人狼議事


14 冷たい校舎村10

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 天文学会 ワカナ




   [どうせ死ぬのなら、最後に星空がみたかった]
 

(10) 2021/11/11(Thu) 00時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[望月高校の屋上は、
絶好の星空観察スポットだ。

普段はここに至るまでにもうちょっとまっとうな手段を使うけれど、
今回はさすがに忍び込んだ。

そもそも家だってこっそり脱け出した。
上階にある自分の部屋の窓から脱け出したのだ。
机の上に手紙だけを残して]

(11) 2021/11/11(Thu) 00時半頃

【人】 天文学会 ワカナ



『 でかけてきます。さがさないでください。
  依緒の誕生日、いっしょにおいわいできなくてごめんね。 』

 

(12) 2021/11/11(Thu) 00時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[矛盾をはらんでいる。
何も残さなければ見つかる時間が遅くなるかもしれないのに。
こんなことをわざわざして。

それから屋上の縁に立って、
すでに書き上げていたメール>>1:1を一斉送信した。
文化祭をともに作り上げたみんなへ]

…………あっ。

どうせ最後なんだし、
あんな綺麗な文章じゃなくてもよかったかなあ……。

[そうだ、もう何も隠す必要がないんだから、
今まで己がどれだけ……
どれだけ自らのココロのおかしさを隠して生きてきたか、
それだって、もう、いいよね、隠さないで。
でも今から書き出したら、長い手紙になってしまう]

(13) 2021/11/11(Thu) 00時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

やっぱナシでいい、かな。


[それが身を投げる前の最後の言葉だった。
心残りならあって、それは、
和歌奈がいなくなった後のみんなを見られないことだった。
一番壊れてしまいそうで、
一番壊したくない面々。
和歌奈は死後の世界とか幽霊には懐疑的だった。
というか、なりたくはなかった]

(14) 2021/11/11(Thu) 01時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[……ともあれ、彼女自身の予想よりは早く和歌奈は見つかって、
今は手術室にぶちこまれている。
飯尾先生がそれを、早めに連絡したかどうかまでは和歌奈には不明である。


――現実のまんじりともしない時を置き去って、
冷たい校舎には二度目の朝が来る]

(15) 2021/11/11(Thu) 01時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[エレベーターは問題なく稼働しているが、
1Fから屋上までとは別に、もうひとつ回数表示が増えている。
猫みたいなマークが書かれている。
そのボタンを押せば、ちょっとした浮遊感の後、
箱は文化祭の日の喫茶店へとみんなを連れていくだろう。

校舎に卵が落ちているのは相変わらずだけど、
いつの間にか中身が増えている。
割ってみれば出てくるのは猫耳の片方だ。もちろん本物ではない。
文化祭の衣装の猫耳カチューシャをほうふつとさせるもの、
ぬいぐるみっぽい材質をしたもの――種類は様々である*]

(16) 2021/11/11(Thu) 01時頃

【人】 天文学会 ワカナ

―― 前日・夜が過ぎていく ――

[それからしばらく後、
墨鳥曰くケチャップ塗れのマネキンが安置されているのを、
隣の教室で見た。
ああ、確かにいろんなところに日食虎次郎っぽい特徴を残している。

教室に戻って、天文部の展示会場から持ってきた暗幕をばさっと落として、
黒板に書かれていた記述>>2:281を読んだ。そうして動いた。
そういうことかー……、って呟きながら、
でも、取り乱したりするような気持ちは起きなかった。
これがモノだとちゃんと分かっているから。

生きている人間がかえる代わりに、
壊れた人形が残ったのかな。
だから墨鳥雄火でさえも普通にしていたのか。
ただ、和歌奈は和歌奈でこの世界をつくった誰かさんが、
優しいのか意地悪なのか、よく分からなくなってきた]

(17) 2021/11/11(Thu) 01時頃

【人】 天文学会 ワカナ



[でも、人間って、たいがい、
卵にも似たココロの中に色々抱えてるよね?
どうしようもない矛盾だったりとか……]

 

(21) 2021/11/11(Thu) 01時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[そうして今の和歌奈の中には、
明日同じようなことが起こるのを気にする縮こまった気持ちと、
それでも明日が楽しみという気持ちが同居していた]

  『委員長のごはん楽しみだなー。>>2:370
   私は明日のお夕飯でも作ってみようかな!』

[そんなことを黒板に書きのこしたあたりでどっと疲れが出てきた、けど、
どうにかすっきりした状態で寝たくて、疲れた身体を引きずって動いた。
シャワーを浴びるまではちょっともたなかった。明日にしよう。
あ、ちゃんと保健室のベッドひとつ拝借しましたとも**]

(29) 2021/11/11(Thu) 01時頃

天文学会 ワカナは、メモを貼った。

2021/11/11(Thu) 01時半頃


 ―― げんじつせかい ――

[ コンコン。
 ノックの音が聞こえて、あたしははっと顔を上げた ]

 ふあっ!?

