人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 夜笑国 メイ


[せり上がってきた懺悔>>361>>362
 わたしの喉を貫いた。
 和らぎかけた表情が強張る。

 わたしは言葉を紡げない。]
 

(391) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[小休止のように沈黙があって、
 わたしは塞がれた喉に更に息を詰める。

 1ミリも信じていない仮定の話をした。
 それに向井くん>>357が言うように
 もうダメなくらい疲れたちゃったなら尚更、
 わたしはここに永遠を願えない。

 だからチャイムの音に思いを馳せ、校舎を見つめる。
 きっと今日もこの中で何かが起こった。
 視線を戻したわたしに降り注いだのは、
 いつかのわたし>>2:599に通ずる無力感。
 それから不安、それを隠すための敵意。

 誰に何を思われてもいいつもりだったけど、
 向井くんに信じてもらえないのは嫌だなって思った。]

(392) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[一番大切なものを失って、ぽっかり空いた穴。
 この1年間、わたしが死んだフリをしている間に
 気づいたら大切なものが増えていた。

 身体って、こんなに重かったっけ。]
 

(393) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから、向井くん>>365が笑わずに答えをくれた時、
 わたしは少し間抜けな顔をしていたと思う。
 強い感情が全部ぬけたみたいな。ぽかん、って顔。

 偉い大人たちとえらい向井くんは別人なんだけど、
 状況とかいろんなこと、違うんだけど。

 それでも、ほんの少し救われた気持ちになったんだよ。]

  ……じゃあ、信じて。
  ここはわたしの世界じゃない。

[わたしは向井くんにちゃんと言って、伝えようとする。
 言えないこと>>152は喉に詰まったままだったけど、]

  向井くんの世界でもない、と思う。

[喉を貫いたわたしの罪を引き抜く勇気は出た。]

(394) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは手のひらを上に向け、向井くんの方へ倒す。
 そのまま指を曲げたら、わたしの短い爪が顕になる。
 向井くんの爪によく似た、噛めない深爪。]

  ……ピアノ、弾いてたの。昔ね。
  だから長くすると落ち着かなくて。
  あと、ちょっと、未練があって。

[ひとつ>>0:704。一歩下がった。]

  だから、もし何にでもなれるとしたら、
  もっとピアノを弾いてたかったなぁ。

[ふたつ>>0:810。もう一歩下がった。]

(395) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[それから、右ポケットに手を入れる。
 最初に触ったのは小さな硬いもの。
 人差し指で引き寄せて、柔らかくぎゅって握った。

 引き抜いた拳に握られているものはさっきと違う。
 10円玉がいつもよりずっと重く感じられた。
 わたしは折り畳んでいた指をひとつひとつ解いて、
 今度はちゃんと向井くんの目に映るようにする。]

    ——10円、足りなかったの。
 

(396) 2021/06/11(Fri) 09時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  あの日、全部が終わって確認しようと思って。
  数えたら、10円だけどこにも見つからなかった。

  だから、わたしが、足したの。
  わたしのお財布から10円、誰にも言わずに。

[証拠晒したまま、わたしは屋台を振り返る。]

  ここが誰かの世界なら
  わたししか知らないことは含まれないと思って、
  全部に10円入れておこうと思ったの。

  何の意味もないんだけど、なんか欠けちゃう気がして。
  あの時ちゃんと揃ってたものが、ダメになる気がして。

  ……まぁ、ダメなのは元からだったけど。

[たらればがいくら浮かんでも、わたしは過去に戻れない。
 だからわたしができるのはこれくらい。]

(397) 2021/06/11(Fri) 10時頃

【人】 夜笑国 メイ


  向井くんは、何も悪くないよ。
  間違ってなかった。

  わたしだよ。わたしが、乱したの。

[みっつの秘密を打ち明けながら後ろへ足を運んだ。
 カッターが音を立てても、わたしは歩みを止めない。]

