人狼議事


10 冷たい校舎村9

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


— 病院・集中治療室前 —

[どうやら手術による傷の修復は済んでいて、
後は意識が回復するかどうかの瀬戸際であり、
集中治療室で可能な限りの処置を行なっているところらしい。

聞いた話では、自殺に使用したものはカッターナイフ。
それは知らなかったはずなのに、知っていた気がした。
だって、あの校舎の床に散らばっていたものが印象に残らないはずがない。

校舎の中での乃絵ちゃんにおかしなところはなかった。
利美ちゃんともそれは見解が一致していた。

……いや、思い当たるなら、むしろそれ以前から。]


[夏でも長袖を着ている乃絵ちゃんを、
長袖族だーと呼んで笑ったことがあるけれど、
衣服の自由なんて当たり前だし、気にしないようにはしていた。
夏でも肌を出したくない子なんてよくいる。

だけど今にして思えば、そうだ。
カッターナイフといえば、手首を切るあの行為。
ずっとその傷を隠していたのなら……?
想像するだけで血の気が引く。

私にはそんな覚悟が無かったし、やろうとしたらぼたんが止めていただろうから。]


[利美ちゃんとの話が終わって、
落ち着かない気持ちを抱えたまま周囲を見たら、
見知らぬ大人の女性がそこにいた。

もしかして、と思ったので、
私は先に自己紹介をする。]

 3年9組の番代ひとみです。
 乃絵ちゃんのクラスメート、です。

 あなたはもしかして……。

[黒沢乃絵の母親、とその人は教えてくれた。]


[乃絵ちゃん、家族が心配してるじゃない。
早く帰って来なきゃだめだよ。

……家族からの愛を知っている私は、
最初、能天気にそんなことを思った。

でも、よく考えたら、
乃絵ちゃんの父親らしき人は、見当たらない。]


[それ以上、余計なことを聞くのは憚られた。
黙りこくって、静かに佇んで待ち続ける。

利美ちゃんはあの校舎にいた他の皆にも連絡してくれていたらしいので、
きっと皆も帰って来て、集まってくれると信じている。

でも乃絵ちゃんが帰れるのかどうか、
それだけは、私にもまだ分からない。**]


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― チャイムが鳴るまで ―

[綿見と炭蔵のやり取りを見ながら
パンケーキを食した後は、
校舎の中をぶらぶらしていた。

教室に集まる集まらないのやり取りは
特に異論もなかったし、顔は出したかな。

綿見はああ言ってたけど、
マネキンになる決定的瞬間が見れるなら
それはそれでなんかの手掛かりになるかもって
そんな風に思ったのもあるし。]

(60) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ずっとそわそわしていた鳩羽が>>25
チャイムと同時に廊下から飛び出していく。
一体何処に行こうって言うんだか。]

あ、おい、レン!

[びっしり貼られた写真には
さっきと違うなって
少しだけ違和感を感じたけど
その時の俺はまだ気付かないまま。

半分駆け足くらいで後を追い、
そうして俺はその光景を見る。>>3:667]

(61) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[廊下に不自然に広がった水――と、
少しだけ見えるマネキンの手足。
その前で立ち尽くしてる鳩羽。

その背に一歩近づこうとして、
シャワー室の方から出てきた暮石が
声をかけるのが見えて立ち止まった。>>40>>41

……何となく声をかけるのが躊躇われ、
くるりと踵を返してその場を後にする。
あー俺邪魔かなーって。

それでも教室か休憩室か、
どこかで鳩羽を捕まえて、
調子どう?って尋ねたりはしたかも。

まあ、それは少し後の話。]

(63) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[……姿を見てないのは誰だ。

考えながら人を探して廊下を歩く。
さっき教室には黒沢も居たから>>47
考えられるのはそう多くはない。

すっかり人が少なくなってしまった校舎は
がらんとしていて文化祭なのに何だか物寂しい。

そこではじめて俺は貼られてる写真の異変に気付いた。
笑顔。変顔。皆で撮った打ち上げの写真。
隙間なく埋め尽くされた9組の思い出には
どれもこれもよく見覚えがある。]

――――………

[そりゃそうだ。
だってそれは、広報係が撮ったものだもの。]

(64) 2021/06/12(Sat) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[姿を見かけなかったうちの一人。
綿見はさっきみたいに調理室に居るのか。
確認してみようと足を向ければ、
先に誰かがそこに立ち尽くしていた。

独り言を耳にしてしまって>>53
だからその姿を見る前にそれが何……
誰なのかが分かった。

………これで二人。
さっきも二人だった。

小さく息を吸い込んで、
その惨状を見ようと踏み出す。]

(65) 2021/06/12(Sat) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



……平気?


[必死に話しかける黒沢を落ち着かせるように、ぽんと肩を叩く。**]

(66) 2021/06/12(Sat) 10時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 10時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

そりゃそうだよね。

[黒沢は明らかに平気じゃなさそうで、
取り繕う余裕もないみたいだった。>>76

だから静かにそう返して、
混乱している黒沢の声を聞く。>>77
そうして意を決してマネキンを覗き込んだ。

腹部が真っ赤に染まったマネキンと、
血濡れた包丁が隅に落ちている。>>3:687
九重の時もそうだったけれど、
人形とは言えやっぱり精神的にクるものがある。

う、と気分が悪くなりそうになるのを堪えて
視線を少しずらせば、
もう一本包丁が落ちているのも見つけた。
不思議な所に血がついている。]

(93) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[もう一度、綿見を模したマネキンを見た。
さっきまで調理室でパンケーキ食ってたのにな。

最初は怖い子かと思った。
でも、それだけじゃなくて。

どこか淡々と飄々としてて
家族と上手く行ってないらしくて
多分、人の弱さに目線を合わせられる子。
綿見にとっては何でもないことだったかもしれないけど、
あの日の俺は少し救われたんだよ。

もう少し深い話をしてみたかったな。
お礼の話は何となく機会がなくて>>3:566
先延ばしになってしまってたけど、
別に忘れたわけじゃないんだ。]

(94) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[目の前の光景は単純にショッキングなんだけど、
なんていうか黒沢みたいに…
「クラスメイトの姿をしたものが死んでる」
事に対する動揺はあんまり俺には無くて。
それは九重の時からずっとそう。

何でだろな?俺が冷血人間だから?
どこかででも人形でしょって思ってるから?
………死ぬことに否定的じゃないから?

でも、遅いか早いかの違いだけで、
俺もそのうちこうなるんじゃないかなって、
漠然とこの時そんな予感がしたんだ。]

……かもしれない。

[そうじゃないし、そうじゃないかもしれない。
まあとにかく、黒沢の問いに
うん、うん、って相槌を打ちながら
彼女が少し落ち着くまでその場で背を摩っていた。]

(95) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[マネキンを隠せそうなもの、辺りにあったかな。
やっぱりカーテンくらいしかなさそうだったら、
3-10でした時と同じように剥がして
上からそっと被せておいてやる。

包丁は下に置いておくと危ないから
誰かが間違って踏まないように片付けておこう。

今の黒沢に手伝いはさせられないから
そこに座ってて、って促して。
ああ、でももし連れていきたい所とかあったら
そこは希望を汲むつもり。*]

(96) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 12時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 少し前・炭蔵と ―

[取り留めなく軽口を交えつつ。>>54
強がりに関しては思い当たるところがないでもないのか
炭蔵の視線が少し落ちる。

ああ、そうだよね。
こんな言い方じゃ普段強がってるって
言ってるようなもんだ。

でもまあ、なんかもういいかなあ。
いい加減取り繕わなくても。
生きるか死ぬかの瀬戸際かもしれないし。

「誰も嫌いになったりしないよ」
なんて黒沢の言葉を聞いてみるじゃないけど
少なくとも炭蔵はそういうやつ。
開き直った俺は悪戯がばれたように笑って、少し眉を下げた。]

(108) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

あはは。
だってそう見せてたからねー。

おねだりするのも頼るのも得意だよ、
別にどうでもいいようなことは。
でも自分の急所はなかなか晒せない。
そういうもんじゃない?

[明るく見えるあいつも、物静かなあの子も、
きっと人には言えない弱さを抱えてる。
……炭蔵もそうなんかな?
そのあたり俺はよく知らないんだけどさ。

少なくともつまらないと言われて
密かに炭蔵が傷ついてるのを知れば、
女装しなくてもこいつ可愛いやつだなって
思ったかもしれない。>>56]

(109) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[純粋に疑問、って感じで。
炭蔵が問うた台詞には>>57
何て答えていいかわからなくて、
たっぷり数秒の間が空いた。

「俺を」じゃなくて、「俺が」。
今まで考えないようにしていたことを
唐突にぶら下げられた気がして、
視線がどこか遠くを彷徨う。]

(110) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


――――…………
いない、わけじゃ、………ないけど。


[たとえば、月曜日の音楽室の30分。
たとえば、生クリームに融けた弱音。
たとえば、2人で電車を乗り継いだ深夜。
たとえば、撮って回った皆の笑顔。

思い出の欠片たちはどれもこれも些細なことで、
それでいて他のピースではきっと埋まらない。
ああ、そうだよ。俺はこのクラスが好きだ。

それに、………似てない両親と弟だって、
きっといなくなったら俺は。]

(111) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



…でも、俺が寂しいと思う人でも、
向こうはそう思ってない、……かなーって。


[だって俺は天秤にかけて切り捨てられる側だし。
そうでしょ?違う?
その声は少し揺れていた。]

(112) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、思考実験と評して尋ねれば
とても炭蔵らしい返答が返ってきて>>58>>59
何だかちょっと笑ってしまう。
あ、別に馬鹿にしたわけじゃないんだ。]

……委員長は、えらいね。

俺なんかにもそんなこと思ってくれるんだ。
エスパーじゃないんだから
気付けないのがフツーなのにさ。

綿見ちゃんにも前に言ったけど、
人間、人の分までそうそう背負えないよ。
自分は出来るって思ってる方が危なっかしいじゃん

(113) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[どう考えても炭蔵が謝るような話ではないのに、
相手が誰でも責任を感じて
その重荷を負おうとするみたいだ。

いい奴だな、って思ったし
いい奴だって分かってるから
逆に言えなかったってこともあるのかな、と
まだ見ぬ主に想いを馳せてしまう。

責任感のある奴だからこそ
申し訳ないと思わせちゃうのが申し訳ない的な。
俺が卑屈なだけか?]

(114) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ちなみに俺のめちゃくちゃ辛かったことはねえ、
好きな人たちに受け入れて貰えなかったこと。

どこにも居場所が無いような気がして、
生きるのに疲れて死んじゃった。

…とかだったらどーする?

