人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓の止まる時 柊木達見の最期─

[康生の名は、私が付けた。心臓に欠陥を持って生まれた息子に、『健康で生きてさえくれればそれでいい』と願って。それ以上の事は何も望まないと。それが、どれだけこの子の重荷になっていただろうか。私が一度目の死を迎えるまで、康生に“健康”と言える日は一日も無かった。親に唯一つ願われた事を、叶えられない。その時点で捻くれてしまってもおかしくないと言うのに、康生は真っ直ぐに育ってくれた。]

[良き妻と、良き息子と。平凡ではなかったかも知れないが、幸せな家庭を持てた。一度死して尚、夢の続きが見られた。最期は、レヴァの世界の様にロボットに乗り、息子とシンクロし共に戦うという、歪んだ形で叶った夢の様だった。私は、幸福だったのだろうと思う。息子にこんなにも想われ、妻の命を、彼女が生きる世界を守れたのだから。幸せな人生だった。]

[……ああ、でももし、あと一つ叶うのなら。康生には生きていて欲しかった。私の巻き添えで死なせてしまう息子。私を喜ばせようとして、契約してしまった息子>>2>>3。この件にもし戦犯が居るのなら>>1:477>>1:478、それは私だ。]

(286) 2023/08/20(Sun) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[康生にも、その学友達にも、申し訳無い事をしてしまった。謝れない事が、心残りだ。]

[意識が遠退いていく。今度こそ、私は本当に死ぬのだろう。心臓が止まってから、脳が死ぬまではどのくらい掛かるのだったか。康生は、その間ひとりで……、………*]

(287) 2023/08/20(Sun) 19時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 19時頃


――四度目の襲撃――


  やっぱり戦う気しかないのかな!


ハートの中身は重装備の攻撃力を誇っていた。
無数に見える砲門から無数に見えるミサイルが飛んでいき砲撃を開始したのを見て、距離を取るので正解だったようだ。
珊瑚も驚いたような声をあげていて閉めようって提案されるとシェルターの中に完全に隠れて扉を閉じた。
攻撃開始までに随分と時間がかかっていたから避難は十分に出来ていたし重質量兵器でないならば地下に影響はあんまりないはずだ。

 珊瑚が視線を伏せてしまうのは――怖いからだろう。
こんなに揺れていたら怖いに違いない。
笑顔なんて浮かべるのは本当は難しいのだけれどそれでも珊瑚は笑顔を浮かべていた。

 こちらを向いて笑みを浮かべるから膝を追って子どもたちに向き合う前にぎゅうって強く抱きしめた]


  ほら、みんなも手をつないで。
  隣の子から元気を貰って歌おうか。


歌はあんまり知らないものだから選曲は珊瑚任せになってしまう。
聞きながら少し遅れて歌っていって、懐かしい歌は次第に周囲のご老体たちも歌い始めていく。
歌はいいものらしい。歌っていると元気になっていく気がする。

 子どもの相手をする珊瑚はやっぱり女神かなって思うくらいだけれど怖がってるのは分かるから大和はずっと傍にいて歌の合間に一緒に子どもと話続けたり抱きしめてあげたりしていた。
話す内容はあまりなくて好きな食べ物は、とか聞いたりするしかないのだけれど。

 そうしていると震動が収まっていき静かになっていた。
震動が収まってもすぐに外には出られない。
外の安全が確認されたなら、だが――外に出れば三度目よりも更に広がった更地を確認できるのだろう*]


―― 四度目の襲来:遠ざかる街、敵、ソレ ――


[大きな音が車の後ろから、道の向こう…
 ――― あたし達の街の方から響いてくる。
 何度も、何度も、…なんども
 
 遠ざかる内に音は小さくなったけど、
 最後の音は前二回よりうんと大きくて。
 耳を塞いでいた手を離して、ゆっくりと
 後ろを振り向いてその光景を見た。
 
 
 二体の怪物が白い煙を上げていて、
 車が進む度、その煙が晴れていった。
 
   そこで見えたのは、白くて丸い…?]
 




  ……あれ、なんだろう…?

