人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 至高祈念展 ナルミ




[成海が異常だったのは、兄と真那の死の時だけではない。

遊んでくれていた使用人が、自分が怪我をした為に酷く叱られて
可哀想だなと思いながら、でも雇い主の息子を守るのだって仕事の内だろうと考えていた。

小学校のクラスで飼っていた金魚がある日突然死んでしまって
今まで世話を面倒くさがりサボることもあった子まで泣いているのが、自己陶酔にしか感じられなかった。

何度も何度も、ズレを自認し続けた。
人間としての正しい道を理解しているのに、そのように心を動かせなかった。
浮かべる笑みは高祈の者として社交を意識するからではなく、秘密を隠し感情を悟られ難くする為の自己防衛へと変化した。]

(1) 2023/08/02(Wed) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[きっと最初から駄目だった。

さも絵画が好きだった婚約者を想って芸術に関心を抱いたようにしていても、
事実として、生まれた市から離れて自由になれたらそれでよかっただけ。
だけど望まれていた大学に劣る場所に進学したって、意味がなかった。

──もし入試で名前しか書けないような馬鹿でも、全く問題無かったそうだ。
卒業後は父の力でお飾りの立場を据える、そこに息子の進学先も学力も何もかも関係無いらしい。

求められていたのは表に出しても恥にはならない外面と立ち振舞い、それに従順さだけ。

自己でも受け入れ難い思想と冷めた心、無意味な存在価値だけを持っていると自覚した時。
己の人生の空虚さを思い知らされ、願望が生じた。*]

(2) 2023/08/02(Wed) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── 二階・通路>>0:398 ──


[今までの数回と変わらず、信徒の如く振る舞っていたのは福原と柊の帰還について聞いていた時だけ。>>0
崩れ落ちた希望に、一瞬で表情が消えた。]

……そうですか、とても驚きました

未だ後輩達が残る中、目覚めるのは心苦しいですが
神の慈悲に感謝し、残された時間を過ごさせていただきます

幾多の宣告をありがとうございました、アリババ様
残る皆を宜しくお願いします

[言葉だけは今までのように演じていたものの、告げるべきことを語り終えると近くの柱を背に崩れ落ちるように座り込む。

もう三人にまで絞られてしまったというのに
アリババの宣告を同じように聞くことになる残存者の気持ちのことなど、今は全く浮かんでいなかった。]

(3) 2023/08/02(Wed) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[死ぬことも出来ず、血統以外は何の意味も持たず
卒業を迎えれば心底蔑む相手に駒として使用される日々が始まる。

あの男が死んでも同じ道を辿って生きていくだけ。

──何故、何故。
人間として正しい者が死に、人でなしが生き残るのか。]

(4) 2023/08/02(Wed) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ




[濁った黒色が天井を見上げると、
一匹のカラスアゲハが舞っていた。

無様な姿を嘲るように、少女の笑い声が響く。*]

(5) 2023/08/02(Wed) 00時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/08/02(Wed) 00時頃


メモを貼った。


【人】 至高祈念展 ナルミ



[長男、陸弥──
この国の陸地全てに高祈の名がゆきわたるように

次男、成海──
海を越える程に企業が育ち本願を成し遂げられるように

出生届と短冊の区別がまるでついていない。
どちらもただの駒だったのだから、仕方ないだろう。

優秀な後継者を本気で求めていたのかも今は分からない。
あの人は自分を支配者だと思っている。
ホールディングスをより大きくする為力を尽くし続けても
自分が死んだ後の世界には興味が無いのかもしれない。]

(8) 2023/08/02(Wed) 00時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[──けれど、客観的に高祈成海を見たのならば

裕福な家庭、成人しても欠けていない両親。
少なくともそれが原因で虐めや差別を受けない容姿。
何不自由ない一人暮らし、恵まれた大学環境。
近しい者が何度死んでも生き残り続ける幸運。
大企業主の対抗馬のいない後継という立場。

その中の一つとして無い者も世の中にはいる。
自分のことばかりの心を剥き出しにして誰かに吐露し嘆けるわけが無いだろう。**]

(9) 2023/08/02(Wed) 00時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/08/02(Wed) 00時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


