人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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 凄く可愛いなあ、衣裳。
 フワッとしてお姫様みたい。

[彼は心配したが、幸い花嫁花婿集団は僕ら子供になんの興味も示ず通りすぎた。念のた庇うように立ちはだかったが。]

 うん、誰もいなくなったら。

[挙式が終われば人ははける。
教会入り口にはフラワーシャワーの名残の花弁が沢山落ちている。]

 そうだね、結婚式……。
 中、見てみよう。

[希望的にホテル内チャペルは出入り自由である。普段から信者が集い礼拝を行う場所ではなく、セレモニー専用施設だから。

挙式を考えて事前の見学をするカップルもいるから、式のない時間はオープンだ。

 彼の手を引き、僕はバージンロードを踏む。その瞬間ーー]


 ……あ。

[僕の胸が高鳴り、きゅっと締め付けられた。

記憶?違う。デジャヴ…?]

 ーー…。

[さっきの花嫁と彼が重なる。ウェディングドレスを着る彼がしずしずと歩く姿。

僕は何を見ている?願望?

ーー涙が一筋頬を伝う。立ち尽くして不意に泣き出した僕に彼は驚くか。]


 ごめん!なんだか…なんだか変に懐かしくて。

 ねえ、笑わない?

 君がさっきみたいな花嫁衣裳を着たら綺麗だと思う。
 その姿が見えたんだ。

 ーーいつか、そんな姿を見てみたい。

[溢れる涙。そんな僕は彼を困らせたかも。

落ち着いたら、祭壇まで行ってみよう。彼と向き合う。]

 コウ。……君と付き合うことが出来て、僕は幸せで堪らない。

 それだけで十分なんだが、お願いが1つあるんだ。

 ーーどうか、誓いを。

[誓いは重たい言葉だ。無理を言うとも考えながら。]


[僕は願いを口にする。]

 お願いだ。
 僕より先に死なないで。*


メモを貼った。


メモを貼った。


─お墓参り─

そう、坂の上にあるこのお墓は、今となっては街が一望できる位置にあった。
前はそれほどでもなかったけど、高い建物が倒れてしまっていたり倒壊の危機で立て直し工事が入ったりしてよく周りが見える。
更地になった場所も、壊れてしまったものも、そして再生しつつある街並みも。


「そう、私がまだ保育園の頃ね。
 お母さん急に倒れて、ビックリして──
 パニックになりながらお父さんに電話したんだけど
 助からなくて、ずいぶん責めちゃった。
 あの時のお父さんには悪いことしたなあ…。」


お母さんが急に目の前で倒れて、そのまま目を覚まさずに居なくなってしまった。
どうにもならない死を目前にしたし、助けられなかったお父さんを責めた。
お父さんだって辛かったはずなのに、と今ならわかる。
今の私はお父さんを恨んで無いし、あのことがあったからこそ人なんて極論いつ死ぬかわからないことを知っている。
あのロボットたちの争いを目の当たりにしたら尚更だった。
だから。今生きていることを尊く感じる。
愛しい人に出会えた奇跡も。

ちなみにどら焼きなのは、お母さんが好きだったからもあるし、お父さんも好きだからだ。


「…うん。私も、これからずっと一緒にいて
 命くんを幸せにするって、
 一緒に幸せになるって…誓います。」


手を取られて、抱き寄せられる。
命くんがくれた誓いの言葉に誓いを返して、私からもそっと唇を重ねた。
ああ、出会えてよかった。
生きていて、よかった。
きっとお母さんも喜んでくれるよね。
そして安心してくれるはず。

珊瑚は、とても幸せに生きて、これからもっと幸せになれるはずだって。*


メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

──コックピット──

[敵機の頭上にあった王冠から、無差別に閃光が放たれて町を、山を文字通り焼いていく。
アスファルトが蒸発するほどの熱。]

 うっわ、やばい……何だこれ……

[これまでの戦いとは比べ物にならないほどの被害が出ているのは一目瞭然だった。アストロは熱と光に耐えて立っているが、パイロットである本郷さんは。>>114>>115
悔しさにゲーミングチェアの肘掛けをドン、と叩いていた。]

 落ち着いて……、

 こんな出力あり得ない。
 必ずエネルギー切れを起こす筈! 

(117) 2023/08/24(Thu) 20時半頃

メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

 >>116
 本郷さん!しっかり!

