31 私を■したあなたたちへ
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――銀の館
……アンタが、悪いと思うことは 何ひとつないだろうに。
[>>10 自身の問いを省みるような呟きに。 深縹色の天井には、淡く光る近くて遠い星々が、 物言わず、温度もなく、ただ、 僅かばかりの光源としてあるだけ。 熱のある存在は、己と向き合う密星のみ。 わからないままよりはいいと言う、 殆ど見ず知らずと言ってもいい彼女。 彼女を爆破することも辞さないと、 のうのうと述べた人間を前にして。]
(22) yunamagi 2023/11/23(Thu) 13時頃
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止めたくなってしまう、 生きてほしいと思う、か。
うん、ああ、お節介だ。
[向けられる彼女の言葉や添おうとする気持ちを 撥ねのける気になれないのは、 己が今、参っているからというだけではない、 やはり、嬉しいのだ。
己の中にあったと信じていた感情が 見失ってしまった今でも、いや、今だからこそ、 本物だと感じられる想いに、 どうしようもなく揺さぶられる。]
(23) yunamagi 2023/11/23(Thu) 13時頃
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…………大丈夫だ。
[長い沈黙の後、吐き出すように呟いた。 瞳を伏せる動作は、暗闇の中、視認できない。 願いも祈りも同様に見ることはできない。 それでも、密星の優しさは伝わってくる。 るくあではない、彼女自身の力で。]
(24) yunamagi 2023/11/23(Thu) 13時頃
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ちょっと、整理するのに 時間はかかるかもしれんが…… アンタが、心配するようなことには、
しないと誓おう。
[ぽつぽつと落とすと。 ありがとう、と己からすると小さな肩を ぽんと叩いた。**]
(25) yunamagi 2023/11/23(Thu) 13時頃
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[ごく当然のように 「ほうじ茶と大福の伴う今度」を強請る坂理と、 「楽しむことが、るくあの手向けになる」 黒須のメッセージを見たのは、 恐らくまだ少し先の時刻。
綻ぶ口許に皮肉の色はなく。]
(33) yunamagi 2023/11/23(Thu) 16時頃
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[最後の一言に特に含みはない。 るくあが好み、通っていた兎坂庵で。 約束が果たされる日は、きっとあっただろう。**]
(34) yunamagi 2023/11/23(Thu) 16時頃
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――銀の館
[それは安堵の響き。 感謝の言葉が彼女のほうから出てくるのは おかしなもので、苦笑を洩らす。 跳ねたあとの彼女の微笑みは、 やはり判然としなかったが、纏う空気の和らいだ。 それで充分だ。]
何だろうな、随分と人の命ってのモノが 希薄な場所にいたからか、
忘れてたよ。 大切なものだったんだと。
[思い出せてくれて。 再度の礼を唱えることはせずに天井を見上げる。]
(44) yunamagi 2023/11/23(Thu) 21時半頃
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外の星でも観に行こうか。
[外へと促した。 長い夜の途中。館の外にも 薄闇が広がっているだろうが、
投影された淡い光源ではなく、 月明りのした、星空の元、 あるいは明るいパレードの灯りに照らされた、 彼女の姿を見てみたいと思ったのだ。*]
(45) yunamagi 2023/11/23(Thu) 21時半頃
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――エレクトリカルパレード
[夜風を受けながら、賑やかな場所を目指す。 ごく自然に隣を歩く密星を、 己も当たり前のように受け入れていた。
色とりどり、鮮やかな光を発しながら、 踊り、奏で、行進するモナリザ達。>>3:220 併せて、空に投影された巨大なUFOやロケット、 幻想的な城などのホログラム群に。 花火を模したような爆音とともに打ちあがっては 散っていく星々の演出。 るくあの希望通りプログラムされたものが テーマパーク内を彩る。]
(62) yunamagi 2023/11/24(Fri) 12時頃
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パレードも初めてか?
[初めての遊園地と言っていた彼女に、 視線はロボットの楽隊に向けたまま尋ねる。
休憩所に卯木の姿が見えれば、視線を投げて。 こちらに気づいたようなら、 煙管を持ち上げての挨拶を交わした。]
(63) yunamagi 2023/11/24(Fri) 12時頃
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[>>3:222 やがてハンドベルの響きが、 音楽の調べを一転させ、 夜本来の静寂さを取り戻す。
モナリザの数と配置に、園内の人数とるくあ、 その符牒に気付かないわけにはいくまい。]
皆と一緒に遊びたかったんだよな。 ……満足だったか? るくあ。
[これは、己からの最後の呼びかけだ。 ふ、と息を短く吐いて。 傍らに立つ、生身の存在へと向き直った。*]
(64) yunamagi 2023/11/24(Fri) 12時頃
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[やがてフィナーレを迎えると、
ロボットの楽隊のもとに、 他のモナリザ達も集ってきて、 当初の予定になかった演出が行われる。>>3:29
誰の仕業かまではさすがに判らずに、 目を瞠った。 もう暫くは島での生活を余儀なくされると、 皆に告げるつもりでいたが、 思いのほか早い帰還になりそうだ。
まるで最後のセレモニーのような遭難信号を 見届けると、アポロにメッセージを送る。]
(65) yunamagi 2023/11/24(Fri) 15時頃
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[勝手な言い分を伝えて、通信を切った。 夏の終わりを実感させる、 涼しさを孕む風が吹いていた。**]
(66) yunamagi 2023/11/24(Fri) 15時頃
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[>>73 モナリザ達のパフォーマンスを 密星は夢中で見つめている。 追悼の念があったからこそ、感慨深く 眺めてはいたものの、演し物自体は、 然程己の興味を惹く類ではなかった筈だ。
隣でこうして喜色をたたえて、 パレードを鑑賞している存在がいて、初めて実感する。]
――そうか。 パレードってのは、心躍るものなんだよな。
[音にすると、確かに楽しい時なのだと思えた。 パレードが終わると、ロボットに 頭を下げて拍手を送る姿に、律儀だな、 もう何度目かになる感想を抱き、目を細める。]
(88) yunamagi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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そう願うよ。
[>>76 向けられる微笑みに、己も笑みを返すだろう。]
(89) yunamagi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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[それから、密星に断りを入れて アポロに音声での一斉通信を済ませると、 間もなく黒須から返信が届く。>>*2
不適当と思われる感謝の言葉は、 しかし、あまりにも彼らしい。]
黒須くんもな。
[問答の必要はなさそうだった。 短く呟くことで返信とする。]
(90) yunamagi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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色々廻りたかったが、もう時間も遅い。 明日、また付き合ってくれるかい?
