23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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殴るが優しい……?
[鮫島とのじゃれ合いを思い出した。めっちゃ痛そうだった。]
せめてバスケくらいで平和にいきたい……。
キルロイは拳で語る系の人なんだ?
まあ、私に言い寄ってた時も、
大分鮫島に酷いこと言ってたね……
あそこで諫めてノータッチを貫いておけば、
[遠い目。]
なるほど、緊急脱出ボタン! それっぽい!
[シートの背面や台座部分、逆さまになって覗き込んでみる。]
というか、あれだけ、鮫島に露骨な好意みせつつ、
ラプター口説いていたのにわりとビックリなんだが。
まあ、あいつらに近づくと、火傷するってことだな。
いや、散々さがしてるんだけど、
そういうのが、
って、そっか。
非常事態。
[カプセル上部から壁面を眺めて]
非常事態ってのは、
急激に温度があがる(火災)
逆に下がる(水没)
もしくは、中にいるものの生存が危うくなる(窒息)
前回、キリノの話では、
意識不明者は救急車で運ばれたときいた。
つまり、この施設自体には、高度な医療設備ない。
ラプター
何か、そういったセンサーみたいなものがないか探ってくれ。
口説かれた私もビックリだったよ。
数時間後やっぱゴメンってなってもっとビックリだったよ。
踏み込むべきじゃなかったんや……。
[ぶるぶる首を振って頭を切り替え。ボタンを探してあちこち叩いている。]
型番って、初期画面に表示されたりしないかな?
さすがにもうログインはできないだろうけど。
ぷろぱてぃー? 開いたり?
[でも再びヘルメットをつけるのは、すごくすごく抵抗があった。]
高度な医療設備はないけれど、
いわゆる命対価のようなものは行われている。
矛盾してるな。
[キリノの話を真にうけたが、
ともすると、誤解がある可能性もある。
キリノの姉の死。
救急車で運ばれた者。
偶然?]
ああ、なるほど、リセットして、再起動の際、出るかもしれない。
リセット再起動は、でも、できるのか?
えーと、ワカナさん!教えて!
ああ、なんか注射みたいの、打たれた気がする。
どこかでバイタルのデータ取ってる?
――っ、 うぅ、
[その時のことを思い出そうとすると、痛みと恐怖が先だって身体が震えた。ぜぃぜぃと荒い息を吐きながら必死にやり過ごす。]
まあ、こんな空間で、
秘密裏に会話できる身元確かな(共鳴)やつがいたら、
そりゃ、口説かれたら落ちるでしょ。
ラプター身持ち硬い方もおもったけど、
そこは、さすがヤマトというべきか。
おい、無理するな。
それでなくで、お前は襲撃ダメージがあるからな。
少し休んでろ。
いや、私はチョロいよ?
良い筋肉(※ここ大事!)した人に
…………ヵゎぃぃとか言われただけで
割と誰にでも、…………っ、 いや、うん。
[気を紛らわせようと喋るのもそろそろ限界だ。
胸を抑えて嘔吐いてから、もう一度シートに身を横たえた。]
ごめん、そうさせてもらう。
分かったら、おしえて――。
バイタルデータか。
やっぱり、管理はしてるんだな。
つーことは、あんまり、社会的に
悪いことしてるなら、いろいろ目立ちたくもないと。
[そして、椅子の真後ろ、
どうやら、空気や温度を調整しているだろう通風孔を見つける。
もちろん、これ自体は指を突っ込むことさえできないが、
逆にその孔たちを]
えっと、ゴーグルでいいか。
[手やゴーグルを使って、
塞いでみる]
チョロいのか。
だったら、尚更罪だな。
可愛い?
あーー、なんか、聞き覚えがあるわー、そんな単語。
可愛い連呼するやつって、
多分、タラシだよな。
とりあえず。休め。
[そして、孔を、塞ぎ
ラプターとの話をやめてから、
明らかに、マシーン内、
温度上昇を、感じた。
モニタや、端末が詰んであるのだから、
熱は常に放出はしているだろうが]
あっちい
[段々と真夏に近しい温感。
ポタリ、額から汗が落ちた。
と、同時に]
emergency —————-
Open to protect equipment from rising room temperature
[そんな電子音と共に、出入り口が開いた]**
オーケイ
ラプター、開いたぞ?
