人狼議事


10 冷たい校舎村9

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   『 なあ親父
     俺、ちゃんと、考えたよ


 駐車場から車は発進する


   『 俺さ、高校卒業したら
     この家、出ることにしたよ。だけど 』


 オーディオからは
 聞き慣れた、親父の好きな洋楽が流れてる


   『 俺も、やっぱ嫌なんだ。
     この家に、たとえ血縁だって
     知らないやつが我が物顔で住むの。 』
 


 
 乗り慣れた助手席
 乗り慣れた車の匂い


   『 想像したら、怖かったよ。
     俺らの居場所はなくなる。
     俺らの家族は、壊れちまうって 』


 ウインカーの音
 タイヤが道路に擦れる僅かな音


   『 親父が、誰を好きになろうと
     それは。構わないよ。
     俺も、アイちゃんも家を出たらさ
     親父、もう自由に生きられんだろ。 』
 


 
 暗闇に浮かぶ赤信号
 人通りの無い深夜の住宅街
 それでも親父は規則をちゃんと守る男だ

 
   『 家には、誰も入れないで。 』


 それが俺の結論。
 できれば籍も抜いて欲しい。こっちは願望。

 
   『 あの家は。
     俺と、アイちゃんと、親父の家だ。
     俺が外に出てしまっても。
     アイちゃんが外に出てしまっても。
     帰りたい家のままに、しておいてほしい 』
 


 
 ブレーキランプが点滅する
 間もなく俺は病院に着く
 

   『 俺と、アイちゃんの望みが叶うなら。
     親父が誰を好きになろうとさ。
     親父が誰に騙されようとさ。
     そんなの。俺、知ったこっちゃないよ。

     手酷く振られた親父のことさ
     俺とアイちゃんで笑ってやるから。

     だから、好きなようにしたらいいよ。 』
 


 

 病院の白い壁。
 あの入り口のほうにいるのはシンだろうか。
 ユキは、病院ついたかな。どうだろ。


   『 でもさ、覚えておいて。
     俺にとって、鳩羽家は。
     親父と、アイちゃんと俺だけだから。
     ほかのひとは、必要ないよ。 』


 


 


  じゃ、行ってくる。
  帰り?適当に連絡するけど、
  待ってなくていいよ、寝てろよ。


   ……それかタクシー代ください、って言ったら
   アイちゃんだったらげんこつモノだけど。
   優しい親父はどうかな。
   諭吉一人くらい恵んでくれないかな。 *

 


 
── 病院外 ──


 シン!

[そうして病院の外の自販機に、
シンの姿が見えたなら、きっと駆け寄ると思う

よかった、無事だった。って。
へらっと笑った顔は、いつかの夏のように
心底嬉しそうな、顔をして。 ]*
 


メモを貼った。


 ── 現在・病院前 ──

[ いつもみたいにおどけてみたって、
 目の前に横たわる笑えない現実は変わらない。

 子どもみたいに「ずるい」と言って、
 変なところで胸を張った番代に、
 慎一は笑っていられたんだけど。

 場を離れてひとり、
 冷え込む空気に晒されながら、
 自販機を見上げるころにはなんだか、
 もう、全然。ちっとも笑えなかった。]
 



[ 暗がりにぼんやり光る箱の前。
 自販機のラインナップを上から眺めて、
 財布の中の小銭の合計を数えて──、

 ……そう。たとえば、なんだけど。
 校舎に迷い込んで間もないころ、
 「慣れちゃった」と言った黒沢に、
 もし慎一が「そっか」以外を言えてたら。

 ……あったか〜いカフェオレ。
 缶入りのそれを見つけてボタンを押す。
 がこんって音がして缶が落下してくる。]
 



