人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 白銀∴秘星 マユミ

 もう一つは、もっと大事なこと。

 七星君が、私達と会うまでこっちの地球に来て何をしてたのか、
 ハロの知ってる限り教えて。
 ハロは乾君の戦いで最後なわけでしょ。
 元の地球に帰っちゃうんだよね。

 …でも、私は七星君と同じこと、しないといけないんだよね。
 だから今のうちから。ね?
 
[私はどんな顔をしてたのかな。わからない。
とにかく相談したかった。先生にも逢わないといけない。
でも、まず私はその概要を聞いておかないといけなかった*]

(15) 2023/08/21(Mon) 07時半頃

――天体観測のお話――

[学校の登校日は青空学校みたいな感じになっていた。
校舎でまだ無事なところを使ったりしているのだろう。

 生徒もかなりの人数は既に避難・疎開しているので登校している人自体が少なかった。
この状況で学校ができることと言えば何があるのだろう。
――そう、大量の宿題だ。
授業もなかなか出来ないので夏休みばりに宿題が出まくっていて、分からないところを質問しにいって教えてもらうのが登校日だった。
先生たちも瓦礫の山の中無事な道路を使ってやってくるのだから大変だと思う]


[登校日の朝もいつものように目覚めると珊瑚とおはようのキスをしてから動き出して準備が終わるとデコレヘルメットを被って手を繋いで一緒に登校していく。
珊瑚が無理をしていないかどうかだけが心配だった。
HRも教室別ではなく大きな――それこそ体育館がまだ使えたので体育館に集まってそこでクラス別にとか担当教師別にに分かれるので常に視界に入っている。
過保護ということなかれ、大和にとって珊瑚以上に大切な存在はどの世界線にも存在しない。

 ところで不届きな輩もいるようだったけれど、珊瑚に断られた後で大和の方へ逃げて来る珊瑚を追いかけようとした男子は食生活が改善した上に日々重労働を続けてきたことで体格がよくなっている大和がまるで子クマを狙うものを見る親クマのような眼差しで睨みつけたら足早に逃げ去っていった。
二度と関わらないで欲しいと嘆息し、やってきた珊瑚を打って変わってばかっぷるの彼氏のような表情で迎え入れて抱きしめた。
周囲に見せびらかして虫よけしているが先に先生に見つかったのでちゃんと『親公認の婚約者で不純異性交遊ではありません』と伝えておいた、嘘は言ってないはず]


[人数確認と宿題の提出、新たなる宿題の配布と質問タイムを追えると手を繋いで天文部の部室へと入る。
大和のポジションは相変わらず端っこの方だ。
部室が無事なのはレアなのではないだろうかと思うが運が良かったのだろうがおやつを食べながら静かに置いてある本を読む。

 次期部長は柊木らしい。
相変わらず超元気がいい挨拶をしてくれるのが小気味いい。
風の噂では乾と仲が良すぎないかという話があり一部界隈では人気のカップリングらしいが本当に一部界隈だけである。
流石に頭上にコーラが出現したと聞いた時は『いや、さっさと逃げなよ』って生きているからこそ笑いながらツッコミを入れたけれど元気でなによりだった]


[柊木は相変わらずノリがいいし部長に向いていると思うが、更に次ゝ期部長である七尾がその考えを訴えはじめた。
大和も星に興味がなかったが入部して幽霊部員をしていたし、珊瑚と出会って星に興味を持ち始めたのだから気持ちはよくわかる。

 大和としては賛成だが珊瑚がどうだろうと視線を向けているといろいろと調べながら提言をしていってくれていた。
柊木も乗り気なようでそれならと手をあげる]


  時期は七尾がいつ離れるかで決めたらどう?
  その日までのキャンプセット用意しておくよ。
  寒くなってくるしテントとかあったほうがいいでしょ。


[梅雨前線が過ぎると冷え込んでくるけれど寒くなったほうが夜空の星は良く見える。
けれどインフラが死んでるところはその寒さが敵だから――確かに時期が難しいかなって思うところ*]


――四回目の襲撃の夜――

楽しい約束はたくさんしていく。
お昼のお花見も夜のお花見も楽しみたい。
月夜の夜はお月様を見上げて過ごして、獅子座と蟹座が見えるようになったら天体観測もしたい。
皆でする天体観測も好きだけれど二人だけでする天体観測もきっと楽しいはず。

