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僕はーー僕は君の事が聞きたい。
……何か、あったの?
辛いこと?
コウ。……話してくれ。
僕らは親友だよ。
[僕は彼がバイクでの会話で言葉を濁したのを思い出す。
彼の抱えているものが知りたい。
重ねていた手の甲を持ち上げ、無意識に自身の胸に導く。
心臓の鼓動を伝える。
彼が積を切ったように話し始めた。
僕みたいに声を荒げる事はない。しかし、積み重なる言葉には彼の悲痛が滲む。
ぽたり、ぽたり。
まるで血が滴るような想いの告白に僕は驚く。]
そんな、……そんな。
君が異星人?ーー人殺し、だって?
なんだそれ…ふざけてるッ
君があんなロボットと関係あるはずないのにッ
たまたまの出現位置からそんな憶測、無責任すぎるだろッ
学校行けなかったのは健康面の事情じゃないかッ
家が壊れないのもそんな理由なわけーー馬鹿らしいッ!
[彼が静かなのに僕が熱くなる。顔を真っ赤にして怒る。]
夢?パイロット?
[ふと、僕の脳裏に漆黒の宇宙が広がる。
僕も奇妙な夢は見たが。
だからって、ロボットのパイロット?]
[
ーーロボットは、コアを。
……人、ゴロシ。]
違う、君はーー
君はッ!!
[心臓の鼓動では彼を落ち着かせられない。僕はガバッと彼を抱き締める。力の限り。強く、強く。]
君が悪いことなんかーー
何一つないッ
君には一片の曇りもないッ
……君は。
いつだってみんなのために。
誰かのために。
怖くても辛くても我慢して。
心配かけたくないって。
独りで抱えて。
……僕が。僕がいるよ。
君を独りにしない。
君を決して独りにしないッ
ーーコウ。
[内側から溢れる、温かい濁流みたいな感情。
身体が弾け飛びそうなほど、僕の中で。
ーー彼が溢れて。]
[肩を乱暴に掴むと、真っ直ぐ彼の色素が薄い瞳を見つめーー唇を重ねようと。
舌を入れたりはせず、ただ包み込む。
その柔らかに愛を、癒しを、慈しみを注ぎたい。
僕の全身全霊にて。]*
メモを貼った。
メモを貼った。
――旅行の日――
うん! もちろん!
[
アルバムはしっかりと、でもその時には一緒にいる星が増えているかもしれないけれど珊瑚も満更ではないようなのでいろいろと頑張っていきたい。
入籍だけはお互いに18歳になったらすぐにしたいけれどそうすると名前の変更が?
ここもまた相談しよう。
いろいろと意気込みはあるけれど、珊瑚の口から愛の星座と聞くと大和はウワーって顔を赤くしてしまうのでその辺りも慣れないといけない。
珊瑚と同棲し始めてからまだ然程時は過ぎていないけれど慣れていないことは沢山ある。
触れ合うのも身を重ねるのもそう。
どれだけ触れても飽きないというか飽きるとかあるのだろうか。
珊瑚が止めても大和は止まらないし奥の隅まで最後は洗っていた?しやはりお風呂はいいものだと思う]
[そんなわけで露天風呂だけどいいお値段がするホテルということもあり音の対策はされている。
窓を開けている隣の部屋に聞こえるとかもないだろう。
流石に大声だと普通に響くかもしれないけれど。
それに閑散期なので隣のお部屋に人がいないようなので大丈夫。
湯舟の縁に腰かける珊瑚は綺麗だった]
今日は夜の女神みたいだよ。
[手拭いで前を隠しているけれど全部は隠せないだろう。
零れる横乳も麗しいし横腹のラインも綺麗だ。
それに濡れた手拭いは肌に張り付くから隠していても透けてみるものもあって大和はぐんぐんと元気になる。
前屈みになりながら頭と身体を洗って泡を流す間横目でちらちらと珊瑚を見てしまって、身体を洗い終わった後も前屈みで近づいていこう]
おまちどうさま。
その……本当に綺麗だよ。
[ちゅっ、と頬に口づけると腰に手を回そう。
プールにも入れる暑気だけれど夜は少しずつ涼しくなってきているから温まろうって湯舟の中に浸かろうって勧める]
あ……でも、湯舟に手拭いは沈めたらダメだよ。
[おいで、と先に湯舟に脚を沈めて誘う合間に耳元でそう囁きかけて、大和はにっこり微笑んだ。
珊瑚が隠していた手拭いを外したら――外せるかな?