[申し訳ない、何も出来なくて虚しい。
理由を聞きだしてその先はどうするんだろう。
一緒に死んであげることが出来ないのなら、
同情と後悔に浸って終わってしまう?

調理室に着く前に、もうひとつだけ
思考実験に本音を混ぜて、意地悪な問いかけ。

まあ、パンケーキと一緒に食べるには
胃もたれしそうな話だから、
もしやることなくなったら考えてみてよ。**]

(115) 2021/06/12(Sat) 13時頃


 「なんで俺の世界じゃないと思うの?」
 



[ 聞けなかったから、慎一は自分で考えた。
 正解なんて結局わからないままだけどね。

 単純に先に有力候補がいたせいだとか、
 まっさらな手首のせいだなんて知らず。

 あの校舎に迷い込んだ最初の日。
 保健室に向かう道中話してて思ったんだ。

 もう疲れちゃったなあ。
 世界の主にその自覚がないのなら、
 慎一の可能性だってあるかもしれない。]
 



[ きっかけなんて日常にいくらでもある。

 朝、卵を切らしてたかもしれない。
 うっかり右足から靴を履いたかもしれない。
 購買のパンが売り切れてたかもしれない。
 筆箱に混ぜ込んだままの10円玉と、
 ふとした瞬間、目が合っちゃったかもしれない。

 そんな些細なことが今も慎一の首を絞める。
 気づいたらぽたぽたと水をこぼしていたりする。
 何がそんなにつらいか自分でもわからないのに。

 なんで? って繰り返してきた自問自答に、
 仕方ない。慎一はそういうふうにできてる。
 治らない。それが慎一の生まれ持った形だ。

 何かの拍子にそう答えを出しちゃったなら、
 その瞬間から慎一は死にたかったんだろう。]
 



[ でも、違うよって言われたから、
 今度は死なない理由を探してた。

 死にたくなっちゃった慎一が、
 それでも死ななかった理由を。

 先を越されちゃった、とかはナシにして、
 それでも踏みとどまる理由を見出すなら、

 たぶんそれって、さみしいからだ。
 死んじゃったらその先ずっとひとりでしょ?
 それはさみしいなあって踏みとどまった。

 ……いや、幽霊も天国も地獄も、
 慎一は信じちゃいないんだけどさ。
 漠然とした死後のイメージで語ってる。]
 



[ エラ呼吸が下手なくせ、水の中は好きだったな。]
 



[ …………。]
 


 ── 現在・家 ──

[ バタバタと騒がしい物音で目覚めた。
 自宅の自室。自室というか、共同部屋。

 部屋の数が足りないから、
 慎一は弟たちと大部屋に押し込まれてる。
 妹はひとり部屋でいいなあって思うけど、
 「女の子だから」って一蹴されたのだ。

 やむなし、男子高校生3人で、
 ハンガーラックや本棚を駆使して壁を作り、
 年から年中陣取り合戦をしている。

 それが、慎一の育った家の話。]
 



[ 慎一はふつうにベッドに寝ていた。
 体を丸く縮こまらせて眠るのは癖。
 ゆっくりと手足を伸ばして起きる。

 物音は部屋の外からしてるみたい。
 寝起きの足元はちょっと覚束ない。

 閉じていたドアをふつうに開いた。
 電気の消えてた部屋から顔を出し、
 慎一は目の前に広がる光景に言う。]
 




  ヨースケ、なっちゃん、
  うるさい…………。


[ 互いの髪や服をひっつかんで、
 取っ組み合ってたふたりがこっちを見る。

 きょうだい4人の中で喧嘩が起きるのも、
 喧嘩に混ざってないときの慎一が、
 その声や物音に苦言を呈するのも、

 この家族には珍しいことじゃないから、
 何も驚くような顔することはないんだけど。]
 



[ いつもはこれでもかと言い返してくるのに、
 ふたりはしげしげと慎一を見つめてから、
 代表して弟のほうがこちらを指さしてきた。

 「血ぃ出てるよ、そこ」……はて。
 どこだろうかと指先を自分の肌に這わせれば、
 首の正面あたりに違和感と、触れたときの痛み。

 あわせて、理由なんてわからないし、
 今の今まで気がつかなかったけれど、
 ぽたぽたと涙がこぼれっぱなしだった。

 弟も、妹も、それ以上なんにも言わない。 
 慎一がベッドでめそめそ泣いているなんて、
 別に、珍しくもなんともないもんな。

 慎一が黙って袖口で目元を拭っただけ。]
 



[ どうやらめそめそしてるうちに、
 そのまんま寝落ちていたらしい。

 それで……なんだっけ。
 さらにごしごしと目元を拭いながら、
 慎一は止まらない涙に途方に暮れる。

 ……ああ、そう。夢を見てた。
 夢……? それで慎一は思い出す。

 そりゃあ、涙も止まらないわけだった。*]
 



[ スマホを見て、九重からのメールを読んで、
 慎一は今、自転車で病院に向かっている。]
 



[ スマホに目を通し切った時点で、
 わたわたと目に見えた慌てて、
 着の身着のままで飛び出そうとした慎一に、

 弟は「兄ちゃん、とりあえず顔洗え」って、
 ぐいぐい洗面所のほうに背中を押して、
 妹はでかい声で「おかあさーん」って言った。

 なんか大変っぽい。
 いや、お兄ちゃんじゃなくて。
 お兄ちゃんはいつものやつ。]
 



[ ……うん。いつものやつなので、
 事情を知った両親からは、
 割とスムーズに病院に行く許可が下りた。

 なんかあったら連絡しなさい。
 あと、自転車のライトはちゃんとつけること。

 二点、玄関先で念押しした母の後ろから、
 心配性の父がウィンドブレーカーを差し出した。
 ほら、暗闇でちょっと光るタイプのアレ。

 …………ダサ。
 つぶやいたのは慎一じゃなくて弟の片割れ。

 それどころじゃない慎一は、
 素直にコートの上からそれを羽織って家を出る。]
 



[ 夜道。ペダルを踏みこみながら、
 慎一はあの握りしめられた左の袖口を思う。

 「慣れちゃった」って言ったあの口ぶり。
 床に散らばったカッターナイフ。その替え刃。

 「痛くない?」って聞いたとき。
 「試してみる?」なんて保健室で言ったとき。

 いくらでも点と点をつなぐ瞬間はあったのに、
 たぶん、慎一は見ないフリをしていた。

 自分のことで手一杯だから。
 人のものまで抱え込んじゃったら、
 きっと、もっと息がしづらくなるから。

 ……「むなしい」ってこういうことかなあ。
 それとも、これは「くやしい」なのかなあ。]
 



[ 慎一の言葉でいうなら、悲しかった。*]
 


 ── 現在・病院 ──

[ どうにかその場所を教えてもらって、
 慎一は治療室のベンチの前までやってくる。

 黒沢の家族と思しき女の人に、
 ひょこりと会釈だけをして、
 まっすぐ九重と番代のほうに向かった。

 ……挨拶するべきかもしれないけれど、
 生来引っ込み思案なほうなのだ。
 何と声をかければいいかもわからないし。

 だからその人に背を向けるように立って、
 病院でも怒られないくらいの声量で声をかける。]
 




  ……九重、メールありがと。
  番代も来てたんだ。それで……えーと、


[ ちらっと集中治療室のほうを見る。
 人が出てくるような気配はない。

 重たい空気感にほうっと息を吐いて、
 それで、ほんのつぶやきのように言う。]
 




  ……黒沢だったんだな。


[ メールの送り主の話。
 あの校舎で見たのとおなじものが、
 現実世界にもあったこと。

 答え合わせみたいだなあ。とは、
 さすがに口には出せなかったけれど。*]
 


メモを貼った。


[重い空気で満たされ、張り詰めた病院の廊下は、
誰かが来ればその気配がすぐに分かる。
帰れたんだね、と思いながら向井くんに手を振った。]

 おかえり。
 いろいろあったけど、帰れたね。

[いろいろ、に含まれるニュアンスには、
探していた出口は結局見つからなかったとか、
出る時に痛みと苦しみを伴ったこととか、
そのへんのことを思い起こしたものが混ざっているけど。

私はようやく外の空気が吸えて、背筋を冷や汗が伝うこともなく、
やっぱりこっちのほうがいいや、と思えているところです。]



 乃絵ちゃんだった。
 私、全然わかんなかった。

[向井くんはわかった?と聞くまでもなく、
彼も知らなかったらしい反応だったから。]

 あの校舎を作り上げた人物の気持ちを200文字以内で答えなさい、って。
 入試問題だったら、落ちてたかなぁ私。

[現代文は苦手じゃなかったはずなのにね。
答え合わせだったとしても、合わせるべき正答も知らない。
何かできることはあったのかって、ただただ後悔だけが降り積もっているし、
それでも尚、知ったところで人の重荷を背負えたつもりはない。

ただ身勝手に、夜のお菓子パーティの続きでもしたいねって思ってる。**]


 ── 現在・病院 ──


  ……ただいま。
  いろいろ……うん、いろいろ。
  外の空気、やっと吸えたな。


[ 最後の一文に関しては「よかったね」って、
 そういうニュアンスだったんだけれど、
 隣の九重にはなんのこっちゃわからないだろう。
 まあいい。九重もそんなことは言わない。

 そこまで口数の多いタイプではないし、
 口を開けばよくわからないオカルト話の、
 ちょっと不思議な女子……と思ってたけど、
 精神世界について教えてくれたのも、
 さっきのメールも、意外と面倒見いいんだなって、
 慎一は静かに印象をアップデートしたところ。]
 




  ……九重も、番代も、
  すごいことなってたから、焦った。


[ いろいろの断片を持ち出しながら、
 慎一はあの校舎でのことを振り返る。

 どちらも先に見つけた誰かが、
 親切に張り紙をしてくれていたから、
 「焦った」くらいで済んだ。感謝してる。

 それで……世界の持ち主についての件、
 「わかんなかった」って番代は言う。]
 




  ……うん。
  でも、誰かに、
  気づいてほしかったのかなって。
  あの、いろいろさ。


[ 校舎に散らばったカッターナイフ。
 誰かにとってはため息さえも、
 手がかりになっていたとは知らないけど。

 さすがに、後になって結び付けた点と点を、
 勝手に人前で繋げてみせることはしないが、

 でも、そういうことだったのかもしれない。
 あの校舎が純粋に文化祭じゃなかった意味。]
 




  で、問2。
  それが誰かを答えなさい。って?

