人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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視点:


【人】 灰占道士 煙

――未明

[半端な体勢で寝たからだ、真夜中に一度目が覚める。
 通信欄を一度覗いたものの特に情報は増えていない。]


  ……まだ顔を合わせてないのは。
  卯木と、……キャンディか。


[もう寝ている可能性が高いだろうが、
 連絡ぐらい構うまいと、アポロに指を滑らせる。]
 

(10) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 灰占道士 煙


[三件のメッセージを送ると、ふあと欠伸ひとつ。
 肩回りを軽くストレッチした後、再び目を瞑る。**]
 

(11) 2023/11/19(Sun) 00時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 00時頃


【人】 灰占道士 煙

――朝:管理塔

[次に目が覚めた時は日が昇っていた。
 軋む身体をほぐして、館内の様子をチェックする。
 
 アポロには卯木からの返信があった。
 通知欄を見ると、まだそう時間は経っていない。

 >>38 坂理からは与り知らぬところで
 お断りされていたが、無論気づく由もなく。
 彼との勝負で己が得るものはなさそうだ。
 自然優先度の下がる「そのうち」は縁があれば
 実現するだろう。]
 

(51) 2023/11/19(Sun) 11時頃

【人】 灰占道士 煙


[メッセージを返信して塔を出る。

 まずゲート近くのロッカーに預けっぱなしの
 荷物を回収し、昨日も寄った休憩所で軽食を取った。
 ドリンクメニューの一部には疑問が残るが、
 フードメニューはなかなかレベルが高い。
 中央カフェでは、もっと趣向を凝らしたメニューが
 楽しめる筈だ。>>18>>19>>20>>21


  今日も暑くなりそうだねぇ……。


[呟いて、ロッカー近くにあるスタッフ用の
 簡易シャワールームで汗を流し、着替えを済ませる。
 ゲン担ぎするでなく、しかし随分長くなった髪を結んで
 ただの飾りの役目しか果たしていない煙管を手に取った。*]
  

(52) 2023/11/19(Sun) 11時頃

【人】 灰占道士 煙

――プラネタリウム「銀の館」

[遊園地のテーマを考えると、
 プラネタリウムは逸脱したものではない。
 確か、るくあからの要望にあったものだったか、
 己は特に関与もせず、然して気にも留めずにいたが。]


  よう。マスターだよな?
  視えないものでも見えたかい?


>>50早見盤の掛かった壁近くその長身はあったろうか。
 天井の星を見上げる男に軽口を叩くように。**]
 

(53) 2023/11/19(Sun) 11時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 11時半頃


【人】 灰占道士 煙

――前日

[キャンディ(敢えてこう呼ばせてもらおう)に
 メッセージを返したのは、前日の管理塔で。
 
 キャンディの本名、るくあとの関係は
 おおよそ知っているが、
 ――感情の問題は知らない、
 それは己の領分ではない。

 配信者キャンディという肩書について、
 るくあから聞いたことも、残されたデータにも
 記されてなかったから。*]
 

(77) 2023/11/19(Sun) 13時半頃

【人】 灰占道士 煙

――現在:銀の館


  あァ、るくあの兄、灰羅だ。
  まあ呼び方は何でもいいさ。


>>67 調べでは己より少しばかり年上の男に、
 おにーさんを自称するのは差し控えることにして。

 年が近しい故の共通項だ、
 懐かしい歌詞になぞらえた表現に>>68
 僅か唇の端を上げる。]
 

(78) 2023/11/19(Sun) 13時半頃

【人】 灰占道士 煙


  
  実在しない星?


[ミスか意図的なものか、眉を顰めて、
 卯木の指の示す箇所を注視しようとして。
 確かこの場所の辺りに――――過る思考と同時。

 小さく硬い音が、暗い館内に響いた。
 呼応するように、揺れとともに、
 どこかから大きな音が鳴渡る。]


  ……何だ?


[地響きのような音と場所の座標で
 何となくの推測はついた。]
 

(79) 2023/11/19(Sun) 13時半頃

【人】 灰占道士 煙


[しかし、こんな仕掛けは知らない。
 行ってみようと、短く答えて。>>69


  地下迷宮にでもなってんのかね?
  

