人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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視点:


【人】 灰占道士 煙



  ……? ……ああ。


[卯木の声に気を取り直す。
 呆けていたのは時間にしてほんの十数秒程。
 しかし、まだ理解が追い付かずにいた。]


  戻ろう。


[短く答えて部屋を出ると、階段を上る。
 明るい地下室から暗い地上階へと。]
 

(242) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

【人】 灰占道士 煙


[人口の星の煌めきだけが光源の一室で、
 ふ、と息を吐く。]


  ……さっき書かれてたのは、
  いや…………。


[取り留めのない呟き。
 館内は空調が効いていたのにイヤな汗を
 かいている。]


  俺は……少し、休んで
  考えを整理する。


[そう言って、足早に館を去ろうとするだろう。**]
 

(243) 2023/11/19(Sun) 23時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 00時頃


【人】 灰占道士 煙

――触れ合い公園

[開発者の腕が卓越していたためか、どこかから
 秀逸な演奏が聞こえてくる。>>280

 残念ながらというべきか、常からか、
 音楽を楽しめる気分ではなかった。
 芝生に地上絵のごとく刈り込みの入った緑地が
 程なくして視界に入る。
 「触れ合い公園」と書かれた石造りの看板が
 通路との境に立てられていた。
 倒れるように寝転ぶと、人口のものではない
 芝生の匂いが鼻をついた。]
 

(281) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[地下にいたのはそう長い時間ではない。
 なのに、長い年月かけて蓄積したような疲労感が
 身体の隅々にまで及んでいるようだった。

 地下室で見た手記。
 あれに書かれていたことが真実なら、
 研究所の人間に、己に自由意志などなかった?]

 
  ……いや、そこまで明確なことは……、
  しかし……。


[るくあが宇宙をテーマの遊園地を望んで、
 彼女のために作りたいという願いすら、
 操られて生み出された感情だというのだろうか。]
 

(282) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[暫く身体を投げ出していたが、
 やがてアポロに手を伸ばした。
 通信を新しい順に遡って、己へのメッセージに
 目を通す。

 キャンディ――黒須からの送信があった。
 彼と坂理柊の邂逅も、屈折した思いも知らないため、
 返信の遅滞の理由に至らずに。
 また、特に気にすることもいなかった。]
 

(283) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[黒須が中学時代の知り合いだということは、
 調査して知ったことで、実のところ
 記憶に残っていない。

 ただ、この青年を嫌ってはいなかっただろう。
 己の知るるくあを想起すると、
 そうとしか思えないのだが。
 今はその像が朧なものになりつつあった。]
 

(284) 2023/11/20(Mon) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[次いで、密星に返信を。
 己と卯木の安全を気にかける一文に、
 彼女の人となりが垣間見える気がした。

 黒須の失せものへの遣り取りは、早々に
 片が付いたらしい。
 視界の端で流れを追って、芝生の上で目を瞑る。
 ロボット達の演奏会を子守歌に、
 間もなく意識を手放した。**]
 

(285) 2023/11/20(Mon) 12時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 12時半頃


【人】 灰占道士 煙


>>296 その楽器はどこで手に入れたものか、
 己を見下ろす秀麗な面を、寝入りばなの、
 驚きと呆れが混じった顔で見上げて。]


  どうせ起こされるなら、
  もっと可愛げのあるコが良かったなァ。


[生きてるか? と
 昨日送ったメッセージの意趣返しか、
 天使たちも眉を顰めそうな坂理の笑顔に、
 少しばかり気の抜けた軽口で返す。]
 

(303) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……そこまで、捨て鉢になっちゃいない。
  ああでも、おかしな形の日焼け跡が
  できずにすんだことには礼を言おう。

  それに、坂理くんとは約束があったな。


[半身を起こして、今にも駆け出さんとする背中に、
 聞こえただろうか。>>298
 

(304) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

【人】 灰占道士 煙



  俺が招んだんだよ。


[聞こえたとして、その修飾のない一文の意味が
 正しく伝わったかどうか。
 坂理の姿が見えなくなると、息を吐いて立ち上がる。
 公園の、丸く刈り込まれたトピアリーの並びに
 移動して、その影に足を投げ出した。