[ あたしの声は返事になってなかったし、
 なんなら返事じゃなかったんだけど、
 ドアを開けてお母さんが入ってくる ]

 「寝てたの?」

[ お母さんはあきれ顔。
 手にはトレイを持ってて、そのトレイには、
 レンチンの焼きおにぎりが2つと
 具沢山のお味噌汁が載ってる。 
 お母さん、よく夜食を持ってきてくれるんだよね。
 あたしが真相を知った日以降、特に。
 あたしが何かやらかさないか、きっと心配なんだと思う ]


[ あたしはというと、机の上に参考書とノートを広げて
 寝てた。寝てた……んだ。
 なーんだ、夢かあ。
 夢……だった? ]

 「七星?」

[ お母さんが怪訝そうな声であたしを呼んだ。
 トレイを机の端に置いて、
 あたしに手を伸ばしてくる ]

 「首、どうしたの?痣になってる」

 …………え。

[ お母さんの手があたしの首に触れた。
 ポーチから手鏡を出して確かめてみれば ]



 うわっ。

[ 怖いんだけど!
 指で首絞められたみたいな痣ができてるんだけど!
 あれはただの夢なのに!
 そうでしょ?
 だって、ただの夢じゃなかったら、それって ]


[ ぴこーん。
 聞き慣れた音がしたのは、その時だった。
 スマホのメッセージ受信音だ。
 条件反射みたいにあたしは確認しちゃう。
 送信者は……日食君?
 こんな時間に珍しいな。
 日食君といえば猫だけど、
 こんな時間に猫写真を撮ったわけでもなかろうに。

 そんなことを考えながら、メッセージを開けば ]

 今、病院に着いた……?

[ 病院?なんで病院?
 よくよく見れば、グルチャに送られた
 日食君のメッセージは、それだけじゃなかった。
 あたしは瞬きを忘れて、
 ついでに目の前にいるお母さんのことも忘れて、
 慌ててメッセージをさかのぼる ]


[ 病院って不穏な単語に、お母さんが首を傾げて、
 話の途中だっていうのに口を挟まずに待ってくれてるの、
 気づく余裕は今のあたしにはなくて ]



 『帰ってきた。病院行く』
 『今家を出る』

[ 帰ってきた?帰ってきたって、どこから?
 日食君のメッセージは要領を得ない。
 イラっとしそうになったけど、
 他にもメールが届いてることに気づいた。
 飯尾先生?と、和歌奈ちゃん?
 
 グルチャにメッセージじゃなくて、メール。
 首を傾げながらあたしはまず
 和歌奈ちゃんからのメールを開いて ]


[ 血の気が一気に引いた。
 和歌奈ちゃんから送られてきたメールは、
 あの校舎で読んだ遺書だった ]



 お母さん、

[ がくがくと体が震えて、
 あたしは忘れてたお母さんのことを都合よく思い出した。
 片手にスマホを持ったまま、もう片方の手で、
 お母さんの腕をつかむ ]

 お母さん、どうしよう。
 和歌奈ちゃん、和歌奈ちゃんが、死んじゃう。

 「七星。七星、落ち着きなさい」

[ 空いてる方の手で、お母さんが背中をさすってくれる。
 でもあたしは落ち着けない。落ち着けるわけない。
 どうしよう。止めなきゃ。行かなきゃ。でもどこに?

 ……病院!
 そうだ、病院って、さっき読んだ! ]



 ……病院!日食君、着いたって……。

[ どこの病院かは書いてなかった。
 っていうか日食君はどうして知ってるの?
 誰から聞いて……あ。
 先生からのメール!
 あたしは慌てて先生からのメールを開く ]



 ……お母さん。

[ メールを読み終わって、あたしはお母さんに向き直った ]

 友達が、病院に運ばれたの。
 あたし、行きたい。

[ 先生からのメールには、
 和歌奈ちゃんが望高の屋上から飛び降りて、
 望月病院に運ばれたって書いてあった ]



 行かなかったら、あたし多分一生後悔する。
 夜食は、持ってく。

[ あたしは、なんていうか、ぐちゃぐちゃだ。
 認める。あたしにはそういう部分がある。
 多分あたしの言動で、お母さんはあたしの友達が
 病院に運ばれた理由を察したと思う。
 ぐちゃぐちゃなあたしを、自殺を図ったであろう友達に
 関わらせたくないと思う。
 でも、行かなきゃ。絶対行かなきゃ ]



 ……あのね、あたし、夢の中でひめちゃんに会ったの。

[ ひめちゃん。
 その言葉に、お母さんの肩が震えたのがわかった。
 だけど構わずあたしは言葉を続ける ]

 ひめちゃんに死んでって言われたけど、断った。
 あたしは生きたいって。
 ちゃんと言って、ちゃんと決別できたよ。
 だから……あたしは、大丈夫だから。

[ 実際のところ、そんな簡単な話じゃないと思う。
 今でもあたしのどこかはやっぱりぐちゃぐちゃだし、
 カウンセリングとか、多分そういうの、
 あたしには必要なんだと思う。
 だけど、今は。今だけは。
 大丈夫だから行かせてほしい ]


[ お母さんは大きなため息をついた ]

 「食い意地が張ってる間は大丈夫そうね。
  お味噌汁はスープポットに入れていけばいいでしょ。
  お父さんに車を出してもらいなさい」

[ お母さんの言葉に、あたしは目を見開いて、
 それから抱き着いた ]

