14 冷たい校舎村10
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[ 寝床を準備してくれた事に、感謝すれば。 保健室の一室を借りて。 小さく寝息を立てたその翌日。
鳥の囀りも届かない止まった時間。 目を覚ます頃には、君はいなかった。 ]
(54) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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── 現軸 ──
[ 車椅子を走らせる。 2階はすでに回ったし、3階はこれからだ。 だからそれ以外なのではないかと。 ろくに根拠なんてないままに。
途中で呼吸を整えようと息を吸い込めば 水分を含んだ、冬を示す清涼な空気が肺を満たす。 その中に、錆びた鉄のような臭いが混ざり込んだ。
─── 体育館。 ]
(55) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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[ 舞台を飾る大道具より何よりも。 最初に目に入ったのは、 黒く長く揺蕩う髪で。>>2:451
一瞬。あそこで死んでいるのは、私かと思った。
直ぐに違うと気付いたのなら。 ステージへと近寄って、 文化祭で見たのと同じスポットライト。 しかし照らされる演者は、 動かないし、台詞を諳んじる事もない。
虎次郎の件を誰かから聞いていたのなら。 マネキンである事にはそれほど驚かず。 ]
(56) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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[ …… ただ、苦しそうに見えたから。 吊るされた身体。 何とか降ろそうと試みたけれど。
真梛ではステージに上がれない。 たった1m程の高さが、届かない。
結局無力な身には、 血に濡れた身体を清めるどころか 近付くことすらできなかったけれど。 ]
(57) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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なぁ、莉希。 今度はちゃんと君だとわかったぞ。
[ 漆黒で覆われたその奥には、 明るく柔い綺麗な色が輝いていると。
信じて疑わない声。 吐き出だせばくるり、車椅子の向きを変えた。 ]
(58) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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[ 体育館に莉希がいる。 降ろしてあげてほしい。
途中で誰かに会えば、口頭で。 そうでなければ3−1の黒板に書き込んだ後。 真梛は一人でエレベーターへと乗り込み、 3階へと向かう。
続きをしようと思った。 文化祭の続きを、昨日の続きを。 気付けばエレベーターのランプが一つ増えており。 つまりもふもふだな?と眦を下げて。 ]
(59) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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[ そうして全部の階を回り終えて。 屋上だけが残った時。 止めてくれる君がいなくなってしまった今>>2:105
さて、私は ───。 ]**
(60) 2021/11/11(Thu) 10時頃
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── 回想・夜 ── ──うん、残念。 バレンタインもクリスマスも、 なーんにも関係なくなっちゃった。 でも、もし現実のわたしが、 失踪? してるなら、 心配させなくて済んだ、ともいえるねえ。 [ たとえば、わたしが死にかけていても、 肉体や精神がなんらかの形で、 失踪≠オている状態だったとしても、 きみにすぐ知らされることもないだろう。 そのことを好ましく思った。 夜に軽口を叩きあいながら。>>34]
(61) 2021/11/11(Thu) 16時頃
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……ヘータローは、 心配かけちゃうねえ、許嫁ちゃんに。 泣かれちゃってるかもよー? クリスマスは盛大にやらなきゃ。 [ わたしはチョークを手放し、 軽く払えばまた割り箸を取った。 別に、このまま修学旅行の夜のように、 コイバナで夜を明かしてもわたしよかった。 けれど、おそらくそうはならず、 わたしは保健室のベンチに体を横たえる。**]
(62) 2021/11/11(Thu) 16時頃
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そうか、もうこんな時間なんだな。
[動くのは明日にしたほうが良いのでは>>2:382と突っ込まれて時計を見れば、既に夜更け。]
学校って、こんな時間までいるイメージねーからさ。 なんか、まだ早い時間な気がすんだよね。
(63) 2021/11/11(Thu) 19時頃
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── 夜から朝へ ──
こっちのほうが良いんだよ。おめーも試してみる?