湯舟の中ではどの向きでお膝の上に座るだろう。
きっといつもより少し身体もよく温められるはずだ。
お空の星を見上げながらね*]
――五回目の襲撃後――
えっ、ええっ!?
重たくないよ! 全然重たくない!
重みだからね、重たいじゃないよ。
珊瑚さんは軽いからね??
[
宇宙空間ではないのだから重さはあるもので心地好い重みがあるのが良いのだが珊瑚は全然軽い方だと思う。
流石にこの前背負った子どもと比べると、うん、だがそれは比べる対象が悪い。
そう言えば最近お胸が大きくなったかなというのは気づいているけれどカップとかの話はよくわかっていない。
日々触れ合っているとなんとなく違う気がするというだけでお買い物にはついていくけれど店の中に入ると沸騰しきった感じになって動きがぎこちなくなるのは確かだろう。
ただ、毎日に近しく触れ合っているのでこの後も育つなら何度か機会があるのだろうけれど慣れるには時間を要する話である]
[脅威が去ったかどうかは政府にもわからないのだろう。
突然出現しはじめて、瞬く間に五回も襲撃があって未曾有の被害がでているのだから。
傷痕は深いが範囲は狭いのが地震とかと違うところだが地震と違って終わりが見えないのが難点か。
誰か教えてくれるならば教えて欲しいものだ。
終わったと確信できたなら珊瑚も心休めることができるだろう。
ただ、珊瑚を抱きしめるように座る心地良さを覚えてしまった大和は襲撃が終わったとなってももう離れることはできなさそうだ。
珊瑚も離れることはないと思うのでホームポジションというやつだろう。
下手人に関しては、おのれ乾いいいいい、と叫んだりしたが快復したのは喜ばしいことなのでそれはそれで喜んでいる。
戻ってきてすぐに皆で集まれないのが悔やまれるところだ。
交換条件のように出された珊瑚の写真だけれど――うん、普通の写真にしよう。
流出すると嫌だしね、ということでお料理作っているところとかお風呂あがりにくっ付いているところの写真とかになると思う。
珊瑚の待ち受けはこれからも変わっていくのだろうけれど、楽しかった思い出が映し出されていくのはいいと思っている]
[復興の証、タヌキくん、ちゃん?
珊瑚の家の周囲では一番シンボルになりやすい子で近くのお店や商店街とかも少しずつ復興していくことになるだろう。
最初は皆恐る恐るですぐに逃げられるように準備はしている。
ん……そうだね……。
少し離れたとしてもまた戻ってこよう。
その時はもっといろんなことができるようになってる。
この街で生きていこう。
[やはりすぐには全てが復興するわけではないけれど、それでも時間をかけて戻っていく。
珊瑚にとってはお義父さんとお義母さんとの思い出がある地だから、僕らもこの街でって約束しよう*]
─海辺にて 恵一と─
[ケイが重ねてた手を持ち上げ、心臓へと導いた。鼓動が伝わって来る。俺にとって心臓ってのは特別な場所で、「生きてるな」って実感や幸せを感じたり、命について考える時に触れることが多い。今は心臓に触れてなかったから、俺が死んでる…じゃないけど。俺を外しての話してたことに、ケイは気付いたのかもしれなかった。そこまでわかってなくても、自分の心臓に俺を繋いでくれたのは確かだ。]
……だよなぁ。バカらしい、よな。
[俺の半分死に掛かったみたいな心の代わりに、ケイは真っ赤になって怒って
け、いち……?
[……あれ? ほんとに初めてだよな? なんか身に覚えがある気がする
[俺は貧弱だけど衛生面の心配は無いから、付き合ってきた彼女にキスされたことくらいはある。でも、その度に「なんか違うな?」って感じがしてた。何がどう違うのか、俺説明下手だし、どう言ったらいいのかわかんねーけど。]
ん……、…………。
[ケイにされたキスは、「違うな」って感じが全然しなかった。何だろうな? 寒かったのが温められて、ほっとするような感じ
[だから親友とか、男同士とか、そもそもなんでケイは俺にキスしてんだろとか、多分考えなきゃいけないことはいっぱいあったんだろうけど。何でか俺は目を閉じて、そのキスを普通に受け入れてた。*]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
─旅行の日─
こうして家のいろいろな所にアレが置かれることになっていったんだった。
だから観測会の時はきっちり片付けなきゃね!
