人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 夜笑国 メイ

[わたしの手は、炭蔵くん>>217の隣に並んだ。
 乃絵ちゃんへ二本の手が差し伸べられる。]

  現実は、怖いだけ?
  乃絵ちゃんの中に、もうそれしかない?

  ……一緒に、帰ろうよ。

[ぐるぐる回って、たどり着いたのは結局最初と同じ。
 わたしはわたしの気持ちを押しつけただけかもしれない。

 でもほんの少しでも同じ気持ちがあるのなら、
 どうか、手を取ってほしい。

 わたしはそう伝えて、ほのかに笑った。
 乃絵ちゃんの願いを、選択を、答えを 待つ。]*

(228) 2021/06/15(Tue) 21時頃

 ── 現在・集中治療室前 ──

[ 番代がこちらに歩いてきたので、
 治療室前が気まずい慎一は少し助かる。

 だから、抗議の声にも少しだけ笑って、
 「ごめん」って素直に謝っておこう。

 コントロールは悪くなかったろ。
 ……そういう問題じゃない? 知ってる。

 さっき会った面々について告げれば、
 落第生による引き算の時間だ。]
 



[ 「頑張ってるんだ」って言葉に、
 慎一は「うん」ってうなずいた。

 何も知らない人からすれば不審な会話でも、
 この距離なら黒沢の母親には届かないだろう。]


  ……がんばってるよ。
  黒沢もだし、ユーガも、暮石も。


[ あんな世界を作り上げたのだ。
 まだがんばってるって、慎一は信じる。]
 



[ 確かに。飲むのはせめて待合室だった。

 ポケットにしまわれたコーラに、
 慎一は内心でほっと安堵の息を漏らす。

 あまり状態のよくないコーラのお代は、
 もちろん、丁重に受け取りを断って、
 ふいに揺れた番代の視線を追っていた。]
 



[ ……そこには女がひとりいる。
 黒沢の母親だって慎一は疑わなかった。
 娘の帰りを今か今かと待ってるんだろうと。

 かわいそう。と慎一は思って、
 だから番代のささやきは不意打ちだった。

 びくりと一歩あとずさりしそうになって、
 それでも、流し込まれた言葉の意味を咀嚼する。]


  ……あ、


[ ひとり≠ナ待っているんだなって。
 今の今まで慎一が気がつかなかった事実。]
 




  ……忙しい、のかな。


[ その人のほうへ張り付きそうだった視線を、
 無理やり引っぺがして、かろうじて慎一は言う。

 忙しいのかもしれない。家をあけていたのかも。
 黒沢の家族について、聞いたことはあったっけ。

 いくらか頭の中で理由を並べ立てたけど、
 たぶん、自分でも不思議なほど声は強張っていた。]
 



[ ……もし、これが慎一だったら。
 きっとこの場所はもっと騒がしい。

 どんなに大事な仕事が入ってたって、
 父も母も全部放り出してここに駆け付ける。

 どこか別の場所にいたんだとしても──、
 なあ、黒沢が搬送されてどのくらい経つっけ。

 そんなこと聞けやせずに、
 慎一はじっと番代のことを見下ろしていた。

 人の家族について憶測で何か言いはしないけどさ、
 たぶん、慎一の目はひどく動揺に泳いで、
 似たものを感じ取ったことを番代に知らせるだろう。]
 




  ……俺、やっぱり向こう行ってる。


[ 他人がいても気まずいだろうとか、
 そんな殊勝で冷静な心掛けじゃあなく、
 たぶんその瞬間、そこにいたくなかっただけ。

 鏡もないんじゃ見えやしないが、
 きっと、慎一は顔をひどくゆがめてそこを立ち去る。*]
 


 

 おう、ただいま。
 えっと…… いや、なんでもない。

[そこに居たのは
物言わぬ人形なんかじゃあなくて
ちゃんと生きているマナだったから、さ。

無事帰ってこれてた喜びだとか、
そりゃあ…
言いたいことは山程あったんだけど。
ま、それはあとでいっかな、って。

お嬢様、カフェオレ温めておきました。
お陰様で俺のポケットもほかほかしていて、
俺は、じゃ、またあとで、って売店に向かうんだ]
 


 

[そしてこちらもまあ
無事、売店は開いていたわけで。
(どうしても開いてるわけがねえって?
じゃあ絆創膏の自販機があったことにするからな!)
調達するのは絆創膏だけ。

んで暫く廊下にあった大きな鏡に向かって
俺は格闘することにする。
眦の傷、そんなに大きくなくてよかったな、って。

あっちの世界はさ、
日常なんかとは随分かけ離れていたけれど
確かに、夢なんかじゃないって思い知らされる。]*

 