 うん、ありがと。
 ……あのね、あたし、お母さんのこと、大好きだからね。
 お父さんのことも。
 


[ コートを着て、マフラーを巻いた。
 首が隠れるように、しっかり。
 玄関のドアを開ければ、そこは雪景色じゃなくて、
 だけど冷たい空気がほっぺたを冷やす。
 
 お父さんは、もう車のエンジンを掛けてくれてた。
 乗り込んでシートベルトを締めて、
 そしてあたしはグルチャにメッセージを送る ]

 『ただいま!夏見、帰還しました!
  今から病院へ向かいます!』**
 


メモを貼った。


【人】 天文学会 ワカナ

―― 朝の校舎 ――

[ところで。
昨夜の和歌奈は夕飯も食べないまま眠ってしまったわけだが、
そういうことはたまにあった。
時間も忘れて星空を観測し、
あったかい家に戻ると疲れがどっと出てくるパターンがおなじみだったり。

だから、過剰な空腹で深夜に目が覚めることもなく、
目覚めれば、朝だった]

(72) 2021/11/11(Thu) 21時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

―― 朝の校舎 ――

[……朝の保健室だ。
しんしんと忍び寄る冷たさの中、
誰かさんの世界で一夜を明かしてしまったなあ、と胸中で呟いた。

いくつか空いたベッド>>2:397>>2:437があることには気付いたけれど、
深く気にすることはなく、
寝てる子を起こさないように、動く。
……叩き起こして朝ごはんを作らせるというのもどうか、と思ったわけだ]

(80) 2021/11/11(Thu) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[シャワー室を借りて温かいお湯を浴びて、
いつもの制服に着替え直して教室へと行く。
通学時間と朝食の時間を綺麗にショートカットできたから、
時間には余裕があった。
途中で購買>>2:348を経由して、
クリームパンをひとつ持っていっても十分おつりが来た。
……いや、レジの傍に代金を置いていったから、
勝手にもっていったことにはならないはず]


  平塚ちゃんが朝食係とな……。

[黒板に最近書き加えられたと思しき文>>2:438に気付いた時には、
すでにもむもむとクリームパンを食べ終えた頃。
タイミングはよろしくない。なんとも残念そうな顔をした]

(82) 2021/11/11(Thu) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ



 [その時だ、三度目のチャイムが鳴ったのは。>>#0]

 

(83) 2021/11/11(Thu) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ

…………。


[最初にマネキンが見つかったのも八時五十分だった。
夜の。
じゃあこの朝は何が起こるのか。
……良くないなあ、って呟きながら、教室を駆けだした。
宛てなんかないからしらみつぶしに回るしかない。


上の階を探すなら階段ではなくエレベーターを使うしかない。
……扉の閉じた箱の前に立って、ふと気付く。
誰かが其処に行ったんだろうか、
「R」のランプが点灯してるし、
もうひとつ、猫のマークが増えている。>>16

和歌奈がボタンに手をかけるより先に、
エレベーターのランプは動いた。
途中で止まることなくまっすぐこの階まで]

(87) 2021/11/11(Thu) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ



  おー、……不知火ちゃんか。
  …………ひょっとして、誰かを探してた?
  あるいは……マネキン、をさ。


[こんなすれ違い昨夜もあったような。>>76
とはいえあの時と違って不知火真梛はひとりきりだったし、
和歌奈の顔も曇っている。

やがて和歌奈は二つのマネキンの在処について知る。
ますます表情が曇る……というよりは思案気になる]

(88) 2021/11/11(Thu) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ


今度はいっぺんにふたつかあ……。
わかった、私は夏見ちゃんのマネキンの方に行くから。

[マネキンってそんなに重くないよね。たぶん。
重かったらだいぶ引きずることになりそうだけど、
それでも、エレベーターに乗せることさえできれば、
なんとかなる、そう思いたかった]


  ええと、なんていうか、お疲れ様。
  まあここからは私に任せなってことで。

[うん、なんとかなりたい*]

(89) 2021/11/11(Thu) 22時頃

天文学会 ワカナは、メモを貼った。

2021/11/11(Thu) 22時半頃


 ―― 望月病院 ――

[ お父さんは、車を病院の正面入口の前じゃなくて、
 夜間入口の近くに停めてくれた。
 あたしはありがとうってお礼を言って、
 トートバッグを持って車を降りる。
 お財布とかハンカチとか、
 ラップに包んだ焼きおにぎりとか
 お味噌汁の入ったスープポットとかが入ってる。
 スマホはすぐに気づけるようにコートのポケットの中だ。
 帰る時は迎えに来るから連絡しなさいって言う父に、
 あたしはもう一回ありがとうを言った ]

 日食君。

[ 夜間入口を入ってすぐ、
 自販機コーナーに日食君がいた。
 思わずあたし、大きな声を出しそうになって、
 慌てて口をふさぐ。
 いけないいけない。ここは夜の病院だ ]


[ メッセージは届いてたんだからさ、
 無事なのはわかってた。
 あたしだって、あの世界で死んだけど、
 こうやって生きてるんだし。
 だけどやっぱり無事な姿を見ると安心するね。
 おかえりって言ってくれる日食君に、
 あたしはうんって頷いた ]

 日食君も。無事でよかった。
 日食君、マネキンになってたんだよ。
 あたしと路子ちゃんで運んであげたんだから。
 感謝しろよな!