アンタもジェットコースターに 乗りたいだろうしな。 それとも、夜のうちに行きたいとこ、あるか?
[密星に問うて、彼女の希望があれば汲むが、 なければ、ホテルの部屋まで送るつもり。*]
(91) yunamagi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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[先刻の中村とのやり取りの中で、 彼の人となりを正直掴めたとは言い難い。
彼は隠し事をしていた。 腹を割っての会話ではなかった。 信じるに足る人物か、現時点では判別つかない。
ただ、研究所の実験によって生み出された るくあの能力によって、 他者の意志がどれだけ介在できたのか 判らなくなっていた。
会って話せば、少しは伝わるだろうか。 彼の真実が。]
(92) yunamagi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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[他の多くの関係者と変わりない洗脳対象者である己が 今さらどの立場で対峙するのか、 意味を見出せず、今の今まで 顔を合わせる気を失っていた。
だが、やはり向き合っておくべきなんだろう。*]
(93) yunamagi 2023/11/24(Fri) 21時頃
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誓うと言ったろ? 心配しなくていい。
[>>95>>25 己を見上げる、 気遣わし気な眼差しを見つめ返して。 手を伸ばし、白皙の頬を指でなぞった。]
それがいい。今夜は、 できることならゆっくり休んでくれ。 おやすみ。
[音楽が鳴り止み、ホログラムも消えて 静まり返った園内を密星と歩いて、 部屋へと送り届ける。]
(96) yunamagi 2023/11/24(Fri) 22時頃
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[扉の向こう側に見えなくなる姿に、 離れがたいな、過る感情を諫めて、 「また明日」告げて、背を向けた。]
……明日の楽しみがあるってのは、 いいもんだねェ。
[歩きながら呟きひとつを落とす。*]
(97) yunamagi 2023/11/24(Fri) 22時頃
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[中村の返信を確認したタイミングで、>>*8 卯木からのメッセージが届く。>>*4
地下で己に説いた時の、フランクな語り口。 眇めても、文章では、彼の感情は見え辛かった。]
(98) yunamagi 2023/11/24(Fri) 22時半頃
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[卯木のメッセージに返すと、 中村の待つ503号室に向かう。
ノック二回ののち、一拍の間を置いて、 ストッパーを噛ませてあるドアを押した。]
よう、キラ様。待たせたかい? 聞かせてくれるか、アンタの口から。
るくあの望みを。 アンタがそれにどう応えたのかを。
[問う己の声は、平坦で聊か感情に欠ける。 質したいのでも、意識して振る舞っているのでもない。 どんな感情がこの場に相応しいのか、 判らなかったからだ。*]
(99) yunamagi 2023/11/24(Fri) 22時半頃
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――305号室
[迎える声に軽く会釈して、勧められた椅子に座る。 男は緊張感のある面持ちをしていたものの、 告白の後だからだろうか、昼間会った時よりも 造り込まれていない素の印象を受けた。
生前のるくあを語る中村を注視する。 その言葉は真実のものか、 彼にとっての真実の記憶を、 誤魔化すことなく話しているか。 見定めなければならない。]
(108) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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文字を見ただけで? ……本当なら……、凄まじいな。
[それは独白するように。 あまりにも荒唐無稽で莫迦げた話だと、 一笑に伏すことができないのは、 地下で見た日記、己の記憶、 集大成であるギャラクシー・ランドの存在が あったからだろう。]
(109) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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毒を持っていなかったら、るくあは死ななかった。 ……しかし、解放されることもなかった……。
[中村とるくあの想い出を、記憶を聞いて、 そのやり取りを、るくあの存在を、口ぶりから思い描く。]
……笑顔。 ああ……、るくあも、アンタの話をする時は、 いつも笑っていたよ。楽しそうに。
[死を幸せだと称した彼女が、 生の只中にも、幸せを感じる瞬間があったのだと 信じてもいいだろうか。 あの笑顔は嘘ではなかったと信じても。]
(110) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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[話し終えると中村は、 己と向き合い、真っすぐに目を向ける。
人殺しと詰って、 責め立てるような熱は、疾うにない。 あるいはその方が楽だったかもしれないが。]
……そうか。 ひとつ聞かせてくれ。
アイツの望みを叶えて、アンタは――――。
[幸せだったか? 満足だったか?]