 大丈夫!本郷さんは強いし、──みんなついてる。

[みんな───、もう、椅子に座っているパイロットは本郷さん一人だけど。みんなの椅子は確かにそこにある。主を失くしても、じっと僕等の戦いを見守っている。]*

(118) 2023/08/24(Thu) 20時半頃

地道居士 エニシは、メモを貼った。

2023/08/24(Thu) 20時半頃


─旅行の日─

少し湿った身体のまま、私はお風呂を上がってタオルに巻かれてお布団へ。
お風呂はこのまま…うん、温くなっても単にお湯を入れ直せば良いし、そんなに時間かからないし…でも、温くなる前に戻って来れる気がしないなんて。
そんな事は言わないの。恥ずかしくなってくるから。


背中を向けた状態でざっと拭いたけど、髪の毛がまだしっとりとしてる。肌も、さすが美肌の湯だからかな?いつもよりもスベスベしっとりしてる感じ。
タオルに包まれてキスを受ける。キスの雨が降るたびに身体がぴくっ、ぴくっ、と小さく震えた。
もう既に気持ちが昂っていたからかな、それとも温泉で身体が温まっていたから?
いつもよりも気持ち良い気がする。甘い声が止められない。元より、部屋に入ってしまったから堪える必要もないかもしれないけど。


「んんっ、ンッ、ふぁ…あっ!」


でもスルリとタオルが外されてしまうとつい恥ずかしさで声が出て。
ツンと尖った胸の先も、秘密の花園に繋がる薄い茂みも、素肌も全て見られてしまう。
そう言えば電気のことを言い忘れてたから──もしかしてくっきりはっきり、見られてしまったかも?


「あっ、ァ、命くん──。」


真っ赤になりながら、でも、潤んだ瞳は期待の証。
綺麗だよと褒められて、もっと触れられてキスされて、私は甘く鳴きながら蜜を蕩けさせる。

きっと、お布団が二組あってよかったと思う。
湯上がりの髪の水分が染み込んで、汗も、蜜も、きっと染み込んでしまったから。
私の中に生まれた熱は、中々冷めることがなくて、私からも何度も命くんにキスしながらしがみついて、そして。

もう一度お風呂に入る頃には、きっとくったり疲れ果てて…だけど満たされて。
すっかり温くなってしまったお湯を入れ替えて、今度こそのんびりお風呂に入ったはず。
朝食のバイキングも楽しみだね!**


メモを貼った。


─ホテルの教会にて 恵一と─

[過去の彼女たちの俺に対する愚痴がケイの耳に届いてないのは無理もない。俺だって知らねえし。や、通常範囲の知識はあるし、迫られたことだってあるけどさ。俺がのらりくらり避けちまってただけ。さすがに全員じゃねーけど、それが理由でフラれたこともある。]

[付き合いのスパン短いのもあって「あいつヤリ捨ててんじゃね?」って噂が一部であんのは知ってるし、俺も特に否定してない。「迫ったけど手を出してもらえなくて別れた」より「ヤリ捨てられた」の方が、向こうのダメージも少ないだろうし。俺的にも、チキンと思われるよかマシだしな。]

[で、バカな俺は「男同士ならそういうのなさそうだなー」くらいにしか考えてなかったから、覚悟どころか気楽に構えてた。]

ん? 衣装の方? ……まあ似合うんじゃね?

[一旦は首を傾げたけど、俺に告白して来るくらいだから、ケイに「花嫁になりたい」って願望があってもおかしくねーよなって思い返した。だから、その後の中を見ようって提案にも「ああ」って頷いた。手を引かれ、中へと足を踏み入れる。]


【人】 地道居士 エニシ

[の、飲み物!?さすがに持ってない。]


 センセイ!!!飲み物ください!!!


[センセイは先生なので、どうしても敬語は取れない。
あの能力があれば、なんか出せる筈。なんか。]

(125) 2023/08/24(Thu) 22時頃

えっ、ケイ!? ど、どしたんだよ。泣くなって〜!
あ、ティッシュ使うか?

[何か頭に引っ掛かるもんがある気もしたけど、それよりも急に泣き出したケイに気を取られた。]

や、笑わねぇけど……俺!? ケイじゃなくてか?
ん〜……や、ケイが見たいっつーんならいいけどさぁ……。
ヘンな風になっても文句言うなよー?

