人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 10月のある日 ――

 ほうほう。

[  自室のベッドに寝転びながら、
  成海先輩からの個別メッセージを眺めて、>>-778
  俺は破顔する。

  先輩のメッセージの砕けた口調に
  なんだか特別感があるようで、
  むずがゆさを感じながらも、
  おにぎり1個ずつという
  なかなか食欲のありそうな希望を見て、
  心境の変化でもあったのかなと考えた。

  それから、ベッドの上に俺は起き上がって ]

(528) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  その後、早速作ったおにぎりの数を確認して、
  たしか米派は仁科ちゃんだけだったかなと
  思い出しつつ、きっと確保してても
  問題ないくらいのおにぎりがあるなと判断した。

  そして安心して、
  俺はまたベッドに体を預けることになる。 ]

(529) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  翌日、すぐにネギ味噌おにぎりに齧りつく成海先輩に>>522
  俺はやっぱり頬が緩んで、 ]

 あははー、口に合ったようで良かったっす!

[  その後、もう一つの明太子玉子おにぎりも
  先輩の口の中へと消えていき、
  夢の中で覗き見たときとは別人だなあって>>4:+74
  その変化が俺には嬉しくて、

  いっぱいリクエストを聞いて、>>-748>>-778
  たくさん食べさせたいなって。
  そんなことを俺は思い浮かべていた。 ]**

(530) JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

JITA 2023/08/11(Fri) 01時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


[そうして月日は流れてゆく。

あの瞬間世界で一番幸せだった若い新郎新婦を置き去りに。

死者への福音は過去のものとなっても、
季節は回り、影は伸びては消える。

天を雲が覆い雷が貫く時があっても、
雨が過ぎ去れば晴れた空は遥かに澄んだ。

人々が終わった夏に思いを馳せていても、
実りの恵みが世界と命を継続させてゆく。

海は暗く骨は黙する、命が西へと沈む厳しさの中でも
陸を覆った白銀の美しさが心を動かした。

そうしていつか訪れる
桃が花開く祝福の季節を──そんな未来を、誰もが希う。]

(531) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[高祈成海はまともな就職活動はすることはなく。
残された時間を、ただの大学生として満喫した。

研究室の皆と悔いなく過ごせるように
以前よりもイベントごとに頻繁に出るようになったり、
時に大切な人に好んだ菓子をねだる我儘を見せたり。

それがバレンタインデーのことだったので、
ホワイトデーにはネクタイとネクタイピンを贈ったり。

飛行機の窓から見た遠のく景色に切なさはあったが、
ただの高祈成海として、幸せに生きたつもりだ。]

(532) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── 後日談 ──


卒業おめでとうございます、徳人君

……君に会える日を、楽しみにしているから

[いつもメッセージのやり取りをしているけれど。
大切な日の祝福は、通話で行った。

そこに籠められた意味は、
徳人のこれからによって違うだろう。

彼が就職活動に入る頃、意思を確かめる連絡をした。

もし希望する仕事が他に存在するわけでは無かった場合は
改めて願ったことだろう。
──名実共に、自分の側にいてほしいと。]

(533) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[ホールディングスを構成するのは
実際の経営、販売を行ういくつかの事業会社。
そして、それらを傘下に置いた持株会社。
前者をそれぞれ連携させる役目と経理、法務を後者が担うのだ。

持株会社はそれぞれの事業会社の社員が出向し働き
明確に在籍する者は極わずかである。

成海もまた、将来移る為にも経験が必要な為
創設者兼持株会社のトップの嫡男ではあるが
事業会社に在籍している。

高祈の発祥たる不動産開発、最も大きな子会社だ。
海外事業にも進出しており、
語学に堪能な社員は国内滞在でも求められる存在だろう。

明らかに父の手を加えられながら、成海は数年で出世していった。
もし徳人が入社することとなれば上司と部下という存在になる。]

(534) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[意に反した大学に進学し一時でも手を離れた息子を
高祈氏は何ら意に介さず迎え入れ、育てている。

その程度の想定外は彼にとって何ら問題ではなかった。
従順に用意した通りの道を踏んでいく姿に、
漸く役に立つ存在になりつつある駒に、満足していた。

長男のほうがずっと優秀だった。
だが構わない。あれは気性が激しすぎた。

己以外は真に信用し頼ることはない高祈氏は
外に出しても恥にはならない程度の資質があり、
意志が無く言うことを聞く次男がいれば
少しの不満も無かったのだ。

海を隔てた遠い地で起きた非現実的事象、
その結果起きた駒の内質の変貌など、
自分がそうした分だけ信用されなかった父には
全く知る由もない、理不尽ですらある話だったが──]