(111) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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…………いや、
話を聞けてよかったよ……。
[無慈悲な問いは、すんでの所で押し留める。 サングラスの奥の目を瞑り、
暫く、男の言葉を心中に沁み込ませる時間を 幾らか要した。]
(112) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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そうだな、アイツの死因は公的には心臓マヒだ。 アンタが法的に罰せられるとしたら、 毒物の所持だろうな。 俺はそれには関与しない。
[中村にこれ以上、話すことも問うこともないのなら、 話を切り上げるように立ち上がる。]
アイツが、るくあが死を欲して、 与えたアンタが人殺しなら、 俺だって大差ない。無知ってのは毒なんだよ。
[呟いて、部屋を出ていこうとしただろう。**]
(113) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃
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――503号室
[生前のるくあを追想しているらしき中村の、 整ったおもてに一筋の涙が零れ落ちる。 静かな、温かいものが。]
……アイツの死を、 悼んでくれて、ありがとうよ。
[会話の最中、ずっと適切な表情を見失っていた。 やっと今、微かな笑みが浮かんだ。]
(154) yunamagi 2023/11/25(Sat) 11時半頃
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[去ろうとする背に投げられた、小さな声は>>117 海流に呑まれることなく、己の元へと届く。]
……――――っ
莫迦やろう。俺まで泣かせる気か。
[小さく毒づいた呟きは、笑み混じる 柔らかな響きを帯びていた。*]
(155) yunamagi 2023/11/25(Sat) 11時半頃
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[ホテルの部屋を出てロビーに向かう。 熱いコーヒーが飲みたかった。
ソファに腰かけ、 アポロでコーヒを頼もうとして、 気づく雛子からのメッセージ。 彼女から”にーちゃん”その変わらない呼びかけに。 目頭が熱くなったのは、 今しがたの中村との会話で生じた情感が、 彼女の言葉を引き金に、溢れそうになったためだろう。]
(156) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃
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[研究所にいた小さな子供。るくあの”友達” 彼女を死なせてしまわなくてよかったと心底思う。
るくあが人体実験にあっていたように、 彼女にも何らかの実験が施されていたのだろうか。 夜の時間に相応しい、落ち着いた調光した ロビーの天井を見上げて、考えるように息を吐いた。 それを考えるには、感情が定まらずに。
今はただ、彼らが平穏に帰還できることを 祈るのみだ。*]
(157) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃
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あれか?
[中途半端な所でメッセージを送り付けてから、 ロビー内にいる影に目を細める。
中村との話の余韻で、 周囲に気を配る余裕を失っていたらしい。 向こうは気付いていただろか。]
待たせたなマスター。 まだ、起きてられるかい?
[片手を挙げて呼びかけた。**]
(158) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃
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――ホテルロビー
[己の目に卯木はこれまで、 柔和ながらも整然とした様相を崩さずにいたから、 眠たげな顔は少々新鮮に映る。>>159
卯木が勧めたのとどちらが先か、 そこにあった大福に手を伸ばし、口許に運んでいた。 先ほどのカレーは遅めの昼食といった認識で、 それから食事を摂っていなかった。 甘いものは不得手だったが、 腹が減っていたのと、仄かな酸味の 控え目な甘さのせいだろう、 その甘味を好ましく感じる。 ]
(161) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃
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うん、美味い。 和菓子もメニューにあるのか。
[よもや男の手作りと思わず、咀嚼すると、 向かいの席に腰を下ろす。 先ほど注文したコーヒーを モナリザが運んできて、目の前のテーブルに置いた。]
ああ、 ヤツと話して……そうだな、
[卯木の問いに口を開いたものの、一度言葉を切った。 カップに手をかけて、一口黒い液体を啜って。]
(162) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃
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アンタ、マスター何を知ってるんだっけな、 るくあが、どうやら人を操ることができて、 俺とは血の繋がりがなくて、
……まあ、こんなことは アンタには関係ない話か。
[薄く笑う。 彼は、己を断罪するつもりなのだろうか。 卯木が受け入れるにせよ、撥ねのけるにせよ、 この男に、己の身の上話を経緯を聞かせる―― 「聞いてもらう」のは、 己にとっていかにも都合の良いことのように 思えたのだ。*]
(163) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃
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[卯木の言葉で、これが彼の手作りであることを知る。 喫茶店を営んでいるとはいえ、 こんな場所でまでわざわざなァと、 それが手向け故とは至らない身には、 半ば呆れ混じりの感想を抱く。]
……どうしたいか。
[卯木の言葉を反芻する。 彼の心中を理解しない己には、 それこそ関わりのないことでは? と、過りもしたわけだが。]
(178) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃
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別段、話したくないことなどは、ない。 俺のいた研究所が具体的に何をやっていたか 知る必要がある。 まだ何処かで、得体の知れない実験なんぞを 続けているのなら、それは潰しておきたい。 ……まあ、るくあが「止めさせた」可能性のほうが 高いとは思っちゃいるが。
それでも、知っておく必要があるだろう。
[研究所のデータの粗方は処分されているだろうから、 関係者を探して。 彼らの記憶に残っている真実を 拾い集めねばならない。]
(179) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃
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身の振り方って話なら、 俺はこれでも優秀な研究者なんだ。何とでもなるさ。
[肩を竦めて言うと、ガラス外に広がる 夜の暗闇に目を向けた。**]
(180) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃
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――ホテルロビー
[お節介だな、前にも抱いた感想を苦笑混じりに。 密星にも感じたが、少しでも関わった人間に 心を砕ける性質なのだろうか。 己には不足気味の細やかさに、 若干面映ゆい心地になりながらも。]
多少、危険なことはあるかもしれんが、 死ぬつもりはない。今はもうな。
そこを心配してくれてるんだったら、 はっきり言っておくよ。
[明言して、 視線を交えるように対面の男を見つめた。]
(191) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃
