10 冷たい校舎村9
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「あのね。……ひとみに何かあったら、って。
私もお父さんもずっと心配なのよ。
あの時ね、目を離した隙に、あんな怖い思いをさせてしまったから。
お父さんと2人で、絶対にひとみを守るって誓ったの。」
[なんだか申し訳なさそうに、
静かに心の内を語ってくれた母親の顔。
私はそれに向き合わなければならないと思っている。]
「でも、もうひとみは大人になるのにね。
いつか慣れなきゃいけないとは思ってるのよ。
……ごめんなさいね。」
[ううん、違うよお母さん。
私、もっと自由になりたいと思ってたけど、
誰かに守られてるんだってことを忘れて生きてた。
自分の心の傷を忘れて生きてた。
自覚しているより自分は弱かった。
それを思い出して、ようやく向き合おうと思えたから。]
いいよ。
ね、お母さん。お父さんにも。
私を子供でいさせてくれてありがとう。
[慣れなければいけないのはこちらもだ。
心配されない大人にならなきゃ。
見えない友達がいなくても強かに生きてけるように。
にこやかに笑って、暗い空気の中を病院へ駆けていく。]
[あの校舎から帰ってきてから、ぼたんの声はまだ聞こえてこない。
病院の夜間受付に辿り着いて、
集中治療室に運ばれたらしい乃絵ちゃんの場所を訪ねる。
夜の病院は静かで、通路は狭く感じる。
恐怖が少しフラッシュバックする。
基本的に健康児だったから滅多に病院のお世話にはならなかったけど、
そういえばあの誘拐事件の後、殴られた頭の傷の治療のために来たことがあるなあって、
今になってそんなことも思い出す。]
[そして集中治療室の前のベンチで、
両手を合わせながら何かの呪文のような言葉を繰り返す利美ちゃんを発見した。
近付いて彼女の名前を呼ぼうとしたら、
来るのは分かっていたわ、と言いたげな目線を返され、微笑んでくれた。
集中治療室のランプは赤く光る。
乃絵ちゃんは、まだあの校舎の中に自分を閉じ込めている。
どうしてだろう。私に知る機会はやって来ないまま。*]
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[ 横目でパンケーキをつまんでいく、 柊君の姿もちらっと見ていた。>>628 ……黒沢ちゃんにもさっき言われたけれど>>612、 やっぱおいしいって言われるのは嬉しい。
生地が終わったなら洗い物をしつつ 私は炭蔵くんとお話をしているけれども、
…………別に仲が悪いつもりはないよー? つまんないとは思ったけれど。]*
(648) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 端的に言うなら、 炭蔵くんの提案には乗らなかった。
冷蔵庫にパンケーキを変わらず入れて、 食べてね、ってメモを残して、 それからゆっくりと食堂を出る。]
(674) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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―― 調理室 ――
[ 恐らく一番根城にしていた教室。 勝手知ったる様子で、戸棚をまさぐり その中から包丁を一本手に取る。
なんてことはない。 ただ、自殺、やったことなかったなって。 そんな事を思っただけ。
そりゃそうだよね。 生きているのは面倒だし諦めてるけど、 生きてればマウント取れるって思ってたから。 そこしか上のところが無いって思ってたから。]
(676) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 独り佇んでいれば、 誰かが近づく気配がする。 振り向かなくてもわかる、あの子だ。 姿かたちを見たことは無くても、 あの子だって、私には理解できた。]
やっぱ黒沢ちゃんとは 似ても似つかないよ。 ほんとに、悪い事したなあ……。
[ そうでしょう、私の一部。 私の一部になってしまったあなた。
私の才能も特技も何もかも持って、 それでも罵声を振りまくあなた。 ]
(677) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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あなたは、知ってるよね。 うん、何もかも見てるし、知ってる。 私は本当に悪い子でさ。
それでいて一人だけだと、…… あなたが居ないと、 ずっと何かが欠けてる気分になる。
[ ちゃんと、ひとつにならなかったのは。 共働きの両親が居ない事を寂しがった所為か、 それとも自分の無力さを、出来なさを 何かに押し付けたかったのか。 ]
(678) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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だからさ。 この際ちゃんとひとつになろう。
包丁を使うのもアレだけどさ、 あなたが食べる最初の料理が 私だってことでひとつ、納得してね。
[ 包丁を一本、手渡して相対する。 私によく似たあなた。あなたによく似た私。 こうやってちゃんと向き合うのは、初めてだった。]
(679) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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「 …………。 」
(680) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 吸い込まれそうに黒い眼は、 じっと私を見つめていて。 鏡写しのように、佇んでいた。]
諦めてごめん。 逃げてごめん。 ……耳を傾けなくて、ごめん。
[ ……解っていた。 掛けられていた声が罵声ばかりじゃないって事。
だっていい子のあなただから、 そんなにつらつらと罵詈雑言ばかりを 垂れ流せるわけがないって思ってた。]
(681) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 何もかも諦めた時に、 あなたを無視することで終わらせようとして。 それでも私の悔いは消えなかったから。 ここでちゃんと、終わらせないと。]
それから。 多分、私はあなたの分まで出来ない。 きっと、ずっと。これからも。
無理だったの。ごめんね。駄目だよ。 駄目なんだ、だから、…………
[ 自分では自分を許せないんだ、だから]
(682) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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ゆるして。
(683) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ さくりとあの子の身体に包丁が沈む。 同じように、私の身体にも ぐちゃりと鈍い痛みを感じる。
あの子はわたし。なら、これは道理。 そのままぐい、と押し込んで、 こみあげてくる血が耐えきれなくて、 ごぽ、と小さく咳きこんだ。]
ごめん、痛いね、痛いよね、…… でもやっと一緒なんだよ、 一緒になれるんだ、同じことを感じてさ、
(684) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ぱたぱたと脂汗が垂れるけど、 それどころではなくて。]
…………。
[ ここまで来るとちゃんと死ななきゃ、って そういう思考が勝ってくる。 上手く力の入らない手を、 無理やりどうにか動かしてねじ込んで。
死に損なうのは悲惨だから。 痛くて、苦しい、けれど、これで。 これで何もかも終わるから。]
(685) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ―――― カラン、と 包丁が落ちた。]
(686) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 調理室の、隅。 血塗れの包丁と、腹部が真っ赤に染まった マネキンがひとり倒れている。 包丁を持っていたのはマネキンのようだ、 はてさて、どうしてこうなったのやら。
それともうひとつ。 刃先は血に濡れていないけれども、 持ち手だけが誰かが持っていたように べっとりと赤が付いている、 そんな包丁も一本、すぐそばに落ちている。]*
(687) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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