[美術館を取り巻く天候は瞬く内に姿を変える。
打ち付ける音、暗い空。時折光の後に轟音が遠くで響く。
まるでマイクロバスの中で見たままに。

雨の日は、嫌いだった。
兄が、婚約者が死んでしまったから

そんな風に何か哀しくあるべきことが起きると、
自分のおかしさを実感してしまうから。]

(21) 2023/08/02(Wed) 08時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



ああ……、

[短い個別メッセージに虚ろな声が漏れる。>>18
そうか、残される彼等。
もうあれだけしか残っていない。

生還者の義務を、果たさなければ。>>2:288
与えられるものを負わなければ。]

(22) 2023/08/02(Wed) 08時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[まるで相手に影響されたような、効率化された短文。
大藤を送った成海が立ち上がった瞬間
唐突に千切れた黒いゴムが床に落ちる。

編み込みなどされていない簡素なハーフアップが下りたが
何も気づいていないように、振り返る歩りもせず歩いていく。

辺りにはやけにカラスアゲハが見て取れた。
宣告を受けてからの時間で、数がとても増えたようだ。

その一匹が頬を撫でるように掠めた時、
鋭利なものに触れたか如く、真っ直ぐな赤い筋が生まれる。
……やはり何も反応しない。
首にも一つ、二つ、同じような傷が増えた。

それらは深刻さの無く浅いもの。
本当の勇気など持てない人間が、手首に重ねる躊躇い傷に似た。]

(23) 2023/08/02(Wed) 08時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[静寂を激しい雨音が打ち消す世界で
遠くの子供の声は、成海には届いていない。

目指す先はビデオルーム。
下る階段はいつかと打って変わって、短い気がするくらいだった。

小箱の確認にはやはり、行かないことにした。
あの画像が仮に実際の様子とは違ったとしても、全ての答えになったからだ。**]

(24) 2023/08/02(Wed) 08時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/08/02(Wed) 08時頃


[  夢か現か分からないふわふわふとした意識の中、
  俺の耳には聞き覚えのあるバリトンボイスが>>3:*0>>3:*1>>3:*2>>3:*3
  はっきりと届いた。 ]


―― 病院・203号室の病室 ――

[  俺の意識がある程度覚醒したとき、
  俺が今いるのは病院のベッドの上なんだと気付く。
  真っ白な部屋に消毒液のような独特の匂い。

  まだぼんやりとした頭の俺は、
  とりあえず誰か呼ぼうとナースコールを押したんだ。 ]


[  病室に駆け付けた医師と看護師から状況説明を受けた。
  どうやら、俺は体は打撲や擦り傷程度だが、
  頭からの出血が酷かったらしく、
  縫合処置を行ったとのこと。

  処置後の経過は良好で、
  検査の結果、頭蓋内出血も起きていないらしい。

  あと、麻酔がまだ効いているようで、
  もう少し寝ているといいという話だった。

  未だにはっきりとしない意識の中、
  俺はベッドに横たわり、瞳を閉じると
  そのまますやすやと眠りに就いた。 ]**


メモを貼った。


【人】 至高祈念展 ナルミ

── 美術館棟一階・ビデオルーム ──



[同じ方向を向いて置かれた椅子達。
モニターなどいくつか機具が置かれているものの、
部屋そのものはシンプルで飾り気が無い。

此処に来た時は真那との思い出と重ねていたが
こうしてみると、葬式に似ている。

ぼんやりとそんなことを考えながら、
何も映さない横長の画面とたまに視界に入る蝶を眺め
最前中央の長椅子に座っていた。

──不意に
冷たく細い腕が背後から回り、首筋を吐息が擽る。
仄かに血液の香りがした。

天原真那だろう。*]

(34) 2023/08/02(Wed) 12時頃

[
幼子の容は銀のいるこちら側でも視認できた。
迷子? と訝しんだのは一瞬、紫の髪留めに正体が判明する。

覚束ない足取りで、心細そうな声で。
現況を理解している様子は見えない。
ならば、彼女にとってはそのほうがいいのだろうか。
慰めることはかなわない。]

  高祈先輩と、仁科さん……。

[ 帰還者を告げる声。
ここまで、アリババの言葉は全て真実だった。
不用意に警戒し、疑念を抱いた高祈には
あの後会う機会がなく、ガラスを割る行為についても
やふやなまま。仁科とはカフェで二言三言話しただけだった。