 難解でいて緩やかな旋律に
 悪夢を寄せ付けない効果があったか判らない。
 それでも、先ほどより疲れは
 癒えている気がした。** ]
 

(305) 2023/11/20(Mon) 14時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 14時半頃


【人】 灰占道士 煙


[坂理の性嗜好は聞き及んでいない。>>315
 何しろ「るくあの彼氏」という認識でいたのだ。
 片想いばかり? 
 るくあ以外にも気のある相手がいたのだろうか。
 時期如何によっては聞き捨てならない。
 しかし、覚醒前したばかりの頭は
 軽口の類だろうと聞き流す。

 ここにきて、何度目か耳にする感謝の言葉。>>316
 本気で口にしているとは無論思わないが、
 意図は正しく伝わったようだ。]
 

(329) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙


[応えるより早く、
 その姿は小さくなっていった。>>317

 控え目に言って風変わりな青年だ。
 今になって、本当は恋人同ではなかったのでは?
 という感想を抱く。何にせよ今さらだ。]


  叶えるさ。


[――――望み?
 唱えるまでに生じた間隙には気づかずにいた。*]
 

(330) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙

――公園

>>314 一目で判るほど疲れた顔だったならば、
 己もまだまだ修行が足りないのだろう。]


  少しぼんやりしていた。


[額に手を当てて、彼女との遣り取りの記憶を遡る。
 撮影は恙なく終えたのだろうか、
 一瞬横に逸れた思考を正して、ああ、と
 得心した呟きを落とした。

 どんな顔で向き合うのか、
 考えあぐねているような表情に見える。
 小さな気合いの声とともに立ち上がり、
 立ち尽くす密星の隣に並ぶ。]
 

(331) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙



  場所を変えよう。
  どこか行きたいとこあるかい?


[地上絵らしき刈り込みだけが目立つ公園には
 ベンチもなく、会話には不向きのようである。
 演奏会の音楽は、その頃には
 急激なジャンル変更をしていただろうか。
 
 服と髪に付いた芝生を払い歩き出すと、
 少し先に「惑星パーティ」という名の
 アトラクションが見えてきた。>>260
 いわゆるコーヒーカップという乗り物だ。
 落ち着ける場所ならどこでもよかったが。
 ちら、と様子を窺う。 **]
 

(332) 2023/11/20(Mon) 17時頃

【人】 灰占道士 煙

――「惑星パーティ」


  初心者?
  へえ、遊園地に来るのは初めてか。
  

[箱入りなのだろうか。
 るくあから聞いた話と、世慣れていない雰囲気で
 納得できなくもないのだが。
 訪れたことがないのなら珍しいと思える。]


  初心者へのオススメは宇宙遊泳だな。


[凝ったVRと急降下のスピードと角度が売りの
 ジェットコースターをしれっと勧める。]
 

(339) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

【人】 灰占道士 煙


[選ばれたアトラクションは、
 カップの代わりに太陽系の惑星が回るという
 ポップな仕様のもの。]

 
  懐かしいな。
  惑星の大きさがバラバラだ。
  水星……月もあるのか、は、一人乗りだと。


[実際の比率とは異なるだろうが、
 木星や土星は大きい球形をしている。
 密星に希望がなければ、
 手近なものに乗り込んで腰を下ろす。]
 

(340) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……で、気になることってのは?
  