[アトラクションのひとつであるかのように
 茶化した声を上げてみたが、
 開いた床から地下へ続く階段が、
 今の音で現れたのは明らかだ。>>70
 
 ために、声音には幾らかの緊張を孕む。
 随分勘のいい男だ、内心で抱きながら。*]
 

(80) 2023/11/19(Sun) 13時半頃

【人】 灰占道士 煙

――銀の館→地下


  そりゃ降りるだろうよ。


>>90 卯木の問いには一も二もなく頷いて。
 空気の匂いだったり物音だったり、
 一応は気にする素振りを見せはしたが、
 目に見えた危険はないだろうと踏んでいた。
 
 階段を降りきれば、人感センサーでライトが灯る。
 そこには、馴染みのある造りの研究所施設が
 残っていたことだろう。]
 

(99) 2023/11/19(Sun) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙



  それで、話の途中だったな、
  ……俺が犯人ではないとすると、

  そうだな、大切な妹が急死して、
  妹の名を騙った手紙とともに、
  突然、実は殺されたのだと告げられて、
  容疑者のひとりに上がっている……と。

  勿論、驚いちゃいるし、判らんことだらけさ。
  しかし今は何といっても、真相を、
  犯人を見つけ出さんことにはな。

  アンタ、マスター、心当たりはあるか?
 
 

(100) 2023/11/19(Sun) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙


[地上階のプラネタリウムよりも明るい室内では
 表情も視認できる。
 己の声には今も困惑や怒りといった感情は
 乗っていないだろう。
 軽忽な口ぶりは、卯木の疑念を晴らすものでは
 ないように思われたが。

 それでも、昨日と然程変わらぬ様子で。*]
  

(101) 2023/11/19(Sun) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙

――朝方

[密星に返信した後、
 もう一度その文面を眺め首を傾げた。]


  真面目な良い子……?


[人には様々な側面がある。
 また、対峙する相手次第で異なる性質が
 表れたり、引き出されたりもするんだろう。

 中村――キラ様はるくあの好きな歌舞伎役者だが、
 彼の立場から考えても親密な関係ではないと
 捉えていた。
 そのため、密星のメッセージの一節に
 引っかかるものはあった。**]
 

(120) 2023/11/19(Sun) 15時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 15時半頃


灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 15時半頃


【人】 灰占道士 煙

――地下研究室

 
  その疑念はもっともだ。
  犯人が死んだとして、 
  こんな大掛かりで莫迦げたことをするヤツが
  素直に俺たちを解放するのか?

  犯人もだが、どこかに潜んでるだろう招待主を
  引き摺りだす必要も――ある、と思うよ。


>>125 信用できないと口にする卯木には
 もっともらしく頷いてみせた。]
 

(151) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙

 
[しかし今、この相手に己がその招待主だと
 明かすわけにはいくまい。
 腕っぷしまでは判らないが、己より上背があって、
 敏く、まともな思考の組み立てのできる男だ。
 
 捕えられでもしたら元も子もなくなってしまう。]
 

(152) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙



  ……そういや、あったな。
  生と死の境界。
  正確なフレーズは覚えちゃいないが、
  そんなことは言っていた。

  あの年頃の、娘の言う話は、
  俺には理解できんことが多い。


[ブラックジョークに心当たりはなかったが、>>127
 もうひとつの話題は印象深かったため>>1:99
 その横顔とともに記憶に残っていた。]
 

(153) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙


[思考に沈もうとしていた意識は、
 不意に砕けたものとなった卯木の口調で
 浮上する。>>129
 慰めや鼓舞というより、それは男の吐露に思えた。
 穏やかな声音に虚偽の響きが含まれていないか、
 それを探ろうとすることすら、引け目を感じるような
 真摯さを伴って。]
 

(154) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙


  
  まあ……あれに対しては 
  偽りなく向き合ってきたつもりではある。

  なあ……、努力ってのは、
  それが善き行いに対して払われるものじゃなくとも
  肯定できると思うか?


