14 冷たい校舎村10
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[共感。 あるいは。 親近感。
なんであれ他者に無関心以外の興味を抱くこと。
それは、私にとって、 綺麗に装飾された卵を抱え込んで、守ることに等しい。 他ならぬ私自身の手で割らないように]
(0) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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―― 夜に異変の音を聞く時間 ――
[誰かさんの頭の中の世界に夜が降りて、 時間にそぐわないチャイムの音がその場を満たした頃、 校舎は確実な変化を迎える。
誰か、階段をのぼろうとした、 あるいはその近くを通りかかったものが、 最初に気付くだろうか。 階段のあるべき場所が、エレベーターの乗り場と化していることを。 すべての階に通じるそのエレベーターの箱は大きい。 ここに閉じ込められた全員が乗れるんじゃないかってくらいに]
(1) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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[それから、校舎のいたるところに、 色とりどりに装飾された卵が落ちている]
(2) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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[イースターエッグというものを、実際見たことはなくとも、 知らない者はいないだろう。たぶんね。 つまりそれが、いたるところに。ぽつぽつと。落ちている。
見た目は何の変哲もない。 けれど、拾い上げてみれば気付くだろう。 それは声を発している。 たとえば「お願い!」と頼み込む声。 たとえば「教えてよ」って頼るような声。
だけどたまに、何の色も塗られていない卵が落ちていて、 それからは陰口じみた声が聞こえる。
それらは割ろうと思えばすんなり割れる。 だけど、中から何かが出てくることはない*]
(3) 2021/11/09(Tue) 00時半頃
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[ 時々、人のココロを突いてしまいたくなる ]
(110) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[いつもってわけではない。 だけど、河合和歌奈の十八年ぽっちの人生の色んな時に、 その衝動はあらわれる。 無邪気とはとても思えない、ココロの澱んだところ。
うまく突いて転がすことができれば、 やがてココロは落っこちて、場合によっては綺麗に割れる。 両親が離婚した時のように。
そんな光景が見たいけど見たくなくって、 見たくないのに見たくなるって、 ココロの動きを説明できるようになったのは、中学の時。 実際にそうやって揺れ動いたことがあったからね。 その話は、またいつか]
(111) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[そのココロのおかしさをみんなから隠したくて、 だから、私は、]
(112) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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―― 夜の校舎・2F ――
[暗幕に取り立てて反対意見は出なかったし、 荒木春満の言葉で、 そういえば近くの教室からって手もあるじゃないか、って思ったりもした。>>1:444 どこかのクラスがお化け屋敷をやってなかったっけ。
とはいえやっぱりふと心に浮かんだことを確かめたくって、>>1:422]
私も心当たりのある場所に暗幕を取りに行ってくる! あり過ぎても困るものじゃないし。
[と宣言して教室を出た。 なかったら? その時はその時だ。
さっさと階段を駆け上がりお目当ての自習室へ行ってみれば、 無人の部屋で、つくりものの星空を映す装置だけが稼働していた]
(113) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[―― ぱちん、と、 電気のスイッチを押す]
(114) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[問題なく蛍光灯がついたのは幸いだった。 さっさと暗幕を持って帰ろうと身体を動かす。 そうしながらも思考は勝手に動く。 あのメールが悪戯じゃないとして、 送り主が私達の中にいるとして、 自ら死を選んだ原因がもし、その誰かさんの身近にあるとしたら?]
私、……私は、 ちゃんとやれてたよね?
[気がかりなのはそれだった。 気付かぬままに誰かのココロに罅を入れてないかって。 そんな思考に支配されるのは良くない。 ちゃんと分かっているけど]
(115) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[「良い副委員長はクラスメイトのことを信じている」。 自分で言った言葉>>0:441がふと蘇った]
(116) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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ねえ、信じさせてよ。
・・・・・・・・ 私のせいじゃないって。
もちろんホントに私のせいだったら、 思いっきり詰ってもいいから。
(117) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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[その時だ。 遠くの方で奇妙な音が聞こえたように思ったのは。>>#2 怪訝に思っているところにチャイムが鳴る。>>#4]
わあっ!?
[びっくりしたなあもう。 夜はチャイムが鳴らないものだと思い込んでたから、 不意を突かれたかたちだ。しかも謎の音よりずっとでかい音だし。 教室内の時計を見れば八時五十分。 ……夜の、八時五十分だ。
…………ひとまず、戻ろう。 自習室の明かりを消しもせず退出して、 さっき使った階段を降りる……そのつもりだったのだけれど]
(118) 2021/11/09(Tue) 18時頃
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はい……?
