人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/18(Fri) 02時頃




 『明日ですね、了解です。』
 『うわ〜、なんだかんだ言って
  久し振りにお出掛けするかもです。
  よろしくお願いします!』
 『(アヒルが敬礼!してるスタンプ)』


[そういえば合宿の日から遠出もしてなかった。
 結構短い期間でロボットが出現したのもあったし、
 特に急いでほしい物も無かったから、
 お父さんと出掛ける機会もなかった。
 
 だから、瑠璃川先輩とお出掛けするのが
 心底楽しみで。
 
 と、]
 




 『え』
 『ええええ??!!』
 『せんぱい、好きな人!?
  しかもご飯食べに来るって、え、
  もしかしておtきあいされてるんです?』


[クッションの上で飛び跳ねた。えっ、えっっ、
 初耳なのはもちろんな事、食事を食べに来てくれる
 ってことはもう既に親しい間柄なんじゃ??と
 思えてしまって。
 思わず誤字をしてしまいながらも詳細を訊ねようと。

 あっ…でも、あたし恋バナとか聞けるのか?
 そういう一抹の不安もあったのだけど、
 先輩の幸せ話ならぜひ聞きたい…!
 なんて意気込んで。]
 



[LINEだと手間だとか、
 改めてお話したいとかがあれば
 『お出掛けの日に教えてください!』だとか
 『あっ、話したくなかったら大丈夫です、
  デリケートなお話ですから…』(?)なんて
 追加で会話を重ねながら、
 その日のやりとりは閉じたかもしれません。*]
 


メモを貼った。


【人】 校庭番長 ヤマト

>>223どうしてか知らないが柊木が具合を悪そうにしている。
確かに動かないことは動かないのだが動きそうで動かないというか動かしていない感じがあって何か一つ足りない感じがしているのだが、動かないと一体大和に何があるのか本気で分からないと柊木からのアドバイスは諦めた。

 >>230乾もよくわかっていないようだが七尾の時より動きが少ない気がする。
最近会ってなかったし柊木にリークしたことがバレたのだろうか。
何か手をごそごそしているがこちらも期待はできなさそうだった。

 >>231天道は予想に反してアドバイスをくれた。
落ち着いて動くようにイメージして、瞑想するようにって――瞑想したことがないからやり方がわからないが落ち着かせようとしてくれているのはわかる]

(232) 2023/08/18(Fri) 03時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  天道が前言撤回してサポートしてくれてるのに!


[山なりに射出された棘が頂点に達し今度はゆっくりとこの辺り目掛けて落ちて来る。
ゆっくりに見えるのは最初だけだ。
落下し始めれば重力に引かれて速度は段々速くなる]


  うごけえっ! 僕は、僕はっ!


[星座を作ると決めていたのに、棘が眼前まで迫ってきて――]

(233) 2023/08/18(Fri) 03時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[大和は思わず避けようとして身体を傾け、それに合わせてペダルを踏んだ。
自転車のフレーム状の椅子のペダルが踏まれた瞬間、これまで動かなかった『アストロ』が動き棘を最小限の動きで回避した。
周囲には質量のある棘が刺さったことで起こる地響きが発生して>>@48かなり揺れてしまっていた]


  は? え? は?


[ペダルを漕がないまま動けと念じると動かず、ペダルを僅かでも漕ぎながら念じると動き出す『アストロ』。

 広範囲の棘による攻撃は周囲に突き刺さっており学校の校舎も例外ではなく幾多の棘に貫かれて破壊されていたが大和はそちらを見てはいなかった]

(234) 2023/08/18(Fri) 03時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  なんで僕ばっかりこんななんだよ!
  ばっかじゃないの!


[念じる+ペダルを漕ぐことで起動する『アストロ』に悪態を吐くが、大和はすぐさまにペダルを回し始めた。
どうせ自転車なら『アストロ』も乗れと念じると下肢が変形していき自転車の形状になった。
上半身は人型、下半身は自転車という――これは何と言えばいいのだろうか]


  ああ、もう!
  加賀先生はしっかり捕まっててください!
  動きます!


