

[ちょっと予想外のハプニングも含め、
本当に色々あったけれど。
トータルで言えば楽しかった、と言って
差し支えないと思う。]

殆どはみんな楽しかった、と
思ってんじゃないかな。
今日集まってきたやつらは特に。

(457) 2021/06/07(Mon) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[10円を巡るトラブルだとか、
階段から転げ落ちたりだとか>>315
個人個人にフォーカスをあてれば
色んな事件もあったみたいなんだけれど

それでもカメラに残ってるほとんどは
何か食べてたり、馬鹿騒ぎしてたり、役目に勤しんでたりと
文化祭を満喫している姿だった。筈だ。

広報アカウントの最後の投稿は
文化祭おつかれさまでした!>>317の文字をバックにした
3-9全員の集合写真で締めくくられている。]

(458) 2021/06/07(Mon) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………なんで急に?どうかした?


[いや、急ってわけでもないのだ。

こうしてあの日の文化祭の光景が
目の前に広がっているわけで。

でもしんみりと思い出話をするには
置かれてる状況がちょっと異様で
そんな感じでもなかったから。
首を傾げ、番代の様子を窺う**]

(459) 2021/06/07(Mon) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 回想・綿見 ―

[ほどよく軽くほどほどに、な
人付き合いをしてるのは俺も同じで
その理由は彼女とは違ったけれど
ともあれその一件までは角が立つようなことも無かったはず。>>203

軽口を叩けば綿見の表情が
少し和らいだように感じたので>>204
続く言葉にはやっぱり?なんておどけた風を装って。]

あー、そっかそっか。オッケー。
俺ってばすーぐ調子乗っちゃうからさあ。

またうるせーなって思ったら遠慮なく……
言われたらビビっちゃうかもだから
お手柔らかにお願いします。

[顔の前でなにとぞ、と手を合わせ、
したてにおねがいのポーズを見せる。]

(460) 2021/06/07(Mon) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ノリ良くバカっぽく騒ぐ、は
男子と仲良くするにはいいんだけど
女子に対しては逆効果になることもままある。

声が大きくて怖いとか、なれなれしくてうざいとか、
チャラそうで信用できないとか、色々ね。

綿見の視線がどこか遠くを泳いだ気がして
釣られて一瞬そちらに目を向けてみたけれど
そこには誰もいなかった。

嫌なことでも思い出してるのかなって感じつつ
何も見えない俺は首を傾げるだけ。]

(461) 2021/06/07(Mon) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

煩い家族。

[ただ、ぽつりと零れた言葉。

綿見から家族の話を聞いたことは多分なくて、
自分も積極的にそういう話題はしなかったし。
だから珍しい話題に瞬きをした。]

綿見ちゃんって、
家族とあんま仲良くない系?

[単に下のきょうだいが小さくて煩いとか、
そういう意味合いかもしれなかったけど。
気になって、ついつい聞いてしまった**]

(462) 2021/06/07(Mon) 11時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 11時半頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 11時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 回想:文化祭当日 ――

[ 受け取ってしまったチラシを抱えて、
 私は少し呆然としていた。
 これは、預かればいいの?
 それともやっぱり私が配らなきゃ駄目?
 柊君はすぐ戻るって言ってたけど……。>>304
 思わず助けを求めるように視線をさまよわせて、
 ちょうどこちらを見た綿見さんと目が合った>>429 ]

(463) 2021/06/07(Mon) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……急に、柊君が。
 …………お手洗いかな。

[ 柊君の青ざめた顔はしっかり目に焼き付いてる。
 様子がおかしかったって言いかけて、躊躇った。
 それ、人に言ってもいいこと?
 柊君、あまり知られたくないかも?
 とっさに判断できなくて、
 思わず出てきたのがお手洗いだったけど、
 それはそれで不名誉だったかもしれない。
 チラシを人に押し付けて慌てて姿を消すくらい
 お手洗い的ピンチ。
 ……うん、かっこ悪い ]

(464) 2021/06/07(Mon) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私、普通に話せてたと思う。
 綿見さんが調理室に向かうのにかけた
 いってらっしゃいの声も、
 他のクラスメイトにかけるのと同じ
 声の響きだったと思う。
 何も気づいてない顔で。

 だってほら、こんな時に話すようなことじゃないでしょ。
 私、綿見さんに何かしたかな?なんて。
 私に不快を感じているらしいクラスメイト。
 私が、目指すべき自分になれていない証拠のような
 クラスメイト。
 手がチラシでふさがってたから、
 左の手首は握れなかった* ]

(465) 2021/06/07(Mon) 12時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 12時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ "は?名前?

  あんたが生まれたのが雪の日だったの。だからユキ。
  ……これで満足?

  しょうもないことで話しかけないで。
  あんたの顔見てるとさあ、
  あの男を見てるみたいで苛々すんのよ。"  ]

(466) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[顔がいいのを自覚したのは小学生の頃。
でも、それは厳密に言えば事実じゃなくて、
俺には小学生以前の記憶がほとんどない。

誰かの金切り声とか、がらんとした部屋とか、
泣いてる女の人の後ろ姿とか、
壊れたテレビみたいなモノクロの断片が
チラチラと飛び交う程度だけど、ひとつだけ。
はっきりした記憶が残ってる。

数人の大人と、歳がばらばらのこどもたちが沢山。
みんなで一緒に暮らす、そこが俺の家だった。
使い古された玩具で1人遊ぶ俺に、
ある日声をかけてくれたおじさんとおばさんが居たんだ。]

(467) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[『こんにちは。きみがユキくん?』

話しかけられた俺は、きょとんと二人を見た。
地味で、素朴で、やさしそうなひとたちだった。

ああ、このひとたちは多分
俺に優しくしてくれそうだな。
そんな風に思ったから、にこりと笑みを浮かべたんだ。

2人は酷く喜んで、
『笑顔がすごくかわいいね』って俺を褒めた。
そう言われるのが嬉しかったから、
彼らが来るたびににこにこ愛想を振りまいて、
明るく振る舞ってみせたんだよな。]

(468) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[俺とは似ても似つかないそのひとたちのことを
「おとうさん」と「おかあさん」
って呼ぶようになったのは
その時よりももう少し後で、

俺がこの時のこと、つまりは
自分の身の上をちゃんと理解するのは
更にもっともっとずっと後の話。**]

(469) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 回想・打ち上げ ──


  階段から落ちたぁ?
  リツおまえ……なんか……、
  …………ドンマイ。


[ 「ドジだなあ」とか「タイミング悪いなあ」、
 最初に浮かんだ言葉を投げるには不憫で、

 打ち上げには帰ってきた樫樹を、
 かわいそうに……って目で見て、
 慎一はその肩をぽんと叩こうとした。]
 

(470) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 委員長はクレープをつくり、
 書記は黒板に文字を書き、
 生徒会副会長が絵を添えた。

 会計は何をすればいいんだろう?
 えーと……ジュースでも買ってくるよ。
 余ったクレープの有効活用は名案だけど、
 今日の利益を少しあてがってもいいよね。
 リクエストがある人は申告しておくれ。

 万が一材料が足りなくなっても、
 最悪近所の店に駆け込めるよう、
 その日も慎一は自転車で来てた。

 から、ちょっとそこまでひとっ走り。
 付き合ってくれる人がいれば歓迎する。]
 

(471) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でも、今回はひとりでも大丈夫。
 前回ほど荷物が多いわけじゃないし。

 まだほんの少し夏の気配をはらむ風を、
 びゅんびゅんと全身に受けて走ってく。

 頭や、顔や、Tシャツから伸びた腕が、
 風に冷やされてくようで気持ちよかった。

 数え直してもズレてるたった10円。
 小銭の山をひとりで見降ろしてたとき、
 掌も目も頭の中も熱かったのが嘘みたい。

 ポケットにねじ込んだ10円玉が、
 あれだけ重たく感じたことも。

 「みんな」の輪から少し離れて、
 慎一はやっと息がつけた気がする。]
 

(472) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そんなこんなで打ち上げがはじまれば、
 慎一はまたいつもどおりに、
 みんなと混ざって笑えていたはずだ。**]
 

(473) 2021/06/07(Mon) 13時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 私は、頭が先で、感情が後から追いかけてくるのが
 当たり前のことだと思ってた。
 感情に置いていかれてしまうなんてこと>>444
 考えたこともなかった。
 偉そうに炭蔵君にお説教じみたこと言ったけど、
 私も全然人のこと言えない ]

 ……そうかな。

[ 偉いとは向井君は言わなかった。
 私は人から称賛されるような人間であるべきで、
 でも自分がそんな人間ではないことは理解していて、
 だから、褒め言葉を目指しつつも受け取れないっていう
 厄介な状態なのだけど、
 向井君は偉いじゃなくていいなって言った ]

(474) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 感情は制御されるべきもので、
 それが感情がまだ追い付いて来ていないから
 冷静に見えるだけだったとしても、 
 それは“いいこと”なのかな?
 確かに無様に取り乱したりしたら、
 私は自己嫌悪で■■■■なりそうだけど ]

 落ち着いてるんじゃなくて、呆然としてるだけかも。

[ ありえないことが目の前で起こってて、
 ありえないままそういうものだと受け止めるしかない。
 受け止め方がわからなくて、途方に暮れてる。
 まだどこか、映画の中に迷い込んだような気分 ]

(475) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 向井君はその話を広げるつもりはないようで>>447 
 メールを確認した向井君が、感想を落とす。
 かわいそう。
 ……そういえば私、追い詰められてるみたいとか、
 遺書だと思うとか、そういうことは考えてたけど、
 内容について自分がどう思うか、考えたことなかった。

 そうか。かわいそう、か。
 限界まで追い詰められて、耐えきれなくて、
 もう死ぬしかなくて。
 ……私は ]

 …………言わないよ、そんなこと。

[ 私が落ち着いて見えるらしい向井君は、>>449
 通学路での私のセリフを引用した。
 ヨーコ先生を突き放すような物言いをした、
 私の薄情でドライなセリフ ]

(476) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 言わないよ、そんなこと。
 「いいなあ」って思ってしまったなんてことは、
 もっと言えないけど。
 私には、最後の一歩を踏み出すそんな勇気はない ]

(477) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そんなに思いつめてた人が、近くにいたのに、
 私、何にも気づかなかったんだなって。

[ そんなの、当たり前のことだけど。
 私は友達が少ない。
 友達だと思ってる芽衣のことだってよく知らない。
 お互いの奥には踏み込まないような、
 そんな友達付き合いをしてた。
 たまにあふれて零れてしまった雫を、
 芽衣に雨のように降らせたことはあったけど。
 優等生のふりをした私は
 クラスメイトのこと、何も知らない ]

(478) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 現実味が感じられない私に提案されたのは、
 つねるという手段。>>451
 こういう時考えることってやっぱり似通ってくるのかな。
 そもそも、夢の中でつねったら、
 本当に目は覚めるのかな ]

 それ、もう鳩羽君が柊君にやったから、
 私は遠慮しとく。

[ つねられた柊君の悲鳴も>>139
 窓を開けた鳩羽君の叫びも>>57
 嫌ってくらいこれが現実だって教えてるのに、
 夢じゃないって頭ではわかってても、
 やっぱり感情はまだ後方。
 だって、こんな小説みたいなこと、
 自分の身に降りかかるなんて考えたこともなかった ]

(479) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 つねったら化けの皮が剥がれるって、
 狐やタヌキじゃないんだから……。

[ いや、狐はつまむ側であって、
 つまんだら化けの皮が剥がれるわけじゃないけど。
 そもそもあのつまむは騙すって意味であって、
 摘まんでるわけじゃないらしいけど ]

(480) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 わからないけど、メールの送り主、
 探した方がいい気がする。
 どうやって探したらいいのかわからないけど。
 校舎が文化祭になってるのが、
 文化祭の思い出を持っていたいからなんだとしたら、
 それって……、

[ メールの送り主の気が済んだら、
 この世界は終わるってことじゃないかな。
 文化祭をもう一度堪能して、満足して、
 この世界が終わったら。
 その後メールの送り主はどうなるの?
 だって、その……自殺、したんだとしたら、
 その人の命って。
 そんなこと、とても口には出せなくて、
 口に出せない私に ]

(481) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

  [ はあ、って向井君がため息をついた>>452 ]

(482) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あ、痛い。心臓が引き絞られるように、痛い。
 別に向井君が、私に対して失望したとか、
 そういうのじゃないと思う。多分。きっとそう。
 そんなのわかってる。わかってるのに。
 でも、そういうのとは関係なくて。
 思わず向井君から背を向けた。
 ぎゅうぎゅうと左手首を握りしめる。
 右手の指先に力を込める ]

