人狼議事


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学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 23時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──コックピット/僕の闘い──

「痛くないよ、大丈夫。」

処置が早かったからかもしれない。失明は当然免れなかったが。たまに奥が疼くように感じもしたがそんなの、彼が乗り越えていた痛みや苦しみに比べたら。

僕はもっと苦しんで然るべきだ。彼をあんなにも至り傷付けたのだから。

そうか……彼もまた、こういう気持ちだったのか?

漸くこの時僕は、彼が何故僕の自宅ですべてを受け入れたのかを知る。

(51) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕の”共に生きたいと願って欲しい”という望みを叶えられず、僕を深く傷付けたと考えた彼はーー罰が欲しかったんだ。

もし彼が僕の事なんかどうとも思っていなかったらそんな風には考えない。

つまり彼は、僕を……。

僕の片目も、ある意味の彼への贖罪である。
僕は「熱は慣れっこ」みたいに強がる彼の額を軽くコツン死。無理するなよと言い添えた。

僕は彼の死を望んだ。
しかし、もし僕が戦闘中に彼が体調を崩すなり倒れるなりしたら闘ってなどいられなくなる。

僕の性格をよく把握し尚且つ聡明である彼はそれをよくわかって入るのだろう。

きっと彼はどんな高熱に犯されても歯を食い縛る。
僕に脚を折られた時のように。

彼は強い。僕はーー弱い。
でも僕らは1つだから。

(52) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

きっと、負けはしない。

(53) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「平安時代の女の人?ああなんか、編笠みたいの被っているやつか。薄いヴェールがついてるよな。

下は着物だけど旅支度みたいな感じの。」

水戸黄門だののドラマで見たことがある。とはいえ、その姿にどういう意味があるかはまだ不明だ。

「そうだね。まるで隠すみたいにしてるもの。

あ!マジックでさ、助手の女の人が身体をすっぽり覆うマントを着てたりするよな。
あれっぽくもある。

下はセクシーな下着みたいな格好で。」

ロボットがセクシーな格好を?
ちょっと想像つかない。
セクシーコマンドーの使い手だろうか……すごいよマサルさん。

「布の下か……見えたら手の内がばれちゃうもんな。
頭っぽいけどそこがコアとは限らない、僕もそう思うよ。
わかった、ありがとう、……愛してる。」

(54) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

愛してるは必要ない局面だか、息を吐くように言った。

恐らくみんなは呆れ果てて既に僕たちに話しかけるのを諦めたろう。
そも、僕は敵ロボットと康生しか見てないし声も聞こえないからそれでいい。

愛してるなんて言ったから?
彼は僕らのロボット名について訊ねる。

「……ッ!……」

ドキリ。あの時彼は入院中でミーティングにいなかった。
だから知らないんだ、あの神々しいまでに素晴らしい、もし世間に広がるなら今年の流行語大賞ノミネート間違いなしの感動的な名前を。

大和は何故彼にそれを告げたのだろう。気遣い?

「いやあの、そんな恥ずかしいとかじゃないよ?

みんなの士気を高める名前を僕なり考えた結果だよ!
恐らくみんなだって聞いた瞬間感動にうち震えたはずだ!
みんな黙りこくったし。」呆れただけである。

(55) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「コウ……コウ大好きラブラブ号。

これは別に僕だけの想いじゃない、珊瑚も大和もみんな、君が大好きなんだから……!」

今の彼は僕にぞっこんだけど、この名前には引くのだろうか。
それとも照れるのか、喜ぶのか。わからない。

敵ロボットが動かないのは空気を読んだ結果か。いやそんな馬鹿なことはないが、兎に角戦闘はすぐには始まらなかった。

僕がアストロを一歩動かすと彼が褒めてくれた。
そんな些細が何よりも嬉しい。
野球だって、兄や両親が褒めてくれたから始めたんだ。
そんな事をふと思い出す。

敵ロボットに脚があることが判明し、アストロの攻撃は跳ね返されたが少し情報が得られた。

「確かに回転中は、カーテン以外の部分は無防備かもだね。

うん、わかった、やってみる!」

(56) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

防御と攻撃は同時に不可能。ならばこちらが攻撃し防御回転をさせ、すぐにまた攻撃したらいいと僕は考えた。

幸いアストロも人型。腕らしきものは二つあるから、左→右と動かせばいけるか。

左はわざと一撃目同様カーテン狙いで、右の二撃目は頭部を狙う。コアは頭部ではないだろうが、脚よりは当たりやすいと思うし攻撃が当たれば何かしらの突破口が開けるはずーー

