人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 姉から手紙が届いたらしい。
 姉が姿を消して以来、初めて届いたその手紙を、
 父は開封すらせずに捨てたらしい。
 らしいっていうのは、そのことを私は知らなかったから。
 私が知っていたのは、
 父が酷く不機嫌ということだけだった。

 そして、私に新たな判決が下される。
 それは、提案ではなく決定で、命令であり絶対だった。
 今までそうやっていくつものことを諦めてきたけれど、
 今回ばかりは無理だった。
 到底受け入れられないと思った。
 それでも、不服申し立てなど許されない。
 逆らう選択肢なんか、なくて ]

(0) 2021/06/10(Thu) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ その姿を見つけたのは、母親だった。
 受験勉強に励む娘のために部屋に夜食を運んだ母は、
 めった刺しの状態で、ベッドにもたれて
 床に座り込んでいる娘の姿を発見する。
 窓は締まり、部屋に荒らされた後はなく、
 折り取られたカッターの刃が散らばる中で、
 血に塗れた娘の手にはカッターナイフが握られていた。
 事件性はないらしい。

 運び込まれた病院に、付き添ったのは母親だけ。
 父親の姿はそこに、ない ]

(1) 2021/06/10(Thu) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 廊下に落ちているカッターの刃に、
 折り取られた使用済みのものが混ざっている。

 今日の朝は何食べる?
 どこかのクラスの屋台に行くつもりなら気を付けて。
 屋台は全部、3-9の屋台に変わってしまったから* ]

(2) 2021/06/10(Thu) 00時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 00時頃


メモを貼った。


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 朝:保健室→ ――

[ いつも通りの時間に目覚めた。
 目が覚めたら、左の手首を握りしめるのがいつもの日課。
 布団の中で、まだ半分寝ぼけた頭で、
 今日も私は右手の指先に力を籠める。

 昨日の夜切った傷口は、確かな痛みを私に伝えて、
 寝ぼけた頭でそれでも私は安心する ]

 ……あれ。番代さん、いない。

[ 私の起きる時間は割と早めの方だと思う。
 でも、もう番代さんの姿はなかった。
 芽衣と綿見さんはどうだったかな。
 番代さんは早起きなのかな、
 それとも、あまり眠れなかったのかもしれない。
 そんなことを考えながら、
 保健室に設置されている水道で顔を洗って、
 身支度を整える ]

(29) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 保健室から出ようとして、私は目を瞬いた ]

 カッターナイフ、なくなってる……。

[ 夜中に抜け出した時は、こんなことにはなってなかった。
 カッターナイフをできるだけ踏まないように
 気を付けて歩いたし、
 購買で買ったものは使用後紛れさせておいた。
 それが、綺麗になくなってる ]

(30) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ まあ、カッターナイフが廊下にごろごろしてる方が
 おかしかったんだ。
 なくなったって全然おかしくない。
 むしろこっちの方が正常でしょう。
 相変わらず文化祭だけど ]

(31) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 実は私は姑息なことを考えていた。
 クレープ、残ってるかなって。
 残ってるなら、
 今のうちにこっそり食べてもいいかなって。
 そうしたら、綿見さんに話しかける勇気が出るかなって ]

(32) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 多分、向井君とは入れ違いだった。
 8:50のチャイムが鳴った時、私は食堂で
 最後の一個だったクレープを頬張っていたから。
 8:50にチャイムが鳴るんだなあ、なんて、
 まだ私はその意味に気づかないままで ]

(33) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……あれ?

[ クレープを食べたという口実を得て、
 私は綿見さんにどう話しかけようかと
 思案しながら廊下を歩いて、気づく。
 カッターナイフ、なくなったわけじゃなかった。
 一部区間が片づけられてただけだった。
 片づけられていたのは、
 保健室から教材倉庫のあたりまで。>>2:645
 そこより向こうは
 相変わらずカッターナイフが散らばってる。
 まるで、何かの道しるべみたいに。
 
 教材倉庫の扉は開いてた。>>25
 それなら、片づけた本人がいるんだろう。
 お礼を言って、朝の挨拶をして、それから。
 そんなことを考えながら、ひょいと覗き込む ]

(34) 2021/06/10(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 おはよ、う……?

