10 冷たい校舎村9
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── 午前廊下・ノエ ──
[最初のときは、ユキが全部やったらしい>>3:636 へえ、そっか、って目を瞬かせたけど、 意外とかはあんまりなかった。
だって、あいつはそーゆーやつ。 見た目とか、風評とかじゃあなくて、 本当はしっかり者なんだぞ、って 俺はユキのこと、1年ときから知ってるから。 なんだかユキが褒められてるのを聞いて、 自分のことみたいに嬉しくなった。 ]
うん、凄い。
[元気無くったって、こういうときにはしっかり笑える それは鳩羽憐の、きっと良いところ。]
(15) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ノエの希望的観測には>>3:638 帰れてるといいけどさ、って曖昧な返事をひとつ。 いつだって希望は持ちたいけれど、 考えちまうんだよなあ、あんまり無い頭で。
そんな今度は俺が話す番で、 笑いたい理由。笑っていたい理由。 ノエに一歩踏み出した話が、>>3:640 まさかノエにとっては二度目ましてだなんて知らないけど まあ似た者同士なんだ、って笑ってあげてよ。
あいつと似た者同士なのは、俺も嬉しいからさ。
──── そしたら、ノエが話す番。 バトンはないけど、ぽんぽんそれは受け継がれてく]
(16) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ただ、黙って聞いていた。 あの鳩羽憐が黙って話を聞くだと?なんて 煩いな、今は茶化さないでくれ、って。 誰の口から出たわけでもない天の声に俺はツッコむ。
誰かの役に立ちたい、って ずっと、ずっと思ってたからさ。
俺の取り柄はそのためにあるんだ、って そう思って生きてきたからさ。
俺のことを考えたい、寄り添いたい、って 逆側の視点に立って想う、っていう話 あんまり考えたことなかったなって気づくよ。
太陽はいつだって照らす側に、在るものだから。]
(17) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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ありがとう、……っていうのも、 うん、なんか恥ずいけど。
そういうやつ、居たらいいなあ、とも まあ、……うん、思うけど。
[って、言いたいこと言ってから、 やっぱりちょっとだけ自然に、笑って。]
(18) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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でもやっぱり難しいな たぶん、そうやって寄り添ってもらったら そいつつらくねーかな、とか 迷惑かけてねーかなとか思っちゃうし
それで悲しい顔されたりしたら、 俺たぶん、やっぱりさ そいつに「大丈夫」って言っちゃいそうだから
[難しい生き物なんだよ、俺は。 こう見えて。こう見えて。大事な事だから2回言ったぞ]
(19) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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うん、でも覚えとく。
…………あの、昨日のメールじゃねえけどさ 耐えらんねえって思ったときに、俺。 いつかそうやって ちょっとでも重荷を預けられたらさ、 いいなって、思うよ。
ちゃんと笑うだけじゃなくてさ。 泣いたり、できたらいいなって、思う。
(20) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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俺さ。 この世界の主じゃねーって 割と自信持ってさ、言えるんだけど。
だけど、なんかさ、 ちょっとだけ気持ち、わかった気がするよ 耐えきれなくて、限界を迎えた時、 どうなるのか、ちょっと想像できたから。
(21) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[学校サボった鳩羽くんは、いまは、自然に笑える。 自然に笑って、自然に表情を作れて。 大丈夫、今なら、自然に寄り添える。……なんてね
傲慢かもさ、しれないけれど。]
ノエはさ、そーゆーとき、 頼れそうな、相手、いる?
[さっきできた心からの友達の話、聞けた? それともまだ自信はなさそうだった?
もし、居るって言われたら「良かった」って言うし そうじゃないなら「見つかるといいね」って。 きっと、俺は、ノエと俺自身に向けて、そう言うよ。]*
(22) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 00時頃
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── 20:50 ──
[ところでさあ。 20:50に集まっとこって言ったの 一応俺が言い出しっぺなわけ。
ぶっちゃけ、あんまりやることもないし、 20時過ぎくらいからずっとさ、教室にいたんだ。
黒板に書かれてる以外の人形が増えた話はないし、 人形以外の全員の生存確認はさ、 人聞きでも構わないけど、出来てたはずだから。 20:50まではさあ、何も起こらないって。 ちょっとタカを括ってたところもあるわけ。
勿論自分が殺される可能性だってあるけど みんなが居ればさ、飲み込まれないだろ、って。]
(23) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[でもさ、約束の時間が近づくにつれて、 やっぱり何人も人の姿が見えないとさ、 ちょっと気になるわけじゃん。
ユーガくらいはそこに居てくれた?? 言い出しっぺ二号だから、居てくれるよな??? 流石に誰も居なかったら本当に焦っただろうし
でもまあ、数人しかいなかったとて、 あいつはどうした、あいつは、って 俺、自分の席から何度も扉の方確認して そいつらが入ってくることを、心待ちにしてた。
それでも、時間は刻一刻と過ぎるんだ。 そして無慈悲なチャイムが、鳴った。 ]
(24) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[今、誰が居なかった?
マナがいない。シンがいない。メイがいない。 それから ─── ]
なあ、みんなは、
[逆にそこには誰が居た? やっぱり俺一人?だったらこれは独り言。 そうでなければその誰かの生存確認だけは、して。]
(25) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[ 廊下に飛び出る。 最初の異変はすぐに、気づいた。]
(26) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真 写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
それはすべて3-9の写真。 クラスの集合写真もあれば 俺の変顔だって絶対ある。
見慣れた写真が、そこにはあって ]
(27) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[それにさ、目を奪われたせいで、 一瞬、気づくのが遅れちゃったんだ。
次に見渡したのは2Fの廊下。 こっちに向かってきている影はさ、無いはず。 ………………なんだけど。
なんで、廊下のあそこ濡れてるかなあ? 俺は、まっすぐに、そこへ向かうよ。 ]*
(28) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 00時半頃
— 病院・集中治療室前 —
[どうやら手術による傷の修復は済んでいて、
後は意識が回復するかどうかの瀬戸際であり、
集中治療室で可能な限りの処置を行なっているところらしい。
聞いた話では、自殺に使用したものはカッターナイフ。
それは知らなかったはずなのに、知っていた気がした。
だって、あの校舎の床に散らばっていたものが印象に残らないはずがない。
校舎の中での乃絵ちゃんにおかしなところはなかった。
利美ちゃんともそれは見解が一致していた。
……いや、思い当たるなら、むしろそれ以前から。]
[夏でも長袖を着ている乃絵ちゃんを、
長袖族だーと呼んで笑ったことがあるけれど、
衣服の自由なんて当たり前だし、気にしないようにはしていた。
夏でも肌を出したくない子なんてよくいる。
だけど今にして思えば、そうだ。
カッターナイフといえば、手首を切るあの行為。
ずっとその傷を隠していたのなら……?
想像するだけで血の気が引く。
私にはそんな覚悟が無かったし、やろうとしたらぼたんが止めていただろうから。]
[利美ちゃんとの話が終わって、
落ち着かない気持ちを抱えたまま周囲を見たら、
見知らぬ大人の女性がそこにいた。
もしかして、と思ったので、
私は先に自己紹介をする。]
3年9組の番代ひとみです。
乃絵ちゃんのクラスメート、です。
あなたはもしかして……。
[黒沢乃絵の母親、とその人は教えてくれた。]
[乃絵ちゃん、家族が心配してるじゃない。
早く帰って来なきゃだめだよ。
……家族からの愛を知っている私は、
最初、能天気にそんなことを思った。
でも、よく考えたら、
乃絵ちゃんの父親らしき人は、見当たらない。]
[それ以上、余計なことを聞くのは憚られた。
黙りこくって、静かに佇んで待ち続ける。
利美ちゃんはあの校舎にいた他の皆にも連絡してくれていたらしいので、
きっと皆も帰って来て、集まってくれると信じている。
でも乃絵ちゃんが帰れるのかどうか、
それだけは、私にもまだ分からない。**]
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[ それ がなにか、すぐ判っちまったんだ ]
(29) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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靴。乾いたんじゃなかったのかよ。
[しっかり履かれた上靴、なのにさ、 なんでお前の足、濡れてんだよ。]
(30) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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隠れたって、見えてんだよ。
[俺とそんな変わんねえ身長のくせにさ そんなところで縮こまって、どうしたんだよ。 かくれんぼか?ばかじゃねーの ]
(31) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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なんなの屋内で雨でも降ったの?
[お前さ、運がいいんじゃなかったのかよ 今日アンラッキーかよ、ついてねーな]
(32) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[もうさ、俺、判ってて。 そこに、「なに」があるかってこと。
「だれ」がいるか、なんて、絶対認めたくなくて だってほら、今日だって、ずっと。
ずっとさ。そこにあったじゃん「日常」。 ずっとさ。そこにいたじゃん。おまえ。]
(33) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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『 なんで 』
[なんでさ。 この台詞を俺が言わなきゃいけねえんだよ。]
(34) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[なあ、昨日さ、俺ノエに話したばっかなんだよ 耐えらんねーときにさ、泣きたいってさ。>>20
………でもなんで。なんで? こんな早く耐えられないって感情が、 俺の中に生まれる、って思ってもみなかった。
なんで。なんで。なんで。
トシミのときは、すげえ怒ってたし。 リツのときも、ひとみのときも。 やっぱやりきれねえ気持ちはあったけど。
なんで。なんで。なんで。 ]
(35) 2021/06/12(Sat) 00時半頃
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[ なんで。俺は。 シンだけはずっと 「いつもと同じように」そこにいるって 心のどこかで思っちゃってたんだろうな。 ]
(36) 2021/06/12(Sat) 01時頃
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[規則正しくて、いつも同じパンを買って。 いつも同じように飯を食って。 いつも同じように靴を履いて。
いつも同じように、ずっといるんだ、って 思ってたものの存在が感じられなくなって
俺、多分豊高に来てからさ、 今、初めて涙を流してる。 ]**
(37) 2021/06/12(Sat) 01時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 01時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 01時頃
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── 現在 ──
[教室から出た時、 背中に受ける声は聞いていた>>61 けれど、立ち止まれなかった。
立ち止まったのは「それ」を脳が理解したとき ユキではない気配を、背後に感じた時。>>39 妙な気遣いをユキがしているのは、知らない。>>63]
────── 、
[寒そうだ、と小さな声が言う。>>40 それから、タオルの提案も。]
(78) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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うん、
[眼鏡をちょっと外して 手の甲でぐっと目元を擦って。 俺勉強そんなしねーくせに目悪いんだ。 だからちょっと視界がぼやけてんのは、 眼鏡外したせい。
鼻の上に皺が寄るように ずず、と鼻を啜って、深呼吸。
改めて眼鏡を掛けたら、いつもの鳩羽憐の出来上がり ……のはずなんだけどな。うまくいかねーや。 涙だけはかろうじて止めることは、できたけど。 いまは、かろうじて、止まっているだけ。]
(79) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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持ってこよ、タオル。
[背中に手が触れてる間、 じんわりとそこだけ「生きている」 ようやく隣に並んだ、メイを見下ろして、 これはほんとに、ちょっとだけ笑って ]
……タオル必要なのどっちだよ。 寒そうなの、どっちだよ。
[なんで? 今日はやっぱり校舎内でも雪模様なの?]
(80) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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[そこにあった「いつも」が失くなった 喪失感がでかすぎてさ、俺はさ、 メイの表情までは「見てなかった」と思う
いつもだったら 俺が大丈夫かって、 声、かけてたかもしんねーのに
今は、太陽は月のこと、照らせなくって。
そこに叶えたい「また今度」とか>>3:591 堪えきれない罪悪感を抱いてることとか>>11 そういうの、ちっとも気づけなかった。]
(81) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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[ああ、でも。
表情までは気づけなくっても メイが抱えてる丸い荷物は気づいたから(物理)
それ何?って多分聞いたし、 それがコートだって知ったら、 なんで着ないの?って 当然のように聞いたと思う。 だってその髪の毛。超寒そうだし。
校舎内とはいえ、暖房の効いてねえ場所はさ 外の冷気でめちゃめちゃ冷えるから。 ]
(82) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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[そんでさ、 そのコートが使い物にならなくなったって知ったら とりあえず、教室にコートが置かれるのの代わりに、 自分のダッフルコートを貸してやるつもり。
でかい?大丈夫だろ、多分…… ちょっとシルエットが面白くなるだけだろ… 俺?知ってるか?何とかは風邪ひかねーんだって。]
(83) 2021/06/12(Sat) 10時半頃
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[ユキとノエの姿はすでに無かったし、 マナは見かけていなかったけれど、 ユーガはそのときどうしただろう。>>74
まだ教室にいるようなら、 もしくは廊下に出ているようなら、 簡単に水たまりの中に人形があること、伝えてさ タオル取ってくる、って伝えたはず。]
(84) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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[保健室から失敬したタオルをいっぱい。 ついでにさ、寝床でシンが使ってた毛布も 持ってきてやることにした。
──── その時点でさ、もう 頭の中では諦めてんだよ。 この世界に、シンが居ないってこと
シンが万が一ひょっこり戻ってきたらさ 一緒の毛布に入れてやっから安心しろ。 え?嫌だ?俺とシンの仲だろー??