[ 落第生の反省部屋。
 そういう言い方ができるのは、
 慎一にその自覚があるからだ。

 これからはもっとちゃんとやる。
 もう少しがんばってみたいと思う。
 表向きは前向きな言葉を並べてみても、

 今、この瞬間、胸の内側にあるのは、
 「むなしい」だか「くやしい」だか、
 あのとき視界に確かに存在したものに、
 慎一は手を伸ばさなかった、という自覚。

 ……仕方ないと思っていたんだけどなあ。
 慎一は自分のことで手一杯なんだから。
 人の助けになれればどんなにいいかと夢見ても、
 慎一の腕はいつもふさがってる。だから仕方ない。]
 



[ 他人の面倒を見るなんて、
 慎一にはまだまだ早かったみたい。

 でも、ほら。
 少しずつ自分との付き合い方を学んだみたいに、
 いつかはそれもできるようになるかもしれない。

 今はまだ早かっただけ。
 みんなより少し歩みはゆっくりでも、
 ちゃんと前には進んでるからえらい。
 そのうちきっとできるようになるから。

 そう言い聞かせるようにしてきたんだけど、
 正しくて、前向きな考えのつもりなんだけど、
 慎一は今、どうしようもなく悲しい。

 ……つめた〜いコーラ。片隅に追いやられてた。
 またボタンをひとつ押す。ガコンと音がする。]
 



[ ……いつか、じゃダメだった。
 慎一はもうあの校舎には戻れない。
 せっかく慎一のことも招いてくれたのに。]
 



[ ……あったか〜いミルクティー。
 缶じゃなくてペットボトルのやつ。

 慎一は缶飲料のあの飲み口の感触がどうも苦手で、
 だから、缶が多いコーヒーよりダンゼン紅茶派。
 今もそれを探してボタンを押す。これでみっつめ。

 取り出し口はぎゅうぎゅうだろうなあって、
 しゃがみ込んで、手を突っ込んで、まさぐって。

 ……ああ、取り出しにくいったらない。
 全然引っ張り出せなくて、泣けてくるくらい。

 「くそ」ってひとりごちながら、
 一つひとつ順番にパズルみたいに取り出してく。
 もどかしくって、涙が出てくる。ばかみたいだ。]
 



[ できることなら慎一は、
 今すぐあの校舎まで飛んで帰って、
 なにか、なにか言いたい。分不相応でも。
 あの手首を、全然痛まない程度に握って、
 一緒に帰ろうってここまで引っ張ってきちゃいたい。]
 



[ ……気づくのも遅いんだよなあ。慎一ってば。
 手の届く小さな範囲に抱くくやしさも、
 「言えよ!」って叫びたくなる気持ちも。

 どれも遅すぎたので、雑の飲み物を取り出しながら、
 ただひたすら、もう一度目の前に立ってほしいと思う。
 慎一の視界にも入るとこに。両手を広げて届く距離に。]
 



[ ……ごめん、綿見。
 もう少し頭を冷やしてから戻るね。
 カフェオレ、ちょっと冷めるかもしれない。
 番代は──、コーラが爆発したらごめん。

 そんなことを考えながら、
 ぼうっとひとりで自販機の前に突っ立ってた。
 たぶん、少しの間。両手に飲み物を抱えて。]
 



[ ひとりでいるのはさみしい。
 ラクなはずなのに、楽しくない。
 そのうえ時にはひどく気が滅入る。]
 



[ ──なので、
 そのとき声をかけてくれてよかった。

 いつだって慎一はそう思ってる。
 馬鹿げた量の買い出しのときも、
 非日常めいた校舎の中、日常ぶってみたときも、
 それから今、ひたすら自販機の灯りを眺めてたときも。]
 


 ── 現在・病院外 ──


  ……えっ、うわ、わっ、


[ ほとんど意識が内側に向いてたものだから、
 慎一は唐突にかけられた声に驚いて、
 落としそうになった飲み物のバランスを取ったとこ。

 一瞬、ぽかんみたいな顔をして、
 まじまじと10秒くらいは見慣れたその顔を見つめた。

 いつもと変わらない顔。いつかみたいな笑顔。
 混線しかけた脳内がゆっくりと整理されて、
 帰ってきたのか、というところにやっと行き着く。]
 




  ──レン?


