人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 真向一気 シンイチ


[ 反省するべきはきっとその一点だって、
 慎一はなんとなくそう考えている。

 なんせ人生なんてトライ&エラーの繰り返し。
 エラーの多い人生を送っているものだから、
 暮石よりも自己反省会には慣れてるかもね。

 そこまで気にしているとまでは思わず、
 慎一は同時に駄菓子を吟味さえしていた。

 暮石が摘まみあげたイチゴ味。>>378
 それを横目に確認しながら、
 慎一はフーセンガムを取った。イチゴ味。]
 

(404) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……ああ、でも。
  ふたりでわあわあ数えたほうが、
  楽しかったかもなあって思うよ。


[ そしたら10円ズレていたって、
 慌てながらもふたりの知恵を寄せ集めて、
 うまいこと処理できた気もするしね。]
 

(405) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  だから、次があったらそうしよ。
  今回は、俺と暮石だけの秘密ね。


[ さて、せいさん≠済ませてしまおう。

 そんな調子でいる慎一はもう少し、
 反省したほうがいいのかもしれないけど。
 こういうことって慎一にはそう珍しくない。
 特に、他人と関わって生きていこうとすると。

 だから、硬貨を一枚ぽっちずつ握りしめて、
 見知らぬおばあさんにせいさんしてもらおう。]
 

(406) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 生きてるとわからないことだらけだけど、
 駄菓子屋でのお会計のお作法と、
 フーセンガムの膨らませ方くらいなら、
 慎一にだってお手本を見せることはできるから。*]
 

(407) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 帰還後・炭蔵と ──

[ ギリギリ間に合ったらしいので、
 やっぱり慎一はいつだってツイてる。

 いくつかの「よかった」を重ねて、>>379
 あの校舎の中の時間を振り返りながら。

 でも、むしろきっとここがはじまり。
 問題が山積みの現実世界で、
 みんなで長生きをしていくための。>>380

 ひとまず一点、「ため息!」と指摘しよう。
 もう黒沢は気にしないのかもしれないけど。

 あるいは、慎一の前で吐ききって、
 ほかのとこには持ち込まなければいいと思う。]
 

(410) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一があの校舎で何を見て聞いて学んだか。
 あるいは帰ってきてから何を知ったのか。

 そんな話はいずれしてもいいよ。
 そのときは炭蔵の話ももう少し聞かせてね。
 例えばお米を粗末にしなかった話とか。
 きっとこれからもその機会はあるから。

 ひとまず、今は。
 笑みとともに受け入れられたらしい申し出に、>>382
 にいっと笑って大きくうなずいておこう。ぜひ!]
 

(411) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 尚、反射的につくりかけたガッツポーズ。
 その二の腕なんざ上着を着こんで見えないけど、
 慎一は意外と力持ちに成長したので、
 腕がちぎれる心配はしてくれなくていい。>>383

 でも、一緒に迷子になっちゃったときは、
 人見知りがちな慎一と一緒に声をあげてね。]
 

(412) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  大学?
  成績に見合ってて、
  家からも通えそうなとこ。
  一応第一志望はー……、


[ 聞かれるがままに慎一は答える。
 実家から通えなくもない距離の大学。
 特に意外性もない、妥当な選択だと思う。

 本当は家出たいんだけどねーとか、
 雑談がてら付け足したっていいんだけど、

 炭蔵の志望大学の話になっちゃうと、>>384
 慎一は「さすがだなあ」と感心した顔して、
 自分の話どころじゃなくなっちゃうと思う。]
 

(413) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ さっそく不慣れ同士な学外の付き合い。>>384

 多肉植物の栽培が趣味のユーガくんへ、
 慎一は魚のいる水槽を眺めるのが趣味です。

 ……植物園と水族館でもハシゴしようか。
 それか何かいいアイデアがあったら教えて。

 なんにせよ、穏やかなのは慎一も好き。
 君もそうなら互いが心地いいと思う時間を、
 共有することができたらいいなって思うよ。]
 

(414) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ せっかくうやむやにしようとしたのに、
 改まった挨拶を返されたもんだから、
 慎一はそれこそすっかり照れてしまう。>>385]


  ……うん。ユーガも。
  いつもありがと。と、よろしく。


[ お返事は少したどたどしかったけれど、
 炭蔵が急に声を上げて笑い出したもんだから、
 慎一はちょっとびっくりもしてしまう。

 けれど、肩を軽くたたかれれば、
 きっとはじかれたように慎一も笑い出した。
 いつかみたく、不思議そうな目なんかしない。
 ゲラゲラ笑いあったりもしよう。友だちみたいに。]
 

(415) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ タクシーを乗り込んでいく炭蔵が、
 こちらを見てまだ笑い続けている。>>385

