人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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─五回めの襲撃─

襲撃とは言っても、今までと違いすぐに双方が動いたわけじゃなかった。
その時にはまた私と命くんは病院に居たと思う。
もしかしたら命くんは別行動していたかもしれないけど、動かないことに不気味さを感じながらも私たちは急いで避難するしかなかった。

この行動に慣れてしまってきているのも怖い。

私はネットの情報をあまりみようとはしない。
だって怖いから。恐ろしいから。だからこそ知りたいと思える人もいるかもしれないけど、私はできる限り遮断したいと耳を塞ぐ傾向にあった。
だって聞いたところでどうしようもないじゃん!
知ってどうにかなるなら私だって考察する!
でも、日々の暮らしとか目の前の大事な人、そんな事に忙しくて考察はあまりしないようにしていた。

そんな中で囁かれていた『搭乗者はこの街の住民だ』で始まり『日暈学園高校の生徒だろう』で終わる書き込み。
さらにその考察は続きを産み出した。


『最初に出現した場所にも同校生徒がいたらしい』


だから、避難誘導している最中だった。
私も避難所に入ろうとした、その時に腕を掴まれる。
ギョッとしてそちらを見ると知らない男の人だった。
なんで腕を掴まれたのか分からなくて、ビクッと身をすくめてしまう。


「えっと、あの、大丈夫ですか?
 早く避難所に入らないと…!」
『君、日暈学園高校の生徒だね?』
「えっ? はい…?」


唐突な質問に頭が混乱してしまう。
同時に恐怖に駆られて私の目は泳いでしまっていた。
早く。早く、安全な場所に移動したいのに。
腕を引いても力が強くてびくともしない。


『本当にアレとは関係がないのか?』
「アレ?…あ、あるわけないですよ!?」


とんでもない問いかけに半ば叫ぶように否定する。


「本当すいません、早く避難所に…!
 いつアレが動き出すか!」**


─柊木くんと部室にて─

「だよね。私もイギリス行くかとか言われたもん。
 でもパスポート取ってないし
 いくらお母さんの故郷でも親戚いるわけじゃないし
 それって普通の語学留学とかになっちゃう。」


私は親戚って知らない。
──父方も母方も、その存在は語られたこたがなかった。いないの?と聞いてもお父さんは首を横に振る。生きてるかもしれないけど死んでるかもしれない。色々あって、祖父母をはじめとした親戚の存在及び連絡先を私は知らないまま今に至る。
でもまあ、大丈夫だよね。大丈夫。
頼りがないのは良い便りっていうじゃない!

…まあそれはさておいて。
イチャイチャしてる自覚はあるけど改めて言われると恥ずかしくなって私の顔が赤くなった。


「そうだよ、命くんが無事でいてくれたから
 一人きりじゃなくて大丈夫なんだもん。
 それに私も命くんが大好きだけど、
 命くんもたくさんの大好きを返してくれるんだよ。
 柊木くんがフラれるのは
 好きを返してないか、返し方が下手かだと思うなあ。
 恋人になってもあんまり態度変わらなそう…。」


と言うか、そう言う愚痴を受けたことあるんだよね。
こっち優先してほしい!とか、あいつは性欲ないのか!系の。
まあその時は私も誰かとお付き合いしたことないから「分かんないよ!」「知らないよ!」「あー、まあ…。」「いやあいつの性欲について私が詳しかったら問題でしょ!?」と。
最初のお互い名前呼び案件と部活同じなのとで柊木くんと仲の良い女子ポジだったからねえ。否定はしない。


でもこう、好きな人ができて想いが通じたら思う。
求められると嬉しい。受け止められるのも嬉しい。
好きなのが私だけじゃないって、嬉しい。
だけど何となく柊木くんの場合友愛の延長線上が長くて、性欲や欲求はないわけじゃないんだけどひゃっはー!とその場を楽しむ事を優先しがちな気はするから…多分そのせいだよ。
あとどっかで「瑠璃川の手作りお菓子が美味しい」とか今までの彼女に言ってたりしない?絶対それ系は言っちゃダメなやつだよ…とかね。
本人悪気はないけど気づかない、が多そう。


