10 冷たい校舎村9
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[ 夜だった。慎一は教室にいる。 朝が来るまでまだ少しあるね。
なんにも書くようなことがない時間。 教室は暗くて、窓の外は白かった。
慎一にはこういう時間が苦じゃないけど、 穴埋めになにか話でもしてようか。]
(10) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ……や、もう何も特別する話がないなあ。 購買のパン、一枚の10円玉、突然の大雪。 もうそれで全部なんだ。慎一の身の上話。
ただ、たぶん。何かの拍子に思ったんだ。 日常のほんのささくれに打ちひしがれて、 そんな自分に、慎一は付き合いきれない。]
(12) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ みんなといるのはすごく楽しかった。 けど、慎一はちっともラクじゃない。]
(13) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ……ああ、やっと6時だ。朝食にしよう。*]
(14) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 午前8時50分・購買 ──
…………あ?
[ その時間、慎一は朝食を済ませて、 自分の使った食器を片して──、
いつもどおり、購買に向かって、 今日は固定メンバーとミックスサンド。 レジのところでまたメモを書いていた。
必要ないのかも。と薄々思いながらも、 昨日そうしたから、今日も同じことをする。
ふと、買った食べ物の賞味期限を気にして、 スマホの日付を確認しようとしたとこだった。 違和感。その正体に気づく前にそのときは来る。]
(15) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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[ そうそう、朝にごはんが食べたい人は、 さすがに一膳分炊くわけにもいかなくて、 いくらか余っているから食べてもいいよ。
クレープだってまだ残ってるかもしれない。 昨日の慎一ははじめに取ったひとつを、 きれいに食べきっただけだからね!]
(16) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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[ ……まあ、そんな場合じゃなくなるか。
朝の8時50分。 始業に相応しい時間にまたチャイムが鳴って、 慎一は少し迷ったすえにゆっくり歩き始める。**]
(17) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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── 昨晩・3年9組 ── ……ヘーキ。 ひとりでいい。 [ ──って、慎一は言ったんじゃないかな。 これは夜の話。まだみんな起きてたころ。 数名の残ってた教室にとどまらず、 すぐ出ていこうとした慎一に、 かけられた声があったから。>>46 へらっと笑って慎一は出ていく。 ひとりで平気じゃないわけがなかった。*]
(75) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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── 現在・1階廊下 ── [ 購買にいる間にチャイムが鳴って、 それで慎一は廊下に出たんだった。 米を炊いたなら教えろって?>>37 偶然会った人には言ったじゃんか。 自分のためにしたことなんだから、 黒板に書き残す道理もなかった。 ……とにかく、 今はもう朝で、お米は炊けてて、 慎一は冷蔵庫の卵をひとつ消費して、 財布の中身も昨日より減らして、 今日もパンを抱えて歩いている。]
(76) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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[ 廊下に落ちているものの異変。 さすがの慎一もはじめ気づかなかった。 今度は正確に、「さすがの慎一も」でいい。 変化にめっぽう弱い慎一が、 そのとき気づかないでいられたのは、 きっとちゃんと上靴を履いてるおかげで、 そこまで足元を気にしなくてよくなったせい。 それで、廊下と渡り廊下の境目くらい。 奇妙なカッコをした人影を見る。>>66]
(77) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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……暮石? なにしてんの? [ しゃがみこんでいる。というのは、 慎一にだって見ればわかるんだけど。 困惑って感じに見降ろして、 ちょっと近くまで距離を詰めたけど。 慎一は両手に大事にごはんを抱えてるので、 残念ながら、支えにどうぞと差し出せる腕がない。**]
(78) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 暮石の首がだんだん上を向く。>>164 少しずつ傾いてって──、ぼきり。
……とはならなかったけど、 徐々に傾く様子を見てた慎一は、 九重みたいな人形を思い出して、 ……ちょっとだけドキドキした。
ごく近くまで来て、見下ろす。 ……大丈夫、ちゃんと人間だった。 口は開くし、声だって発する。]
(188) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……落とし物?
