31 私を■したあなたたちへ
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立ち上がりとほぼ同時。 アポロが告げるのは卯木氏からの返事。 そのまま目を通して。
「 ほうじ茶と兎型の大福か。 ……… ふっ。 」
ついと、吹き出した笑みは無意識だった。
どうやら向こうも移動するようだし、 会話を閉じるような文を選んで入力する。
(85) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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納得してから、ああ、と気付く。 何にもなれなかった俺達だけど。 緩んだ顔で、大福を頬張る煙崎るくあの姿は、 容易に想像できたから。
どうやら俺の中にも、多少なりとも 彼女という存在が『いて』くれたらしいと。 そうだな。 ほうじ茶も甘い物も、好きでも嫌いでもないけど。 ほうじ茶の香りと共に語らう時間は、
多分、好きだった。>>0:102
(86) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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最後に、卯木氏へ送ったメッセージを一瞥する。 …… 縁起でもなかったかもしれない。 でも、もう送信してしまったから。
煙崎さんを殺した犯人のこと。 今回の一件を企てた黒幕のこと。 並べれば、厄介さに頭を抱えそうになる。
(87) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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しかし、命が懸かっていると警告を受けているが ヒーローになれるとも思っていないただの学生としては、 解決しようとも、できるともあまり思っていない。
上手い具合に状況を掻い潜り、 最終的には警察に任せたいところだ。
ただここは、煙崎るくあの関係者の集まる地。 彼女を知るには、うってつけだから。
優しさに、優しさを返せなかった彼女。 その生前の軌跡を辿るだけの、自己満足の路。
(88) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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「 そうだな。 俺にはそれくらいがちょうどいい。 」
額に滲む汗を、手の甲で拭うと。 気負いも、責任もない足取りで。 俺は、俺だけの目的へ向けて歩き出す。>>69**
(89) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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卯木氏からの過不足ない丁寧なメッセージ。>>104 煙崎さんのお兄さんいわく、大人の男性である彼。 なるほど、同世代からはあまり得られない そつのない印象を終始抱いたまま、やり取りを終えた。
なのに再び『アポロ』が着信を知らせたのは 天の川ロードを下り、別エリアへ向かう途中だったか。 一斉メールなら、目だけ通すつもりだったが。
「 …… しましたよー。挨拶。 」
どうやら不足だらけだった自身の投稿へのご指摘が。
(173) 2023/11/18(Sat) 07時頃
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よろしくお願いします。 とでも添えるべきだったのか。>>54
とは言え直前のお兄さんの全体メッセージを見る限り、 指摘した側にも欠けている意識だ。 対面した印象では、格下の礼儀のなさに 眉を顰めるタイプでもなさそうだったが ……。
殊勝な文章を作り直すのも、 大した手間ではなかったが。 せっかくの機会でもある。
咎める者もいないだろう状況。 立ち止まらないまま、 歩きスマホならぬ歩きアポロを返す。
(174) 2023/11/18(Sat) 07時頃
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やあ。我ながら面倒くさい文面だ。 呆れたお兄さんが返信を諦める可能性は、 そこそこあるに違いない
別に煙崎さんとのやり取りを 此処でなぞるつもりはなかった。>>0:172
ただやはり、俺はそこまで話し上手ではなく。 単なる、暇潰しでしかない。**
(175) 2023/11/18(Sat) 07時頃
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添削ではなく、単に見逃されていたようだ。 ならそこでやり取りを終えてよかっただろうに。
話に乗ってきたのは、 状況を改善しようという藁にも縋る想いか。
はたまた単に意外と勝負好きなのかもしれない。
…… 煙崎さんはどうだっただろう。 些細な勝負の数々。 意外と楽しんでいたのか、 彼女の務めとしての、義務感でしかなかったのか。
願わくば、前者であればいいと。 もう祈ることしかできない相手だ。
(185) 2023/11/18(Sat) 12時半頃
