人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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ここで二人にと言えたのは良かったと思う。
ぎゅ、と命くんが抱きしめてくれたし、それだけで私はほっと体の緊張が解けていくから。
これが、病院じゃなかったら。
命くんがそばに居なかったら。
避難所から追い出されていたかもしれない。そんな嫌な想像が頭を過ぎる。
これが他の子だったら?
大丈夫? やだ、こんなの考えたくない!


「命くん…。」


命くんの手を引いて、あまり人目のつかないエリアに向かう。
避難所だもの、そんなスペース殆どないんだけどね。
子供達と居たエリアじゃなくて、運び込まれていた避難物資の箱の影に座り込む。
命くんにも手を引いて座ってもらって、その膝の間に向かい合いで滑り込んだ。
そのまま両手を伸ばしてしがみついて唇を重ねる。
ただ、触れ合わせるだけだけど、長い時間をかけて。


「…もうちょっとだけ、キスさせて…。」


一度離してそう告げて、また唇を重ねていく。
感謝の気持ちと、畏れを消したい気持ちがあって。
止めなければ何度も何度も、キスを繰り返していたはず。**


メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

──数日前/本郷さんとのLINE──

["天道君たちの世界に私がいたら…どんな風なんだろう"
何とも返答のしようがなかったけれど。
元の地球に帰ったら、僕は探してしまうかもしれないな。
本郷さんだけでなく、康生や乾や大和、七尾さん、珊瑚さん──…
枝分かれした世界のどこかに、もしかしたら誰かが。]


 💬
 うん……色々ありがと。

 ……ハロと仲いいのは。双子同士だったからね。
 A……永にも、弟の縁牙にも。あいつの事を頼まれてる。

(174) 2023/08/22(Tue) 18時半頃

【人】 地道居士 エニシ


 永が勝った事で、僕等の地球は守られたはずだけど。

 地球のことは考えてなくて。僕はあいつだけ守れれば。

 もし何か起こったら僕が契約してでも、……というのは、そういう事だよ。



[───弟に頼まれたからね、と付け足すのを忘れていたけど、そのまま本郷さんに送信してしまう。

この地球が負けた時に、"ハロ役"がどうなるのか僕等は知らされていない。僕が必死なのは、そのためだ。

彼女が、次のハロ役を誰に頼むつもりか考えているなんて、その時の僕には予想も出来ていなくて。その一文は付け加えなかった。]*

(175) 2023/08/22(Tue) 19時頃

地道居士 エニシは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 19時頃


――旅行の日――

カナダという案は思い浮かんでなかったので聞いたら、おー、と声をあげて行先候補に入れた。
カナダって言うと赤毛のアンとかの舞台になったところとかやっぱりメープルシロップだったりとかが有名だろうか。
オーロラも見れるらしいし新婚旅行でなくても行ってみたい場所だった。
イギリスも候補に入れよう。霧の街ロンドンやエディンバラ、ストーンヘンジ辺りだろうか。
珊瑚のお母さんの出身都市には赴いてみたいのはそう。

 盛大に擽り、盛大に笑って転覆した後楽しそうに笑ってくれていたから大和も一緒に笑っている。
残念ながらしっかりと抱きついてはくれなかったけれどそれは夜のお楽しみにしよう。
両腕で首筋にしがみついてくれてるだけでも十分で押し付けてくれるおっぱいの感触がとても心地好かった]


  それなら僕らは織姫と彦星かな。
  残念ながら一年に一回しか会えないと
  寂しくて彦星は涙を流してしまうから、時短彦星だけれどね。


[顔も近いから時折、ちゅっ、と頬にキスしてふわふわと――四周回ったのは珊瑚がすごく喜んでくれたからだね。
またやる? って聞かれたら、うん! としか答えなかったのでてーんてーんって。
二人で少し早い宇宙旅行へ、天の川を流されてゆったりと過ごしてからプールサイドにあがる頃には御夕飯に近い時間になっていた]


  それじゃあ今日はここまでー。
  着替えてお部屋に戻ろっか。
  外で待ってるね。


[腕を組みながら更衣室前まで珊瑚を送って自分もまた男子更衣室へと入る。
男子の着替えは一瞬だ!
身体を拭いて! 脱いで! 拭いて! 服を着て! 終わり!
タオルが貸し切りのがあるのもありがたい。
使い終わったタオルを回収ボックスに入れて着替え袋に水着を入れて外に出て珊瑚がでてくるのをぼんやりと待っていよう]