[ぶっ飛んだ話来たな〜って思ったけど、泣いてるケイに頼まれて断れるほど、薄情じゃねーんだよな俺。困ったことに。ま、一旦はそれで泣き止んでくれたからよしとする。]

…………、……。

[祭壇の前で、ケイが口にした願いは重くて、俺は思わず胸元に手を当てた。何度も何度も死に掛けた時の記憶が蘇る。涙をとめどなく流してるケイの顔まで浮かんで来た。俺が先に死んだら、ケイはきっとこんな風に泣くんだろうな。やだな。泣かせたくねぇな。「ケイを置いて死にたくないな」って、また思った。]


────……わかった。
ケイより先には死なねぇよ。絶対。
誓うし、約束する。

[何度も死に掛かってるようなポンコツな心臓抱えて、何言ってんだろーな。俺。バカじゃねぇのって、叶えらんなかったらどうすんだよって、自分でも思うけどさ。もう俺のせいで泣かせたくなかったから、今までのどんな時より真剣な顔で、そう誓った。*]


【人】 地道居士 エニシ

[敵機から容赦なく降って来る弾幕を見事に避けながら、アストロがレーザーを撃ち込む。
ついに左翼が吹き飛んで、思わず契約者の何人かから感嘆の声が漏れはじめた。]


 ──行けっ!!そこ!!うまい!!


[さすがに弾幕避けが手慣れすぎていて。思わずゲーセンで友達のプレイを応援しているような声掛けになってしまっている。
休まず撃ち込まれるレーザーに、弾けるように敵機の右翼が吹っ飛んだ。]*

(126) 2023/08/24(Thu) 22時頃

【人】 地道居士 エニシ

[心が研ぎ澄まされると、このアストロのモニタもゲーム画面のように見えてくるかもしれない。ゲーマーなら分かると思うけど、避けて撃ちまくって、ハイになる状態。
集中力が跳ねあがるあの感覚。
余計なことは考えられなくなって、
目の前の目標に打ち込む、弾幕を避ける、
出せる能力をすべて注ぎ込むことのできる瞬間。

本郷さんは今とても落ち着いて。
とうとう。
、、、、
ラスボスの───動きが、静止した。]


 ………弾幕切れだ。

 勝てる。


[アストロが、全速力で走り出した。]*

(134) 2023/08/24(Thu) 22時半頃

ーー誓いと、想いと/康生ーー

[不意の涙は彼を驚かせる。僕もそうしたかったわけじゃないが。

何かが溢れたんだ。

ティッシュを借りて目元を拭う。
彼は僕の希望に困惑を示しつつも頷いた。

僕だって、なんで急にそんなイメージが浮かんだかわからないのだから。

ただ、気持ちを偽らず伝える。]

……。

[祭壇の前で僕が、余りに重い願いを口にしても。

彼は真剣な表情にてゆっくり胸元に手を当てて。

決意を誓いとしてくれた。]


 ーーコウッ

[彼を抱き締める。きつくきつく。彼が死んでしまうと何故思ったのかもわからないが、それだけは、どうしても。]

 ーーもう離れたくない。
 離れたく、ない。

[離れたことなど、僕が意識を失っていた間ぐらいしかないのに。

僕はまた涙に咽びながら彼を離さずにいたーー。]

 実は、珊瑚に色々相談に乗って貰ってて。お礼を兼ねて報告してもいい?


[バイクに再び乗る前に僕は彼に聞いた。

そしてまた、彼を後ろに乗せて走り出す。

僕らは1つになりながら。
流れ行く風景を置き去りにしてーー。

ーー政府からのロボット襲来事件の終息が告げられたのは、その直後だった。]**


メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

[敵機からはもう、反撃の光もバリアも出てこなかった。
アストロに激しく殴りつけられ、頭部は原型をとどめないほどに崩れ。最後の手刀を撃ち込まれた瞬間、静止していた機体は花火のように弾け散った。


本郷さんが契約者のみんなに、語り掛ける。
全員、静まり返って耳を傾けて。

きっと、いい子たちなのだろうな。



──中から出て来た核を拾い上げたアストロは。
静かに『それ』を握り潰す。
僕は眼を逸らさずにしっかり最後まで見ていた。]

(139) 2023/08/24(Thu) 23時頃

【人】 地道居士 エニシ

 ……、

 ………終わっ……た?


[潰された核。敵機体は、跡形もなく。
焼け野原になった町に静寂が訪れる。
しばらくしたら、この地球のヘリの音でもしただろうか。]*

(140) 2023/08/24(Thu) 23時頃

─ホテルの教会にて 恵一と─

[言う通りに…ってか、俺がそうしたいと思ったから誓ったのに、俺を強く抱き締めたケイはまた咽び泣き始めた。]

もー……、また泣いてんじゃん。
ケイのこと、泣かしたくてやってんじゃねーんだから

[ポケットティッシュはもう品切れになっちまったし、胸元に当ててた右手は抱き締められて巻き込まれた。残った左手をケイに伸ばして、涙を拭ってやる。俺だって泣かないわけじゃないけど、ケイってほんと涙脆いよな。その内、腫れて開かなくなるんじゃね? ま、俺は死ぬ心配されんのも、それを宥めんのも慣れっこだからいいけどさ。]