 新聞配達をしている時の夜はあまり好きではなかったけれど、珊瑚と過ごす夜はとても嬉しくて楽しいからいつまでも続いて欲しいと願ってしまうのが常だった。
身を重ねるようになってからは更にその想いは積み重なる。
もう触れ合わなかった場所なんてないはずなのにもっと触れたくなるのだから不思議なものだ。
もっとと強請られると叶えてあげたい気持ちしかなくて、逆にもう無理と言われると『もっと愛したいよ』って耳元で囁いて記憶に残らないほどの芯まで愛を伝え続けていく。
名前を呼ばれるのが好きで、好きと言われるのが好きで、大好きなんて言われたら理性を失ってしまうほど好きでしかたない。

 最後に、『おやすみなさい』と額に口づけしてから甘やかし切った夜は忘れられない思い出となる]


[そんな翌日大和はほっこりいい笑顔をしていた。
オットセイかなというくらい変な鳴き声をあげる珊瑚を抱きしめてしまう。
タオルケットで身体を隠してしまうけれど一晩中生まれたままの姿で抱き合っていたのだから確かに手遅れ感は半端ない。
甘えすぎなんてことはなかった。
もっと甘えてくれていい程だ。
珊瑚をもっとダメにしたいって思ってしまう]


  ううん、すごく可愛かった。
  ご飯もいつもありがとう。
  毎日美味しいご飯が食べられて、僕幸せだよ。
  だからね、今日はお休みデーにしようね。


[今日くらいはゆっくり休めばいいと思う。
ご飯もカップラーメンとかでも構わないからもっと触れ合っていたかった。
抱きすくめると隠すために使っていたタオルケットを剥いでしまう。
シャワーは後で二人で浴びようねと耳元で囁いたけれどそんなことを聞かれたら答えは一つしかない]


  うん、揉む。
  僕は平気だよ、珊瑚さんがいるもの。


[脇の下から手を差し入れて抱きしめていたから肘を折って腕をあげればおっぱいに触れられる。
やわと揉みながら珊瑚が好きそうな触り方を模索していこう。
だって挑発的に笑うのだもの。
指先で硬くなりやすいところを触って弾いたりしていると大和の硬くなりやすいところが元気になってきたので珊瑚のお尻にあてることになった。
すりすりとそれを当てていって、振り返ればキスをしていけば今日は一日イチャイチャデーになるのは明白だった*]


――旅行の日――

インフラが戻り買い物が少し不便になった生活だけれどそれでも日々が大きく変化することはなかった。
大きな変化があるのは襲撃の時だけだ。
襲撃さえなければ人は少しずつ傷痕をなおしていける。
ただ心の傷はそんなに早くは治らないもので――。

 あの日よりも元気になった珊瑚を自転車の後ろに乗せて出発した日はいいお天気の日だった。
無事な場所では平日な曜日であったのも幸いしていて電車も込み合ってはいなかったしホテルの値段も一番安くなってる時期だった。

 電車って進行方向に横向きに座るだけかと思ったけれど向かい合う座席っていうのは初めて乗ったので大和が興奮していたのは手に取るようにわかっただろう。
相席の人もいないので道中持っていた自分の荷物と『持つよ』って一緒に持っていた珊瑚の荷物を向かいの席に置いていけた]


  本当にね……夢か幻のよう。


[窓際の席は珊瑚に座ってもらって外の景色は街並みから田園風景に変わっていき、いつまでも眺めていられる。
どこまでも続く田畑はそろそろ黄金色になっていくのだろうか。
ここに来るまでの間の風景はどこも平穏そのものだった。
普段通りの営みがそこにあってどこか遠くの世界にでも来たかのようだった。

 珊瑚と手を繋ぎながら肩を触れ合わせて一緒に外を眺めて、お昼になったら電車でお弁当をいただいた。
旅のお弁当はこれまでのお弁当とはまた違った味わいで、大和は満面の笑顔で美味しいと珊瑚に伝える]


[ホテルに到着するとすぐにチェックインしてお部屋に通される。
洋室と和室チックな部屋のどちらがいいかって珊瑚に尋ねていたから選ばれた部屋に案内される。
和室でもベッドがある部屋もあるし布団の部屋もあるのでそこも選んだ方になっている。
部屋はそこそこの広さで窓から外を眺めるとアスレチックリゾートのエリアが見えていた。
予想していたよりも大がかりで楽しそうな場所だけれど第一の目的はプールだった]


  珊瑚さん、写真撮ろっか。
  お部屋に到着した記念の!