[と言って運んできたのは体育倉庫に入っていたマット。 高飛び用の、クソでけーマット。]
一度やってみたかったんだよな。
[ひいこら言いながら渡り廊下を引きずってきたそいつに飛び乗る。 ずっと、こいつで寝てみたいと思っていた。 ここまで来たら、とことんやってやる。]
(64) 2021/11/11(Thu) 19時半頃
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[柔らかすぎるマットに首を寝違え、それでもそれをこれは良いネタができたとでも言うように嬉しそうに報告する。 それと同時に、朝食がてらいくらか昨日の状況も把握した。]
んだよ、みんな拾ってたのかよ。 てっきり、触っちゃいけねぇやつかと思ったわ。
[食事を終え、手洗い場に立ちながらそんな話を。 昨日からずっと気になっていたその卵。 興味を持ってすっと手に取ってみる。]
(65) 2021/11/11(Thu) 19時半頃
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[ああ、しまった。後悔した時にはもう遅い。
手をちゃんと拭かないまま、がさつに手に取ったのが良くなかったのか。 バスケで鍛えたホールド能力が発揮されることもなく、水につるりと滑った卵は、そのまま床へと真っ逆さまに。]
あああああああああああああああああああ!!!
[殻が割れる音と同時に、オレは過去一叫んだ。]
(66) 2021/11/11(Thu) 19時半頃
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は?
[割れた卵。 そこから本来あるはずの卵黄が零れ出すことはない。 代わりに出てきたのは。]
見ろよ。
[手作り風の、ちょっとだけ下手な猫耳。 これは一体どういうことだろう、とそこにいた面々を見つめるのだった。
(67) 2021/11/11(Thu) 19時半頃
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なんだか、卵の中にあの日の教室が入ってたみてぇじゃね。
[そんな事を呟いた時、聞き慣れたチャイムが鳴った。*]
(68) 2021/11/11(Thu) 19時半頃
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―― げんじつせかい ――
[ コンコン。
ノックの音が聞こえて、あたしははっと顔を上げた ]
ふあっ!?
[ あたしの声は返事になってなかったし、
なんなら返事じゃなかったんだけど、
ドアを開けてお母さんが入ってくる ]
「寝てたの?」
[ お母さんはあきれ顔。
手にはトレイを持ってて、そのトレイには、
レンチンの焼きおにぎりが2つと
具沢山のお味噌汁が載ってる。
お母さん、よく夜食を持ってきてくれるんだよね。
あたしが真相を知った日以降、特に。
あたしが何かやらかさないか、きっと心配なんだと思う ]
[ あたしはというと、机の上に参考書とノートを広げて
寝てた。寝てた……んだ。
なーんだ、夢かあ。
夢……だった? ]
「七星?」
[ お母さんが怪訝そうな声であたしを呼んだ。
トレイを机の端に置いて、
あたしに手を伸ばしてくる ]
「首、どうしたの?痣になってる」
…………え。
[ お母さんの手があたしの首に触れた。
ポーチから手鏡を出して確かめてみれば ]
うわっ。
[ 怖いんだけど!
指で首絞められたみたいな痣ができてるんだけど!
あれはただの夢なのに!
そうでしょ?
だって、ただの夢じゃなかったら、それって ]
[ ぴこーん。
聞き慣れた音がしたのは、その時だった。
スマホのメッセージ受信音だ。
条件反射みたいにあたしは確認しちゃう。
送信者は……日食君?
こんな時間に珍しいな。
日食君といえば猫だけど、
こんな時間に猫写真を撮ったわけでもなかろうに。
そんなことを考えながら、メッセージを開けば ]
今、病院に着いた……?
[ 病院?なんで病院?
よくよく見れば、グルチャに送られた
日食君のメッセージは、それだけじゃなかった。
あたしは瞬きを忘れて、
ついでに目の前にいるお母さんのことも忘れて、
慌ててメッセージをさかのぼる ]
[ 病院って不穏な単語に、お母さんが首を傾げて、
話の途中だっていうのに口を挟まずに待ってくれてるの、
気づく余裕は今のあたしにはなくて ]
『帰ってきた。病院行く』
『今家を出る』
[ 帰ってきた?帰ってきたって、どこから?
