人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 至高祈念展 ナルミ

── →カフェ ──


[北館ビデオルームから道なりに中央に向かえば階段がある。
それを降りた先は地下。
ミュージアムショップの前を通り抜け、目的の場所へ。
その道筋で田端は見つからなかった。

人はいないが、いくつか物が動いている気がする。きっと誰かがまた使っていた。
一人歩き回って用意された料理を確認すれば、減った跡もある。
子供も好きそうなものばかりだ。きっと、口に運んでいる間皆が日常に戻れていた筈だ。

柊も手伝ったのだろうけど、どうしてこんなにも沢山の品を一人二人で作れるのだろう?
母親すらろくに料理をしない家で育った成海には、まるで魔法のようだった。]

(190) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[本当ならどれもこれも運びたかったけれど。

何の悔いも無く消えるには気がかりな話があった。
少食の身の上に、肌身に刺すような焦燥感が気になっていた。

それでもどうしても、
あの後輩に言ったことを嘘にはしたくなくて。
どんな気持ちだったとしても皆に残してくれたものに
何一つ手を付けないのは、避けたかった。

少し迷った末にスイートポテトを一つ貰って席に座る。
これは冷めても美味しいものだと知っている。
昔、兄も未だ父にとって都合が良い子供だった幼い頃
よく兄弟におやつとして出されたものだ。

福原がまだいた時の食事では、デザートは無かった。
……だから丁度良いだろう。]

(191) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[キャラメル色の表面に軽く焦げ目がついた、柔らかな輪郭の菓子。

焼き立てではなくなった筈の今も、甘い香りが漂った。
しっとりとした食感、くどすぎない自然な味。

そこまで大きくはない品なのもあるが、簡単に平らげた。
おにぎり一つに時間をやたらかけた気がしたあの時とは、大違いだ。]

(192) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[綺麗に何も無くなった皿を眺め、ふと思い至る。

あの頃の兄は大きいほうのスイートポテトを弟に譲ったり、
お気に入りの標本コレクションを自慢してきたり。
年齢相応の優しさと可愛らしさがあった。

真那とはホテルのラウンジでケーキを食べたり、
美術館にプラネタリウム、数年間の婚約中に色々な場所に行った。
それを、快い思い出として記憶していた。

どれもこれもちゃんと覚えていた筈なのに。

──どうしても自分自身が受け入れ難くて、
彼等へ、冷たい感情以外何も無いような気になっていた。]

(193) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



……御馳走様でした
ありがとう、福原君

[両手を合わせ、食器を運んでおいた。
また洗う気がない。本当に何もしない男である。

そのままカフェより踵を返した。

自分はまだ、この世界に存在している。
未だ連絡が取れない者を探せる時間があった。]

(194) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── →廊下 ──


[ふと頬に手をやると、もう血は流れていないようだった。

時間経過なのか、大藤が触れたことでも関係しているのか分からない。
少なくとも成海の意志による治癒ではないだろう。

いつ治ったのか、抱き締められる前ならいいと思った。
兄の服に血をつけて許される年齢の弟ではなかったから。

どうにもポジティブな方向性では自分の意志が空間に与える作用は弱いような気がする。
あの時ガーゼが出てきたのが不思議なくらいだった。]

(195) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[とうに成人した年齢。
誰に何を渡されたとして、
それだけで今までの積み重ねを越えられない。
フィクションのように一瞬で人が変わることはない。

全ては自分の意志、それが人より脆弱ならば
叶えたり報いようと思う努力を第一歩とし、踏み出さねばならない。

それが生きる者たる自分の義務だろうかと、成海は思っている。
死にたがりのままでは駄目なのだろうと、思い始めている。

果たせるのかなど、覚醒める前に確信出来はしない。
けれど貰ったものは全部、捨てないでしまってある。
応えたくなったものも、どこか自分には眩しすぎたものも。]

(197) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

[……田端は、見つからない。

そうこうしている内にいつの間にか知らない場所に迷い込んだようだ。
通った覚えのある通路部屋が見当たらない。
振り返るとそこは、壁。退路を塞がれた。

真っ直ぐに続く道は無機質なコンクリートに変わっており、水で濡れて色濃く変わっている。
湿った香りが、雨が降った後であることを示していた。

その最奥に、絵画が飾られていた
額縁の下の札によれば名前は──「光明」
目隠しをされた白い服の若い男性、小さな台と敷かれた藁。
そして、斧を持っている黒服の女性。

有名な作品によく似ているが
記憶のものとは性別が反転しており、描かれる人物が少ない。
そして、タイトルも違っている。

こんな絵は果たしてこの美術館にあっただろうか?
覚えが無いのは、まるで遠いことのようだからなのか?]