 ……わからない。
 ごめんなさい……。

[ 無能でごめんなさい。
 役立たずでごめんなさい。
 有能なふりしてるだけでごめんなさい。

 右手の指先にどれだけ力を込めても、
 手首から伝わる痛みは鈍くて、
 あ、これは明日の朝にはやらなくちゃなって
 私はそんなことを思った* ]

(483) 2021/06/07(Mon) 14時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 少し前:2F廊下 ──

[ 窓の下を見下ろした後、
 暮石に視線を移すと足元にいた。>>436

 その間、何を思っていたのか、知るよしもない。
 そして、現状についての見解を聞く。>>437 ]


  ─── 誘拐、か
  だとしても、あまりにも大規模なことだ


[ 対して、炭蔵は番代が誘拐された経験が
 あるという事実のみを知っている。>>437
 現在の彼女の表面的な姿は知れど、
 暮石のように会話を交わす機会も少なかった。

 ただ、その単語を聞くだけで、
 炭蔵の中ではどうしても後悔の念が走る。 ]

(484) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そうして、カッターナイフへと
 伸ばしていた手が止まる。>>436

 暮石のその指先が、何のために存在していただとか
 何故怪我をしないようにしているのかだとか、
 そういったものを炭蔵は知らない。
 だから、手が止まったことに安心したのは、
 だれもに対して思うように、
 怪我をしてしまわないか心配していたからだった。

 にしても、唐突なその言葉に、
 炭蔵もあのメール≠思い返す。 ]
 

(485) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……まるで、遺書みたいだったよな
  もしも、現実に起きていることならば、
  送り主は─── どちらにせよ、
  いい状態ではないと言うことしか分からない


[ ようやく下にあった顔が上を向いて、
 視線が合ったことだろう。>>439

 そんなに下から見上げられたら、
 流石に前髪の下の目元が覗けたかもしれない。
 中身の見えない箱、のような器の眸は、
 迷いや動揺、困惑を映し出している。 ]
 

(486) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ へらへらとした笑みが一瞬止む。>>439
 暮石は母を亡くしている、その事実は知っていた。

 彼女の母がどんな経緯で亡くなったかは知らないが
 誰かが、命を手放そうとしている
 この状況に対してどのように感じているのか、
 炭蔵は非常に興味があった。 ]


  もし、俺たちの誰かだったら、
  暮石はどう思う?
  ─── 死≠ノついてどう考える?


[ 答えてはくれただろうか? ]
 

(487) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  生きるということは、
  自分を守るということに繋がるのか?


[ 炭蔵にとって、
 生≠ヘ善≠ナ死≠ヘ悪
 だから、暮石の言葉に疑問を抱いた。>>439 ]
 

(488) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 非現実的な話ではあるが、
 それはこれまで経験したことがないだけで、
 目の前では何かが確かに起きている。

 それを解明すべく、
 炭蔵たちは校内を探索し続けたのだった。 ]
 

(489) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:渡り廊下 ──

[ 後ろめたいと思わせていたとは気付けない儘、>>441
 至って普通の高さの一階の床を踏みしめている。

 変わったコンセプトのその屋台は、
 コスト面は抑えられていても、
 やっぱりどこかホラーテイストで浮いていた。

 そこに誰かが居たとしても、
 炭蔵はまだ暮石のそばにいた。 ]
 

(490) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ さて、暮石は渡り廊下と雪の降る外の境目で、
 一体何をしているのだろう?>>442

 隣に立ち、外を見る。
 高さは正常なのに、踏み出そうとすると
 何故だかいけないことをしている気がしてしまう。
 足が竦み、前に踏み出せない。

 雪が怖い訳でもないというのに、何故だろう。
 見えないだろうが眉間に皺が寄って、
 諦めたように渡り廊下の真ん中へ戻る。 ]
 

(491) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  さっきまでの話の続きだが、
  暮石はこの文化祭で止まったままの校舎の中に
  このまま永遠にいたいと思うことはあるか?


[ 渡り廊下に着く前までの話。
 誰かが死ぬとか、死にそうとか、
 そう言った話の続きだ。 ]
 

(492) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……俺は、ないとは言い切れない


[ そうだ、文化祭の頃までは、
 炭蔵もまだ優秀で堅物で
 正しいものは正しいという
 融通の利かない男のままでいられたのだ。 ]


  変なことを言ったな。
  俺はこのあと三階にも行ってみようと思うが、
  暮石はどうする?


[ くしゃりと前髪を崩すようにといた後、
 屋台に背を向けて、その場を離れようとする。 **]
 

(493) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 14時半頃


【人】 綿津見教会 マナ


── 現在 ──

[ 褒めてる褒めてるよーって棒読みで返して>>430
  にこにこと雑な笑みを向けておこうか。

  わかりやすいって良いことでもあるし、
  悪いところも結構あるから。
  伝わらなくて良いとこまで伝わったりするし。]


   …………。


[ ちゃんと吐き出せているか、の言葉は>>431
  思いの外さっくりと痛いところを突いた。]

(494) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 割と細かな文句とかちょっとした事ならば
  うるさいだのなんだの口から飛び出せる。
  不本意な部分があったとしても。

  でもそれはほんの一部分だけ。
  序の口に過ぎない部分をどうにかこうにか
  溢れないように出すことで堪えている。]


   …… 鳩羽くんの癖に生意気。
   心配しないでも大丈夫だよ。


[ つけたしがあった事にほっとした。
  揶揄うように茶化すように、そんな言葉で濁して]
 

(495) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   限界迎えるまで誰にも話せないとか。
   何かを話せるような人が居たら、いいけどさ。

   わかって欲しくて話したのに、
   それが全部否定されたりしたら哀しいじゃん?
   そもそも溜め込んだのだって、他人に対して
   知られたくないからこそ、話せない、とかさ。

   …… むずかしいんだよ。


[ それは言外に、話せてないとも言える語り口と
  受け取られても仕方ないものかもしれないけど。]
 

(496) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ かまってちゃんかよ、と言いながら、
  なんとなくわかってしまうものだから。

  まあまあそれは、
  彼も同じ穴の狢らしいけれど>>433
  そこまで私に伝わりはしない。]


   善処って。

   まあ、この状況も勉強の気晴らしだってさ、
   そう思った方がいいよ、……多分。


[ 意味わかってる?とくすくす笑って。
  この思考こそが現実からの逃避だけれど、
  本当にどうでも良くなってたから。]
 

(497) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ




   ああうん。クレープ焼きに食堂に。
   なんとなく空気にあてられて
   作りたくなっちゃった。


[ どこかに行くの、って言葉には
  ひらりと手を振ってそう返して。足を進めようか。

  外は雪なのにこの中だけ賑やかで明るくて、
  本当に何処までも奇妙なままだった。]**
 

(498) 2021/06/07(Mon) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 現在:マナ ──


 はああ?俺の癖にってなんだよー
 俺だって心配くらいするよー?!


[茶化された言葉に茶化した言葉で返す>>495
─── でも、ホッとしてた。

実はあのメールに心当たりがあったとして
マナを暗い気持ちにさせちまったり、さ、
心の痛いところに踏み込んだせいで
怒られたらどーしよなんて
小心者の俺は思ってたり、したからさ

だから、いつものような会話だったこと、
俺はしょーじき、ホッとしてた。]
 

(499) 2021/06/07(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ただ、続くマナのことばには
また、ううーん、と悩んでしまうわけで。>>496

話せない、のは。
ある意味わからなくもないから。
……マナの心の声を借りれば「同じ穴の狢」。]


 むずかしい、よなあ
 そうだ、なあ…


[鳩羽憐、難しいことを考えてはならない。
とたんに、頭が爆発しそうになる。]
 

(500) 2021/06/07(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……だから、文化祭なのかな。
 勉強の気晴らし、もそうだけど

 そいつにとっちゃあ
 文化祭で気晴らし、できてたんかな。

 カラオケいったり、ボール蹴ったり
 飯食いにいったり、アイス食ったり。
 例えばそーゆー気晴らし、上手くできなくて
 現実逃避の世界なんだか夢なんだかさ、
 作る時に文化祭が思いついたんかもなあ

[これがメールの送信者のせいにしろ、
俺ら全員のせいにしろ。現実逃避の夢なら。
嫌なこと、忘れられるなにかだったのかな、って

無い頭で、鳩羽憐は、考えた。]
 

(501) 2021/06/07(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……っ、ええ???クレープ??
 こんな状況で??

[いやでも、 >>498
クレープ焼きに行くのは驚いていいところじゃね?

大雪だし(扉が開かねーのは知らないとは言え)
すぐに帰れないのはしかたねーけど
流石に満喫しすぎじゃね??って俺は思うぞ。

って突っ込んで、マナを見送るんだけど。]
 

(502) 2021/06/07(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ただ、結局何時間も出れなかった挙げ句に、
腹が減っただなんだと人一倍騒いで、
結局調理室に向かう可能性があるってことは、
あと数時間後の、未来の話。]**
 

(503) 2021/06/07(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── → 1F階段 ──

[マナと分かれてぶらぶら歩いて。
1F。ああ、ここはラピュタじゃねえんだなって
そう思いながら試したけど、窓は開かねーのな。

時間帯はいつだったかわかんねーけど
多分もうそん時にはシンもひとみも
昇降口には居なかった。

ぶらぶら歩いてたトシミに会ったら
「昇降口の扉、開かないよ」って告げられて
ついでにどこの扉も駄目だ、って聞くと思う。
そのあとトシミがどこに行ったかは知らね。

そうしてようやく状況が、
とんでもねーってことを実感するわけだ。]
 

(504) 2021/06/07(Mon) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[掲示も飾り付けも、文化祭一色。
つまりはあの日のまんま、
文化祭実行委員の控所みたいな教室には
あの日のまんま、腕章とかも残ってて。

1Fの階段の下から二段目。
絶妙に埃が端っこに溜まった階段に座り込んで、
手に持った腕章をぽんぽんと放る。

イロモノ?キワモノ?なんとでも呼べ。
文化祭衣装のフルコースだった俺を思い返して
無性にいま、笑いたい気分。


 ……確かに文化祭、楽しかったよなあ、って。 ]**
 

(505) 2021/06/07(Mon) 15時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 15時半頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 16時半頃


【人】 真向一気 シンイチ


[ 無様でもみっともなくても、慎一は生きてきた。
 その四文字を何で埋める気かは知らないけれど。>>475]
 

(506) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ 相槌みたいな「そうかな」に、>>474
 慎一はへらっと笑ってみせた。

 どんな顔すればいいかわかんないときは、
 まず笑っておけばいい……笑えるうちは。

 どっかで聞いたことあるようなモットーで、
 どうやらその場はごまかせたらしい。
 ……そっとしといてくれたのかもしれない。

 でもほら、今は慎一のことより、
 このメールの送り主の話をしよう。]
 

(507) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 冗談が冗談として通じてたらいい。>>476
 黒沢の否定に慎一はへらっとして、
 それ以上からかいを投げるわけでもない。

 その裏にあった言葉を慎一は知らない。>>477
 だけど聞こえてたらきっとまた、
 「なんで?」って問答がはじまったろうし、
 秘密にしておいてくれてよかったかもね。

 慎一に言わせれば「生きる」とは、
 だだしいというよりたのしいものであるはずだ。

 ましてやあのメールを見て「いいなあ」だなんて、
 へらへら笑いも剥がれ落ちたかもしれなかった。]
 

(508) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だけどね、そのあとの言葉には同意する。]


  あー……、確かに。
  気づきもしなかったし、
  今、誰なんだろって考えても、
  ……わかんねえや、全然。

  ……探す、かあ。


[ 歯切れ悪くなっちゃった。
 だって慎一は想像がつかない。
 ここにいる誰かが死んじゃうなんて。
 あるいはもう死んじゃってるなら?
 ……悲しい。の一言からははみ出すくらい、
 最悪な話だって慎一は思う。ヤだなあとも。]
 

(509) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 黒沢をつねる案は辞退され、>>479
 みんなつねってく案への反応も微妙。>>480]


  幽霊だったら触れないかもしんない。


[ そこまで冗談でもなく慎一は言った。
 すごく簡単な証明方法じゃない?

 いや別に慎一はオカルト好きではないし、
 幽霊の類を信じているわけでもないけど、
 一般的な幽霊観ってそうじゃないかな。

 ただ、それってつまり──送り主は死んじゃってる。
 非現実的を現実に受け入れるにしたって、
 心情的にやっぱヤだとしか言いようがないな。]
 

(510) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから慎一はため息をついた。
 そしたら急に背を向けられて、>>483
 慎一は黒板の前に立ったまま動揺する。]
 

(511) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  え、ええ、何?
  ちょっと、黒沢……?
 

