人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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【人】 超心理学会 ヒイラギ


 去ったはずの相手による、アポロによる追撃。

 返信は要らないと言われたら、
 返信するのは最早礼儀と言っていい。

 言いそびれた一文、>>206
 添えて送ってから。
   

(277) 2023/11/20(Mon) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… 男の子って。
    そういうことは、ちゃんと
    教えておいてくれないかな? 煙崎さん。 」


 初めて女の子に大嫌いと言われたと。>>236
 こう、密かなときめきすら感じていたのに ……。
 恨みがましい独り言は、当然誰にも届かないが。


  『 坂理くんが勝手に勘違いしただけでしょう? 』


 そう、楽しそうにほころんで見せる。
 他の誰かには、また別の一面を見せるのだろうが。
 俺にとっての彼女は、そういう人だったな。*

(278) 2023/11/20(Mon) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

‐遊園地‐

 モナリザってやつはさ、何でもできるんだ。>>1:194

 給仕は勿論、ホットドックも焼ける。
 時には孤独な夜の話し相手にも。

 いずれ訪れるだろう、一家に一台モナリザ時代。 
 来るその日のためにも、その可能性を追及してみたい。

 とりあえず、ワくんと別れた後。
 遊園地に舞い戻ったはいいが。

 特にやることもなかった俺は、
 不意にそんなことを思った。
  

(279) 2023/11/20(Mon) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 君はこれ。君はこっち持って。
    準備ができたら、ここの列に並んでね。

    さん、はい! 」


 どこかの広場の中央に。
 園内のモナリザと、パレード用の楽器をかき集めて。
 ロボット達による突発的な演奏会を開催する。

 演奏の出来栄え?さあ ……
 開発者のプログラム次第じゃないかなァ。**
 

(280) 2023/11/20(Mon) 08時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 08時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 眠りに落ちた煙崎灰羅。
 その目覚めを出迎えたのは。>>285
 人工的な芝生の匂いと、調子の外れたラッパの音。

 そして下手人らしい円錐形金管楽器を手にした、
 至近距離からのアップにも耐えるだろう
 坂理柊の顔だったかもしれない。


  「 あ。よかった。生きてましたね。 」
 

 善意しかない。
 悪びれない表情がにこりと笑う。
  

(296) 2023/11/20(Mon) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 遠目に人影が見えたと思ったら ……
    夏にこんなところで寝てたら、
    健康な人間でも、死にますよ。 」


 こちらは真面目な良い子だから。
 気が向けば、人命救助だってする。

 そこまで言えば、用向きは済んだ。
 賭けの景品をチラつかせてみたかもしれないが
 相手の反応がなければ、それ以上追うこともせず。
 

(297) 2023/11/20(Mon) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



 「 何か夢でも見たかったんですか。
   でもこの暑さじゃ。
   内容にも期待できないでしょう。

   寝るならホテルでクーラーを聞かせた
   シーツの上をお勧めします。 」


 余計でしかない一言を残して。
 ラッパを手に、背を向けると、
 触れ合い公園に隣接する広場へと駆け出した。
 モナリザ演奏会はまだ途中だった。
  

(298) 2023/11/20(Mon) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 やがて、優秀な開発者の手により
 プログラムされたロボット達が奏でるのは。

 優しくはない現実を、柔らかくほどき
 溶かして行くような。

 リスト「詩的で宗教的な調べ」より
 第3曲『孤独の中の神の祝福』

 音が、静かに時を刻んでいった。*
 

(299) 2023/11/20(Mon) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 音楽科?
   
    いいえ。自慢ではないですが、
    楽譜もろくに読めませんよ。 」


 お兄さんにちょっかいかけた後。
 自分しかいなかったはずの演奏会。
 新たに加わった観客へ向けて、
 非才を恥じ入るように、はにかんで見せる。
  
 こちらは顔を覗けば、
 特筆する才のないつまらない人間だ。
 指揮だって当然しないし、できない。>>294

 よって会話をしながらも、ゆっくりと
 ロボットたちの演奏に、耳を傾けられただろう。
  

(300) 2023/11/20(Mon) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ああ …… こんにちは。
    坂理です。
    ナカムラさん、でしたか。 」


 声のした方向。
 振り向いて確認すれば、
 少しだけ驚き、ぱちりと瞬く。

 そこには朝方、気の毒だと。
 なんとも勝手な感想を抱いた相手が立っていた。**
 

(301) 2023/11/20(Mon) 14時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 14時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ええ。
    システムに指示して、選曲したのは俺ですけど。

    綺麗なプログラムなので
    命令は通しやすかったですよ。

    よければ、中村さんも試しにどうぞ。 」


 なお、この曲が終わったら、
 殿がサンバを踊るようなメロディが流れる予定だ。 

 組んでもまだ長さの余る足。
 横目に見ながら誘いに応じると、自身もベンチに座る。
 こうして、顔のいい空間が完成した。 
  

(306) 2023/11/20(Mon) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 そうですね。 彼氏でしたよ。 」 


 寄せられた疑問符へは、
 勿体ぶることもなく、頷いた。

 既に卯木氏へ話している内容だ。>>1:56
 高校時代を見守っていた、蜜星教諭もいる。
 隠し立てする必要は失われていた。
 

(307) 2023/11/20(Mon) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



   「 俺もね。
     中村さんに聞きたいことがあります。 」


 今までの流れに沿って、
 煙崎るくあとの思い出話。>>1:242

 ねだろうとした唇は、突然の裏切りを見せる。
 気付けば、別の答えを求めていた。
 

(308) 2023/11/20(Mon) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 中村さん。かっこいいですよね。
    死にたくならないですか? 」
 
