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─海辺にて 恵一と─
[俺にとって恋愛は、よくわからないもんってのが正直なとこだ。なんかうまく行かねーし、伝わんねーし、何かが違う。そんな感想を持ってた。他に楽しいこといっぱいあるから、別にそれをしなくてもいいよなって。 ……そう、思ってた。]
[けど、この時の俺は、どうしようもなく傷ついてたし、凹んでたし、参ってた。父さんも母さんも居てくれてるのに、迷惑掛けてばっかな気がしてて。そんなことないはずなのに、なんでか世界中に嫌われてるみたいな感覚があった。酷く独りぼっちのような気がしてて。俺が死んだらいいのかな、って。そんな気持ちもちょっとあったんだ。]
[でも、ケイから伝わって来る少し早い鼓動も、温もりも「そうじゃない」って言ってくれてるような気がした。それが俺の勘違いじゃないってことは、この後続く言葉で証明された。]
好き……? 俺のことを?
[辛かったのは、とっくに見抜かれてた
[なんか俺の顔がいいらしいってのは、今まで告白して来た子達も言ってたし、そうなんだと思う。だから、ケイに言われても「男でもそう思うんだな」って感想だった。]
[俺が感じてたのは、もっと奥。ケイの────恵一の心臓だった。繋いで貰ってから、ずっと手を置いてた場所。そこが言葉の通り
──……そっか。
ケイは俺に恋してて、俺が居ると嬉しいんだな?
[微笑んで、確かめるように手を少し動かす。ケイの胸元を撫でるような動作。言葉よりも明確な返事が返って来て、嬉しさが顔に出た。 ──ああ、俺はここに居ていいんだなって。久し振りにそう思えたって言うか、息を吹き返したみたいな気分だった。]
サンキュ、ケイ。すげー嬉しい。
俺も、ケイが居てくれて嬉しいんだ。
だから、えっと……どう言ったらいいんだろうな? これ。
[ケイがくれたのと同じものを返せるかはわかんなくて、返したい気持ちはあって。俺がケイをどう想ってるかなんて難しいこと、今考えたってよくわからない。俺が好きってのはわかったけど、だからケイはどうしたいのかってのも、よくわかんねーし。結論が出たところで、うまく説明できるかもわからない。]
[だから俺は、息を吐いた後のケイに顔を近付けて、同じように触れるだけのキスをした。同じくらいの刹那、重ねて離れて。]
…………説明、下手なんだよ。俺。
[知ってるだろ、ってはにかんだ。*]
メモを貼った。
─旅行の日─
それが見られて私も嬉しい。私も恥ずかしくはなってるんだけど。
「うん、ありがとう…いつも支えてもらってるよ。
本当に、ありがとう…。」
それだけでとても心が落ち着くし、また一つ思い出が増えていくのを感じていた。
やっぱりこの体勢だと胸を触りやすいよね。ふよふよ、ふわふわ、むにむにと触られると時々甘い声が漏れちゃうけど、私はその手を跳ね除けたりしないんだ。
そうなることも込みでの一緒のお風呂だもの。
その手が離れて、私の手が握られる。
ちゅぷっ、と耳元に湿った感覚と音が伝わって、びくぅと肩を跳ねさせた。
「んんっ! ん、…休ま、ない…。」
握られた手を私も握り返す。
そして、多分お尻あたりにあるんだろう、命くんの元気になった部分にお尻を押し付けてゆるく上下に動いてみる。少しお尻に力を入れて、谷間に挟み込む感じ?
「い、いつも、私ばっかり気持ちよくなってるから
きょ、今日は、私が気持ちよくして…あげたいな?