[ 倉庫にいたのは綿見さんだった。>>27
 片づけてくれて人にお礼をとか、
 綿見さんにどんな風に話しかけようとか、
 そんなことは全部頭から吹き飛んでしまった。
 だって、その背中で中の様子はよく見えないんだけど、
 どうしてだろう。血の匂いがする** ]

(38) 2021/06/10(Thu) 01時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 01時頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 01時頃


メモを貼った。


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 昨日の夜:3-9教室 ――

[ 振り返ったら、芽衣と目が合った。>>45
 それから、元気のない様子の鳩羽君の姿も
 目に入ってきたと思う。
 鳩羽君が九重さんを探している声は
 私の耳にも何度も届いてた。
 その鳩羽君の元気がなくて、九重さんの姿はない。
 ということは、あのマネキンを残して、
 九重さんはいなくなってしまったってこと……なのかな。
 あのマネキンが九重さんだったんなら、
 グロ注意って表現はふさわしくなかったかもしれない ]

(94) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そうだね。
 何にも食べずに寝るのは、ちょっとつらいかも。

[ おなかが減って夜中に目が覚めちゃうかも、なんて
 芽衣に言いながら、
 こんな時でも私の頭には打算があった。
 この時にはもう、
 私は夜中に少し抜け出すつもりだったから、
 おなかが空いてるせいで芽衣が目を覚ましたら、困る ]

(95) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ただでさえ、学校に泊まるなんて状況に、
 落ち着かなくてなかなか眠れなかったりしそうだし、
 せめて眠りに落ちやすいように、
 おなかは満たしててくれた方がいいな、なんて。
 私、そんなこと考えてた。

 鳩羽君が芽衣に精神世界の話をしてる時>>47
 私も一緒に聞けたかな。
 現実ではありえないことがいっぱい起こってるから、
 私はすんなりと受け入れて、思った。
 ああ、それなら時々届くこのため息は、
 そんなつらい状況だったのに、なにも気づかなかった、
 クラスメイトの私たちに向けられた失望のため息?って ]

(96) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 誰かのため息が届くたび、左手首を握りしめて、
 ああ、早くやらなくちゃって、思って ]

(97) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ クラスメイトの誰かが自殺を図ったかもしれない。
 そんな誰かの精神世界で、九重さんの姿が、
 殺されたマネキン……のようなものになっていた。
 結びつけてしまいそうになるけど、
 ここが九重さんの精神世界だったなら、
 まだ私たちがここにとどまっているのはおかしい。
 ちょっと嫌な想像が頭に浮かんだ。

 ……自分が味わったのと同じ痛みを味わえ、
 なんて思ってるわけじゃ、ないよね。

 そんなことはないと思う。
 ここにいるみんなの顔を一人ずつ思い浮かべても、
 そんな風に考えるとはとても思えない ]

(98) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私?もちろんそんなこと考えるわけない。
 痛い思いなんて、みんなはする必要ないよ ]

(99) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 お菓子パーティーしちゃう?
 私、全然お菓子詳しくないから、
 芽衣のお勧めを教えてくれたら嬉しい。

[ 芽衣はいくつかの選択肢を提示してくれた。>>49
 食べずに寝るのはもちろん却下。
 そして、クレープ食べたい!っていう勇気は、
 まだその時の私にはなかった ]

(100) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 友達やクラスメイトのみんなと、
 夜の学校に泊まってお菓子パーティー。
 こんなおかしなことにならなければ、
 絶対に起こりえなかったことだ。 

 九重さんは見つからないし、鳩羽君の元気はない。
 ここは誰かの精神世界で、その誰かは自殺を図ってる。
 そんな状況なのに。
 不謹慎にも私は、ちょっと楽しかった。
 思いもかけない機会が与えられて、
 この世界を楽しんでたの。
 翌朝、あんなことが起こるなんて夢にも思わずに* ]

(101) 2021/06/10(Thu) 11時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 11時半頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 13時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現在:教材倉庫 ――

 綿見さん!?大丈夫!?怪我、とか……

[ 後ろ姿の綿見さん。立ち込める血の匂い。
 私は慌てて声をかけて、でも途中で飲み込んだ。
 綿見さんが振り返って私を見たから。>>123
 その顔は青かったけど、怪我をしてる様子はなさそうで、
 でも、その代わりに綿見さんがこちらを向いた時、
 ちらりと見えた奥にあったのは……。

 そんな私の思考は、綿見さんの声に途切れる ]

(135) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 
 えっ?あの、私、
 誰かがカッターナイフ片づけてくれたのかなって、
 お礼、言おうと……

[ 何しに来たの。
 昨日からうるさい。
 嫌がらせ?