[電車に乗る前とか到着した時とかも駅名プレートの前とかで撮影したけれどお部屋でも一枚。
楽しい思い出は残しておきたいからねと微笑んで貴重品と着替えもかな、必要なものを持ってプールの方へ向かおう。

 プールに入る前にやらなければならないことがある。
どの水着を珊瑚に着てもらうか。
これはとてもとても悩ましい。
ビキニか、ワンピースか、身体のラインが出にくい普段着みたいなやつか。
それに色やデザインもトロピカルなものか単色なものかと――え、女性用の水着多すぎん?
男性用の水着コーナーの10倍以上あるんだけど!

 結局大和はトロピカルなデザインのビキニとワンピースの二択まで絞ったあたりで珊瑚にどちらがいいか尋ねたのだったが、珊瑚が選んだ大和の水着はどんなのだったのだろう*]


メモを貼った。


─七尾ちゃんと天体観測会─

無理は──正直してる。
でもそれでも空元気でも、笑ってると元気が出てくるから不思議だよね。
それに襲撃直後よりはだいぶマシにもなってるんだ。
だからね、命くんには本当に感謝してる。
大量の宿題だってきっとやり方は教えてくれるんだ。だから希望が持てるよ。
担任から宿題を渡された時は露骨に嫌な顔してしまったけどそれはしょうがないよね!
将来的な視野が広がってもいるんだし、勉強もそれなりに頑張らなくちゃ!

あ、でも、今までの宿題はそれなりに出来てたみたい。当社比。ううん私比較だけど。
命くんに色々教えてもらってるんだもん、えへん!
まあでもオンライン授業とかの説明もされたよ。ネット環境にない子たちの説明もあった。
一応うちはWi-Fiある…けど、普段意識して使ってないから分かんない。確認しなきゃね。
建物由来のなんとか回線がうんちゃら〜ってお父さんが契約して契約しっぱなしだから多分大丈夫…?


あと、先生にもちゃんと説明したよ。
ほら、緊急連絡先がウチになると思うんだ、命くん。
この日々で、緊急連絡先がどれくらい機能するのかは怪しいけど。


「はい、親にも話してきちんとしてます。
 一緒に暮らす許可も得てますし、結婚の約束だって。
 そう、婚約者…です。」


でも婚約者って言葉にすると物凄く恥ずかしくて、ちょっと赤くなって声が小さくなったけどね。
でも背筋を正してキリッと先生を見たから、納得してもらえたみたい。
後でお父さんの方に確認がいったけど、話は合わせてくれたみたい。
ううん、合わせるも何もそうだよね?な顔しといたけど。
そう、私たちはそういう事なんだ。


そんな日常は、また別の話だけど。


「それなら、うちのマンションがベターかな。
 公園の水道が生きてるか確認しに行ってないけど
 生きてた場合、いろんな人が避難してるかも。
 避難してなくても、水を求めてやってきた人が
 ウロウロしてたりしたらトラブルの元かもね。
 トイレはうちのを使って。
 お父さんと私の部屋は入らないでいてくれたら
 …あとリビングも?
 まあとにかく、トイレとか飲み物とかは任せて?」


今、リビングは完全な私と命くんの場所だから、寝室だけじゃなくてそこも入られるのはなんとなく拒んだけど。
トイレなら玄関すぐの廊下だし、リビングも日が決まったら片付けてたならセーフ…かな?
チラッと命くんを見る。命くんとしてはどうだろ?
それにしても生きてるのが奇跡って柊木くんがいうと洒落にならないなあ、割と。
リビング開放されるなら色々作って、寒い人はそこから天体観測したって良い。
ベランダに出れば結構よく見えるし望遠鏡も私のは生きてる…けど。これは屋上メンバーに譲るかな?
だって、部室の望遠鏡無事かどうかまずはそこもだもの。


「マンションでやるなら他の会の人や
 管理人さんに許可取っとくから言ってね。
 時期はそう、七尾ちゃんにお任せしようかな。
 屋上で焚き火はできないけど
 我が家から暖かいスープや飲み物は提供するよ!」


時期は七尾ちゃんに。
場所はうちのマンションを推しつつ柊木くんに。
細かい準備は命くんに託すつもりで話を振っていく。

そんな私は相変わらず命くんの隣だ。


「ポスター作って、何枚か貼ろうよ。
 学校のホームページにもお知らせして良いか
 先生に聞いてみて良いんじゃない?」**


─四回目襲撃の夜─

「ううん、いつも美味しく食べてくれて有難う。
 可愛いって言ってくれて嬉しい。
 もっと命くんのために可愛くなりたいな。
 …うん、私もすごく幸せ。

 あっやあ!? 返して…もうっ。」


優しい言葉に心の傷がじんわりと癒えていく。
まだ、つきつき痛むけど、こうしてゆっくり優しい言葉と温もりで気持ちが穏やかになっていくんだろう。
命くんはまるで私の救急箱みたい。
でも、最後の小さな悲鳴はタオルケットを取られちゃったから。
手を伸ばしたけど間に合わなくて、でも背中を向けてるからそこまで恥ずかしくなくて挑発までしちゃったけど。


