人狼議事


3 ディアス家の人々

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【人】 黒い取引先 アリババ

[請願を受け入れ、挑発までする主の様子からは、先ほど部屋でみせた苛立ちの影が薄れている。
偶然にもたらされた深い接触が、彼にもなにがしかの効果をもたらしたのだろうか。そうであればいい。]


 お任せください。


[不敵に請け負って一礼したところへ、思いもよらぬ言葉を掛けられた。]


 仮面舞踏会ですか。


[回りくどくも気遣いや感謝の感じられる言葉に微笑む。]

(0) 2021/01/11(Mon) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 でしたら、部屋にいる間に、明日の衣装を見立てておきましょう。


[こちらも回りくどく楽しみにしていると告げ、改めて一礼して立ち去った。
部屋へ戻る途中、下僕のひとりを見つけて主を託す。
己が来るまでの日々、身の回りの世話を担っていた男だ。
安心して託しておいた。*]

(1) 2021/01/11(Mon) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 仮面舞踏会 ―

[この日、館は朝からどこか浮ついた雰囲気だった。
使用人たちはみな、仮面舞踏会の準備で慌ただしく動いている。
従者はただウィリアムひとりの世話をするためにいるので、準備に駆り出されてはいなかったが、代わりに主のための衣装などは一人で用意していた。]


 我が主。
 そろそろお着替えを。


[声を掛けて、まずは衣服を脱がせる。
ボタンを一つ一つ外し、肩を落とし、袖を抜く。
衣服を脱がせる時は、いつも丁寧に時間を掛けていた。]

(4) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[シルクの白いシャツの上に、深い紺色の上着を合わせる。
艶やかな光沢を放つ生地に、要所に銀のラインストーンがあしらわれて、夜空の輝きを思わせた。
肩口には青のマントを留め、上着と同色のキュロットに黒のロングブーツを合わせ、ステッキを持たせればどこかの王族のような雰囲気さえ漂う。

仮面は金属の色をした地にラピスラズリの差し色を入れ、目にも細かなメッシュを填め込んだハーフフェイス。]


 用意が調いました。
 ご案内する前に、私も着替えてきてよろしいですか。


[主人を待たせての着替えとは、大胆な要望である。*]

(5) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 本日のお召し物は、白無地のシャツに、深い紺色を合わせたもの。
 銀糸やラインストーンで星々を表しております。
 夜空より降りた星の王子、という装いでございます。

 星の王子は太陽の光に弱いので、目元まですべて覆うマスクをつけております。


[王族にそうするように、彼の手を恭しく取って指に口付ける。]


 では私も、身支度を整えてまいります。


[許しを受ければ一礼し、一度部屋を退いた。]

(8) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


  失礼いたします。


[戻ってきたのは暫くの後。
扉を開く音に、常にはない衣擦れの音が続く。]


 お待たせいたしました。
 では、参りましょうか。


[取った手の上に、さらりと髪が落ちてきて触れた。*]

(9) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 美女でも野獣でも。
 あなたのお望みのままに。


[声音は同じながら、口調は僅かに装いを変える。
対等の立場なればと、距離を縮めるような柔らかな物言いだった。]


 まずはどちらに行かれますか?
 どこへでもお連れしますよ。


[説明しろと要求されないので、自分の服装については口をつぐんでいた。
部屋の外に出れば、賑やかなざわめきが階下より届く。
彼が望む方へと、どこへなりと導くだろう。*]

(14) 2021/01/12(Tue) 22時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[主催者に挨拶をと方針を示され、ホールへ向かう。
途中、階段にさしかかったところで、主の歩みが淀んだ。

隣に立ち止まり、様子を窺う。
仮面のせいで表情はわからないが、この階段で起きたことはまだ記憶にも新しい。]


 ―――腕を組んでいただけますか?


[繋いでいた手を離し、彼の腕に指先を触れさせる。]

(17) 2021/01/13(Wed) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 障害物があれば、私が引き留めます。
 あなたは普段のように歩いてください。

 目をつむって階段を降りるくらい、わけもないでしょう?


[周囲の喧噪に紛れさせて、そっと囁いた。*]

(18) 2021/01/13(Wed) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[昨日の記憶は、彼の心に傷跡として残っているのだろう。
それを、克己心を発揮して足を踏み出す姿は気高くさえ思う。
組んだ腕から彼の鼓動が伝わって、胸が熱くなるような心地を味わった。

危ない場面もなく、足を踏み外しもせず、階段を降りきる。
再びエスコートの形に戻るより先に、望みを聞かれた。]



   あなたの心以外なにも。



[反射的に答えてから一拍ほど置いて、小さく笑みを漏らす。]

(20) 2021/01/13(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 ……いえ。
 でしたら舞踏会のあと、私にあなたの時間をください。


[冗談だ、とも言わず曖昧に流し、代わりのように彼の時間を求める。
従者の仕事としての時間ではなく、との意図を込めた。*]

(21) 2021/01/13(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ



 ありがとうございます。


[少年のような了承の言葉に礼を告げ、少し強く腕を抱いてから体を離す。
当主の前に行く頃には、普段通りにエスコートしていた。]


 本日は舞踏会にお招きいただき、感謝いたします。


[主の挨拶に続いて、軽く膝を曲げて会釈する。**]

(23) 2021/01/13(Wed) 10時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[主が当主へ尋ねるのは、多分に興味と遊び心の範疇だろう。
こちらへ顔を向ける当主へ、微笑んでみせる。

あの話の王と妃のようだ、と当主が口にした題名は、王様に恋した黒猫の童話だ。
様々な困難の末、黒猫は人間になって王様と結ばれる。
そんな話だ。

その感想に是も非も言わず、ただ微笑んで会釈する。
当主が主に「それで、どこのご令嬢だ?」と耳打ちするのも聞こえていたが、なにも言わなかった。*]

(25) 2021/01/14(Thu) 00時半頃

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