そんくらいの日常会話が浮かぶくらい あまりにシンの存在は「日常」すぎた ]
(85) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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[でもさ。俺にとってのシンは、 息がしずらいように見えてなかったから、 多分俺、お前のこと、何も知らなかったんだよな。 多分俺、お前のこと、何も見てなかったんだよな。
………………… メールの送り主に対しても おんなじようなこと、おもったけどさ。
結局なんも見えてない俺が、 誰かに寄り添おうとして、全部うまく行かなくて それがやっぱり一番精神的にクるよ。>>1:656]
(86) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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[人形をさ、タオルでぐるぐる巻きにしてやるとき ようやく、俺、気づいたよ。 人形の首に、たくさんひっかき傷があるってこと ]
………苦しかったのかな
[なあんも知らねえ俺は、 そんなふうにしか言えねえけど メイは。どう見えてるのかな。>>3:295
── 多分今、メイと俺に見えてる世界は、違う。]*
(87) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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── まだ午前中・ノエ ──
[俺には心配してくれる人が居る、って ノエに言われたところでさぁ >>43 そうかー?って頭を捻ったりもする。
それから、ノエからは 俺が「覚えとく」ことをもうひとつ。>>44 ……俺もそれ言ってることは凄いわかるんだ。
俺だって、大事なやつに掛けられる迷惑は 全然迷惑だって思わねーもん。 辛い思い、隠されるほうが、辛いって。 俺、受け取る側だったら、よく分かるんだよ。
自分ができるかっていうと、できないだけで ]
(88) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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[それとさ。
ノエの返事に、俺 >>46 「見つかるといいな」とか声を掛ける前にさ、 「わかる」って言っちゃったの、笑って?
大丈夫じゃないっていうの苦手だし。 助けての伝え方も、わからねえ。
なあんだ。こっちも似た者同士じゃん。]*
(89) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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── 夜遅く ──
[あんなにさぁ、昨日は良く眠れたのに。
もう今は3人しかいねえ男子の部屋で 俺さあ、あんまり眠れる気がしなくって。
だからさ。これはすっごい夜遅く。 俺はぼりぼり頭を掻きながら 廊下に出て、写真を見てた。
文化祭の想い出が詰め込まれた写真。 盛り盛りのコスチュームの俺の姿も 勿論写っててさ、すげえそれが昔のことみたいで。]
(90) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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[調子どう?って尋ねられたのはそんな時>>63
多分その頃にはさ、 だいぶ落ち着いてたとは思うけれど、 調子が良いわけなんて決してなくて。
なあんも言わずに肩を竦めたら、 それはお返事になったかな。
そもそも眠れてねえ時点できっと。お察し。]
(91) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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なんか暖かいものでも買いに行く? ねむれねーし。
[自販機でも、購買でも。どこでも。 こんな深夜なのにさ、購買が開いてるのは、 こんな状況だけど、なんかさあ、 ちょっと便利かもって思ってしまった。]*
(92) 2021/06/12(Sat) 11時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 11時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 12時半頃
[ 聞けなかったから、慎一は自分で考えた。
正解なんて結局わからないままだけどね。
単純に先に有力候補がいたせいだとか、
まっさらな手首のせいだなんて知らず。
あの校舎に迷い込んだ最初の日。
保健室に向かう道中話してて思ったんだ。
もう疲れちゃったなあ。
世界の主にその自覚がないのなら、
慎一の可能性だってあるかもしれない。]
[ きっかけなんて日常にいくらでもある。
朝、卵を切らしてたかもしれない。
うっかり右足から靴を履いたかもしれない。
購買のパンが売り切れてたかもしれない。
筆箱に混ぜ込んだままの10円玉と、
ふとした瞬間、目が合っちゃったかもしれない。
そんな些細なことが今も慎一の首を絞める。
気づいたらぽたぽたと水をこぼしていたりする。
何がそんなにつらいか自分でもわからないのに。
なんで? って繰り返してきた自問自答に、
仕方ない。慎一はそういうふうにできてる。
治らない。それが慎一の生まれ持った形だ。
何かの拍子にそう答えを出しちゃったなら、
その瞬間から慎一は死にたかったんだろう。]
[ でも、違うよって言われたから、
今度は死なない理由を探してた。
死にたくなっちゃった慎一が、
それでも死ななかった理由を。
先を越されちゃった、とかはナシにして、
それでも踏みとどまる理由を見出すなら、
たぶんそれって、さみしいからだ。
死んじゃったらその先ずっとひとりでしょ?
それはさみしいなあって踏みとどまった。
……いや、幽霊も天国も地獄も、
慎一は信じちゃいないんだけどさ。
漠然とした死後のイメージで語ってる。]
[ エラ呼吸が下手なくせ、水の中は好きだったな。]
── 現在・家 ──
[ バタバタと騒がしい物音で目覚めた。
自宅の自室。自室というか、共同部屋。
部屋の数が足りないから、
慎一は弟たちと大部屋に押し込まれてる。
妹はひとり部屋でいいなあって思うけど、
「女の子だから」って一蹴されたのだ。
やむなし、男子高校生3人で、
ハンガーラックや本棚を駆使して壁を作り、
年から年中陣取り合戦をしている。
それが、慎一の育った家の話。]
[ 慎一はふつうにベッドに寝ていた。
体を丸く縮こまらせて眠るのは癖。
ゆっくりと手足を伸ばして起きる。
物音は部屋の外からしてるみたい。
寝起きの足元はちょっと覚束ない。
閉じていたドアをふつうに開いた。
電気の消えてた部屋から顔を出し、
慎一は目の前に広がる光景に言う。]
ヨースケ、なっちゃん、
うるさい…………。
[ 互いの髪や服をひっつかんで、
取っ組み合ってたふたりがこっちを見る。
きょうだい4人の中で喧嘩が起きるのも、
喧嘩に混ざってないときの慎一が、
その声や物音に苦言を呈するのも、
この家族には珍しいことじゃないから、
何も驚くような顔することはないんだけど。]
[ いつもはこれでもかと言い返してくるのに、
ふたりはしげしげと慎一を見つめてから、
代表して弟のほうがこちらを指さしてきた。
「血ぃ出てるよ、そこ」……はて。
どこだろうかと指先を自分の肌に這わせれば、
首の正面あたりに違和感と、触れたときの痛み。
あわせて、理由なんてわからないし、
今の今まで気がつかなかったけれど、
ぽたぽたと涙がこぼれっぱなしだった。
弟も、妹も、それ以上なんにも言わない。
慎一がベッドでめそめそ泣いているなんて、
別に、珍しくもなんともないもんな。
慎一が黙って袖口で目元を拭っただけ。]
[ どうやらめそめそしてるうちに、
そのまんま寝落ちていたらしい。
それで……なんだっけ。
さらにごしごしと目元を拭いながら、
慎一は止まらない涙に途方に暮れる。
……ああ、そう。夢を見てた。
夢……? それで慎一は思い出す。
そりゃあ、涙も止まらないわけだった。*]
[ スマホを見て、九重からのメールを読んで、
慎一は今、自転車で病院に向かっている。]
[ スマホに目を通し切った時点で、
わたわたと目に見えた慌てて、
着の身着のままで飛び出そうとした慎一に、
弟は「兄ちゃん、とりあえず顔洗え」って、
ぐいぐい洗面所のほうに背中を押して、
妹はでかい声で「おかあさーん」って言った。
なんか大変っぽい。
いや、お兄ちゃんじゃなくて。
お兄ちゃんはいつものやつ。]
[ ……うん。いつものやつなので、
事情を知った両親からは、
割とスムーズに病院に行く許可が下りた。
なんかあったら連絡しなさい。
あと、自転車のライトはちゃんとつけること。
二点、玄関先で念押しした母の後ろから、
心配性の父がウィンドブレーカーを差し出した。
ほら、暗闇でちょっと光るタイプのアレ。
…………ダサ。
つぶやいたのは慎一じゃなくて弟の片割れ。
それどころじゃない慎一は、
素直にコートの上からそれを羽織って家を出る。]
[ 夜道。ペダルを踏みこみながら、
慎一はあの握りしめられた左の袖口を思う。
「慣れちゃった」って言ったあの口ぶり。
床に散らばったカッターナイフ。その替え刃。
「痛くない?」って聞いたとき。
「試してみる?」なんて保健室で言ったとき。
いくらでも点と点をつなぐ瞬間はあったのに、
たぶん、慎一は見ないフリをしていた。
自分のことで手一杯だから。
人のものまで抱え込んじゃったら、
きっと、もっと息がしづらくなるから。
……「むなしい」ってこういうことかなあ。
それとも、これは「くやしい」なのかなあ。]
── 現在・病院 ──
[ どうにかその場所を教えてもらって、
慎一は治療室のベンチの前までやってくる。
黒沢の家族と思しき女の人に、
ひょこりと会釈だけをして、
まっすぐ九重と番代のほうに向かった。
……挨拶するべきかもしれないけれど、
生来引っ込み思案なほうなのだ。
何と声をかければいいかもわからないし。
だからその人に背を向けるように立って、
病院でも怒られないくらいの声量で声をかける。]
……九重、メールありがと。
番代も来てたんだ。それで……えーと、
[ ちらっと集中治療室のほうを見る。
人が出てくるような気配はない。
重たい空気感にほうっと息を吐いて、
それで、ほんのつぶやきのように言う。]
……黒沢だったんだな。
[ メールの送り主の話。
あの校舎で見たのとおなじものが、
現実世界にもあったこと。
答え合わせみたいだなあ。とは、
さすがに口には出せなかったけれど。*]
|
── 水たまりの廊下・メイ ──
[YESかNOか、すきかきらいか それともどっちでもいい、か。
白黒どちらかだけの世界のメイが、 そのとき、全部って言ったこと>>121
多分後で思い返せばすごく珍しいことだったんだけど それに気づけるほど、俺はメイのことを知らない。
使えなくなった手荷物、 理由は全然わかんねーけど >>123 非日常の中じゃあ、何があってもおかしくなくて どんなにびしょびしょであろうと、 メイの無事を確認できているなら、良かった。 ]
(130) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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[非日常の中で、 たくさんの友達が姿を消していく。 そしてたくさんの人形が、日に日に増えていく。
人形イコール誰かだとは認めたくないけれど 人形イコール誰かなんだって頭ン中では理解してる
だから「殺された」って書いちゃうし、 ユーガには誰に似てる人形だ、とは言わないし だけど、シンの毛布は問答無用で奪っちゃう。 ]
(131) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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[首の傷を指で撫でる 苦しかったかなあ、痛かったかなあ。 俺の指に血が付くことはないかもしれない
そうしていたら メイからシンの心を代弁するような そんな返事がさ、返ってきたから >>128 俺、シンのこと何もしらねーけど、 俺、やっぱ、また涙が溢れちまって。 ]
楽しかった「みんな」の中に 俺、居たらいいなあ
[って。口にだすとさ、もっとダメで。 大粒の雨を隠すように白いタオルが被せられた]
(132) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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[先に帰っただけ。また逢える。 その言葉に、鼻を啜りながらうなずく。]
さっきまでさ、半信半疑だった。 リツもトシミもひとみも、 やっぱ現実でも苦しいんじゃないかって すげえ、心配してたけど。
[でも結論は出なかったんだ。 そうだったらしんどいな、ってずっと抱えてた]
(133) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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……でも。こんなこと言ったらさ、 他のみんなに怒られそうだけどさ 俺、やだよ。シンに二度と会えないの。
いやトシミとかもあえねーの辛いけど 俺。シンはもっと嫌だ。
だから半信半疑じゃなくて、 信じたいよ、全部。 先に帰っただけだ、って。
[だってほら俺、必須でもねー夏休みの準備にさ 一日シンが休んだだけでさ、>>0:380 彼女ばりの心配してるくらいだぜ? 一生会えないとかさ、考えたくもねー。]
(134) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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でも。先に帰ったって 楽天的に考えるかーって いま、ちょっとなれねえけど
[やっぱいなくなっちまったんじゃねーかって そっちの不安のほうが、でかいからさ。 ]
(135) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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先にさー 帰ってさ。 シン、びっくりしてねえかな
いつもと違うことが起こって いつもと違う夢を見てたって、なって。
驚いてパニックになってねえかな。
[ありうる。って自分ひとりでさ、結論づけて。 俺、シンのことあんましらねーけど、 でも、全く気づいてねえわけじゃあねえんだ。]