「アストロッ!左で胴体、右で頭だッ!」

僕の命令をアストロは瞬時に理解し動く。
先程弾かれたのと同じ動きを繰り返すのは判断しているわけではなく、機械だな、という感じだが。

(57) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

向こうは回転を始め爪を弾く。だがここからが違う。
アストロは右手を振り上げてーー

傾いた。

「わあッ!」

ぐらりと右側に肩が落ち、アストロは片膝をつく。
ドシンッ!地震のような揺れ。

僕は咄嗟にコウを抱き締める。
正直ベッドの手摺に掴まった方が安全な気がするが。

「大丈夫か?!」

アストロより彼を心配する。
しかし勿論、ゆっくりいちゃつく暇はない。

敵が動いたからだ。

(58) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

追撃がなく、アストロが体勢を崩してチャンスが出来たと見られたか。

無防備なアストロに何が向かってくるのかーー 

麦わら帽子のようにこんもりとした半円形の頭が、二つに割れて開く。
プラネタリウムの展望台の頂上みたい、と思う暇があったのは、そこからすぐに攻撃が来なかったからだ。

「え?」

拍子抜け。頭が割れてそこにあったのは……

スピーカー?拡声器?
勿論ロボットの大きさから考えると戦車ぐらいの大きさか。

(59) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

そこからミサイルが出てくるという形状にも見えない。

「あれは?!」

コウだって何が起こるかわからないだろうが僕は無意識頼る。そして僕は肝心なすべき事を忘れている。

立ち上がる、という事を。

アストロは勝手に闘ってはくれない。僕がしっかりしなくては。

もしコウが指示してくれるなら建て直せるかもだが。

どちらにしろ僕らはもたついた。
そして敵はーー

それは外にいたなら、生身の人間には騒音と呼ぶレベルなのかもしれない。

(60) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

たとえるなら調べ。
軽やかで美しい音楽。

クラシックだろうか。
オーケストラ?ピアノ?

僕は音楽に詳しくないが荘厳でありながら穏やかな音色が耳に入る。

「なんだこれッ……コウ、聴こえる?なんだ、曲か?」

彼がクラシックや讃美歌に知識があれば『主よ人の望みの喜びよ』という曲であるのがわかるかもしれない。

戦闘に似つかわしくない雰囲気に戸惑う。音が流れたところでなんのダメージもないからアストロは立ち上がった。

(61) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

     ーー、……恵一。

「……?誰?」

名を呼ばれた、確かに。僕はキョロキョロする。しかし康生は僕の言った意味がわからないような顔をした。

     恵一……駄目よ、危ないって言ったでしょ。

「危ないって?お前は誰だッ」

声は女性だ。何処か懐かしい響き。

     ……貴方はどうしてそうなの?
     お兄ちゃんが作業している時に、
     傍にいたら駄目って言ったでしょ……?

(62) 2023/11/18(Sat) 11時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「作業?作業って、……あ。」

僕はベッドから立ち上がった。yogiboを離して、康生の方すら見ない。

だって、僕の脳裏にはハッキリ見えたんだ。

象さんの絵が描かれた手作りの滑り台と兄の姿が。

「にい、さ……」

僕は突然はらはらと涙を流す。
その姿は周囲にはきっと、意味がわからないだろう。

敵ロボットは微動だにしていない。*

(63) 2023/11/18(Sat) 11時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 11時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

