人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 真向一気 シンイチ


[ かくして物騒な張り紙の前にいる。>>234]
 

(447) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・3年10組 ──


  注意っつわれても、いや……


[ 気遣いあふるる張り紙を設置し、
 中のことにも対処してくれた人たちが、
 そのお仕事を終えたころだったかな。

 扉の前に立ち尽くし、
 慎一はちょっと困惑しちゃう。

 さっき、通り際に見た赤色。
 布で覆い隠された何か。

 ……が、中には待ち構えてるんだろう。
 いくら不意打ちよりはマシといっても、
 こうも警告されてしまうと尻込みする。]
 

(448) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ とはいえ、足踏みしてても仕方ない。
 だって、ここに「なにか」はあるんだろ。

 注意書きに心の中で感謝しながら、
 意を決して教室の中へと足を踏み入れる。

 尚、ホラーは……、
 ビックリ要素と痛い要素がなければ、
 まあ、なんとか…………?

 苦手なのがわかりきってるから、
 お化け屋敷とかは避けてた。文化祭も。
 だから、ドキドキしちゃうなあ……なんて、]
 

(449) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……冗談めかすような話でもなかったな。

 部屋に足を踏み入れれば、
 中央にこんもりとした塊。

 ……カーテンがかけられてるせいだ。
 それに染み出す赤。ヤなにおい。

 いくらじっと見ててもそれは動かない。
 そのことを確かめてから、恐る恐る、
 ようやくのことでその布に手を伸ばす。]
 

(450) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……鳩羽が九重を探してたなあ。
 つまり、九重ではないはずだな。

 黒沢は見た。鳩羽も見た。
 炭蔵は今ごろお片付け中。

 ……とにかく、願わくば、
 この下に誰もいませんように。

 そんな願掛けをしてから、
 いったん目を瞑って布をめくる。
 隙間から覗きこむようにして見たのは、]
 

(451) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  う…………、に、人形。


[ その肘の関節が人の形をしてないこと、
 早々に慎一の視界に入ってくれてよかった。

 裂けた首とか、おびただしい血液とか、
 そういうのにオエッとなりかけながらも、
 かろうじて自分に言い聞かせる。

 これは人間じゃない。人間じゃない。
 九重みたいに見えるけど、ただの人形。

 ……どうして鳩羽が必死で探してたか、
 そのとき慎一はようやくわかった気がする。]
 

(452) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 凝視することを早々に諦めて、
 慎一は元通りソレに布をかけておいた。

 ただのこんもりした塊に戻ったのを見て、
 慎一はこれが何なのか考えだす。
 何が起きて、こうなっているのか。
 いつもの癖みたいに、「なんで?」って。

 探してたってことは、
 少なくとも近くに九重はいなかったんだなあ。

 なんでだろうね。
 ここが誰かの精神世界だっていうなら、
 なんでこんなことになっちゃうんだろ。]
 

(453) 2021/06/09(Wed) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なんでかなあ……って。

 ──ふと上を見上げたのが、
 人形の姿勢のせいだったかも定かじゃない。

 ただ、確かに慎一はそのとき上を見て、
 小さく「ひいっ」と悲鳴を漏らした。]


  ……グロだけじゃねーじゃん。


[ オカルトやホラーの注意喚起もほしかった。

 一瞬で爆発しそうになった心臓を抑え、
 とりあえず、また教室にでももどろっか。**]
 

(454) 2021/06/09(Wed) 16時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 16時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 少し前 ──


  善処って……セージカか。


[ せっかくの上から目線だったのに!

 返ってきたその言葉って、
 はぐらかしたいときの常套句でしょ?>>461
 少なくとも慎一の常識の中ではそう。

 なので、こんにゃろーって具合に、
 一か所だけ言わせてもらったんだっけ。

 そういうときは「ありがとう」とかのが、
 高校生らしくてかわいげがあると思う。
 ……炭蔵に言うのも変な話だな、これ。]
 

(500) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「見返りが欲しい」と、
 冗談とも言い切れないふうに言われて、>>462
 慎一はちょっと笑った。ちゃっかりしてんな。]


  ……いーよ。
  ホントに任されてくれたらな。


[ そんなことありえるかなあ。とか、
 今はあんまり考えずにいておこう。

 慎一はゼンショするとは言わなかった。
 有言実行してくれる気があるなら、
 ジュースと言わず高級アイスだって奢ってやろう。]
 