  えらいね……はわたしが言えることじゃないから、

[そう時間もかからずに踵が小階段へ当たる。
 願うなら、先に校舎前についたのはわたしだといい。]

(398) 2021/06/11(Fri) 10時頃

【人】 夜笑国 メイ


  かっこいいね、向井くん。

[もう、屋台を巡る必要はない。
 バレちゃったから。必要なかったから。
 最後の10円玉はわたしの手の中だ。]

  嘘ついてごめん。乱しちゃってごめん。
  気づかなくて、ゴメン。

  楽しいって胸を張ってて。いっぱいそうして。
  向井くんは、ちゃんとできてたよ。

[わたしはちゃんと笑えてた。
 何ひとつ嘘は言ってないもの。胸を張れる。]

(399) 2021/06/11(Fri) 10時頃

【人】 夜笑国 メイ

 
[いろんなものが崩れる前にわたしは階段に足をかけた。
 身体を反転させてると、校舎へ飲み込まれていく。]**
 

(400) 2021/06/11(Fri) 10時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/11(Fri) 10時頃


【人】 夜笑国 メイ

— AM8:50過ぎ:渡り廊下 —

[ただ、へらへら笑って表面を撫でて、
 返事に詰まるような話を振らず、
 一定の距離を保つのがお互いのためだって、
 何よりわたしを守ることに繋がると、わたしは信じてた。

 机とかメニューボードとか、そういうものを何も挟まず、
 わたしは向井くんの知らない向井くんの顔を見る。]

  そう。ちっちゃいの、わたし。

[向井くん>>453がどんなことを思っているか、なんて
 分からないから、わたしが拳を握ることはない。
 もし言われたとしても、「なぁに、それ」と言って
 また目を細めちゃうだけだと思う。

 言われなくても伝わるものがあったとしても、ね。
 わたしは向井くんの感想に同意する。]

(581) 2021/06/11(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  向井くんは思った通り大きいよ。

[わたしが向井くんのこと、覚えているのはなんだろう。
 知った気になった部分>>0:997は別として、
 最初に思い浮かぶのはやっぱり向井くんの声だ。

 全容を覚えていないのにわたしが昔の話ができるのは、
 音ごと、どこかにしまっているからなのかもしれない。

 ボールを転がすような会話の穏やかな声、
 疑問が口から出ちゃった時のちょっと子どもっぽい声。
 文化祭の時の楽しそうな笑い声や、予算に関する悲鳴。

 顔はよく見ていなくとも、
 わたしの音には向井くんがちゃんといた。
 横からだとこっちを見るまで分からなかった表情が
 真正面だとよく見えるから、わたしは首と目でを使って
 向井くんの顔を見上げた。]

(582) 2021/06/11(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから何だという訳でもないんだけど。
 わたしはすぐに目を閉じてしまったから、
 向井くん>>455がどんな表情をしているのか、
 結局分からないままだった。]

  嫌いじゃない、し、
  ・・・・・・わたしはたぶんすき、なんだよ。

[両手でまぶたをぐりぐり。
 目を開けると潤んだ形跡はほとんどなくなった。

 きっとわたしと向井くんやみんなとでは、
 今見えているものが違うのかも。

 みんなが話すのはきっとここにいる誰かのことで、
 わたしが思うのはあの子が誰かでなければいいのに、だ。
 ドーナツの穴を覗いても同じ物しか見えないのにね。

 わたしは「嫌いじゃない」を教えてくれた向井くんに
 一欠片だけ、わたしの話を返した。]

(583) 2021/06/11(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  自分がやれることをやるしかないんじゃない。
  どうして欲しいかなんて、分かんないし。
  じゃあ、ものさしは自分の手元にあるんだよ。

[呟き>>456だって、わたしの耳は逃さない。
 どうすれば、にきっと正解なんてない。
 だったらわたしができるのは、
 わたしがわたしであることだけ。

 向井くんは?
 呟きである以上、話を広げることはないけれど。
 わたしはそう返すしかない。それしか持ってないから。

 わたしが淡く笑うと、
 向井くん>>457の眉が吊り気味の目に寄り添う。
 向井くんが嫌がってないことだけ、分かった。]