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[今度は何の歌詞だ? >>186 混ぜっ返すようなことを言いかけて、 語り始めた卯木の過去に、口を噤む。]
そりゃあ良かった。
[浮かぶ微笑みから、 己を慮ってのものだと理解しつつ、それでも、 後悔していたという卯木が、 ここに来て、前向きな気持ちになったという そのことに対して、短く相槌を打つ。]
(192) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃
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[紡がれた言葉からは、 男と従弟との関係性まで覗けない。 年の離れた従弟、この男のことだ、 優しく見守って、彼の優れた洞察力で 見えるもの教えられるものを与えたんだろう。]
どうだろうな。 アンタは出来のいい兄貴だったろうから。 反発することはあったかもな。
[朧な推測の元、それでも彼の兄としての像は 容易に想像できる気がした。]
(193) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃
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……まあ、それだけじゃなかったと 俺は思うがね。 勿論、実際のところは判らんが、
アンタは、そうだな、少なくとも俺の目には、 ソイツにとってデカくて有意義な存在だった。 そう思わせる人間だ。
随分、余計なことを喋ったが、 巻き込んじまったサービスだとでも思ってくれ。
[そこで言葉を結ぶと、ガラス越し、 まだ夜明けには遠い景色を一瞥する。 それから席を立っただろう。*]
(194) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃
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[それ以上、問いを重ねることもなく、 卯木は曇りない微笑みを浮かべる。>>205
年の離れた従弟と、目の前の武侠めいた男が 重なることはさすがにないだろうが。 彼が己の先行きを、心底案じたゆえのものだと すんなり得心がいったから。
こちらも、親し気な笑みで返す。]
じゃあな。 今度、店に飯でも食いに行くよ。
[感謝の言葉は、やはり己には過分と思えたが、 素直に受け取って。 手を振る姿に別れを告げた。*]
(219) yunamagi 2023/11/26(Sun) 10時半頃
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――311号室
[ホテルの部屋に戻ったものの、 昼間睡眠を取ったたためか、目も思考も冴えていた。
シャワーを浴びて一度寝支度をするも、 横になる気にはなれず。
指先は密星にメッセージを投げていた。 今頃彼女は深い眠りに就いているだろうか。 (それは己が望んだことでもなるのだが) 彼女のとってのおはようがどのタイミングになったか。
ホテルの窓から星の瞬く夜空を、 眠気が訪れるまでは眺めているだろう。**]
(220) yunamagi 2023/11/26(Sun) 11時頃
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んぅ……、
[取り留めのない思考や感情を眠気が遮りはじめたのは、 もう明け方も近い時分。 時間は短かったが、深い睡眠を取れたようで、 目覚めはすっきりとしていた。
島にやってくる「救援」の上層に、 先んじて連絡をつけておく。 戻れば、己は事情(幾らか虚偽を交えたものであれ)を 説明・報告する必要があるが 彼らが事細かに追及されることはなく、 望むならあっさり身柄を解放されるだろう。]
(247) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃
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――――さて。
[アポロからの通信に目を通して、 転換の詞を、ぽつり。]
(248) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃
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――ホテル・ロビー
[生きた人間よりロボットの数が上回るロビーで。 いや、恐らくそれ以外の場所でも。 その姿はすぐに見つけられただろう。>>232
そんな甘味の効いた考えを過らせたことが 可笑しくて苦笑しつつ、近づいていく。]
おはよう。ご相伴にあずかっても?
[軽く首を傾げで、向かいの席に腰かけた。*]
(249) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃
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俺は夕べ食いそびれてな、 腹は減っている。
……黒烏龍茶と、ピザにするか。
[メニューリストからペパロニとドリンクを選んで、 彼女のものと一緒に注文するつもりで。 質すような視線の意味は、 彼女の差し出すメニューとともに 落とされた言葉に解がある。]
(256) yunamagi 2023/11/26(Sun) 15時頃
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……ああ、遅くに送ってしまってすまなかった。 あれから……中村と話して、 卯木とも会ってたんだ。
[就寝の遅くなった理由を、昨夜の遣り取りを 思い起こしながら。]
なかなか寝付けなくてね、 ……アンタの顔が浮かんだ。
そっちは、ぐっすり寝れたかい?
[密星を見つめ返して、尋ねる。 その面に疲労の後がないか見定めるように。*]
(257) yunamagi 2023/11/26(Sun) 15時頃
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[卯木と中村から受け取った、 己の在り様を肯定する数々を、 殊更口にする必要はないだろう。 お疲れ様の言葉には、緩く頷くに留めて。]
休めたのなら何よりだ。 それなら、あちこち廻れそうだな。
[思いの外、感情豊かに瞬く瞳。 彼女の蘇芳を確と映したくて、 サングラスをテーブルの上に置く。]
(266) yunamagi 2023/11/26(Sun) 16時頃
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[間もなく、モナリザが二人分の料理を運んでくる。 ロボットに手を振る密星、パレードの際には お辞儀もしていたことを思い出して、 笑みを浮かべつつ、ピザに手を伸ばした。]
あァ、料理は外れがない。
[一片を摘まみ上げ、口に入れると同意を示す。 それから、微笑む顔に目を向けて。]
(267) yunamagi 2023/11/26(Sun) 16時頃
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口説いてるんだよ。
[寝付けない一人の夜に。 るくあでも他の誰でもない、 会いたいと思えた相手に、 常と変わらぬ様子で告げた。*]
(268) yunamagi 2023/11/26(Sun) 16時頃
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[そう、遊園地は初めての彼女なのだ。 単純な遊興と言い切るには取り巻く想いのある場所だが、 それでも残りの時間を楽しんで欲しかった。
サングラスのない顔を見つめる様子には肩を竦めて、]
これな、武装だよ。 女の化粧と似たようなもん。
[研究員としてはいかにも似つかわしくないだろう、 サングラスに煙管、三つ編みに衣装めいた格好について 端的に述べた。]
(282) yunamagi 2023/11/26(Sun) 17時半頃
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[彼女に投げる己の視線は、多分に意味の含む、 そうと意識させるものだったろう。
彼女の抑制された、それでも動揺の滲む反応に、 満足そうに笑みを浮かべる。]
面倒ごとは嫌いなんだ。 このテの冗談をいう趣味はないんだが……、
[両手で頬を覆う姿を視界に収めて。 まあいいと、笑みを湛えたまま、食事を進めた。]
(283) yunamagi 2023/11/26(Sun) 17時半頃
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先ずは例の宇宙遊泳に乗るか。 どんとこいって話だったよな?