[ 慎一の前で黒沢は何かに謝ってる。>>483
 その言葉を向けられてるのが自分とは思わず、
 慎一は躊躇いがちに黒沢の方に歩み寄る。

 なんだかすごく変な感じ。
 大体先に慎一の頭が真っ白になってるから、
 慎一は取り乱す人ってあんまり見た記憶がない。

 わかんないのは慎一も一緒だ。何もわかんない。
 メールの送り主も、この世界の仕組みも、
 今目の前で何が起きているのかも。]
 

(512) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……だ、大丈夫?


[ なんで? って聞かれても困るの、慎一は知ってる。
 から、口にしたのはそんな言葉だったけど、
 大丈夫? って聞かれても困るよね。慎一は困る。

 様子を伺うように体の正面の方に回り込みながら、
 恐る恐るといった調子で声をかける。
 ぎゅうと強く握り締められた手首。
 「癖みたいなもの」って言葉をふいに思い出す。]
 

(513) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  いや、え、
  ……俺、ここにいないほうがいい?


[ 自分がいくら取り乱し慣れていても、
 慎一はちっとも冷静な反応はできない。

 でも、これでもさ、
 慎一なりに考えた結果だった。

 気が滅入るとき、悲しいとき、
 慎一はいつも逃げ出したくなる。
 誰もいないとこに行きたくなる。

 ……だから、一般的な対処としてはさておき、
 あくまで気遣いとしてそう尋ねてる。**]
 

(514) 2021/06/07(Mon) 16時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 16時半頃


【人】 店番 ソフィア

— 回想:とある帰り道と柊くん —

 それ私に言わす?
 あっはは。

[>>448自称紳士の柊くんの言葉を受け流して、
タピオカを口の中に啜り込んで、もちもちと噛む。
実際、急に柊くんが豹変して襲ってくる可能性はゼロじゃないのかも。
だけどその警戒心が無いくらいには信用のおける男友達だと思っていたこの頃。]

(515) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 そーだねー……。

[>>450すると急に真面目で真っ当なことを言ってきたから。
タピオカココナッツミルクを啜って、間を誤魔化す。
喉越しがとても甘ったるい。

想像しきれずにいた将来のこと。
働きに出ればきっと今よりは緩くなるんだろうと無意識に思っていたけど、
両親の思惑が私には分からないし、どう考えればいいのだろう。]

(516) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 大学には通うつもりだけど、
 そこで少しずつ両親には子離れしてもらって、
 ……ええと、めんどくさいなあ。

[今が楽しければそれでいい。
そんな風に考えているから、明確な計画はそこにはない。
頭は悪くないから、今からでも取れる選択肢は広いけれど。]

 信頼できる人が一生面倒見てくれるんなら、
 考えなくてもいいのになー!

[親から離れるなら、守ってくれる伴侶を見つけるほかないかなって、
そんな思考になったのでヤケになって言う。
だってそれしかなくない? どうなのよ?*]

(517) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

— 現在:1F体育館前渡り廊下 —

[>>456あまり、閉じ込められたと連呼しないでほしい。
また冷や汗が噴き出てきちゃう。
さっき濡らして手に持っていたハンカチを軽く額に当てた。]

 楽しかったよね。
 柊くん途中でどっか行っちゃってたみたいだけど。

[>>457文化祭が楽しかったとは共通の思い出だ。
私は客引きで小さい女の子に囲まれてきゃっきゃしてたり、
素直そうな男子高校生軍団を誑かして連れて行ったりで忙しく、
柊くんが途中でどこかに消えてったのは後から知ったけど。>>304
理由も知らなければ問い詰める気も無いので、軽い気持ちで触れる。]

(518) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 朝のチャイムの時に届いたこわいメール。
 文化祭が楽しかったって思ってた人からなんだよね。

[文面を覚えている。>>1
謝罪と自殺のほのめかしを除くと、文化祭の思い出を肯定するだけの内容だった。]

 思い出しちゃうじゃん。
 今の校舎、見てると。

 あの時の思い出を再現してる、みたいな。

[だから何なんだろう、と結論がまとまらなかったので、
ぽつりぽつりと断片的に言葉を紡いで出力する。]

(519) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 ……あ、炭蔵くんと芽衣ちゃんだ。

[>>401>>442後からやって来た気配に気付いて、そちらに手を振る。
この状況だもの、2人も校舎内の探索だろうと思い、
屋台を見ようとするなら場所を譲って見送っただろう。]

 昇降口と1Fの窓、全然開かなかったよ。

[情報共有が求められるなら、
簡単にそれだけでも報告しただろうけど。*]

(520) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

— 回想:文化祭当日の不運 —

 せんせー!!
 男子生徒が階段から落っこちましたー!!

[保健室の扉をガラリと開けて、
クレープカチューシャを身に付けた騒がしい娘が叫ぶ。
のんびり待機していた保健室の先生が椅子から飛び上がった。

客引きのため校舎内を歩いて宣伝して回っていたら、
>>315樫樹くんが階段から落ちるまさにその瞬間を目撃した。
慌てて冒涜的なプラカードを放り出し、先生を呼んできたのであった。]

(521) 2021/06/07(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア


 めっちゃ頭打ってました!
 ゴーン! って!

 樫樹くん、大丈夫!? 記憶ある!?
 今日は何の日? 私の名前は?

[あわあわして目撃した状況を大袈裟に説明すればするほど、
なんだか大事になってしまったような気がするけど、
そりゃあ心配するに決まってるでしょう!

見た目は怪我らしい怪我をしていなかったけど、
病院に運び込まれることになったらしい。

樫樹くんを乗せた車を見送って、
グループチャットにこの一件を書き込んで拡散した。
みんなすぐに彼のことを心配してくれたし、
文化祭が終わる前に無事に戻れたみたいだから、良かったのかな。**]

(522) 2021/06/07(Mon) 17時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 17時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 少し前:2F廊下 —

[しゃがみこんだ後、
 わたしはカッターナイフを見ていたから
 炭蔵くんの話をラジオみたいに聞いていた。]

  教室に来たみんなを眠らせるとかして、
  学校の中を全部文化祭みたいに整えて。

  それならわたしたち、1日以上眠ってたことになるね。
  だって時間そのままだったもん。

  ……ありえない。

[わたしの耳は、炭蔵くんの後悔>>484
 少しでも拾うことができただろうか。
 普段の彼と変わらない淡々としたものだったなら、
 立ち止まることなく会話は続く。]

(523) 2021/06/07(Mon) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[たぶん、だけど。わたしに届いた声がどうであれ、
 結果は変わらなかったのかもしれない。

 だって見上げた炭蔵くんの顔、前髪の奥にある眸には、
 しっかりと感情が映りこんでいた>>486から。]

  遺書みたいだった……いや、遺書だねぇ。あれ。
 
[どうやら、外箱の蓋は案外薄かったらしい。
 それとも今この状況があまりにも突飛だからかな。
 わたしは炭蔵くんの考えに同意しながら、
 初めて見る炭蔵くんの中身を興味深く見ていた。

 なんて言うのかな。
 不良が犬に傘をさしている現象?

 何も知らないくせに勝手に距離を取っていたからか、
 わたしは炭蔵くんの人間らしい顔に親しみを覚えた。]

(524) 2021/06/07(Mon) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だからちょっと、いつもより機嫌が良かったんだと思う。
 普段からピリピリしている訳じゃないけどね。
 カッターナイフとメール、二つから連想した死を
 わたしは素直に炭蔵くんへ伝えた。

 炭蔵くんならわたしのお母さんが亡くなったことくらいは
 知ってるだろう。だって炭蔵くんだし。
 でもヨーコ先生がわたしのお願い>>323を漏らしたのは
 予想できないけど、今はあまり関係のないことだ。

 炭蔵くん>>487>>488からの問いに口を開く。]

(525) 2021/06/07(Mon) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[抱きしめられたら、防虫剤と微かな香水の匂いがした。
  ——「大変だったね」って言われる。

 会ったことすらない男の人がわたしの頭を撫でた。
  ——「もう無理しなくていいんだよ」って言われた。

 お父さんは、少し離れたところで悲しそうな目をしている。]

(526) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  死んでも記憶の中では生きてるって言うでしょ。
  でもそれって、生きた人間が作った命だもん。

  本人の本当はあっという間に塗りつぶされて、
  都合のいい存在ができあがる。

  死人に口なし。死んだらそれで終わりだよ。

[生≠ヘ善≠ナ死≠ェ悪≠ネら、
 誰かが生み出す死人≠フ生≠ヘどっちかな。
 それに口出しできる当人は、とっくにお墓の下だけど。]

(527) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたしはヤだな、勝手に決めつけられるの。

  分かりにくい方が悪いんだろうけどさ。
  だから伝えなきゃ、死んでるのと同じなのかも。

[わたしの生≠ヘわたしがわたしでいられること≠ナ
 わたしの死≠ヘわたしがわたしでなくなること=B

 わたしの善悪とは違う感覚を炭蔵くんはどう思ったかな。
 確かめようとしたけれど、立ったせいで
 炭蔵くんの中身、見えなくなっちゃった。
 わたしはそれを残念そうにしながら歩き始める。]

(528) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  だから……人による、と思う。

  もしこんなわたしと話してくれる人なら、
  わたしが気づけなかったってことでしょ。
  それはたぶん……ちょっとだけ、悔しい、かな。

[どんな相手のことも知ろうとしなかったくせに、
 わたしの口からはそんな言葉が出てくる。]

  行動しなかったせいでダメだったみたいじゃん。
  わたしが殺したみたい。それは、嫌だよ。

[わたしの自分本位な感情が廊下に尾を引いていた。
 階段を降りて渡り廊下へ至るまで、
 わたしたちは道中と変わらない探索>>489を続ける。]

(529) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  そうじゃないなら、わたしが気づく機会もないなら、
  ……どう思ったらいんだろう。

[わたしはこっそり炭蔵くんを見上げた。
 例えば、炭蔵くんが死にたいなんて思っていたら、
 わたしはちゃんと悔しいと思えるんだろうか。

 わたしの手はそれなりに大きいけれど、
 埋もれる民衆であるわたしが掴める数はそう多くない。

 カッターを拾わなかった手を見下ろした。
 爪は短いままだ。傷も見当たらない。]*

(530) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:渡り廊下 —

[透明な壁があったりしないよね。
 ベニヤ板でも打ちつけてあったりする?
 わたしは上履きのまま廊下の外に出ようとして、
 そこから動けなくなっていた。

 後ろにはコワカワの屋台>>490
 隣に炭蔵くん>>491がやって来て、
 わたしと同じように立ち止まった。]

  なん、で。

[あぁ、また言っちゃった。嫌だな。子どもみたい。
 2階から見下ろした底とは違うはずなのに、
 根源的な恐怖がわたしの頭の中を満たす。

 少し粘っても、外に出られない事実は揺るがなかった。
 わたしは数歩後ずさる。先に戻っていた炭蔵くんを見た。
 表情は半分隠れているけど、空気が少し硬い気がする。]

(531) 2021/06/07(Mon) 18時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 18時頃


【人】 夜笑国 メイ

[その話>>492は唐突だったけど、わたしは驚かなかった。
 たぶん今、まったく同じ経験をしたからだろう。]

  ……。

[完璧な人だと思っていた。
 みんなを率いて、先生の仕事すら受け持つような。

 わたしは蓋の向こうに見えた、感情の滲む眸を思う。
 わたしの前髪は目を隠してはくれないから、
 代わりに瞼を閉じた。これでおあいこだね。]

(532) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  どっちでも、いいよ。

[炭蔵くんは「文化祭で止まったまま」と言った。
 メールの文面>>1を思い出す。
 もう一度作り直すより、確かにその方が現実的だ。

 ねぇ、時間が止まるのが現実的だって。
 わたしは何だか面白くなってしまって、
 場違いにもへらへらと笑ってしまった。

 笑って、現実とこの変な世界を同価値にする。]

  ま、こっちの方がちょっとラクかもね。

[わたしにとって、あまり重要じゃなかった要素>>0:751
 でもその理由は少しずつわたしから失われていく。
 わたしは閉じていた瞼を持ち上げた。

 眸は、諦念に満ちている。]

(533) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……わたしも、ないとは言い切れない、かな。

[その話題は炭蔵くんによってすぐに打ち切られた。
 わたしもそれ以上話を続けるつもりはない。
 壁みたいだった炭蔵くん>>493の前髪が僅かに乱れて、
 背中に隠れて見えなくなる。]

  炭蔵くん。

[わたしは炭蔵くんの後ろ姿にに呼びかけた。]

  前髪、切らないの?
  切った方がよく見えるのに。

[よく見えるのはわたしの方なんだけど。
 3階に行くと告げる炭蔵くんに、わたしは頷く。]

(534) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたしはもうちょっとここにいるよ。
  そしたら一回教室戻ろっかな。
  ひとみちゃんたちみたいにみんな何か調べたかもだし。