[そして、手順を、教えるだろう]**
|
[長い長いログ。目を通して。]
あのね、まず、私1つ分からない事があって。 もしどこかに書いてあって、 見落としてたらごめんなさい。
[或いは、他のメンバーはもう周知の事実なら。]
願いの代償となってしまう順位は、 最終日に生存敗北した人で固定なのかしら?
そうなると、今の願いのままだと、 鮫島さんと玲が残る事になる。
でも、村側が勝利して、 玲が、『自分』の運を、と代償を支払う人を指定して願い、 私が、玲の願いに、支払うと言った代償以外の代償が必要になるなら、 その願いを無効にする。
……と願ったら、鮫島さんにリスク、ある?
(116) 2023/04/28(Fri) 13時頃
|
―― 個室 ――
………
[ふ、と意識の糸が繋がった。
薄く目を開く。微かな電子音。
頭が鈍く痛むのは、
VR内での体感時間と現実時間の
乖離からくるものだったかもしれない。
どれほどの時間が過ぎたのはわからない。
ともかく、重たいヘルメットは外してしまう。
目の前のモニターがゲーム内の映像を映し出している。
つい先刻までわたしがいた景色そのままなのに
今はまるで別世界のようだった。]
………帰ってきた、のね……
!! っ、 先輩…っ!!!
[現実を認識するや真っ先に声を上げた。
ゲームとしては「死亡」処理になるその瞬間に
何が起きたかは、わたしは覚えていない。
ただ、 『ログアウトしました』 の文字とともに
意識が遠のいただけ。
痛みや苦痛がなかったのは本当だった。
おそらく、同じ立場で帰還したキルロイさんも。
しかし彼は――― それにニジノは。]
先輩!先輩っ……
ニジノ、キルロイさんっ!
[皆に呼びかける。切実な声で。
自分と同じように、ビルのどこかにいる彼らへと*]
|
[更に、チャットを読み進めて。>>55>>56>>59>>65]
帰還したメンバーと連絡……。 リアルと繋がっている場所……。 マシーンの型番……。
[考え込んでいる玲>>73の袖をつんつん、と引いて。]
何を考えているのか、聞いてもいい? まだダメ?
[って、小さく首を傾げた。**]
(128) 2023/04/28(Fri) 13時半頃
|
声は初めて聞くが、
あんたがノノカさんか?
[聞こえた声に、一度マシンをでてから、また、戻り話しかける。
マシンの開閉部は、タッチパネル式のようだ]
陀羅尼 サラは、メモを貼った。
2023/04/28(Fri) 14時頃
……!
うん、野々花です。
キルロイさんですね。
こういう声だったんだ。
[少女Aを除いて唯一、声「だけ」聴いたことのない相手。
参加者の声が聞けたことに少し安堵する。]
俺は、うん、キルロイでいい。
まず、現段階ではそこにいて危害は及ばない。
あと、投票でのログアウトは、苦痛を伴わない。
だから、あんたには、とくに身体的苦痛は、ない。
ただ、柊は、別だろう。
きっと、今、辛い状況のはずだ。
実際、ラプターはかなりダメージを負ってた。
ただ、その回復のための鎮痛剤などは欲すれば差し入れてもらえるらしい。
あと、個別会話可能。
[使い方はすぐの説明する]
そして、オブザーバーが二人いる。
一人はワカナさん 話しやすい。
もう一人が古永のオッサン 話は聞いてくれる。
[キルロイさんの説明に
真剣な眼差しで耳を傾けた。
現状で危険はないこと。
ログアウトの際に苦痛がないことへの
認識一致の確認。
そして]
………っ、はい。
鎮痛剤………そう、なんですね。
…物理的な傷ではない、ん、でしょ?
なのに、そんなものを必要なくらい痛むって……
[現実に痛みがあることを
知識として知ってはいるけれど、
ニジノの状態を知っているキルロイから聞くと
言葉にならなくなり、薄く涙が滲んだ。
二人の声はまだ聞けていない。]
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