 



[疑問を口にした所で誰からも、
 何処からも答えが返って来ることは無くて。
 その白いのも認識できない程遠ざかった所で、
 先にハート型の方が。続く様にいつも出てくる
 人型…?の方が、上から徐々に消えていった。

 あれは『終わった』合図だと、
 テレビやクラスでの会話の中で聞いてたから
 お兄ちゃんとお母さんとに向け声を掛け
 車を道端停めてもらった。

 三人でその方角をただ茫然と眺める。
 …街は、家は、無事なんだろうか…。]

 



[しばらくそのままでいたけれど、
 現地に戻るには危ないという流れになって
 あたし達は当初の予定通りおとうさんの病院がある
 街の方へと再度車を走らせた。
 
   ――― 車内では自然、
       これからどうするかの話が出て。
       流石にもう離れるべきだろうって
       二人の間で話がまとまっていた。]
 



  [……あたしの疎開が決まった瞬間だった。]**
 


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了直前 コックピットにて─

[コックピットに戻って来たハロの報告>>292に、私は心底ほっとした。康生もまたそうだっただろう。]

サンキュ、ハロ。ほんと助かる。
……後で、俺も母さんのとこ送ってくれ。
胸ポケットに手紙入れてる。
それ読んでもらえば、わかるようにしてるから。

[私達が敵を倒したのは、それから間もなくの事だ。*]

(293) 2023/08/20(Sun) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 本郷へ─
・・・・         ・
[父さんの椅子に座ったまま、俺はみんなの顔を見回した。縁士に本郷、ケイ。カガセンも居る。みんなして何とも言えない顔してるし、本郷が謝って来た>>289もんだから、苦笑するしかなかった。]

何言ってんだよ。本郷がちゃんと指示してくんなかったら、俺きっと撃てなかった。
本郷が謝ることなんもねーし、ほんと助かった。サンキュ。

……悪いな、重いもん引き継がせちまって。
俺の方こそ、…………ありがとな。

[ほんとは、俺の役目は終わってなんかない。俺はまだパイロットに選ばれてなくて、本来ならもう一回戦わなくちゃいけなかった。だから、やっぱりどうしたって世界のことは考えちまうけど、本郷の言いたいことはわかったから、礼を言って甘えることにした。*]

(294) 2023/08/20(Sun) 20時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 20時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 カガセンへ─

[カガセンがこっちに来た>>@24>>@25。すごい真面目ってか、切実な顔で。今まで聞いた中で一番優しいしてた。]

そ、っか。俺、生きてたもんな。
……俺が消えても、大丈夫で居てほしかったんだけどな。
無理かぁ。関わっちまったもんな。

でも、うん。俺、関われてよかったと思ってる。
そのまんま返すみたいで、芸がないけどさ。
カガセンも、俺の大事な先生だよ。

……ん、そうだな。そろそろ休むことになりそう。
いろいろありがとな、カガセン。

────後は、頼みます。

[少しだけ真面目に頼んだその後で、俺は、段々ゆっくりになって動きの止まった父さんから手を離した。それでもう、何が起きたかカガセンにはわかったんじゃないかと思う。*]

(301) 2023/08/20(Sun) 20時頃

─四度目の襲来─

子供たちと向き合う前に、命くんがぎゅっと抱きしめてくれる。
わたしも一度強くぎゅっと抱きついた。周りの子供達も、大人も、少しはしゃいだ声がしたけれど気にしない。


『さんごおねえちゃんはほんとうに
 みことおにいちゃんがすきなんだね!』
『らぶらぶー!!!』
「そうだよー、命くんのこと大好きなんだ。
 準備ができたら、お嫁さんにしてもらうんだから。」


歌の合間にそんなやりとりだってあった。
揺れよりも何よりも、何も無くなった焦土のような真っさらな大地に恐怖を覚えていたけれど。
それを忘れるように笑顔を浮かべる。
実際そうして話している時が紛れるもの。
命くんの温もりを感じるとそれだけで気持ちが落ち着くの。
みんなのお話を聞いて落ち着かせているようで、わたしの方がみんなに元気をもらっていたと思う。
特に命くんからは…想像以上に元気をもらってたから。


