人狼議事


10 冷たい校舎村9

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メモを貼った。


── 病院外・シン ──

[持ち過ぎじゃあなかろうか。
コーラにカフェオレ、ミルクティー。
つめた〜いもあったか〜いも抱えたシンが
自動販売機の前で、ぼんやりしてた ]


 あっごめ


[俺の声かけはシンにとっては
今日もイレギュラーだっただろうか。
荷物を取り落としそうになったシンにさ
ごめん、って思わず声をかけた。

それからぽかんとした顔をしてさ、
こっちをじーって見つめるわけ。 ]
 


 
[レン?ってシンが呼んでくれて
ああ、なんか理解してくれたんだな、って
シンの中でなんか繋がったんだな、って
それがわかっちゃって、うれしくって。 ]


 おう。ただいま。


[多分いまはさ、
こんなウキウキした状況じゃあ決して無いんだけど。
でも目の前のシンは少なくともずぶ濡れじゃなくて
マネキンなんかじゃなくて、息を吸える人間で。

だから、嬉しかったんだ、笑わせてくれよ。 ]
 


 

 傷…
 あ、そう、そうだった、痛ッ


[忘れてた。
車の中ではすっかり大事な話に気を取られてたし
ノエの話聞いてからはそれどころじゃなかった
忘れてたけど、痛いんだった。]
 


 


 飲み物……
 パシリ?


[中に居るであろう人物を思い浮かべる。
ひとみと、トシミと、マナと、リツ…… かな
それにしては本数が少ないけど。

リツは自分で買いに来そう。
トシミはこういうの頼まなさそう。
……ああなるほどなって勝手に理解したころには、
中に居たメンバーの話はきっと聞けたはず。 ]
 


 

 ユキも。帰ってきてるよ。
 さっき電話した。

[残ってるのはユーガと、メイ。そしてノエ。
ってのは別にシンには言わなくても判るかな。]

 中、入る?
 それともちょっとどっかで話す?

[あ、でもそれ持ってかないと、
女子たちに怒られちまうのかな。どうだろ。]
 


 
[結局さ。俺、シンの
生きづらさに気づいてあげられなかった

メイにさ、シンの代弁してもらって
ようやく、すこしだけ知ることができたくらい。

……今からでもさ、遅くないかな。
楽しいと嬉しい以外の話、
これからでもできるかな


  ………それとも。
  俺やっぱり楽しい話、してたほうが、
  シンはさ、嬉しい、って思えるのかな。 ]
 


 

[ 心の声に気づくほど
   俺は、賢くなんてないけどさ。
   だけど、抱えた荷物には、気づくよ。
   目に見えるものなら、いつだって判るよ ]

 


 


 とりあえずさ、あったかいのか冷たいの
 どっちか持つよ。
 ぬっるーいコーラ、多分イヤだろ。


[荷物を肩代わりするくらいならできるからさ。
俺にできることなら、なんでも言ってよ。

そしてさ、シンの両手がほんのすこし楽になったら
なんか一緒に、話でもしようよ。 ]
 


 

 …んじゃー、ふつーの話する?
 それとも、まじめな話する?


[あんまり大笑いできる心境でもねえから、
笑顔はいつもより弱々しかったかもだけど。

でもすこし話すくらいよくない?

ユキの正解はさ、まじめな話だったけど
シンの「当たり前」の日々に存在して欲しい話題はさ
今は、どっちなんだろう。 ]* 
 


メモを貼った。



[ 炭蔵くんの泣き顔は、もしかしたら
  彼がこちらに戻った時に見られるかも?
  ……なんて。

  珍しいものが見られたなら残したくなるのが
  人の性といいますもの。
  撮れたらねって二つ返事で了承しよう。

  まあ、長いこと彼と一緒にいる向井くんすら
  なかなかお目にかかれない代物の様だけど。]
 



[ どれだけ彼の心に棘を刺していたのかは
  私には測り知れないのだけれども。
  さて、何でわかったのと訊かれたならば
  何だか愉快気な様子のまま。]
 
 
  そうだなあ…………。
  …… 私にはそう見えた。そんな感じ。


[ 藪蛇でもないんじゃない?と。
  少なくとも今の君には。
  同族嫌悪にも近しい何かだったけれど。

  死んだ程度では然程変わらなくても、
  それでも何も無かった訳ではないだろう]
 



[ あそこで何が起ころうが、現実が変わる訳でも
  急に物事が解決するわけもない。
  せいぜいものの見え方が変わるくらいだろう。

  何だかくすぐったそうにしている彼に
  こちらは笑みを浮かべるばかり。
  ……過去形であることを指摘されれば、
  今度はこちらがむず痒いような気持ちになる番。]