  そんな問題が出たら、俺、
  白紙で出して落ちたんだろうなあ。

  ……誰か合格してくれればいいんだけど。


[ 番代から出てきたたとえ話。

 慎一は現代文も苦手だし、
 200文字書いてる間に気が滅入る。

 冗談めいた形で語ってみたって、
 目の前の現実は何ひとつ変わらない。]
 



[ 夜のお菓子パーティー。女の子の秘密。
 あの状況下で開かれていたと知ったら、
 女子って強いなあって思っただろうが、
 男の子の慎一がそれを知ることはない。

 とにかく、慎一はもう現実にいて、
 いつもどおりではない悲しい出来事が、
 動くこともなく目の前に横たわっている。

 だから、ベンチには腰掛けないままも、
 その隣に立ってぼんやりと、
 上着のファスナーを指先でなぞってた。*]
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


あー、ごめんごめん。
慰めて欲しい感じなら言い直すけど。

[普段ならそれくらいは気が回るんだけど>>105
どうも今はあんまり嘘もつけないみたい。
黒沢も笑ってくれたから、気分は害してないと思いたいけど]

……ん、オッケ。
じゃあ毛布取りに行こうか。

[さっきまで話してたクラスメイトに
カーテンってのは気が引けるのかもしれない。
そこまで考えつかなかったあたり、
俺の気遣いってどっか薄っぺらいんだよな。

黒沢と綿見って何となくあんまり
仲良くない印象あったけど
いつの間にか仲直りしたんだろうか。
ともあれちょっと心配だったので保健室まで付き添うことにした。]

(167) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………うん。


[歩きながら相槌を打ったものの。>>107

そんな俺もどっちかっつーと綿見寄りっていうか
さっきまで試してみたら
どうなるのかなって考えてたなんて言えない。
ハンカチ巻いた手首を後ろ手に隠したりしつつ
礼には気にしなくていいよって笑って首を横に振る。

少し前のチャイムが、何だかもうだいぶ前みたいだ。
調理室を出て、保健室で毛布を失敬して
その足でまた調理室まで逆戻り。

黒沢が見かけだけでも平気そうだったら
さっき廊下で見たマネキンのこと……
多分向井かな、って話もしながら廊下を歩く。]

(168) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……俺、思ったんだけどさあ。


綿見ちゃんがもしまじで
自殺してみたんだとしても
絶望してとか、そういうのじゃない気がすんだよね。

[だってさっき会った時だって、
別に死にそうな感じじゃなかったじゃん。

いやそんなこと言えるほど綿見のこと知らないって
言ってしまえばそうかもしれないんだけど、
それ聞いてるとちょっと俺と思考似てるからさ。

ゆるーく低空飛行しながら
ままならなさに折り合いをつけて生きてる感じ。
あんまり激情に駆られて死にそうなイメージないんだよね。
もしかしたらそう思いたいだけかもしれないけど。]

(169) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ここの世界の主が殺したってことも
ないんじゃないかな〜って、今は思ってるよ。
だって、どう考えたってこれ
めっちゃ俺達のこと大事にしてんだもん。

[立ち止まって一面に貼られた写真を眺める。
色んな写真があるけど、どれもこれも楽しそうだった。

寂しくて、取り込もうとしてる。
昨日炭蔵に話した通りそんな可能性も考えてたけどさあ、
だったら首を裂いたり包丁で刺したり
そんな物騒な殺し方するかなあ?って思うわけだよ。

そもそも呼ばれてきた約10人の中に、
あんな悪趣味な光景見て喜ぶ人いる?
俺は居ないんじゃないかなって思う。]

(170) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


それこそ死んだらここから
脱出できるんじゃないかなって
ワンチャンかけて、の方が
まだ有り得るのかなって思って。


[それで、結果としてどうなったかはやっぱり分かんない。

でも黒沢が悲しむ要素は
ちょっとでも少ない方がいいかなって思って
俺はそんな風に言った。
今度は合格点を貰えたかな。*]

(171) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 夜遅く ―

[綿見のマネキンに毛布をかけて
その後はどうしたのかな。

鳩羽の姿を見かけたのは
もう夜もだいぶ遅くなった頃。
いまいち眠れなくて外に出たら
ぼーっと写真を見てる所を見つけた。>>90

よ、なんて軽く片手を上げて声をかける。

朝泣いていた姿は見たけど、
それからのやり取りは知らない。
落ちついてはいるみたいだったけど
まだ本調子じゃないみたい。そりゃそうか。

……本調子の鳩羽、ってどんなんだったっけ。
機嫌を窺うことだけは得意だったくせに、
何だか靄がかかったようにぼんやりしていた。]

(194) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[たかが3年、されど3年。
気が合って、仲良くやってきたつもりだった。
でも一体、俺は今までこいつの何を見て、
何を知って来たんだろう。な。]

(195) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ん、オッケー。

[二つ返事で頷く。
眠れなくて手持無沙汰と言うか
微妙に時間を持て余しているのは
俺も同じだったから。

横に並んで適当に目的地を定め、歩き出す。
何となく、いつかの夜を思い出した]

……なつかしーね。

[何が、とは言わない。
窓の外の雪は止まない、静かな夜だ。
写真を横目に見ながら、ぽつりとつぶやいた。**]

(196) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 21時頃


[すごいことなってたという報告に、
あはは、と苦々しく笑って見せようとしたけど、
上手くできたかはわからない。

利美ちゃんがすごいことになっていたのは直視したから、
残された私のマネキンも、言葉の通りすごいことになってたのだろう。]



 そうだね。
 ヒントは出してくれていたから、
 私たち、答えなきゃいけなかったのかなって。

 答えられなかったから落第して、
 現実に帰された、とか。

[あのカッターナイフの大盛りだったり、
遺書のメールだったり、それらはヒントと言えばヒントだった。
そこから答えに辿り着こうとする心の余裕すら無かったから、
おそらくそれがダメだったのかもしれない。

答案用紙を白紙で戻した罰として、
私たちは校舎の出来事のその先を見ることを叶わず、
追い出されてしまったのかもしれない、なんて想像をする。]



 そうだなあ。
 炭蔵くんなら合格してくれるかな。

[誰か合格してくれる人がいるとしたら、
乃絵ちゃんを除けば炭蔵くんがそのイメージに相応しいだろうか。
私は委員長の内面に触れるような話をすることは無かったので、
彼の印象は今でも変わらず、クラスの支持を一身に受ける無敵の委員長だ。

……それと、これは言わないけど、
私があの世界でお守りのボタンを託した芽衣ちゃんも。
彼女は、私がずっと抱えていた話を聞いてくれた時のように、
もしかしたら、と心の隅で願っている。]


[夜のお菓子パーティーは女の子たちだけの秘密です。
男子には教えてあげません。
それに、もし乃絵ちゃんが戻ってこなかったら、
楽しい話では無くなってしまうのだし。]

 あ、それズルい。
 私も欲しい。

[向井くんがファスナーをいじっている。
あの校舎の中でも、昇降口が開かなかったあの時、
彼はクレセント錠をいじっていたっけ。

あの時は言葉にしなかったけど、
今は外の空気を吸えて肩の力が落ちていたせいか、咄嗟に口に出した。
私のコートに付いているのはファスナーではなく、
黒くて平べったいボタンだったので、しっくり来ないけど、それを指先で掴んでみた。*]


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 少し前・炭蔵と ―

[役者が多い、と言う言葉にも俺は考える。>>152
そうなのかな。
また一人一人クラスメイトの顔を思い浮かべる。
皆多かれ少なかれ隠していることはあるものだし、
そこまで深入りしないようにしてきたから
あまり実感は無かった。

確認するような炭蔵の台詞には>>154
また少し拗ねたように目を伏せた]

…………だって、
一方通行なのは哀しいし。

[口から出た声はなんか子供みたいだ。
誰に何を思われてても気にならないくらい
強い人間だったら良かったんだけどね。]

(225) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[無感情じゃない、そりゃ感情はあるよね。>>155
……そう言う話じゃないって?
炭蔵の言葉を何か考えるように
じっと聞いた後に、ぽつりと零す。>>156]


……なんか委員長、先生みたい。


[むろん良い意味で。
慰めてくれている、と言うか
客観的に見て冷静に、自分から見て
正しいと思うことを言ってくれる。

そんな余分を含まない、
飾り気のない意見だからこそ
妙にすとんと心に沁み込んで、
それは彼のやさしさなんだろうなと思った。

ああ本当に、話してみないと分からないんだな、とも。]

(226) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、話は思考実験云々へ。>>157

だって、委員長にはもっと普段仲良い友達とかいるじゃん。
知らんけどフツーに家族だっているんでしょ。

だから俺なんかって言うのも当然、みたいな
そこまで重い気持ちで言ったわけじゃなかった。
ので、真面目に否定されて俺はぽかんとしてしまった。]


 …………は?


[更に続いた台詞。>>160>>161

一瞬目をまんまるにして、次に泣きそうに顔を歪めて、
それからさらにじわじわと顔を耳まで赤くした。]

(227) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[え。え〜〜〜〜〜〜〜なにそれ。
同性の級友にそんなこっ恥ずかしいこと大真面目に???言う???
そんなさ、今まで誰も言ってくれなかったようなことをあっさりさ。
しかも完全に素で言ってるって分かっちゃうもんだから、
俺は暫く挙動不審になっていたと思う。]


…………いいんちょ、タラシの素質あるよ。
俺が女子だったらうっかり惚れてた所だわ。


[だいぶ間をあけてようやくそれだけを発した。
俺が言うんだから間違いない。保証する。
てか俺のは所詮作り物だけど
これド天然だもんな。末恐ろしい。

はああ、と深くため息を吐いて、
呆れたように眉を下げて笑った。]

(228) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


―――……ありがと。
ちょっと考えてみるよ。


[本当に居場所がないのか。
本当に存在しないのか。>>162
炭蔵の言葉は更に続く。
今までそこまで掘り下げて考えてみたことが無かった。

傷ついて、怖くて。更に傷つくのを恐れた。
もう一歩踏み込めば、何か変わっていたんだろうか?
すぐに答えは出せないけれど。

だから炭蔵の問いにはそう返し。
ああ、あくまで思考実験ってていだったなって笑って。]

(229) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……、 あと。

惚れはしないけどさ。
好きな人枠の方は善処しますんで。

取りあえず、無事に帰れたら
どっか遊びにでも行ってみる?ユーガくん。


[精一杯茶化してみたけどまだ耳は赤い。
俺も真面目にこんなこと言うの恥ずかしいから!
この年になって、お友達になりませんか?みたいなのさあ!

言ってからこれ死亡フラグだなって思ったけど
まあ、まあ、許してね。

調理室に入る少し前のお話。*]

(230) 2021/06/12(Sat) 22時頃

 ── 現在・病院 ──


  ……あ、でも、
  本当にすごいことになってそうなとこは、
  俺、見てねえから! 布団被ってたし!