[そこには階段があったはずだ。
なのに今はそれがない。
階下に行ける手段はある。 エレベーターだ。 ちゃんと回数表示もあって、「1」という数字がぼんやり光を放っている]
えええ……。
[この短い時間に静かに改造工事を? 匠か! などと内心ツッコミを入れているとふいにころりと足元に転がってきた。 イースターエッグが。>>3
誰の落とし物なんだろうか。 踏んだら嫌だな、と拾い上げる。綺麗に塗れてるじゃないか]
(119) 2021/11/09(Tue) 18時半頃
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『おねがい、―――だけが頼りなの』
[卵を通してそんな声がした。 途中でひどくざらついたノイズが混じったけど言ってることは伝わった]
……、怖いなあ、ますますホラーじみてるじゃん。
[ただ、その卵を捨てる気にはなれなくって、 ブレザーのポケットにしまって歩き出す。 教室棟の端から端まで。 その間目にした階段のある場所はすべて、 エレベーターの通る場所に置き換わっていた]
(120) 2021/11/09(Tue) 18時半頃
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[そうして最初に見つけたエレベーター前まで戻る。 この見るからにあやしい箱に乗らないといけないのか……なんて考えて、しばらく立ち尽くす*]
(121) 2021/11/09(Tue) 18時半頃
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―― 回想・不知火ちゃんとの関係(続) ――
[誰かに頭を撫でられたのはひさしぶりだった。
河合和歌奈は姉であるからして、 頭を撫でることの方が多かった。妹の]
(164) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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[ひたすらに見上げた空が青い日だった。>>1:339 道路の向こう側にある信号の青は、 進めっていう合図をやめて瞬きをはじめていたっけ。 そんなことはさておいて不知火真梛と話をした。 帰りだ、ってことを示すようにコンビニの袋をぶらぶらさせて。
自分の足で立って歩くこと。>>1:341 あるいは、ひとりで帰ること。 そんな当たり前のことができて、和歌奈はえらいんだって。 そんなことはない、と思った。
これはつまり、「私にそんなことを言われる資格はない」じゃなくて、 「不知火ちゃんがやろうとしていたことに意味がないわけじゃない」 ――こっちの方で、彼女だって和歌奈からすればえらかった]
(166) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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すごいじゃん。反骨心だって。>>1:340
自分はこういうものだからこれができないのはしかたないって。 諦めないのはすごいんだよ。 私は歩けなくなったことがないから全部想像だけど。 私だったら諦めちゃうかもしれないし。
それにしても不知火ちゃんの親、 ちょっと過保護すぎない……?
[あれこれしゃべってる間に、 自然と頭の位置が下がってたしちょっと手も伸ばしかけてた。 私の伸ばしたそれが届くより先に、 ぽん、って感じで頭に手が乗るのが先だった]
(167) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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[普通とは違うおかしなところのある私が、 それでも今まで、「あっ死んじゃおう」って思わなかったのはどうしてか。
一番に、ただ運が良かったから。 どうしようもないことはあったけど、 完全に見捨てられてはいなかった。
…………]
(169) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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[時は巡る。 和歌奈の中にそういう思い出があったから、>>1:337 卵料理の分担を巡る話の最中、 ばっちり嬉しがっていいですとも、と親指を立てた]
できれば私の目に映る不知火ちゃんはこういうやつだって、 多くの人に伝わってほしい所存よ。
[それからちょっとだけ遠くに視線を泳がせた。 あの時彼女が伏せた瞳の向こうに何かを隠したように、 その数瞬で、告げられない思いを強くした]
(176) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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[ねえ、私は貴女の隣に立てるんだろうか。 心から、対等に。
隣に立ちたい、ただそれだけを純粋に願うには、 色んな不純物が混ざっているんだ。 目玉焼きが作れないのだってどうしようもない]
(177) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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そっかー。
[練習しておく、と彼女は言った。>>1:342 そっか。こくこくと頷く。でも、どうだろうね。 目玉焼きをリクエストする日なんて来るのかな。
だって、たかが目玉焼きされど目玉焼き。 彼女が思うほど単純な話ではなかったんだ、これは。