まあプラモデルに関しては私よりも彼女さんに叱られてたけどね。
私は「あーまたかー」だったけど、これから主に生計を共にするのは彼女さんだったから。
しっかりしている彼女さんみたいで、私はちょっと安心してたりする。
それはそれとして柊木ママに買い物先で出会ったら、世間話ついでにそんな愚痴も聞いたりしてるんだ。**


――五度目の襲撃――

[一度目は合宿先にて、二度目は高校、三度目も高校、四度目は高校から少し離れた場所でそれぞれロボットが出現し周辺に大きな被害を齎した。
そして五度目の現在もロボットは再び高校の近くに出現している。
ここまで出現が重なると五度目の出撃となるコーラは防衛側で毎回違うロボットが攻めてきているように思える。

 とは言え戦いが始まればどうなるかわからないのが現状だ。
五度目となると避難も的確で素早く行えるようになっていて、いつもと同じように珊瑚と行動していた。
子どもたちの避難が終われば残りの収容の手伝いをしていく。
四度目の襲撃が終わりそのまま街の外に疎開していった人もいるので病院まで逃げてくる人は少なくなっていただろうか。
コーラの方を見ると序盤の動かずは一度目と三度目以外は共通しているようで今回も動きはなさそうだった。
正直動くと被害が出るので動かないのはありがたかったが――]


避難誘導を続けていると子どもたちの誘導が終わり手分けするために少し離れた位置に居た珊瑚の方から強く大きく声が聞えた。
そちらを見ると知らない男が珊瑚の腕を掴んでいて――。

 大和は即座に駆け寄ると男の手首を掴み握り潰す勢いで力を込めた。
手首を強く抑えると握力が効かなくなり珊瑚は解放されただろう。
素早く珊瑚と男の間に割って入ると大和は男を睨みつけた]


  バカなことをやってないでさっさと避難しろ。
  避難しないなら好きにしろ、ただ邪魔をするな。
  ……はあ?
  関係あるんだったら今頃こんなとこにはいないだろ!


[話が通じない。大和が抱いた第一印象はそれだ。
元よりネットの情報なんてものは見てもいないものだから陰謀論なんてものには関与しない。
少し考えれば事実に即していないことを無理矢理理由をつなげて幻想を見ていることくらいすぐにわかるのに踊らされる。
あまりにも滑稽な話で既に大和が口にした通り関係あるならこんなところで避難誘導なんてしてはいない。
普通は、関与しているなら安全な場所にいるだろう。

 大和は大きく息を吸い込み、声をあげる]


  与太話に踊らされて!
  自分より弱そうに見える相手に言いがかりをつけ!
  掴みかかるな!


[同時に男の手首を払う。
未だ避難中の者がいる中で大和は男にそう印象付けた。
衆人観衆がいる中で注目を浴びさせれば否応でもなくそれ以上の行動はできなくなるものだ。
社会的に殺すとも言う。

 珊瑚に害する者を大和が許すわけがなかった]


  ……珊瑚さん、行こう。
  あれが動く前に避難しないと。


[ごめんね、って横抱きに抱き上げるとそのままシェルターの中に避難することにした。
もう大丈夫だよ、離れてごめんねってシェルターの中に入ったら身体を抱きしめてあげる。
また、怖い思いをさせてしまったって――臍を噛む思いだった*]


─旅行の日─

新婚旅行で海外なら、カナダが良いかもね。
星とは違うけどオーロラは一生に一度は見ておきたいもの!
あっでも北海道でも見ることができるんだって。それも良いなあ。
オーロラの神話はあんまり良いものじゃないけど、美しさは格別だよね!
でもきっとどこだって楽しいんだ。
お母さんの故郷のイギリスも、花の都パリも、水の都ヴェネチアも。
きっとどこだって今日みたいにキラキラの思い出の一ページになるはずなの。
大好きな命くんと一緒なんだから。


「んっ、んゅっ…こ、こらあっ!」


こらって言いながらも怒ってはないんだ。
でもきしきしチャプチャプ、バシャバシャと身悶えして脚をばたつかせて、浮き輪は不安定になってしまう。
触り放題ってことは触られ放題でもあるからね!