[ 少なくともあっけらかんとした感じじゃなかった。
 そのときの番代の笑い方の話。

 それをどう取ればいいのか。
 慎一がとっさにしたのはそんな弁明。

 ほら、おなかの部分とかね。
 被せられていたのが布団というのもあって、
 慎一がめくるのってどうなんだろって思ってさ。]
 



[ 不要かもしれない弁解をしながら、
 あのときのことを思い出して、ひとつ気づく。]


  ……そういえば、あれ。
  黒沢の字だったなあ、張り紙してあったの。

  キツかったはずなのにな。
  こんなことになっちゃうくらい。
  限界だったとか書いてたくせに。


[ そんなときに気を回さなくてもいいのに。
 残されてた張り紙を思い出して、
 「えらいなあ」より先にそう思ってた。]
 


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 22時頃



[ 落第生ばかり肩を並べて、
 おしゃべりしながら試験官の帰りを待つ。]


  ……うん、ヒントか。
  答えがわからなかった、というより、
  見ないフリしてた気がする、俺。


[ ぽつぽつとそんな言葉をこぼす。
 落第生同士なんだから、
 少しだけ反省点を述べさせてほしい。

 慎一や番代に答えられなかった答え。
 それに誰かがたどり着いてくれることを祈って。]
 




  ユーガか。確かに。


[ 誰か、と言ったって、
 あの場所には顔も名前も知っている、
 クラスの友人らしかいないのだから、
 名前を挙げてみることだってできる。

 真っ先に、当たり前に炭蔵の名前が出て、
 なぜか慎一は少しばかりうれしい。
 やっぱり隠し事が上手だなあ。
 くやしさは特にない。でも、どうだろう。

 ふと、慎一は一歩二歩とベンチから離れて、
 番代のほうを見ながら大きく手を広げてみる。]
 




  ……案外近いなあ。


[ その手の届く範囲の話。

 両腕を広げた長さは身長と近いと聞いたから、
 たぶん、これより5cmくらい狭い範囲。

 黒沢がその中にいてくれればいいけど、
 でも、もしも今、あのなめらかな両腕が、
 炭蔵自身をぎゅっとするので忙しくても、
 慎一は失望なんかしないんだけど……、
 はて、あのかんぺき人間はわかってるかな。

 それとも、そんなことになったら、
 自分で自分を許せなくなっちゃうんだろうか。]
 



[ 何事もなかったかのように元の位置に戻り、
 慎一はほかの名前を挙げてみたりもする。]


  レンがさ、すげえ考えてた。
  何をしてほしいんだろう、
  なんなら教えてほしい、って。

  ……今思うと、アイツ、
  自分が張本人の気、全然なかったな。


[ 伝えれば、きっと助けになってくれる。
 寄り添ってくれる。力を貸してくれる。

 鳩羽だけじゃなくて、あの場にいたみんな。
 それ以上アレコレ名を挙げることはないけど。]
 



[ ふいに、「ズルい」と言われて、
 慎一は少し驚いて自分の手元を見た。

 ファスナーの表面は、
 凹凸がざらざらとして触り心地がいい。

 あまり意識もしていなかった行為を指摘され、
 ボタンを摘まむ番代を見て慎一は笑った。]


  ヤだよ。あげない。


[ ……ダサいウィンドブレーカーだしね。
 今度は意識的に。自分を落ち着かせるために。
 その感触を繰り返し指先でたどりながら。]
 



[ しゃべってて気づいたんだけど、
 自転車を飛ばしてきたせいか喉が渇いた。
 あとで外の自販機を見てこようかなんて考えて。*]
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ

―深夜・鳩羽と―

えー、
難民になりそうだったから助けてやったのに。
ユキ大明神にその言い草。

[そんな軽口も何だか随分と懐かしい気がした。>>201
廊下に貼られている写真は
鳩羽と俺が一緒に映っているやつも多かった。

ピースサインしてたり、
変顔してたり、小突きあってたり、
何処にでもいるような他愛ない男子同士の馬鹿なやつ。
楽しかったな。って通りすがりに眺めるだけでも
何となく思い出せる、そんな感じの写真群。

楽しい思い出ばかりだったな。
恋愛が出来なくてもお前といるのは楽しいよ。
いつかそんなことを言おうとして結局言わなかったけど、
その言葉に嘘はないんだ。本当に。]

(231) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[嗚呼、その分。
辛いことや苦しいこと、悩みなんかも
大して話したことは無かったな。

深い所に踏み込まなくたって、
楽しくやって居られれば
別にそれでもいいのかもしれない。
そう言う形の友情だって確かにある筈だ。

――――でも、多分俺は
このままじゃダメなんじゃないかなあ。
漠然とそんなことを思ったんだ。

人で溢れている>>162、って言われて思い浮かべるのは
何だかんだこいつなわけだよ。だから。]

(232) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[鳩羽はいい奴だよ。
真っ直ぐに人の為に怒って泣いて、
真面目に落ち込めるいい奴だ。

そんな奴のことまで信じられないのさ、
俺も俺で自分にちょっと嫌気がさしてたのかもなあ]

(233) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[時々他愛ない話をしながら昇降口まで歩き、
ホットミルクティーを買った。
これ在庫はなくなるのかな、どうなんだろうな。
真面目に考えても仕方ないんだけど。

あつあつの缶を両手で転がしながら、
芯から冷えるような寒さに身を震わせる。]

……なんか、忘れちゃったな。
ここに来てから色々ありすぎてさ。

[鳩羽の声に頷いた。>>206

良く知ってる奴の筈なのにね。
こんな状況で改めて話す鳩羽は
何だか知らないやつみたいだ。]

はは。何だその二択。

[笑う彼に調子を合わせて目を細め。>>207]

(234) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


まじめな話って、どんな話すんの?
あ、実は俺がこの世界の主だーとか
衝撃のカミングアウト?

[ここに来てからずっと
真面目な話してる気がするから
あえてふつーの話ってのも捨てがたいけどね。

でもなんかどんな話はじめても
結局まじめになっちゃうんじゃないかなって
そんな気もしたからさ。
せめて出だしくらいは軽い調子で。*]

(235) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 調理室・その後 ―

[綿見のマネキンに布団を被せた後。
やっぱり特に行く当てもないから、
うろうろと校舎を見廻っていた。

樫樹に番代に向井。
自分が見てないマネキンの様子もさ、
気になったりはしたんだけど、
掘り返すのもなんかなってそのまんま。

そんな時だったかな、
何処からか音が聞こえたのは。>>199
ぽん、ぽん、ぽろん。

足が自然と音を辿る。
春からもうすっかり通いなれた道のり。
音楽室の前で足を止めた。]

(245) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………


[たどたどしいメロディー。
テンポも転げるようにまばらで
途中で半端に終わったり変わったり。

それでも俺はこのピアノを知っている。

何だかこの空間だけが切り取られて
日常に戻ってきたみたいだった。

音を立てないように
そっと音楽室の扉を開け、中に入って閉めた。
何も言わず佇んで、静かに演奏を聴いている。*]

(246) 2021/06/12(Sat) 23時頃

[自分のマネキンがどうなっていたかは聞かないことにする。
私の最後の記憶と、反応でなんとなく伺えるような気はするけどね。
張り紙の話とか。やっぱり手間をかけさせたんだなあと思い至る。

乃絵ちゃんはあの世界でもいつも通りのしっかりした子で、
その印象が崩れることは無かったのは私も同じ。]


[ここはさながら落第生たちの反省部屋。
テレビ番組で、脱落した人たちが集まって談笑するようなああいう感じ。
……さすがにその想像は呑気すぎるか。やめよう。

ふと、向井くんが手を大きく広げている。]

 ??

[その意味が分からなかったので、
言葉にならない訝しげな声だけを上げて、首を傾げて見せる。
何かの距離を測っているようだった。]


[続けて鳩羽くんの名前が挙がったり、
とにかく、あの校舎に今も残っているであろう人たちを信じるしかない。
それしかないみたいだ、ということは共有できたと思う。
もう私たちは答えを、乃絵ちゃんが張本人ということを、知った身なので。]



 えー。ズルい。

[ファスナーを占有する向井くんに、口を尖らせる。
いや冗談だけどね。私は自分のコートのボタンで我慢します。]

 なんか、触ってると気持ちが落ち着くねー。
 今まで自覚してなかったけど。

[あの校舎での向井くんを見て気付けたことだ。
私の場合は、無意識に何かを握り締める癖。
それが自分の心を救ってくれていたことに繋がっていた。]


[向井くんが飲み物を買いに行くようなら、
それを見送って、私は冷える廊下で待ち続けているだろう。*]


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 調理室・黒沢と ―

[オブラートが剥がれているのはご愛敬。>>236
少し笑顔を取り戻した黒沢と一緒に、
保健室までの道を行く。]

そうだね、そーゆーことになるのかな。

[途中、彼女の台詞に頷いた。>>239
もう半分に減ってしまった。
改めて口にされると何だか寂しい。]

あ―――……それはちょっと分かる。

[黒沢の綿見評にちょっと納得しつつ>>240]

(283) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ううん、俺もそこは
綿見ちゃんじゃないから分かんないけど。

試してみよう…って気持ちでやってみて
歯止めが効かずやりすぎちゃった、
…とかはないかな。流石に。

[何せ俺も人のことは以下略。
さすがにカッターで手首切るのと
包丁で体刺すのが同じだとは思えないから
この説はどうかなーとは思ったけれど。]

(284) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

うん。てかこれ、俺らが撮った写真だよね。
こんな風に大事に思ってくれてんのは
広報係としては光栄な気もするけどさ。

[それだけ印象深かった、ってことなのかなって。
びっしり敷き詰められた写真の俺達は
酷く楽し気なだけに、却って物悲しい気もした。]

………うん。


[黒沢はずっと、綿見や皆の痛みに心を痛めている。
そう言うとこはやっぱり
「やさしい」んじゃないかなって思うんだよ。俺。
口にはしなかったけどさ。]

(285) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


んー?