「はい、ポケットを叩くと…
 ビスケットじゃなくてキャンディが出ました〜!」


不思議なポケットの歌を歌ってから、ビスケットだとアレルギーを持ってる子がいたら可哀想だからよりアレルギー食品の少ない飴をポケットから出して子供達に配る。
きゃっきゃっと喜ぶ子供たちの笑顔は大人たちにとっても癒しだったから。
命くんにも手伝ってもらって手持ちの分を配り終えた頃、外は静かになっていたかもしれない。
でも、まだ身体が揺れる気がして命くんに背中を預けて、そのあとすぐにぐるりと振り向いて肩口に額を預けた。
子供たちと接していると忘れられるけど。
自分たちの住んでいる街が本当に消えてしまう。
そんな恐怖に改めて襲われて、なんていうか…ちょっとわたしも、限界が近かったのかもしれない。


「…外、出たら。どっか旅行、いこ?」


お父さんに許可を取らなくちゃ。
お金の問題はまあ大丈夫だと思う。お年玉はあるし、もらってた生活費だって無駄にはしてない。
だからこれは、ある意味わたしからのヘルプサイン。

この土地から離れたくない。
だけどあんな光景を見るのは嫌。
あれに巻き込まれるのはもっと嫌。
ここから逃げ出してしまうようで心苦しいけれど。
それでもどこか、遠くに行きたい。
じわ、と滲んだものが命くんの服に染みて。
ごめんね、と小さく小さく呟いた。

彼以外に聞こえないように。*


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 縁士へ─

[縁士が手を取って言葉を掛けてくれた時>>295>>296、父さんは随分ゆっくりになっていたけど、まだ辛うじて動いてた。だからきっと、声も聞こえてたんじゃないかなって思う。右手は父さんに当ててたから、左手で縁士の手を握り返した。よく考えたらこっち、指輪付いてる手じゃん。ちょい恥ずいな。]

病院の指定、サンキュ。助かった。
……ん、悪いけど全部任せるよ。

[“ふたり”ってガッツリ言っちまってるし。縁士って、しっかりしてそうでちょい抜けてんのな。みんな、他のことだと思ってくんねーかな。……無理か。ま、大丈夫って言ってるから大丈夫か。どっちにしろ、任せるしかねーし。]

……今、止まった。安心したんだと思う。
俺の方こそ、ありがとな。

[俺は、縁士にだけ伝わるように、ちょっと言葉を選んでそう言った。*]

(304) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓が止まった後 ケイへ─

[父さんの心臓が止まったから、俺に残された時間はあと数分だ。ケイもきっと気付いてるんだろう。もう死ぬなら、俺は今まで躊躇ってたこと、できなかったこと、全部できるんだって。]

…………ケイ。
ケイはさ、俺のことすげー褒めてくれるし、すげーやつみたいに言うけどさ。
俺、ほんとは全然ダメなんだ。

だって、あんなに死ぬの当たり前だって思ってたのに。
俺の心臓なんて、とっくの昔に止まってるのに。
今になって、怖いんだ。
身体の中から、何の音もしないのが。

死ぬのが、独りになるのが、怖いんだよ……。

[俺がいろいろ平気だったのは、ずっと父さんが居たからだ。いつだって、死ぬ時だって独りじゃないって思ってた。だから今、独りになって────初めて、すげー怖いってことに気付いたんだ。*]

(305) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─カガセンに託した手紙─

[撫でてくれたカガセンに、俺は笑い返した。時間もなかったし、それ以上何も話せなかったけど。カガセンのクラッチバッグの中身には、こんな手紙が入ってる。]

(306) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『パイロットのみんなへ』

『みんながこれを読んでる時、俺はもうこの世に居ないと思う。
 文面がお約束過ぎるな? でも、ま、そんな感じ。
 この手紙は、みんなが混乱してそうだったら読ませてくれって感じで、同じものを加賀先生と三千院部長に預けようと思ってる。
 だから、みんなが落ち着いてたら読まずに済むわけで。読まれないことを祈ってる。』

