27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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[アスファルトに残る雨の痕跡。 晴れてよかった、という思いを新たに足を踏み出す。 懐かしい建物を前にすれば、やはり胸が弾む。
>>271>>276>>283>>287 周りの反応につられるよう >>254 件の黒い人影に目を遣った。 暑そう……、やはり同様の感想を抱いて、 チケット売り場へ向かった。**]
(297) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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―― 回想:たまに空気の読めない同級生 ――
あー、家庭の事情ってヤツで。 親と一緒に暮らせないことになってさー。
[ 仁科ちゃんからの質問には、>>272 初めはそう返したけど、 そこで納得してもらえたんだったかな。 もし不十分だったなら、 いつもの煙幕を張るくらいまではしたはずだけど、>>9 そこまで話したら、 さすがに「へぇ、そうなんスね」の一言は 貰えた気はしたんだけど、どうだろう。 ]
(298) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[ まあ、煙幕にしているといっても 一部に話している事情に>>9 嘘はあんまり含まれてはいない。 母さんが壊したのは体じゃなくて、 心だったってことくらいで。
あとはまあ、そうなった原因については 誰に問いかけられたところで 話すつもりはなかったから、 隠し事だと言われたら、否定する術を 俺は持ち合わせてなどいないけど。 ]
(299) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[ 何はともあれ、仁科ちゃんは たまに空気の読めないところはあるけれど、 意図的に他人を傷つけることは 俺が見た限りではなかった気がするし、>>273
仮に何か変な空気を作られて やんわりと窘める必要が出てきたとしても、 変な反論をすることなく あっさりと納得するイメージがあったから、>>272 俺としては接しやすい相手だった。
だから、俺は仁科ちゃんに対しても 態度を変えることなく、>>274 いつもの明るく元気な福原徳人として話してたんだ。 ]**
(300) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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―― 美術館 ――
……あっ。
[ チケットを買った後、 早速エントランスから順に絵画を眺めていたら、 1枚の大判の絵が目に入って―― なんで見てしまったんだろうと俺は後悔した。
木組みの額縁に中に見えるのは、 快晴の空の下、薔薇の生垣を背景にして、 2人の男女が芝生に座って寄り添っている姿。
その2人が何とも幸せそうに微笑んでいるものだから。 ]
(301) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[ ――ああ、ただただ腹立たしい……。 ]**
(302) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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―― 現在:男子トイレ ――
[ 薔薇を背景に微笑む男女の絵を見た後、 気分が悪くなった俺はトイレへと駆け込んだ。 心が不快感でざわついて落ち着かない。
きっと、ただの恋人同士の絵なら 何を感じることなく眺められたと思う。 けれど―― ]
(303) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[ ――やっぱり俺は薔薇なんか嫌いだ……。 ]
(304) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[ 心を落ち着けるように、俺は洗面台に立って 水道の水で顔を洗うことにした。
冷たい水がピリッと俺の顔を刺激して、 幾分か思考がスッキリとさせる。
それから、ハンカチを取り出して 顔に付いた水滴を拭う。
目を前に向けると、鏡に映るのは いつもより少しだけ顔色の悪い俺の顔。 昔から「お父さんにそっくりね」と 周りから言われていたその容姿。
それを誇らしいと思えたのは5年前までで、 今ではもう―― ]**
(305) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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― 少し前:バス内 ―
あたし折り畳み傘なら持ってるんで 何ならついでに入っていきます? 日傘兼用ですけど。