(535) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

[──彼は息子の卒業から八年で玉座より下ろされる。

かつてこの市を長らく揺るがした
開発を巡る市議会議員との対立の結末すらも
裏金による茶番だ、などと。

そこから得た繋がりによる不正な土地取引、
暴力団関係者を利用した同業への圧力。
数多の賄賂、資金洗浄の手口。

高祈ホールディングスは
瞬く間に望まぬ形で全国区の知名度を得て注目と批判を浴びる。]

(536) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[マスコミ各社への情報提供は、揉み消しを困難とした。
証拠は容易な否定の叶わない程に揃っていた。
まるで、内部の内部、核の部分にいる者が集めたかのように。

不正取引に関して証言を行った子会社の告発者達の情報は、
徹底して伏せられたが。
それらの説得やマスコミへの働きかけと
一人で派手に動きすぎていた首謀者が
──高祈成海であるという衝撃的事実は突き止められる。

しかし最初からそのつもりだったという風に
当人は堂々と、影響下に無い地域の弁護士と共に会見を行った。

未だ社会人としては若く、
前髪を分けたミディアムヘアの──誰かの面影を宿す
華やかではないが涼し気な容姿。
そして巨悪であった上流階級の父への造反を成したとなれば
「高祈のプリンス」「悪王へのクーデター」
などと話題性を求めるメディアが過剰に持ち上げるのは当然だった。]

(537) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[息子の精神の病の捏造、
天原氏と対立する市議会議員との繋がりがあるという主張。

高祈氏は意志が無い筈の息子の裏切りへの衝撃の中、
分が悪い状態で出来る限りの抵抗はしていたが
会社に強制的な調査が踏み込まれれば、終わりだった。

事前に察知していれば揉み消すことが出来ただろう。
息子を監禁したり抹消することも厭わなかっただろう。
しかしその冷淡さと権力が、
懐のネズミを飼いならした気でいた侮りにより機能しなかった。

警察保護下でホテルに滞在していた高祈成海は
己が父、親戚、多くの幹部陣の逮捕を
彼らによって知らされることとなる。]

(538) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[そうして成海は
高祈に関係する人々の人生を、滅茶苦茶にした。

メディアすらも決して称賛一色ではない。
父が残した疑惑を真実ではないかと疑う者、
甘い蜜を吸って生きてきた子が親を裏切ったことを
真っ白な正義としてはならないのではと語る者。
コメンテーターや出演者も一枚岩ではない。

そんなものは生易しいほうだろう。
面白がりあれこれ陰謀を語るインターネットの匿名達も。

一体何人に殺してやりたいと思われているのか
本人にすらも、想像がつかない。]

(539) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[しかし高祈成海は、今もホールディングスにいる。
事業会社から持株会社へと籍は移ったが。

内部告発を理由に解雇出来ない法律の都合上、
一度ライバル会社への意図的な情報漏洩という冤罪を理由に退職させられていたもののそうした事実は確認されなかった。

結果、父の代わりにその座についたある種哀れな立場の
裏の事柄には関わらせてもらえていなかったらしき、元幹部陣に呼び戻されることとなった。
空きすぎた重役の席、成海は現在その男の殆ど右腕のような立場だ。

膿を排出しようとも、多大な信頼を失い
いくつかの子会社が潰れ、事業が閉鎖された。
しかし全てが砂と化すにはホールディングスは大きすぎる。

仕立て上げられた英雄がこの事態の原因であっても、
民衆へのアピールには最適だった。]

(540) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[目的の為に早々にこちらでも一人暮らしをし
少しづつあらゆるものの名義を自分へと変えていった。

もう既に思い入れが薄れつつあるが、
生まれ育った実家はやがて別の誰かの物となるだろう。
現在は好奇の目が多く、住むには適さないけど。

雷門氏の作品はその孫があの時望んだ形になるように取り計らった。
それがどんな答えであれ、祖父を敬い同じ道に進み誰より想いと価値を理解しているだろう彼の選んだものに間違いがあるとは思えない。

母親は精神的な負担のせいか病気が悪化し、病院にいる。
……今後の警察の調べによっては、彼女も何らかの罪に問われる可能性がある。
その控えめさと従順さにより、夫の行いを誰より近くから見た上で良しとしてきたが為に。]

(541) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[長かった戦いの日々を想う。
窓からは初夏の心地よい風が吹き込んでくる。

こうしていると何もかもがあの日から変わった気がした。
けれど、ずっと側にあったものもある。

新しく移り住んだマンションの最上階で
高祈成海はスマホを手に取った。]

(542) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



……ああ、徳人君。今いい?