[『また来るぞ』という言葉の通り獅子アラシは二度目の棘を射出してきた。

 大和は校庭に『アストロ』を降ろすと棘が落下してくるタイミングを見計らってウィリー走行のように前輪を持ち上げると後輪だけで器用に立たせながらその場で竜巻でも起こすかのように回転する。
回転により校庭は抉れていきドリルで掘られたように円錐状の穴が空いていくが飛来した棘はあらゆる方向に弾き飛ばされて被害を拡大していった**]

(235) 2023/08/18(Fri) 03時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/18(Fri) 03時半頃


メモを貼った。


─瑠璃川宅─

七尾ちゃんの使うスタンプかわいいなあ。
うさぎ好きなのかな?


『(調べてきたよ、ネットでと話すヤブ医者スタンプ)』

『何もないよりかカバンで守るの良いと思うけど
 こんなの続くならヘルメットあって良いかなって。
 調べたらある程度小さくなる収納式?とか
 見た目帽子みたいなのもあるんだよね。
 帽子みたいに常に被ってるのもありかも?』

『(ヘルメット 帽子型 の検索結果をぺたり)』

『でも何でこの辺なんだろうね…?
 呪われてたりするのかな。
 それとも秘密の何かがあったり?』


ね、なんでこの辺なんだろう。
天文部の誰かが、あれに関わってるとか。
恵一くんとかなんか呼び出してそう!柊木くんとノリで!
あっでもそれなら、村の子だっけ。A?
その後の方が何かありそうだけどさ。
そして待ち合わせの日を決めて、落ち着いてたんだけど。
かえってきた反応に「ま、まだだし!」と思わず口で返したけど。
七尾ちゃんからの気遣いも届いて、クスッと笑った。女の子だもん、恋バナ楽しいよね。でもそうしたら七尾ちゃんにも聞いちゃうけど。
ケサランパサランが照れ照れしてるスタンプを送って、その日は終わったかな?


そして待ち合わせの時間5分前に待ち合わせ場所へ。
今日はジーンズで動きやすさ重視!
歩くかもしれないし、避難するかもしれないからね。

七尾ちゃんの姿が待つ前か後かに見えたら、手を振って近づいていく。**


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 校庭番長 ヤマト

――戦いは続く――

>>236戦闘は続いているのにどうしてか柊木は気が抜けたと言ってベッドの上でへたりこんでしまう。
>>239乾は乾ですぐに痴話喧嘩を始めようとする。
あの二人からのサポートは期待できないようだ。

 >>257本郷は本郷で別のことに意識を向けているらしいので大和はこれからの行いを止めることはなさそうだと判断する。

 この地に星座を描くと決めた。
存在していた証を残すとして気を付けたのが珊瑚のマンション周辺を破壊しないことだった。
地図と睨めっこして丁度学校を挟んで反対側を選んでいる]

(258) 2023/08/18(Fri) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……じゃあ、やるか。


[独り言を呟くと『アストロ』の回転を止めて前輪をすり鉢状に穴が空いた地面につけた。
棘は学校を貫いているし元より広範囲攻撃だったこともあり周辺の被害は甚大である。
更に回転で弾き飛ばした棘はまた放物線を描いて飛び近くを飛んでいたヘリコプターに当たれば撃墜していた。
あれはどこかの報道ヘリだろうが先んじて逃げろと伝えていたのだから大人が大好きな自己責任でなんとかしてほしい]

(259) 2023/08/18(Fri) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[大和がペダルを踏み込むと『アストロ』の前・後輪が回り始める。
自転車は本来後輪駆動だが『アストロ』車は両方動くらしい。
獅子アラシの方へ前輪を向けてもう一段ペダルを強く踏み込めばすり鉢状のそれなりに深い凹みから飛び出した。

 目指す獅子アラシへと一直線に進むが到達までの間に更に今度は先よりも低い弾道で棘が射出されてくる。
大和は周囲の建物を確認するとポイントではなかったのでそのまま前進させた。
棘は放物線を描いており目標地点に居ない限りは当たらない。
身を低くし棘をかいくぐって前進する『アストロ』は今は丁度七尾が引き摺られた後の倒壊した建物があるエリアを走り抜けている。