「やあっ、ん…! あ、あはははは!それはダメぇ…
 きゃんっ!?」


ほらー、脇腹くすぐったりするからとうとう転覆した!
ざぶーんと一際大きな水飛沫。
水の中は水中メガネしてなかったからよく見えないけど、ふやふやできらきらで、あ、綺麗だなあって一瞬見惚れてしまう。
近づいてきてくれる存在に気づいたから手を伸ばしてしがみつくとそのまま水面に連れて行ってくれた。命くんだもんね!


「ぷはっ! あはははっ、もー触りすぎ!」


二人してずぶ濡れで見つめあって、でも楽しくて笑っちゃう。
抱きついてって言われたけど、しがみつくことはしないようにした。だってそれは流石に恥ずかしいと言うか…ねえ!?
抱きしめる形でお尻に手があるのもちょっと恥ずかしいけど、両腕で首筋にしがみつくだけにした。
両脚はぷらぷら水中に揺蕩う感じ。
まあ、命くんの裸の胸に体を寄せてるのはこう、正面からだと結構恥ずかしい…。
命くんのしっかりとした硬い体に自分の体をくっつける感じになるんだもの。
自然と胸はムニっと押しつぶされる。
押し付ける形になるから緩んだりはしないけど、こう…顔も近いし気になっちゃう。
でも、てーんてーんと水底を蹴って、沈んでは浮いて、浮いては流されてを繰り返してるとぱあっと笑顔の花が咲く。


「あっ、これ気持ちいい〜。
 天の河泳いだらこんな感じなのかなー?」


水の中だけど空中散歩してるような浮遊感。
きゅっとしがみついたまま景色と浮遊感を楽しんで、そのまま4周してからプールから上がる。
すっかり体は冷えていて、プールから上がると重力を感じるのも宇宙遊泳した後みたいだよね!
無重力を感じたような…だから簡易宇宙旅行?


「えへへへ、今の楽しかったね!
 またやる?」


それとも、別のところに行くのかな。
お夕飯も温泉も楽しみだから、やっぱり旅行来てよかったと思う。
命くんのほっこり笑顔もみれてるしね!**


─天体観測会の計画─

おっ、マジか七尾! 助かる〜!
んじゃ、ポスターは七尾の担当だな!

[瑠璃川が差し出したおっきな紙は、絵が得意だって言った七尾にパス。適材適所ってやつだな! 天文部の人数は三年の先輩たちが引退したら大分減っちまうけど、得意分野がいい感じにバラけてるから、これからも何とかなりそうな気がしてる。そうして預けた後、七尾から「代わりに」と提案が飛んで来た。可愛らしいおねだりポーズ付きで。]

お願いも何も、声掛けるに決まってんじゃん!
ケイも一緒に、だな。了解!
となると、まずはケイと連絡取らねーと。

[一応、ケイのLINEにメッセージ送ってみるけど、この段階で既読は付かなかった。こんだけ連絡取れねーなら、やっぱアメリカか?]

一年の方、頼んじまって大丈夫か?
声掛けづらいとかあったら、全然言ってくれよな!

[兎に角、七尾の提案は快諾。もしあれだったら、三年にも声掛けてみるかな。三千院部長は真面目で責任感あるけど、人に声掛けまくって誘うってタイプじゃなさそう。こういうのは俺や、ああ見えて人たらしなケイのが向いてるだろうし。*]


─五回めの襲撃─

「み、命くん…。」


声が震えて掠れてしまう。
何でそんな言いがかりをつけられなくちゃいけないのか。なんでなのか、頭が回らない。
ただ命くんがきてくれてほっとして、男の手の力が弱まると私は命くんの背に隠れた。
身体が震えてしまう。ただでさえ緊急事態で危ういのに、そんな所に敵意めいた確認をされたら尚更だ。
私だって、街がこんな風になって悲しいのに。辛いのに。
確かに私は日暈学園高校の生徒だ。
でもその事が、どうして関係者って話になるの?
確かに学校の間近に何度も現れてる。私たちの街が壊れていく。それが日暈学園高校の生徒のせい?そんなバカな!