(136) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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[本当は、メールを送ってきたやつのことも、 ちゃんと考えてやるべきだったんだ。 脳内からひとりひとり居なくなること、 寂しくねーのかな、とかさ。
だけど今、やっぱりそこまで余裕がなくて、 ぼたぼたと落ちる雨粒は、シンのことしか映さない
それすらも、今は白いタオルが隠してくれる ]
(137) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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俺らも、いなくなるのかな。
[不思議と死が間近に迫っても、 あんま、怖いとかはなくてさ でも、痛いのはいやだな、とかさ思うけど。 ]
(138) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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………嫌だな。
[いなくなったら、 みんな悲しんでくれるかなあとか いなくなったら、もう、 みんなに会えねえのかなあ。とか。
やっぱり寂しいほうが先に立つ。
そういう意味ではさ、あの時の問いかけ>>2:535 今なら、寂しい、って即答してたかもしれない ]*
(139) 2021/06/12(Sat) 15時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 15時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 15時半頃
[重い空気で満たされ、張り詰めた病院の廊下は、
誰かが来ればその気配がすぐに分かる。
帰れたんだね、と思いながら向井くんに手を振った。]
おかえり。
いろいろあったけど、帰れたね。
[いろいろ、に含まれるニュアンスには、
探していた出口は結局見つからなかったとか、
出る時に痛みと苦しみを伴ったこととか、
そのへんのことを思い起こしたものが混ざっているけど。
私はようやく外の空気が吸えて、背筋を冷や汗が伝うこともなく、
やっぱりこっちのほうがいいや、と思えているところです。]
乃絵ちゃんだった。
私、全然わかんなかった。
[向井くんはわかった?と聞くまでもなく、
彼も知らなかったらしい反応だったから。]
あの校舎を作り上げた人物の気持ちを200文字以内で答えなさい、って。
入試問題だったら、落ちてたかなぁ私。
[現代文は苦手じゃなかったはずなのにね。
答え合わせだったとしても、合わせるべき正答も知らない。
何かできることはあったのかって、ただただ後悔だけが降り積もっているし、
それでも尚、知ったところで人の重荷を背負えたつもりはない。
ただ身勝手に、夜のお菓子パーティの続きでもしたいねって思ってる。**]
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……うん。
[シンの「みんな」の中に、俺が居るよって、 メイがさ、言ってくれるの、 俺、うん、しか答えられなかったけどさ 嬉しかったんだよ。
少なくとも他の人にはちゃんとそう見えてた、って ちゃんと日常の中に、ふたりが居たことが、 映ってたんだなあって思ったら、さ
嬉しくて、寂しくて、やっぱり涙は止まんねえ ]
(147) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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[どうしようもねえ不安と寂しさの中さ、 俺とメイは少しだけ、シンの話をした>>143
俺が持ってるシンの想い出と、 メイが持ってるシンの想い出は違うけど、 真ん中にはさ、さっきまで笑ってたあいつがいる
無事に帰れている、というのを信じたい反面 校舎に飲み込まれちゃうみたいな話もさ、あったから やっぱり信じきれないところもあってさ。
どうにかして「日常」をさ 思い浮かべとかねえと。 どうしようも、ならなかったんだ。 ]
(148) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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[俺が抱いてる「嫌だ」と >>139 メイが抱いてる「嫌だ」は違う >>145
だけど俺は「うん」って頷く。
白いタオルの向こう側で メイが立ち上がる気配がしたけど、 俺はそのまま、たちあがることはしなくって。
押し付けられた女の子にしては大きな掌も 俺は、避けることなんて、しなかった。
昨日はぐしゃぐしゃに撫でてやった 今日はぐしゃぐしゃに撫でられた。
だからきっと、おあいこ。 >>146 ]
(149) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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ん。 もう少し、ここに居る。
あ、でも待って
[そのままじゃあって立ち去ろうとするメイを 言葉だけで、引き止めて。 頭に掛けられたタオル剥がし取って、 眼鏡の下、どーしようもねー顔を拭いたら。
大丈夫、もう泣かねえ 十分、泣かせてもらったから。 いつもみたいに深呼吸を、二回。 ]
(150) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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ありがと。 また、明日な。
[作り物の笑顔だったけど、 涙袋真っ赤にしながら、さっきよりかは上手に 俺、笑って、「また明日」って言えたかな。]**
(151) 2021/06/12(Sat) 17時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 17時半頃
── 現在・病院 ──
……ただいま。
いろいろ……うん、いろいろ。
外の空気、やっと吸えたな。
[ 最後の一文に関しては「よかったね」って、
そういうニュアンスだったんだけれど、
隣の九重にはなんのこっちゃわからないだろう。
まあいい。九重もそんなことは言わない。
そこまで口数の多いタイプではないし、
口を開けばよくわからないオカルト話の、
ちょっと不思議な女子……と思ってたけど、
精神世界について教えてくれたのも、
さっきのメールも、意外と面倒見いいんだなって、
慎一は静かに印象をアップデートしたところ。]
……九重も、番代も、
すごいことなってたから、焦った。
[ いろいろの断片を持ち出しながら、
慎一はあの校舎でのことを振り返る。
どちらも先に見つけた誰かが、
親切に張り紙をしてくれていたから、
「焦った」くらいで済んだ。感謝してる。
それで……世界の持ち主についての件、
「わかんなかった」って番代は言う。]
……うん。
でも、誰かに、
気づいてほしかったのかなって。
あの、いろいろさ。
[ 校舎に散らばったカッターナイフ。
誰かにとってはため息さえも、
手がかりになっていたとは知らないけど。
さすがに、後になって結び付けた点と点を、
勝手に人前で繋げてみせることはしないが、
でも、そういうことだったのかもしれない。
あの校舎が純粋に文化祭じゃなかった意味。]
で、問2。
それが誰かを答えなさい。って?
そんな問題が出たら、俺、
白紙で出して落ちたんだろうなあ。
……誰か合格してくれればいいんだけど。
[ 番代から出てきたたとえ話。
慎一は現代文も苦手だし、
200文字書いてる間に気が滅入る。
冗談めいた形で語ってみたって、
目の前の現実は何ひとつ変わらない。]
[ 夜のお菓子パーティー。女の子の秘密。
あの状況下で開かれていたと知ったら、
女子って強いなあって思っただろうが、
男の子の慎一がそれを知ることはない。
とにかく、慎一はもう現実にいて、
いつもどおりではない悲しい出来事が、
動くこともなく目の前に横たわっている。
だから、ベンチには腰掛けないままも、
その隣に立ってぼんやりと、
上着のファスナーを指先でなぞってた。*]
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── 涙の落ちる廊下・メイ ──
[ぐしゃぐしゃに撫でられたこと、 俺だって、嬉しかったんだぜ。>>159
褒められたりすんのは、慣れないし>>3:70 メイみたいにさ、>>3:132 頭を撫でてくれる母親は俺には居なかったから。
あ、でも親に撫でて欲しいって話じゃあなくて 愛情ゆえに頭を叩くねーちゃんは居るから それは満たされているんで、オカマイナク。
………ま、嬉しかったんだ、って 俺がこれから伝える「ありがとう」で メイに伝われば、いいんだけど、さ。 ]
(172) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
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………………
[けどさ。こっちからもメイの顔が見えてさ>>165 メイから善悪じゃあない『悪くない』を聞いた時 なんて返すのが正解なのか、判んなかった。
いつもの鳩羽憐ならどうやって返したっけ? それすら、ちょっと判んなかった。
『 じゃあ良いって言えよ! 』 『 だろ?イケメンだからな!! 』 『 あっ惚れた?泣き顔に惚れた? 』
茶化した言葉、ぜーんぶ出てこなくって、 やっぱり、「日常」がどっかいっちゃったなあって。]
(173) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
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………うん。
[だからその時返した「うん」は 自分でも、よくわからない返事になってた。 でも、もう、泣かなかったよ。
嬉しくてちょっと泣きそうだったけど ]
(174) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
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[交わした「また明日」に手を挙げて見送る ひと回りもふた周りも大きいコートは、 昔のアニメに出てくる車掌みたいだったけど
この晴れない雲を突き抜けて、 月の見える世界に行けるんだとしたら 涙の聞こえない世界に行けるなら、さ
俺じゃなくてもいいからさ、 悩んでるやつ、連れてってあげてよ、
──── な。 ]*
(175) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
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[メイを見送ったあともさ、 俺しばらくずっと廊下にいたけど。 そんときさ、ユーガは教室から出てきてたかな>>104 それともどこか一度離れてから、 いつかまた、戻ってきたりしてただろうか。
もし姿を見かけるなら、 「ちょっと話す?」なんて声かけるかもだけど
昨日の俺とはまたすこしちがって、 今度は目を真っ赤に腫らした顔をみて、 ユーガがどう思ったのかは、わかんねえ。 ]*
(177) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 19時半頃
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[ユーガが来れば、立ち上がり、 俺は、一歩離れて見守るだろう
人形のタオルを捲り、状態を確認する ただ、声も掛けずに、様子を見ていた。
“俺で良ければ”の言葉とか、 撫でてくれようとする様子に、少し微笑んで]
……さんきゅ。 教室、行くか。
[ってさ、促した。 別にここでもよかったけれど廊下、寒いし。 シンがさ、そろそろ俺の声 うっせーなって思い始めてるかな、って。]
(185) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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[ま、どこで話し始めてもいいんだけどさ、 もしもすこし落ち着いて話せるなら、 何から話そうかな、って悩んだ挙げ句にさ、]
……昨日ぶり。
[って言葉が飛び出した。 あれ、まだ昨日だよな。>>2:424 まだ、昨日の朝のことで、 俺たちは冷たい校舎の中に閉じ込められて ……だけど、まだ誰も居なくなってなかった頃
もう随分と昔のことの気がするんだ。 ]
(186) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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……マナ、いたかな
[もともと広い学校だけど、 すでに半分の仲間が、いなくなった。 マナの姿は見ていないけれど、 またクレープでも焼いているんだろうか。
だったら良いけれど、なんて 楽天的な考えは、どうしても、沈む。
現に、探しに行ったのであろう、 ユキとノエは、帰ってこないままだ。 見つかったらさ、大丈夫だった、って 言ってくれるやつらだって、思ってる。]
(187) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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なあ。 解決策、見つかった?
[それは「この世界のこと」じゃあなくて。 互いに悩んでいた、父のことの話の続きだって>>2:391 ユーガは気づいてくれただろうか。 ]
ここからさ。 もしも、無事に帰れたとして。 でも、そこにはまだ問題は山積みで。
向き合えるかな。 それとも、まだ、やっぱ無理かな。
(188) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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[わかんない。非日常に慣れすぎていて、 今からもしも日常に戻った時に、 一緒に、戻ってくる大問題を、 今度は日常の中で、考えなきゃいけねえ。
ユーガも俺も、多分。 この短い2日間の間でさ、 きっと、すげえいろいろ話したと思うんだ。 互いにじゃあなくて。いろんなやつといろんな話。]
(189) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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………帰りたい?