……でも、そういうのないと思うから練習はしなくていいよ、とは言えなかった。 かといって不透明な未来に期待することなく口を塞いで。
静かに苦みを飲み下して、 私はこれからも変わらない関係を続けたんだ]
いやあ文化祭が楽しみだね。 私達も準備をがんばろうか、不知火ちゃん。
(178) 2021/11/09(Tue) 22時頃
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[もしも私に彼女の思ったことが読めてたなら、>>1:344 そうだね、 ……たいした差はないよ、って頷くだろう。
私は自分が異物だと気付かれたくないから、 自分の荷物を渡したくないから、せめて誰かの荷物を持ちたがる。
荷物を渡すことに、 何やら思うところがあるって意味では、 そんなに違いはないよね。
でも、だったらなおさら貴女には、 私の荷物をたかが目玉焼きでも渡したくない、なんて。
そんなことも思わないまんま、 現実の和歌奈は冬を迎えてしまったというわけ*]
(179) 2021/11/09(Tue) 22時半頃
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[ちょっとだけ、家族の話をしよう。
和歌奈と妹は10個歳が離れている。 もうすぐ妹の誕生日が来てその差がちょっと縮まる。 それでも和歌奈に妹ができたのは五年前のこと。
再婚の話を知ってからも、姉になるというのがどういうことなのか、 ピンときていなかった。 物語の世界のおねえちゃんの中には強い人もいて、 そういう風になれるか心配だった。
せめて普通でいられればじゅうぶんだ。 そういう、ええと、努力はしようと思ったし。 これまでには十分してきたつもりだ]
(283) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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[妹は雪景色に犬かってくらいはしゃぎはするけど、 実際は猫派だ。 かわいい服を着て、片耳にリボンをつけた猫のぬいぐるみ。 河合家の一員になったばかりの頃はぴっかぴかだったそれを、今でも大事にしている。
ひとりでお絵描きなどして遊んでいる時に、 話しかけているのを何度も見かけた。 ぬいぐるみの声は聞こえないけど、どこか心が通じ合っているように見えた。 それをおかしいことだとは思わずに、一個性として受け止めた。
時々、 怖いくらいに澄んだ目で遠くを眺めていることはあれど、 目立たない、クラスで浮いてるなんてこともない、普通のおんなのこ]
(284) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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―― 回想・文化祭の話 ――
[和歌奈の家族は文化祭に来た。 ありふれた家族連れの一組としてやってきて、 ありふれた家族連れのまま去っていった]
(285) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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[家族が来る、という話は別に隠してなかった。 ある時、衣装係たる平塚莉希に頼まれて、 ちょ〜〜っと衣装づくりを手伝った時も、>>1:322 ほんのり妹の話をした。 せっかく家族みんな来るんだし私も猫耳になるー! と宣言したり、>>1:323 (主に妹のため) 妹がまさに猫派で、大事にしているぬいぐるみも猫だ、って話をしたり]
まあまだ小学生だし、 メイドさんの良さは分からないと思うけどね。 可愛いって思ってくれるといいなあ。
[そんなわけで和歌奈のちょっとした気合も、 喫茶店の衣装にはこもっていた。 和歌奈の裁縫の腕前は38点。どちらかと言えば不器用なので、 主に……こう、目立たない裏地とかに]
(286) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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んー、そうだ。 もし材料が余ったらさ、 猫のぬいぐるみ用メイド服って作れるかなあ。
[だいたいこのくらいの大きさで、と説明してから。 無理にとは言わないという意思も伝えた。 何せ平塚莉希は演劇部の裏方であって服飾屋さんではない。 なんとなくの期待の眼差しであった]
(287) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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[そうして迎えた文化祭当日。 案の定というべきか、妹がいっとう気に入ったのは、 猫耳メイド……ではなく、猫の着ぐるみの方だった。
注文を出すのも忘れてキラキラした眼差しを向けて、 即刻もふもふしに飛びついて行ってしまった。 まあわかるよ。もふもふしたくなる気持ちは。 和歌奈だって着ぐるみを見かければ、 分別を忘れずにもふりにいきたくなる時もある。
とはいえ和歌奈は、妹に飛びつかれてるでっかい方の猫の着ぐるみの中身が、 妖精さんでもプロの人でもなく、 愛想は良くないが腕っぷし的に頼れるクラスメイトの荒木春満であることを知っていた。>>1:286 知っているのでなんだか笑えてくる。 着ぐるみを着ることになった経緯を聞いた時も笑ったのにまだ足りないという]
(288) 2021/11/10(Wed) 13時半頃
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