(584) 2021/06/11(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[それから沈黙を経て。
 罪が喉を貫いて、息を詰めた>>458後のわたしは、
 向井くんにみっつの秘密を渡す。

 自分が知っているからって唐突に始めた話も、
 向井くん>>460は黙って話を聞いていた。
 唐突なこと、理由のない信頼に驚いたかもしれないけど、
 あるいは固まって置いていったかな>>459

 どちらにせよ好都合だった。
 わたしは後ろ足で道をかき分ける。]

(585) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


[心臓がこれまでにない音を立てていた。]
 

(586) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[10円の話をした。

 それを聞いて向井くん>>461の表情が安堵を滲ませても、
 わたしは下がる足を止めない。
 いつものゆったりしたペースの順番は破られて、
 わたしだけが言葉を連ねる。

 その間に踵が終着点に着いて、あとは向井くんも
 ご存知の通り。わたしは小階段に足をかけた。]

  ——っ!

[ちょっと似たようなこと、今朝あったよね>>0:106
 わたしの腕に向井くん>>462の手が触れて、
 助走をつけられなかったわたしの身体は簡単に傾ぐ。

 積もりたての雪は大丈夫だったけど、
 ここはさすがに危ないなぁ。]

(587) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは うわがきのそこ しんじてる。
 ちょっとだけ強く床についた右足は、じんとした痺れで
 わたしの動きを封じ込める。

 だからね、ちゃんと聞こえたよ>>463
 わたしはやっぱり大きい向井くんを見上げる。
 ぽんぽんって向井くんの手の甲を叩いたら、
 もう置いていかないこと、伝わるかな。
                  ・・
 袖から覗く向井くんの腕は、わたしと同じで
 傷ひとつない。カッターと結びつかない肌。
 可能性をひとつ抱えたわたしには、
 向井くんが主でない理由なんてそれくらいでいい。]

(588) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ・・・・・・うん、ありがとう。

[向井くんの口から出てきたのは予想外の言葉。
 わたしが握っていた手を開くと、再び10円が顔を出す。
 向井くんが言っているのはオリジナルのことだろう。

 だからわたしはもうお礼しか言えなかったから、
 かっこいいを撤回する暇はなかった。ってことにしよ。]

(589) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  じゃあ、今度、駄菓子でも買いに行こっか。

[実際は11円なんだっけ。
 それくらいはこっそり誤魔化しちゃうことにして、
 ふたりしか知らない間違いを内緒で精算しちゃおっか。

 既に入れてしまった10円数枚は、ここの主にあげる。
 ここが頭の中なら、現実では手に入らないのかも
 しれないけど、その時は普通に買い物したっていい。

 わたしの予想が本当なら、その子は
 駄菓子も食べたことないんじゃないかなって思うから。]

  10円のやつなら、2つ、買えるでしょ。

[半分こしよう。そう言ってわたしはやっぱり笑っていた。
 爆音を奏でる心臓に、たまに目尻が震えるとしても。]

(590) 2021/06/11(Fri) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[先頭を譲った言葉たちはどうしていただろう。
 もし言えなかったら、頭の中、預かってて。
 それが苦しくなったなら捨ててもいいよ。

 わたしは向井くんの手をゆっくりと下させようとした。]

  今度ね。

[わたしは向井くんへ言い聞かせるように繰り返す。
 今度はちゃんと階段を上がれたかな。
 視線の高さが同じかわたしの方が高くなった最上段で
 わたしは向井くんに手を振った。

 今はばいばい。またね。
 今度こそ、わたしは校舎の中に入っていく。]*

(591) 2021/06/11(Fri) 22時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/11(Fri) 22時頃


— 病院 —

[車のエンジンが止まる。
運転席の母親が、背中を伸ばしながら欠伸をした。
いつもはそろそろ寝る時間だもの。ごめんね。]

