10 冷たい校舎村9
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それが、一番嫌なんじゃないの?
[思わず、どうしてが口をついて出ていた。 向井くんは息がしづらいのだという。
わたしがラクを求めずただひとつに打ち込んだように、 向井くんにとっては、 それが何より優先すべきことなんじゃないのかな。
だからわたしは昨日の朝、失われる石橋を思ったし、 今こうして向井くんと話してるし、10円玉を増やした。
分かったつもりだった向井くんのことが分からなくて、 わたしは笑うことなくまた首を傾げる。
笑わないのは、心配しているからだよ。 一番大切なことができないの、苦しいでしょう。 叶えられるなら、叶えるべきだよ。 わたしは理想を向井くんへ勝手に押しつけた。]
(327) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[向井くんが歩き出すならついていくし、 そうでないなら立ち止まったまま。どっちでもいい。 今、わたしの興味は向井くんに注がれている。]
……っ、
[すると今度はわたしの方に話題が向いて、 面食らったみたいにわたしは息を詰めた。
何が一番好きなのか。 何にでもなれるなら何になりたいか。 そういうこと言えなくなってもう1年が経つ。 その間、わたしはほとんど息してない。 だからわたしは死人だと思ってた。]
(328) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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もし、ここがずっと、このまま、なら。 ……かな。
[ここが永遠なら、 わたしが悪意のない優しさから永遠に遮断されるなら。
そんなことはありえない。 わたしはこの世界よりわたしを信じちゃう。 いつか覚めるものって考えちゃう。
このままじゃいけないって思っちゃう。 わたしの頭の中で、世界と繋がりそうになる友達がいる。
わたしは追い払うように頭を振った。]
(329) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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だから、ちょっと苦しい。
[昨晩は楽しかった。本当だよ。 だからこそ言えないことが増えて苦しい。 わたしは嫌いじゃないって言える向井くん>>295を 羨ましそうに見つめた。あの時みたいに。 今度は「いいなぁ」とは言わなかったけど。]
(330) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[だから、かな。 思い出がちょうど近いところに辿り着いたのかも。
それとも、嘘の10円をばら撒く行為に 神様を結びつけたせい?]
(331) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[向井くん>>297の声に、わたしは固まった。 どういう意味だろう。 何度考えても、文字通りにしか捉えられない。]
……違うって言ったら、信じてくれるの。
[わたしの声はひどく硬いものだったと思う。 偉い大人たちの悪気のない優しさを身体が覚えている。 短い爪を、手のひらに強く押しつけた。
また、わたしじゃないことがわたしになるのかな。 何を言っても信じてもらえないかも。
自分は相手をこうだって決めつけるくせに、 わたしがわたしじゃなくなることに耐えられない。 傲慢だ。でもみんなそうなんじゃないの。
向井くんへ向ける視線に、不安と敵意が混じる。]**
(332) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 01時頃
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— 現在:渡り廊下 —
[わたしが口にして、向井くんが立ち止まって。 だからわたしたちは廊下の端にも辿り着けない。
九重さんの死体を見た時から わたしはもう以前のわたしのままじゃいられなくなった。
今までならへらへら笑って誤魔化し続けて、 向井くんのうやむや>>351もいつか消えるものとして 廊下に置いてきぼりにしただろう。
今回だって、そのつもりだった。]
(380) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[息ができないから、死んでいるんだと思ってた。 でも結局、わたしを殺せるのはわたしだけだ。]
(381) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[向井くん>>352の眉尻が顔を覗かせると、 渡り廊下の上から笑みがなくなった。
肯定から始まった向井くんの話に、わたしは耳を傾ける。
わたしの幼子染みたどうしてに、 向井くん>>353>>355は丁寧に答えてくれた。 子どもみたいと言った誰か>>0:998に見せてあげたい。]
(382) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[言わなきゃ分からないこと。知らなきゃ気づけないこと。 わたしは向井くんのラクじゃないことに、ただ頷いた。
やっぱりわたしにはちっとも共感できなかったけれど、 教室を飛び出した背中を思い浮かべたし、 文化祭の日、とある事件に固まった姿>>1:614を思った。
言わなくてもいいよ>>356。 だってもう頭の中を巡ってる。 それをわざわざ言ったりしないから、 ちゃんと聞くから、その代わり。]
(383) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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こうやって向き合うの、新鮮だね。
[まっすぐ見つめる向井くんの目に慣れる時間を頂戴。
そういえば、準備の時>>0:472も当日>>1:613も わたしたちは隣にいることが多かったから、 こうして真正面から顔を見る機会はあまりなかったね。
思ったより吊り目なんだな、とか、 本来は眉も同じくらい吊り上がっているのかな、とか。 瞳の色も、たぶん初めて知った。