[食事を済ませた頃に、 果たして落ち着きを取り戻しているかどうか、 ホテルの外に出ようと水を向ける。**]
(284) yunamagi 2023/11/26(Sun) 17時半頃
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|
[素の自分。 少なからず精神へ影響を及ぼしていた力の存在。 知った今では、己の自由意志について 若干の揺らぎが生じていた。
とはいえ、性分というのは生来のものだろうし、 何より彼女が己に興味を惹かれているという事実に、 喜色が浮かぶ。]
嬉しいねえ。 結構素直な反応するよな、アンタ。
[ラウンジチェアのアームに片肘ついて、 にやにやと。]
(298) yunamagi 2023/11/26(Sun) 20時半頃
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[白い貌に滲む赤に気を悦くしながら、 食事を続けた。 ピザを全て平らげて烏龍茶を飲み干して、 彼女が食事を終えるの待つ。
一度ロビーで別れてから、再びまみえると、 その足でアトラクションへ向かった。」
(299) yunamagi 2023/11/26(Sun) 20時半頃
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――宇宙遊泳
そら、ゴーグル。
[>>0:66 遊園地の目玉のアトラクションである ジェットコースターは、VRでの宇宙旅行をしながら アトラクンションを楽しむというものだ。 ゴーグルを手渡して席に着くと、 自動的に安全装置が装着される。
昨日一昨日は殆ど意識しなかったが、 己としても遊園地に客として訪れるのは 学生の頃以来だ。 初デートを思い出すな、という余計な感想は 無論口に出すことはせず。 懐かしいなという一言に留めた。]
(300) yunamagi 2023/11/26(Sun) 20時半頃
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[>>0:116>>0:117>>0:117
造り込んだ宇宙船からの広がる壮大な銀河の景色と、 スピード感のある演出に、急降下のスリリングさ。 己からすればあっという間で、 しかし充分に楽しめるひと時だったが。 さて彼女は――――。
二人を乗せた車体が停止すると、 隣に座る彼女の様子を窺った。*]
(301) yunamagi 2023/11/26(Sun) 20時半頃
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煙は、チップの力だけで80人…?
yunamagi 2023/11/26(Sun) 21時半頃
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――宇宙遊泳
[拾った一言にたいしての呟きに、 ちらと声の主を見やる。 既にゴーグルを装着した表情は読めずに、 今や宇宙船と化した車体は動き始めた。
演出や落下の度に、隣で小さな悲鳴や 身体が動く様子が伝わってくる。 急降下による内臓の浮遊感。 怖がる彼女は、ある意味このアトラクションを 満喫できているともいえる。]
……何だ、騒いだ割に随分余裕が、
[突然笑い出した密星に声をかけようとして、 続く言葉に、一瞬呆気に取られたように。]
(315) yunamagi 2023/11/26(Sun) 23時頃
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――――っ、 おっもしろいなあ、アンタ。
[一拍の間を置いて、声を上げて笑い出した。 涙目になって笑う彼女の、 こんなふうに声上げて笑う姿は初めて見る。 怖いと口にしながらも、 その響きは楽し気なものとして耳に快い。]
そんなふうに、怖がってもらえたなら 開発者も大喜びだろうよ。ほら。
[もう放心状態ではなくなっていただろうか、 そろりと立ち上がる彼女に手を貸そうとする。]
(316) yunamagi 2023/11/26(Sun) 23時頃
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よし、次。 生憎、俺はメリーゴーラウンドはパスだ。 観覧車とかにしとくか?
[ジェットコースターで、緊張などもあったろうと。 今度はゆっくり出来る所を提案したが、 希望があれば沿うつもりで。*]
(317) yunamagi 2023/11/26(Sun) 23時頃
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[種石がランダムにちりばめられた連絡通路を並び歩く。 違う世界に紛れ込んだような人気のない遊園地。 きっと、今後、体験することはないのだろうと 感慨に耽る一瞬。]
このナリで、あんなファンシーなものに乗るのは 気が引けるってだけだ。
……うん? 中村の?