 車輪が地面を深く抉る。
車輪には本来のタイヤ部分に爪のような突起があり、それが容易くアスファルトやコンクリートを引き裂いていた。
クレバスのような深い傷痕を地面に残しながら獅子アラシに突進したが、獅子アラシは元よりお尻を向けていた姿勢から一息に大ジャンプをして距離を取って逃げた]

(260) 2023/08/18(Fri) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  はぁ……はぁ……くっそっ……。


[逃げた先から再び棘を射出してくる獅子アラシ。

 大和は再び周囲を見回して、この辺りなら、と再びウィリー走行の体勢にすると回転させて棘を弾いていった。
後輪が激しく地面を削りその場にもまた深く広い穴を穿っていく。

 暫くはその繰り返しとなっていく。
接近しては逃げられ、逃げられては棘を射出される。
大和の棘の回避方法は突っ込むか身体を逸らして直撃コースだけ薙ぎ払う、そして大回転だった。
大回転の時だけは事前に周囲を見回してから行っているのはわかるだろうがどうしてそうしているから上空から見ない限りわからないだろう]

(261) 2023/08/18(Fri) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  普通に面倒すぎるよねっ!


[一度だけレーザーを撃ったがあらぬ方向に飛んでいったのでそれからは使っていなかった。
初心者のAIMで当たるわけがなかった。

 戦いの中で大和は目的を果たしていくが思っていたよりもそれは難航していた。
周囲に被害を広げながら穿たれた穴を星として、星を結ぶ地面の溝を線として、街に星座が敷かれていく。

 戦いの代償もまた大きい。
執拗な棘による攻撃で家屋は破壊され、獅子アラシが逃げ回るものだからその範囲は広がっていく一方だった。

 大和自身も額から汗を流していて肩で息をしながらペダルを漕いでいる。
汗は元は血だ。
その汗は血染めの制服にも滲み込んでいき二人の血が混ざりあっていた**]

(262) 2023/08/18(Fri) 08時半頃



 『色んなのがあるんですねー…
  お父さんに任せっきりだから
  防災関連何も知らなかったです。』


[元来の甘えたな性格が災いしているのか
 そもそも基本が呑気なのか。
 こんな大規模災害に見舞われているというのに
 防災意識がまだまだ薄かった。

 これからさらに街に被害が出るとも知らずに。]


 『呪い…うええ。』
 『東京の鉄道が結界だとかって話は
  聞いた事ありますけど、この街とかにも
  ないんですかね…?』



[あったとしたら既に壊れているのでは?
 という状況だけど、そこまでは頭も回らずに。]


 『ま、まだなんですか?
  なんか、でも、男の人が家に上がるのって
  仲が良くないと無さそうだなって』
 『(チラ、としてるうさぎのスタンプ)』


[小学校の頃までなら家でゲームをやったり、
 何かしら遊んだりはしてたかもしれないけど、
 中学に入ってからは男女の間には壁が出来てて
 余程親密だったり幼馴染だったり、でなければ
 家に上がるなんて…と千映は思うのだった。
 
 先輩、そこどうなんです?]
 



[その後もちょこちょことLINEは続きつつ、
 夜が更けていったのもあり自然に
 途切れていった。
 
 
 翌日は早起きしながら身支度をして。
 お母さんに「いってきます」って言ってから
 家を後にした。
 
 薄手のサマーパーカーに浅い色のショーパン。
 黒のインナーという出で立ちは
 千映のお決まりの外出スタイル。
 
 手を振る先輩が見えたならこっちも駆け出して。**]
 


メモを貼った。


【人】 校庭番長 ヤマト

――戦闘は続く――

[棘を弾いて移動しては獅子アラシに逃げられるを繰り返す。
ペダルを漕げば漕ぐ程に体力――というよりは生命力が喪失していく感じがするが漕がなければ動かないので漕ぐしかない。

 >>269柊木は何か言いたそうだったがあれだけ事前に退避させろと伝えていたのだから被害に関しては気にするつもりはなかった。
世界のためではなく珊瑚のために戦うつもりだったが、大和から珊瑚を奪ったのだ。
世界は救ってあげるが他は知らないよ、となっている]


  本当に!?