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まあ、付き合ってもらえるのなら遊んでもらおうか。
「 どこで何をするか、か。 …… 決まってるはずがないんだよなぁ。
あ。 これでいいか。 」
明確なプランニングなどあるわけでもない。 たまたま目の前にあった「スペースデブリ墜とし」。 そのまま題材に選び、説明文にざっと目を通す。
どうやらシューティングゲームの一種で、 宇宙を漂うスペースデブリに照準を定め、 100発の弾でいくつ落とせるかを競う遊戯らしい。
(186) 2023/11/18(Sat) 12時半頃
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「 えっと。ここをこうするのか。 」
的に狙いを定め、全弾打ち尽くせば 応じた結果が表示される。
TOP10まで登録されるランキング順位は、 まだ誰も遊んでいないのか、 自分の名前が頂点に躍り出た。
以下は当然空白だけが並ぶ。
(187) 2023/11/18(Sat) 12時半頃
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我ながら可もなく不可もない数字が出た。 煙崎るくあへの勝率も似たようなものだ。>>0:173
整った外見を除けば、 彼女を話題で喜ばせることも出来ない 面白みのない男だという自覚はある。
真っ直ぐでないという評価には、首を捻るが。>>176 顔で告白されたには、頷かざるおえないだろう。**
(188) 2023/11/18(Sat) 12時半頃
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「 ああ、そんな時間か ……。 」
メッセージを見て、食事時だと知る。 目まぐるしく変わる状況に空腹を忘れていたが、 食べられる時に食べておくべきかもしれない。
近くにあるワゴンでホットドッグを頼む。 モナリザってやつは、何でもできるんだ。 ドリンクは無難にお茶にした。 近くのベンチに腰掛け、食事を始める。
ロケット・ランチ? あれは人間が飲むものではない。**
(194) 2023/11/18(Sat) 14時半頃
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夏の日差しは、頭上にかかる影を明瞭にする。 ホットドックの欠片を呑み込こみむと、 顔を上げて、にこりと微笑んだ。
「 こんにちは、密星先生。 」
彼女が呼ばれているのは知っていた。>>41 ならばその登場も、驚きには繋がらない。>>208
在学中、世話になった先生を忘れるなんてとんでもない。 最も煙崎さんと違って、俺は保健室の常連でもなかった。
保健室の女医、と言う蠱惑的な響きに、 魅了された絵男子生徒達の噂話を聞く限り。 一筋縄ではいかない浮世離れした人という印象が強い。
(213) 2023/11/18(Sat) 16時半頃
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「 俺の卒業以来でしょうか。 在学中はお世話になりました。
そうだ。先生に聞きたいことがあるんです。 」
座ります? そう言って隣のスペースを空けて見たが、 どうするかは本人の意思に任せた。
ホットドックのラスト一片を食べ終えて。 お茶で喉の滑りを良くした後、 密星教諭へ向き直り。
明日の連絡事項を告げる調子で 瞳を細めて尋ねた。
(214) 2023/11/18(Sat) 16時半頃
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「 どうして煙崎さんを殺したんですか? 」
(215) 2023/11/18(Sat) 16時半頃
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「 …… なんて突然言われたら。 動揺するんでしょうかね? 犯人なら。 」
目尻を、ふっとほどくように和らげて。 笑いながら残っていたドリンクを飲み干せば。 遠くの方で、ジェットコースターの 稼働音が聞こえた来た。*
(216) 2023/11/18(Sat) 16時半頃
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相手は目上だ。 自分だけ食べているのも居心地が悪い。 先生も何か注文しますか? 返事はさておき、そんな一拍を挟んでから。
「 それは、奇遇ですね。 」
『変わった雰囲気を持つ先生だから。 お前にも靡かないかもしれないぞ?』 揶揄うような、嫉妬交じりの級友の言葉に、 「それは助かるな」と当時は真剣に思ったものだ。
裏を返せばその程度の印象。 それが同じ試みを企てていたと知れば、 「お互い様なら謝らなくてもいいですね」 驚きに少し見開いた目を、愉快そうに細めてから。
(240) 2023/11/18(Sat) 18時頃
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「 俺は犯人ではないですよ。
…… すみません。 つまらないことしか言えなくて。 」
茜色が差し込む廊下を幻視するような。 そんな、雑談の様相を保ったままに。
(241) 2023/11/18(Sat) 18時頃