私はカタカタと震えていた。
命くんと相手の男の声がどこか遠い。
私はすっかり青ざめてしまっていて、周囲に気づいたのは命くんが抱き上げてくれた時だった。
それだけ私は突きつけられた悪意に怯えていたし、まさかの事態に頭が回らなくて硬直してしまっていた。
そんな私を見るにみかねたのかもしれない。


「あっごめん、大丈夫、大丈夫だから…。」


そんな風にから元気を見せたけど、どうしても声にハリが出ない。
避難所に入ると、みていたんだろう患者さんたちが慰めてくれた。
いつもよくしてくれてる子たちになんて事!とか。
瑠璃川先生の娘さんって知らないのかしら?とか。
日暈学園高校なんて壊れたんだ、被害者じゃないか!とか。


「あ、あはは、大丈夫ですから。
 うん、でも、少し二人きりにさせてください…。」


ここで二人にと言えたのは良かったと思う。
ぎゅ、と命くんが抱きしめてくれたし、それだけで私はほっと体の緊張が解けていくから。
これが、病院じゃなかったら。
命くんがそばに居なかったら。
避難所から追い出されていたかもしれない。そんな嫌な想像が頭を過ぎる。
これが他の子だったら?
大丈夫? やだ、こんなの考えたくない!


「命くん…。」


命くんの手を引いて、あまり人目のつかないエリアに向かう。
避難所だもの、そんなスペース殆どないんだけどね。
子供達と居たエリアじゃなくて、運び込まれていた避難物資の箱の影に座り込む。
命くんにも手を引いて座ってもらって、その膝の間に向かい合いで滑り込んだ。
そのまま両手を伸ばしてしがみついて唇を重ねる。
ただ、触れ合わせるだけだけど、長い時間をかけて。


「…もうちょっとだけ、キスさせて…。」


一度離してそう告げて、また唇を重ねていく。
感謝の気持ちと、畏れを消したい気持ちがあって。
止めなければ何度も何度も、キスを繰り返していたはず。**


メモを貼った。


――旅行の日――

カナダという案は思い浮かんでなかったので聞いたら、おー、と声をあげて行先候補に入れた。
カナダって言うと赤毛のアンとかの舞台になったところとかやっぱりメープルシロップだったりとかが有名だろうか。
オーロラも見れるらしいし新婚旅行でなくても行ってみたい場所だった。
イギリスも候補に入れよう。霧の街ロンドンやエディンバラ、ストーンヘンジ辺りだろうか。
珊瑚のお母さんの出身都市には赴いてみたいのはそう。

 盛大に擽り、盛大に笑って転覆した後楽しそうに笑ってくれていたから大和も一緒に笑っている。
残念ながらしっかりと抱きついてはくれなかったけれどそれは夜のお楽しみにしよう。
両腕で首筋にしがみついてくれてるだけでも十分で押し付けてくれるおっぱいの感触がとても心地好かった]


  それなら僕らは織姫と彦星かな。
  残念ながら一年に一回しか会えないと
  寂しくて彦星は涙を流してしまうから、時短彦星だけれどね。


[顔も近いから時折、ちゅっ、と頬にキスしてふわふわと――四周回ったのは珊瑚がすごく喜んでくれたからだね。
またやる? って聞かれたら、うん! としか答えなかったのでてーんてーんって。
二人で少し早い宇宙旅行へ、天の川を流されてゆったりと過ごしてからプールサイドにあがる頃には御夕飯に近い時間になっていた]