[ そう言いながら何かを手繰るように、 暮石の手が硬貨を一枚握りこむ。>>164 それを慎一は立ったまま見てる。]
え? あーー、うん。 今日もあって、よかった。
[ 急に自分に話題が飛んできたから、>>169 慎一はちょっとびっくりしちゃって。 半ば反射的に答えはするんだけど、けどさ。]
(189) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……立たねえの? まだ見つかんねえのあるなら、探す?
[ パンはそのへんに置けばいいしね。 しゃがんだままってのは、変だよ。>>169 慎一もさすがに怪訝に思うくらい。
いつも通りのへらっとした笑いを向けられて、 慎一は困惑したような顔をしちゃう。]
つか、こんな時間から、 なんでこんなとこ──、
[ そう言いながら顔を上げて、周囲を見て、 そのときやっと慎一はひとつ変化に気づいた。]
(190) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 慎一が歩いてきたのと、反対側。 暮石がいるほう。渡り廊下の奥。
同じものがいくつも並んでる。 同じもの。3年9組の屋台。ちょっとホラーなお店。
昨日出口を探してさまよってたとき、 ここは、こんなふうじゃなかったはずだ。 ……おばけの学校じゃないんだから、 もっと彩り豊かな通り道になっていたはず。だった。
唖然。という感じに慎一はそれを見る。]
(191) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……なんで? 昨日まで、こんなんじゃ……、
[ 本当に純粋に「増える」あるいは「代わる」、 そうなることの意味が理解できずつぶやく。、
ああこれは、ほぼ独り言しての「なんで」だから、 あんまり気にしてくれなくてもいい。
どちらかというとひとつ前、 どうしてここにいるのかってほうが、 疑問らしい疑問ではあったんだけれど。 果たして答えは得られるんだかどうか。
ぽかんとしたまま、もう一度暮石を見下ろす。 さっきちらりと見えた硬貨の意味にも気づかずに。*]
(192) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 今日も不思議なテンポで暮石は言う。>>225 「そうだねぇ」差し向けられた同意と、 そこからはじまる短い沈黙と。
示された右手が振られるけど、>>226 ただ拳がゆらゆら揺れてるだけ。]
見えねえけど……?
[ 「ほら」と言われましても。 そう続けてもよかったんだけれど、 慎一の意識がふいと逸れたからダメだった。]
(230) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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[ 迷子みたい?>>226 実際ほとんど迷子みたいなものじゃない? 不思議な空間に迷い込んで、 行くところも帰るところもわかんない。
……視線がかちりと合って、 すうっとその目が細められてく。
「向井くん」名前を呼ばれて、 ……もう一度。目の前が翳る。>>227]
(232) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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……はい。
[ 二度呼ばれた名前に、それしか浮かばず。 慎一の返事は点呼のときみたく簡素だけど、 ちゃんと目の焦点は合っているから平気。
手に持ったものを取りこぼすこともなく、 自力で立ち上がってた暮石を見てる。
それで。与えられた答えに数度まばたき。 帰ろうとその場を去ろうとするなら、 ヤダヤダって駄々をこねるような真似しないけど。]
(234) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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……いいの? なんにも買わないで。
[ ……なんにもつったって、 もうここには一種類の屋台しかないのだった。
財布を持って小銭を取りこぼしてたこと。 それについての疑問でしかなかったけれど、 はて。ここで何を買うってんだろうな。 さっきの言葉じゃ「なんで」には、 少しばかり不足しているんじゃないだろか。
とはいえ、歩き出すならそれでいい。 あの日、ほとんど一日中立ってた場所。 オカルトちっくな屋台を少し振り返り、 懐かしいような、複雑な気分を抱えて。]
(236) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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[ ──それにさ、]
……ホントに危ないのかなあ。 ここが誰かの頭ん中だとしても?