(501) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 炭蔵に冗談が通じないこと。>>463
 慎一はそりゃあ知ってるけど、
 それとこれとは話が別じゃんか。

 それを言うなら炭蔵だって、
 慎一に配慮して「切りますよー」くらい、
 事前に予告してくれたってよかった。

 ……昔からなんで慎一が泣いてるか、
 わかってないんだっけ。にしてもひどいよ。]
 

(502) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「深く突き刺せない」>>464
 それっぽい理由を示されて、
 慎一は肯定っぽく笑っておいたけど、

 慎一が知ってるのはそうしたほうが、
 死にやすいらしいってことくらいだった。

 なるほどね、そういうことかあって。
 ひとつ賢くなって保健室を出ていこう。

 足元への注意にわかってるよって、
 ひらひらと左手を振りながら。>>466*]
 

(503) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ つまり慎一はちゃんと学んだ。
 上履きはちゃんと踵まで履くべきってこと。]
 

(504) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在 ──

[ 慎一は一瞬教室に顔を出した。
 「九重、いた?」って恐る恐る尋ねに。

 それから、黒板をざっと眺めて──、
 もうこんな時間なんだなあって時計を見る。

 もう22時近いじゃないか。
 黒板のクレープの文字は魅力的だし、
 寝る場所だって、たぶん必要。
 どこで寝ればいいんだろう。

 慎一にとって必要な情報が、
 そのときどれだけ得られたかはさておき。

 九重の行方と人形について以外にふたつ、
 慎一の頭に特に残るものがある。]
 

(505) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ どうやら食堂は使えるらしい、って推測と、
 たぶん今夜はここに寝泊まりするって予測。]


  ……俺、食堂行ってくる。


[ そこに誰が残っていたとして、
 会話もそこそこに慎一はまた出てく。

 クレープを食べに行くと解釈してもらえれば、
 それも嘘にはならないので構わないんだけど、

 万が一用を聞かれたら、「米を炊く」とだけ。
 ……炊飯タイマー設定できるかなあ。
 それが目下の心配事として残るけど。*]
 

(506) 2021/06/09(Wed) 19時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 19時半頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 20時頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・食堂 ──

[ 冷蔵庫チェックのお時間だった。
 ……いえ、こちらはいたって真面目に。

 慎一は今度は足元によく気を付けて、
 足を引きずるんじゃなく歩いていった。

 ……やっぱり増えてるよなあ、これ。
 明日も増えていたらどうしよう。
 いつか足の踏み場がなくなっちゃったら?

 そもそもいつまでここにいるのか、
 それさえわからない慎一だけれど、
 永遠には続かないような気もしてる。]
 

(511) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ここが死んじゃおうとしたやつの世界なら。

 九重は「生きて帰れることが多い」って言った。
 「多い」……に引っかかる部分はあるけれど、
 それってつまり、そいつが助かるか、死んじゃうか。
 ……って話なんじゃないかなあ。たぶんね。

 そんなことを慎一はぼんやり考えてて、
 そんなことを考えてた自分にちょっと驚いた。

 いつもより少しだけ思考がクリアだ。
 ……あるいは、「ヤだな」みたいな感情が鈍い。

 なんで? なんでだろうなあ。なんて、
 自分でうっすらとわかりかけてること、
 わざとらしく考えてたら、食堂の扉の目の前だった。]
 

(512) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ここで夜を明かすというなら、
 慎一は朝ごはんの準備をしなくっちゃ。]
 

(513) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ クレープの材料はあったみたい。
 だから……牛乳、卵はあるんだろう。
 綿見が使い切っていないといいなあ。

 食堂なんだから、米くらいはあるだろう。
 ヨーグルトは……購買にあったっけ。

 三食きっちり食べる派の慎一だから、
 おなかはちゃんと減っていた。

 牛乳と卵を探すため開いた冷蔵庫から、
 おかず系のクレープをひとつ取った。>>141

 お行儀悪くそれをかじりながら、
 炊飯器の類を探して食堂を物色したりして。*]
 

(514) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 20時半頃


【人】 真向一気 シンイチ


[ クレープ片手にふらふらしてた。
 あんときみたいって慎一は思う。
 ……文化祭のあとの打ち上げ。]
 

(570) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 回想・打ち上げ ──


  ……カミサマもたぶん、
  別ンとこで忙しかったんだよ。
  そのぶんそのうち埋め合わせあるって!