ふたりとも、生きていてよかった。
その想いには嘘はない。]


[少し前には柊と福原、それに骨谷の無事が判明している。
皆、どのような状態でいるのだろう。
ゆっくりと目を開けると、射し込んでくる光。

あれほど明晰な夢であったのに、
現実の光はこんなにも眩しい。**]


【人】 至高祈念展 ナルミ

[何匹もカラスアゲハが飛び交う空間。
背後に立ち密着する、長い黒髪と赤黒いワンピースの少女。

それが現れた者達にどこまで見えるのか成海は知らない。
何の反応も無いのなら、触れることもしないだろう。

まるで何も無かったように涼しい顔で微笑むだけ。
傷も衣服の血液も、存在しないように。]

ありがとう
君も、何かに襲われたりしてなさそうで良かった

[回谷と話すのはバス以来だった。>>33
けれど、此方もただそうとだけ返し彼女が席を外すなら見送る。

今まで三人の後輩に偉そうに説いたのは相手が生還者だから。
三分の一の可能性に辿り着く者に、何が言えるだろう。
喜べるのは悪夢に傷つけられたように見えなかったことくらいだ。

謝罪を口にしなかったことだけは、正しいと思っているけれど。*]

(35) 2023/08/02(Wed) 12時頃

メモを貼った。


至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/08/02(Wed) 12時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


[心の声が口に出されていたら、>>36
そもそも死者と夢を見ていることがホラーだと
つい返してしまうこともあったかもしれないが。

押し留められた為に、成海の体裁が保たれた。
回谷の声が大きくなろうと、平然としていられる。>>37]

どうしてだか黒猫に懐かれてしまって
ここは不思議なことばかり起こるね

[溜息が心配を意味すると分かるからこそ、
意識は生還者たる己のあるべき形へと向く。
まるで何も知らないというように微笑みながらしれっと嘘をついた。

頬と首の傷を引っ掻き跡だと言い張るとしても、背後のそれは少なくとも猫の形には見えまい。
しかし彼女が指摘したのは成海の様子だけなので、そこまで見えてるとは知ることもなく。]

(42) 2023/08/02(Wed) 13時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ




大丈夫、俺はいつも皆を頼らせてもらってるよ?
勿論これからも、そうするつもり

……君もどうかそうして、
ここでは何があるか分からないから

[健全な女の子の健全な言葉。>>38
きっと自分の知らないものを沢山胸に持っている、成海にはそんな気がした。

なんだか呆れさせてしまったみたい。
ほら、やっぱり頼られるより迷惑をかけるだけの存在だ。
一方的に告げると彼女は去ろうとする。

穏やかな声でそう背中に投げたけれど聞こえていたか分からない。*]

(43) 2023/08/02(Wed) 13時半頃

[病院の窓から、遠雷の閃光が見えて、
オレ西洋美術概論の講義を思い出す。
トンネルを抜ける前、次第に近づく神鳴りを。

日本での雷は神罰にとらえられがちだけど、
西洋の神話ではゼウス(或いはユピテル)の象徴。
「雷に打たれた者(エリュシオン)」は神の祝福だった。
日本でも、佳人薄命、あまりに若く命を失えば
神に気に入られて連れて行かれたんだ、
なんて言葉で無理矢理に納得したり。


砕けた一つの林檎は、神の寵愛を受けたのだろうか。
その"慈悲"の世界に巻き込まれたオレは、
もうそれを荒唐無稽と嗤うことなどできない。

宣告は淡々と非情に
  残りを三名にまで絞っていた。**]


【人】 至高祈念展 ナルミ


[よく絡んでくる女子を彷彿とさせられる遠慮の無い言葉。>>49

回谷と彼女らの違いは、
成海に向けているのが心配か下心かどうかだろう。
だから本当は、理解した上で軽く振る舞って退いてくれた可能性もある。]

腹黒の次はプライド高いか
はは、今日は女子に酷いことばかり言われる

[明らかに信じられてない嘘の後に、本題ではない部分を拾って笑い飛ばす不誠実さ。>>48
腕が一瞬首を絞め上げてきたのは、どこかで罪悪でも感じたからなのかもしれない。苦しみは長く続かず、顔色一つ変えなかった。]

(62) 2023/08/02(Wed) 18時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[背中に声を掛ければ立ち止まり、振り返る彼女。