[傘がないと零す大藤にはそう言ってはみたものの トンネルに着く頃には雨はやんでいたので、 その心配は無用であった。>>291
バスが美術館に着くまでの間は外の景色を眺めたり 和気あいあいとお菓子交換会に興じる 前の方の席の様子を窺ったりしながら過ごした。
時折大藤にも話しかけていたが 返事はあまり返って来なかったかもしれない。 ただ、綺麗ですね!と言いながら彼の方を見た時に どことなく渋い顔をしているのは目に留まり。 おや、と思ったけれども。]
(306) 2023/07/26(Wed) 11時半頃
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[らしくないを発動してしまった相手はもう一人。>>289
確か一週間近く続くらしい雨の予報を話題にしていた時のことで、表情や振る舞いはきっと普段に近いものになっていたと思うけれど。
心がそこまで翳っていたわけではないことと、相手が大藤なのが口を滑らせた原因だろうか。 此方に興味があるのかも伺い知れない様子は、不躾な者達とは対極を保ち続けていた。
面白がっているのは否めない。 一方的に絡んでいるのは紛れもない事実。
だけどただの愉快な見世物ならば、 わざわざつつき回さずに遠くから見ていればいい。
一般的には遠いだろう付かず離れずの距離感が、成海にとっては心地良いものだった。]
(307) 2023/07/26(Wed) 12時頃
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── 入館前 ──
[成海は全員が降りてくることをバスの側で確認し待っていたので>>269 最後に残る者が外気を吸った時も、そこにいる。
促すように声を掛けたのは、大藤相手だっただろう。>>270 後部座席を振り返ったりもせず順じて降りて行ったので、 気遣うどころか気づいてもいなかったのだが。>>293]
入る前に外でよく深呼吸するといいよ
[などと声を掛けていた。
なに、ちょっと降りるのが遅かった気がしたのと 普段から絡んではその無を貫き通す表情や様子を近くでよく見ているので、何かが違う気がしただけだ。
全てはまるっきりの勘違いかもしれない。 それ以上お節介をするでもなくさっさと足取りは中へと進んだ。**]
(308) 2023/07/26(Wed) 12時頃
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[そうして美術館に到着し、 バスから降りようと立ち上がった時に もう一度大藤の様子を窺えば 座ったまま立ち上がる様子はない。>>293
体調不良か?とも思ったが 相変わらず表情は変わらないし 助けが必要なら言ってくれる…、のでは。たぶん。 いやどうだろう。やや怪しい。]
せーんぱい。 これあげます。
[リュックを漁り、麦茶を冷やしていた小さな保冷剤を ぴとりと彼の額にくっつけるように押し付ける。 まだ暫くは冷たいからそれなりに心地いいだろうし、 不要なら適当に捨ててくれるだろう。
反応がどうであれお先失礼しますねと一声かけて、 今度こそバスから降りようか。**]
(309) 2023/07/26(Wed) 12時頃
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[あの時、引き留める彼女の手を取り、 楽しく誕生日のデートに繰り出していれば、 こんな事件に巻き込まれることは なかったかも知れないのに――。]
(310) 2023/07/26(Wed) 13時頃
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[オレは、周囲から隔絶されたかのような エントランスの造形に息を呑み、 視界の端を過った黒スーツの男に 奇妙な胸騒ぎを感じていた。
同じように、いつも黒い服を着ている印象の 二人の先輩――双子説まで噂されている は、そんな風に思ったことはないのに。
不吉で、不穏で、落ち着かない黒。 けれどそれすら夢幻だったかのように、 そちらに焦点をずらした時には誰も居なかった。]
(311) 2023/07/26(Wed) 13時頃
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チケットって各自購入なの? 団体割引的なのは、ないのか。
[強制や遠足でなく、あくまで 課外授業の形式だから仕方ない。
古びた年代物の革財布を取り出す。 半世紀――少なくともオレの年齢以上は 時を経ているだろう使いこまれた鞣革。 彼女たちはこぞってボロいから 新しいのをプレゼントすると申し出てくれたけど、 これだけは固辞した。
数少ない、オレのジイさんの遺品だから。 破れてもどうにかこうにか繕って使い続けている。]
(312) 2023/07/26(Wed) 13時頃
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ところでさっき、 ビシっと黒いスーツ着込んだ人、 見なかった?
時代錯誤だけど金持ちっぽい…… この美術館のオーナーとかかな?