――数年後(墓下軸の続き)――

僕と康生は恋人同士だ。

康生家族が僕の家に一時的に避難している際、僕らは初めて身体を重ね、身も心も1つとなった。

同居が終わってからも交際を続き、指輪を買いに行ったりとラブラブな関係を続けている。

高校卒業後僕は大学に進学する。康生ほど成績は良くないから同じ大学には行けなかったけれど。

大和と珊瑚は同棲を開始したが、僕は実家に住み続けていたから生活は別だ。
兄が帰国し実家にいたのも理由の1つ。

それでも週末のデートはかかさなかったし、その度に激しく康生の身体を求め貪り、僕らはゲイカップルokのラブホテルの常連と化してはいた。

将来一緒に住むかとかは、康生がどんな仕事に就くかによるかもしれない。

(67) 2023/11/18(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

どんぐり亭に関しては意外にも兄が継ぐと言い出したので、僕は普通に就職活動をしようと考えていたが……

大和と珊瑚が学生の内に結婚式を挙げるという話を聞いた時、自分の事のように僕は喜び、おめでとうを連呼して何度も祝福をした。

しかしW結婚式をやらないか、という提案には驚いた。

僕と康生は海辺のリゾートホテル内の教会でこっそり愛の誓いを立てた事がある。

その後、ウェディングプロデュース事務所にて指輪を購入する時に康生に花嫁衣裳の試着をして貰ったりはしたが、正式な式を挙げた訳ではない。

将来の夢が一気に現実味を帯びドキドキする。

康生も乗り気になってくれるなら、大和と珊瑚に一緒に式をやりたいと告げただろう。

(68) 2023/11/18(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

さて……もしちゃんと式を挙げるとするなら、両親の了承が必要になる。

僕の両親は割りとそういう部分おおらかだからいい。
だが、康生の両親はどうだろうか……。

「コウ。僕、君のお父さんにきちんとご挨拶に行きたい。

君と僕が挙式を挙げるとしたら、それは戸籍上などの関係でなくとも必要なことだと思うんだ……」

“お父さん、息子さんをお嫁さんに下さい。必ず幸せにします。”僕は彼の父親にそう告げたが、反応はどうだったのだろう。

彼のウェディングドレスを選ぶなどのお楽しみはそれからだから……。

ちなみに僕は康生の女装が好きで好きでたまらないので、ラブホテルに行く度にメイド服やら魔法少女の衣裳やらを持参し、彼に着て貰っては濃厚プレイを楽しんでいる。

だから康生もウェディングドレスにもう抵抗はないと思われるが。

(69) 2023/11/18(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕は式を楽しみとし、大和や珊瑚とは四人のグループLINEで話題を弾ませた。

『珊瑚はどんなウェディングドレスにするの?』

『大和はさ、珊瑚をお姫様だっこして登場とかはどう?』

そこには幸せが溢れていた。
僕と康生にも、珊瑚と大和にも。*

(70) 2023/11/18(Sat) 15時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 15時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 23時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──コックピット/僕の闘い──

康生が僕に嫉妬?
ーーマ?

僕は一瞬耳を疑う。

えッ僕が女の子(※ロボットです)に興味を持つ(※武器や性能には興味がある)のが嫌?

焦った僕は慌てて言っただろう。

「そんな事あり得ないよ!!
あのカーテン下の身体がどんなにナイスバディだろうと、コウに敵うはずがないじゃん!

考えてくれコウ、君の花嫁姿は三国一だった。あんなに可愛らしいウェディングドレスで僕を魅了しまくった癖に、あれ以上があると思う?

あり得ないな!!」

(79) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

そもそも相手はロボットだ。
女型でもせいぜい土偶だ。
そして痴話喧嘩をしている場合ではない。

だいたい、嫉妬という感情を彼に対して先に抱いたのは僕だ!

合宿にて彼が倒れた時、担架の上に寝そべる彼から僕は珊瑚へのお土産を預かった。

康生の性格を落ち着いて考えたら、友達から頼まれたら好意の深さに関係なくお土産を買うのは僕ですらわかることなのに。

あの事件がなければ僕は康生への恋心をしっかり自覚することはなかった。

嫉妬は度が過ぎれば困るものだ。だけど僕は、こんな僕に嫉妬してくれる彼が凄く可愛かったしーー嬉しかった。

(80) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕らはもう憚る事なく愛を語りあう。
場の空気を読んでいない自覚はあったが、もうすぐ死ぬのであれば、遠慮なんかしてる場合はない。

そういう意味では”行け、コウ大好きラブラブ号!”と高らかに叫びながら闘っても誰も気にしないのかもだが、照れる彼が可哀想だからやめておこう。

彼が指摘するように、僕は自身への好意に鈍感というか懐疑的だ。
それが彼を拗ねさせていたなんて思いもよらなかったから、
微笑んで彼の頭を撫でただろう。

正直もしこのアツアツぶりを敵パイロットが見ていたらドン引きして白旗を上げてもおかしくはない。
そんな勝ち方もありだったろうか。いや、ない。

(81) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

アストロが揺れた時、僕は彼が転ばぬよう支えるのには成功した。しかしこの時点滴が抜け落ちてしまう。
僕はそれに気を取られ、彼を心配する。戦闘より彼の方が大事だから。

彼の注意喚起がなければ音楽にすら気付かなかったかもしれない。

康生は曲を知っているようだ。

「レヴァ?ああ、アニメか。その劇中曲なの?」

僕はアニメにはさほど詳しくない。特にレヴァは話題になっているのは知っていたが見ていなかった。

僕が知っている範疇の知識は、少年がロボットに乗り闘う事。

そうだ、今僕らはロボットに乗っている。
アニメと同じーー?