[ 血まみれになって云々はさすがに言わないけど、
 恩はしっかり売る!
 両手に花だったんだんだから!
 意識はなかっただろうけど!
 そしたら、ジュース奢ればいい?なんて
 自販機の方を向こうとするから慌てた ]



 なんでそーなるっ!
 ……そーだなあ。日食君といえば猫じゃん。
 
 和歌奈ちゃんさ、きっとすぐ退院ってわけには
 いかないよね。
 きっと退屈するだろうからさ、
 選りすぐりの猫写真、グルチャに流してよ。
 あたしも見るし。

[ 小6のあの日、飛び降りようかって言ったあたしを
 ひめちゃんは止めた。
 飛び降りだと、あたしの生死を
 コントロールできなかったからだ。
 飛び降りだと死ぬってひめちゃんは考えたんだろう。

 和歌奈ちゃんは、望高の屋上から飛び降りた ]


[ ……そーゆーことは今は考えない!!
 和歌奈ちゃんは、ひとりじゃない。
 ひとりじゃないから、大丈夫のはず。
 みんなが一緒に連れて帰ってきてくれるはず。
 なにしろあそこには、
 「持ってる」路子ちゃんだっているんだし ]


[ あたしはあの世界を夢だったとは思ってないし、
 日食君もそうみたいだった。
 こうやって話が通じるのが何よりの証拠 ]

 ……さて。先生来てるんだよね?
 和歌奈ちゃんのご家族とか。
 挨拶してくるよ。
 日食君はまだしばらくここにいるの?
 なら、誰か来るかもしれないし、出迎えよろしく!

[ あたしはそう言って、病院の奥へと足を進めた ]*


メモを貼った。


【人】 天文学会 ワカナ



わかるわ……私だって寂しいし……、
それに、いくらマネキンとはいえ、
寒そうなところにひとりぼっちにしておくのはねえ。


[そう、いくらマネキンといえ、だ。>>93
ただ、和歌奈はあくまでだれそれのマネキン、と呼ぶけれど、
彼女はちゃんと名前で呼ぶ。
そういうところも優しいと思うなあ。

その微笑み>>94が心配で崩れないようになんとかしたい。
具体的には素早くやるべし――]

(111) 2021/11/11(Thu) 23時半頃


     わたし
[そう、平塚莉希が死んでも
 ママは悲しまない。

    天野莉希の死を、悲しむだけ。
    だってそういう人なのだから。]
 


【人】 天文学会 ワカナ

―― 屋上の扉の前 ――

[とはいえ、いざマネキンと向き合ってみれば、
思うところの一つや二つ、出てくるわけで]


ふふ、二人きりになれたね夏見ちゃん。


[ついでに二人きりならば、
意味ありげな笑みも隠さない。
とはいえ数秒も経てば引っ込めたが]

あのさ、ごめんね。
実は……夏見ちゃんがこの世界を作ったかもしれない、って、
私、ちょっと思ってたんだ。
ほんとにちょっとだけだよ。

(112) 2021/11/11(Thu) 23時半頃


   わたし
[ 平塚莉希は 貴女の どこにいますか? ]
 


[文化祭が終わって春が近づくにつれ、
 どんどん憂鬱になっていった。
 進学するにしたって、ママが納得するところに
 しか行かせてくれない。
 レッスンやオーディションだって再開する心算
 だろう。

 ……また雁字搦めの生活に戻る?

 ううん、この三年間だって、
 糸は絡まったままだったよ。]



[ まるで操り人形のように ]
 


【人】 天文学会 ワカナ

……進路の話をした時のことを思い出すとさあ、
ひょっとしてその可能性はゼロじゃないかも、
なんて思っちゃって。

[実はお互いに気持ちを隠してたとか、>>2:351
あの時夏見七星に対して的外れなことを言ってたとか。
もちろん知らない。
だから、いずれこの疑惑が杞憂であるかどうか確かめたかったけれど、
そうするべき相手は、どうやら、
この世界のどこにもいないらしい]


  正直、今はほっとしてるよ。ちゃんと。


[ふと小声で漏らされた言葉の本当のところは、
どこまでも自分本位だ。
普通の日常に帰るという理由を盾にして、
夏見ちゃんのココロを引っ掻き回す機会も、
その誘惑につられる機会も、なくってよかった]

(113) 2021/11/12(Fri) 00時頃

【人】 天文学会 ワカナ



[やりたいけど、やりたくないことだ、こんなの。
こんなことをしても、私の「このメンバーで何がしたいか」が解決されると思えない。
墨鳥くんとの昨夜のやりとりでも、そっちを考えないでよかった。


  誘惑に抗えるかどうかはまた別の話だけど。
  我ながらため息のひとつも出るというもの]

 

(114) 2021/11/12(Fri) 00時頃

【人】 天文学会 ワカナ


[こどものような小さな指で首を絞められた痕をなぞる。
苦しめられながらも笑っている、>>2:429
その矛盾にまみれた顔を見つめる]


この世界をつくった誰かさん。
優しいのかそうでないのか、やっぱりわからない。


[自分の頭の中という卵にみんなを閉じ込めておきながら、
帰るための道を用意している……のかなあ]
 

(115) 2021/11/12(Fri) 00時頃

―― 帰還 ――


 ―――――っ!