[ 根拠のない言葉がぷかぷかと、 ごく自然に慎一の口からこぼれてく。
ここが、誰かの頭の中なら。 もうだれかとそういう話した?
ここが、ここにいる誰かの精神世界なら。 いなくなった九重。散らばったカッターナイフ。 物騒な世界だけど、本当に危ないのかなあ。 不安がって迷子みたいな目ばかりするくせ、 考え出すとそこが引っかかって仕方ない。*]
(239) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[夜のお菓子パーティー。
ああ、楽しかったな。
鞄にポッキーを忍ばせていたので、それを取りに行って加わった。
眠くなるのはすぐだったけど、それまでお菓子を摘みながらのトークに参加したっけ。
お泊まり会とか、憧れるじゃん。
閉じ込められてなんかそれどころじゃなかったけど、
あの時間はそれに近かったんだなって、思えばそうだね。]
[もう一度やろうよ。ね。
両親は外でお泊まりとか許可してくれないだろうから、
じゃあ、うちを使わせてもらえるように説得するから……。]
— 自室 —
[目覚めて体を起こす。
お腹のあたりを撫でるけど、特に何の怪我も無い。
やけに生々しい夢だった。
部屋の明かりが眩しい。
眠る時はいつも常夜灯の薄明かりを点けるので、
今は、そう、勉強の途中で一休憩してたんだっけ。
寝落ちってやつだ。]
……ふう……。
[夢の中でいろんな話をしたし、
思い出してしまったこともある。
なんだろう、あれはやっぱり現実だったのか。]
[こんな時、いつも現れるはずのぼたんの姿が、
なんだかやけに遅い気がする。]
[……スマホを開くと通知が届いていた。
クラスのグループチャットではなく、
個別送信という形で、利美ちゃんからメッセージが届いている。
『精神世界から帰れた皆へ』
……そして、続けて書かれたのは。]
乃絵ちゃんが病院に?
[精神世界というワードと、あの閉ざされた校舎のことが書かれており、
乃絵ちゃんがカッターナイフで自殺を試みて病院に運ばれたこと。
それが記されていた。
さっきまでのことは全部、夢なんかじゃない。]
[乃絵ちゃんの容態は良くはなく、助かるかどうかは半々とのこと。
利美ちゃんは一足先に病院に向かい、
離れゆく魂を掬い上げるための祈りの儀式を行うんだとか。
……それは何のことかよくわからなかったけど。
それなら私も勉強してる場合じゃない。
夜も更けた時間、外は当然真っ暗だ。
両親はまだ起きてるかな。
リビングを覗くと明かりが付いている。
良かった。そこにいる父親に、懇願するように声をかける。]
友達が危篤だから、病院に行かなきゃ。
お願い。
お願い、今日だけは……。
[驚いた様子の父親は、少し考えて、
わかった、と言い、奥にいた母親を呼ぶ。
夜に一人で外出するのは認めない。
だから母親が車で送って行くし、終わるまで車の中で待機してる。
それを条件に許してくれると言う。]
うん……わかった。ありがとう!
明日も早いのにごめんね。
[仕方ないわ、と母親が笑う。
父親は明日も仕事だから、車を出せるのは母親しかいない。
両親の取り決めた門限は絶対だけど、
でもやっぱり、この人たちは私を愛してくれている。
どんなに恵まれていることだろう。
母親が車のキーを取りに行く。
今日はその速度を追い越したりはしない。
部屋着から外出用の服に着替え、急ぎ身支度をする。**]
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 目の前で広げられた手が案外大きくて、 慎一の視界はすっかり暗かった。>>272
視界からの情報をなくしたまま、 変わらない調子の暮石の声を聞いてる。]
……変なの。
[ 再び光がさして、今度は慎一が目を細めた。 笑みをつくるんじゃなくって、ただ眩しくて。 明るさに慣れたら、またそこに暮石がいる。
両手をすりあわせるしぐさ。 慎一はなんとなく、そこに小さい爪を探しちゃう。]
(291) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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