メモを貼った。


― 綿見と ―

そっか。だろーなとは思ってたけど、
やっぱ姿見るとほっとする。

え、あ、そう!?ごめん。
ついつい気になっちゃって……
でも恥ずかしがってる綿見ちゃんなんて
レアだからちょっと役得。なーんて。

[勿論なんか変な気持ちで見てたわけじゃない、が、
確かにちょっと不躾だったかも。
謝罪を交えつつ、軽口を叩く綿見に笑いかける。
元気そうで何よりだ。]


[続いて、黒沢の容体に水を向ければ
ちらりと綿見の視線が集中治療室に向く。
まだ状況は何も変わっていないようで、
笑っていた顔を物憂げに曇らせた。]

………そっか……

九重ちゃんが来てるのは聞いたけど、
番代ちゃんも来てるんだ。

[番代家の厳しい門限を知っている身としては
よく親が許可してくれたなって思ったけど、
それだけ必死に頼みこんだのかもしれない。
やっぱり皆、じっとしていられないのだ。]


メモを貼った。


[他の奴も来ているんだろうか、
なんて思考の端に過った所で
ちょうど鳩羽が戻って来たか

おっすおっす、って軽く手を上げて挨拶し
飲み物俺の分はねーの?とか、てかその傷どしたん、とか
ちょっとした戯れ(ウザ絡みとも言う)をしたのち
売店に去っていく友人を見送る。]



 ……忙しいだけ、なら、いいんだけど。

[可能性を考えるならいろいろある。
元々父親はいなかった、とか、いろんな事情もあるだろう。
私は乃絵ちゃんの家庭については知らないんだから、
どう足掻いても余計な推測になってしまう。

私の両親だって、私が自殺未遂を起こしたなんてことがあれば、
絶対に、全速力で、何があっても駆け付けてくれるという確信がある。
だから、そうじゃない家庭について想像を巡らせる能力が足りていない。]


[だけど、だけどね。
もし父親が来ない理由が、
乃絵ちゃんが自ら命を絶とうとした理由と何か関係があるなら、って。
少しでも思ってしまったせいで、歯止めが効かない。

無言で視線を向け合えば、
同じ発想に至ったかどうか、目に走った動揺を感じ取った。

そのまま向井くんを見送って、
心の中に引っ掛かったその違和感と向き合いながら、
過ぎていく時間を待ち続けるだろう。

ポケットの中に重みを与えているコーラ缶の、
プルタブ部分を指でなぞる動きを繰り返す。

……うん、少し落ち着く。*]


[んで、聞かれた話の続き。
校舎内で綿見とあんまりじっくり話す機会は無かったけど、
そう言う風に思うってことは、
やっぱり彼女の中でも何か変化があったのかな。
そこまでは分からないにせよ。

何せ、成り行き上とは言え、
唯一俺の中学時代のごたごたを零した相手ではある。
ちょっとだけ気恥ずかしいような気持ちで
眉を下げて苦笑を浮かべた。]

………うん、


なんてゆーかさ、あっちでいろいろ話して、
人の話も聞いてみてさ、
俺視野狭かったんかなーって。思って。

過去言われたことは変わんないし、
俺がやらかしたことも変わんないし、
新しい彼女が出来たわけでもないけどさ。

[現実が何か大きく変わったわけでも、
根本的に解決したわけでもない。

…俺が実の親に棄てられた事実が
変わるわけじゃない。けれど。]


【人】 夜笑国 メイ


[乃絵ちゃんの質問>>231に、
 わたしたちはわたしたちなりの答えを出した。]
 

(237) 2021/06/15(Tue) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[炭蔵くんのわがままとわたしが積み上げる心残りが、
 乃絵ちゃんの中に届いたのかな。
 乃絵ちゃん>>232>>233はわたしたちの答えに笑った。

 さっきあんなに首を振っていたのに>>230
 もしかしてって期待しちゃいそうになる気持ちを堪えて、
 わたしは手の差し出し続ける。]

(238) 2021/06/15(Tue) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……うん。

[乃絵ちゃんが願いを口にした。
 最初はいらないモノのこと>>234
 次に欲しいモノのこと>>235

 後者の話を聞いた時、わたし、指先が震えちゃった。

 夢じゃないかな。
 わたしが言って欲しいって思ったこと、
 聞こえてるだけじゃないかな。

 でも乃絵ちゃんの目からはぼろぼろと涙が溢れていて、
 わたしは鼻を啜りながら笑った。
 今度は強がりなんかじゃない、本当の笑顔だった。]

(239) 2021/06/15(Tue) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんはちょっと待ってねってクレープを食べる。
 わたしはわたしたちの手を見て、炭蔵くんの顔を見て、
 それから乃絵ちゃんを見て、からりと笑った。
 何だか、ちょっと力が抜けちゃったね。

 ——わたしたちはみんな、二本の腕を持っている。

 涙味のクレープがなくなるまで待って改めて。
 わたしたちは、真正面から向き合った。]

  ……全然上手じゃないけど、いい?