[ぼんやり待ってる間に考えることはあんまりない。
何も考えずにぼんやりすることも大切だと思う。

 珊瑚が出てくるとまた腕を組んでお部屋に戻ろう。
途中で土産物コーナーを少し覗いて、部屋に到着したら水着を洗って干しておいてから露店風呂も洗って栓をしてお湯を張りはじめよう。
ところで水着は干すものだと思っているけれど珊瑚も水着は干すのだろうか。
ほら、下着とは違うけれどやっぱり、ねとまごまごしていた]


[夕食は海の幸山の幸の盛り合わせだった。
お刺身に天麩羅にお鍋に茶碗蒸しにと――え、すごく多くない?
ご飯はご飯で山菜炊き込みご飯でお味噌汁まであるよ!

 という料理を御膳で運んでもらって畳の上に座って食べるわけだが大和はそそくさと珊瑚の横に座り直していく。
最初の位置が対面だったのでいつものポジションにチェンジした]


  すごいね! すごいよ! いただきまーす!

  ん−……まずはこれかな、珊瑚さん、はい、あーん。


[お刺身からでよかったかな。
タイを一切れ取ると醤油につけて、わさびはいるならちょんと乗せてくるんであーんと箸を持っていく。
今日はずっといちゃいちゃするつもりしかない*]


─瑠璃川と部室で─

うちも、日本離れるとしたらドイツって話自体はあるくらいだしな〜。
行ったことねーけど、祖母ちゃん住んでるから。
語学留学も楽しそうだけど、俺の場合体力面がネックなんだよなー。

[祖母ちゃんがハーフで、母さんがクォーターってやつらしい。だから母さんは在宅で翻訳家やってる。つまり俺には1/8くらいドイツの血が入ってんだけど、ここまで来たらほぼ日本人だろって思ってるし、別に言い回ったりはしてない。聞かれりゃ答えるけど。俺の身体がこんなじゃなけりゃ、もうちょい行き来もあったかもな。]

[うちも親戚付き合い少ない方だけど、父さんが早くに両親亡くしてるからってだけで、ドイツの祖母ちゃんとは定期的にビデオ通話してるくらいには円満だ。珊瑚んとこは、なんか複雑そうだなーって思う。あんま踏み込む話題でもねーけどさ。]

うわー、すっかり恋する乙女の顔になってんじゃん!
大好きを返してくれる、なぁ……。
耳が痛てぇ〜。んー、返してるつもりはあんだけど。
確かに、瑠璃川と命がやってるみたいなんはしてねーかも。
ああいうの、やっぱ必要なんかな〜。


[常に手ぇ繋いでるとか、ラブラブLINEとか、そういうの。まさか、裏で俺の性欲に付いて話題になってるとは予想もしてない。 ……や、全くねーわけじゃねーんだけどさ。散々心臓で死に掛けてて、今も一応治ったとは言え心臓が自前のままの俺は、ドキドキすることがちょっと怖かったりする。怖いことよか楽しいことのが好きだから、そういう場面を避けがちってのはある。カッコ悪いから、珊瑚にだって言ってねーけど。]

[そんな訳で今んとこ、できた彼女たちと友愛の延長線上から抜けたことはない。あと、普通に「瑠璃川の手作り菓子うまい」は言ってる。特別に貰ってるわけじゃなくて、部の全員に配ってんだし。それがマズいことだとすら気付いてねー感じ。*]


――五回目の襲撃――

珊瑚の声が震えている。
大好きな声をこんなにも委縮させるなんてやはり肉体言語で語るべきだったかもしれないが無暗に暴力を振るうのはよくないことだから最低限に留めた。
手首だって相当痛いはずだし社会的にも抹殺されるような状況だ。
避難を急がないといけない瞬間にバカな言いがかりをつけてきて生命の危機に曝したのだから当たり前だろう。

