人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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  ん……ありがとう、好きだよ――。


珊瑚は真っ赤になってしまったけれど否定はしなかったからと先に感謝と好意を伝える。
見つめなおしてくれた視線が重なりその距離が近づくと目蓋が閉じて、大和は珊瑚の表情の動きを見つめながらゆっくりと寄せられた唇に自分の唇をこれもまたゆっくりと重ね合わせた。

 初めて味わう唇は柔らかくて、同じ匂いを纏うからこそ感じる珊瑚の香りがよくわかる。
拙く技術もない交わりだけれど性急よりも緩慢に、じっくりと重ね合わせた唇が離れた時には熱い吐息を零していた]


  ……どうしよう、キスしたらさ。
  もっと好きになってきた。


[心臓の音がどんどんと五月蠅くなっていくのがわかる。
緊張ではなく興奮で――もっとしたいとまた唇を重ねていき、少しずつ前のめりになると珊瑚の背に腕を回して抱きしめながらソファの上に二人で倒れ込む]


  その……えっと……。


[あれやこれやと頭の中で言葉が浮かんでは消えていく。
背に回していた腕を引いて、繋いでいた手を一度解いて今度は両手ともに指を絡めて握りあい珊瑚を見下ろしながら顔を真っ赤にした大和は目を閉じたり開いたりしていたが、最終的には目蓋は開いて視線を向けたままに――]


  いろいろ不安要素が多いけれど、
  僕はずっと毎日珊瑚さんと一緒にいたい、です。
  だから、結婚までも、考えてくれると嬉しい。

  やっぱり僕にとってのヘラは珊瑚さんだから。
  ずっと好きだと想っていたいんだ。


[本当は嫉妬深かったとしても危険な避難区域まで探しに来てくれたのは嬉しかったし、今もこうして支えてくれている。
大和を救ってくれたのは誰でもない珊瑚で――。
どうかなって、浪漫も何もないけれど想いはもう止まらなくて先走った言葉の返答を待つばかり**]


メモを貼った。


ーー支援活動ーー

[大和は珊瑚と一緒に病院でお手伝いをするようになった。
とは言え専門的なことはできないので荷物運びや子どもたちの相手がメインだが頼まれた仕事は精力的にこなしていった。

 一番の問題は珊瑚の父親だった。
どうしてか大和を目の敵のように見てくるのだがこれが噂の娘は嫁にやらんというやつなのだろうか。
一応大和からも正式に挨拶をして付き合っていることと将来的に結婚する旨は伝えたのだがやはりお金がないのがいけないのだろうか。

 公共交通機関の乱れも大変だ。
信号すら止まっている場所もあり道の状態の問題もあり、ガソリンの問題もって問題しかないのが災害時の道路である。
線路は広範囲で断線しているだろうし、大和が手軽に使える中ではーーそうママチャリが最速だね!
残念ながら長年愛用していた自転車は壊れてたし脱出の際に置いていくしかなかったので新しく調達することになった。
と言っても新品ではないのだが何と電動アシスト付きだった。
珊瑚を後ろに乗せて移動できるので重宝するようになった。
でもやっぱり運転できたほうがいいのかもしれないから珊瑚と相談しようと思う**]


─命くん─

「それはお母さんがね、教えてくれたから。
 それに満遍なく出来るのもすごいんだよ?
 病棟には勉強したくて我慢してる子もいるらしいから
 命くんならそう言う子達に教えてあげられるもの。
 でも、ありがとうね?」


無理してるつもりは無いし、我慢しすぎてるつもりは無いけど。
でも我慢はしてきたし無理も少し。それでも命くんがそばにいてくれるならもっと頑張れる──なんて言ったら、心配かけてしまいそうだけど。
でも隣にいてくれるから十二分に安心できて、いつもより伸び伸びと過ごせる気がしてるんだ。
私も命くんに無理はしてほしく無いからきっとお互い様なんだろうね。


でも、言葉を途切らせた私の代わりに命くんがお礼を言ってくれた。
それにも私は言葉を返さない。私も。そう返したいけど、今は目を閉じてキスを待つのに精一杯になってたから。
目蓋を下ろしたその先。
吐息が混じり合って間近に命くんの存在を感じる。やがて唇に柔らかなものが触れて、ゆっくりと触れ合わせるだけの距離からより近くを求めるように重ね合わされた。