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「 昔から、あまり得意じゃないんです。 女性を喜ばせられるような話題作り。 煙崎さんにも呆れられていましたね。
『坂理くんは、時々会話の運びが、 話下手のレベルではない』 ── って。 」
そう、懐かしそうに笑ってから。 せっかくだから、先生の話も聞かせてください。 煙崎さんとの思い出、と。
とっくに卒業している身ではあったが。 教え子の顔で、教えを乞うた。**
(242) 2023/11/18(Sat) 18時頃
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犯人ではない。
互いに提示できるのはその言葉だけ。 裏付けも根拠もない白証明。 ただ今は、警戒するよりは。 故人を懐かしむことに時間を使いたい。
密星先生の内心はわからないが。 少なくとも、俺はそんな気持ちだったのだろう。
(255) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 そうですね。 思い出しました。 密星先生は『妖精さん』ですからね。 」
ここは年長者を立て、 否定の選択を取るべきだったかもしれないが。 いつだったか、煙崎るくあが口にした名称を思い出し ついうっかり、そのまま許容しまった。
「 世の中とは、話のスケールが大きいですが。 …… 妖精の世界だと。 天秤は片方に傾かないんですか? 」
(256) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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浮世離れした雰囲気は、 そのまま生まれ育った環境に繋がるのではないか。 当然、単なる推測に過ぎないが。
こちらの世界には不平等も多い。 不均等な自身のスキル。デバフの類と感じていること。 深堀りする必要性を感じなければ、秘めたまま。 話題はねだった通り、煙崎るくあの思い出へと移る。
「 気兼ねのない仲ですか? そうですね。 そんな風に見えたのなら ── 」
俺と彼女の間に、愛情がなかったから。 相手の言動に一喜一憂するような。 心を揺さぶれる間柄ではなかっただけで。
(257) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 …… いえ、何でもないです。 」
それこそ、思い出話には蛇足でしかない。 出かけた言の葉を、首を横に振って散らした。
(258) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 ああ、卯坂庵。 煙崎さん好きでしたからね。 あそこのほうじ茶と大福。 店主さんもこの場に来ているみたいですが。
…… おや。 LV1とは、随分低めですね。 」
初めての遊園地ということだろうか。 やはり変わった環境で生きている人みたいだ。
ぼんやりとしていた認識に、 それなりの輪郭を持たせた後。
(259) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 ならコーヒーカップはどうですか? ここでの名称は惑星パーティーらしいですけど。 あれなら動きも緩やかなので、 初心者でも楽しめると思いますよ。 」
案内を見る限り、カップの代わりに、 「すいきんちかもくどってんかい」で有名な彼らが 宇宙を模したフィールドをくるくる回る仕様らしい。
「 なんと、レベルアップにも対応しています。 経験を積んだと判断したら ────、 」
(260) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 中央のテーブルを、思いっきり回すんです。 」
(261) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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にこっ。 大多数の女性にとっては、運命を感じさせるような 爽やかな顔で微笑むと。
邪気のない澄んだ瞳で、 蜜星教諭の遊園地ライフを応援した。**
(262) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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いつのタイミングだったか。 アポロが勝負の結果を運んできた。
届いた画像を開けば、期せずして。 心からの気持ちで、同じセリフが並んだ。
「 …… 一発も当たらないことってあるんだな。 」
ここまでくると、お兄さんの方が懺悔室宜しく 告解を希望してるのではと疑うレベルだが。 それでも、こちらは権利を得たわけで。
(271) 2023/11/18(Sat) 21時半頃
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元より成果を期待して 話を持ち掛けたわけでもなかったから。
相手に頼った回答を送れば、 なかなかやるじゃん、と。
ふふんと、どこか誇らしげな顔で、 自身の69点を称えた。**
(272) 2023/11/18(Sat) 21時半頃
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