 震える珊瑚が痛々しい。
これまでも傷ついているのにまた傷つけられた。
どうして珊瑚が何度も何度もこんな目に合わないといけないのだろうかと憤りしか覚えない。

 ぷんすこしているのは周囲にもわかるだろう。
毎日お手伝いに汗水流している姿を見ている人は心配してくれるし慰めてくれる。
気丈に振る舞っているけれど限界なのはわかっているから人から見えない影になっているところに潜り込みいつものように――ではなかった。
向かい合って座るから顔も近いし口づけも普段よりしやすい。
背中に手を回して強く抱きしめるとどうしてかもうちょっとというので大和は目を細めた]


  だぁめ、もっとしよう。
  僕はもう今日は珊瑚さん可愛がりタイムに入りました。


[唇が触れ合う度に温もりを与えていく。
抱きしめると身体が温まるがキスをすれば心が温まっていく。
でも、ここでは触れ合わせるだけのキスまでだ。
それでも戦いが終わるまではずっとそうしていよう。

 これ以上珊瑚が傷つかないようにしたいのに、
人の害意というものはどうしても網をすり抜けてくる。

 肉体の生命が無事でも心が死ぬ時もあるのだ。
大和はぼろぼろと涙を零しながら、珊瑚の唇を啄み続けていた**]


─五度目の襲撃─

[五度目にコーラが出現したのは、今までで一番“俺から離れた所”だった。一度目の襲撃の際、俺は天文部の合宿でコーラの出現地点に居た。諸々の出来事が無かったってことは、二回目の襲撃の際も俺は入院なんかしてなくて、普通に学校に居たはずだ。命の忠告が無かったから、三回目の襲撃の時も学校に居た。そして四回目の襲撃の時、コーラの出現位置は俺ん家の真上だった。]

[だからネットの考察に、俺は思いっきり実名で挙げられてた。俺自身が、高校から急にポッと現れたみたいな存在なのもあって、祭りっての? なんかそういう感じになってた。父さんがプロバイダー情報開示とか何とかをがんばってくれてるけど、焼け石に水ってこういうのを言うんだろうな。俺は、人の記憶を書き換えてこの星に溶け込もうとしてる異星人でも何でもねーんだけど。]

[そんなだから、俺ら一家は避難所には行かなかった。ご近所がほとんど引っ越してってる傾き掛けたうちに居る方が、少なくとも俺の身は安全だろうって。避難所に居る人たちに襲われでもしたら大変だって。そういう判断だった。]


[俺たち一家が引っ越さなかった理由も、三割くらいはそれだった。俺が友達と離れたくねーってのもあったけど、もし引っ越して、今度も俺の真上にコーラが出現したら、マジで目も当てらんなくなる。俺自身ですら、本当に自分とコーラが関係ねーのかわからなくなるレベルだったしな。]

[……まあ、だから。うちが十分被害を受けてもおかしくねー距離に出現したにも関わらず、俺はちょっとだけほっとしたんだ。今度は、俺の真上じゃなかったってことに。]

[もし潰されて、家族全員一緒に死ねるなら。それはそれで誹謗中傷から逃れられていいのかもしんねーなって。そんなこと考えながら、割れた窓越しにコーラを見てた。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


─五回めの襲撃─

ネットの考察のことも柊木くんが実名で挙げられていることも私は知らない。
もしかしたら学校名+天文部までは挙げられてしまってるんだろうか。
そんなの酷い。たまたまそこに居合わせただけ。コーラが現れただけ。ただそれだけなのに。
もし本当に天文部が、合宿の参加者が、学校の生徒が関与してるなら教えてほしい。
だってあんまりにも街は壊れて被害を受けている。
その周囲にいる私達だって。
ネットのこと、お父さんは知ってるのかもしれない。
だから成る可く此方での奉仕活動をするように言われていたのかも。
私も命くんも受け入れてもらえる場所があるように。
無関係だとみんなに知ってもらうために。
事実私たちは無関係だ。もしかしたら柊木くんパパを通じて避難を呼びかけたこともあったかもしれないけど、その辺りの判断は彼らに委ねたんだろう。
でもその場合、ここに居なくて良かったかも知れないよね。