[父のせいで死ぬのは勘弁、 その台詞に変わりはねーから ここは俺の世界じゃないって断言できるけど
けど、問題山積みの日常に戻ったとて、 俺ら、向き合えるかな、ってそんな気持ちを込めて。]*
(190) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 20時半頃
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── 夜遅く・ユキ ──
[泣い……ていたとしたら朝じゃなくて>>194 割とさっきのことじゃねえかな……?ってまあ そんなことはとりあえず重要ではねーんだけど
お陰様で目が紅く腫れているのも収まったしさ 泣いたりしちゃあいなかったけど。 でも、ま。元気からは程遠かったよな。 ]
………、おう。懐かしいな。
[窓の外の景色は違うけれど 静かな夜に浮かぶ光景はきっと一緒で あの日はひどい目にあった、って 俺は、微笑みながら付け加えた。]
(201) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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[廊下の文化祭の写真。 自分から写真に写りにいくほうだったから 割と俺の顔が紛れ込んでいる一枚は多い。
ユキはどうだか知らないけれど、 見た目がいいから、って理由で、 撮られている枚数も多いんじゃないだろうか きっとそうにちがいない(断言)
だから一緒に写る写真も多くて、 それだけじゃなくてさ、 ユキとは1年のときから一緒だったし 豊高での共通の思い出は、それなりに多い。 ]
(202) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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[だけどさ。
俺はあの3年の文化祭の日に、 ユキが抱えていた問題を知らなかったし 時々音楽室に足を運んでいたことも知らない
結局あの夜に、 ユキが語ってくれた、 めちゃめちゃになってしまった話の全容も>>1:86 俺は、結局、聞けていないままだ。 ]
(203) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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[たかが3年、されど3年。 >>195 気が合って、仲良くなってきたつもりだけど でもさ、俺もたぶん、やっぱ殆ど知らないや。 ]
(204) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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[ここは電車を乗り継いでいくような、 知らない夜の街じゃあないけれど いまはなんだか知らない世界の顔をしていた
隣にいるお前もさ。 知らないやつじゃあないはずなのに、 いまはなんだか知らないやつのような顔をしていた
昇降口にある自販機からさ、 ごとん、と落ちてきたのはホットココアで 朝どういうつもりか綾鷹が出てきた昨日を、 すでに懐かしく思う。>>0:383 ]
(205) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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俺らさー どんな話、してきたっけ。
[コートのない昇降口はとても寒くて けれどココアの暖かさが掌から伝わる ]
なんかさー ここに居て、わかんなくなっちまったな
[馬鹿ばっかりやってたり、戯けてたり、 笑ってたり、茶化してたりツッコんでたり、 そんな鳩羽憐がいまはどこにもいなくって。
俺は俺のこと、知ってるつもりだったけど いまはなんだか俺すらも知らない顔をしている ]
(206) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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…んじゃー、ふつーの話する? それとも、まじめな話する?
[ちょっと笑う。とりあえず聞いてみる。 そんな提案をしないと、尚。
知らない世界、知らない俺とユキの間で 今、どんな話をするのが正解なのかわからない。]*
(207) 2021/06/12(Sat) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 21時頃
[すごいことなってたという報告に、
あはは、と苦々しく笑って見せようとしたけど、
上手くできたかはわからない。
利美ちゃんがすごいことになっていたのは直視したから、
残された私のマネキンも、言葉の通りすごいことになってたのだろう。]
そうだね。
ヒントは出してくれていたから、
私たち、答えなきゃいけなかったのかなって。
答えられなかったから落第して、
現実に帰された、とか。
[あのカッターナイフの大盛りだったり、
遺書のメールだったり、それらはヒントと言えばヒントだった。
そこから答えに辿り着こうとする心の余裕すら無かったから、
おそらくそれがダメだったのかもしれない。
答案用紙を白紙で戻した罰として、
私たちは校舎の出来事のその先を見ることを叶わず、
追い出されてしまったのかもしれない、なんて想像をする。]
そうだなあ。
炭蔵くんなら合格してくれるかな。
[誰か合格してくれる人がいるとしたら、
乃絵ちゃんを除けば炭蔵くんがそのイメージに相応しいだろうか。
私は委員長の内面に触れるような話をすることは無かったので、
彼の印象は今でも変わらず、クラスの支持を一身に受ける無敵の委員長だ。
……それと、これは言わないけど、
私があの世界でお守りのボタンを託した芽衣ちゃんも。
彼女は、私がずっと抱えていた話を聞いてくれた時のように、
もしかしたら、と心の隅で願っている。]
[夜のお菓子パーティーは女の子たちだけの秘密です。
男子には教えてあげません。
それに、もし乃絵ちゃんが戻ってこなかったら、
楽しい話では無くなってしまうのだし。]
あ、それズルい。
私も欲しい。
[向井くんがファスナーをいじっている。
あの校舎の中でも、昇降口が開かなかったあの時、
彼はクレセント錠をいじっていたっけ。
あの時は言葉にしなかったけど、
今は外の空気を吸えて肩の力が落ちていたせいか、咄嗟に口に出した。
私のコートに付いているのはファスナーではなく、
黒くて平べったいボタンだったので、しっくり来ないけど、それを指先で掴んでみた。*]
|
── 教室:ユーガ ──
俺さー 結局クレープもパンケーキも 食ってないんだよねー。
[まだ食べてない、って笑って>>209 嫌な予感が頭を過って、心の中で、 食べたかったなと、過去形のモノローグ。]
(214) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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[俺らは何も悪くないはずなのに、 到底理解ができなくて、先延ばしにしている問題が 今この場所には互いにひとつずつ有って。>>2:219
たった2日でなにか解決策が出るとも思えねーけど それでももしかしたら、なんて希望でさ 俺はユーガに聞いたんだ。
ユーガはさ。我らが頼れる委員長、だったし。 そして、聡明で正しい、炭蔵祐駕だったから。 ]
(215) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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[だから、ちょっとさ、 自信がないって言葉が出てきたときには>>211 意外だな、って一瞬思っちまったんだよ。
だけど、続く決意表明のような言葉に ふ、と相好を崩して、頷く ]
……良かった。
[何が良かったのかは多分ユーガには伝わらない。]
(216) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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[帰ること、それも勿論良かったんだけどさ 日常が少しずつ変わっていく中で、 ユーガが、ユーガなままなのが、嬉しかった。
いつだってまっすぐで、賢くて、正しくて それでいてほんのちょっと融通が効かなくて あとそれから規則にめちゃくちゃ厳しい。
家出少年に対しても、非行を責めるんじゃなくて 真っ先にさ、無断欠席のこと責めただろ。
何よりも、 3年9組を大切にしていた炭蔵祐駕は まだきっとここにちゃんといるんだろう、って 今、ちょっと安心しちゃった。 ]
(217) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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ユーガは、正しいよ。
(218) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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……… 向き合わないとさ、 いけねえんだと、思うよ。俺も。
[帰るか帰らないか、で言うなら、 帰るのほうに、傾いているのは、 最初からずっと、変わらないかも知れない。
だけど向き合うかどうか、だったなら ずっと避けていた節があるから。 だから俺はこういう答え方をする。]
(219) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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この世界が好きか、って この世界に来てよかったか、って 今日の朝、ノエと話をしたんだ。
俺、来てよかったとは言い難いけど だけど、来れたことで、 いろんな話をできたことは 嬉しかったよ、って答えた。>>3:546
(220) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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きっと現実世界じゃ話せなかったじゃん これから受験でいそがしーし。 多分ユーガの悩みも、俺の悩みも、 なんとなく触れることすらできなくて、 たぶん高校三年間が、終わってた。
メールの主のさ、 世界を利用するようで後ろめたいんだけど
そういう意味では、俺。 この世界も好きだったし、 未だに、離れがたいよ。
(221) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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[もっと話す時間が多かったらさ、 俺ら、なんか違う高校生活を送ってたのかな。 1日が24時間なんかじゃあなくて、 この世界みたいに、48時間、72時間、って 永遠に続くんだったら、
さんにんよればなんとかっていうだろ。あれ。 悩み事も。もっともっと軽くなってたのかな。
ああ …………… そっか ]
(222) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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[ もしかして、そういうことか ]
(223) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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なあ、今ちょっと気づいちゃったんだけど この世界の主は、話がしたかったのかな 自分の悩みとか痛みとかを、 もっと、みんなに知ってほしかったのかな
代わりに背負って、寄り添って 誰かの分まで、痛みや苦しみと向き合って。 そいつの痛みを代わりに背負ってやったやつがさ ああやって、人形として傷ついて、遺されてる。 もういいよ、ありがとう、って 脳が、傷ついたそいつのことを追い出すから この世界から、居なくなる。
………もちろんこれさ、 帰れる、って思いたい俺の、願望でもあるんだけど。
[でも割と、いい線言ってると思うんだ。 ]*
(224) 2021/06/12(Sat) 22時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/12(Sat) 22時頃
── 現在・病院 ──
……あ、でも、
本当にすごいことになってそうなとこは、
俺、見てねえから! 布団被ってたし!
[ 少なくともあっけらかんとした感じじゃなかった。
そのときの番代の笑い方の話。
それをどう取ればいいのか。
慎一がとっさにしたのはそんな弁明。
ほら、おなかの部分とかね。
被せられていたのが布団というのもあって、
慎一がめくるのってどうなんだろって思ってさ。]
[ 不要かもしれない弁解をしながら、
あのときのことを思い出して、ひとつ気づく。]
……そういえば、あれ。
黒沢の字だったなあ、張り紙してあったの。
キツかったはずなのにな。
こんなことになっちゃうくらい。
限界だったとか書いてたくせに。
[ そんなときに気を回さなくてもいいのに。
残されてた張り紙を思い出して、
「えらいなあ」より先にそう思ってた。]
[ 落第生ばかり肩を並べて、
おしゃべりしながら試験官の帰りを待つ。]
……うん、ヒントか。
答えがわからなかった、というより、
見ないフリしてた気がする、俺。
[ ぽつぽつとそんな言葉をこぼす。
落第生同士なんだから、
少しだけ反省点を述べさせてほしい。
慎一や番代に答えられなかった答え。
それに誰かがたどり着いてくれることを祈って。]
ユーガか。確かに。
[ 誰か、と言ったって、
あの場所には顔も名前も知っている、
クラスの友人らしかいないのだから、
名前を挙げてみることだってできる。
真っ先に、当たり前に炭蔵の名前が出て、
なぜか慎一は少しばかりうれしい。
やっぱり隠し事が上手だなあ。
くやしさは特にない。でも、どうだろう。
ふと、慎一は一歩二歩とベンチから離れて、
番代のほうを見ながら大きく手を広げてみる。]
……案外近いなあ。
[ その手の届く範囲の話。
両腕を広げた長さは身長と近いと聞いたから、
たぶん、これより5cmくらい狭い範囲。
黒沢がその中にいてくれればいいけど、
でも、もしも今、あのなめらかな両腕が、
炭蔵自身をぎゅっとするので忙しくても、
慎一は失望なんかしないんだけど……、
はて、あのかんぺき人間はわかってるかな。
それとも、そんなことになったら、
自分で自分を許せなくなっちゃうんだろうか。]
[ 何事もなかったかのように元の位置に戻り、
慎一はほかの名前を挙げてみたりもする。]
レンがさ、すげえ考えてた。
何をしてほしいんだろう、
なんなら教えてほしい、って。
……今思うと、アイツ、
自分が張本人の気、全然なかったな。
[ 伝えれば、きっと助けになってくれる。
寄り添ってくれる。力を貸してくれる。
鳩羽だけじゃなくて、あの場にいたみんな。
それ以上アレコレ名を挙げることはないけど。]
[ ふいに、「ズルい」と言われて、
慎一は少し驚いて自分の手元を見た。
ファスナーの表面は、
凹凸がざらざらとして触り心地がいい。
あまり意識もしていなかった行為を指摘され、
ボタンを摘まむ番代を見て慎一は笑った。]
ヤだよ。あげない。
[ ……ダサいウィンドブレーカーだしね。
今度は意識的に。自分を落ち着かせるために。
その感触を繰り返し指先でたどりながら。]
[ しゃべってて気づいたんだけど、
自転車を飛ばしてきたせいか喉が渇いた。
あとで外の自販機を見てこようかなんて考えて。*]
|
── 深夜・ユキ ──
あーその節はアリガトウゴザイマシタ ユキ大明神……
[拝んだ。>>231 ちなみに翌朝逃げるように部屋から出たけど 階段で派手な女とすれ違ったのを頭の隅で覚えてるし そんときの匂いが、部屋の匂いと同じだったなって あの時、ちょっとだけ思ったことも、今思い出した。
閑話休題、まあ、いいや。 それもひっくるめて三年間本当楽しかったよ。
……でも楽しいだけでいいのかな、って 俺もね、どこかでちょっと思ってた。 なんだ。相思相愛じゃんやったね。 >>232 ]
(253) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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[ノエからさ、俺のこと、 考えたい、寄り添いたいって思う人がいる、って そんな言葉を聞いた時にさ、>>3:642
真っ先に浮かんだのが、ユキの顔だったんだよね。 あの夜、最初に俺を助けてくれた。>>0:1193 軽い興味みたいな口調だったとしてもさ、 俺の話、聞こうとしてくれたの、 多分ユキが、最初だったんじゃないなって思うし。
暗くなったからこの話終わり!ってしないでさ 楽しい、以外の感情をクラスメートにぶちまけたの あの時が、たぶん最初だったと思うよ。>>1:62]
(254) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
|
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ええー? そんなカミングアウトしてほしい?