「ん…っ。」


小さく声が漏れる。初めてのキス。
キスがこんなに幸せな気持ちになるものだって知らなかった。唇を触れ合わせているだけなのに心臓がこれでもかと高鳴って、命くんに聞こえてしまいそう。
頭の芯がジンと熱く痺れて蕩けそうになってくる。
どれくらいそうしていたんだろう。
唇が離れた時は少し名残惜しい気がしたけれど、唇にそっと指を添わせて俯いた。
本当に、キスしちゃった。大好きな人と。
その感覚の余韻につい浸ってしまう。
きっと私は耳の先まで真っ赤になっていた。
キスは甘いと言うけれど、味じゃなくて感覚で甘いと思ってしまうのがよくわかる。
大好きな人とのキスはものすごく甘いものなのだ。


「え、あっ…、ん…。」


"もっと好きに"の声に驚いて顔を上げる。
でも重ねられた唇を拒むなんてするはずが無い。
甘く受け入れて、私からも唇を押し付ける。
離れてはまたどちらからとも無く唇を寄せて、繰り返されるキスに甘く吐息をこぼしながら──とさ、と気付くと背がソファに付いていた。
唇が離れてそのまま命くんを見上げる私の眼差しは甘く蕩けて、潤んで。恥ずかしいけれど、私だって今のキスで昂ってしまった事がわかってしまうかもしれなかった。
でも背に回された手が抜けて、繋いでいた手が両手に繋ぎ直される。
もう決して離さないんだと言うような、互い違いに指先を絡めた繋ぎ方で。
そうして真っ赤な顔で目を閉じたり開いてりしている命くんを、呼吸を整えながらまっすぐに見上げていたけど。


それを言うなら、私だって救われていた。
たくさん食べてくれるのは嬉しかったし、あの寂しい誕生日を塗り替えてくれたのは命くんだ。
私の心をすくいあげて助けてくれたんだ。
でもきっともうその前から好きだった。
好きだから会う機会を増やしていって、命くんの傍にいたかったんだと思う。
私にヘラの名前は勿体無い。
だけど命くんがそう言ってくれるなら──。


「私も──ずっと、命くんと一緒にいたい、です。
 結婚も、嬉しい。
 ずっと…大好き、命くん、大好き。」


来年になったら。
せめて先に籍だけ入れるのも良いかもしれない。二人が18になったら、誰の許可も必要なくできるんだもの。
でも今はそんな法律の話だとか制度の話なんて出したりしない。
ただ、それが嬉しいと素直な気持ちを伝えて微笑んだ。
じわっと涙が滲んでくるのは嬉しいから。
繋いだ手に力を込めて命くんを見つめ続ける。


この、今の不安な情勢がいつまで続くかわからない。
だけどこの言葉があればなんだって頑張っていける。
そう、思えた。**


─お父さんの態度─

瑠璃川先生は瑠璃川先生で結婚予定の彼女がいて娘と別居予定だったんだからその態度本当やめてほしい。
そんな事を笑顔で瑠璃川先生に言ったらオロオロ後にガックリだった。
不思議ですね先生?
命くんは正式に時間を取って結婚の挨拶をしてくれたんですよ。
勿論、このお忙しい中で瑠璃川先生もお時間を取っていただいたのは…、何よ、他人行儀嫌だって?知らないよ!
まあ忙しい中だったしこんなご時世だから正式な場で、と言うのは難しかったけどね。
お父さんの仕事の合間に時間を取ってもらってのことだった。
それは感謝してる。
だけど、支援活動もしてくれてる、正式に娘と付き合ってると表明してくれてる相手に失礼じゃ無いかと。
それは分かってるそうだけど、娘の親というのは複雑らしい。
ただ、私と命くんが同い年という説明をしたからかお父さんは勘違いしている。
もう二人とも18だと。
だから結婚しようと思ったらできちゃう──のが問題なのかもしれない。
でも、二人で暮らしてるのは(この情勢が落ち着くまでと言いながらも)許可してくれてるのでそこはありがたい。
その点は命くんの家が今はもう潰れてるせいもあるんだけどね。


一応前向きに受け止めてくれてるらしい。
私たちが学生のうちは支援もしてくれるらしいけど、情勢が落ち着いたら住む場所は変える方向で説得された。
一緒に暮らして良いの?は黙殺されたから良いと言うことにしておこう。沈黙は罪です。
ただ一つ。
気持ちが真剣なのなら、いつか式を挙げて見せてほしいとお願いされた。
お母さんの式の時のヴェールが残っていて、それを譲りたいからと。
それは勿論、否定するつもりは無かったからその後に命くんにも伝えたよ。
一緒に住むことも否定はされてない、とも伝えたけど。