  それじゃあ今日はここまでー。
  着替えてお部屋に戻ろっか。
  外で待ってるね。


[腕を組みながら更衣室前まで珊瑚を送って自分もまた男子更衣室へと入る。
男子の着替えは一瞬だ!
身体を拭いて! 脱いで! 拭いて! 服を着て! 終わり!
タオルが貸し切りのがあるのもありがたい。
使い終わったタオルを回収ボックスに入れて着替え袋に水着を入れて外に出て珊瑚がでてくるのをぼんやりと待っていよう]


[ぼんやり待ってる間に考えることはあんまりない。
何も考えずにぼんやりすることも大切だと思う。

 珊瑚が出てくるとまた腕を組んでお部屋に戻ろう。
途中で土産物コーナーを少し覗いて、部屋に到着したら水着を洗って干しておいてから露店風呂も洗って栓をしてお湯を張りはじめよう。
ところで水着は干すものだと思っているけれど珊瑚も水着は干すのだろうか。
ほら、下着とは違うけれどやっぱり、ねとまごまごしていた]


[夕食は海の幸山の幸の盛り合わせだった。
お刺身に天麩羅にお鍋に茶碗蒸しにと――え、すごく多くない?
ご飯はご飯で山菜炊き込みご飯でお味噌汁まであるよ!

 という料理を御膳で運んでもらって畳の上に座って食べるわけだが大和はそそくさと珊瑚の横に座り直していく。
最初の位置が対面だったのでいつものポジションにチェンジした]


  すごいね! すごいよ! いただきまーす!

  ん−……まずはこれかな、珊瑚さん、はい、あーん。


[お刺身からでよかったかな。
タイを一切れ取ると醤油につけて、わさびはいるならちょんと乗せてくるんであーんと箸を持っていく。
今日はずっといちゃいちゃするつもりしかない*]


─瑠璃川と部室で─

うちも、日本離れるとしたらドイツって話自体はあるくらいだしな〜。
行ったことねーけど、祖母ちゃん住んでるから。
語学留学も楽しそうだけど、俺の場合体力面がネックなんだよなー。

[祖母ちゃんがハーフで、母さんがクォーターってやつらしい。だから母さんは在宅で翻訳家やってる。つまり俺には1/8くらいドイツの血が入ってんだけど、ここまで来たらほぼ日本人だろって思ってるし、別に言い回ったりはしてない。聞かれりゃ答えるけど。俺の身体がこんなじゃなけりゃ、もうちょい行き来もあったかもな。]

[うちも親戚付き合い少ない方だけど、父さんが早くに両親亡くしてるからってだけで、ドイツの祖母ちゃんとは定期的にビデオ通話してるくらいには円満だ。珊瑚んとこは、なんか複雑そうだなーって思う。あんま踏み込む話題でもねーけどさ。]

うわー、すっかり恋する乙女の顔になってんじゃん!
大好きを返してくれる、なぁ……。
耳が痛てぇ〜。んー、返してるつもりはあんだけど。
確かに、瑠璃川と命がやってるみたいなんはしてねーかも。
ああいうの、やっぱ必要なんかな〜。


[常に手ぇ繋いでるとか、ラブラブLINEとか、そういうの。まさか、裏で俺の性欲に付いて話題になってるとは予想もしてない。 ……や、全くねーわけじゃねーんだけどさ。散々心臓で死に掛けてて、今も一応治ったとは言え心臓が自前のままの俺は、ドキドキすることがちょっと怖かったりする。怖いことよか楽しいことのが好きだから、そういう場面を避けがちってのはある。カッコ悪いから、珊瑚にだって言ってねーけど。]

[そんな訳で今んとこ、できた彼女たちと友愛の延長線上から抜けたことはない。あと、普通に「瑠璃川の手作り菓子うまい」は言ってる。特別に貰ってるわけじゃなくて、部の全員に配ってんだし。それがマズいことだとすら気付いてねー感じ。*]