 じゃあ、行ってきます。

[気持ちが逸る。車のドアを開け、走り出そうとして、
そんな私を母親が呼び止めた。]



「あのね。……ひとみに何かあったら、って。
 私もお父さんもずっと心配なのよ。
 あの時ね、目を離した隙に、あんな怖い思いをさせてしまったから。
 お父さんと2人で、絶対にひとみを守るって誓ったの。」

[なんだか申し訳なさそうに、
静かに心の内を語ってくれた母親の顔。
私はそれに向き合わなければならないと思っている。]



「でも、もうひとみは大人になるのにね。
 いつか慣れなきゃいけないとは思ってるのよ。
 ……ごめんなさいね。」

[ううん、違うよお母さん。
私、もっと自由になりたいと思ってたけど、
誰かに守られてるんだってことを忘れて生きてた。
自分の心の傷を忘れて生きてた。
自覚しているより自分は弱かった。

それを思い出して、ようやく向き合おうと思えたから。]



 いいよ。
 ね、お母さん。お父さんにも。
 私を子供でいさせてくれてありがとう。

[慣れなければいけないのはこちらもだ。
心配されない大人にならなきゃ。
見えない友達がいなくても強かに生きてけるように。

にこやかに笑って、暗い空気の中を病院へ駆けていく。]


[あの校舎から帰ってきてから、ぼたんの声はまだ聞こえてこない。

病院の夜間受付に辿り着いて、
集中治療室に運ばれたらしい乃絵ちゃんの場所を訪ねる。

夜の病院は静かで、通路は狭く感じる。
恐怖が少しフラッシュバックする。

基本的に健康児だったから滅多に病院のお世話にはならなかったけど、
そういえばあの誘拐事件の後、殴られた頭の傷の治療のために来たことがあるなあって、
今になってそんなことも思い出す。]


[そして集中治療室の前のベンチで、
両手を合わせながら何かの呪文のような言葉を繰り返す利美ちゃんを発見した。

近付いて彼女の名前を呼ぼうとしたら、
来るのは分かっていたわ、と言いたげな目線を返され、微笑んでくれた。

集中治療室のランプは赤く光る。
乃絵ちゃんは、まだあの校舎の中に自分を閉じ込めている。
どうしてだろう。私に知る機会はやって来ないまま。*]


【人】 夜笑国 メイ

[暮石芽衣の作り方

 一、とびきり凝り性の子どもを用意します。

 二、夢中になれる目標を授けます。
   この時、同じかそれ以上に目標を追い求める
   相手が身近にいるといいでしょう。
   両親のどちらかなんておすすめです。
   もう1人の両親は控えめな性格にしましょう。

 三、あとはのんびり待つだけです。
   偏執的な愛を注ぐ子どもがすくすく育ちます。]

(672) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[暮石芽衣の誤算

 一、母が突然亡くなってしまったこと。

 二、己の偏執さを鑑みなかったこと。
   周囲の理解を全く得られなかったこと。
   理解を得る努力を一切してこなかったこと。
   周囲が力ある大人たちだったこと。

 三、このまま抗い続けたら、
   お母さんが悪者にされ続けること。
   お父さんが疲れ果てて
   死んでしまいそうだと思ったこと。]

(673) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[暮石芽衣を構成するもの

 夢:わたしが世界で一番愛したわたしの音楽。

 心:真ん中にあった夢が抜け落ちて、
   周りに大切なものが少しだけ残っている。

 頭:興味があるかないか。すきかきらいか。
   どっちでもいい。どっちかしか選べない。

 皮:息ができなくなって被った死人の皮。
   他人事。黙秘。未踏。無関心。気づかないフリ。

 今:わたしは死んでない。剥がれた皮をびりびりに破いたら、
   これまで見ようとしなかったものがたくさん見えた。

 友:必要ないと思っていたもの。
   気づかない内に大切な相手が増えていた場所。

 私:わたしはわたしにしかなれない。]

(675) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

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