何はともあれ、早く平和な世界に戻ってほしいよね。
それ以降お父さんの態度は多分軟化した…はず。**


─支援活動─

病院での支援活動。私は子供たちの相手、ご老人を始めとした患者の話し相手、日本語より英語のコミュニケーションを求める人の対応が主になった。
子供達の相手は楽しいんだけどね。
ずーっとおしゃべりしてる(と言うより聞いてる)のは、地味にしんどい事なんだと実感した。
傾聴ボランティアって聞いたことあったけど、やってる事はそれに近いかな。そして、それがそもそも存在する意味もよーくよーく分かった。
だって、こんな情勢なんだもん。みんなが不安で、誰かに話を聞いてもらいたがってる。
ただ、病院に来た人みんながそれを医者相手にやっちゃうと本当に医療が必要な人に医療の手が届かなくなるから、こう言う支援も必要なのだ。
その中で私の弱点は、瑠璃川っていう珍しい苗字。
『んま〜瑠璃川先生の娘サン!』程度で終われば良いけど、息子の嫁に〜とかは本当に断り方が難しいし、人によっては何度も同じ話をループさせてくる。
そういう意味では英語対応の方が気楽。どの支援を求めれば良いのか、どの科に行けば良いのか、そんな母国語ならスムーズに手に入れられる情報を説明することが殆どだからね。


公共機関の乱れは大変だけど、私は命くんの自転車の後ろに乗せてもらってる。
『重くない?』とは思ったけど電動だから大丈夫らしい。確かにこんな時には自転車重宝するよね。
免許の話が出たら「原付…くらいだよね、まだ。」と現実的な話。
免許取っても良いけど…筆記は…なあ…と試験勉強から目を背けようとする私もセット。
原付の免許取得に筆記が必要かどうか知らないけど、どうなんだろう?
二人乗りのことも合わせて調べてみても良いかもね。**


――珊瑚さん――

[珊瑚さんは愛情深い人だ。
救ってくれたのもそうしさらっと褒め返してくれる辺り本当に好きになっていくばかりだった。
きっとお母さんのことも、忙しいっていうお父さんのことも好きなのだろうから家族愛にも深いのだろう。

 好きで、好きで、堪らないほどに好きという感情が溢れてくるばかりで珊瑚と結婚できたらきっと幸せな家庭が築けると確信を抱いてしまう程なのだ。
そうして内面から好きになっていって、同時に青い瞳や鼻筋がいいところとかも顔も好きだったのに今はキスをするのも好きになってしまった。

 キスした後、唇に指で触れる仕草にぐっときてしまう。
可愛くて仕方がない、もっとしたくなると続けた口づけも受け入れてくれて気づいたら押し倒してしまっていて、交わした視線の先にある青い瞳が潤んで蕩けているのを見るとどうにもおさまりがつかなくなっていた]


[離さないという気持ちは伝わっていただろう。
見上げてくる眼がまた好きで――]


  嬉しいな。
  今まで生きてきた中で一番うれしい。
  珊瑚さん、大好きだよ。
  一緒に幸せになろうね。


[目を細めて受け入れてくれた珊瑚に、見つめる瞳に見えるように柔らかく微笑んだ。
いつも硬い表情ばかりだったから笑うとすぐに頬が痛くなるけれどその痛みがまた心地が良かった]


[また口づけを交わしては熱い吐息を零しながら見つめ合い、大和は次第に唇以外の場所にも口づけをしていく。
耳元では『好きだよ』と囁いてから耳朶へと口づけて、
首筋では『珊瑚さんのいい香りがする』と囁いてから口づけていく。

 昂りは激しさを増していく。
手の繋がりは強く結んでいて離すことはなくて、今しばらくは口づけばかりで愛情を伝えていく。
そうしていく中でしばらくすれば手の繋がりが解けていき、もっと触れ合うことを望むように身体を抱きしめては背筋や肩に触れていくようになっていく*]


―― 先輩達からの連絡 ――

[授業が無い日も多いのに、
 あたしは忙しくしてしまっていた。
 けど、お兄ちゃんが帰ってきてくれたから
 幾らか楽になった所もあって。]