 慎一には最強の自転車がついているので、
 同乗するか聞かれたとしてもきっと乗らない。

 ただ、なんかちょっとうれしかったから、
 見えなくなるまで手を振っていてあげる。*]
 

(416) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・バレンタイン大作戦 ──


  えっ、いいの?!
  やったー、ありが、と…………


[ 本命ではありえないテンポの良さで、
 紙袋から取り出されていく包み。>>425

 はじめは素直に喜びの声をあげ、
 イベントに乗じてもらえるならもらおうと、
 差し出されたモノを手に取った慎一だった。

 ぱあっと笑みを浮かべていた表情は、
 その中身に目を落としたときに曇り、
 よどみなく発されるはずだった礼は、
 お尻のところでちょっとつまづいた。]
 

(429) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  え、岩モチーフ? 斬新……


[ たぶん、チョコと混ぜ込まれたクッキーの、
 色合いのバランスのせいとかなんとか。

 非難するでもなく純粋な感想、
 あるいは疑問として慎一はつぶやいた。

 そういえば、プラカードのときも……。
 思い出して、番代のセンスならありえるかなって、
 気付いたら口からこぼれ落ちていた言葉たちだ。]
 

(430) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……とりあえず食ってみる!
  ありがとな!


[ まあつまり悪気はないので。
 そして番代に害意があるとも思わないので。

 慎一はにっと笑って、
 相手によっては許されなさそうなことを言ったけど、

 吹きこぼれたぬるいコーラのお礼として、
 それはきっと妥当なラインの味がした。
 ……とだけ、ここに書き記しておこう。**]
 

(431) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・せいさん ──


  ……発端は、
  変なとこ挟まったそいつだよ。


[ 雑然とした店内は、
 18歳の体には少し狭苦しくて。
 棚と棚の間で身をよじりながら、
 ピンク色を探しては摘まみ上げた。

 不思議そうな顔をした暮石に、>>434
 慎一はちょっと笑いながら言う。

 10円玉が変なとこ挟まらなきゃ、
 こんなことははじまりはしなかった。]
 

(472) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  準備はバッチリだったんだけどな。
  ……ままならないよなあ。

  でも、しっかり準備してなきゃ、
  きっともっとぐちゃぐちゃだったから。
  チャートもスイッチも、あってよかった。


[ 「ありがとーね」と言いながら、
 慎一は苦笑している暮石の手のひらの上、>>435
 ポップな色合いの小さなお菓子に目をとめる。

 「それ、おいしいよ」って平和な言葉を添える。
 平和で平穏で平坦な会話を店内に響かせてく。]
 

(473) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 二人の間でボールを転がすような会話。
 そのときボールを持っていたのは慎一で、>>436
 さんざん手元でもてあそんでから暮石に渡す。

 しっくりくる言葉を探すみたいに、
 暮石がゆっくりと言葉を吐くのを見ていた。

 「いいの」って言われても、
 慎一は言葉を最後まで待っていた。

 「人間なんだから」それにうなずいて、
 やっぱり静かな調子で言葉を紡ぐんだろう。]
 

(474) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  人間だから、うん。
  想定外なんてなくならないし、
  誰にでも起こりうることなんだから、
  もうちょっとおおらかでいたいんだけど。


[ 頭ではそう思っていても、
 いざ何かが目の前で起こると、
 そうもうまくはいかない慎一だった。

 でも静かに過去を振り返ってる今なら、
 ちゃんと本心から言えているはず。

 誰が悪いんでもなくて、ただ人間だから、
 この世には想定外がありふれている。
 もう少し寛容でいたいよねって、
 これは慎一にとって願望でもあった。]
 

(475) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 暮石がこちらを見上げてくる。>>437
 そんな顔で見られるの慣れてないから、>>438
 慎一は今ちょっとだけくすぐったいよ。

 いつだって発展途上らしいから、
 今度見上げてもらうときは、
 もう少し大きくなっちゃってるかもしれない。]


  ……暮石はねー、
  この店だとちょっと大きく見える。


[ 言葉の真意も取れずに、
 見たまんまのことを言って慎一は笑った。
 だからね、狭苦しい店内をそろそろ抜けて、
 冷たい空気を吸い込みに行こうか。>>>439]
 

(476) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 自転車を押して並んで歩きながら、
 慎一は得意げにピンクのフーセンを作った。

 「薄く均等に伸ばすんだよ」とか、
 「ゆっくりゆっくりでいいんだ」とか、
 先生面をしてたら10円分はもう残り少ない。

 冬場の限られた日照時間。
 もう太陽が隠れようとしてるころ、
 慎一は真正面に向かって笑ってうなずいた。>>440]
 

(477) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……うん。楽しかったね。
  あの日の思い出のことさ、
  俺も、きっとずっと持ってくよ。