暫く連絡出来なくてごめん
漸く落ち着いてきたから、声が聞きたくて

うん、終わったよ。全部終わったんだ。
色々心配掛けたよね、……すまない。

それでなんだけど
引っ越しが済んだからさ、会えないかな?
ちょっとまだ気軽には外に出れないんだ

うちに来てほしい、場所は──

(543) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[厳重なセキュリティは
望まれた来訪者には当然、意味を成さない。

迎え入れた青年は、もうすっかり大人の姿。
いつかダイニングバーでそうしたように
二人テーブルを挟んで向き合った。

そこには品なんて無くたっていい。

いつか好きだと言っていた唐揚げを沢山並べて
昼間から度数の低いアルコールを出して
まるで大学生のままみたいな食事をしよう。
本当は少しだけ、油ものがきつくなりつつあるけど。]

(544) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[元より互いが社会人
本格的に動き出して以降は、中々会えなくなった。
だからこうしていられるのが本当に嬉しくて。

数多の代償を積み上げた先の未来なのに、
この数年間を語りながら幸せそうな顔で喜んでしまった。

やっぱり冷たくて、自分のことばかり考えているのかも。
いや、それは間違いか。何故ならば──]

(545) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[料理がすっかり綺麗に無くなった頃。

待っているように告げて一度別の部屋に向かった成海は、
腕にあるものを抱えて

──夏の海が見える大きな窓の前
テーブル席に座る徳人の側へと向かい

少し照れたように微笑みながら、それを差し出した。]

(546) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[徳人が男性が好きという話は聞いたことが無かった。

けれど、何度も未来を望みあって描きあった
二人で時間を惜しむように思い出を作った。
……深い覚悟を持って、ついてきてくれた。

そんな相手に今更、性別の心配はしない。
気掛かりとすれば彼の父と重なる自分を、信じてくれるかどうかだ。
その為に長い時間待たせて何も縛られなくなり、漸く言えるようになったつもりだけど。]

(547) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


今まで本当に沢山、君は俺に付き合ってくれた
卒業してからは特に、不安にさせたこともあったと思う

だから指輪は二人で選びたいと思うんだ
……これからの人生は、
そうやって全てを一緒に決めていこう

[もし、もし
一つ段階を飛ばした高祈成海なりのプロポーズに
ただ一人愛せたその人が、頷いてくれるのならば

微笑みを一度驚きに変えて、不格好に笑い直し
別れを覚悟したあの日ぶりに抱き締めてそう語っただろう。*]

(548) ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

ガラシア 2023/08/11(Fri) 03時半頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

―冬/高祈邸応接間――

[思わず雅趣に富んだ豪邸も、
隣で見守るタカナル先輩の存在も
忘れかけていたオレは、
耳元に落ちる囁き>>387にビクッと肩を竦めた。]

この頃の作品は図面は
幾つか残ってたましたけど、
写真や実物はほとんど
見たことないんですよね。

……目指す方向は違うけど、
やっぱりジイさんはすごいなあ。
オレは一生この域には達せなさそうだ。

[感嘆を紡いだ後、タカナル先輩に
真正面から向き直る。
深淵の黒い双眸から「もし」の真意は探れず、
オレは迷い迷い脳内を吐露するのみ。]

(549) りしあ 2023/08/11(Fri) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

オレには買い取れるシロモノじゃないです。
こいつを飾れるほど立派な場所も用意できません。

花を生けられるためでない、
みんなに見て貰うための芸術品だから。

それに相応しい環境を、と願うなら
美術館の寄贈とかなんでしょうか……。

[それでも、何かしら手元には残しておきたかったから、
オレは一言断りを入れて、カメラバッグに手をのばした。
トサカ先輩ほど本格的ではないけれど、
スマホカメラでは撮影すら烏滸がましい気がして
普段作品記録用に用いる一眼レフで写しとる。]

――ありがとうございました。

[360度全方向から数十枚シャッターを切って、
後は残りの僅かな時間、肉眼で慈しみ愉しむことに専念。]

(550) りしあ 2023/08/11(Fri) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

この機会を恵んでいただいたお礼は、
オレにできることであれば何でもしますんで。

器を焼く以外に、能はないですけど。

[とりあえず、金銭的に不自由していなさそうな
タカナル先輩の、これがオレへの施しなのか、
それ以外の目的があったのかはさておき。

オレはもう一つの相談を思い出して、
スケッチブックを開いた。]

(551) りしあ 2023/08/11(Fri) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

メグココちゃんとトサカ先輩の器には、
揃いのデザインの蝶を描いたんです。

それで、夢の世界でタカ『キ』先輩の傍にも
見た気がして、染付ようか迷ったんですが、

……少し不吉な予感がして、結局はやめようかなって。
先輩ご自身の希望は、ありますか?