ほ、ほら、私いつもしてもらってばっかりで
だからそのぅ、…今日くらい、ね?」
とは言っても大事なアレはお風呂場に持ち込んでない。
肩越しに振り返りながら、上下に動けばちゃぷちゃぷ湯船に波が立つ。
とは言ってもやり方をそんなに知ってるわけじゃ無いから、聞きかじりの知識でやるしか無いんだけど…。
「だから、どんなふうにしてほしいか
私に…教えてほしいな?」**
メモを貼った。
――復興の足音とともに――
[
復興支援金が組まれれば街が息を吹き返す速度も早まっていく。
ただ全てが一切合切同時に復興されていくわけではないので日々少しずつ形を取り戻していくようだ。
マンションも病院も持ち直していくならば更に一安心できる。
一番被害が多いのは学校付近で、続いては星となった穴と穴を繋ぐ断裂だろう。
その辺りが時間がかかりそうなのは仕方ないのかもしれない。
身近なところで言えば狸さんの前を通りながらしている買い物で感じられる。
街の人に生気を感じられるし精力的に動いている。
買い物でも商品が切れることは少ないし買い物客も多くなる。
買い物の荷物は大和が重たいものを大半を持っている。
隣に並んで街並みを眺めながら歩いていると振られた話題に少しの間言葉が出なかった]
あー……家は両親名義だからどうしようもなくてさ。
そもそも借りてるから大家さん次第だし。
だから家は珊瑚さんと住めたらいいなって。
[大和が住んでいた築60年以上のボロアパートも復興の手が入るのに時間がかかる区域にある。
あそこが復興するのも来年だろうし大和のネックは成人するまでは両親になる。
これだけ騒がれていても一切帰ってきたりしないのだから愛想も尽きるというものだ]
学校も……かな。
引っ越しとか転校とか手続きできないから。
僕は今の学校に残ることになると思うんだ。
[ぐう、と唸ってしまう。
珊瑚は家に居て高卒認定試験を受ける方向で一緒に居られる時間を維持していたいらしいが、大和は縛りが多すぎて二進も三進もいかない。
望みを叶えてあげられない不自由さがもどかしいと同時にわずらわしさを感じてしまう]
ワガママじゃないよ、僕も珊瑚さんと一緒に居たい。
ただ……うんん……。
来年は疎開とかで人が減ってそうだし、
クラスは一つ……なんじゃないかな。
それにオンライン授業ならみんな同じ授業だよね。
すぐに決められなくてごめん。
[オンライン授業ならまとめて同じ時間割りでやるだろうし、クラス割りも同様に1クラスで纏まるくらいしか残っていない気がする。
学校に通いながら高卒認定試験を受けられるなら――とも思うがそこは加賀先生あたりに聞くしかないだろうか]
今が幸せすぎて、離れ難すぎるね。
[そう苦笑しながらマンションに入ると大和は珊瑚にキスをする。
はっきりと答えてあげられなくてごめんねと口づけを交わしてから――]
一日二十四時間珊瑚さんだけ見つめていたいのに。
世の中世知辛いな。
[最大級に我儘なことを大和は口にすると情報を集めながらもう少しゆっくり考えようと語る*]
![]() | 【見】 公安部 カガ[暫し、遠慮がちな姿を目に映した後で] (@41) 2023/08/23(Wed) 22時半頃 |
![]() | 【見】 七星拳 ナツミ[引っ越しか夜逃げみたいと聞くと、驚いて。] (@43) 2023/08/23(Wed) 22時半頃 |
![]() | 【見】 七星拳 ナツミ[写真撮影を暫く楽しんでいると、だんだんと、空は夕空から夜空へ色を変えて行って。] (@44) 2023/08/23(Wed) 22時半頃 |
ーー告白、そして/康生ーー
[僕が気持ちを説明する必要がなく。僕は彼に一番の安心や、わかりやすい"想い"を伝えられたなら、それは幸いだ。
説明をしたのは、もし僕が誰かから好きだと言われた場合、嬉しいのは勿論だけど『どこをどう?』が聞きたいと思ったから。
でも彼は、僕とは違う純粋過ぎる、ピュアすぎる心を持っているから。
疑うなんてなかったんだーー。]
うん。君が好きだ。
好きは色々あるけど、友達への好きとは違うんだ。
[話しながら僕の声は上擦り、鼓動は速くなる。
彼の掌の熱をしかと感じながら。]
ーー嬉しい。
君じゃないと駄目なんだ。
[友達だって親友だって欠けがえない存在だけどーーこのときめきをくれるのは彼だけだ。
抱き締めて、唇を合わせ。
今も彼が触れていると想うだけでこんなにもーー
溢れる泉のよう。]
嬉しいの?ーー。
良かった…良かった。
[大好きな彼を困らせたくない。だからずっと、恋人がいる時は伝えないと決めてきたのだ。
勿論いなくとも困らせる可能性はあったが。
僕の目頭が熱くなり、涙腺が緩む。まるで懺悔をして赦しを得たみたいに救われる。
そして。]
ーー……ッ
[余りの予想外。僕は真っ赤になり、完全に固まった。
全身にビビッと痺れが走り。
一瞬末端な手足まで伝わり震えたがーー二人のしっとりが馴染んだら弛緩。
暫しうっとりと。]
[これどういう意味のキス?と思考が回ったのは離れてからだ。
彼の言から推察出来るのは、キスが、行動が答えだということ。]
う。照れる…でも、
ーーありがとう。嬉しい。
僕はこういう関係って初めてだから、少しずつ確かめて行きたい。
二人で何をしたら心地好いか。気持ちいいか。
……君が嫌でなければ、これからもっと触れたい。もっと。
君の身体に。
[熱い頬を持て余しながら彼を見つめる。
こうして僕らは特別な関係になったーー。]
[さて、何処かの僕ならその場で押し倒したかもしれないが。
僕はそこまでの野獣ではない。
ーーそこそこの野獣だ。]
指輪が欲しい。ペアリング。
そういうの、つけるのやだ?
