14 冷たい校舎村10
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[結局そうはならなかった。 完璧人間にも、ダメ人間にもなれない。]
オレは普通の人間だ。
[知っていた。 志望大学はこの辺りじゃ名が知れているけれど、全国トップクラスとは言い難い。 インターハイでは県大会なら無双できたけれど、全国では高身長の留学生相手に全く歯が立たなかった。
そんな当たり前の事実を認めたくなかった。]
(170) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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[自分を見せたくなくて。自分でいたくなくて。 キャラクターになりきれるように、文化祭の教室では全部猫語で喋ったりもした。
店員である間、オレは雄火じゃなかったから。 猫店員で、いられたから。]
(173) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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[だから墨鳥雄火は文化祭に参加してねぇ。 あの出し物に、参加したかった。雄火として。]
さーて、鬼が出るやら蛇が出るやら。
[やがてオレは2つめの猫耳をつけると、エレベーターの猫ボタンを押しただろう。 ある確信を持って。]
(174) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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[たった1匹の店員は、来るかも分からない客を待つ。*]
(175) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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[ 足音が聞こえた気がして、あたしは顔を上げた。
莉希ちゃんの姿を認めて、思わず目を見開く ]
莉希ちゃん!
おかえり!
[ ここは屋外であるからして、多少声が大きくても大丈夫。
なーんてこと、考える余裕なんかなかった。
反射的に口をついて出ちゃったんだよ。
ここが病院の外で良かった。
こんばんはって言う莉希ちゃんに、おかえりって返して
ぎゅって抱き返す。
今この一瞬だけは、和歌奈ちゃんを心配する気持ちより、
莉希ちゃんに会えて嬉しいっていう気持ちが
上回っちゃったかもしれない。
一瞬!一瞬ね! ]
うん、……うん。
[ 莉希ちゃんの質問に、あたしはうんうんって頷く。
七星さん「も」って莉希ちゃんは言う。
莉希ちゃんも帰ってきた。
つまりそれって……莉希ちゃんもきっと、あの世界で
死んだんだろうって思う。
痛かったよね。それとも、苦しかったかもしれない。
労いの気持ちを込めて、莉希ちゃんを抱きしめたまま、
その背中を撫でた ]
せんせー。
和歌奈ちゃんの世界で、莉希ちゃんも一緒だったんだ。
ね?莉希ちゃん。
[ 莉希ちゃんに抱き着いたまま、
あたしは先生の方に顔を向けた ]
[ 先生は、しばらく黙ってあたしたちの方を見てた。
けど、頭をぼりぼりした後、降参って感じで手を挙げる ]
「あー、わかったわかった。
……けどな」
[ 先生は、しばらく言葉を選ぶみたいに
視線をさまよわせた後、
少し声を落として、言った ]
「もし……河合が、……戻ってこなくても。
他の奴らを責めてやるなよ」
[ どきんと心臓が跳ねた ]
[ みんなが連れて帰ってくれるはずって
あたしは言った。
莉希ちゃんの言った「みんな」にも、
もちろん和歌奈ちゃんは含まれてるはずだ。
自分に言い聞かせるようにあたしはそう信じてる。
だけど、もし、和歌奈ちゃんが帰ってこなかったら? ]
……そんなの、当たり前、だし。
責めたりなんか、しないし。
でも……でも、帰ってくるよ。ね?
[ ぎゅってあたしは莉希ちゃんに抱き着く腕に力を込めた ]
[ 和歌奈ちゃんの世界にあたしたちが呼ばれた理由。
最期に一目会いたかったからじゃないか。
路子ちゃんはそう言ってたけど。
その言葉に、そうかもってあの時あたしも思ったけど。
っていうか、そういう気持ちもきっとあると思うけど。
それだけじゃなくてさ。
和歌奈ちゃんの中のどこかに、連れ戻してほしい気持ちが
あるからだったりしないかな。
だって。だってさ。
ひめちゃんの世界に、あたしは呼ばれなかった。
それって、ひめちゃんに
なんの未練もなかったからじゃない?
あたしを縛り付けるために命を捨てたひめちゃんだもん。
もし、ひめちゃんもあんな世界を作ってたなら、
そこにあたしが呼ばれないはずがない ]
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