 

(309) 2023/11/20(Mon) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 意に反した問い。

 しかし俺程度でも考えたことがあることだ。>>1:67
 ならばこれくらい、単なる世間話だろう。
 判断して、そのまま答えを待つ。

 耳を澄ませば、
 意志を持たないロボット達による
 神の祝福はまだ続いていた。*
 

(310) 2023/11/20(Mon) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 苦みを顔帯びたから察するに、
 快適な目覚めとは言えなかったらしい。


  「 それは残念。 
    俺、男には片想いばかりなんですよね …… 」


 幼稚園の頃の初恋然り
 先程の黒須ワとの邂逅然り。

 人選にお気に召さなかったらしいお兄さん。
 長く話を続けるつもりはなかったが。
 

(315) 2023/11/20(Mon) 15時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… お招き、ありがとうございます。 」


 足を止める意図の感じられない、
 抑揚のない一言へ。>>305
 こちらも、飾りのない一文を返してから。
 

(316) 2023/11/20(Mon) 15時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 望みは、叶いそうですか? 」


 余分な二言目。
 反応を待つことはしなかった。
 そのまま人の手の入った芝生を、靴先で揺らす。

 今の俺には、モナリザたちが待っているし。
 元より、教えるのはひとつだけの約束だ。**
 

(317) 2023/11/20(Mon) 15時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 15時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 ── 『 お似合い。 』

 快活な声に乗せられているのに、
 どこか寒々しい響きに感じたのは。>>323
 こちらが後ろめたさを感じているせいだろう。

 死への渇望は、
 あっさりと肯定された。>>324

 至極当然と言った物言いは、
 まるでかつての自分の願いが許されたような ──

 堕ちた天使が美しく微笑むような、
 そんな、都合のいい誘惑に縋らせるかの如く。
 

(335) 2023/11/20(Mon) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 それすらもまた、都合のいい解釈に過ぎないが。


  「 ああ。少しわかるかもしれない。
    俺はね。 片想いばかりなんですよ。 」


 愛を一身に受けたような才能者が。
 愛を否定するその姿へ。>>325

 笑みを向けた拍子に、細まった瞳が、
 夏の日差しを受けてきらりと輝く光景は。
 少しだけ、涙にも似ていたかもしれない。

 片想い。
 ならば恋人である煙崎るくあの存在は?
 誰かに抱かせたのと同じ、当然の疑問だ。>>329
 相手に指摘される前に。
  

(336) 2023/11/20(Mon) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ならある種、死は救済なのかもしれません。

    だから中村さんは、
    煙崎さんを殺したんですか? 」


 問いをかける声の輪郭は、
 自分が思ったより、柔らかいものだった。
 

(337) 2023/11/20(Mon) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 蜜星教諭に行った二番煎じ。>>1:215

 反応を見た時間はごく僅か。
 決して長くは待たなかっただろう。
 せいぜい遠くから会釈をする、
 昨日ぶりのその姿に。>>312
 こちらからも手を振り返す程度の間。

 終わり次第。
 すぐにネタバラシをするつもりだった。>>1:216

 軽快なサンバには、少々似つかわしくない話題。
 音楽が切り替わる前には、終わらせる算段で。**
 

(338) 2023/11/20(Mon) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 恋もしましたし。
    同じ数だけ失恋もしましたよ。
    俺は神様ではないので。

    届かないと知りつつ、手を伸ばす側です。 」


 それなりの辛酸も苦渋も舐めたつもり。
 こちらは、凡庸でつまらない人間なのだから。


  「 でも、あなたは逆なんでしょうね。 」


 笑みを深める瞳がゆらりと揺れて、
 探るような色になる。
 

(350) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 

  「 届かないのをいいことに。
    綺麗な幻想を積み重ねられる側。 」


 ゆっくりと唇が動く。
 それは、あまりにも知ったような口だったかもしれない。
 

(351) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 煙崎るくあを殺した犯人。

 一瞬、得たかに見えた答えは、
 すぐに冗談めかして返される。

 別にブラフが得意なわけではない。
 並んだ二つのどちらが真実かなんて。
 当然、わかるわけがなかった。

 なので確かな事にだけ。
 自身の話題だけを摘んで、首を横に振る。
 

(352) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 残念ながら、俺は犯人じゃないですよ。

    言ったでしょう。俺みたいな凡人では、
    そんな役割は役者不足だ。

    せいぜい舞台の下で、
    皆さんを応援しているのがお似合いです。 」


 心からそう言って。
 苦く苦く、笑ってから。
  

(353) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 でも一人。
    舞台に上がっている人なら知っていますよ。 」
 
 

(354) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 煙崎灰羅さん。 」

 

(355) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 煙崎るくあの兄。
 この島への招待主の名。

 口止めされていないのだ。
 告げたところで咎められまい。

 むしろ俺に話したくらいだから。
 周知して欲しいと考える方が納得できる。

 いっそアポロで全体公開した方が、
 なんて気が利く青年だと、
 彼には喜んでもらえるかもしれない。
  

(356) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 誰が煙崎さんを殺したのか。
    俺は知らないです。

    ただもし心当たりがあるのなら。
    よければ、舞台に上がって下さい。
   
    煙崎るくあを殺した犯人に対して。
    それは、愛ではないかもしれませんが。
   
    きっと。
    煙崎灰羅は、──── 焦がれている。 」

 

(357) 2023/11/20(Mon) 19時半頃

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