ん? 瑠璃川に報告? 別に構わねぇよ。
俺自身が嫌だから言いづらいってこと基本ねーし。
ケイが報告したいんならさ。

[一体どんな相談したんだろうな〜とは、ちょっと思うけど。後で、機会があったら珊瑚に聞いてみるか。もしかしたら、珊瑚の方から話したいって言われるかもだけど。]

[そんな風に考えながら、ケイのバイクの後ろに跨る。この時点ではまだ何も解決してなかったのに、それでも帰りの景色は行きのそれよりも輝いて見えた。*]


─ー平和な日常/康生─ー

[街の復興、どんぐり亭の再開。

時は過ぎていく。変わり行く。

時系列的に、僕が珊瑚大和カップルと逢った後に柊木家族との同居生活が始まった。

学校も授業を再開しただろう。

僕らは一緒に登校し、同じクラスで授業を受けて、同じ部活をし。

同じ家に帰る生活が始まる。

一緒にご飯を食べる日もあったし、テレビを見たりもあった。

僕の部屋でゲームをしたり、
彼が使う兄の部屋で勉強を教えて貰ったり。


メモを貼った。


[愉しくて愉しくて堪らない毎日。
キスやハグは日常になった。

親が見ていなければだが、お休みのキスをしたりも。

しかしーー僕はやはり、想いを募らせる。

彼がほしいと。
ある日、僕は彼に告げた。]

 ーーコウ。あのね。
 今のままで僕は十分幸せなゎだが。
 
 もっと、君に触れたいんだ。
 ーー君と。

[ハッキリ言わなくちゃ、伝わらない。僕は真っ赤になりながら告げる。]


 君とエッチなことがしたい。
 キスより先…身体を重ねたい。
 男同士でもそれは、出来るんだ。

 君と気持ちよくなってみたい。
 ……君のすべてが欲しい。

 君が嫌なことをいきなりしてしまい、驚かせないように。
 僕の願望を伝える。

 もし、君が僕を受け入れてくれるなら。
 君がそうしても大丈夫と思えたら、心の準備が出来たら。

 その時、僕に、……教えてくれないか。*


メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

[本郷さんの話を最後まで黙って聞いているみんな。
徐々に、空向こうにヘリが見え始める。
この地球とのお別れも近いことを感じ取る。

ゲーミングチェアの彼女に向き直ると。]


  本郷さん、まじでかっこよかった。

 ……こないだのラスボスもほぼ本郷さんが倒しちゃったけど、あの時の比じゃないね。強かった……。よく、やったよ


[>>@85 センセイには、小さく首を振った。
僕から言えることなんて、もう何も無い。]*

(143) 2023/08/24(Thu) 23時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


─大和へのSMS─

[コーラ騒ぎで引き籠ってる間、俺は家から指示飛ばさなきゃだったし、当たり前だけど命と連絡取る必要もあったから、SMSの使い方はちゃんとマスターした。]

[それでも俺は俺だったから、自分の近況なんてまるで報告してなくて、ネットに晒されてたのも、ケイと付き合うことになったってのも言ってなかった。命が、それをもう知ってるってのも知らないで居る。ましてや、食事会したとか聞いてもない。俺のことが思いっきり話題に上がってるなんて、予想もしてなかった。]

[だから、天体観測会の準備の連絡ついでに一言足したのだって、他意はなかったんだ。]

『そういや、瑠璃川と命ってどうなん?』
『キスとかハグとかしてんの?』

[ケイは結構そういうのしたがるけど、二人はどうなんだろうなって。俺の中では、二人とも清い関係って言うか、そういうのあんましなさそうだなーって印象がある。確かに、イチャイチャはしてるの見てるけどさ。まさかヤリまくってるとか想像もしてねぇわけで。だからこそ、何の気なしに聞いてみたんだけど。*]


メモを貼った。


【人】 地道居士 エニシ

──本郷 真弓──

 僕も、本郷さんは友達だと思ってる。


[彼らの地球は守られた。
僕の、長かった旅もこれで終わった。
誰が死んだ時も涙なんて出なかったんだけど、今、何故か泣きそうになっている。
拳で瞼を拭って、
本郷さんとセンセイの最後を、邪魔しないように後ろを向いた。]


 ……見てないから。


[誇り高く最後まで戦った彼女の姿は、
もう目に焼き付けた。]

(146) 2023/08/24(Thu) 23時半頃

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