[そんな中、問われて俺は考えた。>>243
そもそも帰るか残るかのタイミングって
自分で選べるものなのかな。
全然ピンと来ないけど、それは置いておくとしても。]

どうやったら出られるのかな、とか
どうなってんのかな、とは思ってるけど
早く帰りたい、はあんま考えてなかったなあ。

むしろこのまま帰んないのも
ありなのかなーって若干思ってた。
現実、ヤなことも多いしさ。
もしこの世界の主が望むのなら、
ずっとここにいてもいいかなって。
ちょっと前まで。

[―――でも。]

(286) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

でもさ、多分そーゆーの、
あんま良くないんだよね。
自分の心見て見ないふりするみたいなの。
結局どっかでツケが来るって言うか。

[俺は馬鹿だからさ、何度も堂々巡りを繰り返して
皆に色々言われてようやく思い出したよ。
ほんとはまだ希望を捨てられないんだってこと。>>1:86

黒沢は、ありのままの俺を嫌わないって
約束もしてくれたね。>>2:607
今なら少し受け止められるような気がして…
ううん、違う。受け止めたいんだ、俺。]

(287) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

…だから、帰りたい。かな。今は。

痛かったり、苦しかったり、
ビビって泣きたくなったりするかもしんないけど。
それでも、帰るよ。ちゃんと。俺の為に。

そんで、世界の主にも
もう楽になっていいんだ、って、言いたい。

[もしも俺達のことを不本意に巻き込んでしまったのなら、
今も尚苦しんでるんじゃないのかな。
だったら、助けたいなって思う。

他人事とは思えない誰かだから。

自分のこと好きになれない人が
他人に好かれるの難しいって言ったのは
確か綿見だったけど、
今の俺じゃきっと人のことも助けらんないよね。]

(288) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……副会長は?
早く帰りたい?それとも、もっとここに居たい?

[逆に問い返したら、彼女は答えてくれただろうか。**]

(289) 2021/06/13(Sun) 00時半頃



  「 前の日まで普通だった 」とか
  「 いつもと変わらなかった 」って、
  その人物が死んだ後に
  周りの人が言っていたりすることって
  割とままあるんじゃないかな。




  "突然"自ら死を選ぶ、なんて
  そうそう起こるものではないと思う。



  今回の私のは、あーー…………。
  なんだろう、そんな気分だったから?

  不思議な状況に巻き込まれて、
  今まで考えてこなかったことの
  新しい部分を見て。

  そうしなきゃいけないと思ったからそうした。
  自分にとって必要だったから。

  きっと他人には理解されないだろうけど。
 


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 00時半頃




 あの場所を作った誰かも、
 何かをずっと募らせ募らせて、
 それが必要になってしまったから、
 こんな行いに及んでしまったのかなあ。

 これはただの門外漢の予測に過ぎないけれど。
 随分と溜め込んだ結果の爆発だな、とは思うかな。
 




  死にたいって思うことも、
  生きて欲しいって願うことも、
  どっちも身勝手なお話だ。

 




[ ―――― そうして、目が覚めた。]

 



[ 起き抜けのぼんやりした頭で
  いつもの見慣れた自室を見回す。
  それから何の夢見てたっけ、なんて
  のそのそと身体を起こして、]


  ――痛った、


[ 腹部に鈍い痛みが走って、
  ついそこを抑える。
  何かに刺されたような、傷跡が薄っすらと
  臍を横切るように腹の真ん中に残されていて。]
 




  …………。
  ああ、そっか。


[ ゆっくりと自分の身体を抱きしめながら、
  あれら全てがただの夢じゃなかったんだな、と。]

 




[ 変化はもう一つ。
  …………ひどく、静かだった。]

 



[ そこまでして、携帯の通知に気付く、
  利美からのメッセージ
  黒沢ちゃんの現状を示される文には、
  ああ、成る程ねと。一応の納得をして。]


  ……やっぱり、図太い人の仕業だったね。


[ 彼女の言っていた形容を思い出しつつ、
  小さくため息を吐いた。
 
  両親はもう仕事に行っていた。
  綿見家がこんなに静かであることを、初めて知った。
  身支度を済ませれば、ゆっくりと病院へ向かおう。]
 



―― 病院/待合室 ――

[ 集中治療室付近とか、初めて行くんだけど。
  そもそも滅多に病院にも罹らないし。

  若干まごつきながら、病院の待合室に
  なんとなく座っていることにした。

  いや、だって、こう。
  もしかしたら彼女の悩みの一端に
  私がなってたりもするかも知れないじゃん?
  流石にちょっと気まずさはある。]**
 


 ── 現在・病院 ──

[ バラエティ番組の反省部屋と比べれば、
 このはずいぶんと静かだった。病院だもの。

 それ以上聞いてこなかった番代に、
 慎一がマネキンの話をすることはないし、

 ──あ、でも。
 あまり口を挟まず話を聞いてた九重に、
 「あのお札、なに……?」って、
 怖々聞いてみたりして。

 ……専門的で難解な呪文みたいな、
 オカルトトークが返ってくるんだとしても、
 聞かなきゃよかったとは思わないよ。]
 



[ 意味のわかんない動作をする慎一と、
 それに首を傾げる番代。
 その視線を感じたなら少し笑って、]


  ……手の届く範囲って、
  意外と限られてるんだなあ、って。


[ やっぱり意味がわかんないかもしれないけど、
 一応、そんな説明だけは加えておこう。]
 




  ……そーだよ。

  ちょっとだけ落ち着くから、
  パニクったときとか、オススメ。


[ とりあえず気分を落ち着かせたいとき。
 あるいは今みたいに、
 無意識にしたって気分の落ち着かないとき。

 慎一はそういうの、ちょっと詳しいんだ。
 日常にそういうタイミングがちょっと多いからね。

 だから、知ったような口をきく。
 何も自慢できることではないけれど、
 ふふん、という感じに笑っていた。]
 



[ それから間もなくのこと、
 綿見もその場所にやってきたかな。]


  ……おかえり。
  綿見も反省部屋の仲間入りかあ。


[ 今度は「おかえり」を慎一が言おう。
 さっきまでの冗談を引用しつつ、
 なんか、女子ばっかだな……って思ってた。**]
 


メモを貼った。



 ……あー、わかる。

[向井くんが広げた両手と、ふわっとした説明。
よくわかんないけど、わかる、と相槌を打った。

自分の手の届く範囲がもっと広いなら、
きっと自分のことだけじゃなく、いろんなものを背負えただろうって。
向井くんの意図は分からないけど、そんなことを思ってばかりだ。]



 そうだね。
 また閉じ込められちゃった時は試してみる。

[笑っている向井くんに頷いてそう言って、
あ、これは我ながらすごいブラックジョークだなって思い至った。
今後の人生でまた暗くて狭い場所に閉じ込められる機会、
どれくらいあるんだろうね、ほんと。

また緊張と混乱が込み上げて、
顔や手が冷や汗まみれになるのは避けたい。
女の子としての顔が台無しになるんだもの。]


[向井くんと反省部屋にて気を紛らわす会話を広げて、
集中治療室前の張り詰めた空気を少し溶かした気がするけど、
乃絵ちゃんの母親のほうをチラリと見れば、気まずさが返ってくる。

だから無意識のうちに歩きながら話しつつ、
待合室のほうを覗いてみれば、
茉奈ちゃんもそこにやって来てたのかな。

気まずそうにしているのにはあえて気付かないフリ。
私も出来る限りの笑顔を浮かべて、
おかえり、と言って迎えよう。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 深夜・レン ―

[聊か棒読みの礼を聞きながら
あの日のことに思いをはせた。>>253
慣れない部屋にずっとそわそわしてた鳩羽は
今思い出してもちょっと笑っちゃう。
後でおねーさんから友達もクラスメイト?
君と違って初々しいねーなんてコメントも頂いた。

閑話休題。]

いやー、もしそうなんだったら
早めに教えて欲しいなーって。
戻ってから知るのは流石にちょっと堪えるし。

(324) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[こいつがこの世界の主。
あんまり想像はつかないけど
ここに居る以上可能性はゼロじゃないわけだ。

さっき炭蔵が「後で知るの虚しい」って言ってたけど、
鳩羽が主だったら俺は多分そう思うんじゃないかな。

え、まじで何も知らなかったんだなって。

楽しいだけで付き合って来たくせに
自分が何もしなかったこと、後悔する気がする。]

(325) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

引導を渡すって言うのはさ
トドメをさすとか殺すって意味だよ。
バトル漫画で「この俺が貴様に引導を渡してくれる!」
とか良く言うじゃん。

[え、違う?だいたい伝わればいいでしょ。

でも、続いた言葉には納得して笑っちゃった。>>256>>257
あまりにも鳩羽らしいし、
あのメールの内容と鳩場のイメージが
全然マッチしないのはそれもそう。]

(326) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


わかる。

俺もさ、もしあんな風に最後に皆に送るとしたら
何て言うかなって考えてたんだけどさ、
精々「楽しかったよ、バイバイ」
くらいが関の山かなーって。

[何も言わない気もするけど、
言ったとしてもやっぱりそれくらいかなって。
そう、だから俺らやっぱり似た者同士。

でもそれってどうなんだろうな。
残される側のことは何も考えてないなって
思いはじめたのは炭蔵に言われた
ほんのついさっきなんだけどさ、
鳩羽も同じようなこと考えてたみたい。>>258

なんだ、両想いじゃん。]

(327) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



…………… うん。


[そこから始まる鳩羽の独白。>>258
帰りたい、で締めくくられたその台詞に
真顔でまたひとつ頷いた。>>259

彼の息苦しさをあの日少しだけ知ったけど、
多分それは断片に過ぎなくて。

話していないことも聞いていないことも
まだ沢山あるんだろうなって。]

(328) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

俺もさ。

文化祭楽しかったし、
高校生活も楽しかったし、
お前とつるむのも楽しかったよ。

でも、何て言うかずっとどっかからっぽでさ。
上っ面だけで笑ってる感じもあって。
まあ俺が勝手にそうしてたんだけど。

こんなことになるまでまじめな話とか、
するの基本避けてたなーって。
引かれたり、嫌われたりしたらヤでさ。

[俺はきっと、止まる世界に文化祭を選ばない。
それは別に思い入れがないわけじゃなくて、
何て言うか根本的な所で
生まれてこなきゃ良かったんじゃないかなーって思ってるから。

……こんな話、やっぱり重いじゃん?]