[オレは券売機の周辺で、誰に宛てるでもなく零す。 暑そう、と当然とも思える感想を抱かなかったのは、 むしろあの重苦しい漆黒が、人間の温度らしきものを 全く想起させなかったから。]
(313) 2023/07/26(Wed) 13時頃
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――美術館入り口――
[幾人かの背を見送りながら、 オレはチケットを手にしつつも まずは建物そのものに興味を惹かれていた。
シンメトリの階段を上った先に堂々構える景観は、 寺や神社の本殿みたいだと思う、日本人的感覚。 丸い借景窓のような扉が印象的だ。 連なる硝子の屋根は、さながらルーブルの ガラスピラミッドのようなのに、 不思議と一体感は損なわれていない。
中に収蔵されているものは、 勿論芸術的価値のある貴重な逸品ばかりだろうけど。 それらを内包する外装も、名のある建築家が コストと格闘しながら魂を込めてデザインしたものだ。]
(314) 2023/07/26(Wed) 13時半頃
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――でっか。 照明も凝ってるから、 夜見れないのが残念。
[オレが創造するモノは、掌サイズがせいぜいだから。 圧巻の迫力に舌を巻き、スケッチブック片手に、 まずは周囲をうろつくことにした。 レポートのことは、今はなるべく考えないようにして。**]
(315) 2023/07/26(Wed) 13時半頃
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― 現在・美術館前 ―
[券売機でチケットを買う中 ふとぼやきが聞こえてそちらを見れば 盛大に頬を腫らした骨谷の姿があった。>>312
同期の彼は朗らかで話しやすく、 気のいい奴だと思っているけれど 同時に恋多き男という印象がある。
付き合っては振られ、付き合っては振られしている様子に よくまあ懲りないなあと羨み半分呆れ半分で思っているあたしだ。
惚気だか愚痴だか分からないような話を聞いていると 付き合う子に少々過激な性格が多いようには感じるが そういう女性が彼の趣味なら仕方がない。 我儘な女子に振り回されたい男子って一定数いるよね。わかる。 などとも勝手に思っている。]
(316) 2023/07/26(Wed) 13時半頃
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あ!見た見た!骨谷くんも見た? やっぱり見間違いじゃなかったんだ。 こう、ちょっと目を離した隙にどっかに消えちゃってさあ。
[スーツ姿の男について不思議そうにしてる彼に、 思わずテンションをあげて答えてしまう。>>313]
この暑い中スーツ着てるし、雰囲気あったし もしかして幽霊!?なーんて思っちゃったー。 いやあ怖いよねー。
[いや本当にオーナーだったら失礼どころではないが。 一応少し声を潜めるあたしの調子には、 どことなく楽しんでいるような雰囲気が滲んでいたかもしれない。**]
(317) 2023/07/26(Wed) 13時半頃
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――在りし日 〜運命の出会い編〜
[最初に山奥の美術館を訪れたのは、 小学四年生時の黄金週間。 両親と姉、弟、銀檀と家族五人での日帰り旅行だ。 父親の運転する車は山中のトンネルを抜け、 吊り橋を渡り目的地へ到着する。
三つ上の姉はともかく、 二つ下の弟と齢九つの銀からすれば退屈な場所といえる。 動かない像や絵画は、芸術に馴染みのない子供たちに とって、面白みに欠けるものだったから。 時間をかけて鑑賞して回る両親に痺れを切らして、 あちこちブラブラしていると。
一枚の絵画に出会う。]
(318) 2023/07/26(Wed) 15時頃
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…………。
[ゴツゴツとした岩肌が覗く山岳の地を背景に 数人の人物が描かれていた。 彼らが見下ろしているのは黒い布がかけられた、 恐らくは死者だ。 その中に一人だけヤギの頭蓋骨とおぼしき 仮面を被った少年がいる。 いや、黒い外套の下の輪郭を銀がそう判断しただけで、 あるいは少女だったのかもしれない。 それはどちらでもいい、些細なことだ。]
(319) 2023/07/26(Wed) 15時頃
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[例えるなら稲妻に似た何かが、 幼い日の銀の胸に走る。 魅入られたように見つめていた。 やがて探しにきた両親に引き剝がされるように 美術館を後にした。 その日の夜は出した熱は三日三晩引くことはなく、 ベッドの中でもずっと魘されていたらしい。
四日目にはすっかり元に戻って家族を安心させたものの、 以前の自分とはもう違うのだという自覚が 銀の中に芽生えていた。*]
(320) 2023/07/26(Wed) 15時頃
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――美術館入口
[>>312 確かに。 心の中で頷きながら、チケットを購入し館内に入る。
子供の頃はあまり気に留めなかったが、 随分綿密なコンセプトのもと施工されていることがわかる。 ガラスを多用して作られた屋根には幾何学模様のフレームが 張り巡らされていて、 どことなく曼荼羅を想起させた。
暫らくの間、眺めてから足を踏み入れようとして。]
骨谷くん? 何か描くの?