  んあっ!?
  …先輩からのLINE?
  あっ……あわ…


[数日前に貰っていたメッセージに
 そう言えば反応出来てなかった事を忘れていた。
 まだ登校日もあるからって後回しにしてたのもあった
 けど、意外とあたし達が学内で会える機会は
 訪れてくれなかった。もっとも、]
 



[先輩の方もお父さんのお手伝いをしてたりと
 学業より専念する事があったから、
 学校内で会える機会が無かったのかもしれない。

 ともあれ、数日振りの先輩だった。
 部員にまとめてじゃなく、個別にメッセージを
 送ってくれる先輩はやっぱり優しいな…なんて
 感動しながら、文面に混ざる『大和くん』という
 名前に頬が綻んでしまった。
 
 同じく数日前に貰えた報告。
 二人がちゃんと無事を確認し合えてたのが
 他人事ながらも嬉しく思えてしまった。]
 




 『先輩〜!連絡遅れてすみません!!』
 『(アヒルが慌ててるスタンプ)』
 『大和先輩の無事が確認できたの良かったです!』
 『あ』
 『あたしの方も無事でした
  窓ガラスとか割れたりして大変でしたけど、
  穴が開いたりとか倒壊とかは無かったので
  家で過ごせてます。』
 『大和先輩の家潰れちゃったんですか!?
  ええ、た、大変…避難所に行ってるんでしょうか』


[大和先輩の家が倒壊した、という内容の
 衝撃があまりにも強過ぎて
 支援の件については飛んでしまった。]
 



[大和先輩大丈夫なんだろうか…。
 と、返事が来るまでうんうん悩んで。
 けれど、もし先輩から「一緒に住んでる」なんて
 報告が来てしまったなら。
 
 あたしは肩を跳ねさせ、近状の苦しさなんて
 忘れて食い付いてしまっていたかもしれません。
 
 
 まあもしはぐらかされても、
 前後して送られてきた大和先輩のメッセージから
 『一緒にいる』なんて送られてくるので、
 二人が同棲している事はつつ抜けて
 しまうんですが。**]

 


――珊瑚のお父さんと――

[復興支援をしていく中で顔合わせをして挨拶をした後少しの間ギスギスした感じだった珊瑚のお父さんの態度が軟化していった。
話を聞くと珊瑚が説得してくれたらしい。
もしも大和がその説得を聞いていたならばそれが自分に向けられたらと想像すると涙が出てきそうになることは間違いない。

 そう言えば年齢を問われた時に17歳と答えたが年下かと間違えられたが珊瑚の年齢を間違えて覚えていることは気づけなかった。
確かに一か月年下の期間があってお姉さんっぽく振るまってくれる珊瑚はきっと可愛いのでそれはそれでとても良いと話はそれた。

 二人暮らしも認めてくれているようで結婚式はするのかと問われたのでお金ができたら勿論と答えたら、よろしい、と次の日から仕事が増えた。
でも帰る時間は一緒なので気にすることはない。
努力と根性で時間内に仕事を終わらせて一緒に夕ご飯を食べるのだから。

 珊瑚からもヴェールの話は聞いていたし、ウェディングドレスが楽しみだねと話をしていた。
ソファの前には賃貸情報誌や結婚情報誌が並ぶことになっていって、平和な世界に戻ったらやりたいことを二人で話していこう*]


――支援活動――

[大和の支援活動は肉体労働が中心なのであまり喋る機会はない。
小学校中学校くらいまでの勉強なら教えられるので勉強を見る時間もあるけれど基本的に講義をするよりは解法を教えてわからないところをわかっていくようにする。
覚えるには繰り返しやることが大切だから期間を見て反復的に教えていく以外は基本的に自習なのでやっぱりあんまり喋ることはなかった。

 何もしてないのは苦手なので待ってる間は本を読んでいるが病院なので医療系の本しかないのが難点だったが、荷物運びも勉強も子どもの相手もなんとかやっていけていた。

 時々珊瑚が困っているところを見かけると近づいていって、
『珊瑚さん、今夜も手料理を楽しみにしてます』と伝えて軽くハグしてから去っていくのだけれど顔が真っ赤なので相当恥ずかしがっていることは気づかれているだろう。
それで珊瑚の負担が減るなら大和は頑張れるのだ]


[自転車の後ろに珊瑚を乗せているけれど大和は重さを気にしたことがなかった]