(329) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



……だからなんつーか、
こんなん言ったら不謹慎かもだけど、
この場所に来て良かったなって、
今はちょっと思ってるんだ。


[寂しい俺達が、寂しさに少しでも向き合えるように。
現実に帰った時、少しでもましになってるように。
考える時間を与えてくれたのかもしれない。

……なんて、流石にちょっと
自分に都合が良すぎる考え方かな]

(330) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………。
なんかセーシュンって感じだ、そーゆーの。

[鳩羽のやりたいことを聞いて、俺はそう呟いた。>>261
この校舎よりも、あの夜のアパートよりも狭い部屋で
ぐだぐだにみっともない酔い方して、
相当情けないことも言うんだろうな。
けど、何だか楽しそうだ。]

あは。悪酔いしそ。
先に言っとくけど俺の話
だいぶ湿っぽいから。

……でも、いーね。悪くない。

[軽い口調で笑った後に、穏やかに目を細めた。
少し冷えて持てるようになった
ミルクティーのタブを開けて、
付き合わせるように顔の前に掲げる]

(331) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



俺も、帰りたいよ。
だから引導、渡そう。


[取り繕ってばかりだった俺達に。
これは別れを告げる乾杯。

……酒はまだ飲めない代わりに、今はこれで許して*]

(332) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 黒沢と ―

[思いの内を語る俺を、黒沢は静かに聞いてた。>>300
最後まで言い切って顔を見る。
俺の言葉に何を思ったのか、そこまでは分からない。]

……うん。

[言葉にしてみると自分がそう思ってるんだなって
すとんと実感を持って馴染んでくる。

多分現実も痛かったり苦しかったり、
泣きたくなったりすることばっかりだ。
やっぱり俺は嫌われるのが怖くて
びくびく顔色を窺っているのかもしれない。

でも、俺、そう言えばいつの間にか
周りの機嫌がそこまで気にならなくなってる。
単にそこまで気を回す余裕がなかったからだけど、
それでも案外平気なもんなんだなって、ここに来たから気付けた。]

(334) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そうだったらいいな。

[彼女の言葉に頷く。
10組の教室で話した時よりかは
前向きな返事を返して。]

俺、出来ないって思ってたことが沢山あった。
どうせ誰にも受け入れてもらえないって。
でも、死んでもいーやって思うんなら
逆にもう少し足掻いてみるのもありかなって。

それに、きっとここに居たら
永遠に大人にもなれない気がするからさ。

(337) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[早く大人になりたいねって黒沢は言った。>>2:606

高校を卒業したからって言って
自動で1人で生きていけるようには
なれないかもしれないけど、

それでも大人になれたらきっと自分で
息のしやすい場所を探すことも出来る。
…黒沢だって、そうなんじゃないのかな?]

(338) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

うん。わたし。

[ちょっと驚いたような黒沢に頷く。>>303
続いた言葉に俺は不思議そうに首を傾げた。]

………それは、帰りたくないってこと?

[現実では優しくない人に命令されてる黒沢。
別に帰りたくないって言ったって
おかしなことじゃないと思うけど。

微妙に話を逸らすような言い方をするのが気になって、
突っ込んで尋ねてみたけど、
被せる様に手首に言及されて気が逸れる。]

(339) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ああ、これ?
ちょっとその辺に落ちてるカッター拾って
世界の主はこれで自殺したのかなあとか
考えながら弄ってたらうっかり切っちゃった。

[ばれた、なんて言いながらへらへらっと笑った。
手当されてるから傷口は見えないし
そんなに痛々しい痕ではない筈だけど。**]

(340) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 音楽室 ―

[ころころと移り変わる音の洪水。
同じところを行ったり来たり、
かと思えば急に違う曲になったり。
多分人に聞かせるようなものじゃない感じ。
それでも俺は何も言わなかった。>>262

どれくらい聴いていたんだろう
ピアノから両腕を話した暮石が
こちらを向いて、目が合った。>>263

なんでそこに居るんだろう、とでも言いたげに
まじまじとこちらを見つめる。
いつかを思わせるみたいな挨拶に
ちょっとおかしくなって笑った。]

……どーも。

[だから俺もニヤリと笑って、いつかみたいに返す。]

(348) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

そっちこそ。
放課後の30分はとっくに過ぎてるでしょ。
それに、来るなとは言われてないし。

[結局暮石の方から条件の撤回は無い。
俺が聞きたくならない限りは来てもいい、
そういう約束だった筈だ。
俺は壁に凭れかかったまま、彼女の方に視線を遣った。]

音、聞こえたから。
聞きたいなって思って。
ここに来ると落ち着くんだ。

[惑って逃げ出した文化祭の日、
咄嗟に音楽室に足を運ぶくらいには
この時間は俺にとって静かな安堵だった。

暮石が何を思って突然弾き出したのか
それは分からないけれど、―…
何も言わず寄り添ってくれる。それはずっと変わらない。]

(349) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



俺。
暮石ちゃんのピアノが好きだから。


[ピアノを見て、彼女を見て、はじめて口に出してみる。

ずっとずっと思っていたのに、
こんなことすら今まで伝えたことがなかった。**]

(350) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ー 黒沢と ー

[俺も同じだよ。
死ぬなんて考えてなかったし、
痛い思いや苦しい思いしてまで
死ぬのが怖いから、騙し騙しで
消極的に生きてるだけだったよ。

でも、もしかして今まで俺が思ってたより
この世界は悪いものじゃないのかもって。
もうちょっとだけ、その可能性を確かめてみたくなった。それだけ。

強い、なんて思われてること
俺には分からないけどさ。]

(354) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[黒沢が首を横にふる。
それを見て俺はますます不思議そうな顔をした。
じゃあ帰りたいのかな、そんな風でもないなって。
......なんていうかあんまり考えたくない、みたいな、そんな印象を受けた。

俺がその違和感を深く考える前に
手首のハンカチに気づかれてしまう。

ふざけてバカやったって知られたら
怒られるかなって思ったから
俺は悪戯した子供みたいに首を竦めて黒沢の様子を伺った。
......こういう咄嗟にびくっとしちゃうとこは
すぐに変われるもんでもないよね。]

(355) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[でも黒沢から返ってきたのは、
ただただ心配そうな反応だった。
これはこれでちょっと申し訳ない。]

あー、平気平気。
そこまで痛いわけでもないんだー。
応急処置もしたし。

[正確にはして貰った、だけど。

笑ってひらひら手をふったけど、黒沢は半信半疑って感じだ。
かなしき日頃の行いである。
仕方ないので彼女の方に手を差し出して預け
納得するまで確認して貰うつもり。]

(356) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ちょっと切っただけでもけっこー血って出るんだね。
リスカなんてやったことないからびっくりしちゃったよ。
死因は出血多量が多いんだとか......
確かにこれで死ぬのは大変そうだもんな。

[黒沢が罪悪感を感じてるなんて微塵も思わず、そんなことを話したりして。**]

(357) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 深夜・鳩羽と ―

って、今更かよ!

[かなり前から遺書じゃね?って前提で話してたよ!>>258
ってツッコミはさておき。

鳩羽はさあ、
何だかんだ言っても面倒見良くてさ、
まあ茶化したりはするかもしれないけど、
人のマジな悩みを笑ったり嫌ったり
するような奴じゃないってこと
俺、たぶんどっかで薄々分かってたよ。

分かってたけど、壁を作って線を引いた。
見て見ない振りをしてたんだ。全然強くなんかないよ。
だから今こいつが言うこと、すげーわかる。>>360]

(401) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[だから、]

それな。

[って短く相槌を打った。>>360
ああ、これもいつかの時みたいだな。]

(402) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………… うん。

[にっと笑う鳩羽に、ありがとうの代わりに
静かに微笑んで、缶を掲げた。>>361

甘いココアとミルクティーは
まだまだ子どもの味かもしれないけど
訣別の夜にはちょうどいい。]

レンっぽくないレンの話も聞かせてよ。
泣いたり怒ったりしながら、まじめな話をさ。

[俺はまたひとつ、未来の話をする。
痛くて苦しい泣きたいだけのことからも
ビビって逃げ出さずに向き合えるように。

缶を傾ければ熱い液体が喉を通って
腹の奥に溜まっていく]

(403) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうしてもう少し幾つか、どうでもいいような話をして。
鳩羽が卒業後のことについて話す。
進路については既に聞いていたけれど、

家を出るつもり。>>364

それに少しだけ目を丸くした。
鳩羽家の親子喧嘩がどう帰着したのか、
俺は結局聞いていないんだけど、
鳩羽なりの決意なんだろうなって感じた。

良いと思うよ、距離を置いてみるのも。
実の家族だからこそ受け入れられないこととか、
離れてみてはじめて見えることだって、
きっと色々あるんだろうなって思うから。]

(404) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ちなみに俺は親が県内の大学であれば
学費を出してくれるらしいから、
卒業後はそこに通う予定。
別にそんなんいーよ働くよって言ったんだけど
学校はちゃんと出ておけって…………

…――――親か。

反抗期で家出した鳩羽には
もう少し粘ってみれば、なんて言ったけども。

自分のことについては考えたことなかったな。
もうとっくの昔に壊れてて
取り返しがつかないものだと思ってた。

でも、違ったんだろうか。分かんないや。]

(405) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんなことが頭に過ったのを
見透かしたように鳩羽が言うものだから。
温かく感じるのは多分ミルクティーのせいだけじゃなくて。]

あはは。頼もしいな。
その時はよろしく世話になるよ。
賑やかしは任せて。

俺、そういやちゃんとした反抗期って
迎えてない気するし。
ここらでやっとくのもありかもな。


[なんて、やっぱり調子を合わせた。
もし家出するようなことになったらさ、
今度は逆に鳩羽のことを拝む羽目になるのかね?
レン大菩薩とか呼ばねば。なーんてね。*]

(406) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 17時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

ー 黒沢と ー

.....はーい。

[黒沢は怒ってないようだったけれど
柔らかく釘を刺されたような気もするので
大人しくいいこの返事をする。

手首を差し出して検分して貰えば
若干疑わしそうだった黒沢も
納得してくれたっぽかった。

俺が自分でやってたらダメ出しくらってそうだけどね!
改めて炭蔵様々である。]

(418) 2021/06/13(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


うん、気を付けるよー。ごめんごめん。
そのへんは大丈夫、俺
そーゆータイプじゃないから。

[さっきはあんなこと言ったけど
基本的には痛いのも苦しいのも嫌だ。

こんな状況にならなかったらきっと
手首自分で切ろうと思うことなんて
なかっただろうと断言できる。

なので、普通にそう返してへらへらしてたけど。
続いた言葉にはやっぱりちょっと違和感。]

(419) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


......そうなんだ?