――五回目の襲撃――

珊瑚の声が震えている。
大好きな声をこんなにも委縮させるなんてやはり肉体言語で語るべきだったかもしれないが無暗に暴力を振るうのはよくないことだから最低限に留めた。
手首だって相当痛いはずだし社会的にも抹殺されるような状況だ。
避難を急がないといけない瞬間にバカな言いがかりをつけてきて生命の危機に曝したのだから当たり前だろう。

 震える珊瑚が痛々しい。
これまでも傷ついているのにまた傷つけられた。
どうして珊瑚が何度も何度もこんな目に合わないといけないのだろうかと憤りしか覚えない。

 ぷんすこしているのは周囲にもわかるだろう。
毎日お手伝いに汗水流している姿を見ている人は心配してくれるし慰めてくれる。
気丈に振る舞っているけれど限界なのはわかっているから人から見えない影になっているところに潜り込みいつものように――ではなかった。
向かい合って座るから顔も近いし口づけも普段よりしやすい。
背中に手を回して強く抱きしめるとどうしてかもうちょっとというので大和は目を細めた]


  だぁめ、もっとしよう。
  僕はもう今日は珊瑚さん可愛がりタイムに入りました。


[唇が触れ合う度に温もりを与えていく。
抱きしめると身体が温まるがキスをすれば心が温まっていく。
でも、ここでは触れ合わせるだけのキスまでだ。
それでも戦いが終わるまではずっとそうしていよう。

 これ以上珊瑚が傷つかないようにしたいのに、
人の害意というものはどうしても網をすり抜けてくる。

 肉体の生命が無事でも心が死ぬ時もあるのだ。
大和はぼろぼろと涙を零しながら、珊瑚の唇を啄み続けていた**]


─五度目の襲撃─

[五度目にコーラが出現したのは、今までで一番“俺から離れた所”だった。一度目の襲撃の際、俺は天文部の合宿でコーラの出現地点に居た。諸々の出来事が無かったってことは、二回目の襲撃の際も俺は入院なんかしてなくて、普通に学校に居たはずだ。命の忠告が無かったから、三回目の襲撃の時も学校に居た。そして四回目の襲撃の時、コーラの出現位置は俺ん家の真上だった。]

[だからネットの考察に、俺は思いっきり実名で挙げられてた。俺自身が、高校から急にポッと現れたみたいな存在なのもあって、祭りっての? なんかそういう感じになってた。父さんがプロバイダー情報開示とか何とかをがんばってくれてるけど、焼け石に水ってこういうのを言うんだろうな。俺は、人の記憶を書き換えてこの星に溶け込もうとしてる異星人でも何でもねーんだけど。]

[そんなだから、俺ら一家は避難所には行かなかった。ご近所がほとんど引っ越してってる傾き掛けたうちに居る方が、少なくとも俺の身は安全だろうって。避難所に居る人たちに襲われでもしたら大変だって。そういう判断だった。]


[俺たち一家が引っ越さなかった理由も、三割くらいはそれだった。俺が友達と離れたくねーってのもあったけど、もし引っ越して、今度も俺の真上にコーラが出現したら、マジで目も当てらんなくなる。俺自身ですら、本当に自分とコーラが関係ねーのかわからなくなるレベルだったしな。]

[……まあ、だから。うちが十分被害を受けてもおかしくねー距離に出現したにも関わらず、俺はちょっとだけほっとしたんだ。今度は、俺の真上じゃなかったってことに。]

[もし潰されて、家族全員一緒に死ねるなら。それはそれで誹謗中傷から逃れられていいのかもしんねーなって。そんなこと考えながら、割れた窓越しにコーラを見てた。*]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

─数日前 天道君とのLINE─

 『双子?』
 『七星君とハロは双子なの?』
 『それで、納得いったよ』
 『そういう事は言わないでね』
 『ハロと天道君は二人で帰ってほしい』

 『多分、それは私達の救いでもあるから』
 『私の、かな』

[でも、きっとみんな同じように言うかもしれない。
そうだったらいい。
私はそこで会話を終わろうとして、手をふるクマのスタンプを送りかけて]

(176) 2023/08/22(Tue) 20時頃

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