日食君のメッセージは要領を得ない。
イラっとしそうになったけど、
他にもメールが届いてることに気づいた。
飯尾先生?と、和歌奈ちゃん?
グルチャにメッセージじゃなくて、メール。
首を傾げながらあたしはまず
和歌奈ちゃんからのメールを開いて ]
[ 血の気が一気に引いた。
和歌奈ちゃんから送られてきたメールは、
あの校舎で読んだ遺書だった ]
お母さん、
[ がくがくと体が震えて、
あたしは忘れてたお母さんのことを都合よく思い出した。
片手にスマホを持ったまま、もう片方の手で、
お母さんの腕をつかむ ]
お母さん、どうしよう。
和歌奈ちゃん、和歌奈ちゃんが、死んじゃう。
「七星。七星、落ち着きなさい」
[ 空いてる方の手で、お母さんが背中をさすってくれる。
でもあたしは落ち着けない。落ち着けるわけない。
どうしよう。止めなきゃ。行かなきゃ。でもどこに?
……病院!
そうだ、病院って、さっき読んだ! ]
……病院!日食君、着いたって……。
[ どこの病院かは書いてなかった。
っていうか日食君はどうして知ってるの?
誰から聞いて……あ。
先生からのメール!
あたしは慌てて先生からのメールを開く ]
……お母さん。
[ メールを読み終わって、あたしはお母さんに向き直った ]
友達が、病院に運ばれたの。
あたし、行きたい。
[ 先生からのメールには、
和歌奈ちゃんが望高の屋上から飛び降りて、
望月病院に運ばれたって書いてあった ]
行かなかったら、あたし多分一生後悔する。
夜食は、持ってく。
[ あたしは、なんていうか、ぐちゃぐちゃだ。
認める。あたしにはそういう部分がある。
多分あたしの言動で、お母さんはあたしの友達が
病院に運ばれた理由を察したと思う。
ぐちゃぐちゃなあたしを、自殺を図ったであろう友達に
関わらせたくないと思う。
でも、行かなきゃ。絶対行かなきゃ ]
……あのね、あたし、夢の中でひめちゃんに会ったの。
[ ひめちゃん。
その言葉に、お母さんの肩が震えたのがわかった。
だけど構わずあたしは言葉を続ける ]
ひめちゃんに死んでって言われたけど、断った。
あたしは生きたいって。
ちゃんと言って、ちゃんと決別できたよ。
だから……あたしは、大丈夫だから。
[ 実際のところ、そんな簡単な話じゃないと思う。
今でもあたしのどこかはやっぱりぐちゃぐちゃだし、
カウンセリングとか、多分そういうの、
あたしには必要なんだと思う。
だけど、今は。今だけは。
大丈夫だから行かせてほしい ]
[ お母さんは大きなため息をついた ]
「食い意地が張ってる間は大丈夫そうね。
お味噌汁はスープポットに入れていけばいいでしょ。
お父さんに車を出してもらいなさい」
[ お母さんの言葉に、あたしは目を見開いて、
それから抱き着いた ]
うん、ありがと。
……あのね、あたし、お母さんのこと、大好きだからね。
お父さんのことも。
[ コートを着て、マフラーを巻いた。
首が隠れるように、しっかり。
玄関のドアを開ければ、そこは雪景色じゃなくて、
だけど冷たい空気がほっぺたを冷やす。
お父さんは、もう車のエンジンを掛けてくれてた。
乗り込んでシートベルトを締めて、
そしてあたしはグルチャにメッセージを送る ]
『ただいま!夏見、帰還しました!
今から病院へ向かいます!』**
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[ ─── あの時見つけてくれたのは、君達だった。 ]
(69) 2021/11/11(Thu) 21時半頃
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