[死ぬためにやるものじゃない、
かどうかなんて考えたことなかったよ。
それこそドラマで見る印象しかなかった。

黒沢の言い方はなんか、
まるで経験したことあるみたいな。]

死ぬためじゃないなら
なんのためにやんの?リスカ。

[あくまで一般論として、って顔をして俺は尋ねる。**]

(420) 2021/06/13(Sun) 18時半頃



[ 物言わぬマネキンに聞く耳はない。
  何を言っても、何が届くこともない。]

 



── 現在 ──

  向井くん。……ただいま。
  反省部屋って何、それ。


[ 声を掛けられた方を見上げて
  くすくすとそう笑って返す。
  反省部屋って向こうの世界じゃないの?なんて。]


   ……いつの間にこっち帰ってたの。
   もしかして、同時だったのかな。


[ それなら私の死に様は見られてないってことで、
  それはそれで良いのかもしれないけれども]



[ もう1人。
  ひとみの姿を見つけたならば、
  ただいま、とゆるく手を振って微笑んで。

  ひとみに言いたいこと、相談したかったこと、
  あったんだけどさ、無くなっちゃった なんて。

  だから結局私の悩みの本当の形は
  きっと誰も知らない。]*
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 音楽室 ―

[今まで言う機会がなかったのはさ。

最初にここで会ってピアノのことを聞いたとき、
暮石があんまり触れてほしくなさそうだったから。

なんであの日ピアノを弾いてたのか、
なんで隠れてピアノを弾いてるのか、
なんで少し間を開けて来た時ほっとような顔をしたのか、
なんで気紛れに声をかけてくれたのか、
俺は事情を何も知らない。

知る必要もないと思ってた。
なにか余計な言葉を差し込むことで
穏やかな空間が壊れてしまうことを恐れた。

それくらいには俺にとっても大事な時間だったんだよ。
追い返されないことにも安堵していた。
暮石はそれを知らないだろうけれど。>>376]

(448) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[今までたくさん、たくさん、
ひとにすかれるための「すきだよ」を振り撒いて
本当のことは隠す癖がついてた。

思ったことをそのまま伝えるの
ずいぶん長いこと忘れてたんだ。

「すきだよ」と言って、
「    」と返して貰うこと、
それだけのことが俺にはひどく難しくて、だから。

その時の俺は柄にもなく緊張して、
手にじわっと汗をかいたりしながら、
でも視線をそらさずに暮石を見る。

音楽室に不揃いな音が鳴り響いたあと、>>378
彼女の顔がくしゃりと歪んで、泣くように笑った。>>379]

(449) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



   [―――………]


 

(450) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  [暮石の声は震えていた。>>381>>383]

 

(451) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


―――そ、か。
そうなんだ。


[なにかずっと胸につかえていたものを
吐き出すかのように紡がれた言葉は
俺の鼓膜を震わせて、夜の空気に融ける。]


………いいね。素敵だね。


[慌ててピアノに向き直る暮石に、
ただ一言、そう零して。]

(452) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、ピアノが再び旋律を奏で始める。>>384

聞き覚えのあるメロディーは、
確か文化祭の後の月曜日、
膝を抱えて聞いたものだった。

これはきっと、俺の為に弾いてくれている曲。
そう理解したから、
音楽室の床に座り込んで、静かに耳を傾ける。

所々つっかえながら進む曲に、
ゆったりと身体でリズムを取りながら聞き入って。
曲が終わった後、ぱちぱちと手を叩いて立ち上がった。]

(453) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[良かったよ、っていつもみたいに言おうと思った。

でも、その前に暮石が話しだしたから。
俺はそれを黙って聞いて、
今度はさっきの暮石とは逆に
驚いて目を見開いた。>>385

どうして暮石のピアノが好きだったのか。
理屈じゃなくて、技術でもなくて。
からっぽな自分に嫌気がさした時
心を埋めて貰えるような気がしていた。

でも、それは俺が勝手に求めてるだけだから。
暮石が喜んでるだなんて
今まで考えたことは無くて……]

(454) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[………そっか。

「嬉しい」と思ってくれるのか。
「俺で良かった」と言ってくれるのか。
俺の「すき」も、ちゃんと届くことがあるんだ。

その事実がただ胸の奥を揺らして、
今度は俺が泣きそうになってしまう。
眉を下げて、こくりと首を縦に振った。]

(455) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……………うん。
俺も。好き。…だったよ、この時間が。


また来る。
また暮石ちゃんの演奏、聞かせて欲しい。
またこうして………

俺の為に、弾いてくれる?


[今じゃない、この先のどこかに。
もうひとつ、未来の約束を乗せる。*]

(456) 2021/06/13(Sun) 21時頃

 ── 現在・病院 ──


  んー……、
  あの場所。ヒントだったのかな。
  だとして、なにも気づかなかったね。
  ──って話。

  気づかなかったのか、
  気づかないフリをしたのか、
  ……そのへんの差はあるかもだけど。


[ だから、落第生の反省部屋。
 小さく立てられた笑い声に、
 慎一も少し笑ってそう答えよう。]
 



[ いつの間に。という問いには、
 そういえば。と思い出すことがある。]


  ……いわれてみれば。
  俺、綿見の人形は見てない。

  9時前に集合しようって言われて、
  その直前まではいたんだけどなあ。
  ……少し前≠ニかいい加減な決め方するから。


[ まるで自分が今ここにいるのは、
 あの大雑把な集合時刻のせいみたいに言う。
 そんなことないのもわかってるんだけどね。]
 




  ……だから、
  チャイムが鳴るとだれかが帰る、なら。
  2日目の夜かな。午後8時50分。


[ 同時だったのか。という問いに対して、
 正確な時刻を告げる必要があるかはさておき、
 それが慎一の性分なので勘弁してほしい。

 それから、慎一は少し考えて、
 少し慎重な声色で綿見に尋ねてみよう。]
 




  最後さ……その、
  綿見もやっぱり、死んだの?


[ 番代はあまりその話、したくなさそうだしね。
 綿見もそうだというなら無理強いはしない。

 ただ、ほら。あれって結局何だったのかな。
 いなくなった人、それぞれの形をしたマネキン。

 喉元のかきむしったような痕。
 襟首の詰まったセーターに少し隠されたそれを、
 肌に残ったざらざらとした質感を、
 手持無沙汰に撫でながら、綿見を見下ろして。*]
 


[私が校舎からいなくなってから後のことは知らないけど、
向井くんと茉奈ちゃんが続いたのかな、ということは察せられた。

自分のマネキンについては考えても、
皆にお見苦しいものを見せたんだろうなという気持ちだけがあって、
その謎が気になるというわけでもない。
私が見たマネキンは利美ちゃんのアレだけだったしね。]


[茉奈ちゃんにあの校舎の中でカマをかけたっきり、
彼女には何が聞こえていたかも知りようがなく、
何も無ければ、それでいいなとも思う。

しばらく、待合室の椅子に座って2人の話を聞いていただろう。
高校に入ってから繰り返してきた癖で、
1人きりになるとぼたんが話しかけてきそうだったから、
あまり離れた場所に孤立しないよう、意識しつつ。*]



[ ヒントだったのかな、と。
  誰があのメールを送ったのかということ。
  それが誰か、私は全く考えなかったわけでは
  無かったのだけれども、]


  図太いひとなんじゃないかな、とは、
  ちょっと思っていたけどね。

  なるほど、それが誰なのか
  当てられずにこっち戻って来ちゃったから。


[ まあでもあと5人居るし。
  あれだけ減ったならば誰かがきっと
  颯爽と当ててくれるよ、なんて無責任に思う。]
 



[ 私の人形を彼が見てないように、
  彼の人形も私は見ていないから、
  彼が一体どんな顛末を迎えたかは分からないが。]


  時間がその辺なら、私もその時間かな。
  集まろうって言ってた炭蔵くん無視して
  出ていっちゃったし。


[ ちょうどそのくらいの時間だったかも。
  だとしたら何かに誘われて
  私はあんな行いに及んじゃったかな、──なんて。

  死んだの、と。
  おずおずと聞かれたならば
  何でもないようににっこりと笑って。]




  そうだね。死んだよ。
  死ぬってあんな感じなんだねえ。初めて知った。
  いや、あそこは現実じゃないし、
  本当に痛みを伴っていたかもあやふやだけど。

  それでも、死んだし、殺した。
  痛かったし、苦しかったかな。


[ お腹のあたりをなんとなく、そっと撫でつつ
  どこか晴れ晴れとすらする様子で。]
 
  



[ でも、詳細を語ろうとはせず。]


  …… 向井くんは、どうだった、かな。
  やっぱり苦しかったと思うけど。


[ クレープの味はどうだった?って
  そう言うように、訊いてみて。

  まあ、答えなくても良いけどね。とも言いつつ。
  きっとぐちゃぐちゃになったのかな]*
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 黒沢と ―

[あくまで一般論としてのリスカの話。>>422
黒沢の説明に俺はへえーって言いながら聞き入る。]

そーなんだ。なんかちょっと怖いな。
やらないと落ち着かなくなるとか、
そんな感じなのかな。

[歯止めが効かなくなる、って
あながち間違いでもないのかもしれない。

睡眠薬がないと眠れなくなるとか、
アルコールがないと手が震えるとか
そんな感じに近いんだろうか。
俺にはやっぱり想像するしかないんだけどさ]

(463) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……でも、
身体傷付けて安心するって、
やっぱあんまりいい状態じゃないよね。

世界の主も、そうやってすり減った心に
身体の方が耐えきれなくなっちゃったのかな。

[ある日限界を越えて死んでしまった。のか。

なんにせよ隠された黒沢の跡は俺には見えないから
それ以上俺が不審に感じることは無かったと思う。
暫し会話をかわしたあとは、
別れてその場を後にしたことだろう。*]

(464) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時半頃


 ── 現在・病院 ──


  図太い人ぉ?
  なんつーか、そっか。
  見え方ってちげーもんだね。


[ 少なくとも番代と話していて、
 そんな話にはならなかった……と思う。

 椅子に腰かけた番代をちらりと見て、
 なんていうか、同じ落第生でも、
 出した回答は三者三様……なのかもしれない。]
 




  それも勝手な憶測だけどさ。
  少なくとも、呼んでくれたんだし。
  そういう話をしてたとこ。


[ 今度は誰が当てるかの予想大会は始まらず。
 慎一は相変わらずなんとなく立ったまま、
 座っている女子たちを見下ろしている。]
 




  ……無視したかあ。
  ユーガ今ごろ泣いてるかもよ。

  ……つってもさ、
  集まったって無意味だったのかもね。
  どうしたって帰らされてた気もする、し。


[ 炭蔵が泣いているとは1ミリも思わないが、
 彼を不憫に思ったのははじめてかもしれない。

 無視した結果の今ではないかもしれないが、
 できれば次からは謹んで辞退とかにしようよ。]
 



[ 「死んだの?」慎一の問いも直球だけど、
 綿見の返答も大概ストレートな豪速球だ。
 「死んだ」「殺した」物騒な単語の羅列に、
 つい疑問を挟んでしまったりもするんだけど。]


  殺した……? なにを?