  んー…… 何だろう。
  何も変わってないんだよ、私。
  頑張る気はそんなに無いし、諦めてるし。

  でも。ちょっとだけ、荷物は降ろせたかな。


[ 諦めたくせに、それを後ろめたく思ってたから。]



[ よかった。 ……のかもしれない。
  後ろ向きに前向きな形ではあるけど、
  やっと許せそうではあったから。]


  そんなに怖がらなくても良いのに。

  ……そっか。
  なんかまた限界ギリギリになってたら
  つつきにでも行ってあげようかな。


[ なーんて。彼がしばらくは頑張るつもりなんだ、
  それに水を差そうとは思わない。

  そっと教えて欲しい
  言い添えられたなら。
  わかったわかったって軽く言っておこう。]



[ なんだか不思議な目線を感じたけれども
  そのあたりはひとみの視線を感じて、一旦中断。]


  大丈夫大丈夫、また作るからさ。
  こっちに戻ってきたんだもん、
  ひとみにも幾らでも作ってあげるよ。


[ あの空間だとある程度材料は限られちゃってたし、
  こっちでまた、何度でもやればいい。
  キラキラした目線に応える様に笑って。

  また女の子の秘密の夜を再現しても良いし、ね。]
 



[ リクエストを聞いてくれた向井くんを
  そっと見送ってから、
  ひとみからかけられた言葉に少し、考える。]


  ……どこまで、わかってたの?
  本当にびっくりしたんだけど、……まあいっか。

  寝て起きたら言おうと思ってたら、
  ひとみ居なくなってるしさ。
  困ったっていうか、……何だろうな。


[ 酷い醜態を晒したことは、流石に言えなかった。
  あれは私と黒沢ちゃんだけの秘密。]
 



[ 迷いつつ、言葉を探す。
  彼女の方はと、いうと

  以前聞いた守護霊の子とは、なんとかなりそう、と
  ……マネキンの側にあった小さな足跡、
  きっとそれが、そうだったのだろうか なんて。]


  ……そっか。
  ひとみにとって良い形に収まったなら、
  よかったって思うよ。

  教えてくれてありがと。


[ 思い込みの力って、強大だから。
  それは私も身をもって知っているしね]*


【人】 夜笑国 メイ

— 校舎の果て、音楽室 —

[鍵が開いていることにわたしは違和感がなかったから、
 だからこそ中に乃絵ちゃん>>87がいたことに驚いた。

 乃絵ちゃんは窓の側に立っている。
 その手に持っているのはクレープ>>86
 一つ前の夜、わたしと一緒に作ったもの。
 名前はラップにしか書いていなかったけれど、
 所々焦げた生地がわたしに事実を教えてくれた。]

  ……起こしてくれたら、良かったのに。

[乃絵ちゃん>>88は来てくれたんだって言う。
 振り返った顔は笑っていた。
 わたしは乃絵ちゃんの手元に視線を向けて、
 わたしより先に保健室を出た乃絵ちゃんに触れる。]

(99) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[「責任を持って食べようね」って言ったじゃん>>4:523
 「大丈夫」って言ったじゃん>>4:525
 「また明日ね」って、言ったじゃん>>4:526

 わたしと乃絵ちゃんの間には言えないことがあったけど、
 それでもちゃんと、隣にいたじゃん。

 今の乃絵ちゃん>>89がすごく遠く感じた。
 説明でみんなが無事であることをしっても、
 わたしの胸に広がるのは、安堵よりも不安が濃い。

 炭蔵くん>>94もきっと
 同じような感覚を覚えているんじゃないかな。
 続く言葉>>95には道中での約束>>93を果たそうかと
 思ったのに、わたしの手は炭蔵くんの背に届かない。

 それはそれでいいのかなって迷ったのもあるけど、
 単純に、身体を上手く動かせなかったから。]

(100) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[分かってる。分かっちゃった。
 乃絵ちゃんは、今、この校舎の主としてここにいる。]
 

(101) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だからわたし、口を挟めなかった。
 乃絵ちゃん>>90の頭が下がるのを黙って見ている。

 乃絵ちゃんが音楽室にいることも、
 そこでクレープを立ち食いしていることも不思議で、
 現実味がなくて。
 わたしはいつも出迎える側だったから、
 この景色ごと夢なんじゃないかとすら思える。

 わたしたちは秘密があってもともだち>>1:131だけど、
 それでも。言わなきゃ、伝わらないんだ。
 ここで過ごす中で、わたし、
 そういう当たり前で大切なことをたくさん知った。]

(102) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[クレープについて尋ねる炭蔵くん>>96が、
 今どんな顔をしているか>>97わたしは知らない。

 わたしはどんな顔をしていただろう。
 笑っていたかったけど、たぶんそれは失敗した。
 だからわたしの目は普段より大きくなって、
 乃絵ちゃんの姿を映す。

 わたしたちは同じ方向を、乃絵ちゃんを見ていた。]

(103) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……乃絵ちゃんが、ここを作ったの?