しかし僕は脳内に聴こえた声に気を取られてしまった。

(82) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

聴こえる、見える。
僕は耳を澄まして目を閉じた。

嗚呼。あそこは僕の家だ、庭だ。どんぐり亭は今より真新しい。庭にはーー滑り台がある。

……声の主は母さんだ。
作業というのは、兄さんが滑り台を作ってくれた時の事。

あの時僕は滑り台の完成が待ちきれなくて兄にじゃれついた。

『痛いッ』

金槌を使っていた兄が悲鳴を上げる。指を怪我したのだ。

美しいピアノの旋律は、僕にじわじわ浸透していく。
隣で誰かが叫んでいても聴こえない。

忘れていた。そして僕は思い出した。小さな時は家にあったのに、今はないもの。

(83) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「……ピアノ、だ。うちには大きなピアノがあったんだ。

小さな頃に兄さんが弾いていた。ピアニストになりたいって、言ってて……

いつか、そのピアノはなくなった。僕は忘れていたけどあれは、兄が指を怪我してピアノを辞めたから。

……僕のせいで怪我をしたから。」

   ーーやっと思い出した?
   そう、貴方は匡の夢を奪ったのよ。
   そしてそれを忘れ、のうのう生きてきた。

「兄さんは僕を責めなかったし、指を使わなくていい新しい趣味を始めた。それが天体観測だったんだ……。」

兄の指は動かなくなった訳ではない。ただピアノのように繊細な動きが必要とされるものは難しくなっただけ。

(84) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「兄さんは優しかった。自分の夢を奪った僕にずっと。

僕を護り愛してくれた。
それなのに、僕はーー兄さんの恋人、を……」

自分のしでかした大きな罪。
それが消える事はない。

「あ、あ、ーーあああッ」

僕は叫んだ。肩を震わせ、頭を抱える。

「兄さん、ごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいッ

僕はやっぱり最低だ、最低の蛆虫だッ

他人を傷つけたり迷惑をかけることしか出来ないクズだッ」

音楽はどんどん大きくなる。

(85) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

頭が割れそうだ!

僕は見る余裕がないが、敵ロボットのカーテンがゆっくりと開いた。

確かにロボットは人型であった。しかも僕らの予想通り女性の身体をしている。胸に二つの膨らみ、腰は細くしまり、お尻が大きい。

     ーーそうよ、貴方は最低なの。
     だから私とお似合いなのよ、恵一くん。

また声だ、今度はさっきより若い。

「……せん、ぱい?」

     ーー貴方みたいな無価値な人間が
     誰かに愛されるわけないでしょ?

     私も匡から愛されなかった。
     貴方も同じ。
     貴方が恋人だと思ってる人は、本当に貴方を好きなの?

(86) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「コウは……コウは、僕を愛してるって、愛してる、って、……ちがう、の?違うの、か?」

言葉が消え入る。彼は僕にまだ語りかけているだろうか。

敵ロボットは両手を広げるようなポーズを取った。
その形状が変化する。
胸の膨らみ二つから無数の鋭いトゲが突き出たのだ。

     いらっしゃい、恵一くん。
     慰めあいましょ?
     さあ、私を抱いて……早く。
     貴方の太いので貫いて……

(87) 2023/11/19(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「……雨竜、先輩、……せん、ぱい……」

敵ロボットと雨竜先輩の裸体が重なる。
アストロが一歩踏み出した。
それが僕の意思だからだ。

僕は完全に精神を支配されている。このまま進めば死の抱擁が待っている。

僕を救えるのはたった一人しか、いない。*

(88) 2023/11/19(Sun) 00時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 00時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 07時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 10時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──コックピット/僕の闘い──

僕が正気であったなら。

点滴が外れ床に倒れた康生をそのままになんかしなかったろう。

だが今や僕の精神は完全に蝕まれていた。

清らかな音楽に耳を犯され、思考を奪われて。
懐かしい光景を見せられて。

だが、母の言葉はありもしないものだ。

(96) 2023/11/19(Sun) 11時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

確かに兄は怪我をした。それは事実。そしてピアノを辞めたのも指が理由だ。

だがそれで僕を責めるような母ではない。幼い僕が兄にじゃれついてしまったのは仕方ない事で事故でしかない。

むしろ兄も両親も、僕に自責の念を抱かせぬ為に必死に隠してきたぐらいだ。

つまり僕は脳内に偽りの声を聴いた。ただし、外部からその声が実際に送り込まれた訳ではないだろう。何故なら、母の台詞を捏造するには僕の過去を正確に把握する必要があり、そんなのは外部の人間には不可能だから。

僕は起きた事実は把握していたから、母の声の内容は恐らく、僕の深層心理が産み出したものなのだ。

人は勝手に他人がこう思っているんじゃないか、を産み出し思い込むのが得意であるから。

(97) 2023/11/19(Sun) 11時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

それは僕が知らずに抱えていた重荷であった。

では何故それが唐突に解放されたのかーー。

一度、康生に焦点をあてよう。

もし彼が正気であったなら。
聡明な彼は気付いたに違いない。僕の異変と敵ロボットの行動の関連性に。

敵ロボットの発する音色は精神を操る波動であった。
行動を直接的に指示するとか、そこまで絶対的な力はない。しかし、心弱い人間の精神の隙間を突く作用があるのだーー

康生が冷静さを欠いた可能性は二つ、またはその複合が考えられる。

(98) 2023/11/19(Sun) 11時半頃

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