まあこの時は、…持ってたなら確信犯?だったのかなあ。
奥の奥までされてシャワーで疲れ果ててしまったから最終的にあまり憶えてないんだけど。
…まあそんな記憶もあったから、体を洗うのは別々にしてたんだけどね。
「もー、命くん凄く褒めてくれるよね。
それなら命くんは星の神かな。
命くんのおかげで私もキラキラできるの。
命くんがいるから、元気でいられるの。」
前面の大事なところは隠れてるけど、薄くて濡れてる手拭いじゃよく見ればツンと尖ったところとかも見えただろうし、昼間にプールで遊んだから薄っすらと日焼け痕も見えたかも。
胸の外側や腰のラインも仕方がないけど…。
元気になられると私も視線を泳がせる。
嬉しいけど恥ずかしい。頬を染めて、見ないことにしちゃった。
最近は命くんの体格がますます良くなって、ギリシャ彫刻みたいだなって思うことあるよ。
私には真似できないかっこよさ。
「ん…。」
洗い終わって隣に来てくれた命くんとキスをする。
ちゃぷりとお湯が揺れた音がして、私はそのまま入ろうとしたけど。
「えっ?あ、でも、ここは使用後にお湯を抜く仕様だし
個人のところだからセーフ…じゃない?」
なんて思ったけど、にっこり微笑まれながら断言されちゃうと…もう、断れないよね。
ううー、と小さくうめいてから目を逸らして、そっと手拭いを外しながら湯船に浸かる。
本当は隣に並んでまったりしたかったけどお膝においでされるから…大人しく、後ろから抱きしめられる体制を選んだ。
う、ちょっと浮力で胸が浮いてる。やっぱり大っきくなったかも…としみじみ。
「星綺麗だね…。今日本当楽しかった。
一緒に来てくれてありがとう、命くん。
これでまた頑張れるよ。」
まあ、本当はこの後にもショックなことは起きるのだけどね。
でもこの時は本当にそう思ってた。
また頑張ろう。病院でもみんな助け合ってる。
学校もそのうち再開するだろうし受験に向けてだって頑張らなくちゃ。
今日は、そのための先取りご褒美?
もしくは心のお疲れ様会。
「温泉もあったかいし、体もほぐれて
もうサイコーだよね…。」
お湯の温かさで肌が桃色に染まっていく。
裸ではあるけれど、背中を向けているのもあって私はほんにゃり気が抜けて、命くんに背を委ねた。**
ーー君と繋がる/康生ーー
[もしも眼を閉じても、胸に触れたら人は感じるんだ。
鼓動を、脈動を。
血を全身に循環させる、身体のすべてに行き渡らせる心臓は生きる中心だ。
規則正しく刻むリズムは、人を生かす音だ。
聴かせる事で、聴く事で。
存在を知らしめる。
共に在る、見守っている、
独りの身体じゃない。
そして想いが集約する場でもある。好きな人に触れられたら、ドキドキしてーー速まる。
伝わる?
[君は独りじゃない。
そして僕も、独りじゃーーない。]
[彼は少しぽかんとしたような、記憶を探るような顔をしたんだ。
薄紅の花弁が咲いて。
僕は蝶が導かれるよう。
その蜜を求めた。
ーーもし、いつか何処かにあった可能性のように。
僕自身が寂しくて。
独りぼっちが嫌で求めたら、それは彼の今までの恋人と同じだったかも。
今の僕は、彼の寂しさや苦しさ、孤独を埋めようとした。
僕の唇で。]
[重なりあった運命は。
ゆっくりまた歯車となりーー
僕らの刻が動き出す。
ほんの刹那の触れ合いだったにも関わらず。
初めての、しかも恋しい彼との口づけに酔いしれて、僕は頬を熱くした。
そ、と離れ強めに掴んでしまった肩を離す。
瞳をゆらゆらとさせ。]
ーーあのッ、これは。
君が、辛そうでッ
……僕の大切な君が。
それだけじゃ、ない。
好き、だから。
僕は君をーー好きなんだ。
[見開いた後に彼を捉える。心臓は早鐘みたい。汗もかいて、ただ、ただ彼を見つめ。
愛しさに溢れ。]
聞いて、くれる?
