人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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  南の島とか、山の上とか星が綺麗らしいね。
  僕は珊瑚さんの水着姿も見たいな?


[これ以上珊瑚が傷ついてしまわないように。
遠い地に楽しい目的をみつけて旅行に行こうねって落ち着くまでの間、いろいろと夢と案を語りながら頭をぽんぽんと優しく撫で続けた]


[後に――。

 外に出た後の被害状況は推して知るべしというものだった。
この街は呪われているんじゃないかって言われるくらいに更地が広がってまだ火が燻っている場所も沢山あったけれど消化なんてできるわけもなくて――。

 でも、それでも――。
疎開した人や一時的に離れた人が戻れるようにって、安全が確認されれば復興が始まるんだ。
人が存在しているって証を立てるかのように*]


メモを貼った。


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時頃


―― 四度目の襲来:夜 ――

[お父さんの居る病院のある街に着いて、
 手頃なホテルに家族三人で部屋を取って、泊まった。
 晩御飯は適当に食べて、三人揃ってひたすら
 テレビのニュースを眺めていた。

 高校から少しだけ離れた市街地。
 焦土と化した大地と、最後に大きな音を響かせた
 白煙立ち込めるあの光景の中で起こった
 衝撃波の影響で傾いた電信柱、傾いた家。

 度重なる襲来の影響で街からは人が減ってたし、
 三度目ともなると避難も早かったからか、
 この間の襲来よりは犠牲者の数は少ない。
 ……けれど、いない訳じゃなくて。]
 



[どのチャンネルを回しても同じニュース、
 映像、現地の人へのインタビュー。
 周辺病院への取材や泣く子供達…
 
  ――― もしかしたら瑠璃川先輩達の
      病院にも行っていたのかも。

 そんな映像がひっきりなしに流れて。
 あたしは次第に見る気を失くして、
 お兄ちゃんもIフォン見る方に移って、
 お母さんだけはずっとテレビを見続けてて…

 そうして夜が更けていって、
 お風呂も済ませたあたし達は寝る事になった。
 けど、]
 



[部屋を抜け出して、あたしは
 ビジネスホテルの人のいないラウンジで
 しばらくぼんやりと過ごしていた。
 
 また途中で目を覚ましてしまって。
 …今度は寝付けなくって。

 缶ジュースに少し口を着けてからぼーっと
 今日見た光景とニュースとを思い出しては
 頭を振って追い出して、それを何度か
 繰り返して時を過ごしてしまった。


 ふ、と
 外の景色が見えそうな上から下までの窓を
 フロアの端に見付けて、そっと近付いた。]
 



[上を見上げると




      夜色が、広がってて。
           
           でも、
           星は見えなくて。
 


              あの合宿での
              星空が恋しくなった。]
 



                  …また、
               皆で見たいな。




[ひとり、呟いて。

 部屋に戻りながら
 一つ、小さな決意を固めるのだった。**]
 


─四度目の襲来─

「うん…、うん、合宿も行きたかった。
 星見るの良いよね、でも展望台…。」


展望台は一度きりだけど、初めてコーラが現れた場所だ。
それを思い出してふるっと頭を横に振る。
命くんの声は優しい。
そんな命くんの服をぎゅっと握りしめて、今はみんなから隠してもらっていた。
まだ本当は気を緩めるべきじゃないと思う。
子供達だってそばにいる。
だけど、私だってちょっときつい。
あんな光景を見たくなかったんだ。
マンションは無事かな。
こんな事なら、お母さんも連れてきてあげるんだった。
お母さんは生きてはいないけど、位牌とかお墓とか、思い出のものとかちゃんと残ってるかしら。
生きてる人が最優先とは言うし解るけど、もし消えてしまっていたらごめんなさいなんて、そんな後悔の念もある。


「あー、今年はすごく暑いから海…。」


海…に、蹴り飛ばされたコーラの敵を思い出す。
違う、違う。楽しいことを思い浮かべよ!
確かに今年は水泳の授業でしか水着になってない。スクール水着だし、回数も片手で数えられるくらいだし男女でタイミングも違ってた。
そんな日常を思い出して、なんだか懐かしくなってしまう。
学校も壊れた。街も更地になった。マンション無事かな。
せっかく命くんが色々話してくれるのに嫌なことばかり思い浮かんでしまう私はダメだ。
頭を撫でてくれる手が優しい。
手を背中に回してぎゅっと抱きついた。胸いっぱいに命くんの香りを吸い込んで、ふっと体の力を抜く。


「プールのあるホテルに泊まって…。
 のんびりプールデート、したいな?」


ちょっと涙がこぼれたから目元が少し赤い。
だけど元気が出たのは、やっぱり命くんの存在あってこそだった。
やっと気持ちが落ち着いてきた。まだまだ危ういかもしれないけど、やっと肩口から離せた顔はへにゃりとした気の抜けた笑顔。


「水着も買わなきゃね。
 もしかして…命くんが選んでくれる?」


流石にプールに行くのにスク水はダメだよね、なんて笑ってみせる。
プールのあるホテルならそこにも売ってそうだから、そこで用意しても良い。
のんびり。のーんびり。そんな日があっても良いよね?