[ だってさ、帰ってきたのは綿見ひとりでしょう。
 あの時間に帰ってきたのは、慎一を入れてふたり。

 何に会うこともなく、ひとりで沈んだ慎一には、
 もうひとり帰ってないと計算がズレない? って、
 純粋に疑問に思えて仕方ないだけだから、
 語りたくないならコレも無視を決め込んでくれていい。]
 



[ とにかく、会話にはままあることだろうが、
 同じ問いが慎一にも跳ね返ってくる。]


  ……苦しかったなあ。
  やっぱり夢じゃないなって、
  あんとき改めて思ったかもしんない。
  苦しかったし…………、


[ クレープの味ほど軽やかに語れないかな。
 指先で傷跡をたどりながら、
 慎一はあの瞬間のことを思い返している。]
 




  むなしいね。って、
  だいぶ前、俺に言ったでしょ。

  むなしかったよ。
  あの場所で死んでいくのも。
  今も少し、むなしい。自分がね。


[ 確かにぐちゃぐちゃにもなったけどね。
 今の慎一は割と淡々とそう言って、
 泣き出したりはしないので安心してほしい。

 別にこれは今となっては、
 何がなんでも隠したいモノでもなくて、
 番代がいるのもわかって、そのうえで、
 慎一はそんな漠然とした答えを返してる。]
 




  綿見は──、あ、いや。
  無理に聞こうってわけじゃなくて。


[ 根に持つタイプでごめんね。
 慎一はあの日のこと、忘れちゃいない。

 結局あの言葉の真意やなにやら、
 わかんないまま豹変されるのを警戒して、
 気づけば普通の級友の距離で会話してる。
 そんな数か月だったなあって思っただけ。

 それと、なんだろう。
 もうごまかす理由もない気がした。
 声に出してしまえばそれが本当になるようで、
 あのときは頑なに認めることもできなかったけど。]
 



[ つい聞き返してしまったけれど、
 これも、お得意の無視としてくれてもいいよ。
 ……や、これは別に嫌味とかじゃあなくって。

 ゆるりと会話の向く先を変えようと、
 慎一はそのとき思い出したように言う。
 ……実際、そのとき思い出したんだけどね。]


  ……そういえば、
  クレープもパンケーキもうまかった。
  夕飯に困んなくて助かってたんだよね。
  あれ、綿見でしょ。ありがと。


[ 番代はパンケーキのこと知らないだろう?
 羨ましがってくれてもいい。あれはうまかった。]
 




  俺、飲み物買いに行くけど──、
  ほら、外出たとこの自販機。

  なんか買ってこようか。
  お礼。番代もついでに。


[ あくまで綿見にはお礼として、
 番代はついでだよって言っちゃうから、
 慎一には浮いた話がないんだろうな。
 ……それ以外の原因からは目を逸らしつつ。

 でもまあ、対価を払う気はあるよってこと。
 どこまでいっても無償のナントカには縁遠く。

 ラインナップまでは覚えてない慎一は、
 ほらあっち、って入口のほうを指さした。*]
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― それから ―

[鳩羽と出て戻ってきた後は
毛布にくるまって比較的穏やかに時間を過ごしていた。

休憩室の炭蔵は起きていたのか
起こしてしまったのならごめんって謝って
おやすみ〜って声をかけたりしただろう。>>447>>457

普段寝付きがいいはずの俺は
浅い眠りと覚醒を繰り返しながら
朝日が昇るまで毛布にくるまっていた。]

(506) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[はた、と目が覚めれば
同じ部屋で寝た筈の二人の姿はそこになかった。

目を擦って、コートを羽織って、休憩室の外に出る。
しんと静まり返った校舎。

ふと思いついて、
廊下に無数に貼り巡らされている写真から、
一枚剥がしてポケットに入れる。
最後に皆で撮った打ち上げの時のものだ。

静かな校舎内をぺたぺた歩いて、階段を上って3Fへ。
そこでふと、妙に寒いなってことに気付いた。
いつの間にか窓が開いていて、
外から雪が舞い込んでいる。]

(507) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[閉めようと窓に手をかけて、異変に気付く。
誰かが窓の外に立っている…いや、
浮いているのかなって最初は思ったんだけど。

気付けば一面雪景色みたいな
真っ白な空間の中に俺は立っていて。
すぐ近くに誰かの人影があった。

そこに居る筈なのに、よく顔は見えない。
くるくる姿形を変えるその影は
妙齢の女性のようにも、中年の男のようにも、
学生の女の子のようにも見えた。]

(508) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


『話しかけないで』 

  『どうしていい子に出来ないんだ』

              『顔も見たくないよ』

(509) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



     『―――大嫌い!!』


 

(510) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ぐるぐるとどこからか響く声に、足が竦むのが分かった。
上手く息が出来なくて、はくはくと浅い呼吸を繰り返す。

何だろう、これは。
何を見ているんだろう、俺は。

今すぐ踵を返して逃げ出してしまいそうになるのを
必死に堪えて顔を上げた。口を開いた。

ちっとも笑ってない顔で
あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出す。

――――嗚呼、そうだったね。
これが俺の痛くて苦しい、ままならない『現実』。]

(511) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ごめんね。傷付けてごめんね。
上手く出来なくてごめんね。
自分のことで精いっぱいで、
他の人のことまで上手く
考えられなくてごめんね。

愛するのも愛を受け取るのも
へたくそな俺でごめんね。]

(512) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


   [………でも。]

(513) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[世界の人間には二種類いて、
俺のことを好きな人とそうじゃない人。
雑にラベリングして、怖がって何もかも見ない振り。
でも、そんなに世界は単純じゃなくて。

居場所を作りたいと言ってくれた奴がいた。
俺で良かったと言ってくれた人がいた。
一緒に泣いて笑いたいと言ってくれる奴がいた。
嫌ったりしないと約束してくれた人がいた。

たくさん、たくさん、上に挙げた以外の人たちだって
自分だって悩み事だって辛いことだってあるはずなのに、
もっと前から今まで、色んな気持ちをくれていて、
俺はそれに気づかなかったね。ずっと。]

(514) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[人影を見る。
ちっとも笑ってない顔で
あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出した。]

(515) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



………でも、 でも。

俺は好き、だった。好きだったよ。ごめんね。
好かれたかった。

……………ごめんね。

(516) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[馬鹿で怖がりで身勝手な俺だけど、
たったそれだけのこと、
言うくらいは許して貰えないかな。

こんな俺でもいいよって、
力になりたいって、話を聞きたいって、
言ってくれた奴らがいたんだ。


……だから、俺。ちゃんとやるよ。
今すぐには無理かもしれないけどさ。
ちゃんと誰かの痛みにも、向き合えるようになるよ。]

(517) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[自分でも気づかないうちに
いつの間にか泣いているみたいだった。
しゃくりあげながら人影に向けて、
手を伸ばせばがくんと上体が揺れた。

気付けば窓から身を乗り出すようにして立っている。
なるべく下を見ないようにして、そのまま。
一思いに地を蹴った。]

(518) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[朝の8時50分。
チャイムが鳴り響いた直ぐ後に。



――――――どしゃ。


どこからか鈍く、
大きな塊が落ちたような音がする。]

(519) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[きっと窓から外を覗きこんでも
何かを見つけることは出来ないけれど。

けれど、3Fの廊下のどこか、
何故か開け放たれた窓のすぐ近くに
手足の折れ曲がったマネキンが
雪を僅かに積もらせて倒れている。

顔の部分だけがまるで溶けたように
ごっそりと抜け落ちていた。]

(520) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[世界の主さん。
きみの正体を、俺は少しだけ勘付いてもいるけど。
感謝も心配も何もかも、もう少し後にとっておく。

バイバイは言わない。
楽しかったよ、また後で**]

(521) 2021/06/14(Mon) 00時頃


[ そう。図太いひと。
  これだけ大掛かりに死ぬよーって宣言して、
  あんなメールまで残しておくような。

  ともかく、そんな話をしていたらしい。
  もうあそこから醒めてしまったから
  そんな話は出来ないかとも思ってたけど、
  ばっちり全部覚えているものだから。

  よかった、とも、どうとも取れる。]
 




  炭蔵くんの泣き顔?
  それはレアだね、是非写真に残さないと。
  ……まだあそこに居るんだろうけどさ。

  まあ、それはそうだと思う。
  ゆっくりゆっくり、形を変えていたし。
  世界にも受け入れられる上限があったりする、
  そういうことなのかもね。


[ さて。死んだけれど、殺した、とも言った。
  驚かれるのも無理は無いだろう
  けれどたしかに私は殺したのだから、
  くすくす笑って、お茶を濁しておくだけ。]
 




  ただの夢では無いだろうし。
  やっぱ、苦しい目にあってこっちにきたんだ。

  それでも死んだけど死んで無いって、
  変な感じするよね、……。


[ ちゃんと答えてくれてよくできました。
  なんて、じっと向井くんの指の先を
  なんとなく見ながら、

  いつか話した言葉について言われれば、顔を上げ]
 




  ああ、そんなことも言ったね。
  なんだかもうそれすら懐かしいけど。

  そっか。やっぱり虚しかったよね。


[ 淡々と。泣きそうにもなくそう言う姿に
  吹っ切れちゃってまぁ、なんて思いつつ。
  泣いてくれてもよかったんだけどなあ。

  彼もまた、死ぬことで何か変わったのだろうか。]
 



  …… 私?
  私はずっと諦めて虚しくてだったからね。
  似たようなものだよ。
  頑張りたかった。でも無理だった。諦めた。

  向井くん、認めないで堪えて頑張ってたから。
  まあ、……ちょっと意地悪したくて?
  頑張るのやめちゃいなよー……ってさ。 
  頑張り続けるの辛いじゃん。 それだけ。


[ 我慢の皮が剥がれてぐちゃぐちゃになった
  素直なその下を見て見たかったから、なんて。
  そう、言うなれば引きずり下ろしたかっただけ。

  ただの意地悪だよ。ごめーんね、と。
  そこまで反省してない様子で言って。]




[ いきなり話題が変わっても、
  まあこれ以上は泥沼かもしれないからね。
  深入りしすぎない方がいいこともある。]


  ああ、食べてくれたんだ。
  それは良かった。……ありがとう。


[ この礼だけは、少しだけ黒い視線は
  和らいだものになって。
  やっぱり、ね。自分の作ったものだ。嬉しいから。

  飲み物を買ってくれると言うならば
  それに甘えさせてもらおう。]
 




  じゃ、カフェオレお願いしまーす。


[ 多分あった気がするから、と。
  雑な注文をひとつ投げかけて]*
 


[向井くんと茉奈ちゃんの会話を聞いている。
盗み聞きするような意図は無いから、耳を澄ましているわけじゃない。
聞こえた内容をただただ、聞き流している。

楽しいことだけを享受しようと振る舞ってきた私。
クラスの誰と誰がどんな秘密を共有しようと、介入できないものもある。
……女子グループって噂が早いし、聞き流し慣れてるってのもあるけどね。

だけど、あの世界で食べたもののことを聞けば、
釣られてしまう魚のようにそちらを向いてしまう。]



 パン……ケーキ……?

[何それ。食べてない。
いいなーと羨みの視線を隠さずに2人に向ける。]

 あ、クレープ美味しかったよ茉奈ちゃん。
 ありがと!

[こちらに帰る前日の夜にいただいたクレープのお礼を、
ちゃんとしていたか、し忘れていたか、
覚えていなかったので、改めて伝えよっか。]


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