「んっ…ふふっ? ん、命くん、…好き。」


即答に一瞬呆気に取られて笑いながら、甘やかな感覚に身を委ねていく。
そう言えば私の胸は大きくはないけど小さくもない。至って普通くらいのサイズだけど…形は悪くないんじゃないかな。なんて。特に誰にも言わないけど。
小さく体を震わせたり、膝を擦り寄せたり。
お尻に硬いものが当たると真っ赤になりながら振り向いて、振り向いたならキスして、キスしたなら──。

その日はそうやって、いつまでも触れ合って過ごした。
シャワーだって二人。ご飯食べるのも二人。
流石にトイレの時は別だけどそれ以外は本当にずっと二人で。

私の部屋にも命くんの色が混じっていった。**


メモを貼った。


――天体観測会――

珊瑚が無理しすぎないようにストッパーとなって甘やかし続けているのが大和である。
大量の宿題も一緒にやっているしわからないところはやり方を教えているからいつもより出来ていたらしくて誇らし気だったからぎゅっと抱きしめておいた。
えへん、してる珊瑚もとても可愛い。
頑張るとまた増える宿題さんは完全にラスボスポジションだった。

 Wi-Fiとかも最初はわからなかったけれど説明書を見たりして、なんとなく理解して設定できるようになる辺り説明書はやはり大切だと思う。
オンライン授業を見るときは多分珊瑚はお膝の上だろうから初めて受けることもあって楽しみで仕方がなかった。
とはいえ緊急連絡先で一緒の住所と電話番号になっているから最早今更みたいな感じかもしれない。
以降悪い虫が減ったならば何もいうことはなかった]


  マンションは一階が店舗だしトイレはそうだね。
  屋上は柵があるし使用許可貰っておこう。
  コンロも持ち込めたら飲み物とかも温かいままだよ。
  テントとかも張るしね。


トイレは屋上からなら珊瑚の家の方が近いしそこまでで、リビングはもう愛の巣ですって説明しておいたらいいんじゃないかなと思っている大和である。
ほら、掃除も大変だしね!

 それに折角集まるなら別れるよりも防寒対策をしておいてみんなで眺めたらいいなって思う。
その方が一枚の思い出におさまる気がする。

 ところで柊木の生還物語に対抗して爆撃されてました物語を披露しなかったのは別に競るものでもないし、話すと珊瑚が哀しみそうだから――あと寝てたらしいなんて言えない]


[珊瑚がマンションの管理人に許可を貰うなら、大和はキャンプセットの準備をする。
大丈夫って隣にいる珊瑚の手を握って伝えておこう。

 場所がどこになっても暖を取るキャンプセットは必要だし、そちらの準備は恙なくやっていこう]


  来年の合宿の予行演習みたいだね。
  ほら、今年は花火に比重がいってたし。
  来年になったら新一年もいるだろうしさ。


[最後にしないようにしよう。
だから七尾も落ち着いたら戻ってきてほしいねと、また未来のお話をするのだ。

 希望があれば人は生きていけるのだから*]


メモを貼った。


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[乾君は今何をしているんだろう。
この間のメッセージは少し>>11味気なさすぎるかとも思い、]

 『何ができそうなことがあれば教えてね』

[と付け加えておいた。
でも、私の方もいうほど時間があるのかどうかわからない。
私の家は街の中心からは少し遠く、山を一つ回り込んだ辺りにあるから、被害はさほどない。]

(39) 2023/08/21(Mon) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[それでも、父さんと母さんは忙しい合間を縫って引っ越しか、せめて転校手続きを進めている。私は残りたいと一応言ってみたけれど、あまり意味はなかった。どう考えてもそれは確かに両親が正論だ。というより、両親…父さんの言うことは基本的に正論ではあるのだ。

それに、私はパイロットの話をまだしていないから。したとしても、理解を得られるとは思っていないから。
…でも、乾君の番が来た以上、本当に時間はないかもしれない。

だから、ハロと連絡を取ってから私もやるべきことをやることにした。]