ようやくわたしは向井くんを見た、気がする。 わたしは傾げた首だけ戻し、向井くんの目を見つめた。]
(385) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[言葉を探すような向井くん>>358の声を聞きながら、 わたしは目を閉じた。 さっきの今で格好がつかないけれど、 このまま目を見て話を聞き続けたら、 どうしてか、泣いてしまいそうだったから。 ごめんね。公平なジャッジ>>358はできそうにない。]
……そう、だね。 それはわたしも、そう思う、かな。
[声が震えてしまいそうで、わたしは長く話せなかった。 だからこそ向井くんの話を遮ることなく、 次の補足>>359>>360を身に受ける。]
(387) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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あは、それは……確かにそう。
[わたしは閉じた目を開いて淡く笑ったけれど、 別に馬鹿にしたり、ふざけたりするつもりはない。 ただ、何にも分かってなかったなぁって、 わたしがわたしに思っただけ。
わたしが楽しそうって言って>>0:372。 向井くんがラクだって言った>>0:478。 わたしは勝手にそれをイコールで結んでいたけれど、 向井くんにとって別々の、どちらも大切なものなんだ。
「いいなぁ」って言ったわたしに、思っただけ。 何にも分かってなかったなぁ。]
(388) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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最後だもんね。 きっともう、同じ時間は訪れないから。
[高校三年生。わたしたちはもうすぐ卒業する。 わたしは背景ってもの>>2:380は知らないけど、 あの時>>0:481の言葉を繰り返した。
楽しかったよ、本当に。それはわたしも同じ。 そう口にしようとして、]
(389) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[せり上がってきた懺悔>>361>>362が わたしの喉を貫いた。 和らぎかけた表情が強張る。
わたしは言葉を紡げない。]
(391) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[小休止のように沈黙があって、 わたしは塞がれた喉に更に息を詰める。
1ミリも信じていない仮定の話をした。 それに向井くん>>357が言うように もうダメなくらい疲れたちゃったなら尚更、 わたしはここに永遠を願えない。
だからチャイムの音に思いを馳せ、校舎を見つめる。 きっと今日もこの中で何かが起こった。 視線を戻したわたしに降り注いだのは、 いつかのわたし>>2:599に通ずる無力感。 それから不安、それを隠すための敵意。
誰に何を思われてもいいつもりだったけど、 向井くんに信じてもらえないのは嫌だなって思った。]
(392) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[一番大切なものを失って、ぽっかり空いた穴。 この1年間、わたしが死んだフリをしている間に 気づいたら大切なものが増えていた。
身体って、こんなに重かったっけ。]
(393) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[だから、向井くん>>365が笑わずに答えをくれた時、 わたしは少し間抜けな顔をしていたと思う。 強い感情が全部ぬけたみたいな。ぽかん、って顔。
偉い大人たちとえらい向井くんは別人なんだけど、 状況とかいろんなこと、違うんだけど。
それでも、ほんの少し救われた気持ちになったんだよ。]
……じゃあ、信じて。 ここはわたしの世界じゃない。
[わたしは向井くんにちゃんと言って、伝えようとする。 言えないこと>>152は喉に詰まったままだったけど、]
向井くんの世界でもない、と思う。
[喉を貫いたわたしの罪を引き抜く勇気は出た。]
(394) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[わたしは手のひらを上に向け、向井くんの方へ倒す。 そのまま指を曲げたら、わたしの短い爪が顕になる。 向井くんの爪によく似た、噛めない深爪。]
……ピアノ、弾いてたの。昔ね。 だから長くすると落ち着かなくて。 あと、ちょっと、未練があって。
[ひとつ>>0:704。一歩下がった。]
だから、もし何にでもなれるとしたら、 もっとピアノを弾いてたかったなぁ。
[ふたつ>>0:810。もう一歩下がった。]
(395) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[それから、右ポケットに手を入れる。 最初に触ったのは小さな硬いもの。 人差し指で引き寄せて、柔らかくぎゅって握った。
引き抜いた拳に握られているものはさっきと違う。 10円玉がいつもよりずっと重く感じられた。 わたしは折り畳んでいた指をひとつひとつ解いて、 今度はちゃんと向井くんの目に映るようにする。]
——10円、足りなかったの。
(396) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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あの日、全部が終わって確認しようと思って。 数えたら、10円だけどこにも見つからなかった。
だから、わたしが、足したの。 わたしのお財布から10円、誰にも言わずに。
[証拠晒したまま、わたしは屋台を振り返る。]
ここが誰かの世界なら わたししか知らないことは含まれないと思って、 全部に10円入れておこうと思ったの。
何の意味もないんだけど、なんか欠けちゃう気がして。 あの時ちゃんと揃ってたものが、ダメになる気がして。
……まぁ、ダメなのは元からだったけど。
[たらればがいくら浮かんでも、わたしは過去に戻れない。 だからわたしができるのはこれくらい。]