[中央のハンドルを切らなくとも、
 ゆっくりと惑星は回り始める。
 少し身を乗り出して、本題を切り出した。*]
 

(341) 2023/11/20(Mon) 18時半頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 18時半頃


【人】 灰占道士 煙


[乗り込んだ天王星は地球より透明感のある青色で
 球体の周りの環がホログラムで再現されている。

 膨れると少し幼く見えたが、>>345
 空気が弛んだのは一瞬、惑星が回転しだすと
 密星は淡然とした様子で話しはじめた。]


  違和感の、繋がり。


[彼女の言葉をなぞる。
 その前に零した今朝までの疑問については
 一旦スルーして、この遊園地への質疑だ。]
 

(373) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 灰占道士 煙



  そうだな。
  ここは、前は研究所だった。
  以前……といってもそう昔のことじゃない。
  一般じゃあまり知られていないが、
  病理研究所としてはそこそこ名が知れていた筈だ。

  俺は以前ここに勤めていてね。
  ただ、急に閉鎖されることになったんだ。
  研究所からテーマパークへ。
  こんな場所に、人が集まるかは判らんがね。


[卯木と見つけた仮眠室には、
 研究所に纏わる資料はなかったが、
 地下の研究施設は広い。
 隠し立てしたとて、遅かれ早かれ露見するだろう。]
 

(374) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 灰占道士 煙


[密星の想像する荒唐無稽なこととは何だろう。
 探偵のように謎を解明しようとする彼女が
 犯人だということもあり得るのだろうか。]


  今回の件のために造られた?
  そうなると、るくあを殺したヤツとここへ
  呼びつけたヤツが同じ……、
  映画なんかだと、最近じゃ珍しくもなくなった
  アレだろ。
   るくあを殺した時からもうゲームが始まってた
  っていうやつな。

  …………で、第二は?

  
[回る景色を眺めることなく、球体の内壁に背を預けると、
 問いの続きをうながす。*]
 

(375) 2023/11/20(Mon) 21時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 21時半頃


【人】 灰占道士 煙

――惑星パーティ

[遊園地に行く願いが叶うと
 るくあは養護教師である彼女にも言っていたのだ。
 切ない――――? 捻じ曲がった力の介在しない
 純粋な願いであるならそうなのだろう。>>190

 先ほどの地下での手記を想起していると、
 躊躇った声が落とされる。>>387
 

(394) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



  ――――? 何を……、
  あいつはそこまでは話していないか。
  俺たちは施設育ちだったんが、
  兄妹揃って引き取られたんだ。

  年も離れて、顔も似ちゃいないが
  実の…………。

           ………………?
 

[その問いを直接投げられたのは初めてだった。
 いや、彼女の死から半年。
 そろそろ効力はなくなってきたのかもしれない。]
 

(395) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



 『 あのね 』

 『 私

   ”お兄ちゃん”が 欲しい の 』


[ある日、その少女は己を見つめて微笑んだ。]
 

(396) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙


[アトラクションはパーティという名の通り、
 普通のコーヒーカップと異なる点があった。
 ゆっくりと回転していた惑星たちは、突然、
 ぐらぐらと揺れ始める。
 床が波状に起伏して、緩急をつけて
 アトラクション内を移動する。

 看板横の案内板に注意書きは記されていた。
 これが、LV.1の乗り物ではないということを。
 ジェットコースター程の激しさはさすがにないが、
 それなりの勢いで身体を壁にぶつけてしまう。]


  …………っ、 
 

[よく見ると安全ベルトらしき装置も、
 座席に備わっていた。]
 

(397) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙


[中央のハンドルでスピード操作できるのは
 通常のコーヒーカップと同様のようで、
 方向を違えないように廻すことで、
 何とか落ち着ける回転速度に戻す。

 惑星が通常運行をはじめた頃には、
 先刻よりはっきりとした意識を持っていることに
 気付く。]


  大丈夫か、嬢ちゃん?


[一言安否を尋ねた後、]
 

(398) 2023/11/20(Mon) 23時頃

【人】 灰占道士 煙



  ………アンタの言う通り、
  血のつながりはなかった……、
  どうやら、俺がそう信じ込んでいた、
  だけらしい。


[上書きされた概念の解除はあまりにも容易い。
 生気のない声で呟いた。*]
 

(399) 2023/11/20(Mon) 23時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 23時頃


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