『俺がどういう風に死ぬのか、今の時点ではわからない。
 負けてるかもしれないけど、そしたらこの手紙は読まれてないから置いとくとして。
 いきなりコックピットで自殺ショー始めたのかもしんないし、ちゃんと戦えてちゃんと死ねてるのかもしれない。
 どっちかだとは思うんだけど。どっちでも、俺が二人分契約してたってのはバレてるだろうなって。
 それが、この手紙を書いた理由。なんもわかんねーと混乱するよなって。
 俺、説明下手だけど、ないよりはマシかなって。』

(307) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『俺の心臓はとっくに止まってて、今俺の中にあんのは父さんの心臓なんだ。
 だから、なんか命が二個あるって扱いになったっぽい。
 なんでそうなったのか正確なとこは俺にもわかんねーけど、父さんの心臓は脳の俺と別人って判定で契約されてたってこと。』

『で、今回パイロットになったのは父さんの方。
 父さんには頭がないから、頭で考えて動かすアストロを動かせないかもしれない。
 その場合はパイロットを交代しないといけなくて、交代するには死ぬしかないから、ダメだったら俺は自殺してます。
 自分でちゃんと死ねてたらいいけど、手を汚させることになってたらごめんな。
 ちゃんと動かせた場合でも、心臓の父さんが死んだら俺は生きてらんないから、やっぱり死んでると思います。』

『俺が二人分の枠使っちゃったから、今頃みんな混乱してるよな。
 数が合わないとか、動かせないかもとか、パイロットが足りなくなるかもとか、問題になること知ってて黙ってた。本当にごめんなさい。』

(308) 2023/08/20(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『謝るついでに、図々しいけどお願いがあります。
 どうか、みんな仲よくしてほしい。悪いのは全部俺だから、俺以外の誰も責めないでほしい。
 俺はこの世界が大好きで、出会えたみんなのことも大好きで。一人でも多く幸せになってほしいし、笑ってほしいんだ。
 それが俺の、一番の望みです。
 みんなのこと巻き込んじまった俺の言うことなんて、叶えたくないって思っちまうかな。
 でも、ちゃんと言っとかないとって思いました。』

『もし、こんな俺のこと嫌いにならないって言ってくれるなら、どうか俺のこと覚えててほしい。
 そしたら、俺はきっとみんなの中で生き続けるから。父さんが俺の中で生きてるみたいに。
 みんな、ほんとサンキュ。またな。』

『P.S.ずっと一緒に戦ってくれてたもう一人の仲間、俺の父さんが居たってことも、覚えててくれると嬉しいな。*』

(309) 2023/08/20(Sun) 21時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時頃


――四度目の襲来、そして――

大和が珊瑚を抱きしめると周囲の人が囃し立てるのは凡そ日常的にあることだ。
おばさまらがいても子どもたちがいても変わらない]


  そうだよ、ラブラブだからね。
  珊瑚さんは最高のお嫁さんになるからね。


[そこは最早確信しているので大和は子どもたちに笑顔を振る舞う。
震動があっても心を震わせる原動力の一助となればいい。
甘味があれば猶更だ。
甘いものは頬が緩むし心も落ち着く。
一緒になってキャンディを配っていって子どもたちも落ち着いてくると歌も少しずつ静かになっていき外も静かになっていた。

 隣街か、そのまた隣か。
遠くの観測所からホットラインで安全を教えてもらったら外には出れる。

 珊瑚の身体を後ろから抱きしめて包み込んであげて、それでももの足りないのか反転したので背中と腰に手を回してしっかり抱きしめた]


  珊瑚さん……。


[大和は街に思い入れが少ないけれど数少ない思い出の地は珊瑚の家の周囲に多い。
あの狸は割れずに残っているだろうか。
マンションはそもそも無事なのだろうか。
これまで見えていて過ごしてきた街並みが崩れ落ち火に炙られているところを見るのは本当に辛いことなのだろう]


  僕ね、旅行は合宿しか行ったことがないんだ。
  でも夢はあって……。
  珊瑚さんと一緒に星を見に行きたいな。

  珊瑚さんはどこにいきたい?