ーー僕の気持ちを。
[ザーン、と一際高く白波が砂を拐う。
僕は静かに話し出した。]
ーー君が好きだ、コウ。
入学当時君に出逢った瞬間、電撃に打たれたみたいになって。
でも君は男だし、この気持ちは何?とパニックに陥った。
一目惚れ。そう言ってしまえばそう。だけど、それは結局君の容姿が見目麗しく惹かれたに過ぎないよね。
評価、に近いかな。
君は綺麗だ、と。
でも僕はーー同じクラス、部活になり。
みんなに囲まれて朗らかに笑う君。
教室の掃除だろうが体力的に苦手な運動だろうが精一杯楽しもうとする君。
成績が良いだけでなく、物事の判断も速い君。
困っているクラスメートがいたら手を差し伸べる面倒見がいい君。
たまに大胆で羽目を外しおっちょこちょいな君。
全てが輝いていた。
君の内面から光が溢れていた。
君は人を惹き付ける。
魅力があり価値がある。
ーー君は素敵。
僕の心を引き寄せ、狂おしく締め付ける。
君の傍にいるとドキドキする。
嬉しくて愉しくて仕方ない。
君に触れると身体が熱くなる。
君を想うとーー想うだけで、胸がいっぱいになるんだ。
これは恋だと想う。
僕は君に、恋をしてるんだーー。
[最初の一滴は小さな。
でも、僕の心をじわじわと侵食して。
やがて自覚に至る。
本当に好きなら、その相手が男か女かなんて、相手が自分を好いてくれるかくれないかなんて、些細なんだよ。
ーーつまり。
僕は柊木康生に恋をしている。
『よく、恋は落ちるものっていうよね。
いつの間にか好きになってるの。』
彼と初めて会った瞬間から僕は目が離せなくなり、いつの間にか今までの、他の友達に感じる友情とは異なる好きの感情を持っていた。
『友情は信用と信頼で成り立つけど』
そう、友達としても僕は彼を好きだ。
『性的な欲求とも、違うと思う。』
彼に恋を自覚してから、キスしたいとか身体に触れたいという気持ちが、彼にだけ芽生えはした。
そういう欲求が先で、誰でも良ければ恋ではない。
『友情だったら"いいって事よ!"で済むのが
恋愛だったら"もっとしてあげたい"と
"察して欲しい""自分にも返して欲しい"になる?』
彼に僕の気持ちを察してほしいと思った。
彼が僕を恋愛的な意味で好きになり、気持ちを返してくれたらと願った。
勿論、彼が嫌がるなら話しは別だが。
『もっと笑顔が見たいとか、
何かしてもらえると他の人より嬉しい』
勿論だ。笑顔が見たいし、彼に褒められたり触れられると誰より嬉しい。
『自分より優先したい相手なら』
言わずもがな。もし僕が死ねば世界と彼が生きるなら、僕は喜んで死ぬ。
『狂おしいほど相手が欲しい。奪いたいくらい。』
彼が珊瑚と幼馴染みで仲良しなのを付き合っていると誤解し、僕は明確に嫉妬した。
『隣にいるだけでドキドキするとか。
ほんのちょっとしたことが嬉しい、とか。』
手の甲が触れるだけでドキドキした。
彼が僕の顔を見たいと言っただけで、嬉しかった。
ーー珊瑚に、僕はこう答えたんだ。]
[僕は恋をしている。
まるで坂道を転がるように、抗いようなく、恋に堕ちた。
たった一滴が花開く。
たった一滴を僕は、噛み締める。
珊瑚は言った。
『同性でも異性でも恋は恋、愛は愛。
男同士だから嬉しく無いかもしれないと思うなら
同じことを柊木くんに言われたりされたりしたら
どう思うかな、って想像して見たら?』
とても悲しい。そんなこと気にしないで欲しいと思う。
気持ちが嬉しいから。]
[『柊木くんが男だから好きなんじゃ無いでしょう?』
うん。彼だから、好きなだけ。
『愛も恋も自由だよ、きっとね。』
ありがとう、珊瑚。
想いを伝えた後息を吐く。
何処までも澄んだ青空が僕らの頭上に広がっている。]*
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【見】 七星拳 ナツミ[駅で縁士君と待っていたら、本郷さん>>31と加賀先生>>@30の姿が同じ位のタイミングで見えたので、手を振って。] (@32) 2023/08/23(Wed) 20時半頃 |
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