成海が経験を元に辿り着いたものと同じようなことを回谷が口にした。>>50
危険にあったようには見えない姿をしていたが、彼女にも彼女なりの何かがあったのかもしれない。

そうだね、と心の中で同意し見送った。
多分、彼女の意図したものとは違った受け取り方で。

まるで死んでいる可能性があるとは思えない、ごく普通の女の子。
だからといって彼女こそが生きるべきと願うには、浮かぶ同期二人の顔が邪魔をする。

──西門教授は幸せだ。一番しがらみが無い時に還ったのだから。*]

(63) 2023/08/02(Wed) 18時半頃

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―― 夢の中 ――

 夢の中のことに、どんな理屈でとか言うのは
 野暮なんだろうけど。

[  俺はいつの間にか、あの夢の中の美術館にいた。>>3:*2
  さっきまで麻酔でふわふわしていた意識は
  いつのまにかクリアになっていて、
  俺はきょろりと辺りを見渡した。 ]

 こっちからは見えるのに干渉できないって
 生殺しって感じだな。

[  ぽつりと呟いたところで、
  アリババさんのお告げが聞こえた。 ]

 そっか。なるほど。

[  次に目を覚ますのは、さっき俺のことを
  魔法使いだと言ってくれた女の子と、 ]


 生きてるんだ、高祈先輩。

[  良かった、なんて口には出せないけれど、
  心のどこかで安心していた。

  卒業の前に二度と先輩に会えなくなるのは、
  俺には耐えがたいことに思えたから。 ]

 ……俺に何ができるのかな。

[  先輩の髪を結んでいたゴムがちぎれた後、
  カラスアゲハの数が増えていき、
  頬や首に致命傷にならない傷が増えていく。

  そっと近づいて手を上に伸ばして、
  傷口に触れてみるけれど、
  その血を拭うことすら俺にはできなくて、 ]


[  ビデオルームに入った先輩の背後に
  不穏な影が見えて、
  仄かに生臭い香りが広がった。 ]

 そっかあ。黒猫に懐かれたんっすねー。
 ……黒猫は何て言いながら、先輩を傷つけているんです?

[  こんな面と向かって言う状況じゃなくても
  先輩に嘘だと言えない俺は、
  何があなたに傷を負わせるのか遠回しに、
  少しずつ先輩の本音を聞き出そうと言葉を零す。
  先輩には当然俺の声は届かない。

  もし初めから先輩に突撃していたら、
  こんなもどかしい思いをしなかったかもしれないけど、
  俺は変わらずに少しずつ努力して、
  先輩の心を溶かしていくのが
  きっと正攻法なんだって信じたい。 ]


[  どちらにしろ、高祈先輩には隠したい何かがあって
  ここで俺が勝手に見るのは
  フェアじゃない気がするから、
  ここで俺はビデオルームを後にする。

  ふわりふわりと館内を漂っていると、
  辿り着いたのは、カフェの前。 ]

 え? 田端先輩?

[  仁科ちゃんと回谷先輩と1匹の狐が
  小さな女の子に振り回されている様を
  おっかなびっくり眺めていたら、
  田端先輩の名前が出てきて、俺は唖然とした。
  でも、たしかにあの髪留めには
  見覚えがある気がして、 ]


 幼児退行、かな。
 ……よっぽど心に負担が掛かってたんだろうな。

[  マイペースなところがあるからと
  あまり気にしていなかったけど、
  こんなことになるなら、
  もう少しフォローしておけば良かったかもと
  俺は後悔した。

  まさか、自分からみんなを遠ざけてたなんて
  俺は知らなかったから。 ]


[  それから、ゆらりゆらりと移動すると、
  いつの間にかエントランスに着いていた。
  樹の下には潰れた林檎が1つと普通のものが4つ、
  そして、樹に生った林檎が5つ。

  樹に生った林檎の一つが俺の姿に重なって、
  そういえば、他の林檎も目を覚ました面々と
  どことなく重なるようで。

  それでも、潰れた林檎が誰を指すのか分からない。 ]

 例え、誰の林檎が砕けていたとしても。

[  あなたは災害なんかに
  巻き込まれていい人じゃなかったって、
  俺はいつまでもあなたの死を惜しむよ。 ]*


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ナルミ
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