[メリーゴーランドに密星が興味あるのなら、 一人で楽しんでもらうつもりでいたのだが。 紡ぐ密星の、憧憬にも似た瞳から目を逸らせずに。]
(336) yunamagi 2023/11/27(Mon) 11時頃
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手向け、いや、全然構わない。 アイツも喜ぶだろう。
供える……つっても、墓はないんだ。 どこかいい場所があるかねえ。
[見上げる密星の表情は、 己を慮った、気遣いの色が浮かぶ。
るくあから聞いていた密星は、その口ぶりから それなりに身近な(謎めいた相談事をする程度には) 気を許した存在だったことが窺える。 ――――オマエの人選に間違いはなかったよ。 密星だけではない、ここに招んで、 言葉を交わした面々を思い浮かべながら、胸中で。]
(337) yunamagi 2023/11/27(Mon) 11時頃
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[そうして話しているうちに、観覧車前へたどり着く。 >>335 途中、誰かと顔を合わすことでもあれば 言葉を交わすこともあったろう。 昨日黒須と乗ったことを思い出しながら、 慣れた手つきでカードを翳した。**]
(338) yunamagi 2023/11/27(Mon) 11時頃
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[>>339 中村のみならず卯木も乗ったのか。 むしろそれを観ているほうが楽しそうだ、 という感想を胸に留める。]
花は何でも好みそうだが…… ああ、でも確か、そうだ、 クリスマスローズと言っていた。好きなんだと。
[花束にして"キラ様"にも贈ると言っていたこと。 花の種類には詳しくない。何て花だ? 尋ねて、 もう一度聞き返した思い出。
島の片隅に供えるという彼女の提案に、 もう一度喜ぶよ、と応えた。]
(350) yunamagi 2023/11/27(Mon) 14時半頃
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――観覧車
[用心深く注意書きの有無を確かめていた 密星が選んだゴンドラは、陽が照り返すと 眩しく光る金色。星柄のペイントと相まって、 夜ならばさぞ映えたと思われるもの。]
観覧車は昨日も乗ったんだが、 内装も外に合わせてあってね、 多分、中のシートも金色だぞ。
[己は特に気にならないが、案外派手だったと 戸惑う様子の密星に、予め伝えて。
タイミングを計ってゴンドラに乗り込む様子を 微笑ましく見守って、彼女のあとに乗り込んだ。]
(351) yunamagi 2023/11/27(Mon) 14時半頃
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[腰を下ろす間にもゆっくりと動くゴンドラは、 地上から少しずつ遠ざかっていく。]
そういや、一昨日、あの貸衣装館で、 変わった服手にしてたろ。 生徒の土産にするっていってたヤツだ。
[紐だけの服と、己が勘違いした物だ。 初めて会ったときの彼女の顔を思い出す。]
写真、撮ったんなら、 俺にも見せてくれないか。
[対面に座る密星に身を乗り出して、要望を伝える。*]
(352) yunamagi 2023/11/27(Mon) 14時半頃
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――昨夜未明
[雛子と中村からの通信に気づいたのは、 深夜に密星へメッセージを送るより前のこと。]
付き人?
[先ずは雛子のメッセージに目を瞠る。 研究所の元所長の元から逃げるという雛子。 逃げるというには何らかの事情がある筈だ。 しかし、なぜ中村の元へ? 疑問符が浮かびながらもアポロを操作して、 続く中村からのメッセージに目を通す。]
(353) yunamagi 2023/11/27(Mon) 15時半頃
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[すぐに返事はすることなく、 夜が明けてのものになった。
驚きはあったものの異論はなかったのは、 中村が、るくあの為に流した 一筋の涙を覚えていたからだ。**]
(354) yunamagi 2023/11/27(Mon) 15時半頃
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[薄い花弁をした花と。 名を聞いただけで思い浮かべられるのかと、感心する。 彼女の持つるくあのイメージは 可愛いらしいものだったらしい。 大人びた一面もあったるくあだが、 彼女からすれば高校の生徒で。 するりと出てきたその形容を嬉しく思えた。] 感謝するのはこっちのほうなんだかなァ。
[僅かに眉下げて、同様に笑みを返す。]
(361) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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――観覧車
[クリスマスシーズンにはまだ遠い夏の終わり。 しかし、言われてみると金地に星の散る内装は クリスマスの飾りを彷彿させる。
物珍しそうな密星の様子を眺める目は、 どうしても楽し気なものになった。]
携帯、使えるようにしとかないとな。
[端末を渡されて思い出したように。 外部と連絡ができない状態を。 救援が来るまであと数時間ほどであるならば、 タイミングがあれば解除しておこう、 と心に留める程度。]
(362) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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へえ、アレがこんな感じになるのか。 つか、どうなってんだ、このコード。 着替えるの大変だったろ。
[画像を眺めて、感想を口にする。 貸衣装館「星の夢」で衣装を手にしたときには どうなるものかと思ってたいたのだ。
日常的とは程遠い服装だが、 彼女の一見、硬質な雰囲気と近未来的な装束は よく似合っていた。]
(363) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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うん、似合ってる。 ここまで突拍子ないものじゃなくても、 も少し着飾ったら映えるだろうな。
[テーマパークにやって来るのにも飾り気ないのだ、 普段もきっとそうなんだろうと。 上るゴンドラ。少しは景色を眺めるべきなんだろう。 しかし、視線は落ち着かない様子の密星に 向かったまま。]
……ありがとう。 一度、ちゃんと礼を言っておきたかった。
[それから、手にしていた端末を返す。]
(364) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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今回のことで、 アンタは完全に巻き込まれただけだ。 まあ、他のヤツらもそうだが……、
だってのに、真剣に……なんだ、 案じて、声を届けようとしてもらった。 みっともないところを見せたが、 感謝してるんだよ。
[養護教諭とはいえ、やはり教師の性だろうか。 それとも。 通じる過去が彼女にもあったからだろうか。>>3:292]
(365) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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アンタ、”今”は、大丈夫なんだよな?