[図案の描かれた頁を数枚示して、説明する。
メグココちゃんには淡紫の、トサカ先輩には漆黒の
揚羽の羽根模様をカップに描いた。
そして、お互いソーサーの裏に
相手の蝶を密かに留まらせて。
タカナル先輩のカップには、トサカ先輩と同じ
漆の片羽を金粉の縁取りで施すのが初期案だった。]

(552) りしあ 2023/08/11(Fri) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[そうして、最終的な仕様が
オレの中で固まるまでの対話と、
最後にまた心からの感謝を伝えて、
オレはタカナル先輩の絢爛たる御殿を
後にしたのだった。

飛行機は明後日の便をおさえている。
極度の緊張と疲労で今日はホテル直行だが、
残りの日程は初めての北の大地の観光を、
ボーンチャイナのような優しい雪白色の風景を、
堪能させて貰おう。**]

(553) りしあ 2023/08/11(Fri) 04時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

─災害からの日常─

[そんな簡単に劇的な変化は起こらないが、心の持ちようが変わったために身だしなみは整えるようになった。
雑にくくりつけていた髪も、手入れをすれば不恰好に広がらないサラサラストレートになることを知った。

 ・・・絵を描くのに邪魔なので括るけど。

しかし髪をちゃんと整えてからまとめるだけでも無造作ヘアに見えないのが不思議だ。]

 これもーすこし欲しいな。

[今までおされどころか必要最低限すら目を逸らしてきた者がそんな簡単になんでもできるわけがない。
ヘアアレンジはもはや宇宙。

そんな中、シュシュは大変便利なものだと知った。

なんと無造作にくくった髪を通すだけでちゃんとしてるっぽくなるのだから。]

(554) cunnon 2023/08/11(Fri) 08時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[今の自分がやってることは、せいぜいブラッシングとシンプルなシュシュ程度だ。

服装は、ジャージが臨終したのもあるが、こざっぱりしたシャツとシンプルなスカートやキュロット程度は履くようになった。
黒紺茶白、カーキあたりが慌てなくていい。

「ちゃんとしたい」と言ったときにおかんが仁科のキャパを超えて飾ろうとしたのを全力で抵抗したため、ひとまずシンプルな地味学生程度に落ち着いた。]

 ……うーん
 まあ まだ10代だし いいよね

[メイクに関しては、わからなすぎて避けている。
いちおう鏡は見てみるのだが。
道具もわからないし、化粧品売り場に行くのがそもそも恥ずかしい。
顔をキャンバスに見立てれば……と一時は考えてみたが、顔はキャンバスではない。
仁科覚えた。

しかし10代を理由にできるのは半年程度だ。
わかっているとも。]

(555) cunnon 2023/08/11(Fri) 08時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[周囲にも少しずつ変化が出始めた。
高祈先輩は以前よりも、なんていうか
やわらかく?なった気がする。

元々優しくていつも微笑んでいたけれど。
最近の先輩は距離感が変わったっていうか ──男性にこういうのもアレだけどちょっと綺麗になったなって。
今思えば、あの中庭のベンチで先輩を引き止めることができた>>395のは、先輩の纏う雰囲気が変わったからかもしれない。
前なら気軽に引き止めたりできなかったかも。

お礼と言ってティラミスを持参してくれて、後輩の愚痴を聞かされてるのに、嫌そうな顔をすることもなく共感してくれてただ話を聞いてくれた。]

 無駄にしなく、できてるかな?

[後悔を無駄にしない>>442、と言ってくれたのが変わろうとしている今を肯定されてる心地がして嬉しい。
あと、どうやら夢で仁科も魔法を使っていたらしい。
治癒魔法って>>440って、すごいよね。
参列した時のワンピースもだけど、無意識ってすごい。]

(556) cunnon 2023/08/11(Fri) 08時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[身だしなみを整えてジャージをやめてからしばらくした頃、チャラそうな男子が訪れた。

 "かわいいね、デートしない?"と。

もっさかった女子が身だしなみを整え始めたのが周囲にどう映るかなんて仁科は知らないけれど、変わりはじめの地味子はチョロいと思われる。
その日ヤれたらいいだけの男子にとっては獲物である。

しかし、仁科にとって性や恋愛とは、他人と他人が紡ぐファンタジーである。
ゆえに、迷わず答えた。]

 いいスよ

   ──誰に伝えてきたらいいスか?

[何も間違ってはいないという自信満々のドヤ顔だ。
今までも、誰かと誰かの橋渡しはしてきた。

男子が誰宛かなかなか言わないので首を傾げていると、どこからともなく柊くんがやってきていつのまにか話が終わっている。
これもまあ、周辺が変わったことの一つだ。]

(557) cunnon 2023/08/11(Fri) 08時頃

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