10 冷たい校舎村9
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炭蔵君には、謝りたかった。 約束したのに、私、本当にあの約束、嬉しかったのに、 守れなくてごめんなさいって、謝りたかったから。 ……それだけだよ。
芽衣は、絶対私の秘密に気づいてたのに、 気づかないふりしてくれたから。 いっぱい、私の嘘に付き合ってもらってごめんねって そう言いたかった。 あとね、芽衣のピアノ、聴いてみたかった。 それが最後の私の心残りだから。
[ そのはず。私の最後の心残りはそれで、 私は、それ以上何も望むことなんて* ]
(135) 2021/06/14(Mon) 23時半頃
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[ どうしてって、芽衣が聞く。>>125 そうよね、気になるよね。当然だと思う。 そして、私は2人をこんなに巻き込んじゃった。 2人には……ううん、この校舎に来てくれたみんなには、 「どうして」を知る権利がある ]
芽衣は、お父さんのこと、好き? 炭蔵君は、家族のこと好きって言ってたよね。 私、そう言い切れる炭蔵君が羨ましかった。
[ 夏の日の会話を思い出す。>>0:821 ねえ、炭蔵君、あの時の私の返事を覚えてる? 憎んでるんじゃないかって思うことも、あるかな。 私、そう答えたんだった>>0:899 ]
(136) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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私、姉が一人いるの。歳は離れてるんだけどね。 綺麗で、頭がよくて、人望もあって、 みんな、姉のこと完璧だって言ってた。 父の自慢の娘だった。 でもね、ちょっと……事件が起こって、 姉は父を失望させたの。 父は激怒して、姉を追い出して、 そして、私は姉の代用品になった。 “父は間違っていなかった”ってことを 証明するための道具になったの。 ……でも、私じゃ全然姉には及ばなくて。
[ 炭蔵君に顔を向けた。覚えてる?って首を傾げる。 家庭内の問題っていうより、私の問題。>>0:1177 そう、原因は私のスペック不足 ]
(137) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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ずっと、怖かった。姉は一度の失敗で見限られたから。 私は、全然姉には届かないから。 私じゃ、姉の代用品にはなれないから。 何かひとつ失敗するたびに、 捨てられるんじゃないかって怖かった。 失望のため息を吐かれるたびに、 今度こそ見限られるのかと思った。 プレッシャーに耐えきれなくて、手首、切っちゃった。 傷口が痛む時は、心の痛みを忘れられたから。
[ でもね、って私は言った。 勘違いしてほしくなかったの ]
だから、死のうって思ったわけじゃない。
(138) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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芽衣には話したよね、中学の時はバレー部だったこと。 絵のコンクールで表彰されたこと。 高校になってやめたのは、父にやめさせられたから。 そんなものは何の役にも立たない、 私の人生には不要だって命令されたから。 ……私、父の命令には逆らえなかった。
[ だって、全然父の求める水準に達せないんだもの。 全然姉に追いつけないんだもの。 そんな私が、父に意見なんて、できるわけがない ]
(139) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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何か一つ取り上げられるたび、 私の中から何かがなくなる気がした。 どんどんどんどん、 私を作ってるものが消えてく気がした。 それでも、大丈夫だって思ってた。 大丈夫なはずだったの。 だけど……、
[ 俯いたら、クレープが目に入った。 私と芽衣が初めて作ったクレープ。 59点の出来栄えのクレープ。>>4:467 父にとってはきっと生ゴミにしか見えないだろうそれ ]
(140) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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私に、友達は必要ないって命令だけは、 どうしても、聞けなかった……。
(141) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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[ ぽとぽととクレープに雫が落ちた。 雫が落ちた部分の生クリームが溶ける。 甘いクレープがしょっぱくなっちゃう。 ぽとぽとと落ちる雫と一緒に、私の言葉も落ちた ]
(142) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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……今死ねば、父の命令、聞かなくて済む。 みんなと友達のまま、死ねるって、 そう、思っちゃった。*