[確認するよう、深い赤色に問う。**]
(366) yunamagi 2023/11/27(Mon) 18時半頃
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――観覧車
そうか? 一人で洒落込んでも構わないと思うが。 まあ、そのままでも十分――――、
[恰好への口出しに、むくれた顔を見せる密星に。 終いまでは音に乗せず、 代わりとばかり口角を上げた。
朝から彼女は豊かな表情を見せてくれる。 顔を覆う仕草も、案外すぐに膨れるのも、 常に見せる顔なのだろうか、 気にする己のことなら疾うに自覚済だ。]
(374) yunamagi 2023/11/27(Mon) 22時頃
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危なっかしい……、俺が? ……そうか。
[似た性質の情念と聞いて、 真っ先に浮かぶのは復讐の念だ。 ここに来た当初の目的がそれだったように。]
………………、
[昔に置いて来たという彼女の事情は、 勿論察せるものではない。18までの彼女。 同じ年の”妹”をまだ子供と称したものの 18年という時間は長くて貴重な歳月だ。 判る筈もない、しかしその年月に思いを巡らせる。]
(375) yunamagi 2023/11/27(Mon) 22時頃
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当たりだ。助かったよ。
[もう一度、短く感謝の念を示した。 18歳の、己の知らない彼女。 彼女の世界が消え失せて、 自由という孤独を知ったばかりの頃、 手を貸せる場所にいなかったことを、残念に思う。]
ん。おかげ様でね、落ち着いてるよ。 まァ、中村に卯木に雛子に……色々話せて、 判ったもんもあって…………よかったよ。
[途切れる語尾に。幾たびかの、彼女の気遣いを見る。]
(376) yunamagi 2023/11/27(Mon) 22時頃
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[苦笑して、ゴンドラの外の景色を眺めた。 既に、海もよく見える眺望。]
――――大丈夫だよ。
[密星に、それから自身に向けて呟いた。 それから、まだ小さく遠くではあるが、 船影らしき姿を認めて。]
そろそろ、お迎えが来たみたいだな。
[青海原を望みながら、口にした。*]
(377) yunamagi 2023/11/27(Mon) 22時頃
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――観覧車
[彼女の声に含む名残惜しそうな響きを聞き逃しはすまい。 問いを投げるその瞳は、真っすぐ己に向けられている。]
この後? 戻ったら、後始末をするつもりだよ。 あァ、マスターにも言ったが、莫迦は真似はしない。 まだ、色々調べて、 やらなきゃいけないこともあるだろうからな。
[首を捻って鳴らしながら、答えて。 向けられた、彼女の瞳を捉える。]
(392) yunamagi 2023/11/27(Mon) 23時頃
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……何だ? それとも……。 会ってくれるんだろう? 戻ってからも。 11月になったら花の種を蒔いて、俺はてっきり、 その時は隣にいるものだと思っていたんだがね。
[笑みを湛えたまま、しかし、 心臓の音はいつもより大きく聞こえはしまいか。]
まだ、遊び足りなかったんだろう。アンタも。 今日の続きをしたいんだよ。 こうまで揺らされて、 世話になったな、じゃあさよならなんて、 簡単に手放す気は――――ない。
(393) yunamagi 2023/11/27(Mon) 23時頃
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[密室のゴンドラの中だ、だからここでは、 今までは触れずにいた。 ゆっくり手を伸ばし、彼女の腕に触れる。]
はっきりした言葉が必要か? アンタが欲しい、そう言っている。
[力を籠めないように、彼女の腕を掴む。 ただ、己の熱さえ伝わればいい。*]
(394) yunamagi 2023/11/27(Mon) 23時頃
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[閉鎖された研究所は政府機関とも関わりがある。 どれ程の繋がりがあったか不明だが、 研究の内容を明るみに出したくはない筈だ。 できる限り揉み消そうとするだろう。
己が招待主という痕跡は残していない。 あとはアポロシステムをシャットダウンして、 遣り取り等のデータを消去すればいい。
とはいえ、招待客に口止めをするつもりはなく、 拘束や追及を受ける可能性は大いにある。 そんな場合だというのに。]
(454) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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ああ、中村のことは黙ってもらえると有難い。 雛子を預かることになったらしくてね、 俺が言えることじゃないが、 できれば平穏に暮らして欲しい。
だから、というだけでもないんだが、
……どうしようもないことも、ある。
[沈思する顔つきになったが、すぐに浮上し、 事件についての話を切り上げる。]
(455) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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アンタには迷惑の及ばないようにする。
[少し、バツの悪い顔になった。 暫くは心身共に慌ただしくなるかもしれない。 そう、それなのに、だ。]
(456) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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[どこかぼんやりとした彼女の顔。 心に言葉が追い付いていないように、 切れ切れの音が彼女の唇に乗る。
性急であったとは思っていない。 己に必要だと思えたものを欲しただけだ。]
……忘れる、つもりだったのか。 何だ、自由を求めた割に、 随分諦めがいいんだな。
[不意に移動し、隣に座る姿に。 重心が傾いてゴンドラが揺れる。 いくらでも傾いてしまえ。乱暴な思考が過る。]
(457) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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[肩に感じる彼女の重み。ほんのりと伝わる温かさ。 己にしてもこんな感覚は久しぶりだった。 ここのところ忘れていた、人の熱、その心地良さ。]
頼りにしてる。
[肩口に乗せられた頭部に向けて、囁きを落とす。 それから、安堵したように息を吐いた。]
(458) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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…………良かった、 これでも心臓バクついてたんだ。 ああ、俺もアンタをもっと深く知りたい。 俺のことも、な。知ってもらおうか。 ――――だが。
[小さな囁きに呼応するように潜めた声は、 しかし力強い意志を伴って。 顔を見たいなと思った直後、彼女は少し離れ、 己に微笑みを向けてくる。
重ねられた小さな手を取って、身体ごと引き寄せた。]
(459) yunamagi 2023/11/28(Tue) 11時半頃
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|
今は、これだけだ。
[そう言うと、彼女の唇に己のそれを重ねる。 二人を乗せたゴンドラが緩やかに下降していった。**]
(460) yunamagi 2023/11/28(Tue) 12時頃
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|
――ある日の兎坂庵
[青年との約束が果たされた頃には、 残念ながらというべきか、9月のメニューも とっくに月替わりしていた。]
お。久しぶりだな坂理くん。
[特に日程を約したものではなかったため、 その日顔を合わせたのは全く――では なかったかもしれないが、大枠において偶然だ。]