(198) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[顎に手を添え思考していた時
──瞬き程度の時間で、周囲の様子が一変する。

スポットライトの当たるステージ、
見下ろすように無数に並んだ赤い座席が後方にある。
芸術劇場、という言葉が浮かんだ。

その舞台上、袖近くで
成海は白い服を着て立ち竦んでおり
傍らには藁の上に置かれた小さな台が存在した。]

(199) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


……まだ、

[続いていたのか。俺の悪夢は。
反対側の舞台袖から現れた天原真那を眺め、微笑んだ。

真那の装いはワンピースから黒いドレス姿へ。
血液ではなく、本来の色のように見える。

年上の彼女も今ではとても頼りない少女にしか見えない。
その細い腕が、斧を引き摺っていた。

自然と膝をつき、首を差し出すように項垂れた。
あの台へ押さえつける司祭はいないのだから。]

(200) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[一歩、一歩。
固く鋭いハイヒールの足音と
床と斧が擦れる音が、近づいてくる。

彼女は何も言わず、カラスアゲハは舞わない。
全ては成海の意志の変化に影響したことだ。
これから行われる、絵画の再現も。

虐げられ罰せられるのは求めるが故に。
けれど、無意味な夢の中の死は望んでいなかった。
本物の終わりしか、見ていないはずだった。

望みは打ち砕かれ、生きることを誓った。
その上で擬似的な終演を感じ覚醒めるのならば。

もう自傷ではなく。
通過儀礼といってもいいのかもしれない。]

(201) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[音が全て止まった。

決して顔をあげようとしないのに、
あの黒く丸い目が自分を見下ろしているのだと分かる。

重い斧を持ち上げようとしている。
だから、最後に。本物ではないと知っていても]

(202) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


こんなことをさせてしまってすまない
俺は今も、君に手を引かれていた子供のままだった

……真那さん、ありがとう
──君のことが好きだったよ

[それは恋も愛も熱烈な執着も宿らない。
ただ一人の人間との未来を想って細やかに向けていた。

確かにあった、温度。]

(203) 2023/08/03(Thu) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ




[斧が振り上げられ、刃が首に触れたような気がした瞬間。

真の断頭は為されず、成海の意識は白く沈んだ。*]

(204) 2023/08/03(Thu) 23時頃

―― 病院・2階休憩スペース ――

 あははー、イイことも言える俺、見直したっすかー?

[  頭を搔きむしる骨谷先輩に心配はしながらも、
  軽い口調で返したら、
  少しは気楽に考えてくれるかなと思いつつ。 ]

 まあ、家事やらなくていい環境なら、
 台所に入らないのも仕方ないとは思うっすけど。

 顆粒だしは、鰹節とか煮干しを粉末にしたものに
 調味料で味付けがされてるんっすよー。
 俺はあの夢の中では一から出汁を取ったんですが、
 やっぱり顆粒だしを使うのが楽でいいんすよねえ。

 電気圧力鍋は、形は大きめの炊飯器って感じすかねえ。
 まあ、実際に米も炊けるんすけど。
 俺の家にあるんで、機会があれば見せますね。


[  どうやら俺の“かりゅーだし”の言い方は、
  口がうまく回っていなかったらしい。 ]

 おお、いいっすねー。

 俺の持ってたクッキーは、
 どうやらぐちゃぐちゃになっちゃったみたいなので、
 また別のものでお返ししますね。

[  黒い雷神のチョコバーをお裾分けに1ついただきつつ
  カフェオレと一緒にもぐもぐと。 ]*


至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/08/03(Thu) 23時頃


[ 福原の声は明るい。
結局、銀は彼の印象は美術館を訪れる前と変わらないまま。
ひまわりのTシャツは今ではもう着ていない。
銀がフード付きマントではないように。
あれは夢の中へ置いてきたのだ。
10年を超える想いとともに。]

  お医者さんが仰ったならよかった。
  頭の傷は出血が多いというから……
  開かないように気を付けてね。

[柊の怪我の具合は分からないという言葉には
頷きで返して。
雷神を食べ終えて、炭酸飲料で口内を湿らせる。]

  二人の無事も分かったし、部屋に戻るね。

[告げて、休憩スペースを去るつもり。*]


ダンスを嗜むなんて、見た目の雰囲気裏切らず
舞踏会的なの慣れてるのかと思いきや、

何故疑問形。

[サルサと言えば赤い辛いソース、
しか思い浮かばない残念なオレ。
後でサルサの衣装を検索してみよう。
(きっとコレをシロマちゃんが着るの!?
 って仰天するヤツ)]

ニトちゃんと言えば、ちらっと夢で見た時
なんか…………整形? してなかった?

[歴代彼女たちは、頑にメイク前の素顔は
隠し通してきたから、女子がメイクや髪形で
どこまで化けるのかなんて把握しきれていない。]

むしろ、どっかで見たことあるなあって
思ったんだけど……う〜んわからん。


あっちで傑作が描けても、
持ち帰れないからなあ。

[戻って来るなら、またいくらでも描ける。
シロマちゃんの言う通りだ、小さく首肯。

そして、]


…………お、漢前!?