[真面目な話、ってさ言われたけど 軽い調子で話し始めたそれにさ >>235 俺、やっぱり軽い調子で返すわけ。
あ、そうそう、こんなかんじこんなかんじ。 いつだって、こういう感じで話してたよ俺ら。 ]
(255) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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じゃあ、俺がさー この世界の主です!!!ってさ 言い切ったとしてさー
俺、あんなメール書くと思う? ぶっちゃけインドーって何?
[ちなみにユキが、同じように、 俺っぽくない文面だって言い切ってたのは>>3:412 俺の、預かり知らぬ話だったけど。 ]
(256) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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俺だったらさあ
『 じゃあな、いってくる! 』
とかそれくらいじゃねえかな 覚悟を決めたとして。 100歩譲って、誰かに言いたかったとして。
それをグループチャットに送りつけてさ お前どこ行くんだよwwww とか そんな感じで突っ込まれながらさ、 楽しかったなーって、終わらせそう。
[うおあ、ココア熱ぃ、 どんだけ加熱してんだよこれ 激アツココアじゃねえか!って文句を言いながら。]
(257) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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あんまさ。 いままでいろんな事話してこなかったなって。 すげえ楽しいことばっかり共有して、 すげえ嬉しいことばっかり増えてって めちゃめちゃハッピーな高校ライフだったから
耐えられない、とかとは絶対違うんだけど。
でもさ、苦しいとことか、悲しいとことか 全部ひとりで飲み込んでたな、とは思うよ。
息苦しいって、あの日も言ったと思うけど 本当に、時々全部が息苦しいなって思ってた。
[結局あの日も、 ユキ大明神様で茶化してしまったから>>1:110 ]
(258) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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なんかさあーーー 帰りたいな。
[そうしてひとつ呟いた]
(259) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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こんなどこにもいけない校舎じゃなくてさ 時間がちゃんと進む日常に戻ってさ。
もっと、いろんなこと、話したいよ。 とりあえず受験、終わらせてさ 大学デビュー、しちゃってさ
[ちなみに俺の高校デビューは 誰かさんのせいであっけなく散ってる>>0:208]
(260) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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大学入ったら、酒のみながらさー こんな校舎よりもせっまい部屋でさ ポテチつまみながら話すの
やなことも、なやみごとも、 生い立ちも境遇も、全部。全部。
死ぬほど泣いて、死ぬほど怒って、 死ぬほど笑って、朝を迎えんの。
俺、今それが一番ユキとやりたい。
[だから、大学デビューするまでは俺死ねないよって 俺の中では酒=18歳でおっけー、になってるけど そのへんは委員長でも副会長でもないんだし、 大目にみてくれるとありがたい ]*
(261) 2021/06/12(Sat) 23時半頃
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[自分のマネキンがどうなっていたかは聞かないことにする。
私の最後の記憶と、反応でなんとなく伺えるような気はするけどね。
張り紙の話とか。やっぱり手間をかけさせたんだなあと思い至る。
乃絵ちゃんはあの世界でもいつも通りのしっかりした子で、
その印象が崩れることは無かったのは私も同じ。]
[ここはさながら落第生たちの反省部屋。
テレビ番組で、脱落した人たちが集まって談笑するようなああいう感じ。
……さすがにその想像は呑気すぎるか。やめよう。
ふと、向井くんが手を大きく広げている。]
??
[その意味が分からなかったので、
言葉にならない訝しげな声だけを上げて、首を傾げて見せる。
何かの距離を測っているようだった。]
[続けて鳩羽くんの名前が挙がったり、
とにかく、あの校舎に今も残っているであろう人たちを信じるしかない。
それしかないみたいだ、ということは共有できたと思う。
もう私たちは答えを、乃絵ちゃんが張本人ということを、知った身なので。]
えー。ズルい。
[ファスナーを占有する向井くんに、口を尖らせる。
いや冗談だけどね。私は自分のコートのボタンで我慢します。]
なんか、触ってると気持ちが落ち着くねー。
今まで自覚してなかったけど。
[あの校舎での向井くんを見て気付けたことだ。
私の場合は、無意識に何かを握り締める癖。
それが自分の心を救ってくれていたことに繋がっていた。]
[向井くんが飲み物を買いに行くようなら、
それを見送って、私は冷える廊下で待ち続けているだろう。*]
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── 3-9教室・ユーガ ──
[出た!ユーガクレープ!>>147 なんて茶化そうとしたけど、まあ 本人大真面目で焼いてたし、味は問題ないから いまはそれは、頭の隅に、置いといて。
感情の読めない委員長の顔したユーガは きちんと俺の言葉に、同意の言葉や 意見をくれるから、とても頼りにしてるんだぜ ]
[はってんとじょーのこども、とか はなしあうよちはある、とか、うん、>>252 またまた難解な言葉を選びがちなユーガに、 6割分かった脳が、10割分かった顔をしながら]
(271) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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そうだな。
[って無責任に、頷く。
でもさ、それって裏を返せば 俺の中で、ユーガに絶対の信頼があるからなんだぜ 4割わかんなくっても、だいたい合ってるってこと。 ユーガはいつだって、正しいよ。]
(272) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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[ちなみにユーガの言葉を 10割俺が判るように言えば、 このあとずうっと先の時間に、 ユキに語ることになる内容と ぶっちゃけほぼほぼ同じなんだけど>>261
そういう意味だ、って気づいてねえのは 鳩羽憐が、鳩羽憐である所以だし、 やっぱり俺の脳は6割しか理解してなかったってこと]
(273) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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[でもさ、理解した6割で、気づく。
あ。そっか。 そういう意味では、俺にとっての太陽は、 きっとユーガみたいな存在だったんだな。なんて。
いつだって正しいユーガは、 ほんのすこしだけ、眩しい。 ]
(274) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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遠ざけること、できんのかな、俺らに。 まだ大丈夫だ、って引き止めたら、 なにか、変わるのかな。
[それは昨日今日、俺がずっと悩んできたことで こっちはちゃんと10割脳は理解してる、大丈夫だし おんなじことさ、朝ユーガに言ってるから。 俺の些細な不安の理由は、伝わるはずで。>>3:204]
(275) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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変えてやりてえな。
[だけど、結論だけは朝とは違う。 世界の主が、なにか変えたくて、 この世界を生み出したのなら。 やっぱり、鳩羽憐は、役に立ちたいよ。 ]**
(276) 2021/06/13(Sun) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 00時頃
「 前の日まで普通だった 」とか
「 いつもと変わらなかった 」って、
その人物が死んだ後に
周りの人が言っていたりすることって
割とままあるんじゃないかな。
"突然"自ら死を選ぶ、なんて
そうそう起こるものではないと思う。
今回の私のは、あーー…………。
なんだろう、そんな気分だったから?
不思議な状況に巻き込まれて、
今まで考えてこなかったことの
新しい部分を見て。
そうしなきゃいけないと思ったからそうした。
自分にとって必要だったから。
きっと他人には理解されないだろうけど。
あの場所を作った誰かも、
何かをずっと募らせ募らせて、
それが必要になってしまったから、
こんな行いに及んでしまったのかなあ。
これはただの門外漢の予測に過ぎないけれど。
随分と溜め込んだ結果の爆発だな、とは思うかな。
死にたいって思うことも、
生きて欲しいって願うことも、
どっちも身勝手なお話だ。
[ 起き抜けのぼんやりした頭で
いつもの見慣れた自室を見回す。
それから何の夢見てたっけ、なんて
のそのそと身体を起こして、]
――痛った、
[ 腹部に鈍い痛みが走って、
ついそこを抑える。
何かに刺されたような、傷跡が薄っすらと
臍を横切るように腹の真ん中に残されていて。]
…………。
ああ、そっか。
[ ゆっくりと自分の身体を抱きしめながら、
あれら全てがただの夢じゃなかったんだな、と。]
[ 変化はもう一つ。
…………ひどく、静かだった。]
[ そこまでして、携帯の通知に気付く、
利美からのメッセージ。
黒沢ちゃんの現状を示される文には、
ああ、成る程ねと。一応の納得をして。]
……やっぱり、図太い人の仕業だったね。
[ 彼女の言っていた形容を思い出しつつ、
小さくため息を吐いた。
両親はもう仕事に行っていた。
綿見家がこんなに静かであることを、初めて知った。
身支度を済ませれば、ゆっくりと病院へ向かおう。]
―― 病院/待合室 ――
[ 集中治療室付近とか、初めて行くんだけど。
そもそも滅多に病院にも罹らないし。
若干まごつきながら、病院の待合室に
なんとなく座っていることにした。
いや、だって、こう。
もしかしたら彼女の悩みの一端に
私がなってたりもするかも知れないじゃん?