(40) 2023/08/21(Mon) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 『加賀先生』

 『お話…というより、相談に
   乗ってほしいことがあります。』

 『学校か…学校に立ち入りが
  もし難しければ外でも構いません。』

 『大事な話です。できれば直接お話したいのですが』

 『構いませんか。』*

(41) 2023/08/21(Mon) 12時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 12時半頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 12時半頃


─旅行の日─

私も、新幹線とかでは進行方向や逆に回転して座ることは知ってたけど、普通の電車でこういうのは初めてだった。
でもこれだと自然と半個室みたいになって、なんか特別な感じがしてまた楽しい。
本日のお弁当は旅なのもあって、荷物を減らせるように使い捨てのお弁当箱を用意した。
スパイシーチキン、ブロッコリーとツナのサラダ、アスパラベーコンにきんぴらに甘い卵焼き!
おにぎりは今日はゆかりご飯。
今日も満面笑顔の美味しいが貰えて私は大満足です!

ホテルの部屋は…ちょっと奮発しちゃった。
和室なんだけど、お部屋に個別の露天風呂があるの。
だって、ちょっと恥ずかしいけど…なるべく一緒にいたいじゃん旅行中だし!
最近は普段から一緒だけど、やっぱり一緒が良い。
夕飯もお部屋で食べれるようにしてもらったんだ。朝ごはんはホテルバイキングだけどね。


「うん、写真撮る!
 ラインでみんなにも伝えてみる?」


そう言えばみんなはどうしてるかな?
柊木くん辺りにはお土産買って行っても良いかも。前回ギディちゃんお願いしてたしね。
駅や電車内、ホテル前でも写真を撮る。
二人の写真が増えるのは楽しいよね、たくさん撮るし、命くんが良ければ天文部のラインにも"旅行デート!"なんて浮かれたものが送られるかもしれない。
時々は私もみんなに見せびらかしたくなるんです。命くんカッコいいでしょ?ってね。
ちなみに窓の外からアスレチックも見えるけど、眺めた方の反対側には露天風呂施設がある。
自分でお湯を張って抜く方式らしいから、入る前に後で準備しようね。


ちなみに男性水着は少ないから割とサクッと決めたよ!
膝上のサーフパンツ…って言うのかな。
葉っぱ模様が全体についた全体的に緑っぽいの。多分これも南国の植物なんだろうなあ。
対して命くんが選んでくれたのは、トロピカルな柄のビキニとワンピース。両方ともトロピカルな感じだけど色合いもそれぞれ違う。
確かにこの量だもんね。悩んでくれたんだろうなあ…。
私はマジマジとそれを見てたけど。


「…ふふっ。先に更衣室行ってて?
 直ぐに向かうから!」


ね、とウインクしてみせる。
だってここまで選んでくれたんだもん。
どっちを選んだのかは、実物を見てほしいなって思ったから。
だから、命くんを更衣室に送り出してから手早く水着を選んで、私も更衣室に急ぐ。
私がその時選んだのは。


「命くんお待たせ〜!」


縁取りの部分がオレンジになっている、ペパーミントグリーンの水着。
オレンジや黄色の花が描かれていて、色が結構私の好みだったの。
そしてそれはビキニの方。
形も胸の間がリボンみたいになってて可愛かったし、腰の両側で紐で結ぶのは少し恥ずかしいけどまあ水着だし!
今日は平日だからそんなにプール自体混んでないからちょうど良いかも。
美琴くんに声をかけながら大きく手を振って近づいて行く。駆け寄りたいけどプールサイド、滑ったり転んだりが危ないからね。


「ど、どうかな? こんな感じだったよ!
 …かわいい?」


でも一応聞きたくて、見つめながらそんなことを。
くるっと回って全身を見せて、やっぱり照れ臭くてはにかみ笑いが浮かんだ。**


メモを貼った。


─柊木くん─

それは多分、部室に集まってる最中のお話。


「そう言えば恵一くん見てないなあ。
 柊木くんの方には連絡あったりする?」


多分その答えはノーなんだけど。
だって連絡マメな恵一くんだもん。連絡するならグループラインとかに色々現状を教えてくれそうな気がするんだ。
それがないって事は…やっぱり心配。天文部の仲間だもん。
ちなみに私も、恵一くんの思いを知ってるかは恵一くん次第になる。もしかして親友かもしれないし、既に恋を自覚してるかもしれない。
知っていても知らなかったとしても、男子同士だからって恵一くんのこと知ってるかなって思ったんだけど…。


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