(143) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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[ それで今、缶飲料を抱えて、
12月の冷えた空気の中にいる。]
── 現在・病院外 ──
……うれしいんだ、へえー。
[ わいわいと騒がしく言うやつがあったから、
慎一はわざとらしくよろめいて笑った。
いつものおふざけみたいなノリに、
慎一も同じように笑っていたけれど、
半信半疑であったなら仕方がない。
世界と同化する説なんてちっとも知らず、
悪い気分じゃないから慎一は笑ってる。]
……男前だよ、
その傷がなけりゃな。
[ すっかりあいた片手で、
デコピンのひとつでもしてやろうか。
もちろん、傷のとこは避けるからさ。
別にあながち冗談ってわけでもないから、
鳩羽憐に春が訪れない理由を論ずる会なら、
後日別途開催してもいい。喜んで参加する。
返ってきたどっちつかずの返答に、
慎一はへらりと笑って言っただろう。]
おまえがどうしたいか、
聞いてみたいと思ったのに。
[ やっと思ったんだけどな。
冗談みたいに軽い口調でね。
去ったあとでの校舎の出来事。
当たり前なんだけど、慎一は知らない。
なんかうれしそうだなあって、
不思議にさえ思いながら、また一歩歩いて。
コーラを右手に左手に持ち替えたりして。
だから、いつものどおりならさ、
適当にじゃれあうような話、
このままずうっとしててもよかった。
それでも慎一はきっと楽しい。]
[ でも、ほら。せっかくの機会だ。
勢いがいいなあって思ったし、
慎一は一瞬驚いたけど、聞くなら答えるよ。]
いっつも笑ってるとこ。
こっちがつられて笑っちゃうくらいに。
人前で機嫌よく振舞えるとこ。
ヤな顔もせず人に手ぇ貸せるとこ。
相手の「してほしいこと」ばっかり、
うんうん考えて、しまいに叫びだすとこ。
……そいつの顔もわかんねえのに。
[ 「まだいる?」って慎一は笑った。まだあるよ。
いっこも嘘じゃない。こっちもそんな顔してる。]
……どっちがすごいとか、
どっちのががんばってるとか、
言い合ったって、不毛だって。
素直に褒められとけって。
[ 本心だったのかもしれない。
あるいは励ましだったのかも。
だけど今だけは、
その屈託のない笑顔が刺さるなあ。
「すごく頑張ってる」って、
何を指して言ってるんだろう。]
……がんばってるよ、俺も。
みんな何かしらがんばってんだろ。
[ ぶりかえしたように、喉元が痛痒くて、
あいているほうの手でセーターの襟元、
なんとなくいじってみたりもするけれど。
「苦しい?」投げかけられた問いに、
慎一は一瞬たじろいで──、人形かな。それとも?
なんでそれを聞かれたか、考えたりもする。
おもしろがるんでもない、
ただまっすぐな目が、こっちを見てる。]
……苦しかったよ。
今は──、少しマシ。
今は夜で、ここは静かで、
目の前におまえしかいないから。
なあ、それ。俺の人形見たから聞いてる?
[ 「俺、そんなにひどかった?」って、
慎一は苦笑してもうひとつ質問を挟んだ。
嫌とか怒ってるとか、そうじゃなくて、
ただ、これでも慎一は隠してたつもりだったから。
ことごとくバレてるなあって自分に呆れただけ。]
[ だからちょっと諦めたみたいに、
慎一は笑いながらその話をしている。
自分の話。うまく説明もできないから、
他人にする気のなかった話の断片。]
……心配してくれてんなら、
マジで、あんまり気にしないで。
なんていうか──、そういうもんだから。
たぶん、ちょっと脆いんだよね。俺って。
別に、悪者がいるような話でもないし。
どっちかっていうと、そんな傷作ってくる、
おまえがどうしたんだって聞きたいくらい。
[ 後半部分は大まじめにね。前半もまじめだけど。
笑みを引っ込めて心配そうな目を向けていた。**]
夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/15(Tue) 00時半頃
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[ 手首を見せて、事実を伝えたら 頬を強く抓られて、>>124馬鹿と罵られる。>>132
そんなに悪いことだったか? 俺は心底困った顔をするし、 何よりすごく痛い。暮石の手が。
離してくれ、と暮石に視線を送った後、 黒沢の叱るような言葉に向き直った。 ]
(144) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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あはは、これで死んだら元も子もないよな ……けど、こうやって叱ってくれたり、 俺に必要な言葉をくれる黒沢が、 何を考えているのかが知りたいんだ
[ 暮石の問いかけに全てが詰まっていた。>>125 俺たちは知りたいんだ、黒沢のこと。
それに柊にも同じような話をしたが、 誰にでもこんなことをする訳じゃない。 ]
(145) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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……だったら、今 その約束を叶えてはくれないか? 俺は、黒沢のSOSを受け取りたい
[ 無理に汚いところを見せろとは言わないが、>>133 それを知ったところで 黒沢に対する気持ちは変わらない。 強がることも悪いことだとは思わない。 でも、黒沢が弱みを見せても良いと思えるような、 そんな特別な相手に俺はなりたかったんだ。