[何かに弾かれるようにばちりと目が覚めた。

 鼓動が早い。
 呼吸が浅い。
 嫌な汗だって流れている。
 まるで悪夢を見た時のように。

 息を落ち着かせながら沈んでいたベッドから身体を
 起こした。

 えぇと、私何してたんだっけ?
 ……そうだ。ママと電話して一方的に色々言われて、
 しんどくなってベッドに身を投げたんだ。]


[窓の外はとっぷりとした闇に染まっていて、
 冬の空気が星の光をより綺麗に瞬かせている。
 思わず窓を開けた。
 窓はすんなりと開いた。
 雪は積もってはいなかった。]


 ……夢、だったのかな?


[夜空を見上げれば綺麗だなぁと思ったけど、
 身体が冷えればママに怒られる、とやっぱり
 すぐにからりと閉めた。]


[やることやらなきゃと思って時間を確認しようと
 ベッドに投げ出されたままだったスマホを手に取る。
 そこでいくつか通知が入っているのに気づいた。
 それは日食君、それから飯尾先生、和歌奈さんの
 順に表示されていて。
 どうしたのかなって、一番上の日食君から目を
 通した。


 病院? どこか怪我したのかな?


[もしかして送信先間違えた?なんて思ったけど、
 次に飯尾先生のメールを開けば、その意味はすぐに
 知れることとなる。]




 ……夢、じゃ、なかった?
 あの世界は。
 ホストは、和歌奈さんだったってこと?


[あの世界で見た同じ文面が、一言一句違わず
 確かにここにある。
 その画面を凝視していると、もう一件、通知が
 入った。


 ……行かなきゃ。


[七星さんも帰って来た?って思ったけど、
 今はそんなこと気にしてる場合じゃない。]




『平塚莉希も帰還
 病院、私も向かいます!』


[私もグルチャに返信を打って、部屋を飛び出した。]


【人】 天文学会 ワカナ

むむ……。

[和歌奈とそう身長の変わらないマネキンを、
脇の下に両手を通して立たせる。
和歌奈の力じゃどうしてもかかとが完全に床から浮かなくて、
ずるずると引きずり気味になってしまう。
その状態でエレベーターに向かって進んでいると、
軽快なチン、という音が到着を知らせる。>>106]


石頭くん! ちょうどいいところに!
あのね、夏見ちゃんのマネキンを運ぶのを、
ちょーっと手伝ってほしいの。

[と、頼みながら視線をわざとらしくマネキンの足に向けた。
そっちを持ってほしいと言いたげだ**]

(124) 2021/11/12(Fri) 00時頃

天文学会 ワカナは、メモを貼った。

2021/11/12(Fri) 00時頃


[ 手術室に、人影が見えた。
 手術中の赤いランプが灯ってるのも、見えた。
 あたしはゆっくりと近づいて、頭を下げる ]

 こんばんは。

[ 来たのか、と声を掛けてきたのは飯尾先生。
 和歌奈ちゃんのお父さんは、
 わざわざありがとうございます、って
 子供のあたしに敬語で挨拶して、
 頭まで下げられてしまって、あたしはちょっと慌てた。
 和歌奈ちゃんのご家族には文化祭の日に会った。
 覚えてる。

 和歌奈ちゃんのご家族は他に誰か来てたかな。
 皆さんお揃いだったかもしれないし、
 もう夜も遅いから、お母さんと妹ちゃんは
 お留守番だったかも ]


[ 和歌奈ちゃん、来たよ。って、
 あたしは手術室の扉を見つめた。
 この向こうに和歌奈ちゃんがいる ]


[ しばらくそうしてたけど、
 先生が、ちょっと一服してきます、って
 席を外そうとするのに、
 あたしはついていくことにした。
 先生にはちょっと話したいことがあったから ]

 あ、あたし夜食持ってきてて。
 ちょっと食べてきます。

[ ご家族にそう言って、あたしは先生を追いかけた ]


[ 病院って屋内には喫煙所作れないんだって。
 あたしは煙草吸わないし吸う予定もないから
 どうでもいいけど。
 病院の外の特定屋外喫煙場所とやらで
 そう言って嘆く先生の横で、
 あたしはラップをめくっておにぎりを食べた ]

 先生さー、教育者の端くれってやつでしょ、
 だったらさあ、集団失踪事件の話、知ってる?
 誰かの頭の中にいた、みたいな話。

[ レンチンの焼きおにぎりは冷めても美味しい。
 もぐもぐしながら聞いたら、
 端くれ言うな、って小突かれた。
 一応知識としては知ってる、とも ]



 先生、あたしねー。
 さっきまで、和歌奈ちゃんの世界にいた。
 ……って言ったら、信じてくれるー?