わたしも、襲撃があったばかりのこの時は、その衝撃を忘れたくて遠くに行きたかったんだ。*


【人】 学園特警 ケイイチ

[触れているのに。
指先はまだ、彼を感じているのに。

遠くなる。遠退いて逝く。

僕の腕の中で、僕の最愛は息絶える。
僕の全てがーー息絶える。]

[僕は彼の頬に触れる。キメ細やかな肌を撫でる。]

 するわけないよ。
 コウが来るな!て言ったって、
 追い掛ける。

 ーーパイロットに選ばれたら、僕は。君の傍に。

 ーーすぐだよ。きっと。
 だから寂しがらないで。

(317) 2023/08/20(Sun) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[後三戦。真弓、縁士、僕。誰も漏れることはない。

彼が死ぬのだから、僕にはもう生きるために足掻く理由がないのだ。]

 あの日のエアキスだって嬉しかったよ?

 ーーコウは、僕のお願いを叶えたいばかりだなあ。

 ……大丈夫。僕は君を愛してる。愛してるよーー康生。

[彼の言葉が途切れて、途切れて。

命が奪われていく。

死ぬ理由なんてまるでなかった。
死ななきゃいけない理由なんて何処にもなかった彼。

ーー理不尽に、ただ。]

(318) 2023/08/20(Sun) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[



              消える。]

(319) 2023/08/20(Sun) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[伸ばされた手は。世界ではなく、僕に。

彼はちゃんと最期に僕を求めてくれた。それは他の誰でもなかった。

僕は彼の頬にを添え、顔を近付けた。

唇と唇をしっとりと重ねーー彼の生を看取ろうとする。]*
 

(320) 2023/08/20(Sun) 21時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時半頃


─もしかしたらのお話─

私たちは気づいていなかったけど。
いろんな人たちが行き交っていて、取材に来た人やスマホで撮影する人たちもいたんだろう。
病院やその辺にも。

もしかしたら、感動の再会シーンとか。
わたしと命くんが抱き合ってる写真とか、どこかに流れていたかもしれない。
お父さんの病院にやってきた取材の人たちが、わたしや命くんの様子も映していたかもしれない。

今のわたしは、それを見ることはなかったけど。*


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 22時頃


――四度目の襲来後――

[今回合宿に参加して、来年は珊瑚も一緒にと思っていた。
海にも一緒にと思っていたがそのどちらもコーラが一度目に出現した場所だった。
失念していたわけではないけれど連想すればどこでだってコーラが関与してしまう。
悪い想像を断ち切るには時間が必要で、同じくらい楽しい記憶が必要だから今はどうやっても心が負に傾いてしまうのだろう。

 大和が出来るのは本当に珊瑚の傍にいて抱きしめて温めてあげるくらいだった。
位牌に関しては一緒に旅行にはいけるだろうけれどお墓はどこにあるのだろう。

 落ち着いた珊瑚が案を返してくれる。
大和は微笑みながら頷いた]


  それならアスレチックリゾートが近くにあるとこ。
  この前……夏休み前の新聞でだけど見たことがあるよ。


[大きな街から程よく離れていて、山の中でも海の中でもなく田舎の山裾辺りに展開している広く大きなアスレチックがたくさんあってプールもついてるところ。
流石にそういうところには出現はしないと思う。
あと温泉もついてるらしい]


  え……それは、いいの?
  合格したときのお願いの候補だったよ。

  えっと……じゃあ僕の水着を、珊瑚さんが選んで?


[力が抜けたような笑みを見て、やっぱりぎゅって身体を抱きしめてしまう。
周囲の人も抱きしめ合っている人がいるしきっと目立つことはないはずだけどそういうところが撮られてしまっていたとしても不思議ではない]


[プールでのスク水はダメらしいけれど大和は珊瑚のスク水姿も見たかった。
学校では授業のタイミングが違うし真夏の炎天下長距離走をしている時に女子が楽しそうにプールではしゃいでいる声はよく聞こえていたけれど姿を見たことはなかった。
水着は向こうで買えるようだし、学校は休校してるしのんびり旅行に向かおう]


[病院の被害は軽微なようだった。
ガラスに破片が飛んできたのかヒビが入っている場所があるくらいで内部の確認が終わると入院患者さんたちは次々に中に戻っていくらしい。
ただ確認作業は時間がかかるようなので今日は先に上がらせてもらうことにした。
珊瑚に無理はさせたくないから、大和は断りを入れて子どもたちと別れの挨拶をしてからマンションへの帰路についた。