[屋台の場所には先にひとみちゃん>>520がいて、
 柊くんもまだそこにいたかな。

 1階の扉と窓が開かないことを聞いたなら、
 わたしからは2階の窓は開けない方がいいことを伝えた。
 「地面がすごく遠くに見えた」って。
 残念ながら、わたしにラピュタを選ぶセンスはない。]

(535) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……それに、確認しておきたいこともあるしね。

[窓辺で聞いたため息は、あれからも稀に私の耳を擽る。
 その度に浮かぶ顔があるの。

 乃絵ちゃんがどこにいるかは分からないけど、
 当てもなく探し回るより一回戻った方が確実でしょう。

 その理由について、わたしははっきり口にしなかった。
 だってそれは、乃絵ちゃんが
 わたしにだけ降らせてくれた雨だったから。]

(536) 2021/06/07(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  誰かが潜んでる訳でもないし大丈夫だと思うけど、
  気をつけてね。

[これまでの探索を見る限り、
 単独行動も危険だとは思えなかった。

 だからわたしは、炭蔵くんが離れるのを見送る。
 足はまだ動かなかった。]*

(537) 2021/06/07(Mon) 18時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 18時頃


【人】 架空惑星 レン

 
── 回想:文化祭打ち上げ ──

[ちなみにリツが事故にあった、と知ったのは
事故があってから暫くしたあとのことだった。

文化祭打ち上げではリツの姿はそこにあったし
黒板には華やかな絵や文字が踊っている。
俺は、相変わらずその場でも、
いつもどおりに騒いでいたはずだ。

終わった──────という感想がでかい。
文化祭準備も含めてとにかく大変な日々だった。
でも、全力は出し切れた。出した。やりきった。

そんで。疲れた。

修学旅行、体育祭、それから最後に文化祭>>0:#2
もう高校生のイベントは殆ど残ってない。]
 

(538) 2021/06/07(Mon) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 おわっ、たーーーーーー


[なんていう叫びは、きっと
ラピュタになってねえ校舎のベランダで。
伸びをすれば肺の中に新鮮な空気が入ってくる。

これはまだ、
俺が幸せな三人家族を送っていた頃の話。

ちなみに集合写真を撮るよって言われたら
真ん中に滑り込む勢いで飛んでったと思う。
勿論カチューシャも腕章もプラカードも、
きちんと付けた、完全装備で。 ]*
 

(539) 2021/06/07(Mon) 18時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 18時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 現在:渡り廊下・3−9屋台前 —

[ひとみちゃんたちはどうしていただろう。
 先に移動していたならその前に、
 まだそこにいるなら炭蔵くんを見送った後に
 わたしはひとみちゃんに声をかける。]

  大丈夫だった?

[わたしがここに来る前にひとみちゃんを見たのは、
 ひとり教室を出ていく姿>>34だ。
 わたしはひとみちゃんの顔色を伺う。
 あまりじろじろ見たりはしないし、
 移動するというなら引き止めるつもりはないけれど。

 だって、さっきのひとみちゃん>>520の声、
 落ち着いてた気がするから。]

(540) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[それから、もし柊くんがいるなら、
 わたしの視線はそちらにも行く。

 屋台を背景に柊くんの姿を捉えられたら、
 自然と浮かぶのは文化祭当日の話だ。]

(541) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 回想:豊町高校文化祭 —

[当日にハプニングはつきもので、
 樫樹くん>>315が階段を転げ落ちるなんてこともあった。

 見つけたのはひとみちゃんらしい。
 カチューシャをつけた看板娘の姿がないと思っていたら
 休憩の時にグループチャットの連絡>>522に気づいて
 驚いたのを覚えている。

 流れを見る限り、大事ではないらしい。
 わたしはやっぱり既読だけのささやかな主張をして
 画面から目を離した。

 打ち上げの時には樫樹くん>>317も戻ってきたようで、
 わたしはその時に「良かった」って本人に直接伝えた。

 いつもどこか一歩引いているような樫樹くん>>294
 声を上げない民衆のわたし。
 関わりなんてそんなものなのかもしれない。]

(542) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[事件といえばもうひとつ。
 こっちは後から気づいたんじゃなくて、リアルタイム。

 立地条件◎、宣伝効果もインパクトも抜群の屋台は
 大盛況で、当然レジも混み合っていた。
 お金を触る人間を減らすために少人数にしたせいで、
 わたしたちはそこそこ忙しかったと思う。

 その合間、屋台の前が騒がしいような気がして、
 わたしは一瞬だけ顔を上げた。
 そこにいたのは柊くん>>304で、騒ぎの中心らしい。

 柊くんの手から乃絵ちゃん>>404にチラシが渡って、
 綿見さん>>429と何か話してたみたい。
 その間にすっかり柊くんはどこかに行ってしまった。

 もし隣に向井くんがいたなら、
 どうしたんだろうねって目を合わせようとしたと思う。
 余裕がなさそう>>91ならたぶんしない。
 平坦を乱すつもりはもうなかったから。]

(543) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そうして迎えた打ち上げ。
 わたしが嘘を10円分吐いた後。

 樫樹くんに一言話しかけたり、
 自分から一枚だけ集合写真にお邪魔したり。

 向井くん>>472のポケットが重いことも気づかない。
 だって楽しそうに見えた>>473もの。
 わたしはちゃんと役に立てたんだって疑わなかった。]

(544) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[柊くんは打ち上げに来ていただろうか。
 わたしは走り去って行った後のことを知らない。
 もし来ていたとしてもそこでは何も聞かなかった。

 文化祭が終わって、その先どこかの月曜日。
 柊くんが音楽室にふらっと現れたなら、]

  大丈夫?

[一度だけ、そう尋ねたと思う。
 何を、なんて言わないから、柊くんの反応を待って
 すぐに「何でもないよ」って伝えた。]

(545) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが知っているのは
 柊くんが誰かに想われたこと>>0:436だけで、
 柊くんが誰かを想ったことなんて知らない。

 だから、その日の音色もいつもと同じだった。]*

(546) 2021/06/07(Mon) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:1階渡り廊下・屋台前 —

[わたしの眼前にあるのは見覚えのある屋台だ。
 あの時は雪なんて降っていなかったけれど。
 それでもどこか懐かしい気持ちがするくらいには、
 わたしはこれに愛着を持っていたらしい。]

  わたしは、もうちょっとここにいるね。

[もしまだ誰かがいたなら、わたしはそう声をかけた。
 去るのも残るのも止めはしない。]

(547) 2021/06/07(Mon) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[さっき動けなかったことを思い出したら
 手を伸ばす気にはなれなくて、
 わたしは視線だけで探し物を求める。

 赤、青、黄色。
 影になってはっきりとは見えなかったけれど、
 縁に貼ったビニールテープが教えてくれた。]

  見えない、なぁ。

[10円が足りてるかどうかなんてやっぱり分からない。
 わたしは困ったなぁって呟いて、屋台を見ている。]**

(548) 2021/06/07(Mon) 19時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 19時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[いつぞやの話。

ふと俺が零した疑問に
番代は考え込むようなそぶりを見せた。>>516
そこまで考えたことが無かったのかもしれない。

微妙な空気にぱぱっと手を横に振って、
取り繕うような笑いを浮かべる。]

あーごめんごめん、変なこと言った。
気にしないで。
まあ今がいつまでも続くわけじゃないもんね。

進学して就職したら、
番代ちゃんの両親だって
また考えも変わるかもだし。

[自分にそこまで口出しする権利はない。
続いた言葉には一瞬だけ固まって、
それでも明るく笑えていたと思う]

(549) 2021/06/07(Mon) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

あはは。永久就職ってやつ?
それもアリっちゃアリかもね。

でも、俺とこんな風に帰ってたら
出来る彼氏も出来ないかもよ〜。

[なんなら俺にしとく?―――なんて。
お互いに冗談と分かってる文脈でも
口にするには何となく憚られた。

彼女に、彼女の親にとって
信頼に足る人間だと
胸を張って言える自信はないもの。]

(550) 2021/06/07(Mon) 20時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 20時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[この娘もいつか当たり前のように
信頼できる恋人を作って
幸せな恋をするのだろうか。

そうなのだろうな、いいな、って、
深い事情を知らない俺は思う。]

………でも、割とマジで理想だよね。
なーんもめんどくさいこと考えず、
信頼できる好きな人が、一生側にいてくれんのさ。


[なんて。*]

(551) 2021/06/07(Mon) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― そして現在・屋台前 ―

あ―――うん、
あはは、そうだったかな?
そんなこともあったっけね。

[勿論あの時の一件は
忘れる筈もなく覚えているけれど。

その場に居なかった番代は
詳細を知らないようだったから
薄笑いを浮かべて誤魔化す。>>518
向こうも特に追及する気はないようで、
内心少しほっとした。]

(552) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ああ、うん、そうだよね。
文化祭、なんか繋がりあるのかなあとは思ったけど……

[さっき黒沢も言っていたことだが、>>290
あのメールと今の状況が無関係だとは
なかなか考えづらかった。]

副会長ともちょっと話したんだけどさ
さっきのメール、遺書みたいだよね。って。

現実世界でやなことあった人が、
一番楽しかった時の夢見てるとか、そんな感じなのかなあ。
俺達のこと巻き込もうとしてる……とか?

[昔そんな感じの映画があった気がする。
それにしても宛先が3-9指定なのはどういうことだろう。
素直に考えれば送り主も9組の誰かで、
関係が深かった人に送りつけてる、とかだけれど……]

(553) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 大丈夫。
 醜い心の内なんて絶対見せたりしないから。
 向井君の笑いを剥がしたりしないから。>>508
 そんなことしてしまったら、自己嫌悪が止まらなくなる。
 だから私は羨望を漏らしたりなんか絶対しないし、
 冷静なふりをし続ける。
 そう思ってたのに、な ]

(554) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ 向井君にも心当たりはないらしかった。>>509
 私、それにほっとする。
 だって、他の人には心当たりがあるのに、
 私にはなかったとしたら。
 私だけ、クラスメイトのこと何もわかってなかったって
 突きつけられたらって考えると、苦しくなる。
 でも、そんなことを考えた自分に自己嫌悪。
 だって、メールの送り主のことを考えたら、
 心当たりがあった方がいいに決まってるのに。
 結局私は自分のことしか考えてない ]

(555) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 その方法で見つかるなら話は早いけどね。
 ……でも、それって、

[ 探した方がいいと思う。
 でも、心当たりもなければ、探し方もわからない。
 幽霊だったら触れない。その方法で見つけられるなら
 話は早い。>>510
 だけど、幽霊ってことは、つまり、その人はもう、
 ……ってことは、向井君も気づいてるみたいだった。
 私はうまく言葉を選べなかったし、
 向井君も気づいてるみたいだから言葉を濁す。
 ため息が落ちてきたのは、そんな時>>511 ]

(556) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 背を向けた私に、向井君は戸惑った声を上げた。
 そうよね、話をしている途中で
 いきなり背中を向けるなんて、失礼極まりない態度だし、
 普通じゃない。
 でも今、私多分人に見せられる顔してない。
 血の気の引いた無様な顔なんて見せられない ]

 ……いや、本当に私、
 やくたたずだなって、おもって……

[ 駄目だ。取り繕おうとしたつもりで、
 出てきたのは泣き言だった。
 ほら、こういう時は空気を変えなきゃ。
 初めて学校をサボった時の鳩羽君みたいに>>0:1043 ]

(557) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ちょっとね!混乱してるみたい、大丈夫!
 あ、感情が追い付いてきた、のかな!

[ ぱっと左手首を解放して、
 こちらの様子をうかがう向井君の方を見た。>>513
 やっぱり鳩羽君ほど上手にはできなかったけど。
 ここにいない方がって聞かれて>>514
 そんなことないよって首を横に振る。
 ああ、向井君、気を使ってくれてる。
 つまり私、気を使わなきゃいけないように見えてる ]

 大丈夫!

[ 繰り返した。
 私は、気遣う側であって、
 気遣われる側でいちゃいけない。
 そうであることを求められている。
 懸命に優等生の仮面をかぶった* ]

(558) 2021/06/07(Mon) 20時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 20時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[……ってとこまで考えたあたりで
炭蔵と暮石の姿に気付いたかな。>>401>>442
手を振る番代に倣い、片手をあげて挨拶を。]

おっす。二人は探索どう?
人見つかったりしたー?

[扉や窓が開かなくなっていることはじめ>>520
何らかの情報共有が為されるのなら
その内容を何とはなしに聞いていた。

炭蔵は3階に戻るのだと言う。>>493
暮石はここに残るのだと言う>>547
番代はどうしただろう?

俺はと言うと屋台を見に下まで降りてきただけなので
確認してしまえば特に用は無い。
どうやら出られなくなってるみたいだし。]

(559) 2021/06/07(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[戻ろうかなって思ったけど、
ふと暮石の声が耳に届いた。>>548
どことなく困ったような横顔を見て首を傾げる。]

……なんか気になるとこ、ある?