  変なトッピングの注文に焦ったのも、
  10円玉をびくびくしながら間引いたのも。


[ せいさん≠セって済ませたんだから、
 慎一も「楽しかった」って笑っていいかな。
 いいよって言われなくても慎一は笑ってる。

 「ばいばい」って言葉を受けて、>>441
 慎一も同じように挨拶するまで待っててね。]
 

(478) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  うん。ばいばい、じゃーね。


[ さらりと挨拶を交わして踵を返そうとして、
 慎一は思い出したように少しだけ立ち止まった。

 まだそこに立ってくれているなら、顔を見て。
 帰りかけてたんならその背中に向けて言う。]


  ピアノ。弾いたんでしょ。
  ……よかったね。って言っていい?


[ なにがよかったって?
 深爪のことだと思ってくれても別にいいよ。
 それじゃあ今度こそ別れの挨拶をしよう。]
 

(479) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……いつか、
  俺も聞きたい。暮石のピアノ。
  ……だから、また今度ね。


[ ピアノには詳しくないけど、
 慎一は音楽は好きだったりするんだ。

 だから、そんなお願いをぶつけつつ、
 ゆっくりとその場を立ち去っただろう。

 ピンク色のふくらみが、
 弾けてしまわないように気をつけながら。*]
 

(480) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日 ──

[ ……結局のところ、
 サッカー部vsバスケ部のバレンタイン対決の行方は、
 あるいは高校生活最後のバレンタインを、
 もっとも充実したものにしたのは誰だったのか。

 ……そこにイケメンがいるじゃないかとか、
 見えきった勝負だとかいうのはさておき、だ。

 もらったチョコを披露し合う機会があったら、>>481
 慎一は番代のチョコの出来栄えの差に困惑しつつも、
 「ええっそんだけ? ユーガがあ?」って、
 悪気のない声で騒ぎ立ててやっただろう。

 おかしいなあ。慎一の友だちは、
 みんな優しくっていいやつなんだけどなあ……。]
 

(497) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なお、バレンタインの日、
 慎一の腕の中には、28(0..100)x1
 偶数:1+3個くらい。
 奇数:番代の8点チョコ。今のところ。

 そこそこ浅く広く3年過ごしたつもりなんだけどな。
 本命は無理だとしたって、バラマキチョコくらい……、]
 

(498) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ とにかく、おとこのこたちはそこに揃っていたかな。
 もらった岩チョコ(※違う)を齧りながらでも別日でも、
 慎一は心底不思議そうにつぶやくんだろう。]


  ……わっかんねーよなあ。
  レンなんかもっともらえてもいいだろ。本命。
  サッカーうまいし、友だちは多いし。
  明るいし。優しいし。ノリいいし。

  卒業式には第二ボタンと言わず、
  全部引きちぎられてもよくない?
  なにがそれを阻んでるワケ?


[ 女子ってわかんないね。という顔の慎一。
 自分のモテ非モテ状況にはさして興味もないが、
 友人のこととあれば本気で首を傾げよう。]
 

(499) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──尚、どう足掻いても慎一に乙女心はわからないし、
 なにも閉鎖空間での内緒話ではないので、
 飛び入り参加するというならご自由にどうぞ。**]
 

(500) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── せいさん≠終えた日 ──

[ もう半分大人みたいな18歳が、
 どうりで身動きがとれないわけだった。>>537

 雑多に積み上げられた棚の駄菓子や、
 子どもなら邪魔にもならない位置に、
 無造作につるされたカラフルなおもちゃを、

 壊さないよう、蹴散らさないよう、
 慎重に手足を運ぶやさしいふたりだった。]
 

(590) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……それでいいよ。
  ロボットだったら駄菓子も食べれないし。

  もっと出来のいい人間になれたら、
  本当の本当によかったんだけどね。


[ それこそおおらかで寛容な、ね。
 とはいえ、これものんびりと慎一は言う。

 もしもなんにでもなれるならなりたいもの。
 それは結局のところ夢物語でしかなくて、
 慎一にとっては寝て見るほうの夢だから、

 もしも君にとっては目を開けて見て、
 欠片だけでも掴めるようなものだったら、
 やっぱり「よかったなあ」って慎一は思うよ。]
 

(591) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 駄菓子屋を出た暮石は、
 慎一の目には等身大の暮石だった。

 20cmくらい低いとこに頭があって、
 慎一のより狭い歩幅で歩きながら、
 へたくそなフーセンを破いている。>>543

 その光景にきゅうっと目を細めて、
 「不器用だなあ」って慎一は笑っていた。

 それとおんなじくらいの温度で、
 「全部持っていくよ」とも言う。>>543]
 

(592) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

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