[わたし、嘘つくのあんまり気にしないんだけど、
 今だけは何の嘘も紛れ込ませたくなかったから、
 乃絵ちゃんにひとつだけ尋ねた。
 願い事には、わたしのピアノが含まれている。]

(240) 2021/06/15(Tue) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  絶対叶えるよ。約束する。

  一緒にいよう。思い出作ろう。
  ピアノも弾く……いつか、いつか。
  ……ううん、未来のことは分かんないけど。
  わたし、がんばるから、

  乃絵ちゃんも、そこにいてほしい。

[わたしは差し出した手をもっと前に伸ばす。
 いつの間にかわたしの目からは涙が消えていた。]

(241) 2021/06/15(Tue) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[わたしは、わたしの宝物で、友達を迎えに行く。]*
 

(242) 2021/06/15(Tue) 22時半頃


いつも笑ってなきゃ駄目だって思い込んでたんだ。
でも、なんかさ、皆優しいんだよ。
優しくしてくれたんだと思う、ずっと。

だからもっかい信じてみたいなって。
今度はちゃんと向き合いたいなって。思った。


[求めた愛を得られたわけではないけれど。
俺の周りにはたくさんの人がいて、
少しずつやさしさや愛をくれていた。

闇雲に欲しがるばかりで、
ずっとまともに見ていなかったんだって。
ようやく気付いたから俺は、
やり直したくて帰って来たんだ。

いつか俺も俺をちゃんと好きになれるように。]



……俺の方はそんな感じ。

[なんか語っちゃったな。
素に戻るとちょっと照れ臭くて、
あははと笑って軽く頭をかく。]

綿見ちゃんは?
ちょっとは気持ち、楽になった?

[いつかのやり取りを思い出して。
お返しに聞いてみるんだ。**]


 ── 現在・病院外 ──

[ 「忙しいだけなら」って、
 番代の言葉がやけに頭に残った。

 そうやって少ない言葉を交わして、
 その場を離れた慎一は、
 待合室にいる人と混ざる気分でもなくて、
 結局、またなんとなく外にいる。

 たぶん、寒いくらいのほうが、
 頭の中がぐちゃぐちゃになったり、
 あるいは手に汗を握りそうなとき、
 少し落ち着ける気がしてよかった。]
 



[ そう。可能性はいくらでもある。

 いろんな家族の形があることも、
 慎一は知らないわけじゃない。
 そう頭では理解しているはずなのに、
 今は、無性に落ち着かないから。

 病院の外、入り口から少し離れて、
 邪魔にならないようなところに立ち、
 時折冷めたミルクティーを口にしながら、
 ペットボトルの蓋のぎざぎざを、
 短い爪でじっじっとこすってた。

 誰かが似たことしてるとも知らず、
 ただ、自分を落ち着けるために。]
 



[ 慎一がここでそうしている間にも、
 病院の中がわあっと明るくなりますように。
 どうか、また会えますようにと祈りながら。*]
 


【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんの控えめなわがまま>>247にわたしは笑う。]

  それまでしか一緒にいてくれないの?

[なんて、ちょっと意地悪。
 わたしのピアノを望んでくれた乃絵ちゃん>>246に、
 それまでなんてある訳ないのにね。]

  ずっと一緒にいたいってことだよ。

[約束じゃなくて、わたしがそうしたいから。
 乃絵ちゃんに伝えて、わたしは乃絵ちゃんの手を引く。
 そうしたら、乃絵ちゃんのもう片方の手を取った
 炭蔵くん>>245にもその力が伝わるかな。
 わたしは、校舎の果てから出ようと促した。]

(251) 2021/06/15(Tue) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[音楽室の中、
 わたしは手を繋いだ乃絵ちゃんを見上げる。
 少し身体を傾けたら、向こうに炭蔵くんも見えた。]

  乃絵ちゃん。

[わたしは大切な友達の名前を呼ぶ。
 一緒に帰ろう。明日へ進もう。
 そのために、まずはどこへ向かおうか。
 
 道のりは分からないけれど、ひとつだけ確かなのは、
 わたしが乃絵ちゃんの手をもう離さないことだけ。]*

(252) 2021/06/15(Tue) 23時半頃

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