[一見すればあの日と同じ完璧な屋台。
でも、俺が気付いてないだけかもしれないから。
色とりどりのテープが貼られた屋台と
暮石を交互に見て、そう声をかけた。**]

(560) 2021/06/07(Mon) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──


  ……それ、
  もれなく俺も巻き込まれんだけど。
  なんもわかんねえし……やくたたず仲間?


[ へらへら冗談っぽく言ってみたけど、
 あら。こんな話を朝もした気がする。

 送り主に心当たりのない慎一は、
 犯人捜しにおいてやくたたずの類だろうけど、
 ついでに、慰めや励ましについても、
 経験則で補えるほどの経験がないやくたたずだ。]
 

(561) 2021/06/07(Mon) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  マジメで自己チューでやくたたず。
  は、ちょっと盛りすぎじゃない?

  こんな意味わかんねえ状況で、
  正気保ってるだけ、えらいでしょ。


[ 慎一はさっき保ててなかったかもだけど、
 手近な棚にいったんあげておくね。

 うまい言葉とかなんにも出てこなくて、
 困った慎一はやっぱりへらへらしちゃう。

 なんか、うん。どうしたらいいのかなあ。
 青ざめた顔とか、握りしめられた手首とか、
 そういうの見てちょっと困ってるうちに、
 黒沢がぱっと顔を上げる。元気に。>>558]
 

(562) 2021/06/07(Mon) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ さすがに、相手が慎一でも、
 それは空元気にしか見えないなあ……。]
 

(563) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ かえってどうしたらいいかわかんなくて、
 バカみたいに納得したふりすればいいかな。
 でも、慎一は別に演技派じゃないんだよなあ。

 繰り返された「大丈夫!」に、
 慎一はちょっと困って「うーん」と言う。]


  じゃあ、ここにいたほうがいい?
  ……黒沢は、どっちのほうがラク?


[ 送り主を探すという目的があるんだから、
 ここでじっとしてても仕方ないんだけどね。
 一旦、正直に答えてくれることに賭けて聞く。*]
 

(564) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 少し前:2F廊下 ──


  ああ、あり得ない


[ 暮石の言葉に頷いていた。>>523
 メールが届いた時に覗いた日時。
 それは、確かに今日だった。

 仮定や推測をどれだけしても、
 炭蔵は答えを中々出せないでいる。
 但し、あの時── 「ひとみちゃん事件」のように
 後悔≠セけはしたくないと、思っていた。
 そのほんの微かな決意を
 暮石が気づけたかは、分からない。 ]
 

(565) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 遺書、と同意をする暮石が、
 あまりにも熱い視線を送ってくるので、>>524
 つい申し訳ない気持ちになり、
 前髪を少しだけ撫でつけるような仕種をする。

 それから、その例えではダメだ。
 炭蔵は断じて不良ではない。
 だからといって、暮石や黒沢のように、
 全うな例え話を思いつきもしないので、
 享受しておいてやってもいい。 ]
 

(566) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、暮石が機嫌がいいとか悪いとか、
 普段の姿を知らない炭蔵は区別はつかない。
 ただ、答えを聞いて新たな知見を得たような顔をする。 ]


  確かに、
  古い記憶の中にいたとしても、
  新しい記憶の中には結局存在できずに、
  その時点で時は止まってしまうものな


[ 誰かの記憶の中に生きる≠ネんて
 都合の良い台詞だと、炭蔵は思う。

 他人が判断するものでもない、
 ── とも炭蔵も思っていた。>>528 ]
 

(567) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、死者の定義についても。
 暮石にとっては、生きているだけではダメらしい。
 心臓が動くか動かないかを基準にしていた為、
 生き方≠ノついては思考が及んでいなかった。

 でも、そうだな。
 言わせてもらうのならば、 ]


  俺も言葉は拙い方だから上手くは言えないが、
  俺も悔しいと思ってしまうだろう

  行動しないのが悪いとは言わないが、
  後悔するぐらいなら、少しでも何かをしたい
  ──… そう、考えている


[ 本心だ。
 けれど、言葉尻がやや弱々しかったかもしれない。 ]

(568) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  少なくとも文化祭までの炭蔵は
  行動しなかったことはなかった

  行動して後悔することも、なかった

 

(569) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 気付く機会がないなら?
 ── 手を届かせたい範囲なら、
 気付けるように行動すればいい。
 と、以前までなら短絡的にそう告げていただろう。

 炭蔵の場合、クラスメイトは手を届かせたい範囲だ。
 特に、今この校舎の中にいる少数なら尚更だ。

 しかし、いくら王様を気取った委員長でも
 腕の数は二本しかない。
 ……掴める数は、同じなのだ。 ]
 

(570) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:渡り廊下 ──

[ 校舎の中から出られない。>>532
 その事実を共有して、互いの眸を隠している。

 そうして、笑い出す暮石の顔と
 紡ぎ出されるラク≠ニいう言葉。>>533

 と思えば、開かれた眸に映るのは諦念だ。

 あまりにも感情の揺れが大きく、
 先程まで隣を歩き続けてきて近くに感じていたのに、
 炭蔵は自分と暮石の間には、
 見えないベニヤ板があるんじゃないかと錯覚する。 ]
 

(571) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 同じ返答をする暮石から逃げるように背を向けた。
 これ以上、眸を見続けていてはダメかもしれない。

 そう、思っていたのに。>>534 ]


  ……検討しておく


[ よく見える。確かにそうだろう。
 長い前髪を弄りながら、日本人特有の返答をした。 ]
 

(572) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そうして、屋台の方には番代と柊がいて
 こちらに手を振っている。>>520>>559

 特に番代が教室を出て行ってから、
 こうして姿を見掛けられただけで、
 やはりホッとしている炭蔵がいた。

 そして手を振り返すことは性に合わない為、
 軽く片手を上げて挨拶をする。
 そして、昇降口などの情報を聞けば、
 こちらも簡単に2Fの窓から下は見ない方がいいこと
 渡り廊下から外に出れないことも伝えただろう。 ]
 

(573) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、番代と暮石、柊を交互に見て、
 ひとりではないのなら≠ニいう理由で
 その場を離れることに決めた。 ]


  分かった。
  お前たちも気をつけるようにな
  ……あ、護身用にいるか?


[ これまでの校舎の様子なら、
 外へ出られないだけで大きな危険はないだろう、
 そうタカを括っていた。

 と、一歩足を踏み出したところで、
 ポケットからカッターナイフを取り出して問う。
 足元にはまだたくさん散らばっているから、
 拾い放題だっただろうけど。 *]
 

(574) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 21時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教室 ――

[ マジメで自己チューでやくたたず仲間。>>562
 ますます友達がいなさそうなラインナップに
 なってしまって、私はちょっと笑った ]

 向井君、私のことえらいって言ってくれるのに、
 全然頼りにならないなって、思って。 

[ やっぱり全然えらくないでしょって言ったけど、
 向井君はえらいって言ってくれる。>>562
 正気を保ってるのは、えらい。
 私も、向井君も、えらい。
 ……そうなのかな。そう思っても、いい? ]

(575) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 鳩羽君を見習ってみたけど、
 やっぱり私じゃ駄目だったみたい。>>563
 困った顔をした向井君に、
 私は申し訳ない気持ちになる ]

 ……私がちょっと出てくる。
 留守番してるって言ったけど、気になってきちゃった。

[ チャイムが鳴ってから、私は一歩も教室から出てない。
 この教室の外が文化祭仕様だというのは
 なんとなくうかがい知れたけど、
 この教室のドアから垣間見えるだけで、
 ちゃんと確かめたわけじゃない ]

(576) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 向井君は、向井君のしたいようにして。
 留守番してくれてもいいし、
 気になるところがあるなら見に行ってくれてもいいし。

[ 黒板に、
 「留守番してなくてごめんなさい。
  ちょっとだけ様子を見てきます。 黒沢」
 一応そんな謝罪文を残して、
 私は教室を出ることにした* ]

(577) 2021/06/07(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:渡り廊下・屋台前 —

[炭蔵くんを見送って、ひとみちゃんはどうしただろう。
 わたしは上靴の爪先を地面に当てる。

 とん、とん。

 体温で溶けた雪はタオルで拭われて、
 濡れたタイツも袋をしっかり縛って鞄の中。
 わたしの足元は朝から生まれ変わって
 真っ白な靴下に包まれている。]

(578) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ん?

[声が聞こえて振り返ると、まだ柊くん>>560がいた。
 先に屋台を見に来ていた様子の2人とは、
 簡単な情報交換を行った。

 わたしから伝えたのは、
 2階の窓を開けない方がいいこと>>535の他に、
 他の教室の中も文化祭の時みたいになっていたこと、
 わたしたち以外の人は誰もいなかったこと。
 装飾だけじゃなく食べ物もそのままあることは、
 チャイムが鳴った時からする匂い>>#1で分かるかな。]

(579) 2021/06/07(Mon) 22時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 22時頃


【人】 夜笑国 メイ


  んー……ちょっと、ね。

[柊くんと音楽室以外で話すのはちょっと新鮮な気分。
 わたしは屋台とこっちを交互に見る柊くんを捉えてから、
 一ヶ所を指差して視線を定めてもらおうとした。]

  見えるかな……あそこにね、入れ物があるの。
  わたしたちがレジで使ってたやつ。

[硬貨が混ざらないようにビニールテープを貼った>>0:624
 お金を管理するためのプラスチックケース。
 わたしたちが立っているのがお客さん側だからか、
 様々な物品に隠れて全容まではよく見えない。]

(580) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  さっき、炭蔵くんが言ってたんだよね。
  「文化祭で止まったままの校舎」って。

  それならどこで止まったんだろうって思っただけ。
  あの中、ずっと変わり続けてた訳だし。

[そんな細かい部分、きっと誰も気にしない。
 空っぽかもしれないし、何かが入っているかもしれない。
 それだけのものだ。

 それでも気にかかるのは、
 わたし>>0:1187が嘘を吐いたからで。

 罪悪感なんか持つはずがない。
 万が一にでも足りないなら、
 わたしはまた嘘を吐こうと思っているくらいだ。]

(581) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  なんとなく、そう思ったの。
  ごめん、今必要ないことだったね。

[そのために、今度は柊くんに嘘を吐いた。
 わたしはへらへら笑って、柊くんを見上げる。]

  他どこ見てないかな?
  何も分かんないんだし、調べられることは調べないと。

[話の切り替え方、ちょっと強引だったかな。
 だからわたしはまた笑って誤魔化す。

 わたしは手ぶらで、10円は手元にない。
 だったら考えるだけ無駄だし、考えること自体無駄だ。

 わたしは頭を振って気持ちを切り替える。
 柊くんと話している間に竦んでいた足も落ち着いた。]

(582) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  文化祭、懐かしいね。

[わたしは小さく呟いて、屋台を眺めて目を細めた。
 しんみりするようなデザインではないんだけどね。

 わたしは思い出に背を向ける。柊くんはどうするかな。
 特に何もなければ、その場を離れようとするつもり。]*

(583) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:1F階段下 ──

[ まともに屋台を見もしないで、
 炭蔵は来た道を引き返していた。

 道中、一人でいる九重とすれ違う。 ]


  一人で大丈夫か?
  ……どうした、顔色が悪いぞ。
  保健室にでも行くか?


[ どうにも彼女の顔色が悪く見えた。
 だから、いつも通りに手を差し伸べる。
 いつもなら、その手をとってくれただろう。
 なのに、九重はそれを振り払った。 ]
 

(584) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 九重は、突然ぶつぶつと喋りだす。
 声が小さくて聞き取りにくいが、
 耳を澄ませていると、

 「昇降口が開かない」って言う。
 それから、「どこの扉も開かない」って言った。

 それから、九重はぽつぽつと
 精神世界≠チてやつの話をする。 ]
 

(585) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵にとっては、非常に不可解で
 到底信じられるようなものではない。

 ただ、誰かの死が引き金になっている
 という九重の顔が、妙にリアルで、
 まるで、呑まれそうな感覚に陥る。 ]
 

(586) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 気付けば、九重はどこにも居ない。 ]
 

(587) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵は神妙な面持ちで再び歩み始めた。
 昇降口に寄れば、開けようとした残骸があり>>235
 皆が口々に言っていた
 「昇降口が開かない」が確信に変わる。

 そうして、階段を昇ろうとすると、 ]


  鳩羽、さっきぶりだな
  ……何してる?


[ 階段の下から二段目。>>505
 誇りを持った文化祭実行委員の姿を見つける。 *]
 

(588) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:無断欠席の鳩羽 ──

[ 反抗期でも、喧嘩でも、
 鳩羽の中で行動に移さないといけない
 何らかの変化があったのだろう。
 そう推測できる炭蔵は、
 答えがどうであれ気にしていない。

 逆に気になるのは、 ]


  何かおかしかったか?