小突かれて、黒沢に手の届く距離へ近づく。>>120 ……案外、暮石が粗雑に扱ってくるから、 ちょっと意外そうな顔もしつつ、だったけど。 ]
(146) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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[ それから、黒沢がぽつりぽつりと話し出す。>>136
家族の話は、覚えていた。 あの時はまだ、自信を持って家族を好きだと言えた。
黒沢の吐露される家族関係を知り、>>137 黒沢の感じていた痛みを知った。>>138 ]
(147) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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[ 父親からの命令、──… 俺の父親からの教育も、一種の命令のようなものだ。 俺は、炭蔵祐駕は、こうあるべきだと、 俺は疑問も持たずに応え続けてきた。
俺と黒沢との違いもスペックの問題≠セとしたら、 黒沢が言っていたように 俺は気持ちの理解ができないんだろう。
けれど、その命令は俺の中では悪≠セ。>>141 ]
(148) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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[ 俺と黒沢は、友達と言うには距離があっただろう。 ──… けれど、暮石は? 俺からすれば、ふたりは友人のように見えていた。
こんなことを聞いて、 どんな顔をしているのか、 大丈夫だろうかと少し心配して 暮石の反応を少し窺いもしただろう。
暮石の様子を窺って、それから、 クレープに落ちる雫を見て、俺は言葉を紡いだ。 ]
(149) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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父親の言うことに逆らえない気持ちは 俺もよく、分かる でも、父親が本当に正しい≠フか?
俺たちはまだ子どもで、 親が俺たちの全てのような気がしてしまう 俺もここにくるまではそう思っていたよ
(150) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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でも、俺たちだって考えるひとりの人間だ 俺は黒沢のことを見れていない父親の所為で、 大切な友人を失いたくない
それに黒沢乃絵は黒沢乃絵で、 姉に代わりでもなければ、父親の道具でもない 俺は、今泣きながら弱音も吐けるような、 そのままの黒沢が好きだ
……これからも教えて欲しいことも沢山ある ほら、知ってるだろ?俺の不器用なとこ**
(151) 2021/06/15(Tue) 01時頃
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[ 手首を切ったらしい炭蔵君は、 すごく困った顔をしてる。>>144 悪びれることなくあっさり手首を見せたから そんな気がしてたけど、 炭蔵君、全然問題だと思ってなさそう。 困った顔をしてるのも、前髪に隠されてたら わからなかっただろうから、 今ははっきり顔が見えるのをいいことに、 私はちょっと炭蔵君を睨んだ ]
あはは、じゃないよ。 もっと自分の身体を大事にして。
[ 自分のことを棚に上げてる? でも私、自分の心を大事にしてるつもりだった。 私が手首を切ったのは、私を守るためだった ]
(152) 2021/06/15(Tue) 01時半頃
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……もう、手遅れでしょ。
[ 約束。>>146 普通SOSって、手遅れになる前に送るものでしょ。 私はもう一線を越えちゃったのに。 受け取る方だって困るでしょ。
今更、何言ってるのかな。 私が炭蔵君にどれだけ弱みを見せたと思ってるの? 大丈夫じゃなくなったらSOSを出す、なんて約束、 私は炭蔵君にだからできたのに。 そして、私がため息が怖いことを知ってるのは芽衣だけ。 私がこの校舎に最後までいてほしかったのは、 炭蔵君と芽衣の2人。 とっくの昔から、私にとって2人は特別だった ]
(153) 2021/06/15(Tue) 02時頃
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[ 私がずっと抱えていたもの、全部。 芽衣は「教えて」って言ったから、>>126 私は全部隠さなかった。 だって、これが最後だもの ] ……正しくない。 私、ずっと理不尽だって、思ってた。
[ 私は姉じゃない。 私は姉の代用品じゃない。 私は姉にはなれない ]
(154) 2021/06/15(Tue) 02時頃
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[ 「優しくない人」の定義を聞かれて、浮かんだイメージ。 自分勝手で、 自分の思い通りにならないと気が済まなくて、 自分のことを気を使われる側だと思ってて、 自分の思い通りにならないことを、 他人のせいにできる人。>>2:278>>2:279>>2:295 私はずっと、父をそんな人だと思ってた ]
(155) 2021/06/15(Tue) 02時頃
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