[ あたしがそう言ったら、先生は怪訝そうな顔をした。
 大人を揶揄うもんじゃない、ですとな? ]

 先生、こんな状況でそんな冗談言うほど、
 あたし不謹慎なやつじゃないよー。

[ そりゃ夏見七星、お調子者ですけどね?
 ハチャメチャガールズとか一部で言われてる
 らしいですけどね?
 言っていいことと悪いことの区別くらいは
 ついてるつもりです! ]



 和歌奈ちゃんの世界って、望高文化祭だった。
 それでさ、あたしとか日食君は帰ってきちゃったけど、
 その世界にまだ残ってる人がいるはずなの。

[ 路子ちゃんに、真梛ちゃんに、荒木君に……って
 あたしは指を折って数える。
 莉希ちゃんからのグルチャは
 車の中で読んだ。
 莉希ちゃんももうじき来る。
 先生が信じてくれないなら、
 莉希ちゃんからも言ってもらおう。
 あたしたちは、和歌奈ちゃんの世界にいたって ]

 だからさ、先生。
 みんなが連れて帰ってくれるはずだからさ、
 ……和歌奈ちゃん、助かるよね。

[ おにぎり包んでたラップを小さく丸めて握りしめる。
 俯いたあたしの頭に、先生の手がポンって乗った ]**


メモを貼った。


メモを貼った。




 あの!私ちょっと望月病院に行ってくる!


[下にいた祖父母にそんな声をかけて慌ただしく
 バタバタしていれば、驚いた二人から一体
 どうしたのと声がかかった。]


 あ、えっと、その、
 友達が、運ばれたって…!


[祖父母は昔里帰りした時は気難しくて厳しい人たち
 って印象だったけれど、今は孫として普通に接して
 くれている、と思う。
 たどたどしく説明をすれば、二人は顔を見合わせた。]


[望月病院は自転車で行けばそんなにかからない。
 コートを羽織ってマフラーを巻いて、迷いなく
 飛び出そうとしていれば待ての声が響いた。
 こんな夜中に外出は関心しないと。]


 で、でも……!


[確かに関心できないかもしれない。
 でも私だって子どもじゃない。
 どことなくママに似た面影に、雰囲気に、
 反論の声はそれ以上出てこない。]


「夜道は危ないから送っていく。」

            ――――え?


[下を向きかけたら、降ってきた声に素っ頓狂な
 声が出た。

 私を、心配してくれた?
 それともやっぱり世間体?
 なんて考えてしまうのは失礼だっただろうか。

 でも断る理由はない。
 だって私は病院に行きたいから。]


 ……お願いします!


[そうして車に乗り込んで、病院を目指した。]


[私食堂に食料があるって書き込みだけ見たわけ
 じゃないよ。
 ちゃんと日食君についての書き込み
 見たら、マネキンもちらっと確認した。
 保健室のベッドは四つで、女子は五人。
 路子さんはどこでも寝れるからとベンチで寝て
 しまって
 遠慮して空けるのも勿体無いなぁって思ったから
 使わしてもらったけど、マネキンを見てしまった
 せいかなかなか眠れなくて。
 だから。]


 首大丈夫?


[自販機の所にその姿を見つけたら、
 開口一番にその細い首を確認した。
 まぁ大丈夫じゃなかったら日食君も私もこんな
 ところにいるわけないんだけど。]




 本当に苦しかったな、あれ。
 死ぬのって、あんなに苦しいんだね。


[日食君の身にどんな現象が起こったのかは
 知らないけど、そんな言葉をぽつりと零す。
 和歌奈さんも苦しかったかな、痛かったかな。
 少なくともその胸の内は、苦しかったのだろう。

 七星さんももうついていると教えてもらえば、
 私はその姿を探したんだ。]


[ドラマとかでよくあるよね。
 暗い病院に赤いランプが灯ってさ。
 その前に家族が神妙な面持ちで待ってるの。
 まさかリアルで体験することになるとは
 思わなかったよ。

 ご家族にぺこりと頭を下げた。
 この扉の向こうに、和歌奈さんがいるんだ。
 ランプはまだ、消える気配はない。]


 七星さん、に飯尾先生。
 こんばんは。


[二人がどこにいったかを教えてもらえば
 そちらへと足を向ける。


[会いたかったのは飯尾先生じゃなくて七星さんだ。
 脇目も振らず傍によればぎゅって抱きついた。
 そんなこと今までしたことなかったけど、
 しょうがないよね。
 ちょっといろいろ情緒崩壊してるんだ。
 だから許してね。]


 ……七星さんも帰って来たんだよね。
 みんな、帰ってくるよね。


[二人が何を話していたのかなんて知らなかったけど、
 その言葉を聞いたら先生も、信じてくれたかな。]**


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 天文学会 ワカナ

―― 屋上の扉の前 ――

[マネキンのことを聞いていたのなら話は早かった。>>128
さすがにマネキンがどんな傷つき方をしてたかは聞いてなかったようで(それもそうか)、
酷いな、という言葉がこぼれる。>>131

そう、確かに何かをされたようではある。
血みどろではないもののそこは日食虎次郎のマネキンと同じ。
当然のように心当たりはないので、
首を小さく傾げるのみ]


ある人にとってはあると思うよ。意味は。

[死体に見えなくもないだけのマネキンを運んで並べるということについて考える。
それは見るによって形を変える光景だろう。
ただの物の並びと見るか否か]

(139) 2021/11/12(Fri) 14時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[今頃まだ見ぬ平塚莉希のマネキンも運ばれているところだろうか。