(469) yunamagi 2023/11/28(Tue) 14時半頃
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|
[>>463 彼の計画が予定通り遂行されていたなら 己もそれを認識していただろう。 黒須と坂理の交流は知り得ないことで、 この件に己から口を入れることはない。
寄せる想いの質も量も知らず、 知っても理解し難いものだったろう。 そこに人為的な力が介在していたかさえも、 確かめる術はないのだ。 あるのは、ただ、悼む気持ちだけ。]
(470) yunamagi 2023/11/28(Tue) 14時半頃
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大福をご所望だったかな? マスター、俺にも同じものを。
[坂理が兎型の大福とほうじ茶を頼んだかは兎も角、 注文を済ませる。 島から戻り、ここに足を運ぶのも幾たびか。 卯木とも顔を合わせては言葉を交していただろう。]
坂理くんにも世話になったな。 いや、ピンと来たんだよ。 こいつは爆発物の処理がうまそうだとな。
[我ながら良い人選だったと、笑みを浮かべて。]
(471) yunamagi 2023/11/28(Tue) 14時半頃
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|
……キミは、あァ、大丈夫だな。
[真っ直ぐに見つめて、 増えた死を掘り起こすつもりはなかった。 しかし、やはり幾らか影を落としていたのだ。 両手を顔の前で組み合わせて、確認するように。
暫く見つめたまま、それから、深く息を吐く。]
(472) yunamagi 2023/11/28(Tue) 14時半頃
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ん、美味い。 ここのメニューは飲み物まで外れがなくてね。 余計なものまで頼みすぎちまうのだけが、 欠点だ。
[注文したものを平らげ、ぶらり立ち上がる。]
じゃあな、坂理くん。 社会人になったら、俺にも一杯奢ってくれよ。
[まだ当分先の事象を口にして、ひらと手を振ると。 二人分の会計を済ませて、店を後にした。*]
(473) yunamagi 2023/11/28(Tue) 14時半頃
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[>>475 既に無様な姿なら晒している。 余裕そうに見えていたと言われれば 朧な納得をするものの、 忍び笑い、悪戯めいた含みを感じたのも確かだ。
撫でる指先の動きも相まって、 秘め事を共有するような空間が醸される。 ――瞳の閉じられるまでのこと。]
(481) yunamagi 2023/11/28(Tue) 17時頃
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[金色のゴンドラを降りて、彼女の視線を受ける。 名乗りなら、初めてまみえた時に。>>1:39 いや、その前から。]
知ってる。 俺が招待して……ああ、
[密星の名を、一度も呼んでいない自覚ならあった。 半ば意識的に。 しかし、彼女がそれを気にしているとは 思いもよらず。]
(482) yunamagi 2023/11/28(Tue) 17時頃
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いい名だよな。 アンタが気に入ってるかどうかは知らんが、 俺は好きだよ。偲風。
[舌の上で転がすように、その名を呼んで。 船が港に着くまでの、残り僅かな時間を 過ごすつもり。**]
(483) yunamagi 2023/11/28(Tue) 17時頃
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――それから
[大方の予想通り、研究所で何が行われていたか、 明るみに出ることはなかった。 ”遭難した旅行客、無事帰還”そんなニュースは 有名な歌舞伎役者がいたにも関わらず、 然して話題になることもなく消えていく。
死者でも出ていればまた違ったのだろう。 しかしその期間、島は平和だったのだ。 少なくとも表向きは。]
[島には調査が入り、己も研究機関の関係者として、 暫くの間質疑を受けたものの、 実質的な被害や捜査機関への申告もなく、 遭難者たちの素性や関係性からも、 危険はなく事件性はないと判断されるに至った。]
(512) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
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――――RMKUP。
[逆洗脳プロジェクト。 調べていくうちに得られた情報はごく僅か。 研究所が閉鎖された時に、るくあが「終わらせた」 からだろう。 島の研究所に残るデータ以外に見つかるものはなく、 当時の関係者に尋ねても、連絡を取れた者は 核心に触れる情報を持ち合わせていなかった。]
頭打ちだな。
[息を吐いて、自宅の――島から帰った時に、 使っているビルの一室だ――書斎スペースを後にする。]
(513) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
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偲風? ああ、お疲れ。 島に行くの来週だったよな。 その日、人と会う予定があるから、直接港まで行くよ。 いや、話はそれだけだ。 声が聞きたかった。
[慌ただしい日々は、探すべき対象の不在により、 思いのほか早く落ち着きそうだった。 解決という形ではないにせよ。 己もそろそろ日常に戻る頃合いだろう。
あれから連絡を取り合って、時折逢瀬を重ねていた 『彼女』 声を聴くと、安堵と高揚を感じさせてくれる相手。 『彼女』との未来のためにも。*]
(514) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
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――銀島
数年? そんなにかかるのか。
[クリスマスローズという名の示すように、てっきり クリスマスの時期には花が咲き誇ると思っていた。 半日近くをかけて、銀島のあちらこちらに種植えをして、 此度は二人で園内を歩き廻る。]
手伝って……というか、こちらこそ、だ。 ありがとう。そうだな、また訪れよう。
[花言葉の類をるくあが知っていたものかどうか。 彼女から聞いたその意味は、 るくあを想起されるもののように思われた。]
(524) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時半頃
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[――――忘れないさ。胸中で呟く。 思い描く。 島のそこかしこに咲き乱れる淡い色合いの花弁を。 きっと届くだろう。そして喜んでくれるだろう。 だから己も、この島に今日植えた花が咲き乱れるのを 楽しみにしよう。
花盛りの遊園地。 そう、遊園地は見ているだけでも心躍るものなのだ。**]
(525) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時半頃
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[随分ストレートな物言いだ。 一瞬、驚いたように息を呑む声が、 携帯越しに伝わったかもしれない。]
(531) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
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[声を聞くと会いたいと、それ以上を求めたくなる。 幾つになっても、抑えられないものがある。
それを彼女が教えてくれた。]
(532) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
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[耳に残る彼女の甘い言葉の余韻で、 今夜は良い夢が見れただろう。**]
(533) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
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