[ 咎めているというのに、>>144
 微笑んでいることが、理解できない。 ]
 

(589) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 今後はしない、と口約束。>>145
 その後の柊に唆されて非行の階段を昇るとは、
 想定もしていない炭蔵は、
 それだけで満足していたんだったか。 ]


  俺は、ないな。思ったこと。
  学校は来るべき¥齒鰍セし、
  悪いことをして得があるとは思えない。

  ── ただし、これは俺の見解で、
  鳩羽にとってむしゃくしゃしたことを
  否定しているわけではないぞ

 

(590) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 回想・文化祭逃亡事件 ―

[たまたまそこに居た黒沢に
チラシを押し付ければ、
彼女の困惑顔が見えた。>>404

嫌がることはしない、がモットーだった筈なのに
この時ばかりは周りに気を遣う余裕が無くて
ごめんねって謝ることも言い訳も碌にできず
ダッシュでその場から逃げ出した。

本当に腹下してるとかそんなんだったら
クソダサイけど笑い話ですんだんだけどな。
その時の俺はクソダサイ上にどうしようもなく情けなくて、
酷い焦燥感に駆られていた。]

(591) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ これは黒沢からの学びを取り入れた一例。

 炭蔵は、学校にも今の生活にも不満はない。
 むしろ、そう考える皆んなの意見が
 知りたいとさえ、思っていた。 *]
 

(592) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[逃げるって言ったって、
どこもかしこも文化祭で賑わっていて、
碌に行く当てがあるわけじゃなかった。

縋る様に音楽室に足を向けたのは無意識だった。
春からずっと、定期的に顔を見せる場所。
センチメンタルになっていた時、
あの音に少し落ち着いたのを思い出したから。

…けどあの時みたいに静かな音楽室に
ピアノの音が聞こえるなんてことはなくて
吹奏楽部が出し物をやっているそこは
普通に賑やかな人混みだった。]

(593) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ああ、うん、そりゃそうだよね。

頭では理解したけど
感情が上手くついてきてくれない。
騒がしい校舎の中でひとり、
迷子になってしまったみたいだった。

あ、あれクレープ屋の人じゃない?SNSで見た。
へー、実物見るとやっぱかっこいいね。
俺を指さして誰かが囁く。

せっかく黒沢が頑張って作ってくれたクリップを
思わずむしり取って乱暴にポケットに入れ、
その場からまた走り出した。]

(594) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ 

    柊くんなんて大っ嫌い。
    もう話しかけないで。顔も見たくないよ。


                  …声がこだまする]

(595) 2021/06/07(Mon) 22時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 22時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 少し前:炭蔵くんと —

[じゃ、素顔が思ったより表情豊かだった現象>>566
 もう現象じゃなくなっちゃった。

 そんな名称は正直何でもよくて、
 大事なのはわたしが炭蔵くんに親しみを持ったってこと。
 相手>>571が全く違う印象を抱いているなんて知らずに。

 炭蔵くん>>566は見られるの苦手なのかな。
 でもその眸がなきゃ、
 わたしは炭蔵くんの気持ち>>565を察せなさそう。]

(596) 2021/06/07(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  全然分かんないままだけど、
  何か、しようね。

[実際返答>>572は芳しくなくて、
 わたしの視界が通る機会は厳しそうかな、なんて。
 そう思いながら、3階へ向かうという炭蔵くんに、
 道中話していた言葉>>568を告げる。

 わたし、目より耳の方がいいんだよ。
 炭蔵くんがはっきり言えなかった分、重ねるみたいに。
 それは、炭蔵くんの後悔>>569を知らなかったから
 できたことかもしれないけど。]

(597) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[去り際、炭蔵くん>>574がカッターナイフを取り出した。
 わたしは両手を後ろに組んで一歩下がる。]

  わたしは、いい。
  必要な時は足元から借りるよ。

[緩く首を横に振った。
 メールの文面がまた脳裏に浮かんだせいもある。
 楽しい光景にぽつぽつと死≠ェ落ちている感覚がした。

 2人はどうしただろう。
 わたしは断ったから、今も手ぶら>>582のままだ。]*

(598) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[行くあてのない俺は、来た道をそのまま逆走する。

三段飛ばしで階段を降りれば、
ちょうど調理室に向かう綿見とかち会ったか。>>429

相変わらず混乱真っただ中の俺は
そろそろ走るのにも疲れてきていて
多分あっさりと捕まっただろうし
怒られれば大人しく強制連行されるつもりだ。

その間も俯いて、心なしか縮こまる様にしながら。*]

(599) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:2階廊下 ――

[ 本当に、何から何まで文化祭だった。
 お化け屋敷を通り過ぎた少し先、>>150
 窓が開いていて、雪が吹き込んでる。>>440
 カッターナイフは踏まないようにしながら、
 私は窓に近づいた。
 もちろん、閉めるつもりだった。
 床が濡れたら滑るかもしれないし、
 なにより、寒いでしょう。
 大雪の日に窓を開けっぱなしなんて考えられない ]

 ……つめた、

[ だけど、窓にたどり着いて、
 閉めようと手をかけたところで、私は止まってしまう。
 雪の粒が顔を叩くし、
 冷たい風は顔が切れそうなほど鋭い。
 だけど ]

(600) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 眼鏡が落ちないように気をつけながら、
 私は少し身を乗り出した。
 その下がどうなってるかなんて、知ってる。
 さっき教室で実際に見た。
 鳩羽君が言うところの、ラピュタ ]

 ……はあっ、無理。

[ 二回目でも、やっぱり怖かった。
 息を荒げて、私は体をすぐに引っ込めた。
 体が震えてる ]

(601) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 やっぱり、できない。

[ 私には、死ぬ勇気なんてない。
 窓から下を見ただけで足が竦むし体が震える。
 やっぱり、私はメールの送り主の勇気が羨ましい。
 私はそっと窓を閉めて、冷たいガラスに額を当てた* ]

(602) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ 黒沢がちょっとだけ笑った。>>575
 笑ってくれて、慎一はうれしい。

 ちょっとほっとするから、
 へらへらで表現したくない感じに笑う。
 ……しかしニコニコってのも柄じゃないな。]


  別に、正しい答えをくれるから、
  えらいって言ってるんじゃないしね。


[ ほとんど地面に引っ付いてるようなハードルでも、
 跨げてえらいなあくらいの気持ちで生きてたいよ。
 というか、そうじゃないとしんどくない?
 ただでさえ変な状況なんだから、
 慎一を見習ってハードルを下げればいいと思う。]
 

(603) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……見習われていたのは鳩羽でした。>>576

 黒沢がちょっと落ち着いた様子なので、
 わたわたしていた慎一もちょっと落ち着く。

 出てくるという黒沢に、慎一は「そっか」と言う。
 さっきほど空元気ってふうでもないから、
 慎一は引き止めたりはしない。
 黒沢が黒板に文字を書くのを見守ってる。>>577

 それで、黒沢が出ていく間際。
 慎一は少しだけ迷って、その背中に声をかける。]
 

(604) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……あのさあ、
  別に答えなくてもいいし、
  そっか、としか言う気ないんだけど、
  ……それ、手、痛くない?


[ ぎゅうって手首を握る癖のことだよ。

 結局メールの送り主の件、
 「ご自身にお心当たりは?」って聞けないまま、
 慎一が最後に投げかけた問いはそれだった。*]
 

(605) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 22時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 現在・屋台前 ―

[炭蔵から伝えられた内容にも然程目新しい情報はない。
強いて言うならどこからも外に出られないってことが補強されたくらいだ。>>573

ポケットからカッターを取り出されれば>>574
ええ、とやや眉を下げて見せる。]

委員長それ持ち歩いてんの……
護身が必要になるような場面あんま想像したくねーなあ………

[この不思議空間で今後何かしら化け物なりなんなり出てくるとして、物理攻撃が通用すんのかな?
人間は今の所俺達以外いないみたいだし、]

いーや。
もしなんかあったら自分で拾うし。

[そう首を横に振って申し出は辞退した。
どっちかと言うと番代に向けて言ってるような気もしたし。
なんか、なんてないことを祈るばかりだが。]

(606) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 22時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・教室 ──

[ 黒沢の返事があっても、なくても。

 慎一はそれから教室に残って、
 さっき買ってきた食べ物を食べる。

 どこかでクレープの会をやってるなんて、
 慎一の耳には入ってこなかったし、
 知っていたとしても、ここに残った。

 気が付いたらもういい時間で、
 昼食をとるべきだったので、慎一はそうする。]
 

(607) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 誰かが帰ってくるまでは、
 慎一は教室にひとりぼっちだ。

 もそもそと自分の席でパンを食べて、
 おにぎりを食べて、ミルクティーを飲んで、

 ラピュタが怖くて窓は開けられないけど、
 自席から外をぼんやり見ているだけなら、

 静かな教室も、くるくる舞う白色も、
 慎一には結構落ち着くなあって思う。]
 

(608) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 朝からいろんなことがうまくいかなくて、
 帰りたいと思ったのに帰れなくて、
 ちょっと泣いたけど、ちゃんと持ち直して、
 他人と会話もできたから、慎一はえらい。

 昇降口が開かなくて落ち込んで、
 メールの送り主はわからないままだし、
 この世界についても仮説のまんまだ。

 あんまり何の役にも立ってないし、
 頼りにならなかったのは明白だけど、
 慎一は慎一なりにがんばってて、えらい。]
 

(609) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そうやって生きてきたはずなんだけどなあ。

 「全然頼りにならないな」って、>>575
 黒沢のやたらと高いハードルが、
 頭の中にちらついて離れないのはなぜだろう。]
 

(610) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 実は慎一にも立派な腕が2本生えてるんだけど、
 どうにもそれらは自分を抱きしめるのに忙しい。]
 

(611) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 回想・文化祭当日 ──

[ 慎一は屋台のレジにいた。
 一番お客さんに近い場所。

 だから、屋台の目の前の出来事なら、
 そりゃあ慎一だって気づくよ。>>304

 お釣りの計算をしてるとこだった。

 がやがやとした空気の中で、
 慎一はお客さんが言う商品名とか、
 クレープを包む紙のカサカサって音、
 体育館でやってるらしいバンドの演奏。

 そういういろんな音と一緒くたに、
 柊がすぐそこで呼び込みしてるなって、
 うっすらと声は認識していた。]
 

(612) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それが、声のトーンが変わって、
 なんだか空気がざわっとする。

 「崩してもいいですかー」って、
 差し出されたお札を受け取って、
 代わりに小銭を拾ってた指を止める。

 なんだろうって慎一も思って、
 隣にいるはずの暮石を見た。目が合う。>>543]
 

(613) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……トイレとか?


[ 奇しくも誰かと同じことを言ったらしい。
 慎一のは柊を庇うんでもなんでもなく、
 とりあえず適当言っただけだったけど。>>464

 ひとりになりたいんじゃない? とか、
 そういう思考さえなく、当てずっぽうに。

 数度瞬きをして──、そうだ。お釣り。
 えっと、いくら渡すんだっけ。
 きちっと種類をそろえて小銭を重ねて。

 …………お、お。あ、そうだった。]
 

(614) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  お待たせしてすみませーん!


[ 少し怪訝そうなお客さんに笑いかけるころには、
 慎一は頭の中の片隅に柊の件を追いやって、
 たぶん、思い出さない。明日には忘れる。
 後日「大丈夫だった?」って聞くこともない。

 だって接客が忙しかった。
 直接自分と何かあったわけでもない。
 この後には10円の謎だって出てきちゃう。

 人のことを気にするには余裕がいるんだよ。
 慎一にはいつもそれがない。ずっとない。
 そろそろできてもいい頃だと思ってたんだけど。*]
 

(615) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 少し前:教室 ――

[ 正しい答えをくれるから、
 えらいって言ってるんじゃない。>>603
 向井君の返事は私にとって意外過ぎて、
 それまで笑っていた私の顔は、
 ぽかん、としか言いようのない
 間の抜けた表情になったと思う ]

 ……そうなの?