流石にちょっと気まずさはある。]**
── 現在・病院 ──
[ バラエティ番組の反省部屋と比べれば、
このはずいぶんと静かだった。病院だもの。
それ以上聞いてこなかった番代に、
慎一がマネキンの話をすることはないし、
──あ、でも。
あまり口を挟まず話を聞いてた九重に、
「あのお札、なに……?」って、
怖々聞いてみたりして。
……専門的で難解な呪文みたいな、
オカルトトークが返ってくるんだとしても、
聞かなきゃよかったとは思わないよ。]
[ 意味のわかんない動作をする慎一と、
それに首を傾げる番代。
その視線を感じたなら少し笑って、]
……手の届く範囲って、
意外と限られてるんだなあ、って。
[ やっぱり意味がわかんないかもしれないけど、
一応、そんな説明だけは加えておこう。]
……そーだよ。
ちょっとだけ落ち着くから、
パニクったときとか、オススメ。
[ とりあえず気分を落ち着かせたいとき。
あるいは今みたいに、
無意識にしたって気分の落ち着かないとき。
慎一はそういうの、ちょっと詳しいんだ。
日常にそういうタイミングがちょっと多いからね。
だから、知ったような口をきく。
何も自慢できることではないけれど、
ふふん、という感じに笑っていた。]
[ それから間もなくのこと、
綿見もその場所にやってきたかな。]
……おかえり。
綿見も反省部屋の仲間入りかあ。
[ 今度は「おかえり」を慎一が言おう。
さっきまでの冗談を引用しつつ、
なんか、女子ばっかだな……って思ってた。**]
……あー、わかる。
[向井くんが広げた両手と、ふわっとした説明。
よくわかんないけど、わかる、と相槌を打った。
自分の手の届く範囲がもっと広いなら、
きっと自分のことだけじゃなく、いろんなものを背負えただろうって。
向井くんの意図は分からないけど、そんなことを思ってばかりだ。]
そうだね。
また閉じ込められちゃった時は試してみる。
[笑っている向井くんに頷いてそう言って、
あ、これは我ながらすごいブラックジョークだなって思い至った。
今後の人生でまた暗くて狭い場所に閉じ込められる機会、
どれくらいあるんだろうね、ほんと。
また緊張と混乱が込み上げて、
顔や手が冷や汗まみれになるのは避けたい。
女の子としての顔が台無しになるんだもの。]
[向井くんと反省部屋にて気を紛らわす会話を広げて、
集中治療室前の張り詰めた空気を少し溶かした気がするけど、
乃絵ちゃんの母親のほうをチラリと見れば、気まずさが返ってくる。
だから無意識のうちに歩きながら話しつつ、
待合室のほうを覗いてみれば、
茉奈ちゃんもそこにやって来てたのかな。
気まずそうにしているのにはあえて気付かないフリ。
私も出来る限りの笑顔を浮かべて、
おかえり、と言って迎えよう。**]
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── 3-9教室・ユーガ ──
[ユーガにさ、心の温かみが無いって言うなら。
たとえば俺が無断欠席したときに、 俺の気持ちを考えて >>1:122 言葉を選んでくれたりはしなかっただろ
たとえば最初の日、 俺らにカッターナイフの危険性を わざわざ伝えてくれたりはしなかっただろ>>1:67
誰かのために、今できることをしたい、なんて そんなふうに思ってくれたりはしないだろ >>2:35
俺ン中ではさ、十分ユーガの心は暖かくって いつだって、クラスメイトに寄り添おうとしてくれていて。 だから、俺だって、信頼してるし、 大切な友人の、ひとりなんだよ。]
(317) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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[それでも自分が北風だ、っていうのなら。
もしかしたら、 支えていきたい誰かのために。 尊敬していた、誰かのように。 自分も太陽のように在れれば、と。
北風が、暖かさを宿した姿なのかもしれないけれど]
(318) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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……うん。そうか。
[世界の主の話を聞けていない。 少しでも近づきたい。 >>314 その決意を聞いて、小さく頷く。
俺はずっと避けていたから。 考えることはとっくのとうに辞めていたし>>3:500 何も出来ないだろうって諦めていた>>3:502
視界捉えた左手首を握る動きを>>315 どこかで見たことがある気がした。]
(319) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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わかった。 俺も、約束する。
無事、……かどうか知らねえけどさ 無事、ちゃんと明日を迎えられたら。
もう逃げねえよ。 少しでも役に立てるようにさ 俺だって、努力する。
[ふたりとも明日を迎えられなかったときは… 現実世界でも、死後の世界でもまあいいや、 上手く行かなかったなって、残る面々にさ、 最後の希望を、託そうぜ。]
(320) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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[それでもさ、まだどこか思考は停止してた。 だって残っている誰か、っていうことだろう? ……誰であっても、嫌だな、っていうのは、 本当に、それだけは変わらなくって。
残っているのは5人だろうか、4人だろうか そう考えてたらさ、ノエが来て 黒板に、新しい文字を書き足していく >>282 ]
マナも、だって。
[ユーガにそう告げるけど、 俺の中では「帰りました」の文字が、 代理のマネキン、っていう文字が。 未だに信用出来なくて。違和感しかなくて。]
(321) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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[まだ、人形=本人だって、思ってる。 もちろんもう、世界の主が直接手を下した、なんて そんなことはこれっぽっちも思ってねーけど
みんな痛い思いも、辛い思いもした 喉を掻きむしるほどの苦しい想いも。 それでも3-9に来ようとしてくれてた足取りも。 ……シンの姿からは、想像が出来たから。
代理なんかじゃない。 あれは、シン本人が苦しんだ姿だ。
その後帰ったかどうかはわからない。 マナが言う通りさ、飲み込まれてしまったのかも。
この、時の止まった校舎の中に。 ]
(322) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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………あとで寝る前にさ マナにも、会ってこようかな [ってさ、ユーガにはちょっとまた、 泣きそうな顔で、笑うんだ。 ]*
(323) 2021/06/13(Sun) 10時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 10時半頃
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── 深夜・ユキ ──
[インドーを渡す。>>326 正しい意味を知った俺は今更こんな事を言う。]
え、やっぱり遺書じゃん
[今更何を!!だし。 だいたいそんなとこだとは、お、思ってたし。
あれじゃん?無意識下の俺が、 突然語彙力に覚醒して、 しかも敬語使えるようになって しかもグループチャットじゃなくてメールで! 律儀にみんなにメールしたかも知んないだろ!
……… 言えば言うほど俺じゃない気がする。]
(358) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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[そんなユキだって遺書の文面、 多分似たような感じだっての知れたし>>327 そうだよな、って想像はついた
……のにさ。
ユキの悩み事、全然知らなかったし、 例えば無い頭で想像したところでさ、 すっごく浅いところでしか想像できなかったから だからユキが、生まれてこなきゃよかったなんて そんなことまで考えてる、なんて気づけなかった
重いけどさあ、 やっぱ知らないままなのは、俺は嫌だな。って たぶんさ、それ聞いてたら即答するよ。>>329 ]
(359) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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引かれたりすんのはやだ。 それ、すげえわかる。
まじめなのなんて、 俺っぽくないじゃん。 お前っぽくもないけど。
だから、そんでみんなに引かれんの すげえやだなって、思ってたよ。
[なんてさ。やっぱり似た者同士じゃん、ね。 ユキの不謹慎な話にもさ、 うん、って小さく頷いた>>330]
(360) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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でも俺、お前の湿っぽい話 引かねーし、嫌いになんてならねーから。 “お前っぽくないお前” だって、 きっと、ユキの一部だろ?
[にっ、って笑って、セーシュンには賛成。 俺っぽいだけの俺と、お前っぽいだけのお前には ここでサヨナラ。だから俺もココアを掲げて ]
(361) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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おう。引導、渡そ。 [ココアとミルクティーじゃあさ、 全然締まらねーけど。
あと数カ月後、数年後、 ちゃんときっと話せる日をさ。 俺は夢見てる?違うな、信じてる?違うな。
それは、俺の中での確定事項。 だから、ちゃんと予定、明けといてくれよ。]
(362) 2021/06/13(Sun) 14時頃
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[それから暫く昇降口で、 また他愛もない話を少し交わすんだけど、 ああそういえば、最後にさ、 ひとつだけ俺の決意、聞いてくれよ ]
あのさ。そういえば俺、 卒業したら家から通える大学にさ 行こうって、思ってたんだけど。
[それは多分、ユキも知ってる話。 ジュケンセイ、そういう話は散々今までしたはず。 父子家庭なのは知ってると思うしさ、 あんま余裕がねーのも知ってんじゃないかな。
バイトしたり、大学も近くを選んだり>>4:93 そーゆー何も問題ない日常の俺の話。 それを悲観して伝えた記憶は一度もねーから 伝わってるとしても「単なる事実」。 ]
(363) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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やっぱ、家出ようと思うんだ。 大学は……そのまんまかもだけど。
だから、うん、何が言いたいかっつーと… 今度はユキが家出してもいいように せっまくてきたねー部屋、用意しとくな。
[茶化して伝えた、でも実は俺の中で大きな決意。 それはこの二日間で、向き合えた真実。
大丈夫、下着は散らかってねーと思うぞ。多分! ってさあ。やっぱり茶化して未来の話して。 無事に、ここを出たいな、って心から願う。
俺も。ユキも。もちろん「みんな」も。]
(364) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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[夜の昇降口はさ、 コートも着てねえ俺には寒くて ヘックシ!って大きなくしゃみをひとつ。
誰かに噂されてんの? それとも、風邪でもひいた??
遂に俺も、馬鹿を卒業したのかな。]*
(365) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 14時半頃
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── 3-9教室・ユーガ ──
[突き出されたグーに >>336 一瞬なんのことか、って思っちゃったわけ。 いやもうしわけねえ、シンとかユキならともかく ユーガと青春的なアレ、なイメージが ちょっとすぐに結びつかなかっただけで。
でも意味に気づいたらさ、 頬を緩めて、グーを突き出して。 ゴツ、と拳と拳をぶち当てた。約束。]
そうだな。 お互い明日を迎えられますように。
[止まった校舎が、動き出す明日に。]
(366) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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こわ、こわくねーし!
[泣きそうな俺は戯けるようにして返す>>342 ホラーだめだけどさ!ひとりでいけるっつーの! なんてね。
だからさ、ユーガが先に立つのなら 俺はまたあとで、って、その背を見送るんだ]
(367) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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[今までたくさんの人形を見てきた ──── ぜんぶの、「死」を見てきた。
苦しいのとかさ、痛いのとかさ、 悲しいのとかさ、辛いのとかさ。 俺にとっては、死んだ理由なんかよりもさ どう思っていたかのほうが、大切で。 ひとつひとつ、みんなの表情を、知りたかった
トシミのあれは。怖かったのかな。 リツはなんで、笑ってたんだろう。 ひとみはつらそうな顔をしていたな。 シンは、苦しそうだった。
マナは今、どんな顔をしてる?
── 俺、自分の目で確かめたいんだ。 ]
(368) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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[そうしてさ。本当に無事に帰れたのなら みんなに、色んな話を、聞きたいよ。
そんときはさ、俺も泣き顔かもしれないけど 楽しいと嬉しい以外の話をさ、みんなでしようよ。]*
(369) 2021/06/13(Sun) 14時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 14時半頃
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── 調理室・マナ ──
[俺が結局調理室にたどり着いたのは ユーガと話したよりは後で、 ユキと話すよりはずっと前。
まだきっと、女子たちが ワルダクミをする前だった筈>>293
「それがある」場所はさ、すぐに分かってさ。 だってカーテンが、掛かっていたからさ。
もう何度目かわかんねーけど もう一度、言うけど。 俺、ホラーだけはだめだから。
頭の位置を確認したらさ、 ほんの少し、カーテンを捲る。 ……うん。それがマナだっていうのは分かった。]
(387) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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[しばらくさ。マナのとなりに座ってたと思う 調理室には誰も居なかったからさあ、 だから俺の声は、マナにしか、届かないよ。 ]
マナさあ。 お前さあ。なんでお前が先なわけ?
[マナは俺に唯一忠告してくれたひと。>>3:218 あんまり共感しすぎるとさ、 この世界と同化して、帰れなくなるんだって。 それをお前さ、良くないよ、ってさ 俺に言ってくれたんじゃなかったっけか。]
(388) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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クレープ焼いてくれんじゃなかったの? 俺、冷蔵庫見た時にはもう無かったんだけど
[それは、マナは悪くないんだけど まあそんなこと、俺は知らないわけだしさ。]
パンケーキも焼いてたって聞いた まじずるい。 俺、味見係にしてくれてよかったじゃん。
[文化祭のときは、味見させてくれたじゃん もりもりのチョコバナナ。目玉のほうじゃなくて!]
(390) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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ユーガのクレープじゃだめなんだよな ユーガ、多分分量きっちり計るから。 マナみたいにてきとーにさ やたらホイップ盛ってくれるやつがさ 俺は、食べたいわけ
[私だって計る!って怒られるかな。 勝手に決めつけんなって怒られるかな。 でもそれでもいいや。そういう日常が楽しかった。]
(391) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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っていうかマナ、無防備じゃん。 今だったら見れちゃうけど、 ……もしかして、見ていいですか?
[げんこつは飛んでこない。 カーテンの反対側捲れば、 簡単にさ、見ることが出来たと思うけど。 俺は、別に人形のスカート捲る趣味はない。]
(393) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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………マナは、 嫌なことと向き合えたのかな。 [人形の頭を指先でつつく。 ねえねえ、どうなんですか、マナさん。 返事はやっぱり返ってこなくて 静かな部屋に響くのは、俺の独り言だけ。
あの日、 嫌なことだらけだって言ったきみからは>>1:417 いまは答えが聞けそうにないけれど
そんな顔すんなってさ、 やっぱりマナには、笑われるのかな。 ]**
(395) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 16時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 16時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 18時半頃
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── 閑話・眠る前の話 ──
[これは眠る前の話。 ユキとの話を終えた俺はさ、 マットの上でさ、鞄を枕にしながら 俺は、昨日ほどは寝付けない夜を過ごす。
でもさ今日は、不安とか恐怖とか怒りとか。 そういうんじゃなくてさ。 なんていうか、 来るかわからない「本物の明日」のこと ちょっとずっと、考えていた。 ]
(441) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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[例えば誰かのことを思い浮かべた。
最初に苦しい想いをした誰か。 人の輪からは離れ気味でさ、 オカルトとかの話が好きだったな
俺ホラーは苦手だったけどさ、 でも案外、お前の話嫌いじゃなかったよ また、変な話さ、聞かせてくれる?