[ その瞬間、あの世界がどうなったとか、
 いろんなこといったん全部さておいて、
 慎一もつられたように笑う。いつもみたいに。

 なんていうか──、
 君の笑顔にはそうさせる何かがあるよね。
 とは、慎一は口に出しては言わなかったが、]


  ……レン、おかえり。帰ってきたんだな。


[ 顔が見れて安心した。
 ……ってのは隠しきれやしないだろう。]
 




  で、その傷……、
  またチャイム、鳴ったんだ。


[ 顔についてる真新しい傷のこと。
 うすうす原因に想像はつくんだけれど、
 そういうことだろうなと思いつつ聞いたりして。

 中にほかのメンバーも来ていること、
 それから、黒沢の母親がそこにいることも、
 タイミングをみて伝えられるといい。*]
 


メモを貼った。


── 病院外・シン ──

[持ち過ぎじゃあなかろうか。
コーラにカフェオレ、ミルクティー。
つめた〜いもあったか〜いも抱えたシンが
自動販売機の前で、ぼんやりしてた ]


 あっごめ


[俺の声かけはシンにとっては
今日もイレギュラーだっただろうか。
荷物を取り落としそうになったシンにさ
ごめん、って思わず声をかけた。

それからぽかんとした顔をしてさ、
こっちをじーって見つめるわけ。 ]
 


 
[レン?ってシンが呼んでくれて
ああ、なんか理解してくれたんだな、って
シンの中でなんか繋がったんだな、って
それがわかっちゃって、うれしくって。 ]


 おう。ただいま。


[多分いまはさ、
こんなウキウキした状況じゃあ決して無いんだけど。
でも目の前のシンは少なくともずぶ濡れじゃなくて
マネキンなんかじゃなくて、息を吸える人間で。

だから、嬉しかったんだ、笑わせてくれよ。 ]
 


 

 傷…
 あ、そう、そうだった、痛ッ


[忘れてた。
車の中ではすっかり大事な話に気を取られてたし
ノエの話聞いてからはそれどころじゃなかった
忘れてたけど、痛いんだった。]
 


 


 飲み物……
 パシリ?


[中に居るであろう人物を思い浮かべる。
ひとみと、トシミと、マナと、リツ…… かな
それにしては本数が少ないけど。

リツは自分で買いに来そう。
トシミはこういうの頼まなさそう。
……ああなるほどなって勝手に理解したころには、
中に居たメンバーの話はきっと聞けたはず。 ]
 


 

 ユキも。帰ってきてるよ。
 さっき電話した。

[残ってるのはユーガと、メイ。そしてノエ。
ってのは別にシンには言わなくても判るかな。]

 中、入る?
 それともちょっとどっかで話す?

[あ、でもそれ持ってかないと、
女子たちに怒られちまうのかな。どうだろ。]
 


 
[結局さ。俺、シンの
生きづらさに気づいてあげられなかった

メイにさ、シンの代弁してもらって
ようやく、すこしだけ知ることができたくらい。

……今からでもさ、遅くないかな。
楽しいと嬉しい以外の話、
これからでもできるかな


  ………それとも。
  俺やっぱり楽しい話、してたほうが、
  シンはさ、嬉しい、って思えるのかな。 ]
 


 

[ 心の声に気づくほど
   俺は、賢くなんてないけどさ。
   だけど、抱えた荷物には、気づくよ。
   目に見えるものなら、いつだって判るよ ]

 


 


 とりあえずさ、あったかいのか冷たいの
 どっちか持つよ。
 ぬっるーいコーラ、多分イヤだろ。


[荷物を肩代わりするくらいならできるからさ。
俺にできることなら、なんでも言ってよ。

そしてさ、シンの両手がほんのすこし楽になったら
なんか一緒に、話でもしようよ。 ]
 


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