シンプルで安いのでいいから。一緒に買いたいな。
勿論、君への攻撃や誹謗中傷が鎮火したら。
いつか消えるよ。
それまではどうか、気をつけて。
ーー独りの身体じゃないんだよ、もう。
君と僕は一緒だから。
[僕は彼の肩を抱き寄せ、凭れさせる。身をひたりと合わせて海を眺めた。]
ーーごめんコウ。お手伝いに行きたい。
[ロマンチックに浸っていたのだが、コーラを飲んだら僕の膀胱が主張した。
見渡し、僕はリゾートホテルを指差す。]
あそこで借りるよ。コウ、一緒に来て。君を独りにしたくないから。
[決して独りでトイレに行けないわけではない。]*
メモを貼った。
――旅行の日――
[
だから支えるのは当たり前だし、でも感謝されるととても嬉しい]
これからもずっと支えていくよ。
[と言っておっぱいを水面下で支えているけれどそういう意味ではないのは確かである。
この体勢はおっぱいを触りやすくていい。
向き合うとキスがいっぱいできるし、横抱きは甘やかしている感が強く一番密着度が高い気がする。
珊瑚はどの体勢が一番好きなのだろう。
耳が弱いことだけは確かなのだけれど]
うっ……んん……。
休まないなら、いっぱい好き合おうね。
[握り返された手をふにふにするけれどお尻で元気なところを刺激されると気持ち好さに声が漏れてしまう。
柔らかなお尻の圧にたじろいでしまい、同時にあと少し前ならばと腰を動かしてお尻に擦り付けていってしまう]
そんなこと……ないよ?
珊瑚さんが気持ち好くなってくれたら、
僕も後で気持ち好くなれるしね?
でも、折角だから――。
[4回程至った後の珊瑚の奥はとても心地好い場所なのでそれは真の話。
きっとあれがなければもっと気持ちがいいのだろう。
あれがない時が初めてなのでその感覚は覚えてはいるのである]
[それに、もう無理状態になった珊瑚はとても可愛い。
だから大和は珊瑚に気持ち好くなってもらおうとするのだが、今日くらいはと言われると、それなら、と流されてしまう。
肩越しに振り返ってくれると唇を重ね合わせて舌を絡めあい、
珊瑚の身体が離れると大和は波をあまり立てないように立ち上がり湯舟の縁に腰を降ろして脚を開いた]
えっと……それじゃあ……、
珊瑚さんのお口と手でしてくれると嬉しい、かな。
[お尻を当てられて一層元気になったものを水面から直立させて先ずは舌でお願いしますと先程まで絡めていた舌をご指名させていただいた*]
─復興の兆し─
そっかあ、それはそうだよね。
あの獅子座と蟹座も消えてしまうのは少し勿体無い気もするけれど、それだけ深い傷痕を残したものでもあるから…直されていくんだろう。
あの獅子座と蟹座には意味があったのかな?
M44の所でその戦いの時には消えたらしいけど。
中国では積屍気と呼ばれる、死んだ人の魂の天に行く時の穴と呼ばれるらしいけど。
「そう言えばご両親は…探さなくて良いの?
あんまり聞かない方が良いかなとは思ってたけど…。
まあ、学校とかはしょうがないよね。
大事だし、今のこの状況が普通じゃ無いもん。
…なーんて。
もし子供ができたらもっと大変らしいよ?
だけどもっと幸せだと思う!」
私としては提案しただけだから、仕方がないなら仕方がないなって。
くすくす笑いながら私もキスを受け止めて、指先を絡めて手を繋ぐ。
お買い物の途中だったけど、なんとなく歩く先を変えていく。
なんとなく気になったの。例のM44地点。
流石に大穴に落ちないように立ち入り禁止のテープが貼ってあるだろうけど。
もし聞かれたら素直に言おうかな。
獅子座と蟹座が気になっていたこと。
その地点の謂れと、そこで消えたロボットたちのこと。
他の場所はあまり気にしてないのだけど、そこだけは本当に少し…気になっていた。
だから、塞がる前に行きたいなって。
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