[>>315 スケッチブックを手にした青年に声をかけた。**]
(321) 2023/07/26(Wed) 15時頃
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―回想:銀―
[ある日、髪のゴムが切れてしまっていました。 それに気付いて髪ゴムを使わなくても良い、髪の毛だけでまとめられる方法を使っていたのですがそれが少しずつ緩んでしまっていたようです。 解いてしまっても良いのですが、それでは講義を受けるのに邪魔だと思いました。 髪の毛が落ちてくるたびに耳にかけ直すのは手間だからです。 だから、銀が気づいてくれたのはそのタイミングだったのでしょう。>>295 差し出してくれたバレッタに少し目を見開きます。]
ありがとう。いつ返せば良いかしら。
[直ぐに売店に行って髪ゴムを買ってくれば、借りなくても良いかもしれません。 けれど次の講義に向かいたくて売店による暇がありませんでしたから助かりました。 こう言う時に限って予備のシュシュも忘れてきてしまっているのです。 だからそう尋ねましたが、速やかに立ち去ってしまった銀からの返事はあったでしょうか。 返さなくて良いものであれば、その日からそのバレッタが田端の髪をまとめる役目を担いました。 それは今日も勿論です。]
(322) 2023/07/26(Wed) 15時半頃
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[そしてそれを食料品のお礼と気づいていないだろう田端は後日シュシュをお返ししました。 手編みで作った青のシュシュに銀のビーズを散らしたものです。]
この間は助かったわ。 趣味で作ったものだけど、良ければもらって。
[彼女が受け取ったかは定かではありません。 受け取ってもらえなければ、予備のシュシュとして持ち歩くことになるでしょう。]*
(323) 2023/07/26(Wed) 15時半頃
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―現在―
[田端は特に目的があって歩いている訳ではありませんでした。 だから自然と、入り口から右手沿いに館内を巡っていきます。 一人で行動するのは苦ではありません。 昔から田端は一人で行動してきました。 一人でなんでもできなくてはいけませんでしたし、もっと言えば誰かを助けなくてはいけませんでした。 だから、誰かを助けなくてはいけない集団行動よりも、自分だけ助ければ良い単独行動の方が気楽なのです。 そして、いつしかそれは自分を守る盾にもなりましたし、他人を遠ざける壁にもなっていました。 けれど、常識的な範囲内で誰かに手を貸すことを厭う訳でもありません。 ただ、それをツンデレのデレだと思っていたら大間違いだと言うことです。
やがて一枚の絵の前で田端は足を止めました。 一階の奥の方にあった、手を繋いだ二人の子供の絵です。 雨の中、カッパを着た小さな子と、その子の手を引く傘を持つ子。 雨の表現も見事でした。 葉に光る雨粒や紫陽花の花も美しかったです。 ただ、その絵の前で田端は少しだけ不愉快そうな顔をしていたのです。]
(324) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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[田端は三人家族です。 少し前、三人家族になりました。 田端が生まれた理由は、もう無くなりました。 けれど、そんなことを気にせず生きてやろうと思います。
でも、こうした描写を見るたびに、田端の心に刺さったままの棘が痛み、嫌な記憶を思い起こさせるのです。]*
(325) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/26(Wed) 16時半頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/26(Wed) 16時半頃
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── 二階を目指して ──
[誰かと連れ立つような約束は特にしておらず、 寂しく思う性分でもない。
目的の展示のことを考えながらゆっくりと歩いていた時に、 後輩が成海を追い抜いて行った。>>303 彼の向かう先にはトイレしか無いと思うが……。
心ここにあらずの成海は横顔など見ていなかったし、そうする以前に福原がどこにいたのかも知らない。 長い道中だったのだから当然だろう、と一般的な解釈をしそのままエレベーターへと向かった。]
(326) 2023/07/26(Wed) 16時半頃
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