マネキンを置いてけぼりにするのはどうかと思う――
という辺りには同調した和歌奈だったが、
いざマネキンが揃って並べられても、
昨夜のように、先程のように、取り乱すこともないんだろう]

(140) 2021/11/12(Fri) 14時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[足の方が持ち上がったなら、>>132
両腕にかけていた力をゆっくりと抜く。
一気に抜くとバランスが崩れちゃうからね]

……そうだねえ。無事じゃないとそれこそ事件だよ。

[今の状況、
本で読んだ失踪事件のように無事な人が出る事例に当てはまっているのか、
こちら側からは確実に分からないのが困る]

……ていうか石頭くんこそ、さっさと素早く帰らないといけないやつじゃん?
君がいなくなると悲しんじゃう子がいるでしょうに。

[ふっ、とそんなことを口に出す。
間違いではないはずだ。
何せ和歌奈の中の石頭幣太郎は依然として、
“将来を誓い合った婚約者と結ばれている人”だ。
そのことを疑ってなかった**]

(141) 2021/11/12(Fri) 15時頃

天文学会 ワカナは、メモを貼った。

2021/11/12(Fri) 15時頃


メモを貼った。


【人】 天文学会 ワカナ

[河合和歌奈のココロに、
悲しみの雪が降り積もったことはない]

(208) 2021/11/12(Fri) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[そりゃあしんどいみたいなことならあった。
一時期「ただいま」と言っても何の返事もなかったこととか、
手ひどく振った親友の恨みを買って、
机の中身をゴミ箱にぶちまけられたとか。

でも、全然泣かなかったし、みじめにも思わなかったし、
ココロが痛むということを、身をもって経験したことはなかった]

(209) 2021/11/12(Fri) 22時頃

【人】 天文学会 ワカナ

[だからこそより手ひどい喪失を怖れていた。
自分が他人のココロを突いたせいで
ココロより人の縁よりも、より大きいものが壊れたら。
それこそ自分が嫌になってしまいそうで。


もっと普通に生きることができていれば、
普通に恋をして、
誰かの恋を失う痛みにも、普通に寄り添うことができたのかな]

(210) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

―― 屋上の扉の前 ――

さあね……。

[首を横に振った。>>144
心当たりの一番手はマネキンになりました、なんてわざわざ言うこともないし、
マネキンだけを残してしまった三人の他に心当たりもない。

クラスメイトが減っていってるのは確かだけど、
急にミステリーにジャンルが鞍替えしたとも思ってない。
死体は語るかもしれないがマネキンは語らない。
それでも大事には扱うよ。運んでいる間中は]

(211) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

【人】 天文学会 ワカナ



  …………。


[「悲しむ奴なんていない。」>>146
その言葉の意味するところに気付かなかったはずがない。
いつからそうなってたんだろう。
婚約者ちゃんの誕生日はちゃんと過ごせたのか。
ていうか、もしかして、もう向こうには他に男がいるとか? これはあくまで勘だけど。

壊れた物は元に戻らない。
彼らの婚約関係も、幸せな人だとぼんやり思ってた石頭幣太郎への認識も。
今己は壊れた関係の、あるいは思慕の残骸を踏んでいる。
もっと踏んだら細かくなってしまいそうな……]

  ―――へっ!?
  心中って、……えっと、この世界で死ぬの?
 

(212) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[うわあ、なんて心で言っちゃう。
和歌奈としてはこの世界で死ぬこととマネキンになることの相関関係は不明で、
だからこそうかつなことは言えない。
でも、かけるべき言葉は決まっている。
そう、河合和歌奈ならこう言うだろうってことが]


いやびっくりするって、……えー、と、でも、
―――いいんじゃないかなあ。好きにしちゃって。


   […………ん?]
 

(213) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

[ 足音が聞こえた気がして、あたしは顔を上げた。
 莉希ちゃんの姿を認めて、思わず目を見開く ]

 莉希ちゃん!
 おかえり!

[ ここは屋外であるからして、多少声が大きくても大丈夫。
 なーんてこと、考える余裕なんかなかった。
 反射的に口をついて出ちゃったんだよ。
 ここが病院の外で良かった。
 こんばんはって言う莉希ちゃんに、おかえりって返して
 ぎゅって抱き返す。

 今この一瞬だけは、和歌奈ちゃんを心配する気持ちより、
 莉希ちゃんに会えて嬉しいっていう気持ちが
 上回っちゃったかもしれない。
 一瞬!一瞬ね! ]



 うん、……うん。

[ 莉希ちゃんの質問に、あたしはうんうんって頷く。
 七星さん「も」って莉希ちゃんは言う。
 莉希ちゃんも帰ってきた。
 つまりそれって……莉希ちゃんもきっと、あの世界で
 死んだんだろうって思う。
 痛かったよね。それとも、苦しかったかもしれない。
 労いの気持ちを込めて、莉希ちゃんを抱きしめたまま、
 その背中を撫でた ]

 せんせー。
 和歌奈ちゃんの世界で、莉希ちゃんも一緒だったんだ。
 ね?莉希ちゃん。

[ 莉希ちゃんに抱き着いたまま、
 あたしは先生の方に顔を向けた ]


[ 先生は、しばらく黙ってあたしたちの方を見てた。
 けど、頭をぼりぼりした後、降参って感じで手を挙げる ]