[卯木の前提に照らし合わせれば、
 己は『生きている』カウントから外れた相手に
 なるのではないか。
 何といっても会ったばかりの、
 互いの事情も理解していない相手に。]
 

(155) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙



  何てな、
  アンタがるくあと、
  るくあだけじゃなく俺にまで
  真面目に向き合おうとしてんのは感じたよ。

  あいつも、アンタと話してる時間は
  実りあるものだったんだろうと思う。
  
 
[そんな言葉で区切りをつけるように。
 応えられるかどうかは別としてもだ。

 開かれた扉の先に足を踏み入れる。>>133
 卯木が一冊のノートに手を伸ばす間、
 室内に視線を彷徨わせた。*]
 

(156) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 灰占道士 煙


[仮眠室らしき部屋に他に見るものは
 ないように見受けられた。]


  ノートに気になることでもあったかい。


[尋ねはしたものの、たいして期待していない。
 別の場所を見てみようかと思案しながら、
 アポロに手を伸ばす。]
 

(166) 2023/11/19(Sun) 18時半頃

【人】 灰占道士 煙


[密星にメッセージを返す。
 
 プラネタリウムの仕掛け以外にも
 ギミックが隠されているのか。
 ここに集められた誰かに関する疑問か。

 文面だけだと伝わりづらいものもある。
 壁に凭れて、実在しない星のことを
 ぼんやりと考える。**]
 

(167) 2023/11/19(Sun) 18時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 18時半頃


【人】 灰占道士 煙

――地下研究室

>>181 秘密。
 さて、るくあの名を使ってここへ呼びつけた。
 それ以外に何か持ち合わせていただろうか。
 考える間にも卯木の話は続く。]


  臆面もなくなぁ。
  そういうのは小っ恥ずかしくなるタチなんだ。

  あァ、……まあ、
  確かにあったんだろうさ。


[愛という単語は口に出さなかいが、大切な妹だった。
 しかし、今、己がやっていることは
 るくあを思ってのことではない。
 ただの復讐行為だ、それは理解している。]
 

(211) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙



  いいね、健全だ。
  揶揄してるんじゃないぜ。
  ありがたいと思ってる。


>>186 男とるくあの関わりを聞いて、相槌を打つ。
 己の覚えている限り、
 るくあは以前は洋菓子の類を好んでいた。
 いつの間にか嗜好が、渋めの茶や和菓子に
 移っていったのは味覚の他に、その場所自体を
 好んでいたからではないかと思えたからだ。]
  

(212) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙



  だから、罪滅ぼしなんて考えなくていいさ。
  あんたが殺した張本人てワケじゃないならな。


[恐らく違うのだろう。
 これはただの直観――あるいは少しばかり願望の入った
 に過ぎない。]
 

(213) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙


[仮眠室の中で、卯木はノートを捲っていた。>>188
 然程意味深いものと思っていなかったため、
 暫くの間は見るともなく眺めて。

 しかし、やがて男の様子が強張ったものに
 なっていることに気付く。
 こちらの呼びかけにも反応しないため、
 歩み寄ると、]


  ……おい、何が。


[男の言い回しは含む不審な響き。>>190
 丁度足元の床に落とされたノートを拾い上げた。]
  

(214) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙

  これは何だ?


[己の知らない妹の像がそこにあった。]
 

(215) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙


[ノートの内容だと、
 まるでるくあが研究所の人間を
 意のままに操っていたような記述だ。

 表紙裏に書かれたサインは紛れもなく
 己もよく知っている研究者の名と筆跡で、
 優秀で所内でも評判の高い人物のものだった。]


  戯れ言を……、


[一笑に付そうとするも、では何故いきなり
 施設が閉鎖され、こんなテーマパークが出来たのか? 
 という疑問が突きつけられる。]
 

(216) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙



  …………。
  …………。


[そんな筈はない、口にしたつもりの言葉は
 音に乗らなかった。**]
 

(217) 2023/11/19(Sun) 22時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 22時半頃