[ だったら、何がえらいんだろう。
 頼りにならない、正しい答えも言えない、
 それなのに、えらい?
 一体何がえらいんだろう ]

(616) 2021/06/07(Mon) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ほとんど地面に引っ付いてるようなハードルを、
 跨げてえらいなんて発想は私にはなかった。
 それは、できて当然のことで、
 全く誇れることじゃない ]

(617) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 黒板にメッセージを残して、
 教室を出ようとして、あ、と私は立ち止まる。
 振り返って、行ってきますって言おうとしたけど、
 その前に向井君から声がかかった>>605 ]

 ……もう、慣れちゃった。

[ 慣れちゃって、もうあまり痛くないの。
 痛くないと困るのに。
 そんな返事は胸の奥。もちろん口に出したりはしない。
 ちょっと困ったように笑ってそう返事して、
 そのまま教室を出たから、
 ああ、行ってきますって結局言いそびれちゃった* ]

(618) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>550あの日の冗談には、ふざけた調子で笑って返した。]

 やっぱそういうのが理想かあ。
 ねー。めんどくさいの、やだよね。

[>>551軽く同意だけを返し、笑う。
柊くんもそんな感じの恋愛感なんだなあって思って、
なんか、男女が2人でこんな話するのもどうなんだろうなって我に返る。
お互いにそういう気の置けない間柄だとは思っていたけど。

こんな感じで女の子の気を引いて弄ぶのが手口だったのかな?
と、後日、彼の噂を耳にした私は思い返すことになる。]

(619) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[そして現在。彼ははぐらかすように笑う。>>552
どういう事情があったのかなんて私には知りようも無かったけど。]

 遺書ねー。
 たしかに、うん……。

[現実世界で死のうとした誰かが、
最後にこの世界を作り上げて巻き込もうとしている、という。
そんな話、普段なら信じられない御伽話だと思っただろうけど、
この状況だし、そもそも私は自分にしか見えない友人のことを知っていたから、
有り得ないと否定することもできず、受け入れる気持ちでいる。]

(620) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



―― 現在/鳩羽君と ――


[ いつも通りのふわっと軽いやり取り。
 そこだけ切り取ったならば、普段と何ら変わらない。
  それに、心に余裕があるならば
  幾らでも隠し通すことが出来るのだ、本心など。

  嘘の本当もあって、本音と建前があって。
  だからこそ人の心ってやつは難しい。]


   誰だってさ。
   他人に見られたくない自分、ってあるでしょ。


[ でもいきなり頭を爆発はさせないで欲しい。
  びっくりするからね。]

(621) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>540芽衣ちゃんがこちらに声をかけてくるので、
さっきよりもいくらかマシな心持ちで頷く。]

 ちょっといろいろ動揺してるけど、なんとか。

[校舎に閉じ込められたらしいことと、
誰かが遺書のようなメールを残したこと。
考えて気が滅入ったのが表情に出ていても無理はない。]

(622) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ だからこそ文化祭なのか、は。
  ふむふむ、と感心したように。]


  なる、ほど?
  楽しいことが出来ないと、
  段々と何が楽しいとか、そういうことも
  分からなくなっていくらしいし。

  文化祭が一番嫌なことを忘れられた、
  気晴らしが出来た場所だから、……か。


[ 興味深い仮説だねえ、なんて偉ぶって言ってみて。
  メールの送り主が誰なのかも何も知らないから、
  これは何処までも予測でしかないのだけれど。]

(623) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[暮石曰く、文化祭の出し物はそのままらしい。>>579
こういう所の食べ物って食べて大丈夫なんかな、
豚に変えられたりしない?大丈夫?
もう少し切羽詰まったら話も変わるかもしれないけど
今の所口にする度胸は無い。

何かあったのかなと話しかけられれば
微妙に歯切れの返答が返ってきた。>>580
暮石のひとさし指の先を追い、屋台の中をじっと見る]

うん、あるねえ。

[よくある感じのプラスチックケースに
鮮やかなテープが貼ってある。
それがどうかしたんだろうか。
不思議そうな顔で再び暮石を見れば彼女が話しだす]

(624) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>573炭蔵くんから教えてもらった情報も、
2Fの窓に希望が無いらしいということを告げている。

>>574カッターナイフを護身用と示されれば、
私はさっき拾ったものを仕舞い込んだ制服の内ポケットを示すように、
胸のあたりにぽんと手を置く。]

 私も1本拾ってるからいいよ。
 使う場面が来なきゃいいんだけど。

[護身、と言っても。
私たちを襲う何かが現れる可能性はあるんだろうか。

カッターナイフ1本持ったところで、
人攫いの両腕を切り裂いて抵抗する想像をするしかなく。
あの時の私がこれを持っていたらなあという思考になる。]

(625) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



  ……何もかもが嫌になったけど、
  文化祭はとても楽しかったなら。
  いい思い出だとしてこれが残ってるならさ。

  何もかもが嫌いになったとかじゃ、無いのかもね。
  悪意をもって巻き込んだとかじゃなくて、本当に、
  現実逃避したかっただけ みたいな。

  みんなで一緒に遊ぼうよって。
  そういう怪談みたいなの、よく聞かない?


[ まあ、私たちが考えられるのはここまで。
  何せ情報が少なすぎるのだから。]
 

(626) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……止まったままの校舎。
その発想は俺、なかったかも。

[俺はどっちかって言うと
「巻き戻ってきた」みたいな印象を抱いてたから
止まったまま、って表現はなんだかちょっと目鱗だった。

確かに、あのメールが実際に遺書で
この空間があの日の再現であるのだとすれば
その子の中での時間は止まってる、
と言ってもいいのかもしれない。

――いや、ちょっと待ってよ。
そのまま考えを膨らませていくと
いや〜な感じの想像に行きあたってしまう。]

(627) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ そして考えるのには糖分が必要。
  からのクレープを作るというのは合理では?]


  腹が減っては戦は出来ぬ、だよ。
  もし食べたくなったら食堂においで。
  目玉商品のクレープも再現できるかな。


[ そんな事をしようと考えているあたり、
  私も多少なりともいかれてしまっているのかも。
  だって何にも世の中上手くいかないんだもの、
  今くらいは羽を伸ばしても良いんじゃないかな。

  言い訳を散りばめて、足取り軽く
  食堂の方に歩いていく]*
 

(628) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>582>>583>>606気付けば、柊くんと芽衣ちゃんが屋台を調べている。

とりあえずこの渡り廊下から外に出ることもできないみたいだし、
他のところを調べたほうがいいか、とこの場を離れようとするつもり。*]

(629) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


あんまりこんなん言いたくないけど、

……さっきのメールの子が
死んだ時間で止まってる、………とか。

[そう、それが一番自然じゃない?]

次にある可能性としては
その子が死ぬ少し前で止まってる。

まだこの世に未練があって、
やり直せるならやり直したいから……
………なんて、考えすぎかなあ。

[自分で言ってても大概ファンタジックな気がしなくもない] 

(630) 2021/06/07(Mon) 23時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 23時頃


【人】 綿津見教会 マナ


―― 現在/→1F食堂 ――


[ 食堂は文化祭の時は休憩所みたいな扱いを
  そう言えばされていたんだっけ、と
  ずらりと居並ぶ机や椅子を眺めて思う。

  賑やかな飾り付けの間を縫って、キッチンの方へ。
  いつもはあまり入り込めない場所、その奥。
  勝手に幾らかの材料を拝借して、クレープを作らんと。
  レシピならばとっくに頭の中に入っている。]

 

(631) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   こんな広いとこに独り、は
   なんだか落ち着かないけれどね、……

   あ。


[ ぱかっと割った玉子から飛び出した黄身が、ふたつ。
  それを少しの間、じっと見つめて。]
 

(632) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ぐしゃりと、菜箸を突き刺して潰した。]*
 

(633) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 無断欠席のとき・ユーガ ──


 ……いや。
 いい友達を持ったな、って


[微笑んだ理由。>>589
ますますユーガにとっては
意味不明であろう言葉を返す。

どういうことか、と聞かれたら、
気にかけてくれてありがとうってことだよ
言わせんな!とでも返しただろう。]
 

(634) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[実際は、ちょっと違って。
しょーじき、喧嘩の理由が理由だったから、
そこに触れないでいてくれるのが、
そん時の俺にとって、ありがたかっただけ。

それがユーガの思いやりであっても、
はたまた、ユーガの“素”であっても、
…………どちらにせよ。

腹割って話しちまった時、……絶対さ。
ユーガには迷惑かけちまうだろ、って
ちょっと思っちまったんだよな。

重く重く、受け止めちまいそうな友人に
感傷や不満を、ぶちまけるのが怖かった。]
 

(635) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あの日のこと、あとで思い返せば。

おんなじ理由で、
ノエには、話せなかった>>0:1118
それが逆にノエにどんよりとした感情を抱かせたこと
俺は、気づくこともできなかった。

だけど。笑い飛ばしてくれるかなって思って。
ユキには、断片を零した。>>0:1142>>61

それがどこまで正しかったのかは俺にはわかんねえ。]
 

(636) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……おう。


[そしてもう一度、微笑んだ。
むしゃくしゃしたことを否定してるわけじゃねえって
そう言ってくれるユーガに、微笑んだ。>>590 ]


 ………ま。わかる。
 学校たのしーし。
 行かねーと授業わかんなくなりそうだし。


[行っても授業わかってるとは言わないけどな。]
 

(637) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[その日はさ。
今度から無断欠席は、しねーからさって
それだけユーガには伝えたと思うし、

次の日だって……… まあ。うん。
知らねーやつの家に泊まったせいで、
ガッコーに着いたら二時間目終わってたけど。
でも、ちゃんと、ガッコーには行ったつもり。]
 

(638) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あのあと。俺は時々考える。
別に悩んでたわけじゃあねえから、
本当にたまーーーに、だけどさ。

あの時、どう伝えるのが正しかったんだろう。

本当は ── 取り繕うんじゃなくて、話したかった。]
 

(639) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
── → で、今 ──


 おう。腕章投げてた。


[見れば判るだろ。>>588]


 なんて、まあ、じょーだん。
 どこも出られねーし、
 ますます変な状態なんだなーって
 ちょっと放心状態だった。


[今ちょっと話す?って階段の隣、勧めてみるけど、
ユーガがズボン汚れる!とか言い出したら
お前は女子か!って突っ込む。間違いなく。]
 

(640) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[なんかわかった?って聞けば、
ユーガがトシミから聞いた話は聞けただろうか>>585

半分くらいしか一発では理解できないものの
さっき、マナと話したことともなんとなく近い。
つまりは「メールの送り主が世界を作っている説」のほう。

うっかり「あ、やっぱり魔法使いじゃん」って
俺が口走ったのは、スルーしたって、大丈夫。>>311
俺の中で、オカルトもSFも似たようなもんだ。]

 
 やっぱ出られねーのかー


[俺が魔法使いの次につぶやいたのは、そんなとこ。]
 

(641) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺さ、さっきマナに、
 なんか嫌なこと、ある?って聞かれたの。
 嫌なこととかさ、悩みごととかさ、
 多分誰だって、いっぱいあってさ。

 …… 俺もさ、ずっと悩んでたりしたよ。
 些細なことで、親父と上手くいってなくて。


[腕章が弧を描いて宙を舞い、掌に収まる。
もう一度、それから、もう一度。]
 

(642) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あん時さ。
 ……あーーえっと、俺が無断欠席した日
 喧嘩、って言ったじゃん、俺。

 でも喧嘩っていうかさ、
 やっぱり、反抗だったんだよな。


[そうして今日、正す日が、やってきた。
あの日の続きの、俺の話。]
 

(643) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 ガッコー、楽しいし。
 なんも不満なんて、なかったよ。
 親父も俺のすることに、何も反対しなかったし
 割とさ。自由にできてたと思う。

 でもさ。あの日。
 ちょっといろいろ最低だった親父のさ、
 言うこと、為すこと、全部に腹立ってさ。

 真っ当な道、歩いてるはずの息子が
 道を反れた行動をしたらさ、
 親父、どう思うかな、って思ったわけ。
 

(644) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも限界だったよなぁ
 結局ねーちゃんには家出の連絡しちまうし
 不良行為ったって、昼からゲーセン行ったり
 夜知らねーやつんち泊まり込んだり、
 それくらいしかできねーの。

 翌朝ちゃんと帰ったし。
 俺ができることなんて、タカが知れてる。


[ぽと、と腕章が床へと落ちて、拾い上げる。
優等生じゃないけれど、責任感は人一倍強い。
多分鳩羽憐って、そういうやつ。]
 

(645) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あの日さ。
 俺、ユーガに話せなくてごめんな

 でも、きっと話したかった。
 話せばよかったな、って思ってた。
 ……悪ぃな。勝手に話しすぎた。


[腕章を。責任感の塊を。実行委員の誇りを。
ユーガにそのままパスをした。
投げたか手の上に置いたのかは、距離次第。

ユーガが「知りたい」って思ったこと>>592
知ることは、できたかな。]*
 

(646) 2021/06/07(Mon) 23時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 23時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[思いつくまま口に出しては見たけれど、
全てが全て憶測にすぎない。

分かるのは
ここが文化祭を模した無人の空間であること。
何故かここから出られないこと。
メールを送ってきた誰かがいること。それだけ。

ふう、と息を吐いて、んーん、と首を横に振り。]

………や、別に謝んなくていーんだけどさ。
でも、それと屋台のレジがなんか関係ある感じ?