>>268痴話喧嘩していた乾も、>>270博識な柊木も弾切れがあると言ってくれる。
>>265乾が語った珊瑚の言葉だが、大和が想うのは少し違った。
一番怖いのは珊瑚を喪うことだと喪ってから気づいたのだ。
幸せはその時は感じないというけれど珊瑚との日々は確かに幸せの日々だった。
大和は事前に分かっていなかったから一緒に立ち向かえなかった。
あまりも喪失は突然で、大和が人に何も期待しなくなるには十分すぎた]

(279) 2023/08/18(Fri) 14時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  落としあなぁ? 穴じゃなくて星だよ、星。
  後で上から見たらわかるよ。


>>276本郷の言葉にそう返す。
ところで塹壕ってすぐに出てくる辺りが完全に座する椅子に相応しい感じなのだが誰か突っ込まないだろうか、大和にそんな暇はない。

 珊瑚が生きていれば大和は最期は無人島にいるつもりだった。
敵がどこに出現するのかはわからないが呼ばれた者の場所なら被害を抑えることはできたはずだ。

 敢えて大和は学校に呼び寄せた。
一番最初に思い出の星にするために]

(280) 2023/08/18(Fri) 14時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ハッ、ハッ、ハッ……ッと、あっ!
  本当に! 棘がなくなった!


[乾と柊木の言の通りだった。
獅子アラシが射出し続けてきた棘は弾切れを起こしたようで魚の鰭のような根本の部分が残っているだけになった。
とは言えど獅子型であるからには接近戦もまだまだやれるのだろう。

 問題はここからだった。
棘を弾くために回転していたように見せていたが、回転することが本来の目的であることが露呈していく。
獅子アラシをチェーンソーのような前輪で威嚇しあしらいながらその周囲を囲うように大地に線を刻み、星を穿っていった。

 それは傍から見ればどちらが破壊者なのかわからない状態だったろう。
ただ確実に猛獣は囲い込まれていき、同時に大和の顔色は土色となっていっているのも見て取れよう**]

(281) 2023/08/18(Fri) 15時頃

『だってお誕生日ケーキ焼いてあげたかったの。
 お誕生日ならホールケーキにしたいし
 夏生まれだからクリーム痛まないか心配だったから
 家に誘ったんだよ、だからなの!』


確かに。異性は仲が良くないと誘ったりしないと思うし、同棲でもあまり家に誘わないけど。
天文部の子達なら多分みんないけるかな、なんて思うけど。
むむう、ほっぺた熱い。もう、七尾ちゃんったら…!


─そして待ち合わせ─

「七尾ちゃん!今日は付き合ってくれてありがと!
 それじゃあいろいろみてこっか?」


早速合流して隣り合い歩き始める。
学校の最寄り駅から、方面的にはうちの方。
荷物の中にはお礼のおやつを入れてあるけど、これはまだ後で良いかな。


「一人で行ってもよかったんだけど
 ほら、学校も休みの日だしそれならってね。
 七尾ちゃんもヘルメットとか見る?
 この辺りだと品薄になってるかもだよ〜。」


そんな話をしながら向かったのはショッピングモール。
雑貨屋さんも入ってるし、アウトドア用品も揃う。他には自転車屋さんとか、それ以外にもモール内の通路には特集として災害対策のものとか非常食なんかが並んでた。
やっぱり今、非常時なんだなあ。


「ライフラインがいつ止まるか分からないから
 水のいらないシャンプーとかボディシート、
 飲み水や非常食も気にしておかないとね。
 なんだっけ、社会でやった…オイルショック?
 あれみたいに混乱でものがなくなるかも。
 七尾ちゃんちはお母さんがそう言うのしてる?」


ちらほら、品薄なのか「現品かぎり!」とか「在庫僅か!」みたいな張り紙も見える。
通販で買い足しておこうと考えつつ、ハ…、と私は立ち止まった。
そして視線の先のものを手に取ると、キラキラした眼差しで七尾ちゃんを振り返り手の商品をアピール。


「七尾ちゃん見て!ヘルメットに付ける猫耳!」


私が手にしたのはプラスチック製のツヤッとした感じのだが、もふもふしたタイプも置いてある。
三角耳はともかく丸っこいのはなんだか猫耳よりクマっぽい気がするけど。
あー、これつけたヘルメットをつけた七尾ちゃん絶対似合う!