例えば誰かのことを思い浮かべた。
いつも一歩控え気味だった誰か。 だけど誰よりも人の話を聞いているし、 ちゃんと的確に纏めることだってできるし 字だってすごく丁寧なんだってこと
樫の花言葉は「強さ」 なあ、強さ、手に入れられそうかな ]
(442) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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[例えば誰かのことを思い浮かべた。
親がとても厳しかった誰か。 俺は昔の悲しい事件は知らねえからさ、 もう一歩、踏み込むことが出来なかったけど 冷たい校舎で生まれ変わった者同士でさ いつか、ゆっくり話す機会があるんなら 今度は頭撫でても怒らないでくれるかな。
例えば誰かのことを思い浮かべた。
美味しいクレープを焼いてくれる誰か。 結局さ、何に悩んでたんだよ。 いつだって飄々として、芯が強くて。 だけどもし、誰かの力が必要ならさ いつだって飛んでくし、話聞くから。 そん時はご褒美期待してる。特盛で。]
(443) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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[例えば誰かのことを思い浮かべた。
真っ直ぐ、正しく導いてくれる、誰か。 まさしく俺にとって恥のない友人だった。
家の境遇なんて全く違うけどさ、 どこか似ていた、俺たちの悩み事。 あの日受け渡した誇りのバトン、 もう少し未来にさ、続きの話、しようよ。
例えば誰かのことを思い浮かべた。
まるで月のような存在だった、誰か。 泣き顔も悪くない、って肯定してくれたこと 本当に、本当に、嬉しかったんだ。 ねえ、もう今は寒くないかな。 きみが笑ってくれるなら、 何度だって「また明日」を交わすよ。]
(444) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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[例えば誰かのことを思い浮かべた。
俺の日常に、当たり前に存在していた誰か。 お前はそんなに気づいてないかもだけど いつもどおり存在しててくれるお前がさ 俺、すっげぇ大事だったんだな、って。
な、息苦しいときは、俺にも言ってよ お前のためにできること、きっと探すから。
例えば誰かのことを思い浮かべた。
いつも馬鹿やって騒いだ、似た者同士の誰か。 でも引導を渡したあとの俺らの姿はさ まだ互いに想像もつかなくって
なんだよ怖いのかよ、俺もだよ。 だからさ、また隣に居てよ。 そんでさ、また。沢山の話を、しようよ。]
(445) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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[例えば誰かのことを思い浮かべた。
無理して笑わなくてもいいよ、って 俺に、言ってくれた誰か。
きっと正反対なことも多いけどさ 大丈夫じゃないって言うのが苦手なところとか 俺にきっと似てるなあって思った。
それに俺は気づいてないけどさ 感情を隠して仮面を被って生きてるところとか 辛い想い、痛い想い、しなくていいよって、 そんなふうにみんなに対して思うところとか ………やっぱ、根本はきっと似てるよ。
冷たい校舎から、一緒に出ることができたらさ まずはやっぱりそうだな。 友達になって、くれるかな。]
(446) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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……もう寝た?
[なあんて隣の誰かに声を掛けてさ。 返事があっても無くってもさ、ちょっと笑って きっと「おやすみ」って、眠りにつくはずだ。
それからきっとすぐに眠った俺の姿は、 少なくとも空が白みだす頃までは、 確かにそこに、在ったはず。
雪雲の裏には淡い紫を湛えた鳩羽色の空 それでも雪は、まだ止みそうにない。]*
(447) 2021/06/13(Sun) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 20時半頃
[ 物言わぬマネキンに聞く耳はない。
何を言っても、何が届くこともない。]
── 現在 ──
向井くん。……ただいま。
反省部屋って何、それ。
[ 声を掛けられた方を見上げて
くすくすとそう笑って返す。
反省部屋って向こうの世界じゃないの?なんて。]
……いつの間にこっち帰ってたの。
もしかして、同時だったのかな。
[ それなら私の死に様は見られてないってことで、
それはそれで良いのかもしれないけれども]
[ もう1人。
ひとみの姿を見つけたならば、
ただいま、とゆるく手を振って微笑んで。
ひとみに言いたいこと、相談したかったこと、
あったんだけどさ、無くなっちゃった なんて。
だから結局私の悩みの本当の形は
きっと誰も知らない。]*
── 現在・病院 ──
んー……、
あの場所。ヒントだったのかな。
だとして、なにも気づかなかったね。
──って話。
気づかなかったのか、
気づかないフリをしたのか、
……そのへんの差はあるかもだけど。
[ だから、落第生の反省部屋。
小さく立てられた笑い声に、
慎一も少し笑ってそう答えよう。]
[ いつの間に。という問いには、
そういえば。と思い出すことがある。]
……いわれてみれば。
俺、綿見の人形は見てない。
9時前に集合しようって言われて、
その直前まではいたんだけどなあ。
……少し前≠ニかいい加減な決め方するから。
[ まるで自分が今ここにいるのは、
あの大雑把な集合時刻のせいみたいに言う。
そんなことないのもわかってるんだけどね。]
……だから、
チャイムが鳴るとだれかが帰る、なら。
2日目の夜かな。午後8時50分。
[ 同時だったのか。という問いに対して、
正確な時刻を告げる必要があるかはさておき、
それが慎一の性分なので勘弁してほしい。
それから、慎一は少し考えて、
少し慎重な声色で綿見に尋ねてみよう。]
最後さ……その、
綿見もやっぱり、死んだの?
[ 番代はあまりその話、したくなさそうだしね。
綿見もそうだというなら無理強いはしない。
ただ、ほら。あれって結局何だったのかな。
いなくなった人、それぞれの形をしたマネキン。
喉元のかきむしったような痕。
襟首の詰まったセーターに少し隠されたそれを、
肌に残ったざらざらとした質感を、
手持無沙汰に撫でながら、綿見を見下ろして。*]
[私が校舎からいなくなってから後のことは知らないけど、
向井くんと茉奈ちゃんが続いたのかな、ということは察せられた。
自分のマネキンについては考えても、
皆にお見苦しいものを見せたんだろうなという気持ちだけがあって、
その謎が気になるというわけでもない。
私が見たマネキンは利美ちゃんのアレだけだったしね。]
[茉奈ちゃんにあの校舎の中でカマをかけたっきり、
彼女には何が聞こえていたかも知りようがなく、
何も無ければ、それでいいなとも思う。
しばらく、待合室の椅子に座って2人の話を聞いていただろう。
高校に入ってから繰り返してきた癖で、
1人きりになるとぼたんが話しかけてきそうだったから、
あまり離れた場所に孤立しないよう、意識しつつ。*]
[ ヒントだったのかな、と。
誰があのメールを送ったのかということ。
それが誰か、私は全く考えなかったわけでは
無かったのだけれども、]
図太いひとなんじゃないかな、とは、
ちょっと思っていたけどね。
なるほど、それが誰なのか
当てられずにこっち戻って来ちゃったから。
[ まあでもあと5人居るし。
あれだけ減ったならば誰かがきっと
颯爽と当ててくれるよ、なんて無責任に思う。]
[ 私の人形を彼が見てないように、
彼の人形も私は見ていないから、
彼が一体どんな顛末を迎えたかは分からないが。]
時間がその辺なら、私もその時間かな。
集まろうって言ってた炭蔵くん無視して
出ていっちゃったし。
[ ちょうどそのくらいの時間だったかも。
だとしたら何かに誘われて
私はあんな行いに及んじゃったかな、──なんて。
死んだの、と。
おずおずと聞かれたならば
何でもないようににっこりと笑って。]
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 22時頃
そうだね。死んだよ。
死ぬってあんな感じなんだねえ。初めて知った。
いや、あそこは現実じゃないし、
本当に痛みを伴っていたかもあやふやだけど。
それでも、死んだし、殺した。
痛かったし、苦しかったかな。
[ お腹のあたりをなんとなく、そっと撫でつつ
どこか晴れ晴れとすらする様子で。]
[ でも、詳細を語ろうとはせず。]
…… 向井くんは、どうだった、かな。
やっぱり苦しかったと思うけど。
[ クレープの味はどうだった?って
そう言うように、訊いてみて。
まあ、答えなくても良いけどね。とも言いつつ。
きっとぐちゃぐちゃになったのかな]*
── 現在・病院 ──
図太い人ぉ?
なんつーか、そっか。
見え方ってちげーもんだね。
[ 少なくとも番代と話していて、
そんな話にはならなかった……と思う。
椅子に腰かけた番代をちらりと見て、
なんていうか、同じ落第生でも、
出した回答は三者三様……なのかもしれない。]
それも勝手な憶測だけどさ。
少なくとも、呼んでくれたんだし。
そういう話をしてたとこ。
[ 今度は誰が当てるかの予想大会は始まらず。
慎一は相変わらずなんとなく立ったまま、
座っている女子たちを見下ろしている。]
……無視したかあ。
ユーガ今ごろ泣いてるかもよ。
……つってもさ、
集まったって無意味だったのかもね。
どうしたって帰らされてた気もする、し。
[ 炭蔵が泣いているとは1ミリも思わないが、
彼を不憫に思ったのははじめてかもしれない。
無視した結果の今ではないかもしれないが、
できれば次からは謹んで辞退とかにしようよ。]
[ 「死んだの?」慎一の問いも直球だけど、
綿見の返答も大概ストレートな豪速球だ。
「死んだ」「殺した」物騒な単語の羅列に、
つい疑問を挟んでしまったりもするんだけど。]
殺した……? なにを?
[ だってさ、帰ってきたのは綿見ひとりでしょう。
あの時間に帰ってきたのは、慎一を入れてふたり。
何に会うこともなく、ひとりで沈んだ慎一には、
もうひとり帰ってないと計算がズレない? って、
純粋に疑問に思えて仕方ないだけだから、
語りたくないならコレも無視を決め込んでくれていい。]
[ とにかく、会話にはままあることだろうが、
同じ問いが慎一にも跳ね返ってくる。]
……苦しかったなあ。
やっぱり夢じゃないなって、
あんとき改めて思ったかもしんない。
苦しかったし…………、
[ クレープの味ほど軽やかに語れないかな。
指先で傷跡をたどりながら、
慎一はあの瞬間のことを思い返している。]
むなしいね。って、
だいぶ前、俺に言ったでしょ。
むなしかったよ。
あの場所で死んでいくのも。
今も少し、むなしい。自分がね。
[ 確かにぐちゃぐちゃにもなったけどね。
今の慎一は割と淡々とそう言って、
泣き出したりはしないので安心してほしい。
別にこれは今となっては、
何がなんでも隠したいモノでもなくて、
番代がいるのもわかって、そのうえで、
慎一はそんな漠然とした答えを返してる。]
|
── ???・鳩羽 憐 ──
[寝る前にさ、思ったんだ。
朝起きたらさ、 いつもどおりの日常が広がってて、 いつもどおり、みんながいて、
なんだ、あの世界は夢だったんじゃんって 何事もなく過ごせたら良いなって思ったんだよ。]
(474) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
綿見は──、あ、いや。
無理に聞こうってわけじゃなくて。
[ 根に持つタイプでごめんね。
慎一はあの日のこと、忘れちゃいない。
結局あの言葉の真意やなにやら、
わかんないまま豹変されるのを警戒して、
気づけば普通の級友の距離で会話してる。
そんな数か月だったなあって思っただけ。
それと、なんだろう。
もうごまかす理由もない気がした。
声に出してしまえばそれが本当になるようで、
あのときは頑なに認めることもできなかったけど。]
|
目が覚めるとさ、そこは紛れもなく、 俺らの日常の、3年9組の、教室だった
(475) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
[ つい聞き返してしまったけれど、
これも、お得意の無視としてくれてもいいよ。
……や、これは別に嫌味とかじゃあなくって。
ゆるりと会話の向く先を変えようと、
慎一はそのとき思い出したように言う。
……実際、そのとき思い出したんだけどね。]
……そういえば、
クレープもパンケーキもうまかった。
夕飯に困んなくて助かってたんだよね。
あれ、綿見でしょ。ありがと。
[ 番代はパンケーキのこと知らないだろう?