[お金周りに関わっていない俺は
10円玉事件のことをついぞ知ることは無かった。

暮石がレジを気にしているのと今の話が
どうつながるのか、生憎俺にはよく分からない。
不思議そうな眼差しを彼女に向けたが、
へらっとした笑いが返って来るだけだった。]

(647) 2021/06/07(Mon) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[俺は、良くも悪くも人の感情に割と聡い。

でも暮石が何を考えているのかって
実際よく分かんなかったりする。

当たり障りのない笑みを浮かべて
当たり障りのない会話を交わすだけ。
踏み込んでも来ないし、
踏み込ませる素振りも見せない。

もしかしたら他の子には違うのかもしれないけど
一定の距離を保ったまま静かにそこにいる、
そんな女の子だと思っている。]

(648) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:2階廊下 ――

[ 様子を見て回るつもりだったのに、
 私は窓から一番近い教室の掃除用具入れから
 モップを持ち出して、雪で濡れた廊下を拭いてた。
 何してるんだろうって自分でも思うけど、
 何か……何か、役に立ちそうなことがしたかったんだ ]

 いつまでここにいることになるのかな。

[ 時間は、動いてる。
 窓の外の景色はだんだん暗くなってるし、
 出られないとなると、学校に泊まることも
 考えないといけないかもしれない ]

(649) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 少し前・教室 ──


  そうだよ。


[ それ以上何とも言わず慎一は笑った。

 ごめんね! 君の想像の範疇をこえて。
 遥か下のほうからお話ししています。
 ギリギリ声が届いてよかったよ。>>616

 まあ別に慎一だって、
 手抜きしてるわけじゃないんだけど。]
 

(650) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 保健室と、あと泊まれそうなところって……。

[ ベッドがあるところといえば真っ先に思い浮かぶのは
 保健室だけど、男女一緒に寝るわけにはいかない。
 もう一部屋確保する必要がある ]

 確か、休憩所があったはずだけど、
 寝られそうかな……?

[ 文化祭の時休憩用に開放された教室があった。>>79
 あそこなら休めそう?
 布団が理想だけど、最悪毛布だけでも何とかしたい。
 思案しながらモップを掃除用具入れに戻した* ]

(651) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 出ていく間際、黒沢が振り返る。>>618
 慎一は宣言通り、「そっか」って言った。

 だから、そこに「行ってきます」はなくて、
 当然「いってらっしゃい」も存在しない。

 ……慣れちゃったかあ。
 もごもご、まだ空っぽの口を動かす。
 歯形が跡みたいに残ってぼこぼこの頬は、
 奥歯で挟んでみても痛みがぼやけてわからない。

 慎一の頭には文化祭の様相をした廊下と、
 点々と落ちてるカッターナイフばかりがよぎる。*]
 

(652) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
── 廊下で・マナと ──

[頭は爆発しない、きっと大丈夫。>>621
他人に見られたくない自分、に、
うん、と頷き返す。バカ正直に。

でも、案外俺の「文化祭=気晴らし説」が
マナにとって感心されたようにみえたのは>>623
ちょっと嬉しい気がしてドヤ顔をした。
………これもバカ正直に。

正直者は、なんにも、隠せやしない。]
 

(653) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ………メールの送り主がさ
 持っていたいのは、その思い出だけ、って
 なんかよくわかんねーこと、書いてたけど
 文化祭だけ、楽しかった、って思ってるなら
 そーゆーのもあるのかもしれねーな


[オカルトは!信じないけどな!>>626
そして、俺は、こうも思っちまう。]
 

(654) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも本当にそいつにとって
 楽しいこと、他に無かったんかな。

 ……俺、修学旅行も、体育祭も
 めっちゃ楽しかったしさ
 そうじゃなくても、
 いろいろさ、あるじゃん。
 どーでもいー楽しいこと。


[アイス奢ってもらったりとか。
マナに変なクレープ作ってもらったりとか。
そーゆーやつ。]
 

(655) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ほんとに3-9の誰かだったとしてさ
 気づけなかった、ってことだろ 俺ら。
 それが、なんか一番クるよな……


[巻き込まれたこととか、じゃあなくて。
その想い出だけ持ってたい、って文章がさ。
…… バカみたいに3年間豊高で騒いでたけど
全ッ然、そーゆーの気づけねーことが、
一番、ちょっと今、つらいな。

鳩羽憐のくせに!
マナのようには楽しめないのは
どーも、性根が向いていないらしい。
割と気にする方なんだって!何度も言うけど。]
 

(656) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うえーーでも、目玉商品はいらねー!
 ホイップマシマシのチョコバナナで頼む!
 いや、頼みます!マナさま!


[なんて、既に腹は減ってきた戦のできない俺は
最後は戯けた調子で、マナを見送る。

大丈夫、こういう時に切り替えるのは得意。

果たして時計の針がてっぺんを回ったよりも後
調理室で手にしたのはどちらのクレープだったのか…
そんな未来は、神のみぞ知る、のかもしれない。 ]
 

(657) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[マナが見えなくなるまで巫山戯て頭下げたりして、
そうして見えなくなってから、ようやく。
ひとつため息ついて、俺も逆側へと足を向ける。

俺のため息と、
誰かのため息が重なって聞こえた気がした。]*
 

(658) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 23時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 閑話・日もだいぶ落ちた頃 ──

[どうやらセーシンセカイとやらでも
時間の経過だけはあるらしい。

腹も減るし、尿意も催す(汚)
くしゃみは出るし、鼻水も出る(汚)
どうやら普通の夢とはやっぱり違うようだ。

食料と水分は問題ねーことが分かった。
ちなみに購買で俺もおにぎり買ったけど
金、やっぱりトレーの上に積み重ねておいた。
こういうとこだけはちゃんと律儀だ。

ノエとか、誰かが寝る部屋を探してるなら>>651
「女子は保健室使いなー」くらい言っただろうし
「男子、体育館のマットとかで寝れねー?」とか
提案もしてみたはず。だけど。

毛布があるなら毛布がいいです、センセー。]*

(659) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[だから強引に話を逸らされてしまったのなら
それ以上深堀する術を持っていない。>>582
本当に大したことではないのかもしれない。
ただほんの少し、違和感が残っただけ。]

…んー、俺ここまでまっすぐ降りてきたから、
あんまりちゃんと調べてないんだよね。
1階見てない所から回ってみる?

[調べられることは調べないと、という点には同意し。
見廻りするようなら一先ずは同行するつもりだ。]

うん、懐かしい。
色々あったけど、いい思い出だったよね。

[小さく呟く暮石に同調した。
誰もいない屋台はなんだかがらんとして、
妙な寂しさを醸し出していた。**]

(660) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:屋台の前 —

[ひとみちゃんの声は落ち着いてるように思ったけど、
 ひとみちゃん自身>>622の申告の通り、
 動揺は表情からも伝わる。
 いつものメイク>>336も少し崩れているように見えた。]

  きつかったら、ちゃんと休んでね。
  ……ここに安心できる場所があるかは分からないけど。

[一緒の帰り道、悩んでた様子のひとみちゃんにだって、
 わたしは納得できる答えをあげられなかったんだもの。
 今わたしに言えるのはこのくらいしかない。

 わたしの腕は二本あるけれど、
 わたしの手の中は空っぽのままだ。]

(661) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ひとみちゃん>>625は既にカッターを持っていたみたい。
 柊くんは>>606は丁重にお断りしてた。
 わたしと同じで必要な時に現地調達するらしい。

 わたしが最初に確認した>>138カッターナイフは、
 きっと炭蔵くんの手の中に戻っただろう。]

(662) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ひとみちゃん>>629は移動したみたい。
 もしその瞬間に気づいたら、わたしは空の右手を振る。]

  またね。

[昇降口で「一緒に帰ろう」
 分かれ道で「またね」
 わたしの挨拶の定番だ。

 この時のわたしは「またね」が叶わない
 可能性>>587なんて一切考えていなくて、
 当たり前みたいにみんなと再会できるって信じていた。]

(663) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[見当違いも甚だしい。
 なんて、今朝>>296思ったばかりなのにね。]*
 

(664) 2021/06/07(Mon) 23時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/07(Mon) 23時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── それから ──

[ 気が付いたら日が暮れ始めている。

 その間、教室に来た人はいたかいないか、
 慎一もずっと留守番してるわけではなく、
 少し気持ちが落ち着いたころには、
 校舎の探索に出かけてみたりもする。

 黒沢のように書き置きは残さなかった。
 たとえば屋上が開かないか見に行ったり、
 非常階段の様子を見に行ったり、

 慎一の行動はやっぱりどこか、
 外に出る方法を探すことが起点だった。]
 

(665) 2021/06/08(Tue) 00時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/08(Tue) 00時頃


【人】 真向一気 シンイチ


[ 外に出ることができるのか。
 ……希望は薄らいでいくばかりだ。

 仮に出口を見つけたとして、
 慎一は今もまだ家に帰りたい?

 ……だんだんわからなくなってくる。
 あのメールのこと、黒沢と立てた仮説。
 そんなものがぐるぐると渦巻いていて。]
 

(666) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 一度だけ九重と遭遇した。

 ……遭遇した、というより、
 慎一が非常階段を揺らしてるのを、
 気がついたら背後から見つめていた。

 どうにも彼女の様子がおかしい。>>584
 手を差し伸べるような慎一ではなく、

 ただ振り返って、少しビビッて、
 彼女をまじまじと見つめただけだったけど、

 九重は慎一にも「精神世界」という、
 仮説の最後の1ピースみたいなものをくれた。]
 

(667) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それが──、いつのことだっけ。

 突然のことに驚いてしまって、
 ロクに話もできなかった慎一を置いて、
 九重利美はまた校舎のどこかへ消えていく。*]
 

(668) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:廊下→保健室へ ――

[ とりあえず、寝具なら保健室かなと思って、
 私は保健室に向かっていた。
 予備があるなら一番いいけど、なかったら、
 ベッドから毛布だけ回収すればいいかな。
 保健室組は掛布団で十分でしょう。

 途中で鳩羽君に会ったら、
 体育マットを提案されて、>>659
 なるほど、あれなら敷布団になるなって思ったけど ]

(669) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 少人数で体育館で寝るの、なんとなく怖くない?
 かといって人数分あれを運ぶのも……。

[ 体育マットは結構重い。
 たくさん運ぶのは大変じゃないかと思う。
 体育館で寝るのが平気ならいいアイデアだけど、
 みんなは気にならないのかな?
 私は広すぎてちょっと落ち着かない。
 とりあえず毛布の確保をがんばってみよう。
 こういうところが、向井君が言うところの
 落ち着きすぎなのかもしれないけど* ]

(670) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

— 1F:廊下 —

[屋台のあったほうに背を向けて、冷たい廊下を歩く。
閉じ込められた校舎でも時間が経過していたのかな。
雪景色は暗さでもう見えなくなっている。

人間、生きてるとお腹がすいてくる。
閉鎖された状況と、空腹感。
あの幼い頃の出来事よりはずっとマシだけど、否応無しに思い出してしまう。]

(671) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


『ひとみ、大丈夫。私がなんとかしてあげる。』

[お腹が空いてつらくて、泣き声をあげた。
そしたら箱が開けられて、不機嫌が男が手を伸ばしてくる。

ぼたんが殴られて、あの男を睨み付ける。
私はそれを震えながら見ていた。]

(672) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


『私が、なんとかしてあげる。』

[——ぼたんの声を聞きながら、無意識に頭をさする。*]

(673) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 回想/柊君と ―― 

[ 今後は気を付けてね、なんて
  ふわっと彼のお願いに軽く答えて。>>460
  元来そこまで怒っていたわけではないし、
  そもそもいきなり叫んだこちらも悪かったから。

  男子と女子の境界はまた違うし。
  行動ひとつとっても認識は変わる。
  見ているところが違うのだ、当然だろうが。]

 

(674) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ぽつっと吐いた言葉に、返された質問に>>462
  ……さて、どう云ったものかと迷う。]


  仲良くない、……訳ではないと思うけど。
  昔からずっと共働きだったから、うん、


[  そこまでつい呟いて、これでは煩いとは
  少し違ってしまうだろうかと思い直す。

  ……両親にこれを言われたわけではない、けど。]

 

(675) 2021/06/08(Tue) 00時頃

【人】 綿津見教会 マナ




  ……ただ、上から目線でさ、
  あれこれ小言をずっと言われているというか、
  もっといい子に、って言われている気分になる、
  みたいな……、

  何言ってるか分かんないね、ごめん。
  でもちょっと…………そんな感じ。


[ 煩いというより煩わしいというのか、これは。
  胎内で死んでしまった双子のきょうだいの声で、
  本当にそんな小言が聞こえているとまでは、
  流石に言えなかった。]*

(676) 2021/06/08(Tue) 00時頃

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