[乃絵ちゃん、何にも知らないんだと思ってた。
 だからいくら心当たりがあっても、
 心のどこかで違うんじゃないかって思えた。

 でも、もうダメなんだね。おしまいなんだね。

 だからわたし、抱えていたもの>>3:152を吐き出した。]

  一緒に、帰ろうよ……。

[最後までじゃなくて、これからも一緒にいようよ。
 乃絵ちゃんが告げるおしまいを拒むように、
 わたしは首を横に振った。]*

(104) 2021/06/14(Mon) 21時半頃


 ひとみちゃんの瞳は全てお見通しだからね。

 ……なんて。
 私、何もわかんなかったけど、
 茉奈ちゃんも似たようなことを抱えてるから、
 相談に乗ってくれたのかなって。

[エスパーじゃないよ、ただの勘。
あの相談の時に呟いていた言葉はよく聞こえなかったけど、
反応をなんとなく覚えていたから。]

 あ……先に帰って、ごめん。

[そうか、茉奈ちゃんからしたらそういうことになるのか。
その後のことは分からないけど、私の帰るタイミングが悪すぎたらしい。]


[茉奈ちゃんが言葉を濁しても構わない。
話したければでいいし、話したくなければそれでも。
私は私の報告だけを伝えて、スッキリしたつもり。]

 うん。良かった良かった。

 ……あ、利美ちゃんから貰ったおふだの捨て方、
 後で教えて貰わなきゃな……。

[結局意味の無かったアレをどうするかを思い出したように呟いて、
集中治療室で今も頑張っている乃絵ちゃんのことを想う。
クラスメートが死にかけているこんな時でも、
私は自分の荷を下ろせて笑って、不謹慎って言うのかな、やっぱり。

茉奈ちゃんとの話に区切りが付けば、
集中治療室前のほうへ戻ってみようか、と思って立ち上がる。*]


 ── 現在・病院外 ──

[ 傍から見た自分の姿など、
 意識してもいなかったけれど、
 確かによくばりさんのソレだった。

 別に悪くもない相手に謝られながら、
 こぼれおちそうなコーラ缶をキャッチ。

 ただ慎一がぼーっとしてただけだった。
 確かに、誰かに声をかけられた慎一は、
 おおよその場合慌てているんだけれど。]
 



[ 「ただいま」って鳩羽が笑う。
 病院の目の前にはちょっと不相応な笑顔で。]


  ……なんだよ、
  そんなニコニコして。

  いなくなった奴は帰ったんだって、
  なんとなく予想はついてたろ。


[ つられて笑ってしまったくせして、
 あんまり屈託なく笑われると、
 慎一はなんだか少し変な気分。

 先に帰って待つ立場ならともかく、
 あの世界の主──黒沢が帰ってきたならともかく。]
 



[ ……あ、いや。ヤなわけじゃなく。
 ただ少し不思議なだけだった。

 だから今も、思い出したように痛がる姿に、
 ささやかな日常を感じて笑っていた。]


  ……頼んだらバンソーコーとか、
  消毒液くらい貸してもらえんじゃね?
  なんせここ、病院だし。

  何があったんだか知らないけど、
  男前が台無し……、


[ 保健室じゃないんだからって、
 怒られてしまう可能性もあるけれど。]
 



[ 当たり前のように始まる、
 なんでもないような会話が、
 慎一にはいつだって心地よかった。

 あのあと、あの場所では何があったの?
 何か進展はあった? そう聞くより先に、
 冗談交じりの言葉を投げながら、
 不本意な疑問には否定の言葉を返す。]


  ……自発的にだよ。
  パシリじゃねーし。


[ ね。ここだけ切り取れば、
 文化祭の会話といってもわかんないね。]
 



[ 「ユキも」そう言われて、
 慎一は「そっか」って短く返した。

 言われなくても、頭の中で数えてる。
 誰が残っているのか。あと何人なのか。
 チャイムが何かの合図だとすれば、
 あとどれだけの時間が残されているのか。

 ようやく非日常に、
 言い換えればこの非情な現実に、
 慎一の思考も戻ってきたところだった。]


  ン、まだ戻んなくていいかな。
  なんか、女子で話してたっぽいし。


[ ちらりと病院のほうを見て、ふいと歩き出す。]
 


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