「ん、ふ…っ、なか、ないで…?」


可愛がりタイム。いつもなら照れ笑いを浮かべたり、なあにそれ、なんて笑ったりするけど今は無理。
だからこくんと頷いてちゅ、ちゅ、とキスを繰り返していたけど、命くんのほほに伝う綺麗な雫に気付いてこつりと額を合わせた。
両手で命くんの頬を包んで、やっと微笑んで見せる。そんな私の目にも涙が滲んで。


「今日、唐揚げつくる。
 初めてのお弁当に入ってたの、好きでしょ?
 甘い卵焼きも作ろ…。
 レアチーズケーキ冷やしてあるから
 デザートにそれ、食べて…。」


膝立ちになってぎゅう、と命くんの頭を胸に抱え込む。
よしよしと頭を撫でた。
自分の方が参ってると思うけど、私だって命くんが泣くの見るの嫌なんだよ。
お互い笑って過ごしていたい。


「…ん。」


でも、避難所ではこれ以上甘えることは流石に憚るから。
また普通にギュッと抱きついてから命くんの首筋に唇を寄せる。
ちゅうっ、と強めに吸い付いて鬱血痕を残そうとした。いわゆるキスマーク。私はここにいるよ、命くんは私の。色んな意味を込めたキスマーク。


「…私にもつけて?」


つん、と自分の首筋も指さしてお願いする。
ね、それくらいならきっと見逃してくれるよね。
みんな静かなロボットたちに怯えてるけど、私たちのことは見てないから。*


―― 天体観測会:役割分担2 ――


  ! じゃあ、ご都合大丈夫でしたらですが、
  天体観測会の午後に作るのはどうですか?
  夜は会をやって、その時に軽食みたいに
  配るのも素敵だなって思うんですっ。


[クッキーを作ろう!て提案へ勢いよく食い付いて、
 こちらからも提案を返してみました。

 もし本郷先輩の話題が出たなら悩んで。
 まだ開催まで時間もありますから
 今度誘ってみましょう!と提案もしたと思います。

 楽しみな計画が増えていくことに
 嬉しそうに頬を緩ませて。]
 




  あたしのうち…は、外泊大丈夫だと思います。
  合宿も許してくれてましたし、
  安全に気を付けて
  他人様に迷惑かけなければってくらいで。


[もしかしたら、今のご時世だからもっと
 色々言われて最悪反対されるかもしれない…
 ですが、きっと。おかあさんなら。
 思い出作りだって言ったら許してくれるはず!]


  テントも良さそう!…ですけど、
  男子女子で近いと会話とか聞こえちゃう、かも?
  先輩に沢山ご迷惑かけちゃいますが、
  おうちお邪魔させてもらってもいいでしょうか…?

 




  先輩の秘密の話とかお聞きしたいですっ!
  あれば、ですけど…!


[夜に女子、男子で集まるなら
 それぞれにそんな話題が飛び交う気がして。
 折角なら話が漏れない環境で盛り上がりたいって
 ワガママにも思ってしまって、つい、
 そうお願いしてしまうのでした。
 




  ありがとうございます、柊木先輩!
  乾先輩、そういえばお見掛けしませんね。
  …ご無事だと良いんですが…。


[長期的に連絡が取れないのであれば
 ご時世的に被災を心配してしまう。
 遠くに行かれているのなら、お土産話が
 聞きたいなあなんてぼんやり思って。]


  大丈夫です!  ・
  他の一年部員に…も、お願いするので、
  ちゃんと集められると思いますっ!


[全任せしようとしたのは秘密です…!]
 



[先輩達が色んな役割や提案、提供を
 申し出てくれて、それぞれの役割か決まりました。
 
 瑠璃川先輩はスープや飲み物、お菓子の提供
 
 大和先輩は望遠鏡の運搬とテントの組み立て
 
 お二人の共同作業(!)で
 マンションへの許可取り、ご住居設備の貸し出し
 
 
 柊木先輩は顧問や加賀先生への確認、部費計算
 乾先輩と一緒に二年生への声掛け
 
 
 あたしはポスター作りと一年への声掛け
 
 



[こうしてあたしの突然の申し出は、
 天体観測以外のイベントも充実していて
 とてもとても楽しみな計画へと昇華されていた。]




 ――― 皆さん、ありがとうございます…っ!
     皆さんやっぱり優しくって、あったかくって
     あたし……大好きです

     ……今までで一番、力入れて
     ポスター描き上げますね…!