[親の許可やお金の心配ではなく楽しい旅行の内容を語る。
背中に触れていた手を頭に伸ばしてゆっくり撫でていく。
大丈夫って耳元で囁きながら涙が零れて止まらない珊瑚の表情が誰にも見えないように覆い隠してしまおう]


  南の島とか、山の上とか星が綺麗らしいね。
  僕は珊瑚さんの水着姿も見たいな?


[これ以上珊瑚が傷ついてしまわないように。
遠い地に楽しい目的をみつけて旅行に行こうねって落ち着くまでの間、いろいろと夢と案を語りながら頭をぽんぽんと優しく撫で続けた]


[後に――。

 外に出た後の被害状況は推して知るべしというものだった。
この街は呪われているんじゃないかって言われるくらいに更地が広がってまだ火が燻っている場所も沢山あったけれど消化なんてできるわけもなくて――。

 でも、それでも――。
疎開した人や一時的に離れた人が戻れるようにって、安全が確認されれば復興が始まるんだ。
人が存在しているって証を立てるかのように*]


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓が止まった後 ケイへ─

[ケイが髪を撫でる手>>310に、頭を摺り寄せた。俺の手はもう胸から離れてて、ケイの手が代わりに触れた>>311けど、そこに在るのは父さんの死体だ。俺の中だから、まだ冷たくはなってないけど。俺の血は、全部父さんが動かしてた。血が巡らないから、息してるはずなのに段々頭が巡らなくなって来る。]

ケイも、怖い? ……ごめんな。
来てくれる……? ちゃんと、来る?
独りはやなんだ、俺。

[キスしたいって、ケイは言った。ずっとしたかったんだろうな。俺がこんなだから、できなくて。ずっと我慢させてたんだろうな。]

俺は、ケイにしてやれること……全部、したい。
約、束……誓い、の。できなかった、から。
独りに、しないで……。

[息を吸ってるのに、全然酸素が来ない。苦しくなって、ぼやけてく。貧血みたいに、段々世界が暗くなっていく。ケイの顔、もっと見たいのに。やだな。死にたくないな。って、手を伸ばした。*]

(313) 2023/08/20(Sun) 21時頃

―― 四度目の襲来:夜 ――

[お父さんの居る病院のある街に着いて、
 手頃なホテルに家族三人で部屋を取って、泊まった。
 晩御飯は適当に食べて、三人揃ってひたすら
 テレビのニュースを眺めていた。

 高校から少しだけ離れた市街地。
 焦土と化した大地と、最後に大きな音を響かせた
 白煙立ち込めるあの光景の中で起こった
 衝撃波の影響で傾いた電信柱、傾いた家。

 度重なる襲来の影響で街からは人が減ってたし、
 三度目ともなると避難も早かったからか、
 この間の襲来よりは犠牲者の数は少ない。
 ……けれど、いない訳じゃなくて。]
 



[どのチャンネルを回しても同じニュース、
 映像、現地の人へのインタビュー。
 周辺病院への取材や泣く子供達…
 
  ――― もしかしたら瑠璃川先輩達の
      病院にも行っていたのかも。

 そんな映像がひっきりなしに流れて。
 あたしは次第に見る気を失くして、
 お兄ちゃんもIフォン見る方に移って、
 お母さんだけはずっとテレビを見続けてて…

 そうして夜が更けていって、
 お風呂も済ませたあたし達は寝る事になった。
 けど、]
 



[部屋を抜け出して、あたしは
 ビジネスホテルの人のいないラウンジで
 しばらくぼんやりと過ごしていた。
 
 また途中で目を覚ましてしまって。
 …今度は寝付けなくって。

 缶ジュースに少し口を着けてからぼーっと
 今日見た光景とニュースとを思い出しては
 頭を振って追い出して、それを何度か
 繰り返して時を過ごしてしまった。


 ふ、と
 外の景色が見えそうな上から下までの窓を
 フロアの端に見付けて、そっと近付いた。]
 


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ヒイラギ
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