羨ましがってくれてもいい。あれはうまかった。]
俺、飲み物買いに行くけど──、
ほら、外出たとこの自販機。
なんか買ってこようか。
お礼。番代もついでに。
[ あくまで綿見にはお礼として、
番代はついでだよって言っちゃうから、
慎一には浮いた話がないんだろうな。
……それ以外の原因からは目を逸らしつつ。
でもまあ、対価を払う気はあるよってこと。
どこまでいっても無償のナントカには縁遠く。
ラインナップまでは覚えてない慎一は、
ほらあっち、って入口のほうを指さした。*]
|
いや、確かに休憩室で寝たんだ。 そこにはユーガもユキも居たはずだし、 俺はここまで歩いてきた記憶もねーし。 多分朝、ユーガが見た時にはさ、 きっと俺、そこにいたはずなんだ。>>458
黒板には昨日までのさ 寄せ書きみたいなのが書いてあって。 ああ、夢じゃなかったなー残念だなーって。 そんなことを、思ったの。
相変わらず寒いなあ。 コート、貸したままなんだっけ。 暖房、効いているはず、なのにな。
(476) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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でも、まあ、ここにいるのもさ、 なんかあれだし、腹も、減ったし。 廊下に出ようと、扉に手をかけようとしたわけ
『 ………… 』
俺のクラス、こんな「ノブ」だっけ 鍵穴がついてるドアノブが、さあ、 3年9組の入り口になぜかついてるわけ。
そして、俺、そのドアノブのこと知ってるんだ。 だって、18年間毎日くぐった扉のドアだから。
(477) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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『 ああ、そっか 』
なんとなしに見上げた時計は なぜか8:50を指したまま止まっててさ、 昨日まで普通に動いてた秒針が、 今居るここでは、止まってるわけ。 そういうことなんだなあ、って思っちゃって。
『 待っててよ、世界。 もう少ししたら、向き合うから。 』
向き合わなきゃいけないんだろ。>>219
(478) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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深呼吸を二度。 それから、黒板に一度だけ戻って、 チョークで何やら書き足せば、俺は、
この世界の出口に繋がっている “住み慣れた家” の扉を開ける。
『 ただいま 』
それを迎えた声は、たったの1つ 俺の、全然知らない女の声だ。
(479) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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住み慣れた家、住み慣れた玄関 学校の廊下を踏み出したはずの俺の足はさ 何故か今、土足のまま、自宅の廊下を歩く。
こんなにうちの廊下長かったかなー まあいいや、こんなもんだろ
そんなことよりさ。
あんた誰だよ ああいや嘘、ごめん 知ってんだ。だって。 俺に、よく顔が似てるから。
(480) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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『 似てる? 』
知らない女は 知らない顔で、俺に振り向く 『 あんた今ひどい顔してる 』
あんたなんかに、似てないよ ここは、私の家だから
あんたは一体何しに来たの?
知らない女は 知らない顔で、俺に云う
(481) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
だって、俺は、 そう言いかけてから
自分がどんな顔してたのか、忘れちまった 自分がどんな暮らしをしていたのかを 自分がどんなふうに生きてきたのかを
階段を駆け上がる 自分の部屋がそこにはあるはずで そこにはちゃんと 18年間の俺の、俺、おれ、オレは
(482) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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|
なあ 本当の俺ってどんなやつだっけ?
(483) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
自分の部屋の扉を開ければ、がらんどう 姿見がひとつさ、置かれていて 俺、自分の顔、見たわけ。
──── 顔が、無かった
目も鼻も口も、もちろん眼鏡も なあんもない、真っ白なのっぺらぼうの人形
『 ああ。そうか これは、今までの俺だ。 』
(484) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
俺はさ、 いつだって笑っていたかった だけど怒るときだってあったし 泣き顔だって見せられるようになった
そんな泣き顔を、悪くないなんて 言われたことだってあったんだぜ
知らねえのかよ、 もう俺、こんな酷い顔じゃない。
大丈夫。最後に笑わせてやるからさ。
(485) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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|
カチカチカチ、と 傍らから拾ったカッターナイフ 使い慣れない刃物を俺は手にする 使い慣れない刃物で俺は顔を削る
がり がり がり
痛ぇなあ 笑顔を作るのってさ、 こんなに痛ぇんだっけ
がり がり がり
痛ぇ、まじで痛ぇ しかもあんまり上手くねぇなあ
(486) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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がり がり がり くっそ痛くて手が震える こんなに痛えなら、傷つけるのを辞めたい。 こんなに痛えなら、笑うのを辞めたい。
だけどさ のっぺらぼうのまんまじゃ みんなに引かれちまうだろ 笑ってる鳩羽憐が、望まれてるんだろ 笑ってる鳩羽憐を、俺が。望んでんだろ なあ。今までの 俺。
(487) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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『 憐れだなあ 』
(488) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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|
出来上がった顔がさ あまりに酷い出来だったから 俺は、思わず、泣いたよ。
もう、血しかさ、出ねえけど。 痛みに耐えて、血の涙を流して。 それでも無理やり笑顔を作って。 本当の俺はのっぺらぼうだ。
だけどさ。 そんな俺とはもう、サヨナラ。 あまりの痛さに意識が薄れてきたんだ。 そろそろさ、俺、行かなくちゃいけない。
(489) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
大丈夫、安心してほしい。 今そこで死んでるのは俺じゃないよ。
のっぺらぼうだった頃の俺。 痛みに耐えて、泣かないふりして、 カッターナイフで笑顔を作っていた頃の俺。
誰かの頭の中に、置いていってごめんな。 こんな俺でも、覚えていてくれたらさ、嬉しい。 俺だって、ずっと覚えてるからさ。
今までだって、これからだって。 写真の中に、たとえ写ってなくたって。
本当の俺はさ、そろそろ、行ってくるわ。 戦わなくちゃいけない現実に。 たったひとつの、未来に繋がる扉を開けて。
(490) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
どうか、本当に好きなひとに好かれますように どうか、本当の好きを見つけられていますように どうか、好きな生き方で自由に息ができますように どうか、──────────。
どうか、偽らずに、本当に好きなものを。 誰かの代わりなんかじゃなくて、自分のものとして、 ずっとその手の中に、たくさん収めていけますように。
俺にもさ、ちょっとくらい祈らせてよ。
(491) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
向き合いたいんだ、 自分と。家族と。誰かと。
寄り添いたいんだ。 誰かに。家族に。自分に。
こんなさ、酷い顔じゃあなくって ホンモノの顔のほうがさ もっと格好良く、笑えるだろ? もっとちゃんと、祈れるだろ。
(492) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
ああでも、もし赦してくれるなら それでも、時々、泣きたいな。 そしたら誰か、傍にいてくれるかな。
(493) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
当たり前の日常を、いつもどおりに。 それでも懸命に息をしている、誰かとか。 助けてって手を伸ばすことを いまも、ためらっている、誰かとか。
クラスのことを誰よりも想って まっすぐ正し、導いてくれる、誰かとか。
きっと今頃、本当の「すき」と ようやく向き合うことができた、誰かとか。
楽しい時も悲しい夜でも、 一番近い場所で共感してくれる、誰かとか。
─── ううん。 ここで共に過ごした9組のやつらなら 誰が隣に居てくれたって、うれしいな。
(494) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
キーンコーンカーンコーン…………
冷たい校舎が また動く 時計の針が、ひとつ進む音を聞く 刻まれただけの作り物の笑顔では 光の先の誰かの姿は、映せない。 それでもホンモノの俺はきっと、 動き出した未来で、待ってるよ。
(495) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
── 残された冷たい校舎で ──
[ 3−9の扉の外に、土足の靴の跡が続いている。 それは三階へ向かう階段へと伸びており、 階段の先の教室へと続いている。
文化祭では衣装部屋として使われていたのだろう 殺風景な教室の中に、姿見が1つ置いてあり その手前で、鳩羽憐は倒れている。
制服、裸足に上履き、いつもの姿。 眼鏡はどこにもなくて、勿論土足じゃない。 のっぺらぼうの顔には、刃物で目と口を模した あまり上手ではない「笑顔」が刻まれている。
眦から溢れた大量の血液が、涙のように、 床を、濡らしていた。 傍らには、カッターナイフが落ちている。 ]
(496) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
[ それからもう一つ。 3-9の教室の黒板の目立つ場所に ひとつだけ「寄せ書き」が増えている 目立ちたがりの誰からしい、 やたら主張した、綺麗じゃない字。 署名はなくとも誰のものかは、すぐ判る。
『 じゃあな、いってくる! 』
そしてその言葉の意味を知っている友は、 この世界には、おそらくもう、居ない。 ]
(497) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
|
[ もしも8:50にさ、 その部屋に誰かがすでに居たのなら 多分「文字は急に現れた」はず。
まるで今までそこに誰かがいたように。 白いチョークが宙から落ちて、床を汚した。 ]**
(498) 2021/06/13(Sun) 23時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 23時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 23時頃
[ そう。図太いひと。
これだけ大掛かりに死ぬよーって宣言して、
あんなメールまで残しておくような。
ともかく、そんな話をしていたらしい。
もうあそこから醒めてしまったから
そんな話は出来ないかとも思ってたけど、
ばっちり全部覚えているものだから。
よかった、とも、どうとも取れる。]
炭蔵くんの泣き顔?
それはレアだね、是非写真に残さないと。
……まだあそこに居るんだろうけどさ。
まあ、それはそうだと思う。
ゆっくりゆっくり、形を変えていたし。
世界にも受け入れられる上限があったりする、
そういうことなのかもね。
[ さて。死んだけれど、殺した、とも言った。
驚かれるのも無理は無いだろう
けれどたしかに私は殺したのだから、
くすくす笑って、お茶を濁しておくだけ。]
ただの夢では無いだろうし。
やっぱ、苦しい目にあってこっちにきたんだ。
それでも死んだけど死んで無いって、
変な感じするよね、……。
[ ちゃんと答えてくれてよくできました。
なんて、じっと向井くんの指の先を
なんとなく見ながら、
いつか話した言葉について言われれば、顔を上げ]
ああ、そんなことも言ったね。
なんだかもうそれすら懐かしいけど。
そっか。やっぱり虚しかったよね。
[ 淡々と。泣きそうにもなくそう言う姿に
吹っ切れちゃってまぁ、なんて思いつつ。
泣いてくれてもよかったんだけどなあ。
彼もまた、死ぬことで何か変わったのだろうか。]
…… 私?
私はずっと諦めて虚しくてだったからね。
似たようなものだよ。
頑張りたかった。でも無理だった。諦めた。
向井くん、認めないで堪えて頑張ってたから。
まあ、……ちょっと意地悪したくて?
頑張るのやめちゃいなよー……ってさ。
頑張り続けるの辛いじゃん。 それだけ。
[ 我慢の皮が剥がれてぐちゃぐちゃになった
素直なその下を見て見たかったから、なんて。
そう、言うなれば引きずり下ろしたかっただけ。
ただの意地悪だよ。ごめーんね、と。
そこまで反省してない様子で言って。]
[ いきなり話題が変わっても、
まあこれ以上は泥沼かもしれないからね。
深入りしすぎない方がいいこともある。]
ああ、食べてくれたんだ。
それは良かった。……ありがとう。
[ この礼だけは、少しだけ黒い視線は
和らいだものになって。
やっぱり、ね。自分の作ったものだ。嬉しいから。
飲み物を買ってくれると言うならば
それに甘えさせてもらおう。]
じゃ、カフェオレお願いしまーす。
[ 多分あった気がするから、と。
雑な注文をひとつ投げかけて]*
[向井くんと茉奈ちゃんの会話を聞いている。
盗み聞きするような意図は無いから、耳を澄ましているわけじゃない。
聞こえた内容をただただ、聞き流している。
楽しいことだけを享受しようと振る舞ってきた私。
クラスの誰と誰がどんな秘密を共有しようと、介入できないものもある。
……女子グループって噂が早いし、聞き流し慣れてるってのもあるけどね。
だけど、あの世界で食べたもののことを聞けば、
釣られてしまう魚のようにそちらを向いてしまう。]
パン……ケーキ……?
[何それ。食べてない。
いいなーと羨みの視線を隠さずに2人に向ける。]
あ、クレープ美味しかったよ茉奈ちゃん。
ありがと!
[こちらに帰る前日の夜にいただいたクレープのお礼を、
ちゃんとしていたか、し忘れていたか、
覚えていなかったので、改めて伝えよっか。]
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