[ へらっとつくられた笑顔がどこかぎこちなくて、
 おー、よしよしってしたくなっちゃうな。>>479

 18歳の慎一はそんなことしないけど、
 カミサマなんて当てになんないからなあ。

 口先では調子のいいことを言いながら、
 きっと明日も明後日も生きづらい友人に、
 せめて好きなジュースかお菓子でも、
 慎一が買ってきてやればよかったと思った。]
 

(572) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……あ。なんだっけ。
 樫樹はなにが好きなんだったっけ。

 もし慎一が気の利く男で、
 「樫樹が階段から落ちたらしい!」
 「でも打ち上げには来るらしい!」って時点で、
 なにかそういうことを思いついたとして、
 買い出しに行ったときに何か手に取れたかな。

 迷わず何かを手に取れるほど、
 君のことちゃんと見ていられたかな。

 ……浮かびかけた思考は、
 悪気なさそうな労いの言葉に遮られた。]
 

(574) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……えー、ヘーキヘーキ。
  暮石の作った秘密兵器もあったから。


[ そりゃあもうバッチリ……、
 一瞬頬がこわばりかけたのを堪えて、
 いつもみたいに、へらへらと笑う。

 右手にはかじりかけのクレープ。
 左手はポケットに突っ込んで、行儀が悪い。

 ポケットの中で硬貨の縁をひっかいて。
 じっじっじって。短い爪をひっかけてる。]
 

(576) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ──っていうかリツ、
  ちゃんと目玉クレープ食った?
  食っとけよ、一回は。な?


[ 今持ってるクレープらしかぬ形のそれは、
 たぶん……というか絶対に違うよね!

 そうっと話題をすげ替えて、
 ほら。きれいな浅瀬で水遊びしてよう。*]
 

(577) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・食堂 ──


  ……うま。デカ。


[ 静かな食堂でクレープを咀嚼している。
 もうほとんど食べきっちゃった。
 慎一がひとりで2個食ってもいいかな。

 目の前には家のとはずいぶん勝手が違う、
 たぶん、なんか、すげーーー量が炊ける、
 でーっかい炊飯器……だよね……でけー。
 慎一の家はなんせ7人ぎゅう詰めだから、
 そこそこ大きいの見慣れてる気でいた。

 幸いなことにタイマー機能はあるみたい。
 朝6時。自分の起床時間に炊けるように、
 慎一は粛々と自分が生きるための準備をする。]
 

(578) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 寝床は休憩室だよってメモ、>>509
 慎一は見ることができたんだっけ。

 ……なんにせよ、寝れないだろうな。
 いつもと違うから、慎一は寝れない。

 だから守れる手順を守らなきゃ。
 ひとつでも多く。息がしやすいように。

 そうやって自分の機嫌を取るのが、
 18年間で慎一はだいぶじょうずになった。

 自分の機嫌を取るために、
 明日の自分の気持ちが波立たないように、
 今も群れをはずれて米を炊いてる。]
 

(580) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 楽しい≠ニラク≠ェ、
 本当の意味で両立できたらよかった。

 でも、そういうわけにもいかないから、
 付き合いきれないなあって慎一は思う。*]
 

(581) 2021/06/09(Wed) 22時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 22時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 夜・休憩室 ──

[ 休憩室には毛布が運び込まれてて、
 つまりここで寝なさいってことだった。

 はじめはいい子に横になったんだけど、
 ……案の定、慎一はちっとも寝付けない。

 被った毛布から慣れないにおいがする。
 いつもよりだだっ広い部屋の空気に、
 すぐ近くにある他人の気配。寝れない。

 与えられた毛布の端っこを、
 指先でもてあそんでいる夜だった。
 ……うるさくはしないから許してほしい。]
 

(618) 2021/06/09(Wed) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……うるさくは、しなかったはずだ。

 そのうちに慎一はするりと寝床を抜けて、
 人の気配のしない校舎の中を歩いていく。

 そのまま、3年9組の教室まで歩いてって、
 じっと、自分の席から窓の外を眺めてた。
 それが落ち着くと昼のうちに学んだから。

 上体を机に預けて、机の角を撫でながら、
 変わってく空の色と舞い続ける雪を見る。]
 

(621) 2021/06/09(Wed) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ …………そんな夜だった。*]
 

(623) 2021/06/09(Wed) 23時半頃

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