 綿見さんの言葉がいちいち私に突き刺さる。
 昨日から。寝るところの段取りをしたりしたこと?
 よかれと思ったつもりだったけど、出しゃばってた?
 目障りだったのかな?
 私、余計なことした? ]

(136) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ち、ちがう。わたし、そんなつもりじゃ、

[ 嫌がらせのつもりなんて、なかった。
 でも……でも、いい子アピールって言われたら、
 私、否定できる?
 私の生きざまは、いい子の優等生アピールと何が違う? ]

(137) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ がくがくと体が震えた。
 左の手首を握りしめても、ちっとも冷静になれない。
 空回りする私の頭は、
 「あなたが生まれていればよかった」という
 綿見さんの言葉の違和感に気づけなかった。

 文句。文句なんてない。私には。>>124
 だけど、気づかないふりをしている私の態度は、
 綿見さんに文句があるように見えていた? ]

(138) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 わた、わたし、は、
 
[ 何かあるなら言えば。>>2:8
 綿見さんのその言葉はずっと私の頭に残ってた。
 綿見さんはその「何か」がずっと文句だと思ってた?
 違う。全然、違うのに。

 私、綿見さんに何かしたかな?とか、
 綿見さんの気に障ることをしたならごめんなさい、とか、
 言わなきゃいけないと思った言葉は色々あったけど、
 でも、言いたい「何か」はそれでもなかった。
 私が綿見さんにずっと伝えたかったのは ]

(139) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 わたしは、ずっと……
 わ、私のこと、きらわないで、ほしい、って……。

[ 酷く情けなくて、みっともなくて、
 でもそれがやっぱり私が言いたかったことだった ]

(140) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 馬が合わないとか、そういうことがあるのは
 もちろんわかってる。
 友達になりたいとか、そんなことは言わない。
 仲良くしてほしいなんて、贅沢は言わないから、
 その……きらわないで、ほしい、って……、
 本当は、ずっと、言いたかった。

[ わかってる。これは、みっともないだけじゃない、
 すごく身勝手な言い分だって。
 でも、言えばって言われたから、言ってしまう ]

(141) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……わ、わたし、綿見さんに嫌われてるの、つらい。

[ まだ新しい傷口にいくら指先をねじ込んでも、
 誤魔化せない。こころが痛い。
 私は、綿見さんに嫌われ、
 疎まれていることが、酷く辛い** ]

(142) 2021/06/10(Thu) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 昨日の夜:購買へ ――

 それなら、食べたことのないお菓子に挑戦してみる、
 とか?

[ 芽衣もお菓子にはあまり詳しくないらしい。>>148
 それなら、ってそんな提案をしつつ、
 私は芽衣と購買へ向かう ]

 お菓子、食べないわけじゃないんだけど、
 うちの母は、手作りにこだわる人だから、
 あまり市販のお菓子、食べたことなくて。

[ 母は完璧な主婦であろうとする人。
 それはお菓子の分野もそうで、
 私にとってお菓子っていうのは、
 母の焼いたクッキーやマドレーヌだった。
 きっとそれは、贅沢なことで、感謝すべきことで、
 でも、少し息苦しいことだった ]

(205) 2021/06/10(Thu) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 生徒会の仕事中、誰かがお菓子を持ち込むことはあった。
 摘まんでいいよって言われたけど、 
 何かをしながら食べるのは行儀が悪いって
 しつけられていた私には、どうにも抵抗があって、
 せいぜい、キャンディを口に入れるくらいだった。
 「黒沢さんは真面目だからなあ」なんて言われて、
 きっと褒められていないその言葉に、安心してた。
 「黒沢さんでもそんなことするんだね」って、
 いい意味で言われたとしても、そんな言葉は怖かった ]

(206) 2021/06/10(Thu) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 やまないね。

[ 芽衣の言葉をオウム返しして、>>149
 私も窓の外を見る。
 真っ暗な夜の中、白い雪はまだちらちらしている。
 ここが誰かの精神世界だとして、
 始まりはどこからだったんだろう?
 この雪も、誰かの心に降ってるの?
 そんなことを考えている私は、
 芽衣が窓に顔を向けた本当の理由を知らないままで ]

(207) 2021/06/10(Thu) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 どうかした?

[ こちらに顔を向けた芽衣は、>>152
 なんだか少しもの言いたげな顔をして見えて、
 私は首を傾げる。

 私がここを作ったの?って聞かれたら?
 きっと私は、私じゃないよって答える。
 精神世界の話を聞いた時も、
 その本人が自分である可能性なんて考えもしなかった。

 死ねたら楽だろうなって思うことはある。
 だけど、実際に死ぬとなると、それって全然違うでしょ?
 死ぬのにはきっと、覚悟とか、勇気が必要で、
 そして私にはその両方ない。
 私はそう思ってた ]

(208) 2021/06/10(Thu) 20時頃

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