「七尾ちゃん、ヘルメットにどれかつけない?」


うっきうき、と私は七尾ちゃんにお勧めするのだった。**


メモを貼った。


─三回目の襲来─

一回目は合宿所の近く。
二回目は学校の真上。
なら三回目は別の場所なんじゃ?──と、思っていた私の楽観的とも言える予想は外れ、三回目の襲撃もまた学校の間近だった。

いつも出てくる、勝つ方のロボットの足元に私たちの学校があったのだ。


恵一くんが家にいて私服で過ごしてるくらいの時間帯だから、私も家にいて不思議じゃない。
家にはたくさんの水のペットボトルに非常食。水や電気がなくてもしばらく何とかなりそうな荷物を箱買いして、お父さんの部屋に段ボールに入れたまま置いてある。
こんな事態だから出て行く話は有耶無耶になったままだ。きっとお父さんだって再婚どころじゃなくなってる筈。
冷凍庫には保冷剤を買って詰めて、クーラーボックスで簡易冷凍庫として使えるように日々備えていた。
備えあれば憂いなしと言うけど、やりすぎって笑われても良いくらいにするんだ。
だって、うちから病院に支援することになる可能性だってある。
そんな家だけど、お父さんの部屋以外は日常を保っている。
保っていたんだけど…。


「きゃっ!?」


地響き。何がどうなったのか分からない。
でも最初のは一瞬で終わったから、自身じゃないなと直感的に悟った。
テレビをつけたけれど、緊急避難速報?だとかが出ていて、やっぱり私たちの学校が…?


「嘘ぉ…???」


また戦いが始まっているのはわかる。だけど、見覚えのある筈の場所が壊れていた。学校が、ロボットの争いに巻き込まれて。
ゾッと血の気が引いた。今日、学校があったりまだそこにいる時間帯にこれが起きていたら?
死ぬ!死ぬじゃん!本当に!
なんだか今まで日常を保てて居たからか、薄ぼんやり遠くに感じて居た危機を間近に覚えてへたり込む。
でも、避難表示を見てハッとヘルメットを被った。
まだデコレーションしきれてないけど仕方がない。
それと非常用持ち出しのリュックを取りに行く。避難するにしてもどこに?と、分からなくてテレビ画面を見に戻った。
その手にスマホが握りしめられている。


──みんな無事かな。
──大和くん、大丈夫かな。

こんな時に電話して安否が確認できたら良いのだけど、逃げてる最中でトラブルに巻き込まれたらと思うと連絡できなかった。
ドォン、だとか、ガリガリガリ…と言う衝撃音が遠くに聞こえる気がした。事実、学校から見てうちの方面じゃなくて、反対側の方に攻撃が向いたらしい。
ほっとして良いのか悪いのか。それでもまだ時々地面が揺れる気がして、私は部屋の中に釘付けだ。


「大和くん…。」


泣きそうな声で、好きな人の名前を呼ぶ。
連絡取りたい。取れない。緊急事態だもの、私だって父さんから何か指示が出るかもしれないし…。

不安な気持ちを押し殺して、わたしはご飯を炊き始める。
ご飯が炊けたらおにぎりをたくさん作って、お稲荷さんにもして、誰からも連絡が入らなかったら父さんの病院に持って行くんだ。

それも、この争いが終わってからじゃないとできないけどね。**


メモを貼った。


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注目:ヤマト 解除する

処刑者 (5人)

ヤマト
52回 (4d) 注目

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