【人】 灰占道士 煙

――地下研究室

>>224 卯木が自身を恋愛偏差値底辺と
 考えていると知れば首を傾げただろうが、
 それは己の知る由もない話。
 >>225 続く対処法には曖昧に頷くに留めた。]


  感謝されることか…?
  ……調子が狂うな。


[ふうと溜息を吐いて、煙管を首の後ろで
 とんとんと叩く。]
 

(240) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

【人】 灰占道士 煙


[先ほどまでの折り目正しい佇まいではなく、
 常からその笑みを向けていれば>>226
 こうはならないのではなかろうか。>>1:180
 しかはし、やはり与り知らぬ話だ。

 そして、仮眠室での動揺がある。]
 

(241) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……? ……ああ。


[卯木の声に気を取り直す。
 呆けていたのは時間にしてほんの十数秒程。
 しかし、まだ理解が追い付かずにいた。]


  戻ろう。


[短く答えて部屋を出ると、階段を上る。
 明るい地下室から暗い地上階へと。]
 

(242) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

【人】 灰占道士 煙


[人口の星の煌めきだけが光源の一室で、
 ふ、と息を吐く。]


  ……さっき書かれてたのは、
  いや…………。


[取り留めのない呟き。
 館内は空調が効いていたのにイヤな汗を
 かいている。]


  俺は……少し、休んで
  考えを整理する。


[そう言って、足早に館を去ろうとするだろう。**]
 

(243) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 00時頃


【人】 灰占道士 煙

――触れ合い公園

[開発者の腕が卓越していたためか、どこかから
 秀逸な演奏が聞こえてくる。>>280

 残念ながらというべきか、常からか、
 音楽を楽しめる気分ではなかった。
 芝生に地上絵のごとく刈り込みの入った緑地が
 程なくして視界に入る。
 「触れ合い公園」と書かれた石造りの看板が
 通路との境に立てられていた。
 倒れるように寝転ぶと、人口のものではない
 芝生の匂いが鼻をついた。]
 

(281) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[地下にいたのはそう長い時間ではない。
 なのに、長い年月かけて蓄積したような疲労感が
 身体の隅々にまで及んでいるようだった。

 地下室で見た手記。
 あれに書かれていたことが真実なら、
 研究所の人間に、己に自由意志などなかった?]

 
  ……いや、そこまで明確なことは……、
  しかし……。


[るくあが宇宙をテーマの遊園地を望んで、
 彼女のために作りたいという願いすら、
 操られて生み出された感情だというのだろうか。]
 

(282) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[暫く身体を投げ出していたが、
 やがてアポロに手を伸ばした。
 通信を新しい順に遡って、己へのメッセージに
 目を通す。

 キャンディ――黒須からの送信があった。
 彼と坂理柊の邂逅も、屈折した思いも知らないため、
 返信の遅滞の理由に至らずに。
 また、特に気にすることもいなかった。]
 

(283) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[黒須が中学時代の知り合いだということは、
 調査して知ったことで、実のところ
 記憶に残っていない。

 ただ、この青年を嫌ってはいなかっただろう。
 己の知るるくあを想起すると、
 そうとしか思えないのだが。
 今はその像が朧なものになりつつあった。]
 

(284) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[次いで、密星に返信を。
 己と卯木の安全を気にかける一文に、
 彼女の人となりが垣間見える気がした。

 黒須の失せものへの遣り取りは、早々に
 片が付いたらしい。
 視界の端で流れを追って、芝生の上で目を瞑る。
 ロボット達の演奏会を子守歌に、
 間もなく意識を手放した。**]
 

(285) 2023/11/20(Mon) 12時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 12時半頃


【人】 灰占道士 煙


>>296 その楽器はどこで手に入れたものか、
 己を見下ろす秀麗な面を、寝入りばなの、
 驚きと呆れが混じった顔で見上げて。]


  どうせ起こされるなら、
  もっと可愛げのあるコが良かったなァ。


[生きてるか? と
 昨日送ったメッセージの意趣返しか、
 天使たちも眉を顰めそうな坂理の笑顔に、
 少しばかり気の抜けた軽口で返す。]
 