[ノっ君と肩を抱き合い
噎び泣く準備は万端だったけど、
女子に胸を貸すなんて言われたの
生まれて初めてだ。

いや、そんなこと言われたって……なあ……、
(タバたん先輩のボリューム感を
 思い浮かべるなオレ!)]

さすがに、オレも男としてそれは
サマにならないっていうか
……いいの? 色々?

いざ実行したら、頬に追撃くるやつじゃない?

[むしろオレの胸でよければ、誰にでも
レンタル0円でオーケーなんだけどな。]


ん、酢昆布も美味かったよ。

[素早い動きに失笑して、白い手に2つ、
個包装のパックを置いた。お納めください。

献上した品を口にして、やがて去るシロマちゃんに
オレは軽く手を振った。*]


メモを貼った。


―― 夢の世界 ――

[  それはどのタイミングで見た夢だったかな。

  ビデオルームを後にして以降、
  全く見ていなかった
  (から、もちろん大藤先輩との抱擁シーンも
  俺は見ていなかったのだけど)
  高祈先輩がカフェにいる姿が見えた。

  スイートポテトしか食べない様子に
  本当に少食なんだなあと、
  少し前の会話を思い出した。 ]

 お粗末様でした。

[  食事後の挨拶に、
  聞こえないにも関わらず返して、
  俺の体も廊下に移動した。 ]


 ……9日間の王様?

[  高祈先輩が見ている絵画を見て、
  そんなことを思ったのは、
  その元女王の頑なな印象が、
  なかなか俺を頼ってくれない先輩の頑なさと
  何となく重なったからかな。

  改宗すれば命は助けると言われた元女王は、
  その申し出を断って、処刑されることとなった。
  もちろん、日本人の俺の宗教観と
  彼女のそれは違っただろうから、
  ただ頑固だったという話でもないんだろうけど。

  絵画を見ている間に、いつの間にか先輩は
  俺からは見えなくなっていたから、
  その後に何が起こったのか俺は知らない。 ]


 先輩、俺はね、9日間の女王は
 処刑されるべき人間だったとは思えないんですよ。

 ただ、周りに担ぎ込まれただけで、
 彼女自身は何の罪もなかったって思うんです。

 先輩はどう思いますかね?

[  届かない俺の独白が、
  光明という名の絵画の前で霧散した。 ]*


[
ダンスの話は察して欲しいばかり、こほんと
軽く咳をして。]

  整形…………? 
  ああ、田端先輩が仁科さんに
  メイクしていたわね。

[服装やアクセサリーなどの好みはあるものの、
人間に顔かたちというものに、正直興味が持てない。
自然、淡泊な反応になったが。]

  それ、直接言ったら、相手によっては
  新しい手形を残すことになると思うよ。

[親切な忠告を落としたあと、
誰かと比べるような視線を胸部に感じたのは
気のせいだろうか。
微笑みながら、骨谷を見る眸に険を含ませる。]



  …………その時に、
  そんな気になれるのなら、むしろ安心するわ。

[溜息混じりの言葉を吐いた。

手にした二つの献上品をその場で胃に納めると、
僅かに足を引き摺りながら二人の元を去り、
エレベーターへ乗り込んだ。*]


――屋上

[エレベーターは三階の病室に向かうことなく、
屋上で止まる。
解放されているか不明だったが、入ることは叶った。
目を閉じる。夢の中に降り立つイメージ。
きっとそれで叶うんだろう。

その場に居なくとも、
鮮やかな音と色が蘇る。**]


見直した見直した。

[時を刻む秒針の音が、ちりちりと焦躁を積もらせる。
重く沈みがちなオレは、ノっ君の軽妙な声音に縋るよう。
お互い、空元気でしかないことも。
タカナル先輩とニトちゃんを、真に明るい気持ちで
出迎えるなんて無理だろうことも。

承知の上で、オレはノっ君の説明に、
母と祖母の立つ、自宅のキッチンを思い出そうとする。]

米は土鍋の方が美味しく炊ける、
とか言った元カノに、
焼いてあげたことがあったな。

[勿論骨入りではないし、専門外だから
蓋のサイズが合わず綴じきらない不格好なものだった。
使って貰えたのかもう知りようもないし、
自己満足で粗大ゴミ押し付けてただけなのかも。]


でも、きっと電気アツリョクナベには
便利さとか色々敵わないんだろうな……。

[変な対抗心は封印して、料理の師匠に
色々教わるとしよう。近い未来の、約束だ。
分け隔てなく、黒い雷神をブラザーの片割れにも進呈。*]


メモを貼った。


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注目:ナルミ 解除する

処刑者 (4人)

ナルミ
145回 (5d) 注目

種別

通常
内緒
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