 「あー、わかったわかった。
  ……けどな」

[ 先生は、しばらく言葉を選ぶみたいに
 視線をさまよわせた後、
 少し声を落として、言った ]

 「もし……河合が、……戻ってこなくても。
  他の奴らを責めてやるなよ」

[ どきんと心臓が跳ねた ]


[ みんなが連れて帰ってくれるはずって
 あたしは言った。
 莉希ちゃんの言った「みんな」にも、
 もちろん和歌奈ちゃんは含まれてるはずだ。
 自分に言い聞かせるようにあたしはそう信じてる。
 
 だけど、もし、和歌奈ちゃんが帰ってこなかったら? ]



 ……そんなの、当たり前、だし。
 責めたりなんか、しないし。
 でも……でも、帰ってくるよ。ね?

[ ぎゅってあたしは莉希ちゃんに抱き着く腕に力を込めた ]


[ 和歌奈ちゃんの世界にあたしたちが呼ばれた理由。
 最期に一目会いたかったからじゃないか。
 路子ちゃんはそう言ってたけど。
 その言葉に、そうかもってあの時あたしも思ったけど。
 っていうか、そういう気持ちもきっとあると思うけど。

 それだけじゃなくてさ。
 和歌奈ちゃんの中のどこかに、連れ戻してほしい気持ちが
 あるからだったりしないかな。

 だって。だってさ。
 ひめちゃんの世界に、あたしは呼ばれなかった。
 それって、ひめちゃんに
 なんの未練もなかったからじゃない?
 あたしを縛り付けるために命を捨てたひめちゃんだもん。
 もし、ひめちゃんもあんな世界を作ってたなら、
 そこにあたしが呼ばれないはずがない ]


[ はやくひとりになりたいなあ。
 いつかの和歌奈ちゃんの言葉を思い出す。

 だけど、和歌奈ちゃんは呼んでくれた。
 和歌奈ちゃんの世界に、あたしたちを呼んでくれた。

 ねえ、和歌奈ちゃん。
 やっぱりひとりぼっちはさみしいよ? ]*


【人】 天文学会 ワカナ

文化祭でやりたいことをやればいい、みたいなこと、
墨鳥くん、言ってたし。
――いや絶対そういう意味で言ったんじゃないと思うけどさあ。
でも石頭くんに、他にやりたいことがないなら。
それも選択のひとつ……というか……

[待て待て。
これは、うん、「河合和歌奈ならこう言うだろう」とは明らかに逆だ。
石頭くんの投げやりが移っちゃったんだろうか。
今から全部ナシにする。どうしよう?

呆然としてマネキンを持つ腕から力が抜けかけたけど、
そこはどうにかこらえた。
気がつけば屋上へ向かう扉に視線が吸い寄せられていた。
むしろこの世界をつくった誰かさんと心中したいのはこっちだよ。
なんという身勝手]

(217) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

【人】 天文学会 ワカナ



はあ……なんか、ごめん、語っちゃって。


[マネキンは運ぶけど、ちゃんと。
一仕事終えるまでの間、石頭くんとまともに目を合わせられる気がしなかった*]

(218) 2021/11/12(Fri) 22時半頃

天文学会 ワカナは、メモを貼った。

2021/11/12(Fri) 22時半頃


【人】 天文学会 ワカナ

[この世界に残るという意味での心中。>>219
そっちはそっちで心穏やかじゃない。
もしかすると正体を隠したままの、
恥ずかしがり屋の誰かさんのことでも考えてるのだろうか]

……心中してほしい。
私は違うと思うな。なんとなくだけど。

[そういえば墨鳥雄火には言ってなかったが、>>2:349
現代文は和歌奈も得意ではない。
古文で、古き時代の言葉の意味を暗記する方がまだできる。
これが英語になるとちょっと頭が痛くなる。
……話が逸れた。
とにかく誰かさんの考えていることなどピンとこない。
世界の仕組みだって、そう]

(222) 2021/11/12(Fri) 23時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

[自分で言ったことに挙動をおかしくして、>>220
夏見ちゃんのマネキンは落としかけたけど無事。セーフ。
そのまま無事にエレベーターにも乗り込めた。
閉ざされた箱の中で、ちらっと視線を流す。
相手に問われたからには、なるべく目を合わせて答えないとね>>221]


……そりゃああるよ。
仮にこの世界をつくった誰かさんの目的が、
ずっと一緒にいてもらうことだったら、そんなのゴメンだし。

[じゃあ、そうじゃなかったら?
天邪鬼じみてずっとここにいてもいい、って思うんだろうか。
誰かさんの目的を壊すために?]

(223) 2021/11/12(Fri) 23時半頃

【人】 天文学会 ワカナ

でもまあ、私は私のやりたいことをやってからかなあ。
単に調理係っぽいことを。

[彼がそんなにヘンに思っていない様子なのは、
とりあえず落ち着いて受け答えするのに役立った。
それでもまともに顔が見れないって気分は継続中。

やがてエレベーターは1Fについて、
せっせと2組の教室へ運んだ夏見ちゃんのマネキンを、そっと横たえる*]

(224) 2021/11/12(Fri) 23時半頃

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