(303) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……そこまで、捨て鉢になっちゃいない。
  ああでも、おかしな形の日焼け跡が
  できずにすんだことには礼を言おう。

  それに、坂理くんとは約束があったな。


[半身を起こして、今にも駆け出さんとする背中に、
 聞こえただろうか。>>298
 

(304) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙



  俺が招んだんだよ。


[聞こえたとして、その修飾のない一文の意味が
 正しく伝わったかどうか。
 坂理の姿が見えなくなると、息を吐いて立ち上がる。
 公園の、丸く刈り込まれたトピアリーの並びに
 移動して、その影に足を投げ出した。

 難解でいて緩やかな旋律に
 悪夢を寄せ付けない効果があったか判らない。
 それでも、先ほどより疲れは
 癒えている気がした。** ]
 

(305) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 14時半頃


【人】 灰占道士 煙


[坂理の性嗜好は聞き及んでいない。>>315
 何しろ「るくあの彼氏」という認識でいたのだ。
 片想いばかり? 
 るくあ以外にも気のある相手がいたのだろうか。
 時期如何によっては聞き捨てならない。
 しかし、覚醒前したばかりの頭は
 軽口の類だろうと聞き流す。

 ここにきて、何度目か耳にする感謝の言葉。>>316
 本気で口にしているとは無論思わないが、
 意図は正しく伝わったようだ。]
 

(329) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙


[応えるより早く、
 その姿は小さくなっていった。>>317

 控え目に言って風変わりな青年だ。
 今になって、本当は恋人同ではなかったのでは?
 という感想を抱く。何にせよ今さらだ。]


  叶えるさ。


[――――望み?
 唱えるまでに生じた間隙には気づかずにいた。*]
 

(330) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙

――公園

>>314 一目で判るほど疲れた顔だったならば、
 己もまだまだ修行が足りないのだろう。]


  少しぼんやりしていた。


[額に手を当てて、彼女との遣り取りの記憶を遡る。
 撮影は恙なく終えたのだろうか、
 一瞬横に逸れた思考を正して、ああ、と
 得心した呟きを落とした。

 どんな顔で向き合うのか、
 考えあぐねているような表情に見える。
 小さな気合いの声とともに立ち上がり、
 立ち尽くす密星の隣に並ぶ。]
 

(331) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙



  場所を変えよう。
  どこか行きたいとこあるかい?


[地上絵らしき刈り込みだけが目立つ公園には
 ベンチもなく、会話には不向きのようである。
 演奏会の音楽は、その頃には
 急激なジャンル変更をしていただろうか。
 
 服と髪に付いた芝生を払い歩き出すと、
 少し先に「惑星パーティ」という名の
 アトラクションが見えてきた。>>260
 いわゆるコーヒーカップという乗り物だ。
 落ち着ける場所ならどこでもよかったが。
 ちら、と様子を窺う。 **]
 

(332) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙

――「惑星パーティ」


  初心者?
  へえ、遊園地に来るのは初めてか。
  

[箱入りなのだろうか。
 るくあから聞いた話と、世慣れていない雰囲気で
 納得できなくもないのだが。
 訪れたことがないのなら珍しいと思える。]


  初心者へのオススメは宇宙遊泳だな。


[凝ったVRと急降下のスピードと角度が売りの
 ジェットコースターをしれっと勧める。]
 

(339) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

【人】 灰占道士 煙


[選ばれたアトラクションは、
 カップの代わりに太陽系の惑星が回るという
 ポップな仕様のもの。]

 
  懐かしいな。
  惑星の大きさがバラバラだ。
  水星……月もあるのか、は、一人乗りだと。


[実際の比率とは異なるだろうが、
 木星や土星は大きい球形をしている。
 密星に希望がなければ、
 手近なものに乗り込んで腰を下ろす。]
 

(340) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……で、気になることってのは?
  