 



[あたしの疎開先はここから…うんと遠くて。
 もしかしたらそのままそっちで
 定住するかもしれなくて。


 
              だから、だからこそ。
      この最後の思い出になるかもしれない
       ビッグイベントに、全力を注ごうと。**]
 


メモを貼った。


─旅行の日─

「でも彦星と織姫は星の寿命で考えると
 3秒に一回はあってる計算になるんだって。
 だから私たちの場合は誤差でず〜っと
 一緒にいても良いよね〜。」


時短どころか誤差で会えない分を無くしました。そんな二人で良いと思う。
時々ちゅ、とキスされるから、くすくす笑いながらこっちもキスを返す。
そんな風にしての〜んびり楽しんだ後、やっとプールを終わらせることにした。
女子の着替えは長いよ〜!
体を拭いて、タオルを巻いて、脱いで、拭いて、着て、髪の毛をとかして。
この後お風呂に入るから乾かさなくて良いかなー、とちょっとサボって水着を濯いで絞ってからやっと出てこれた。
タオルを預けられるのはほんと便利。


更衣室から出て、待っててくれた命くんに「お待たせ!」と腕を絡ませた。
お部屋に戻る前にお土産屋さんに寄って、お父さんたち病院の人と、天文部のみんなに多めのお菓子を買う。お父さんには旅行の後すぐ渡すし、天文部のみんなには日持ちするのだからって観測会の時に食べることにする予定。
途中、ちょっと素敵なペアリングを見つけた。
黒檀で出来た黒いリング。だから木製なんだけど、ツヤッとして黒い中に一粒小さな星みたいな宝石が入ってるの。
ちらっと見たけど、こう言うのは流石にまだ早いかな…、なんて思いつつ、柊木くん用に星の頭に青い体の何とも言えないゆるキャラのぬいぐるみキーホルダーを買った。
体の前に「願ってごらん」背中に「かなえるよ」と書いてある。
後自分にご当地ギディちゃん〜ホテルの制服仕様〜も買いました。お土産はこんな感じ!

…あ、水着は干してないよ!
明日もプールで遊ぶなら干すけど…ちょっと干しておくなら恥ずかしいかも。
あんまり目立たない位置にするからね、その場合。


「わあ、すごい!」


並べられた夕飯は豪華!
自分でもなかなかこんなに作らないから、お腹いっぱいになりすぎそう。
私もテンション上がったけど、命くんが喜んでくれてるのが嬉しい。
一緒に並んで座って…え?


「ちょ、自分で食べれるよ?
 命くんがたくさん食べてほしいのに…あーん。」


戸惑いながら主張するけど、結局はあーんと口を開ける。
鯛のお刺身はまろやかでなのにプリプリしてて、目がキラキラ輝いちゃう!
私もお返しにお刺身をあーんしたり、茶碗蒸しをスプーンで掬ってふうふう息を吹きかけてからあーんしたり。
きっと、お互い食べさせあってたんじゃないかなあ。
どうしても私の方が先にお腹いっぱいになっちゃうし、お腹いっぱいになりすぎないように注意する。


あ、後お味噌汁はさすがに自分で口にしたよ。
お椀を持って相手に…は、イチャイチャを通り越して介護じゃない?って思ったから。


「もし良かったら私の分も食べてね?」


美味しいけど、新鮮だけど、勿体無いけどお腹いっぱいなのは仕方がない!
合間にお茶を注いだり、美味しく和やかなイチャイチャタイムは続くのでした。*


――五回目の襲撃――

[世間なんて勝手なものだ。
大体、学校の生徒が関係しているならば三度目の襲撃で校舎が破壊されるような行動を取らないだろう。
誰しも自分の生活圏は大切なのだから外すのが普通なのだ。
――尤も普通ではなかったらというのはわからないが。
そういう都合の悪い事実は避けて都合の良いところだけを切り抜いて囃し立てるのは大体安全なところに居る者たちだ。
そうして描かれた餅のような物語を鵜呑みにするのは思考力を止めた者である。

 印象は大切だ。
良い印象は積み重ねることでしか得られない。
流した汗水は本物なのにそれを見ないのは卑劣と言われても適当だろう]


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