  『ううん、むしろ珊瑚さんが居る幸せを感じる』


[って答えているくらいだ。
電動アシストはとても楽で便利なものだった。
原付はそれ以上に便利だろうけれど問題は免許交付所に行くタイミングだった。
場所が限られているし結構遠い気がする。
学科試験と講習を受けないといけないので一日仕事になるからすぐには難しそうで落ち着いたら車の免許の方が早いかもしれないくらいだった。
それも教習所に行かないといけないのだけれどとソファの前に並ぶ情報誌が増えていくわけである。

 ところでソファに座る際も段々と距離が近づいていて、最初は肩を並べて座っていたけれど今は脚の間に珊瑚に座ってもらっていたり、膝の上だったり、横になっているときはそれこそくっ付いていたりする距離感だったりする。
まだまだ暑いけれど珊瑚の温もりは別だから大和は積極的に触れ合っていっている**]


─命くん─

「うん…私も、今まで生きてきた中で
 今が一番嬉しいよ、命くん。
 ずっと、ずっと大好き…。」


気持ちを重ね合わせながら、一緒にという言葉に頷く。
ずっと一緒に。ずっと、いつまでも。
今まで生きてきた中で今日が一番嬉しい日だけど、一緒に過ごしていく中で一番嬉しい日がもっともっと増えていけばいい。
大好き。その言葉が胸に沁みて言葉が詰まってしまいそうになるけど、それでも同じかそれ以上の気持ちを伝えたくて言葉を重ねていく。
浮かべた微笑みは可愛らしいけどほんの少しぎこちなくて、いつかもっと微笑む日が増えてくれたらと願う。
そして、微笑みを増やすのが私であればと願いは更に増えていってしまうけれど、それだけ彼と一緒に生きていきたいと願ったから。


「ん、ふぁ…っ?」


両手を繋ぎ合わせながら、言葉以上に唇を重ね合わせていく。
その中で耳たぶに甘い囁きと共にキスされるとひくんと肩が跳ねた。
唇が塞がれてない分、擽ったさから変に高い声が漏れる。
首筋にも口付けられて、いい香りなんて言われるとなんだか妙に恥ずかしくて首元まで赤くなってしまったけど、キスが優しくて振り払う事はない。


「ぁ… 命くん…?」


手のつながりが解けて抱きしめられると、ほんの少し身じろぎした。
背筋を撫でられ、肩に触れられて。私の形を確かめるような手つきと自分とは違うその手の硬さにまた緊張してしまう。
正直、家に来てって言った時にはここまで考えていなかった。
無事を喜んで、一緒にいたいと願って、これからも一緒だねって。
何よりも命くんが無事である事に感謝していた。
でも、じゃあ何も期待してなかったかと言えば嘘になる。
まさかファーストキスに止まらず、プロポーズに至るとは思ってなかったけれどそれだっていつかはと夢見た事。

じっと命くんを見上げる。
ほんの少し眉を下げた、困ったような顔で。
けれど期待に満ちた潤む瞳で。


「…あの。 電気…消さない?」


だから、緊張にかすれる小さな声でそんな事を言うことになった。
この続きを、想像してしまえたから。
そして望んでもいたから。*


─七尾ちゃん─

まあ、学校は今となってはバッキバキやで!状態らしいので、授業とか講義とかどうなるんだろうねえ…な私なんだけど。
登校日とかあるって事は、もしかしたら無事な箇所があったのかそれとも青空教室とか別の施設を借りてやってるのかも。
やっぱり情報網が大混乱だよね。そういう情報はこちらには回ってきてなかったみたいだし。

ともあれ七尾ちゃんからの連絡にホッとした。
その中で命くんの安否が書いてあったから、返事をしようとしてちょっと首を捻って悩む。
もう今となっては隠すようなことではないし。


『大和くんとは今、一緒に住んでるよ。
 とにかく七尾ちゃんが無事でよかった。』
『(嬉しい、とニコニコするケサランパサラン)』
『窓ガラス大変だったね。今はもう塞いでる?
 段ボールとかで一時凌ぎできるって聞いたけど
 虫除けにはミントが良いって聞くよ!』
『(大丈夫?と心配するケサランパサラン)』


どうしてもこの季節、蚊をはじめとした虫の被害が気になるところ。
虫除けとか蚊取り線香とか、そもそも早く窓が塞がると良いなと願ってはいる。
けど流石にそれはなんとも…!
『何かあったら遠慮なく相談してね』
とは伝えておこう!*


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