[中央のハンドルを切らなくとも、
 ゆっくりと惑星は回り始める。
 少し身を乗り出して、本題を切り出した。*]
 

(341) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 18時半頃


【人】 灰占道士 煙


[乗り込んだ天王星は地球より透明感のある青色で
 球体の周りの環がホログラムで再現されている。

 膨れると少し幼く見えたが、>>345
 空気が弛んだのは一瞬、惑星が回転しだすと
 密星は淡然とした様子で話しはじめた。]


  違和感の、繋がり。


[彼女の言葉をなぞる。
 その前に零した今朝までの疑問については
 一旦スルーして、この遊園地への質疑だ。]
 

(373) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 灰占道士 煙



  そうだな。
  ここは、前は研究所だった。
  以前……といってもそう昔のことじゃない。
  一般じゃあまり知られていないが、
  病理研究所としてはそこそこ名が知れていた筈だ。

  俺は以前ここに勤めていてね。
  ただ、急に閉鎖されることになったんだ。
  研究所からテーマパークへ。
  こんな場所に、人が集まるかは判らんがね。


[卯木と見つけた仮眠室には、
 研究所に纏わる資料はなかったが、
 地下の研究施設は広い。
 隠し立てしたとて、遅かれ早かれ露見するだろう。]
 

(374) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 灰占道士 煙


[密星の想像する荒唐無稽なこととは何だろう。
 探偵のように謎を解明しようとする彼女が
 犯人だということもあり得るのだろうか。]


  今回の件のために造られた?
  そうなると、るくあを殺したヤツとここへ
  呼びつけたヤツが同じ……、
  映画なんかだと、最近じゃ珍しくもなくなった
  アレだろ。
   るくあを殺した時からもうゲームが始まってた
  っていうやつな。

  …………で、第二は?

  
[回る景色を眺めることなく、球体の内壁に背を預けると、
 問いの続きをうながす。*]
 

(375) 2023/11/20(Mon) 21時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 21時半頃


【人】 灰占道士 煙

――惑星パーティ

[遊園地に行く願いが叶うと
 るくあは養護教師である彼女にも言っていたのだ。
 切ない――――? 捻じ曲がった力の介在しない
 純粋な願いであるならそうなのだろう。>>190

 先ほどの地下での手記を想起していると、
 躊躇った声が落とされる。>>387
 

(394) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



  ――――? 何を……、
  あいつはそこまでは話していないか。
  俺たちは施設育ちだったんが、
  兄妹揃って引き取られたんだ。

  年も離れて、顔も似ちゃいないが
  実の…………。

           ………………?
 

[その問いを直接投げられたのは初めてだった。
 いや、彼女の死から半年。
 そろそろ効力はなくなってきたのかもしれない。]
 

(395) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



 『 あのね 』

 『 私

   ”お兄ちゃん”が 欲しい の 』


[ある日、その少女は己を見つめて微笑んだ。]
 

(396) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙


[アトラクションはパーティという名の通り、
 普通のコーヒーカップと異なる点があった。
 ゆっくりと回転していた惑星たちは、突然、
 ぐらぐらと揺れ始める。
 床が波状に起伏して、緩急をつけて
 アトラクション内を移動する。

 看板横の案内板に注意書きは記されていた。
 これが、LV.1の乗り物ではないということを。
 ジェットコースター程の激しさはさすがにないが、
 それなりの勢いで身体を壁にぶつけてしまう。]


  …………っ、 
 

[よく見ると安全ベルトらしき装置も、
 座席に備わっていた。]
 

(397) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙


[中央のハンドルでスピード操作できるのは
 通常のコーヒーカップと同様のようで、
 方向を違えないように廻すことで、
 何とか落ち着ける回転速度に戻す。

 惑星が通常運行をはじめた頃には、
 先刻よりはっきりとした意識を持っていることに
 気付く。]


  大丈夫か、嬢ちゃん?


[一言安否を尋ねた後、]
 

(398) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



  ………アンタの言う通り、
  血のつながりはなかった……、
  どうやら、俺がそう信じ込んでいた、
  だけらしい。


[上書きされた概念の解除はあまりにも容易い。
 生気のない声で呟いた。*]
 

(399) 2023/11/20(Mon) 23時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 23時頃


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