 マンションも無事だったが狸はお店の方に倒れ込んでいた。
今回のメインは爆発の衝撃波がメインだったから――この時になっていれば流石にガラスはガムテームとかで目張りをしていたのでそれで被害は少なかったのだろう。
どうも攻撃の多数はコーラへの直撃弾コースのものが多かったらしく、ハートマーク土偶が後退していたことも幸いしたのだろうか。
その辺りの詳細はテレビもつけないからわからなかった]


[――何せ、マンションについて扉が閉まったらすぐに珊瑚を抱きしめて口づけを交わしていたからだ。
今日はもう離すつもりはなかった。
震動で崩れてきたら二人とも死んでしまう可能性は常に抱いていて、大和は珊瑚と生きて過ごしていたかったから――。

 その日、初めて大和は珊瑚の部屋に入った。
そして枕元のあれを見つけて、そこで漸く心底楽しそうに笑いながら珊瑚をベッドに押し倒した**]


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー愛しく散る君の唇をーー

[確かにそれは、今までの彼とは違う彼であった。

僕はまだその事実を知らないが、彼はずっと父親と共にあった。だが心臓に屋度っていた父親が先に旅立ちーーたった独りになってしまったから。

きっと、今までは堪えられたことが、強がれたことが出来なくて。]

(326) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[だが、人は弱くていい。
人はちっぽけで、力ない存在だ。自分だけで何かを変えることも出来ず常に無力感に苛まれる。

お互いを支え合いやっと生きていく。

だから、弱くていい。

独りぼっちは嫌。
それは人間の根幹が発する魂の叫びだ。

最後に彼は、とてもーーとても人らしく。
弱音を吐けたのだのではなかろうか。]

(327) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[柔らかく吸い付く彼の花弁を。ずっとずっとこの唇で味わっていたかった。

だが、彼の吐息すら途絶え。
震える睫が閉じようとするのなら。

僕は、終わりがきたと悟った。]

ーーコウ。
ずっと、一緒だ。

[母親と、世界と。
僕を呼んで。
彼は逝ってしまった。

眠るように目蓋を臥せて。]

(328) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ……コウ?

[抱き締める。渾身の力で。
僕の全身が、心の痛みに軋む。]

 コウ、コウーーコウ。

[譫言みたいに彼を呼ぶ。揺すっても、彼は答えない。]

 コウッ!

[わかってる。もう、彼は。
もう終わった。終わってしまったんだ。

ーーだけど。]

 ……なん、で。
 なんでだ、よーー

 なんでだッ!

(329) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 なんで彼が死ななきゃならないッ!
 彼が何をしたッ!
 なんの理由で、彼を奪うんだッ!

[涙が滝のように流れて。僕の感情が溢れる。]

 嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だッ!
 こんなの納得しない、
 僕は認めないッ!

 コウを返せッ!
 返せよッ!

[左手で彼を抱き、僕は床を右手拳で叩く。何度も何度も。
血が滲むまで。

そして最後はーー彼を抱き締めて頬ずりをし、床に蹲る。]

(330) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ーー返せ、かえして。

 ……かえ、して。

[彼を床に横たえた。僕はその傍に体育座りをし、ハロを呼ぶ。]

 ーー…彼を。

[それ以上は言わなくとも伝わるだろう。その後は、膝を抱き抱え、ずっと嗚咽を漏らしている。]*

(331) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 22時半頃


─四回目の襲撃─

「うん。良いね。じゃあ、そこにデート行こ?
 遊園地とかもそのうち行きたいなあ。
 受験合格したら、そっちもね。
 映画とか…夜空を見に行くとか。
 たくさん、デートしたいなあ。」


まだ、今は心が辛くてなかなか立ち直れないけど。
少しずつ楽しい記憶で塗り替えていければ良いと思う。
たくさん命くんと楽しいことをして。
それでもよかったねと笑えるように。


「え?別に良いけど…えっ???
 合格した時のお祝い候補ってどれだけ…?
 そんなに水着、期待してくれるんだ。
 期待外れじゃないと良いけど…。」


まさかの合格祝いレベルだったらしいそれに驚きながらくすくす笑っちゃう。
うん。こうして笑い飛ばしてしまおう。
不安も、怖い気持ちも。あの景色もみんな全て。


──ちなみにスク水を見たいと言われたらちょっと戸惑いながらも着るのは吝かでもないので、もし機会があったらお願いしてみてほしい。
スク水はあまり遊びという感じがしないし、変な話マニアックな気もしてしまう。
いかにも学校です!という、名前がでかでか書かれた状態が特に良くない。
流石にデートではそれはないから、着るとしても家の中とかだとは思うけどね。

…それにしても裸だって見せたことあるのに、まだまだ恥ずかしさが消えないのはなんでなんだろうね?


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