(397) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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向井くんは、何も悪くないよ。 間違ってなかった。
わたしだよ。わたしが、乱したの。
[みっつの秘密を打ち明けながら後ろへ足を運んだ。 カッターが音を立てても、わたしは歩みを止めない。]
えらいね……はわたしが言えることじゃないから、
[そう時間もかからずに踵が小階段へ当たる。 願うなら、先に校舎前についたのはわたしだといい。]
(398) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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かっこいいね、向井くん。
[もう、屋台を巡る必要はない。 バレちゃったから。必要なかったから。 最後の10円玉はわたしの手の中だ。]
嘘ついてごめん。乱しちゃってごめん。 気づかなくて、ゴメン。
楽しいって胸を張ってて。いっぱいそうして。 向井くんは、ちゃんとできてたよ。
[わたしはちゃんと笑えてた。 何ひとつ嘘は言ってないもの。胸を張れる。]
(399) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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[いろんなものが崩れる前にわたしは階段に足をかけた。 身体を反転させてると、校舎へ飲み込まれていく。]**
(400) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 10時頃
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— AM8:50過ぎ:渡り廊下 —
[ただ、へらへら笑って表面を撫でて、 返事に詰まるような話を振らず、 一定の距離を保つのがお互いのためだって、 何よりわたしを守ることに繋がると、わたしは信じてた。
机とかメニューボードとか、そういうものを何も挟まず、 わたしは向井くんの知らない向井くんの顔を見る。]
そう。ちっちゃいの、わたし。
[向井くん>>453がどんなことを思っているか、なんて 分からないから、わたしが拳を握ることはない。 もし言われたとしても、「なぁに、それ」と言って また目を細めちゃうだけだと思う。
言われなくても伝わるものがあったとしても、ね。 わたしは向井くんの感想に同意する。]
(581) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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向井くんは思った通り大きいよ。
[わたしが向井くんのこと、覚えているのはなんだろう。 知った気になった部分>>0:997は別として、 最初に思い浮かぶのはやっぱり向井くんの声だ。
全容を覚えていないのにわたしが昔の話ができるのは、 音ごと、どこかにしまっているからなのかもしれない。
ボールを転がすような会話の穏やかな声、 疑問が口から出ちゃった時のちょっと子どもっぽい声。 文化祭の時の楽しそうな笑い声や、予算に関する悲鳴。
顔はよく見ていなくとも、 わたしの音には向井くんがちゃんといた。 横からだとこっちを見るまで分からなかった表情が 真正面だとよく見えるから、わたしは首と目でを使って 向井くんの顔を見上げた。]
(582) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[だから何だという訳でもないんだけど。 わたしはすぐに目を閉じてしまったから、 向井くん>>455がどんな表情をしているのか、 結局分からないままだった。]
嫌いじゃない、し、 ・・・・・・わたしはたぶんすき、なんだよ。
[両手でまぶたをぐりぐり。 目を開けると潤んだ形跡はほとんどなくなった。
きっとわたしと向井くんやみんなとでは、 今見えているものが違うのかも。
みんなが話すのはきっとここにいる誰かのことで、 わたしが思うのはあの子が誰かでなければいいのに、だ。 ドーナツの穴を覗いても同じ物しか見えないのにね。
わたしは「嫌いじゃない」を教えてくれた向井くんに 一欠片だけ、わたしの話を返した。]
(583) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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自分がやれることをやるしかないんじゃない。 どうして欲しいかなんて、分かんないし。 じゃあ、ものさしは自分の手元にあるんだよ。
[呟き>>456だって、わたしの耳は逃さない。 どうすれば、にきっと正解なんてない。 だったらわたしができるのは、 わたしがわたしであることだけ。
向井くんは? 呟きである以上、話を広げることはないけれど。 わたしはそう返すしかない。それしか持ってないから。
わたしが淡く笑うと、 向井くん>>457の眉が吊り気味の目に寄り添う。 向井くんが嫌がってないことだけ、分かった。]
(584) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[それから沈黙を経て。 罪が喉を貫いて、息を詰めた>>458後のわたしは、 向井くんにみっつの秘密を渡す。
自分が知っているからって唐突に始めた話も、 向井くん>>460は黙って話を聞いていた。 唐突なこと、理由のない信頼に驚いたかもしれないけど、 あるいは固まって置いていったかな>>459。
どちらにせよ好都合だった。 わたしは後ろ足で道をかき分ける。]
(585) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[心臓がこれまでにない音を立てていた。]
(586) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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